JPH11298264A - 高周波電力増幅回路装置 - Google Patents

高周波電力増幅回路装置

Info

Publication number
JPH11298264A
JPH11298264A JP9485998A JP9485998A JPH11298264A JP H11298264 A JPH11298264 A JP H11298264A JP 9485998 A JP9485998 A JP 9485998A JP 9485998 A JP9485998 A JP 9485998A JP H11298264 A JPH11298264 A JP H11298264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
circuit board
side matching
frequency power
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9485998A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ebihara
均 海老原
Toru Watanabe
徹 渡辺
Fumitaka Iizuka
文隆 飯塚
Masanobu Kaneko
正信 金子
Tetsuya Suzuki
哲哉 鐸木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP9485998A priority Critical patent/JPH11298264A/ja
Publication of JPH11298264A publication Critical patent/JPH11298264A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Waveguide Connection Structure (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱性の改善を図った高周波電力増幅回路装
置を提供する。 【解決手段】 2枚のセラミック基板11a,11bを
積層してセラミック多層回路基板11を構成し、上層の
第1セラミック基板11aの上面に入力側整合回路21
と出力側整合回路23を互いに分離して形成し、下層の
第2セラミック基板11bの上面にバイアス回路24を
形成し、多層回路基板11上に半導体素子22を実装す
る。このときバイアス回路24は出力側整合回路23の
形成領域と重なる領域内に形成する。多層回路基板11
は必要最小限の2枚の基板を積層してなるため、その厚
さは必要最小限の厚さに設定可能となり、半導体素子2
2の放熱性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波通信機器に
用いられる高周波電力増幅回路装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器の発達に伴い、1つの機
能を持つ回路を小型回路基板上に構成したハイブリッド
モジュールが用いられている。このようなハイブリッド
モジュールとしては特定の機能を持つものが多種類存在
し、必要に応じて新しい機能を持つモジュールも作られ
ている。
【0003】このようなハイブリッドモジュールは1つ
の機能を集積した小型部品として扱われており、親回路
基板上に半田付け実装されて用いられ、装置組立て作業
の簡略化や装置の小型化等に大いに貢献している。
【0004】ハイブリッドモジュールは、単層或いは多
層の回路基板と、この回路基板に形成された配線用導
体、及び回路基板に実装された複数の回路部品から構成
されている。回路基板としては、ガラスエポキシ等の材
料を用いたものもあるが、近年ではセラミックを用いた
ものが主流を占め、更に単層から多層にすることによっ
てモジュール自体の小型化が図られている。
【0005】さらに、近年の移動体通信システムに用い
られている携帯電話、自動車電話等の高周波通信機器の
普及とその小型化に伴って、高周波電力増幅用ハイブリ
ッドモジュール(以下、高周波電力増幅回路装置と称す
る)が製造され、高周波通信機器の親回路基板上に実装
して用いられるようになった。
【0006】上記の高周波電力増幅回路装置は、図2に
示すように、入力側整合回路21、電解効果トランジス
タ等の半導体素子22、出力側整合回路23、及びバイ
アス回路24から構成され、通常大電力を扱う回路であ
る。
【0007】この様な大電力を扱う高周波電力増幅回路
装置を小型化するためには、放熱性を高める必要がある
ので、放熱性の良いセラミック多層基板が用いられてい
る。
【0008】従来の高周波電力増幅回路装置の例とし
て、特開平8−335836号公報及び特開平9−93
049号公報にその構成の詳細が開示されている。
【0009】これらの従来例の高周波電力増幅回路装置
は、図3に示すように、第1乃至第3セラミック基板2
6a〜26cを積層してなるセラミック多層回路基板2
6の上面に半導体素子22等の電子部品を実装すること
により構成されている。
【0010】また、最上層に設けられた第1セラミック
基板26aの上面には、電力増幅用の電界効果トランジ
スタ(FET)等の半導体素子22が実装されると共に
入力側及び出力側の整合回路21,23が形成されてい
る。
【0011】第2セラミック基板26bの上面には周縁
部を除くほぼ全面に接地導体からなるグランド層27が
形成され、第3セラミック基板26cの上面にはλ/4
線路24a等からなるバイアス回路24が形成されてい
る。
【0012】さらに、第3セラミック基板26cの下面
には、周縁部を除くほぼ全面に接地導体28が形成され
ている。
【0013】前述のように整合回路21,23とバイア
ス回路24との間にグランド層27を設けることによ
り、整合回路21とバイアス回路25との間における信
号の干渉を防止している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例の高周波電力増幅回路装置では、セラミック多
層回路基板26の内層にグランド層27を設けているた
め、グランド層27が形成される第2セラミック基板2
6bの厚さだけ多層回路基板26の厚みが増してしま
う。
【0015】このため、多層回路基板26の上面に実装
されている半導体素子22等が発した熱の放熱性が低下
していた。
【0016】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、放熱
性の改善を図った高周波電力増幅回路装置を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、多層回路基板上に実装された高周波電力
増幅用の半導体素子を備えると共に、前記半導体素子の
入力端子と回路入力端子との間に介在された入力側整合
回路と、前記半導体素子の出力端子と回路出力端子との
間に介在された出力側整合回路と、前記半導体素子の出
力端子と電源端子との間に介在されたバイアス回路とが
前記多層回路基板に形成されてなり、前記回路入力端子
から入力された高周波信号を前記半導体素子によって増
幅して前記回路出力端子から出力する高周波電力増幅回
路装置において、前記多層回路基板は、前記入力側整合
回路と前記出力側整合回路とが互いに分離された状態で
表面に形成された基板及び前記バイアス回路が表面に形
成された基板の2枚の基板を、一方の基板表面の回路が
内層となるように積層してなり、且つ、前記バイアス回
路は前記出力側整合回路の形成領域と重なる領域内に形
成されていると共に、前記多層回路基板の裏面に遮蔽用
の接地導体が設けられている高周波電力増幅回路装置を
提案する。
【0018】該高周波電力増幅回路装置によれば、前記
入力側整合回路と出力側整合回路とが多層回路基板の面
方向に離して形成され、さらに出力側整合回路とバイア
ス回路が前記多層回路基板の厚さ方向に重ねて形成され
ているので、前記入力側整合回路と前記バイアス回路と
は重ならない。これにより、入力側整合回路を流れる増
幅前の高周波信号と、前記出力側整合回路及びバイアス
回路を流れる増幅後の高周波信号との間の干渉が防止さ
れる。また、前記多層回路基板は必要最小限の2枚の基
板を積層してなるため、多層回路基板の厚さは必要最小
限の厚さに設定可能となり、前記半導体素子の放熱性が
高められる。さらに、本装置を任意の機器の親回路基板
上に実装したときも、前記多層回路基板の裏面に設けら
れた接地導体によって、親回路基板に形成されている回
路と本装置の高周波電力増幅回路との間が遮蔽され、こ
れらの回路間の誘導或いは容量結合による信号の干渉を
防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態の高
周波電力増幅回路装置を示す概略分解斜視図である。図
において、前述した従来例と同一構成部分は同一符号を
もって表す。即ち、10は高周波電力増幅回路装置(以
下、電力増幅回路装置と称する)で、第1及び第2セラ
ミック基板11a,11bを積層してなるセラミック多
層回路基板(以下、多層回路基板と称する)11の上面
に半導体素子22等の電子部品を実装することにより構
成されている。
【0020】上層に設けられた第1セラミック基板11
aの上面には、電力増幅用の電界効果トランジスタ(F
ET)等の半導体素子22がほぼ中央部に実装されると
共に、半導体素子22を境とした一方の側に入力側整合
回路21が形成され、他方の側に出力側整合回路23が
形成されている。
【0021】一方、下層の第2セラミック基板11bの
上面には、出力側整合回路23の形成位置と重なる領域
内にλ/4線路24a等からなるバイアス回路24が形
成され、装置外部からバイアス回路24を介して通電す
ることにより半導体素子22の出力側がバイアスされ
る。
【0022】さらに、第2セラミック基板11bの下
面、即ち多層回路基板11の底面には、周縁部を除くほ
ぼ全面に接地導体28が形成されている。
【0023】これらの第1及び第2セラミック基板11
a,11bを積層することにより、バイアス回路24が
内層に形成された多層回路基板11が構成される。
【0024】また、多層回路基板11の側面には複数の
リードレス電極12が設けられ、これらのリードレス電
極12のそれぞれが、増幅対象となる高周波信号を入力
側整合回路21に入力するための回路入力端子、半導体
素子22によって増幅され出力側整合回路23によって
インピーダンス整合された信号を外部に出力するための
回路出力端子、バイアス回路24に電源を接続する電源
端子及び接地端子となっている。
【0025】上記構成よりなる電力増幅回路装置10に
よれば、多層回路基板11は必要最小限の2枚のセラミ
ック基板11a,11bを積層して構成されているた
め、多層回路基板11の厚さは必要最小限の厚さに設定
可能となり、従来例の多層回路基板よりも厚みを薄くす
ることができ、半導体素子22の放熱性を高めることが
できる。
【0026】また、入力側整合回路21と出力側整合回
路23とを半導体素子22を挟んで互いに分離するよう
に形成すると共に、出力側整合回路23とほぼ重なるよ
うにバイアス回路24を形成したので、入力側整合回路
21とバイアス回路23とが重ならない。これにより、
入力側整合回路21を流れる増幅前の高周波信号と、出
力側整合回路23及びバイアス回路24を流れる増幅後
の高周波信号との間の干渉、或いは半導体素子22の入
力側と出力側との間の信号の回り込みを防止することが
でき、電力利得の低下、動作不安定等の特性劣化を生ず
ることがない。
【0027】さらに、本装置10を任意の高周波機器の
親回路基板上に実装した場合、多層回路基板11の裏面
に設けられた接地導体28によって、親回路基板に形成
されている回路と本装置10の高周波電力増幅回路との
間が遮蔽され、これらの回路間の誘導或いは容量結合に
よる信号の干渉を防止することができる。
【0028】尚、上記実施形態では、多層回路基板11
の上面に入力側及び出力側整合回路21,23を形成
し、バイアス回路24を内層に形成したが、これに限定
されることはなく、多層回路基板11の上面にバイアス
回路24を形成し、入力側及び出力側整合回路21,2
3を内層に形成しても同様の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
層回路基板が必要最小限の2枚の基板を積層してなるた
め、多層回路基板の厚さは必要最小限の厚さに設定可能
となり、前記多層基板に実装される半導体素子の放熱性
が高められる。また、入力側整合回路と出力側整合回路
が多層回路基板の面方向に互いに離して形成され、さら
に出力側整合回路とバイアス回路が前記多層回路基板の
厚さ方向に重ねて形成されているので、前記入力側整合
回路を流れる増幅前の高周波信号と、前記出力側整合回
路及びバイアス回路を流れる増幅後の高周波信号との間
の干渉が防止され、電力利得の低下、動作不安定等の特
性劣化を防止することができる。さらに、本装置を任意
の機器の親回路基板上に実装したときも、前記多層回路
基板の裏面に設けられた接地導体によって、親回路基板
に形成されている回路と本装置の高周波電力増幅回路と
の間が遮蔽され、これらの回路間の誘導或いは容量結合
による信号の干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の高周波電力増幅回路装置
を示す概略分解斜視図
【図2】従来例の高周波電力増幅回路を示す図
【図3】従来例の高周波電力増幅回路装置を示す概略分
解斜視図
【符号の説明】
10…高周波電力増幅回路装置、11…セラミック多層
回路基板、11a…第1セラミック基板、11b…第2
セラミック基板、12…リードレス電極、21…入力側
整合回路、22…半導体素子、23…出力側整合回路、
24…バイアス回路、24a…λ/4線路、28…接地
導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 正信 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 鐸木 哲哉 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層回路基板上に実装された高周波電力
    増幅用の半導体素子を備えると共に、前記半導体素子の
    入力端子と回路入力端子との間に介在された入力側整合
    回路と、前記半導体素子の出力端子と回路出力端子との
    間に介在された出力側整合回路と、前記半導体素子の出
    力端子と電源端子との間に介在されたバイアス回路とが
    前記多層回路基板に形成されてなり、前記回路入力端子
    から入力された高周波信号を前記半導体素子によって増
    幅して前記回路出力端子から出力する高周波電力増幅回
    路装置において、 前記多層回路基板は、前記入力側整合回路と前記出力側
    整合回路とが互いに分離された状態で表面に形成された
    基板及び前記バイアス回路が表面に形成された基板の2
    枚の基板を、一方の基板表面の回路が内層となるように
    積層してなり、 且つ、前記バイアス回路は前記出力側整合回路の形成領
    域と重なる領域内に形成されていると共に、 前記多層回路基板の裏面に遮蔽用の接地導体が設けられ
    ていることを特徴とする高周波電力増幅回路装置。
JP9485998A 1998-04-07 1998-04-07 高周波電力増幅回路装置 Withdrawn JPH11298264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9485998A JPH11298264A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 高周波電力増幅回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9485998A JPH11298264A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 高周波電力増幅回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11298264A true JPH11298264A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14121768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9485998A Withdrawn JPH11298264A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 高周波電力増幅回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11298264A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004289428A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Ube Ind Ltd マルチバンド用電力増幅器モジュール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004289428A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Ube Ind Ltd マルチバンド用電力増幅器モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7952434B2 (en) Semiconductor device
US11393796B2 (en) Radio-frequency module and communication apparatus
US11380654B2 (en) Radio-frequency module and communication apparatus
JPH01233795A (ja) 混成集績回路
JP2003204244A (ja) Sawフィルタ
JPH05167302A (ja) 高周波電力増幅回路装置およびそれを含む高周波モジュール
JP3515854B2 (ja) 高周波電力増幅回路装置
CN110719076B (zh) 半导体放大器
JP3216626B2 (ja) 増幅装置
JPH11298264A (ja) 高周波電力増幅回路装置
JP2937948B2 (ja) 高周波モジュールおよび高周波モジュールの製造方法
JP2008289131A (ja) 送信装置と、これを用いた電子機器
WO1999054935A1 (fr) Dispositif portable de telecommunications
JPH1168029A (ja) 半導体装置
JP2661570B2 (ja) 高周波装置
JP2002246705A (ja) 回路基板装置
US20210266020A1 (en) Radio frequency module and communication device
JP2006019798A (ja) マイクロ波回路
JP2001044717A (ja) マイクロ波用半導体装置
JP2003273275A (ja) 高周波複合部品
JPH04296103A (ja) 高周波半導体混成集積回路装置
JP2009201136A (ja) 高周波電力増幅器モジュール
JPH06244298A (ja) マイクロ波集積回路装置
JP2001053508A (ja) 高周波回路部品の実装構造
JPH04109701A (ja) マイクロ波半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607