JPH11297853A - 半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方法

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JPH11297853A
JPH11297853A JP10325564A JP32556498A JPH11297853A JP H11297853 A JPH11297853 A JP H11297853A JP 10325564 A JP10325564 A JP 10325564A JP 32556498 A JP32556498 A JP 32556498A JP H11297853 A JPH11297853 A JP H11297853A
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well
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forming
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方
法を提供する。 【解決手段】 第1導電型第1ウェルと第2ウェルを分
離させるために第1導電型の第2ウェルを取り囲む第2
導電型のウェルを構成するベース領域と第1導電型の第
2ウェルを一つのマスクパターンをイオン注入マスクと
して形成する。特に、ベース領域を形成する時、マスク
パターンをイオン注入マスクとして使用し第2導電型の
不純物が半導体基板に垂直な方向と入射角θをなしなが
ら傾斜するように基板の表面に入射されるように第2導
電型の不純物を注入してマスクパターンにより露出され
た領域より広い領域に第2導電型の第2ウェルのベース
領域を形成する。これにより、第1導電型の第1ウェル
並びに第2ウェルを電気的に完全に分離させることがで
きる第2導電型の第2ウェルを単純化された工程で形成
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリ装置
の製造方法に係り、特に半導体メモリ装置のトリプルウ
ェルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、CMOS DRAM装置はラッチ
アップ免疫性、セル隔離並びに動作速度を改善するため
に、基板にバックバイアス電圧(back bias voltage:以
下VBB)を印加する。しかし、サブミクロン装置のよ
うな高集積半導体メモリ装置において、前記バックバイ
アス電圧はNチャンネルトランジスタで短チャンネル効
果を増やすという短所がある。このような問題点を解決
するために、メモリセルアレイ領域にはバックバイアス
電圧VBBを印加して周辺回路領域中Nチャンネルトラ
ンジスタが形成される領域には接地電圧VSSを印加し
てメモリ装置の特性を向上させることができるトリプル
ウェル(triple well)構造が提案された。
【0003】このようなトリプルウェル構造を採用する
半導体メモリ装置が図1に示されている。図1を参照す
れば、P型基板100上に各々ソース並びにドレーン領
域になるN型不純物領域112、122並びにゲート酸
化膜114、124を介在して形成されたゲート11
6、126で構成されるNチャンネルトランジスタが形
成されるP型第1ウェル110並びにP型第2ウェル1
20が形成されている。また周辺回路領域には、ソース
並びにドレーン領域になるP型不純物領域132、ゲー
ト酸化膜134並びにゲート136で構成されるPチャ
ンネルトランジスタが形成されるN型第1ウェル130
が形成されている。
【0004】また、P型第1ウェル110とP型第2ウ
ェル120は、P型第2ウェル120を包んでいるN型
第2ウェル140により分離されている。N型第2ウェ
ル140は、基板の表面から第1深さになる領域まで垂
直に延設される側壁領域142と、側壁領域142の下
端部と連結され、基板から第2深さになる領域に水平に
形成されたベース領域144とで構成されている。
【0005】したがって、P型第2ウェル120内に形
成されたP型不純物領域128にはバックバイアス電圧
VBBが印加され、P型第1ウェル110内に形成され
たP型不純物領域118には接地電圧VSSが印加され
る。そして、N型第1ウェル130内に形成されたN型
不純物領域138には電源電圧VCCが印加される。
【0006】ところが図1に示されたように、P型第1
ウェル110、P型第2ウェル120、N型第1ウェル
130、N型第2ウェル140のベース領域144並び
に側壁領域142で構成されたトリプルウェル構造を製
造するためには最小4回以上の写真蝕刻工程が要求され
て工程が非常に複雑になるという短所がある。
【0007】そして、トリプルウェル構造では、ベース
領域144と側壁領域142でなされたN型第2ウェル
140がP型第2ウェル120を完全に包んでP型第1
ウェル110と電気的に完全に分離させることが重要で
ある。ところが、ベース領域144を形成するための写
真蝕刻工程時ミスアラインが発生して点線で表示された
ようなN型第2ウェルのベース144′が形成される場
合、ベース144′と側壁領域142が十分にオーバー
ラップ出来なくP型第1ウェル110とP型第2ウェル
120が短絡されるという問題点が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が果たそうとす
る技術的課題は単純化された工程で電気的特性が向上さ
れたトリプルウェルを製造できるトリプルウェルの製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を達成す
るための本発明の製造方法によって形成されるトリプル
ウェルは、第1導電型の半導体基板内に形成された第1
導電型の第1ウェル、第1導電型の第2ウェル、第2導
電型の第1ウェル並びに前記第1導電型の第1ウェルと
前記第1導電型の第2ウェルを分離させるために前記第
1導電型の第2ウェルを包む第2導電型の第2ウェルで
構成される。そして、前記第2導電型の第2ウェルは、
基板の表面から基板内に第1深さになる領域まで延設さ
れた側壁領域と、前記側壁領域の下端部と連結されて基
板から第2深さになる領域に水平に形成されたベース領
域とから構成される。
【0010】前記トリプルウェルを製造するための本発
明の一態様によれば、前記第2導電型の第2ウェルのベ
ース領域と前記第1導電型の第2ウェルは、一つのマス
クパターンをイオン注入マスクとして使用して形成す
る。そして、前記第2導電型の第2ウェルのベース領域
を形成する時、前記マスクパターンをイオン注入マスク
として使用し第2導電型の不純物が前記半導体基板に垂
直な方向と入射角θをなしながら傾斜するように前記基
板の表面に入射されるように前記第2導電型の不純物を
注入して前記マスクパターンにより露出された領域より
広い領域に前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を
形成する。
【0011】前記入射角θは5゜乃至30゜であること
が望ましい。また、前記第2導電型の第2ウェルのベー
ス領域を限定するマスクパターンは、前記第2導電型の
第2ウェルの側壁領域の内側壁により限定される半導体
基板領域を露出させるように形成されることが望まし
い。
【0012】前記トリプルウェルを製造するための本発
明の他の態様によれば、前記側壁領域を形成するための
イオン注入エネルギーと前記ベース領域を形成するため
のイオン注入エネルギーを同一または類似にして前記側
壁領域と前記ベース領域を形成することによって、前記
側壁領域と前記ベース領域がオーバーラップされて前記
第1導電型の第1ウェルと前記第1導電型の第2ウェル
を完全に分離させるようにし、前記ベース領域と前記第
1導電型の第2ウェルは同一マスクパターンをイオン注
入マスクとして使用して形成する。
【0013】前記第2導電型の第2ウェルの側壁領域と
ベース領域を形成する段階は、先に、前記第1導電型の
半導体基板を提供した後、前記第1導電型の半導体基板
上に前記第2導電型の第2ウェルの側壁領域を限定する
第1マスクパターンを形成する。次に、前記第1マスク
パターンをイオン注入マスクとして使用し第2導電型の
不純物を第1エネルギーで注入する。続いて、前記第1
マスクパターンを取り除いた後、前記半導体基板上に前
記ベース領域を限定する第2マスクパターンを形成す
る。最後に前記第2マスクパターンをイオン注入マスク
として使用し前記第2導電型の不純物を前記第1エネル
ギーと同一または類似な第2エネルギーで注入して前記
第1深さと同一または類似な第2深さに該当する領域に
前記ベース領域を形成する。
【0014】望ましくは、前記第1マスクパターンを取
り除く段階前に前記第1マスクパターンをイオン注入マ
スクとして使用し第2導電型の不純物を前記第1エネル
ギーより大きいエネルギーで注入する段階をさらに実施
する。
【0015】前記トリプルウェルを製造するための本発
明のまた他の態様によれば、先に、前記第1導電型の半
導体基板を提供した後、前記第1導電型の半導体基板上
に前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を限定する
マスクパターンを形成する。次に、前記マスクパターン
をイオン注入マスクとして使用し第2導電型の不純物を
注入して前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を形
成する。続いて、前記マスクパターンの側壁にスペーサ
を形成した後、前記マスクパターン並びにスペーサをイ
オン注入マスクとして使用し第1導電型の不純物を注入
して前記第1導電型の第2ウェルを形成する。
【0016】前記マスクパターンは、前記第1導電型の
第2ウェルの側壁に形成される前記第2導電型の第2ウ
ェルの側壁領域を一部または全部露出させ、前記スペー
サは、前記露出された第2ウェルの側壁領域をおおうこ
とが望ましい。
【0017】前記トリプルウェルを製造するための本発
明のまた他の態様によれば、先に、前記第1導電型の半
導体基板を提供した後、前記第1導電型の半導体基板上
に前記第1導電型の第2ウェルを限定する第1マスクパ
ターンを形成する。次に、前記第1マスクパターンをイ
オン注入マスクとして使用し第1導電型の不純物を注入
して前記第1導電型の第2ウェルを形成する。続いて、
前記第1マスクパターンを縮少させて前記第1マスクパ
ターンにより露出された領域より広い領域を露出させる
第2マスクパターンで形成する。最後に、前記第2マス
クパターンをイオン注入マスクとして使用し第2導電型
の不純物を注入して前記第1導電型の第2ウェルの下に
前記第1導電型の第2ウェルより大きい幅を有する前記
第2導電型の第2ウェルを形成する。
【0018】前記第2マスクパターンは、前記第1導電
型の第2ウェルの側壁に形成される前記第2導電型の第
2ウェルの側壁領域を一部または全部を露出させるよう
に形成されることが望ましい。本発明によれば、簡単な
工程で完全な構造のトリプルウェルを形成することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付した図面を参照して本発
明の望ましい実施の形態を説明することによって本発明
を詳細に説明する。しかし、本発明は以下で開示される
実施の形態の一例に限らず相異なる多様な形態で具現さ
れることであり、単に本実施の形態の一例は本発明の開
示が完全なるようにし、通常の知識を有する者に発明の
範疇を完全に知らせるために提供されることである。添
付された図面で多様な膜と領域の厚さは明瞭性のために
強調された。そして、図面に表示された導電型は例示の
ためのことであって基板の導電型がP型の場合を基準と
して示したことである。しかし、基板の導電型がN型の
場合にも同じく適用でき、この場合ウェルの導電型も示
された導電型と反対導電型を有するようになる。図面で
同一参照符号は同一部材を示す。
【0020】<実施例1>図2を参照すれば、第1導電
型、例えばP型の半導体基板200上にパッド酸化膜2
05を通常の方法で形成した後、第1導電型の第1ウェ
ル、例えばP型第1ウェル210を限定する第1マスク
パターン210Mを形成する。次に、第1マスクパター
ン210Mをイオン注入マスクとして使用し、P型不純
物イオン209を注入することによってP型第1ウェル
210を形成する。続いて、第1マスクパターン210
Mを通常の方法で取り除く。
【0021】図3を参照すれば、P型第1ウェル210
が形成された半導体基板200の全面に第2導電型の第
1ウェル、すなわち、N型第1ウェル並びに第2導電型
の第2ウェル、すなわち、N型第2ウェルの側壁領域を
限定する第2マスクパターン342Mを形成する。次
に、第2マスクパターン342Mをイオン注入マスクと
して使用しN型不純物イオン341を注入して、周辺回
路領域にはN型第1ウェル330を、メモリセルアレイ
領域にはN型第2ウェルの側壁領域342を、形成す
る。続いて、第2マスクパターン342Mを通常の方法
で取り除く。
【0022】図4を参照すれば、N型第2ウェルのベー
ス領域を限定する第3マスクパターン444Mを基板2
00の全面に形成する。第3マスクパターン444Mは
N型第2ウェルの側壁領域342の内側壁により限定さ
れる半導体基板領域を露出させるように形成することが
望ましい。
【0023】次に、第3マスクパターン444Mをイオ
ン注入マスクとして使用し、N型不純物イオン443を
傾斜するように注入してN型第2ウェルのベース領域4
44を形成して側壁領域342とベース領域444で構
成されたN型第2ウェル440を完成する。
【0024】N型不純物イオン443を傾斜するように
注入する方式としては、半導体基板200をイオン注入
装置(図示せず)内にローディングする時不純物イオン
の入射方向と基板200に垂直な方向が入射角θをなし
て傾斜するようにローディングする方式を使用する。し
たがって、不純物イオンが基板200に垂直な方向と入
射角θをなしながら傾斜するように基板200表面に入
射される。
【0025】この時、入射角θは5゜乃至30゜になる
ようにすることが望ましい。入射角はベース領域444
と側壁領域342がオーバーラップされる幅W1と不純
物イオンの入射範囲値(Projected Range:基板の表面
から不純物濃度最高地点までの距離、以下Rp)により
決定される。
【0026】すなわち、入射角(傾斜角)θは下記式1
により計算できる。 sinθ=W1Rp … 式1 前記式中θは傾斜角であり、W1はベース領域444と
側壁領域342がオーバーラップされる幅であり、Rp
は不純物イオンの入射範囲値である。
【0027】本発明によって製造されるトリプルウェル
の適正Rpは、1乃至1.8μmであり、適正オーバー
ラップ幅W1が0.2乃至0.8μmである。したがっ
て、これを前記式1に代入して計算すればθが5゜乃至
30゜がなるようして不純物を注入することが望ましい
ということがわかる。
【0028】前述したように、本実施例ではN型の不純
物443を傾斜するようにイオン注入するためにN型第
2ウェルのベース領域444が第3マスクパターン44
4Mにより露出される領域より両側面にさらに拡張され
て形成されることができる。したがって、N型第2ウェ
ルのベース領域444がN型第2ウェルの側壁領域34
2とオーバーラップされる幅W1を増大させ、P型第1
ウェル210と後続工程で形成されるP型第2ウェル
(図5の520参考)を電気的に完全に分離させてこの
二つのウェルが短絡されることを防止し、二つのウェル
210、520に相異なる電圧を印加することが可能な
ようにする。
【0029】図5を参照すれば、N型第2ウェルのベー
ス領域444を限定する第3マスクパターン444Mを
そのままイオン注入マスクとして使用し、P型の不純物
イオン519を注入してP型第2ウェル520を形成す
る。
【0030】前述したように本実施例によってトリプル
ウェル構造を形成すれば、N型第2ウェルのベース領域
444と側壁領域342がオーバーラップされる幅W1
を最大化できる。したがって、P型第1ウェル210と
P型第2ウェル520が短絡されることを防止して電気
的に完全に分離させることができる。また、N型第2ウ
ェルのベース領域444とP型第2ウェル520を一つ
のマスクパターン444Mを使用して形成することがで
きる。
【0031】すなわち、工程が複雑で生産コストに多く
の影響を及ぼすマスクパターン形成工程、例えばフォト
レジストパターン形成工程を減少させることができるの
で、工程が単純化されて生産コストを節減できる長所が
ある。
【0032】本実施例ではP型第1ウェル210、N型
第1ウェル230並びにN型第2ウェルの側壁領域34
2を予め形成した後にN型第2ウェルのベース領域44
4とP型第2ウェル520を形成したが、その製造順序
を変えて形成することができることはもちろんである。
すなわち、N型第2ウェルのベース領域444とP型第
2ウェル520を形成した後、P型第1ウェル210、
N型第1ウェル230並びにN型第1ウェルの側壁領域
342を形成することもできる。そして、P型第2ウェ
ル520を先に形成してN型第2ウェルのベース領域4
44を形成することもできる。
【0033】<実施例2>図6を参照すれば、P型第1
ウェル610が形成されている半導体基板600のパッ
ド酸化膜605上にN型第1ウェル並びにN型第2ウェ
ルの側壁領域を限定する第1マスクパターン642Mを
形成する。第1マスクパターン642Mをイオン注入マ
スクとして使用し、N型不純物イオン641を0.2乃
至1.0MeVで注入して深さがD1のN型第1ウェル
630′並びにN型第2ウェルの側壁領域642′を形
成する。
【0034】次に、図7に示されたように、第1マスク
パターン642Mをそのままイオン注入マスクとして使
用しイオン注入エネルギーを1.0乃至1.8MeVに
変えてN型不純物イオン741を注入して深さがD2の
N型第1ウェル730′並びにN型第2ウェルの側壁領
域742′を形成する。したがって、深さがD1のN型
第1ウェル630′と深さがD2のN型第1ウェル73
0′で構成されたN型第1ウェル730と深さがD1の
N型第2ウェルの側壁領域642′並びに深さがD2の
N型第2ウェルの側壁領域742′で構成されたN型第
2ウェルの側壁領域742を完成する。続いて第1マス
クパターン642Mを通常の方法で取り除く。
【0035】図8を参照すれば、N型第2ウェルのベー
ス領域を限定する第2マスクパターン844Mをパッド
酸化膜605上に形成する。次に、第2マスクパターン
844Mをイオン注入マスクとして使用し、N型の不純
物843を1.0乃至1.8MeVのイオン注入エネル
ギーで注入してN型第2ウェルのベース領域844を形
成する。
【0036】したがって、N型第2ウェルの側壁領域7
42の最大Rpとベース領域844の最大Rp値が同一
になるので、図8に示されているように側壁領域742
とベース領域844が十分にオーバーラップされて完全
なN型第2ウェル840を完成できる。
【0037】図9を参照すれば、第2マスクパターン8
44Mをそのままイオン注入マスクとして使用し、P型
不純物イオン919を100乃至500MeVで注入し
てP型第2ウェル920を形成する。
【0038】第2実施例では、N型第2ウェルの側壁領
域742を2回のイオン注入工程を経て形成する。特
に、N型第2ウェルのベース領域844を形成するため
の不純物のイオン注入エネルギーとN型第2ウェルの側
壁領域742を最大深さD2に形成するためのイオン注
入エネルギーを同一または類似にすることによりベース
領域844と側壁領域742が垂直方向に十分にオーバ
ーラップされて完全なN型第2ウェル840を形成する
ことができるようにする。
【0039】また、N型第2ウェルのベース領域844
とP型第2ウェル920を一つのマスクパターン844
Mで限定するために工程が単純化されるという長所があ
る。本実施例でN型第2ウェルの側壁領域742を形成
するために相互異なるイオン注入エネルギーで2回のイ
オン注入工程を実施する理由は次の通りである。
【0040】N型第2ウェルのベース領域844が形成
される深さであるD2が大きい場合、すなわち、ベース
領域844を形成するためのイオン注入エネルギーが大
きい場合、ベース領域844を形成するためのイオン注
入エネルギーと同一または類似なエネルギーで1回のみ
イオン注入して側壁領域742を形成すれば、側壁領域
が基板の表面からD2深さまで連続的に連結されなく基
板の表面から分離されて深さがD2になる領域付近にの
み形成される場合を防止するためである。
【0041】したがって、側壁領域742とベース領域
844を垂直方向に十分にオーバーラップさせて第1導
電型の第1ウェル610と第2ウェル920を完全に分
離させることができ、1回のイオン注入工程で側壁領域
742を基板の表面からベース領域844が形成される
深さ(例:D2)まで延設させることさえできるなら
ば、ベース領域844を形成するためのイオン注入エネ
ルギーと同一または類似なイオン注入エネルギーで1回
のイオン注入工程を実施して側壁領域742を形成する
ことがさらに望ましい。また、必要に応じてはイオン注
入工程の回数を2回以上に増やすことができることはも
ちろんである。
【0042】<実施例3>図10を参照すれば、第2実
施例の図6乃至図7に示されているような同一な工程を
経て、P型第1ウェル610、N型第1ウェル730並
びにN型第2ウェルの側壁領域742を形成する。次
に、N型第2ウェルのベース領域を限定するマスクパタ
ーン1044Mをパッド酸化膜605上に形成する。続
いて、マスクパターン1044Mをイオン注入マスクと
して使用し、N型不純物イオン1043が基板700に
対してθの角度をなしながら入射されるように注入す
る。その結果、側壁領域742と垂直方向でオーバーラ
ップされるのみならず水平方向にもオーバーラップされ
るベース領域1044を形成してN型第2ウェル104
0を完成する。
【0043】図11を参照すれば、N型第2ウェルのベ
ース領域1044を限定するマスクパターン1044M
をそのまま使用してP型不純物イオン1119を注入し
てP型第2ウェル1120を形成する。
【0044】本実施例によれば、N型第2ウェルの側壁
領域742は相互異なるイオン注入エネルギーで2回以
上イオン注入して形成し、ベース領域1044は不純物
イオンを傾斜するように注入して形成するために、側壁
領域742とベース領域1044が垂直方向並びに水平
方向に広い領域に渡ってオーバーラップされるのでP型
第1ウェル610とP型第2ウェル1120を電気的に
完全に隔離させることができる。
【0045】また、第1実施例並びに第2実施例と同じ
く、一つのマスクパターン1044MでN型第2ウェル
のベース領域1044とP型第2ウェル1120を同時
に形成するために製造工程が簡単になり生産コストを節
減できることはもちろんである。
【0046】<実施例4>図12を参照すれば、パッド
酸化膜1205、P型第1ウェル1210、N型第1ウ
ェル1230並びにN型第2ウェルの側壁領域1242
が形成された半導体基板1200上にN型第2ウェルの
ベース領域を限定するマスクパターン1244M、例え
ばフォトレジストパターンを形成する。次に、マスクパ
ターン1244Mをイオン注入マスクとして使用し、N
型不純物イオン1243を注入してN型第2ウェルのベ
ース領域1244を形成する。
【0047】この時、マスクパターン1244Mは半導
体基板1200内に所定深さで形成された側壁領域12
42の一部または全部を露出させるように形成されてベ
ース領域1244が側壁領域1242と十分にオーバー
ラップされるようにする。その結果側壁領域1242と
ベース領域1244で構成されたN型第2ウェル124
0を完成する。
【0048】次に、前記マスクパターン1244Mをフ
ォトレジストパターンで形成した場合にはフォトレジス
トパターン1244Mと半導体基板1200間の接着力
を良くするためにベーク(bake)工程を実施する。
フォトレジストパターン1244Mのベーク工程は概略
180乃至230℃程度で進めることが望ましく、約2
00℃で進めることが望ましい。あまり高い温度でベー
ク工程を進めると、フォトレジストパターン1244M
が変形される場合もあるからである。続いて、マスクパ
ターン1244Mが形成されている半導体基板1200
の全面にスペーサ形成用絶縁膜(図示せず)を形成す
る。
【0049】絶縁膜としては酸化膜を使用することが望
ましい。そして、マスクパターン1244Mをフォトレ
ジストパターンに形成する場合、酸化膜を高温で形成す
ればフォトレジストパターンが縮まるパッドリング(pu
ddling)が発生する。したがって、酸化膜は低温で形成
することが望ましい。したがって、低温で酸化膜を形成
することができるプラズマ化学気相蒸着法を使用して形
成することが望ましく、蒸着温度は180乃至250℃
に設定することが望ましい。
【0050】続けて、絶縁膜が形成された半導体基板の
全面に対して異方性蝕刻を進めることによって、図13
に示されているように、マスクパターン1244Mの側
壁に一定幅W2を有するスペーサ1320Sを形成す
る。
【0051】この時、酸化膜スペーサ1320Sの幅W
2はマスクパターン1244Mの厚さ並びにマスクパタ
ーン1244Mが露出させている半導体基板1200の
露出幅dに依存する。例えばマスクパターン1244M
の厚さが4500Åであり、マスクパターン1244M
により露出された半導体基板の距離が数百μmである時
マスクパターン1244M上に形成される酸化膜の厚さ
は1000乃至4000Å程度で形成することが望まし
い。1000乃至4000Å厚さで形成された酸化膜を
異方性蝕刻すれば、マスクパターン1244Mの側壁に
幅W2が1000乃至4000Åの酸化膜スペーサ13
20Sを形成できるようになる。
【0052】この時形成される酸化膜スペーサ1320
Sの幅W2がマスクパターン1244Mにより露出され
たN型第2ウェルの側壁領域1242をすべて遮って側
壁領域1242内の半導体基板1200領域のみ露出さ
せることができる大きさで形成されるべきことはもちろ
んである。
【0053】引続きマスクパターン1244Mとスペー
サ1320Sをイオン注入マスクとして使用しP型不純
物イオン1319を注入してP型第2ウェル1320を
形成する。
【0054】本実施例によれば、酸化膜スペーサ132
0Sの幅W2によってN型ウェルの側壁領域1242と
ベース領域1244がオーバーラップされる幅W1を自
動的に決定できる。
【0055】再び言えば、酸化膜スペーサ1320Sを
形成できる幅W2ほどのN型第2ウェルの側壁領域12
42を露出させるマスクパターン1244Mを形成した
後、N型不純物を注入してN型第2ウェルの側壁領域1
242と一定幅W1ぐらいオーバーラップされるN型第
2ウェルのベース領域1244を形成することができ
る。
【0056】また、酸化膜スペーサ1320Sを自己整
列方式で形成することによってP型第2ウェル1320
をN型第2ウェル1240内にのみ形成することができ
る。したがって、P型第1ウェル1210とP型第2ウ
ェル1320間の短絡を効果的に防止できる。
【0057】また、前述した第1実施例乃至第3実施例
と同じく一つのマスクパターン1244MのみでN型第
2ウェルのベース領域1244とP型第2ウェル132
0を同時に形成することができるために製造工程が簡単
になり生産コストを節減できる。
【0058】<第5実施例>図14を参照すれば、パッ
ド酸化膜1405が全面に形成され、P型第1ウェル1
410並びにN型第1ウェル1430並びにN型第2ウ
ェルの側壁領域1442が形成されている半導体基板1
400上にP型第2ウェル1420が形成される領域を
露出させる第1マスクパターン1420Mを形成する。
望ましくは、第1マスクパターン1420MはN型第2
ウェルの側壁領域1442をすべて遮るように形成す
る。
【0059】続いて、前記第1マスクパターン1420
Mをイオン注入マスクとして使用し、P型不純物イオン
1419を注入してN型第2ウェルの側壁領域1424
により限定された半導体基板1400内にP型第2ウェ
ル1420を形成する。
【0060】図15を参照すれば、P型第2ウェル14
20を形成した後、前記第1マスクパターン1420M
を縮少させる工程を進める。第1マスクパターン142
0Mをフォトレジストパターンで形成した場合、フォト
レジストパターン1420Mに対して等方性蝕刻を実施
してフォトレジストパターンの大きさを縮少させる。等
方性蝕刻は通常のプラズマ蝕刻方式を使用して進めたり
通常的なデスカム(descum)装備を用いて進める。
【0061】すなわち、点線で示された元来の第1マス
クパターン1420Mを縮少させて実線でなされた第2
マスクパターン1544Mになるようにする。第2マス
クパターン1544MはN型第2ウェルのベース領域を
限定する。第2マスクパターン1544MはN型第2ウ
ェルの側壁領域1442の一部または全部を露出させる
ように形成される。
【0062】第1マスクパターン1420Mが第1フォ
トレジストパターンであり、これを縮少させて第2マス
クパターン1544M、すなわち第2フォトレジストパ
ターンを形成する場合には第2フォトレジストパターン
の厚さが概略2500Å以上になるように工程条件を調
節する。第2フォトレジストパターンがイオン注入マス
クとしての役割を十分に遂行できるようにするためであ
る。
【0063】続いて、第2マスクパターン1544Mを
イオン注入マスクとして使用し、N型不純物イオン15
43を注入してN型第2ウェルのベース領域1544を
形成する。図15に示されているように第1マスクパタ
ーン1420Mが縮少された幅W2が結局N型第2ウェ
ルのベース領域1544とN型第2ウェルの側壁領域1
542がオーバーラップされる幅W1を決定する。
【0064】すなわち、本実施例は一つのマスクパター
ン1420Mを形成した後、これを用いてP型第2ウェ
ル1420を形成した後、その大きさを縮少させてP型
第2ウェル1420より広い幅を有するN型第2ウェル
のベース領域1544を形成する。したがって、N型第
2ウェルのベース領域1544とN型第2ウェルの側壁
領域1542を十分にオーバーラップさせて形成してN
型第2ウェル1540を完成する。したがって、P型第
1ウェル1410とP型第2ウェル1420間に短絡が
発生する問題点を単純化された工程で効果的に防止でき
る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、第1導電型の第2ウェ
ルを取り囲んで第1導電型の第1ウェルと分離させて第
1導電型の第1ウェルと第2ウェルに相異なる電圧が印
加できるようにする第2導電型の第2ウェルのベース領
域と第1導電型の第2ウェルを同一マスクを使用して形
成する。また、第2導電型の第2ウェルのベース領域と
側壁領域が完全に連結されるよう形成する。それゆえ
に、特性が向上されたトリプルウェル構造を単純化され
た工程で効果的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で製造しようとするトリプルウェル構
造を有する半導体メモリ装置の断面図である。
【図2】 本発明の第1実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図3】 本発明の第1実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図4】 本発明の第1実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図5】 本発明の第1実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図6】 本発明の第2実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図7】 本発明の第2実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図8】 本発明の第2実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図9】 本発明の第2実施例によってトリプルウェル
を製造する方法を説明するための製造工程中間段階構造
物の断面図を示す。
【図10】 本発明の第3実施例によってトリプルウェ
ルを製造する方法を説明するための製造工程中間段階構
造物の断面図を示す。
【図11】 本発明の第3実施例によってトリプルウェ
ルを製造する方法を説明するための製造工程中間段階構
造物の断面図を示す。
【図12】 本発明の第4実施例によってトリプルウェ
ルを製造する方法を説明するための製造工程中間段階構
造物の断面図を示す。
【図13】 本発明の第4実施例によってトリプルウェ
ルを製造する方法を説明するための製造工程中間段階構
造物の断面図を示す。
【図14】 本発明の第5実施例によってトリプルウェ
ルを製造する方法を説明するための製造工程中間段階構
造物の断面図を示す。
【図15】 本発明の第5実施例によってトリプルウェ
ルを製造する方法を説明するための製造工程中間段階構
造物の断面図を示す。
【符号の説明】
100 P型基板 110 P型第1ウェル 112、122、138 N型不純物領域 114、124 ゲート酸化膜 116、126、136 ゲート 118、128 P型不純物領域 120 P型第2ウェル 130 N型第1ウェル 132 P型不純物領域 134 ゲート酸化膜 140 N型第2ウェル 142 側壁領域 144 ベース領域 144′ ベース

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板内に形成された
    第1導電型の第1ウェル、第1導電型の第2ウェル、第
    2導電型の第1ウェル並びに前記第1導電型の第1ウェ
    ルと前記第1導電型の第2ウェルとを分離させるために
    前記第1導電型の第2ウェルを取り囲む第2導電型の第
    2ウェルで構成され、前記第2導電型の第2ウェルは基
    板の表面から基板内に第1深さになる領域まで延設され
    た側壁領域と、前記側壁領域の下端部と連結され、基板
    から第2深さになる領域に形成されたベース領域とから
    構成されている半導体素子のトリプルウェルの製造方法
    において、 前記第2導電型の第2ウェルのベース領域と前記第1導
    電型の第2ウェルは同一のマスクパターンをイオン注入
    マスクとして使用して形成し、 前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を形成する
    時、前記マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し第2導電型の不純物が前記半導体基板に垂直な方向と
    入射角θをなしながら傾斜するように前記基板の表面に
    入射されるように前記第2導電型の不純物を注入して前
    記マスクパターンにより露出された領域より広い領域に
    前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を形成するこ
    とを特徴とする半導体メモリ装置のトリプルウェルの製
    造方法
  2. 【請求項2】 前記入射角θは5゜乃至30゜であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置のト
    リプルウェルの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板内に形成された
    第1導電型の第1ウェル、第1導電型の第2ウェル、第
    2導電型の第1ウェル並びに前記第1導電型の第1ウェ
    ルと前記第1導電型の第2ウェルとを分離させるために
    前記第1導電型の第2ウェルを取り囲む第2導電型の第
    2ウェルで構成され、前記第2導電型の第2ウェルは基
    板の表面から基板内に第1深さになる領域まで延設され
    た側壁領域と、前記側壁領域の下端部と連結され、基板
    から第2深さになる領域に形成されたベース領域とから
    構成される半導体素子のトリプルウェルの製造方法にお
    いて、 前記第1導電型の半導体基板を提供する段階と、 前記第1導電型の半導体基板上に前記第2導電型の第2
    ウェルのベース領域を限定するマスクパターンを形成す
    る段階と、 前記マスクパターンをイオン注入マスクとして使用し第
    2導電型の不純物が前記半導体基板に垂直な方向と入射
    角θをなしながら傾斜するように前記基板の表面に入射
    されるように前記第2導電型の不純物を注入して前記マ
    スクパターンにより露出された領域より大きい幅の領域
    に前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を形成する
    段階と、 前記マスクパターンをイオン注入マスクとして使用し第
    1導電型の不純物を注入して前記マスクパターンにより
    露出された領域内に前記第1導電型の第2ウェルを形成
    する段階とを含むことを特徴とする半導体メモリ装置の
    トリプルウェルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記入射角θは5゜乃至30゜であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の半導体メモリ装置のト
    リプルウェルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2導電型の第2ウェルのベース領
    域を限定するマスクパターンは、前記第2導電型の第2
    ウェルの側壁領域の内側壁により限定される半導体基板
    領域を露出させるように形成されることを特徴とする請
    求項3に記載の半導体メモリ装置のトリプルウェルの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 第1導電型の半導体基板内に形成された
    第1導電型の第1ウェル、第1導電型の第2ウェル、第
    2導電型の第1ウェル並びに前記第1導電型の第1ウェ
    ルと前記第1導電型の第2ウェルを分離させるために前
    記第1導電型の第2ウェルを取り囲む第2導電型の第2
    ウェルで構成され、前記第2導電型の第2ウェルは基板
    の表面から基板内に第1深さになる領域まで延設された
    側壁領域と、前記側壁領域の下端部と連結され、基板か
    ら第2深さになる領域に形成されたベース領域とから構
    成される半導体素子のトリプルウェルの製造方法におい
    て、 前記第2導電型の第2ウェルの側壁領域を形成するため
    のイオン注入エネルギーと前記第2導電型の第2ウェル
    のベース領域を形成するためのイオン注入エネルギーを
    同一または類似にして前記側壁領域と前記ベース領域を
    形成することによって、前記側壁領域と前記ベース領域
    がオーバーラップされて前記第1導電型の第1ウェルと
    前記第1導電型の第2ウェルを完全に分離させるように
    して、 前記第2導電型の第2ウェルのベース領域と前記第1導
    電型の第2ウェルは同一マスクパターンをイオン注入マ
    スクとして使用して形成することを特徴とする半導体メ
    モリ装置のトリプルウェルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2導電型の第2ウェルの側壁領域
    とベース領域を形成する段階は、 前記第1導電型の半導体基板を提供する段階と、 前記第1導電型の半導体基板上に前記第2導電型の第2
    ウェルの側壁領域を限定する第1マスクパターンを形成
    する段階と、 前記第1マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し第2導電型の不純物を第1エネルギーで注入して前記
    基板の表面から第1深さになる領域まで延設された前記
    側壁領域を形成する段階と、 前記第1マスクパターンを取り除く段階と、 前記半導体基板上に前記第2導電型の第2ウェルのベー
    ス領域を限定する第2マスクパターンを形成する段階
    と、 前記第2マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し前記第2導電型の不純物を前記第1エネルギーと同一
    または類似な第2エネルギーで注入して前記第1深さと
    同一または類似な第2深さに該当する領域に前記第2導
    電型の第2ウェルのベース領域を形成する段階とを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置の
    トリプルウェルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1マスクパターンを取り除く段階
    前に、 前記第1マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し第2導電型の不純物を前記第1エネルギーより大きい
    エネルギーで注入する段階をさらに備えることを特徴と
    する請求項7に記載の半導体メモリ装置のトリプルウェ
    ルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2導電型の第2ウェルのベース領
    域を形成する段階は、 前記第2マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し前記第2導電型の不純物を前記半導体基板に垂直な方
    向と入射角θをなしながら傾斜するように前記基板の表
    面に入射されるように注入して前記第2マスクパターン
    により露出された領域より大きい幅の領域に前記第2導
    電型の第2ウェルのベース領域を形成する段階であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置のト
    リプルウェルの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1マスクパターンは、前記第2
    導電型の第1ウェルも共に限定して前記第2導電型の第
    2ウェルの側壁領域形成段階時、前記第2導電型の第1
    ウェルも共に形成されることを特徴とする請求項7に記
    載の半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方法。
  11. 【請求項11】 第1導電型の半導体基板内に形成され
    た第1導電型の第1ウェル、第1導電型の第2ウェル、
    第2導電型の第1ウェル並びに前記第1導電型の第1ウ
    ェルと前記第1導電型の第2ウェルを分離させるために
    前記第1導電型の第2ウェルを取り囲む第2導電型の第
    2ウェルで構成され、前記第2導電型の第2ウェルは、
    基板の表面から基板内に第1深さになる領域まで延設さ
    れた側壁領域と、前記側壁領域の下端部と連結され、基
    板から第2深さになる領域に形成されたベース領域とか
    ら構成された半導体素子のトリプルウェルの製造方法に
    おいて、 前記第1導電型の半導体基板を提供する段階と、 前記第1導電型の半導体基板上に前記第2導電型の第2
    ウェルのベース領域を限定するマスクパターンを形成す
    る段階と、 前記マスクパターンをイオン注入マスクとして使用し第
    2導電型の不純物を注入して前記第2導電型の第2ウェ
    ルのベース領域を形成する段階と、 前記マスクパターンの側壁にスペーサを形成する段階
    と、 前記マスクパターン並びにスペーサをイオン注入マスク
    として使用し第1導電型の不純物を注入して前記第1導
    電型の第2ウェルを形成する段階とを含むことを特徴と
    する半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記スペーサを形成する段階は、 前記第2導電型の第2ウェルのベース領域が形成された
    半導体基板の全面に絶縁膜を形成する段階と、 前記絶縁膜を異方性蝕刻して前記マスクパターンの側壁
    にスペーサを形成する段階とでなされたことを特徴とす
    る請求項11に記載の半導体メモリ装置のトリプルウェ
    ルの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記マスクパターンを形成する段階
    は、 前記基板の全面にフォトレジスト膜を形成した後、パタ
    ニングして前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を
    限定するフォトレジストパターンを形成する段階であ
    り、 前記絶縁膜を形成する段階前に、 前記フォトレジストパターンをベークする段階をさらに
    備え、 前記絶縁膜を形成する段階は、 低温酸化膜を形成する段階であることを特徴とする請求
    項12に記載の半導体メモリ装置のトリプルウェルの製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記マスクパターンは、前記第1導電
    型の第2ウェルの側面に形成される前記第2導電型の第
    2ウェルの側壁領域を一部または全部露出させ、 前記スペーサは、前記マスクパターンにより露出された
    前記第2導電型の第2ウェルの側壁領域を覆うことを特
    徴とする請求項11に記載の半導体メモリ装置のトリプ
    ルウェルの製造方法。
  15. 【請求項15】 第1導電型の半導体基板内に形成され
    た第1導電型の第1ウェル、第1導電型の第2ウェル、
    第2導電型の第1ウェル並びに前記第1導電型の第1ウ
    ェルと前記第1導電型の第2ウェルを分離させるために
    前記第1導電型の第2ウェルを取り囲む第2導電型の第
    2ウェルで構成され、前記第2導電型の第2ウェルは基
    板の表面から基板内に第1深さになる領域まで延設され
    た側壁領域と、前記側壁領域の下端部と連結され、基板
    から第2深さになる領域に形成されたベース領域とから
    構成される半導体素子のトリプルウェルの製造方法にお
    いて、 前記第1導電型の半導体基板を提供する段階と、 前記第1導電型の半導体基板上に前記第1導電型の第2
    ウェルを限定する第1マスクパターンを形成する段階
    と、 前記第1マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し第1導電型の不純物を注入して前記第1導電型の第2
    ウェルを形成する段階と、 前記第1マスクパターンを縮少させて前記第1マスクパ
    ターンにより露出された領域より広い領域を露出させる
    第2マスクパターンで形成する段階と、 前記第2マスクパターンをイオン注入マスクとして使用
    し第2導電型の不純物を注入して前記第1導電型の第2
    ウェルの下に前記第1導電型の第2ウェルより大きい幅
    を有する前記第2導電型の第2ウェルのベース領域を形
    成する段階とを含むことを特徴とする半導体メモリ装置
    のトリプルウェルの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1マスクパターンを形成する段
    階は、 前記半導体基板の全面にフォトレジスト膜を形成した後
    パタニングして前記第1導電型の第2ウェルが形成され
    る領域を露出させる第1フォトレジストパターンを形成
    する段階であり、 前記第2マスクパターンを形成する段階は、 前記第1フォトレジストパターンを等方性蝕刻して前記
    第1フォトレジストパターンにより露出された領域より
    広い領域を露出させる第2フォトレジストパターンを形
    成する段階であることを特徴とする請求項15に記載の
    半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第2マスクパターンは、前記第1
    導電型の第2ウェルの側壁に形成される前記第2導電型
    の第2ウェルの側壁領域を一部または全部を露出させる
    ように形成されることを特徴とする請求項15に記載の
    半導体メモリ装置のトリプルウェルの製造方法。
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