JPH06177349A - 高密度dramの製造方法および高密度dram - Google Patents

高密度dramの製造方法および高密度dram

Info

Publication number
JPH06177349A
JPH06177349A JP4323361A JP32336192A JPH06177349A JP H06177349 A JPH06177349 A JP H06177349A JP 4323361 A JP4323361 A JP 4323361A JP 32336192 A JP32336192 A JP 32336192A JP H06177349 A JPH06177349 A JP H06177349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
memory cell
source
gate electrode
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4323361A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Naito
康志 内藤
Yutaka Ito
伊藤  豊
Yuichi Hirofuji
裕一 広藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4323361A priority Critical patent/JPH06177349A/ja
Publication of JPH06177349A publication Critical patent/JPH06177349A/ja
Priority to US08/912,686 priority patent/US5856219A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/05Making the transistor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DRAMを高密度化する際に、周辺トランジ
スタのオフセット長を適正に維持しながら、各ワード線
間にセルフアライン的にソースドレインコンタクトを形
成する。 【構成】 ゲート電極4を構成するワード線を形成した
後、各ワード線間の間隙が埋まらない程度の薄い第1絶
縁膜7を堆積する。コンタクト部9をこの第1絶縁膜7
の厚み分だけエッチングし、ポリシリコンの引出し電極
13を形成する。その後、第1絶縁膜7と合わせてオフ
セット長を設定するスペーサ厚みが得られるだけの第2
絶縁膜14を堆積し、2つの絶縁膜7,14の厚み分を
エッチバックしてゲート電極4の側壁にスペーサを形成
した後、濃いソース、ドレインを注入する。以上によ
り、周辺トランジスタの濃いソース、ドレインのオフセ
ット長を大きくとりつつ、セル内のセルフアラインコン
タクトを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度DRAMのビッ
ト線,容量電極等をソース,ドレイン領域にコンタクト
させる引出し電極の構造及び形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高密度DRAMでは、メモリセル部のゲ
ート電極すなわちワード線が高密度に並び、その間隙が
非常に狭いものとなっているが、この間隙を縫ってビッ
ト線やメモリセルの容量電極をソース,ドレイン領域に
コンタクトさせる必要がある。DRAMの高密度化,微
細化が進むにつれて各ワード線間の間隙はさらに小さく
なっていくが、フォトリソグラフィの全般的傾向とし
て、開口可能なコンタクトホールの大きさはワード線の
間隙に比べて縮小率が小さく、各ワード線間の間隙をね
らったホールパターンがワード線にオーバラップするこ
とを回避するのが困難となってきている。従って、ワー
ド線に対するセルフアライン性をもつコンタクト形成が
不可欠となる。この目的でのセルフアライン化は、64
MDRAMの世代までは、主として、周辺回路の高濃度
ソース、ドレイン用不純物導入をゲートに対して一定距
離だけ離して形成させるのに用いられる絶縁膜のスペー
サを利用して、セルフアライン的にポリシリコンからな
る引出し電極を形成し、上層配線へは、この引出し電極
を介してコンタクトさせることにより実現されていた。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述の従来技
術を説明する。図5(a)〜(f)は従来のセルフアラ
イン化の手法の工程フローを説明する工程断面図であ
る。各図では左にメモリセル部の状態を、右に周辺トラ
ンジスタ回路部の断面状態を示す。
【0004】すなわち、シリコン基板1に素子分離2、
ゲート酸化膜3を形成し、ゲート電極材料と絶縁体材料
とを積層した後、この二層膜を同一マスクで引き続いて
エッチングして、ワード線を構成するゲート電極4と上
部絶縁膜5を形成し、さらにゲート電極4、上部絶縁膜
5、素子分離2の3つをマスクの一部としてイオン注入
によりトランジスタの低濃度ソース、ドレイン6を形成
する(図5(a)参照)。なお、周辺回路はCMOSで
構成されることが多いが、その場合は必要に応じてレジ
ストマスク等でp型とn型トランジスタを作り分ける。
【0005】次に、適切な膜厚の第1絶縁膜7を堆積し
た後(図5(b)参照)、ゲート電極4の側部の第1絶
縁膜7を残すように全面異方性エッチングし、この側部
の第1絶縁膜7をマスクの一部として不純物20をイオ
ン注入して、高濃度ソース、ドレイン16を形成する
(図5(c)参照)。つまり、上記第1絶縁膜7はトラ
ンジスタのオフセット長dfを設定するためのスペーサ
として機能している。ここで、高濃度ソース,ドレイン
は不純物が1020以上導入された領域と定義し、ゲート
端からこの領域までの長さをオフセット長dfと定義す
る。このような定義の下で、オフセット長dfはトラン
ジスタの信頼性,ショートチャネル効果等に影響を与え
る。これらを良好に保つためには、製造上許諾しうる限
界的に短い熱処理の下ですら、スペーサとして120μ
m以上の厚みが要求されるのである。
【0006】一方、この不純物注入時には、メモリセル
部は注入欠陥を避けるために高濃度ソース、ドレインの
不純物20がイオン注入されないようレジスト15でマ
スクされている。このマスクは周辺回路のn型を形成す
るマスクをメモリセル部を覆うようなパターンにするこ
とで実現されるのが通常である。以上で、トランジスタ
の形成が終了する。
【0007】続いて、ポリシリコンからなる引出し電極
13が以下のように形成される。すなわち、比較的薄い
第2絶縁膜14を堆積し、セルフアライン化するコンタ
クト9をフォトレジスト8を用いてパターン形成する
(図5(d)参照)。64Mの世代では、ワード線間隙
は0.5μm以下となるが、レジストホールパターンは
0.4μmが限界であり、やはり、この世代の限界的と
考えられるアラインメント精度が0.1μmであること
を考慮すると、図に示すように、コンタクト9がワード
線(ゲート電極4)とオーバラップすることは避けられ
ない。したがって、セルフアライン的にコンタクトを開
口するために、ここでのコンタクトエッチングは第2絶
縁膜14の分だけ実施する。第2絶縁膜14は、比較的
薄く、すなわち、ゲート間隙が埋まらないように薄く堆
積されているので、それだけエッチングすればシリコン
面が現れセルフアライン的にコンタクトを開口できる。
それ以上のエッチングはレジスト開口部がワード線(ゲ
ート電極4)にオーバラップしているためワード線に接
触する恐れが生じる。すなわちセルフアライン化できな
くなる。
【0008】次に、ポリシリコン膜10を堆積して、こ
のポリシリコン膜10に不純物11を導入し(図5
(e)参照)、レジストマスク12でポリシリコン膜1
0を所定形状に加工して引出し電極13を形成する(図
5(f)参照)。ポリシリコンはHBr等を用いたRI
Eにより下地の絶縁膜7,14とは高い選択比で容易に
エッチングできるので、ゲート電極4によって生じてい
る急峻な段差部でも残渣のない加工が可能である。
【0009】以上のように、前もって引出し電極13を
作っておくと、上層の配線から狭いワード線(ゲート電
極4)を縫ってコンタクトをさせようとする場合に、こ
の引出し電極13まで開口するだけでよく、容易にワー
ド線に対してセルフアライン化できる。上層配線に使わ
れるアルミニウム、金属シリサイドなどをこの引出し電
極13の材料として用いようとすると、下地の絶縁膜
7,14とのエッチング選択比が小さいためオーバエッ
チングがかけられず、ゲート電極4の急峻な段差部に残
渣が生じる。そこで、かかる不具合を回避するために、
ポリシリコンによる引出し電極13がしばしば用いられ
るのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような製造方法も、256M以降のさらに微細化が進ん
だデバイスでは利用できなくなるという問題がある。
【0011】すなわち、DRAMの微細化を進める際、
基本的には寸法や膜厚は等しい比率で縮小されるべきで
あり、それが可能であれば上記図5に示した製造方法が
そのまま適用できる。しかし、現実には、周辺回路トラ
ンジスタのゲート電極4から高濃度ソース、ドレイン1
6までのオフセット長dfを規定するゲート側壁のスペ
ーサ厚さは、ワード線ピッチの縮小率ほど小さくできな
い。これは、トランジスタの高濃度ソース、ドレインを
作る不純物27の拡散を同様の縮小率で抑えることが製
造上現実的な熱処理条件の下では難しいため、スペーサ
厚さを余りに小さくすると、いわゆるショートチャネル
効果が顕著になり、トランジスタとして動作不能になる
からである。したがって、スペーサ厚さはワード線縮小
率よりも小さい縮小率とならざるを得ない。
【0012】このような条件の下で、さらにDRAMの
微細化が進んで各ワード線間の間隔が狭くなった場合に
も、上記図5と同様の方法を用いてコンタクトの引出し
電極を形成しようとすると、図6(a)〜(e)に示す
断面構造となる。
【0013】まず、図6(a)は低濃度ソース、ドレイ
ン6を導入したところまでを示す。256Mクラスでは
各ワード線間の間隙dwは0.2〜0.25ミクロン程
度になる。一方、必要なスペーサ厚さは、0.125〜
0.15ミクロンである。従って、このスペーサ厚さを
確保するのに必要な第1絶縁膜7を堆積後(図6(b)
参照)、エッチバックしてゲート電極4の側部の第1絶
縁膜7を残した段階で、図6(c)に示すように、各ワ
ード線(ゲート電極4)間の間隙が第1絶縁膜7で埋め
られた状態になる。このような状態で上記図5の(d)
〜(f)と同様の工程でセルフアライン化を図ろうとし
ても、薄い第2絶縁膜14の膜厚分のエッチングだけで
は、各ワード線(ゲート電極4)間の間隙にシリコン面
が露出しない(図6(d)参照)。
【0014】一方、各ワード線4間の間隙にシリコン面
が現れるまで異方性エッチングを行うと、ワード線4の
側部の一部で絶縁膜7,14が除去されるので(図6
(e)の領域参照)、この間隙に引出し電極を形成す
ると、引出し電極がワード線4に接触してしまうことに
なる。つまり、64Mクラスでは各ワード線間の間隙d
wは0.4〜0.5ミクロン、オフセット長dfは0.
15ミクロン程度であるので、上述のごとき問題はない
が、256Mクラスでは、上述のごとく各ワード線間の
間隙dwが縮小されるのに対して、必要なスペーサ厚さ
は変わらないために、この引出し電極の形成が問題とな
るのである。
【0015】以上のように、高密度DRAMを製造する
際に従来の製造方法を用いた場合、周辺回路トランジス
タ等のスペーサ厚さとメモリセル内のセルフアライン化
とを両立させるには無理が生じることがわかる。
【0016】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、高密度DRAMの製造方法及び高密
度DRAMの構成として、上述のような不具合を生じる
ことなくトランジスタ回路における適切なスペーサ厚さ
とメモリセル内のセルフアライン化とを円滑に行うため
の方法及び構造を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の講じた手段は、高密度DRAMを製造する
際に、各ワード線間の間隙にソースドレインコンタクト
のための引出し電極を形成するまでの段階では、ゲート
電極の側部に引出し電極との絶縁を確保するに十分な薄
い第1絶縁膜を形成し、引出し電極を形成した後に周辺
回路トランジスタの必要とするスペーサ厚さを設定する
第2絶縁膜を第1絶縁膜上に堆積して、これら2つの絶
縁膜からなるスペーサが濃いソース,ドレイン領域を設
定するようにしたものである。
【0018】具体的に、請求項1の発明の講じた手段
は、メモリセル部とその周辺回路部とからなる高密度D
RAMの製造方法として、メモリセル部及び周辺回路部
において、MOSトランジスタのゲート電極とその上部
絶縁膜とを形成する工程と、該工程の後、メモリセル部
及び周辺回路部の表面に第1絶縁膜を均一に堆積する工
程と、該工程の後、少なくともメモリセル部の第1絶縁
膜を、ゲート電極の上部絶縁膜及びゲート電極側部の第
1絶縁膜を残すように異方性エッチングして、ソース,
ドレイン領域に被コンタクト面を露出させた後、該被コ
ンタクト面上に引出し電極を形成する工程と、該工程の
後、上記引出し電極及び第1絶縁膜の上に、第2絶縁膜
を堆積する工程と、該工程の後、上記第1,第2絶縁膜
の合計膜厚分の絶縁膜を異方エッチングして、ゲート電
極側部等の段差部を残して除去し、少なくとも周辺回路
のソース,ドレイン領域を露出させる工程と、該工程の
後、ゲート電極及びその側部に残された第1,第2絶縁
膜をスペーサとして周辺回路の少なくとも1種類のトラ
ンジスタの高濃度ソース、ドレインの不純物を導入し、
ゲート電極にオフセットした濃いソース、ドレインを形
成する工程とを含むようにしたものである。
【0019】請求項2の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明において、上記第1絶縁膜を、その膜厚がメ
モリセル部におけるソースドレインコンタクト部の最小
ゲート間距離の2分の1より小さくなるよう形成するよ
うにしたものである。
【0020】請求項3の発明の講じた手段は、上記請求
項1又は2の発明において、上記第2絶縁膜を、上記第
1絶縁膜との合計膜厚がメモリセル部のソースドレイン
コンタクト部の最小ゲート間距離の2分の1より厚くな
るよう形成するようにしたものである。
【0021】請求項4の発明の講じた手段は、上記請求
項1,2又は3の発明において、上記メモリセル部のゲ
ート電極の上部絶縁膜を、その膜厚が第1絶縁膜の膜厚
の20%よりも厚くなるよう形成するようにしたもので
ある請求項5の発明の講じた手段は、上記請求項1の発
明において、メモリセル部のソースドレインコンタクト
に対する引出し電極をポリシリコンで構成し、このポリ
シリコン中への不純物導入を、周辺回路部における高濃
度n型ソース、ドレインへの不純物導入と同時に実施す
るようにしたものである。
【0022】請求項6の発明の講じた手段は、メモリセ
ル部とその周辺回路部とからなる高密度DRAMとし
て、上記メモリセル部を、半導体基板の表面部に所定距
離を隔てて形成された複数のソース,ドレイン領域と、
半導体基板上の上記各ソース,ドレイン領域間に形成さ
れたゲート電極と、上記各ソース,ドレイン領域上に形
成された引出し電極とを備えたものとする。
【0023】そして、上記周辺回路部を、半導体基板の
表面部に所定距離を隔てて形成された少なくとも2つの
高濃度不純物拡散領域を含むソース,ドレイン領域と、
半導体基板上の上記ソース,ドレイン領域間に形成され
たゲート電極とを設けるとともに、上記メモリセル部に
おけるゲート電極の側部に、上記引出し電極とゲート電
極との電気的接続を遮断するための第1絶縁膜を設け
る。
【0024】さらに、上記周辺回路部における少なくと
も一つのゲート電極の側部に、上記メモリセル部の第1
絶縁膜と同時に堆積された第1絶縁膜と、その上に堆積
された第2絶縁膜とを設けて、上記第1,第2絶縁膜の
合計膜厚から不純物の拡散距離を減じた値が高濃度不純
物拡散領域のゲート電極からのオフセット長に等しくす
るように構成したものである。
【0025】請求項7の発明の講じた手段は、上記請求
項6の発明において、上記第1絶縁膜の膜厚を、上記メ
モリセル部におけるソース,ドレインコンタクト部の最
小ゲート間距離の2分の1よりも小さく構成したもので
ある。
【0026】請求項8の発明の講じた手段は、上記請求
項7の発明において、上記第1絶縁膜と第2絶縁膜との
合計膜厚を上記メモリセル部におけるソース,ドレイン
コンタクト部の最小ゲート間距離の2分の1よりも大き
く構成したものである。
【0027】請求項9の発明の講じた手段は、上記請求
項6,7又は8の発明において、上記メモリセル部のゲ
ート電極の上部絶縁膜の膜厚を上記第1絶縁膜の膜厚の
20%以上厚く構成したものである。
【0028】請求項10の発明の講じた手段は、上記請
求項6の発明において、上記メモリセル部のソース,ド
レイン領域及びチャネル領域を、引出し電極及びその外
周の第2絶縁膜と、ゲート電極及びその外周の第1,第
2絶縁膜とで完全に覆うように構成したものである。
【0029】
【作用】以上の製造方法により、請求項1の発明では、
周辺トランジスタの濃いソース,ドレインのオフセット
長を設定するスペーサとなる第1絶縁膜上の第2絶縁膜
が形成されていない状態で、引出し電極が形成されるの
で、この引出し電極を形成するにあたってゲート電極の
側部の第1絶縁膜を絶縁に必要な最低限まで、かつ各ワ
ード線間の間隙を埋めてしまわない程度に薄く形成して
おくことが可能となる。一方、ゲート電極周囲の絶縁性
等のトランジスタに必要な絶縁膜特性は、引き出し電極
形成後に形成される第2絶縁膜と第1絶縁膜とで合わせ
て満たされていればよい。したがって、薄い絶縁膜が必
要なセル内のセルフアライン化コンタクト形成と、厚い
絶縁膜が必要な周辺回路トタンジスタの高濃度ソース、
ドレイン注入用スペーサ形成との両立が極めて容易にか
つ工程の増加なく実現されることになる。
【0030】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
で、第1絶縁膜の膜厚がメモリセル部におけるソースド
レインコンタクト部の最小ゲート間距離の2分の1より
小さく形成されているので、第1絶縁膜を堆積した段階
で異方性エッチングを行う前にすべてのソースドレイン
コンタクト部で引出し電極の形成に必要なスペースが確
保されるので、引出し電極の形成がより円滑に行われる
ことになる。
【0031】請求項3の発明では、上記請求項1又は2
の発明で、第1、第2絶縁膜の合計膜厚がメモリセル部
のソースドレインコンタクト部の最小ゲート間距離の2
分の1より厚く形成されているので、周辺回路における
高濃度ソース,ドレイン用不純物導入のためのゲート側
壁スペーサ厚さ適正に確保され、トランジスタ特性が製
造バラツキに対して安定化し信頼性が向上する。
【0032】請求項4の発明では、上記請求項1,2又
は3の発明で、ゲート電極の上部絶縁膜の膜厚が第1絶
縁膜の膜厚の20%よりも厚く形成されているので、引
出し電極形成前の第1絶縁膜の異方性エッチング工程で
15%までのオーバーエッチングが生じても、上部絶縁
膜の厚みが絶縁状態を確保するのに十分な厚みに保たれ
ることになる。
【0033】請求項5の発明では、上記請求項1の発明
において、メモリセル部のソースドレインコンタクト部
上の引出し電極を構成するポリシリコン中への不純物導
入と、周辺回路部における高濃度n型ソース、ドレイン
への不純物導入と同時に実施することで、引出し電極形
成時における不純物導入工程が省略され、工程数が低減
することになる。
【0034】以上の構成により、請求項6の発明では、
メモリセル部のソース,ドレインコンタクト部のゲート
電極側部には第1絶縁膜のみが形成され、その表面上に
引出し電極が形成されているので、第1絶縁膜の膜厚を
小さく設定することで、メモリセル部の各ワード線間に
引出し電極形成のために必要な間隙を確保することが可
能になる。一方、周辺回路部のトランジスタのゲート電
極の側部には、ゲート電極側部の第1絶縁膜と同時に堆
積された第1絶縁膜と、その上に堆積された第2絶縁膜
とが形成されていて、第1,第2絶縁膜の合計膜厚から
不純物の拡散距離を減じた値が高濃度不純物拡散領域の
ゲート電極からのオフセット長に等しいので、第1,第
2絶縁膜が周辺トランジスタの濃いソース,ドレインを
形成するためのスペーサとして機能する。したがって、
メモリセル部のセルフアライン化コンタクトの形成と、
周辺トランジスタの適切なオフセット長の確保とが両立
しうることになる。
【0035】請求項7の発明では、上記請求項6の発明
において、第1絶縁膜の膜厚がメモリセル部におけるソ
ース,ドレインコンタクト部の最小ゲート間距離の2分
の1よりも小さいので、絶縁膜を堆積した段階で異方性
エッチングを行う前に引出し電極を形成するすべてのゲ
ート電極間に、引出し電極の形成に必要な間隙を確保し
ておくことが可能となる。
【0036】請求項8の発明では、上記請求項6又は7
の発明において、第1絶縁膜と第2絶縁膜との合計膜厚
がメモリセル部におけるソース,ドレインコンタクト部
の最小ゲート間距離の2分の1よりも大きいので、周辺
回路における高濃度ソース,ドレイン用不純物導入のた
めのゲート側壁スペーサ厚さが適正に確保されることに
なる。
【0037】請求項9の発明では、上記請求項6,7又
は8の発明において、メモリセル部のゲート電極の上部
絶縁膜の膜厚が第1絶縁膜の膜厚の20%よりも厚いの
で、引出し電極形成前の第1絶縁膜の異方性エッチング
工程において15%までのオーバーエッチングが生じて
も、上部絶縁膜の絶縁機能が良好に維持されることにな
る。
【0038】請求項10の発明では、上記請求項6の発
明において、メモリセル部のソース,ドレイン領域及び
チャネル領域が、引出し電極及びその外周の第2絶縁膜
と、ゲート電極及びその外周の第1,第2絶縁膜とで完
全に覆われているので、DRAMの製造時に、引出し電
極への不純物の導入を最終的に濃いソース,ドレインへ
の不純物導入と同時に行うようにしても、メモリセル部
のソース,ドレイン領域及びチャネル領域に不純物が導
入されることがなく、工程を簡略化しながら、注入欠陥
の発生が防止されることになる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0040】図1(a)〜(f)は本発明の第1実施例
における工程フローを示す工程断面図であって、いずれ
も、左方はメモリセル部の一部を、右方は周辺トランジ
スタ回路の一部を示す。
【0041】まず、シリコン基板1にLOCOS法によ
り厚さ300nmの素子分離2を形成した後、熱酸化に
より厚さ9nmのゲート酸化膜3を形成し、ゲート電極
材料として厚さ120nmのポリシリコンを堆積する。
このポリシリコンにPOCl3ガスからの熱拡散により
リンを導入して低抵抗化した後、絶縁膜として厚さ13
0nmのCVDHTO膜を積層し、この二層膜を同一レ
ジストマスクで引き続いてエッチングしてワード線とな
るゲート電極4、上部絶縁膜5を形成する。さらにゲー
ト電極4、上部絶縁膜5、素子分離2の3つをマスクの
一部としてセル部トランジスタ、周辺回路部のnトラン
ジスタの低濃度ソース、ドレイン6をヒ素のイオン注入
(As,80keV,3E13cm-2)により形成する
(図1(a)参照)。周辺トランジスタ回路はCMOS
で構成されるので、上記工程ではpチャネル部はレジス
トマスクで覆っておく。さらに、pチャネルトランジス
タの低濃度ソース、ドレインをつくるためnチャネル部
をレジストマスクで覆いヒ素のイオン注入(As,40
keV,3E13cm-2)を実施する。
【0042】次に、各ワード線間の間隙が埋まってしま
わずにコンタクトするのに必要な隙間を確保し、かつ引
出し電極形成後のゲート電極4との絶縁を確保するため
の膜厚を有する第1絶縁膜7として厚さ80nmのCV
DHTOを堆積し、セルフアライン化するコンタクト9
をフォトレジスト8で形成する(図1(b)参照)。
【0043】その後、このフォトレジスト8をマスクに
第1絶縁膜7を異方性エッチングし各ゲート電極4間の
底のシリコン面を露出させる。このとき、ゲート電極4
の上部絶縁膜5がオーバーエッチングされてなくなりゲ
ート電極4の一部が現れてはいけないので、上部絶縁膜
5はストッパーとして機能するだけの十分な膜厚が必要
である。既に述べたように、上部絶縁膜5として厚みが
130nmのCVDHTO、絶縁膜7として厚みが80
nmのCVDHTOを使用すれば、第1絶縁膜7を30
nm分オーバーエッチしても上部絶縁膜5は厚さ100
nm分確保され、ゲート電極4は余裕をもって絶縁され
る。
【0044】以上のようにしてコンタクトを開口した
後、100nmのポリシリコン膜10を堆積し、これに
40keV,6E15cm-2のヒ素11をイオン注入に
より導入する(図1(c)参照)。
【0045】次いで、ポリシリコン膜10をレジストマ
スク12を用いて異方性エッチングし、所望のパターン
を有する引出し電極13を形成する(図1(d)参
照)。
【0046】その後、周辺回路トランジスタのゲート電
極と濃いソース、ドレインをオフセットさせるスペーサ
形成のために、第1絶縁膜7とあわせて適切な膜厚にな
るように第2絶縁膜14を堆積する(図1(e)参
照)。このとき、第1絶縁膜7の厚みが80nmである
ので、第2絶縁膜14としてCVDHTOを60nmの
厚みに堆積すると、両者の合計厚みは140nmとなり
スペーサとして適切な膜厚となる。
【0047】これらの第1,第2絶縁膜7,14を厚み
140nm分だけ全面異方性エッチングして、周辺トラ
ンジスタ回路のゲート電極4の側部の絶縁膜7,14を
残してスペーサをつくり、これをマスクの一部として高
濃度ソース、ドレイン16を形成する不純物20をイオ
ン注入する(図1(f)参照)。このイオン注入はnチ
ャネルとpチャネルで分けて実施され、おのおのAs,
40keV,6E15cm-2及びBF2,40keV,
4E15cm-2のイオンを導入するが、反対チャネル側
には不純物20が注入されないようにレジストマスクで
覆っておく。特に、nチャネルの不純物を導入する際に
は、高濃度のヒ素が注入されないように,メモリセル部
をレジスト15でマスクする。これは、メモリセル部の
ソース,ドレイン6に高濃度のヒ素が注入されると、基
板に結晶欠陥を発生させ、ポーズタイム不良を招くから
である。以上のようにしてセルフアライン化のためのポ
リシリコンからなる引出し電極13と周辺回路部のトラ
ンジスタが作られる。
【0048】したがって、上記第1実施例では、周辺回
路部のトランジスタの高濃度ソース,ドレイン16が形
成される前に、各ワード線(ゲート電極4)間の引出し
電極13が形成されるので、この引出し電極13を形成
するにあたってゲート電極4の側部の第1絶縁膜7を絶
縁に必要な最低限まで薄くしておくことが可能となる。
すなわち、従来の製造方法のように、先に周辺回路部の
トランジスタの高濃度ソース,ドレイン16を形成する
方法では、高濃度ソース,ドレイン16のゲート電極4
に対するオフセット長dfを確保すべく全体に厚い絶縁
膜を形成する必要があるので、DRAMの微細化に応じ
て、各ワード線(ゲート電極4)間の間隙を狭くする
と、厚い絶縁膜のために間隙が埋められ、引出し電極1
3を円滑に設けることが困難であった。
【0049】これに対し、上記第1実施例では、引出し
電極13の形成前に側部の絶縁を確保するに足る厚み
(例えば80nm程度)の第1絶縁膜7を堆積するだけ
でよいので、256Mクラスのように各ワード線間の間
隙dwが0.2〜0.25μm程度になっても、各ワー
ド線間の間隙が第1絶縁膜7で埋められることはなく、
セルフアラインによるコンタクト形成に必要な引出し電
極13を円滑に形成することができる。
【0050】そして、その後、第1絶縁膜7の上に第2
絶縁膜14を堆積し、各絶縁膜7,14の合計膜厚から
高濃度不純物の拡散距離を減じた値が高濃度ドレイン,
ソース16のゲート電極4cに対するオフセット長df
を決定するスペーサとして必要な厚み(例えば140n
m程度)とすることによって、高濃度ソース,ドレイン
16の形成も円滑に行われることになる。
【0051】よって、DRAMにおける周辺回路トラン
ジスタの高濃度ソース,ドレイン16の適切なスペーサ
厚さの確保と、セル部ソースドレインコンタクト用引出
し電極13形成のセルフアライン化という要求を無理な
く実現することができるのである。
【0052】また、従来法に比べてコンタクトを開口す
る順番が変わるだけで、工程数の増加もない。加えて、
トランジスタの高濃度ソース、ドレイン16のオフセッ
ト長を設定するスペーサ厚さの設計自由度が広がるの
で、熱処理余裕が増え、BSPGのような流動性ガラス
を用いた平坦化を進めることができ、上層配線の歩留ま
り、信頼性を向上できる。さらに、トランジスタ自体も
ショートチャネル効果が抑制でき、特性バラツキを改善
できるなどのメリットが生まれる。
【0053】上記第1実施例においては、第1絶縁膜7
の厚みを80nmとしたが、この厚みは最小ゲート間距
離dwmin (上記実施例におけるワード線間距離dwの
最小値)の2分の1よりも小さく構成することで、異方
性エッチング前にすべてのソースドレインコンタクト部
で引出し電極13の形成に必要なスペースが確保される
ので、引出し電極13の形成をゲートに対しセルフアラ
イン的に円滑に行うことができる。
【0054】また、第2絶縁膜14の厚みを、第1絶縁
膜との合計厚みが最小ゲート間距離dwmin の2分の1
以上となるようにすることで、高密度DRAMの周辺回
路における少なくとも1種類のトランジスタの高濃度ソ
ース,ドレイン16のオフセット長dfを設定するスペ
ース厚さを有効に確保でき、トランジスタ特性が製造バ
ラツキに対し安定し信頼性が向上する。
【0055】さらに、ゲート電極4上の上部絶縁膜5の
厚みを第1絶縁膜7の厚みの20%よりも厚くすること
で、引出し電極13形成前における第1絶縁膜7の異方
性エッチングに際し、15%までのオーバーエッチング
が生じても、ゲート電極4と引出し電極13との絶縁を
余裕をもって確保し得る利点がある。
【0056】また、各ワード線間の間隙が0.1ミクロ
ンになっても、図1の絶縁膜7の膜厚を0.03ミクロ
ンにすれば隙間が0.04ミクロン確保され、上記実施
例で説明したようにしてセルフアライン的に引出し電極
13を形成できるので、少なくとも4GビットDRAM
まで容易に形成でき、さらにDRAMの高密度化を図り
得る。
【0057】なお、上記第1実施例では、引出し電極1
3をメモリセル部の各ワード線(ゲート電極4)間に設
けたが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、DRAMの種類等に応じて、周辺回路部にも引出し
電極13を形成するようにしたものについても適用し得
る。
【0058】また、上記第1実施例では、ゲート電極4
及びその上部絶縁膜5の形成後引出し電極13の形成前
に低濃度ソース,ドレイン6をイオン注入により形成し
たが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、引出し電極13の形成後に引出し電極13を構成す
るポリシリコン中に注入された不純物を、熱処理により
コンタクト面を介してシリコン基板1内に拡散させ、薄
いソース.ドレイン6を形成するようにしてもよい。
【0059】次に、本発明の第2実施例について、図2
〜4に基づき説明する。
【0060】第2実施例は、以下に述べる部分以外は全
て、上記第1実施例と同じである。すなわち、 1)第1実施例において図1(c)の工程で行った引出
し電極13を構成するポリシリコン中への不純物導入を
せずに、図1(f)での高濃度ソース、ドレイン16の
形成時にメモリセル部を覆ったレジスト15をなくし、
高濃度n型ソース、ドレイン16の形成と同時にメモリ
セル部の引出し電極13に不純物を導入すること 2)メモリセル部の各レイヤが後に説明されるようにレ
イアウトされていること、 の2点である。
【0061】上記1)の特徴について、図2(a)〜
(f)の工程断面図に基づき説明する。図2(a)、
(b)までは上記第1実施例における図1(a)、
(b)までと全く同じ工程である。図2(c)もポリシ
リコンの堆積までは第1実施例の図1(c)と同じであ
るが、第1実施例で実施した引出し電極13を構成する
ポリシリコン中へのヒ素の不純物導入を、ここでは実施
しない。また、図2(d)、(e)の工程は,上記第1
実施例における図1(d)、(e)の工程と全く同一で
ある。図2(f)の工程もゲート電極4の側部に第1,
第2絶縁膜7,14によるスペーサを形成するところま
では、第1実施例と同様であるが、最後のnチャネルト
ランジスタ高濃度ソース、ドレイン16形成のための不
純物20の注入時にメモリセル部のポリシリコン電極1
3へも不純物20を注入する。したがって、第1実施例
においては、メモリセル部を覆うレジストマスク15を
使用したが、本工程では、覆わないレジストマスク(図
示せず)を使用すればよい。
【0062】この方法であれば、高濃度ソース,ドレイ
ン16の形成のための不純物11とメモリセルの引出し
電極13のポリシリコンへの不純物20とを同時に済ま
せることができるので、第1実施例より工程数を低減す
ることができる。
【0063】次に、上記2)の条件について、図3に基
づき詳しく説明する。図3(a)は、パターンレイアウ
トの平面図であり、上述の図2(a)〜(f)の工程を
経ている。また、図3(b)は、図3(a)のA−A線
における断面構造を示す。すなわち、メモリセル部の基
板活性領域17は、ポリシリコンからなる引出し電極1
3及びその外周に残る第2絶縁膜14と、ゲート電極4
及びその外周に残る第1,第2絶縁膜7,14とによっ
て、完全に覆われるように構成されている。
【0064】このようにすれば、上記図2(f)の工程
において、高濃度ソース、ドレイン16の形成のための
不純物導入と引出し電極13への不純物導入とを同時に
行う際に、メモリセル部の基板活性領域17が表面に現
れていないので、メモリセル部の基板活性領域17に不
純物が注入されることがない。すなわち、メモリセル部
において、注入欠陥によるポーズタイム不良を招くこと
がなく、図2の手順で製造される高密度DRAMの信頼
性の向上を図ることができる。
【0065】ここで、上記各ワード線(ゲート電極4)
間の間隙のコンタクト9上に形成される引出し電極13
は、ビット線との接続を行うものであっても、容量蓄積
電極との接続を行うものであってもいずれでもよい。図
4は、上記第2実施例の変形例を示し、高密度DRAM
セルによく用いられるパターンレイアウトを示す。この
例では、最終的に、中央のコンタクト9bがビット線、
両側のコンタクト9a,9cが容量蓄積電極につながる
構造となる。このようにレイアウトすれば、実際のメモ
リセル部において、メモリセル部の基板活性領域17
が、ゲート電極4及びその外周に残る第1絶縁膜7と、
ポリシリコンの引出し電極13及びその外周に残る第
1,第2絶縁膜7,14とで完全に覆われる。このよう
に構成しても、上記第2実施例と同様の効果を発揮する
ことができる。
【0066】なお、本発明で形成したポリシリコンの引
出し電極13はそのまま容量蓄積電極として使用するこ
とも可能である。また、ポリシリコン並みに他の配線材
料の加工が容易ならば、それらの材料でポリシリコンを
置き換えてもよく、それらの電極をそのまま配線として
用いてもよい。さらに、本工程を周辺回路のセルフアラ
インコンタクトとして使用してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、メモリセル部とその周辺回路部とからなる高密
度DRAMの製造方法として、MOSトランジスタのゲ
ート電極とその上部絶縁膜とを形成した後、第1絶縁膜
を堆積し、異方性エッチングしてゲート電極の側部の第
1絶縁膜を残した状態で、ソースドレインコンタクト部
に引出し電極を形成し、その後、第2絶縁膜を堆積し、
異方性エッチング後にゲート電極の側部に残る第1,第
2絶縁膜をスペーサとして、周辺回路でトランジスタの
高濃度ソース、ドレインを不純物導入により形成するよ
うにしたので、DRAMのメモリセル部のセルフアライ
ン化コンタクトの形成と、周辺トランジスタの濃いソー
ス,ドレイン注入スペーサの形成が、双方に無理なく、
かつ工程の増加なく実現され、その結果、より高密度な
DRAMの実現およびその高歩留まり化を図ることがで
きる。
【0068】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明において、第1絶縁膜を、その膜厚がメモリセル部
におけるソースドレインコンタクト部の最小ゲート間距
離の2分の1より小さくなるよう形成したので、絶縁膜
を堆積した段階で異方性エッチングを行う前にゲート電
極間に所定の間隙が確保され、異方性エッチングの条件
を緩やかに設定することができ、よって、引出し電極の
形成をより円滑に行うことができる。
【0069】請求項3の発明によれば、上記請求項1ま
たは2の発明において、第2絶縁膜を、第1絶縁膜との
合計膜厚がメモリセル部のソースドレインコンタクト部
の最小ゲート間距離の2分の1より厚くなるよう形成し
たので、周辺回路における高濃度ソース,ドレインの注
入スペーサ厚さが適正に確保され、製造の安定化と信頼
性の向上とを図ることができる。
【0070】請求項4の発明によれば、上記請求項1,
2又は3の発明において、メモリセル部のゲート電極の
上部絶縁膜を、その膜厚が第1絶縁膜の膜厚の20%よ
りも厚くなるよう形成したので、引出し電極形成前の第
1絶縁膜の異方性エッチング工程で15%までのオーバ
ーエッチングによる絶縁性の悪化を有効に防止すること
ができ、加工マージンの向上を図ることができる。
【0071】請求項5の発明によれば、上記請求項1の
発明において、メモリセル部のソースドレインコンタク
ト部上の引出し電極をポリシリコンで構成し、このポリ
シリコン中への不純物導入を、周辺回路部における高濃
度n型ソース、ドレインへの不純物導入と同時に実施す
るようにしたので、工程数の低減を図ることができる。
【0072】請求項6の発明によれば、メモリセル部と
その周辺回路部とからなる高密度DRAMとして、メモ
リセル部のゲート電極の側部に引出し電極とゲート電極
との電気的接続を遮断するための第1絶縁膜を設ける一
方、周辺回路部のゲート電極の側部に、メモリセル部の
第1絶縁膜と同時に堆積された第1絶縁膜と、その上に
堆積された第2絶縁膜とを形成し、第1,第2絶縁膜の
合計膜厚から不純物の拡散距離を減じた値が高濃度不純
物拡散領域のゲート電極からのオフセット長に等しくな
るように構成したので、メモリセル部のセルフアライン
化コンタクトの形成と、周辺トランジスタの適切なオフ
セット長の確保とを両立しうる高密度DRAMを提供す
ることができる。
【0073】請求項7の発明によれば、上記請求項6の
発明において、第1絶縁膜の膜厚を、メモリセル部にお
けるソース,ドレインコンタクト部の最小ゲート間距離
の2分の1よりも小さくなるように構成したので、絶縁
膜を堆積した段階で異方性エッチングを行う前にゲート
電極間に所定の間隙を確保することが可能となり、引出
し電極の形成をより円滑に行うことができる。
【0074】請求項8の発明によれば、上記請求項6又
は7の発明において、第1絶縁膜と第2絶縁膜との合計
膜厚をメモリセル部におけるソース,ドレインコンタク
ト部の最小ゲート間距離の2分の1よりも大きく構成し
たので、周辺回路における高濃度ソース,ドレイン用不
純物のためのゲート側壁スペーサ厚さを適正に確保する
ことができ、製造の安定化と信頼性の向上とを図ること
ができる。
【0075】請求項9の発明によれば、上記請求項6,
7又は8の発明において、メモリセル部のゲート電極の
上部絶縁膜の膜厚を第1絶縁膜の膜厚の20%よりも厚
くしたので、引出し電極形成前の第1絶縁膜の異方性エ
ッチング工程で15%までのオーバーエッチングによる
絶縁性の悪化を有効に防止することができ、信頼性の向
上を図ることができる。
【0076】請求項10の発明によれば、上記請求項6
の発明において、メモリセル部のソースドレイン領域及
びチャネル領域を、引出し電極及びその外周の第2絶縁
膜と、ゲート電極及びその外周の第1,第2絶縁膜とで
完全に覆うように構成したので、最終的にポリシリコン
の引出し電極と濃いソース,ドレインとへの不純物導入
を同時に行うようにしても、メモリセル部のソースドレ
イン領域に不純物が導入されることがなく、よって、工
程の簡略化を図りつつ、注入欠陥の発生を有効に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るDRAMの製造工程を示す工
程断面図である。
【図2】第2実施例に係るDRAMの製造工程を示す工
程断面図である。
【図3】第2実施例に係るメモリセル部の構造を示す平
面図及び断面図である。
【図4】第2実施例の変形例に係るメモリセル部の構造
を示す平面図である。
【図5】従来のDRAMの製造工程を示す工程断面図で
ある。
【図6】比較的微細化された場合における従来方法の問
題点を示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 素子分離 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5 上部絶縁膜 6 低濃度ソース、ドレイン 7 第1絶縁膜 8 レジストマスク 9 コンタクト 10 ポリシリコン膜 11 不純物 12 レジストマスク 13 引出し電極 14 第2絶縁膜 15 レジストマスク 16 高濃度ソース、ドレイン 17 基板活性領域 18 ゲート電極 20 不純物
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】次に、適切な膜厚の第1絶縁膜7を堆積し
た後(図5(b)参照)、ゲート電極4の側部の第1絶
縁膜7を残すように全面異方性エッチングし、この側部
の第1絶縁膜7をマスクの一部として不純物20をイオ
ン注入して、高濃度ソース、ドレイン16を形成する
(図5(c)参照)。つまり、上記第1絶縁膜7はトラ
ンジスタのオフセット長dfを設定するためのスペーサ
として機能している。ここで、高濃度ソース,ドレイン
は不純物が1020以上導入された領域と定義し、ゲート
端からこの領域までの長さをオフセット長dfと定義す
る。このような定義の下で、オフセット長dfはトラン
ジスタの信頼性,ショートチャネル効果等に影響を与え
る。これらを良好に保つためには、製造上許諾しうる限
界的に短い熱処理の下ですら、スペーサとして120
以上の厚みが要求されるのである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】まず、シリコン基板1にLOCOS法によ
り厚さ300nmの素子分離2を形成した後、熱酸化に
より厚さ9nmのゲート酸化膜3を形成し、ゲート電極
材料として厚さ120nmのポリシリコンを堆積する。
このポリシリコンにPOCl3ガスからの熱拡散により
リンを導入して低抵抗化した後、絶縁膜として厚さ13
0nmのCVDHTO膜を積層し、この二層膜を同一レ
ジストマスクで引き続いてエッチングしてワード線とな
るゲート電極4、上部絶縁膜5を形成する。さらにゲー
ト電極4、上部絶縁膜5、素子分離2の3つをマスクの
一部としてセル部トランジスタ、周辺回路部のnトラン
ジスタの低濃度ソース、ドレイン6をヒ素のイオン注入
(As,80keV,3E13cm-2)により形成する
(図1(a)参照)。周辺トランジスタ回路はCMOS
で構成されるので、上記工程ではpチャネル部はレジス
トマスクで覆っておく。さらに、pチャネルトランジス
タの低濃度ソース、ドレインをつくるためnチャネル部
をレジストマスクで覆い2フッ化ボロンのイオン注入
(BF2 ,40keV,3E13cm-2)を実施する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセル部とその周辺回路部とからな
    る高密度DRAMの製造方法であって、 メモリセル部及び周辺回路部において、MOSトランジ
    スタのゲート電極とその上部絶縁膜とを形成する工程
    と、 該工程の後、メモリセル部及び周辺回路部の表面に第1
    絶縁膜を均一に堆積する工程と、 該工程の後、少なくともメモリセル部の第1絶縁膜を、
    ゲート電極の上部絶縁膜及びゲート電極側部の第1絶縁
    膜を残すように異方性エッチングして、ソース,ドレイ
    ン領域に被コンタクト面を露出させた後、該被コンタク
    ト面上に引出し電極を形成する工程と、 該工程の後、上記引出し電極及び第1絶縁膜の上に、第
    2絶縁膜を堆積する工程と、 該工程の後、上記第1,第2絶縁膜の合計膜厚分の絶縁
    膜を異方性エッチングして、ゲート電極側部等の段差部
    を残して除去し、少なくとも周辺回路のソース,ドレイ
    ン領域を露出させる工程と、 該工程の後、ゲート電極及びその側部に残された第1,
    第2絶縁膜をマスクの一部もしくは全部として周辺回路
    の少なくとも1種類のトランジスタの高濃度ソース、ド
    レインの不純物を導入し、濃いソース、ドレインを形成
    する工程とを含むことを特徴とする高密度DRAMの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高密度DRAMの製造方
    法において、 上記第1絶縁膜は、その膜厚がメモリセル部におけるソ
    ースドレインコンタクト部の最小ゲート間距離の2分の
    1より小さくなるよう形成されることを特徴とする高密
    度DRAMの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の高密度DRAMの
    製造方法において、 上記第2絶縁膜は、上記第1絶縁膜との合計膜厚がメモ
    リセル部のソースドレインコンタクト部の最小ゲート間
    距離の2分の1より厚くなるよう形成されることを特徴
    とする高密度DRAMの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の高密度DRA
    Mの製造方法において、 上記メモリセル部のゲート電極の上部絶縁膜は、その膜
    厚が第1絶縁膜の膜厚の20%よりも厚くなるよう形成
    されることを特徴とする高密度DRAMの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の高密度DRAMの製造方
    法において、 メモリセル部のソースドレインコンタクト上の引出し電
    極をポリシリコンで構成し、 このポリシリコン中への不純物導入を、周辺回路部にお
    ける高濃度n型ソース、ドレインへの不純物導入と同時
    に実施することを特徴とする高密度DRAMの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 メモリセル部とその周辺回路部とからな
    る高密度DRAMであって、 上記メモリセル部は、半導体基板の表面部に所定距離を
    隔てて形成された複数のソース,ドレイン領域と、半導
    体基板上の上記各ソース,ドレイン領域間に形成された
    ゲート電極と、上記各ソース,ドレイン領域に対して形
    成された引出し電極とを備え、 上記周辺回路部は、半導体基板の表面部に所定距離を隔
    てて形成された少なくとも2つの高濃度不純物拡散領域
    と、半導体基板上の上記高濃度不純物拡散領域間に形成
    されたゲート電極とを備えるとともに、 上記メモリセル部におけるゲート電極の側部には、上記
    引出し電極とゲート電極との電気的接続を遮断するため
    の第1絶縁膜が形成されており、 上記周辺回路部における少なくとも一つのゲート電極の
    側部には、上記メモリセル部の第1絶縁膜と同時に堆積
    された第1絶縁膜と、その上に堆積された第2絶縁膜と
    が形成され、上記第1,第2絶縁膜の合計膜厚から不純
    物の拡散距離を減じた値が高濃度不純物拡散領域のゲー
    ト電極からのオフセット長に等しいことを特徴とする高
    密度DRAM。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の高密度DRAMにおい
    て、 上記第1絶縁膜の膜厚は、上記メモリセル部におけるソ
    ース,ドレインコンタクト部の最小ゲート間距離の2分
    の1よりも小さいことを特徴とする高密度DRAM。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の高密度DRAMに
    おいて、 上記第1絶縁膜と第2絶縁膜との合計膜厚は上記メモリ
    セル部におけるソース,ドレインコンタクト部の最小ゲ
    ート間距離の2分の1よりも大きいことを特徴とする高
    密度DRAM。
  9. 【請求項9】 請求項6,7又は8記載の高密度DRA
    Mにおいて、 上記メモリセル部のゲート電極の上部絶縁膜の膜厚は上
    記第1絶縁膜の膜厚の20%よりも厚いことを特徴とす
    る高密度DRAM。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の高密度DRAMにおい
    て、 上記メモリセル部のソース,ドレイン領域及びチャネル
    領域が、引出し電極及びその外周の第2絶縁膜と、ゲー
    ト電極及びその外周の第1,第2絶縁膜とで完全に覆わ
    れていることを特徴とする高密度DRAM。
JP4323361A 1992-12-02 1992-12-02 高密度dramの製造方法および高密度dram Withdrawn JPH06177349A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323361A JPH06177349A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 高密度dramの製造方法および高密度dram
US08/912,686 US5856219A (en) 1992-12-02 1997-08-18 Method of fabricating a high-density dynamic random-access memory

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323361A JPH06177349A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 高密度dramの製造方法および高密度dram

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06177349A true JPH06177349A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18153923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4323361A Withdrawn JPH06177349A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 高密度dramの製造方法および高密度dram

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5856219A (ja)
JP (1) JPH06177349A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998045876A1 (fr) * 1997-04-10 1998-10-15 Hitachi, Ltd. Circuit integre a semi-conducteur et son procede de fabrication
US6100569A (en) * 1999-03-19 2000-08-08 United Microelectronics Corp. Semiconductor device with shared contact
US6153476A (en) * 1997-02-27 2000-11-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR100306259B1 (ko) * 1998-10-29 2001-11-02 니시가키 코지 반도체 기억장치 및 그 제조방법
US6551882B2 (en) 1998-12-21 2003-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method permitting suppression of leak current through the PN junction
KR100444306B1 (ko) * 2001-12-31 2004-08-16 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 제조방법
JP2008541482A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 マイクロン テクノロジー, インク. メモリ素子の側壁スペーサの製造方法及び側壁スペーサを有する素子
JP2010272885A (ja) * 2000-03-01 2010-12-02 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置及びその製造方法

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5748547A (en) * 1996-05-24 1998-05-05 Shau; Jeng-Jye High performance semiconductor memory devices having multiple dimension bit lines
US7064376B2 (en) * 1996-05-24 2006-06-20 Jeng-Jye Shau High performance embedded semiconductor memory devices with multiple dimension first-level bit-lines
US20050036363A1 (en) * 1996-05-24 2005-02-17 Jeng-Jye Shau High performance embedded semiconductor memory devices with multiple dimension first-level bit-lines
JP3212882B2 (ja) * 1996-08-15 2001-09-25 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
JP3061117B2 (ja) * 1997-06-18 2000-07-10 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
WO2001009946A1 (de) * 1999-07-29 2001-02-08 Infineon Technologies Ag Verfahren zur herstellung integrierter halbleiterbauelemente
US6197632B1 (en) * 1999-11-16 2001-03-06 International Business Machines Corporation Method for dual sidewall oxidation in high density, high performance DRAMS
US6620723B1 (en) 2000-06-27 2003-09-16 Applied Materials, Inc. Formation of boride barrier layers using chemisorption techniques
US7405158B2 (en) * 2000-06-28 2008-07-29 Applied Materials, Inc. Methods for depositing tungsten layers employing atomic layer deposition techniques
US7732327B2 (en) 2000-06-28 2010-06-08 Applied Materials, Inc. Vapor deposition of tungsten materials
US6551929B1 (en) * 2000-06-28 2003-04-22 Applied Materials, Inc. Bifurcated deposition process for depositing refractory metal layers employing atomic layer deposition and chemical vapor deposition techniques
US7101795B1 (en) * 2000-06-28 2006-09-05 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for depositing refractory metal layers employing sequential deposition techniques to form a nucleation layer
US7964505B2 (en) * 2005-01-19 2011-06-21 Applied Materials, Inc. Atomic layer deposition of tungsten materials
US20020083897A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-04 Applied Materials, Inc. Full glass substrate deposition in plasma enhanced chemical vapor deposition
US6825447B2 (en) * 2000-12-29 2004-11-30 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for uniform substrate heating and contaminate collection
US6765178B2 (en) 2000-12-29 2004-07-20 Applied Materials, Inc. Chamber for uniform substrate heating
US6951804B2 (en) 2001-02-02 2005-10-04 Applied Materials, Inc. Formation of a tantalum-nitride layer
US6878206B2 (en) 2001-07-16 2005-04-12 Applied Materials, Inc. Lid assembly for a processing system to facilitate sequential deposition techniques
US6660126B2 (en) 2001-03-02 2003-12-09 Applied Materials, Inc. Lid assembly for a processing system to facilitate sequential deposition techniques
US6734020B2 (en) 2001-03-07 2004-05-11 Applied Materials, Inc. Valve control system for atomic layer deposition chamber
US7211144B2 (en) * 2001-07-13 2007-05-01 Applied Materials, Inc. Pulsed nucleation deposition of tungsten layers
US20070009658A1 (en) * 2001-07-13 2007-01-11 Yoo Jong H Pulse nucleation enhanced nucleation technique for improved step coverage and better gap fill for WCVD process
US20030059538A1 (en) * 2001-09-26 2003-03-27 Applied Materials, Inc. Integration of barrier layer and seed layer
US6936906B2 (en) * 2001-09-26 2005-08-30 Applied Materials, Inc. Integration of barrier layer and seed layer
US7049226B2 (en) * 2001-09-26 2006-05-23 Applied Materials, Inc. Integration of ALD tantalum nitride for copper metallization
US7780785B2 (en) 2001-10-26 2010-08-24 Applied Materials, Inc. Gas delivery apparatus for atomic layer deposition
US6916398B2 (en) * 2001-10-26 2005-07-12 Applied Materials, Inc. Gas delivery apparatus and method for atomic layer deposition
US6729824B2 (en) 2001-12-14 2004-05-04 Applied Materials, Inc. Dual robot processing system
US6620670B2 (en) 2002-01-18 2003-09-16 Applied Materials, Inc. Process conditions and precursors for atomic layer deposition (ALD) of AL2O3
US6827978B2 (en) * 2002-02-11 2004-12-07 Applied Materials, Inc. Deposition of tungsten films
US6833161B2 (en) * 2002-02-26 2004-12-21 Applied Materials, Inc. Cyclical deposition of tungsten nitride for metal oxide gate electrode
US7439191B2 (en) * 2002-04-05 2008-10-21 Applied Materials, Inc. Deposition of silicon layers for active matrix liquid crystal display (AMLCD) applications
US6846516B2 (en) * 2002-04-08 2005-01-25 Applied Materials, Inc. Multiple precursor cyclical deposition system
US6720027B2 (en) 2002-04-08 2004-04-13 Applied Materials, Inc. Cyclical deposition of a variable content titanium silicon nitride layer
US6869838B2 (en) * 2002-04-09 2005-03-22 Applied Materials, Inc. Deposition of passivation layers for active matrix liquid crystal display (AMLCD) applications
US20030194825A1 (en) * 2002-04-10 2003-10-16 Kam Law Deposition of gate metallization for active matrix liquid crystal display (AMLCD) applications
US7279432B2 (en) 2002-04-16 2007-10-09 Applied Materials, Inc. System and method for forming an integrated barrier layer
US7211508B2 (en) * 2003-06-18 2007-05-01 Applied Materials, Inc. Atomic layer deposition of tantalum based barrier materials
CN100359595C (zh) * 2004-05-14 2008-01-02 应用智慧有限公司 存储单元的布局
JP5114824B2 (ja) * 2004-10-15 2013-01-09 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置およびその製造方法
US8821637B2 (en) * 2007-01-29 2014-09-02 Applied Materials, Inc. Temperature controlled lid assembly for tungsten nitride deposition
TWI595544B (zh) * 2015-11-03 2017-08-11 華邦電子股份有限公司 動態隨機存取記憶體

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821682B2 (ja) * 1987-04-24 1996-03-04 株式会社日立製作所 半導体装置の製造方法
US5237187A (en) * 1990-11-30 1993-08-17 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory circuit device and method for fabricating same

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6153476A (en) * 1997-02-27 2000-11-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR100319356B1 (ko) * 1997-02-27 2002-02-19 니시무로 타이죠 반도체 장치
US6448618B1 (en) 1997-02-27 2002-09-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing the same
EP0862208A3 (en) * 1997-02-27 2004-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
WO1998045876A1 (fr) * 1997-04-10 1998-10-15 Hitachi, Ltd. Circuit integre a semi-conducteur et son procede de fabrication
JP2008160129A (ja) * 1997-04-10 2008-07-10 Elpida Memory Inc 半導体集積回路装置およびその製造方法
KR100306259B1 (ko) * 1998-10-29 2001-11-02 니시가키 코지 반도체 기억장치 및 그 제조방법
US6551882B2 (en) 1998-12-21 2003-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method permitting suppression of leak current through the PN junction
US6100569A (en) * 1999-03-19 2000-08-08 United Microelectronics Corp. Semiconductor device with shared contact
JP2010272885A (ja) * 2000-03-01 2010-12-02 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置及びその製造方法
KR100444306B1 (ko) * 2001-12-31 2004-08-16 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 제조방법
JP2008541482A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 マイクロン テクノロジー, インク. メモリ素子の側壁スペーサの製造方法及び側壁スペーサを有する素子

Also Published As

Publication number Publication date
US5856219A (en) 1999-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06177349A (ja) 高密度dramの製造方法および高密度dram
US6657249B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device with peripheral circuit part comprising at least one of two transistors having lower conductive layer same perpendicular structure as a floating gate
JPH0122749B2 (ja)
US20060234448A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
KR970011054B1 (ko) 반도체 기억장치 및 그 제조방법
JP2675572B2 (ja) 半導体集積回路の製造方法
JP2585140B2 (ja) 半導体装置の配線接触構造
US6097078A (en) Method for forming triple well in semiconductor device
US6380584B1 (en) Semiconductor memory device with single and double sidewall spacers
US5731240A (en) Manufacturing method for semiconductor depositing device
JPH11135779A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20060194393A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JPH09293865A (ja) 半導体装置及び半導体製造方法
JPH08130309A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR970006224B1 (ko) 고밀도 dram의 제조방법 및 고밀도 dram
JP2004235527A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置及びその製造方法
US6566197B2 (en) Method for fabricating connection structure between segment transistor and memory cell region of flash memory device
KR20010006982A (ko) 비휘발성 반도체 기억 장치 및 그의 제조 방법
JP2790167B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS6237960A (ja) 読み出し専用半導体記憶装置の製造方法
KR20010065328A (ko) 메모리 로직 복합 반도체 소자의 바이폴라 접합트랜지스터 제조방법
JP2550302B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS61134058A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05144933A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS60126859A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000307