JPH11297841A - 半導体集積回路およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその製造方法

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JPH11297841A
JPH11297841A JP10263098A JP10263098A JPH11297841A JP H11297841 A JPH11297841 A JP H11297841A JP 10263098 A JP10263098 A JP 10263098A JP 10263098 A JP10263098 A JP 10263098A JP H11297841 A JPH11297841 A JP H11297841A
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area
dummy
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Yasuhiro Igarashi
育弘 五十嵐
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
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Toshiba Corp
Japan Semiconductor Corp
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Toshiba Corp
Iwate Toshiba Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆率の制御、電位固定が容易なダミーパタ
ーンを用いた半導体集積回路およびその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 半導体基板上に形成された集積回路パタ
ーン21、22と、この集積回路パターンの配線密度の
低い領域に形成された格子形状のダミーパターン11と
を備えたことを特徴とする格子形状のダミーパターンを
配置した半導体集積回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特に、マイクロコンピュータや各種のロジック回
路を含む、所謂ASIC集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路、特にASICと呼ばれ
る集積回路は、産業分野に広く応用され、その集積度は
著しい速度で高められている。このような高い集積度の
半導体集積回路の製造においては、半導体基板の表面に
多層に形成される配線層や回路パターンの粗密が半導体
製造プロセスに影響を及ぼすことが知られている。すな
わち、多層構造の半導体集積回路における各層のパター
ンによる半導体表面の被覆率が半導体集積回路表面の位
置により変化することにより、半導体製造プロセスに影
響を及ぼし、回路パターンの寸法精度が場所により異な
り、その結果歩留まりが低下するという問題があった。
【0003】図4はこの回路パターンによる半導体表面
の被覆率と製造歩留まりとの関係を示すグラフである。
図の横軸Xは被覆率、縦軸Yは歩留りを示す。このグラ
フから明らかなように、半導体集積回路の製造歩留まり
は曲線Pで示されるように被覆率により変化し、所定の
被覆率の場合に歩留まりが最大、すなわち、図の水平線
Qで示される理論歩留まりになる。したがって、半導体
集積回路の製造における歩留まりは、プロセスや装置に
よって歩留まりが最適となる被覆率が存在することが分
かる。
【0004】このため、従来のこの種の半導体集積回路
においては、配線層の密度の低い半導体表面部分に、本
来の配線パターンとは別にダミーパターンを形成し、配
線層の粗密を緩和することによりプロセスの安定化を図
り、これによって歩留まりを向上させていた。このよう
なダミーパターンの形態としては、配線層の存在しない
半導体表面領域全体を覆う広い面積の矩形パターンや、
通常の配線パターンと同様な相互に独立したあるいは相
互に連結されたストライプ状のパターンが用いられてい
た。図5(A)(B)は相互に連結されたストライプ状
のダミーパターンの例を示す平面図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のダミー
パターンを用いた被覆率の制御手法は試行錯誤的なもの
であり、目標とする被覆率になるようにダミーパターン
を生成することが困難であった。すなわち、従来のダミ
ーパターンを用いて集積回路の配線密度の低い部分に発
生させても、この発生させたダミーパターンによる被覆
率を所望の値に制御する手法が確立されておらず、試行
錯誤的に制御する以外に方法がなかった。
【0006】また、ダミーパターンを設ける場合、ダミ
ーパターン層と集積回路を構成する配線層間に生じるカ
ップリング容量は、集積回路の特性に悪影響を生ずる恐
れがある。これを回避するには、ダミーパターンを集積
回路内の低レベルの電源電位に固定すれば良いが、配置
されたダミーパターン全てを固定することは困難であ
る。すなわち、ダミーパターン層は多層配線の同じレベ
ルの層に存在する集積回路の配線層に交差する場合に
は、配線層に対して接触しないようにその部分で切断し
なければならない。したがって分断された全てのダミー
パターンの中には近くに集積回路の電源線が存在しない
こともあり、この場合は電位の固定ができない。電位を
固定できないダミーパターンは集積回路への影響を避け
るために削除する必要があるが、これによって目標とす
る被覆率になるようにダミーパタ一ンを発生させるのは
困難となる。
【0007】このように従来、ダミーパターンを所望の
被覆率を達成しつつ半導体表面の必要な領域に生成する
作業は、主として熟練者の手作業に依存しており、CA
D技術を用いて生成することは、アルゴリズム的に困難
であった。
【0008】さらに、広い面積のダミーパターンにより
半導体表面領域全体を覆う場合、使用中に温度変化等に
より、クラックが生じるおそれがある。
【0009】したがって本発明は、上述したような従来
のダミーパターンによる問題点を除去し、被覆率の制
御、電位固定が容易で、クラックが生ずる恐れのないダ
ミーパターンを用いた半導体集積回路およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、半導体基板上に形成された集積回路パターンと、こ
の集積回路パターンの配線密度の低い領域に形成された
格子形状のダミーパターンとを備えたことを特徴とする
ものである。
【0011】また、本発明の半導体集積回路は、電源配
線および信号配線が多層構造に配線された集積回路パタ
ーンと、この集積回路パターンの配線密度の低い領域に
形成された格子形状のダミーパターンと、このダミーパ
ターンの一部を前記電源配線に接続する手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0012】さらに前記本発明の半導体集積回路におい
ては、前記格子形状のダミーパターンは、前記集積回路
パターンとの交差部分では相互に接触しないように切断
分離されていることを特徴とするものである。
【0013】本発明の半導体集積回路の製造方法は、半
導体基板上に集積回路パターンを形成するとともに、前
記集積回路パターンの配線密度の低い領域にダミーパタ
ーンを形成する半導体集積回路の製造方法において、前
記ダミーパターンとして格子形状のダミーパターンを用
いるとともに、この格子形状のダミーパターンを構成す
る基本ダミーパターンの面積を一定に維持したまま、格
子線幅を増減することにより、前記集積回路パターンの
被覆率の調整を行うことを特徴とするものである。
【0014】前記本発明の半導体集積回路の製造方法
は、前記半導体基板の面積をA、ダミーパターン形成領
域の面積をB、前記半導体基板に対する目標被覆率をa
%、前記半導体基板に対するダミーパターン形成前の被
覆率をb%、前記基本ダミーパターンの面積をS、前記
基本ダミーパターンの実面積をSuとするとき、関係式 (a−b)A/B=Su/S を満たすように、前記格子形状のダミーパターンの線幅
を決定することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明に使用される格子状ダミーパ
ターンを示す平面図である。この格子状ダミーパターン
11は縦方向および横方向に平行に配列され、かつ、相
互に交差する複数本のストライプ状のダミー配線パター
ン12、13と、これらのダミー配線パターン12、1
3により囲まれる複数個の空白部14により構成されて
いる。この格子形状のダミーパターン11は、また、図
1の太線の枠15で囲まれた部分のパターン(以下基本
ダミーパターン15と呼ぶ。)を単位として、このパタ
ーン15を前後左右に連続的に展開することにより構成
されている。すなわち、基本ダミーパターン15は、ダ
ミー配線パターン12、13の一部であるL字型の斜線
部16と空白部14とから構成されている。
【0017】ところで、基本ダミーパターン15はその
面積、すなわち、枠15で囲まれた部分の面積を一定に
したまま、L字型の斜線部16で示されるダミー配線パ
ターン12、13の線幅を変化することにより、基本ダ
ミーパターン15の面積(以下基本ダミーパターンの占
有面積という。)に対するダミー配線パターン12、1
3部分が占有する面積(以下基本ダミーパターンの実面
積という。)の比率を所望の値にすることができる。こ
の結果、基本ダミーパターン15の集合である格子状ダ
ミーパターン11全体についても、格子状ダミーパター
ン11全体が占める面積(以下ダミーパターンの占有面
積という。)に対するダミー配線パターン12、13が
占有する面積(以下ダミーパターンの実面積という。)
の比率、すなわち、被覆率を所望の値にすることができ
る。
【0018】次にこのように格子形状のダミーパターン
11を用いて半導体集積回路の被覆率を制御する方法に
ついて具体的に説明する。
【0019】図2は格子状ダミーパターン11の構成単
位である基本ダミーパターン15を示す図である。同図
においては、計算を容易にするため、基本ダミーパター
ン15は一辺の長さをXとする正方形であり、ダミー配
線パターン12、13の線幅は同一であり、空白部14
も一辺の長さをYとする正方形とする。ここで基本ダミ
ーパターンの実面積をSu、基本ダミーパターンの占有
面積をSとすると Su=X2 −Y2 (1) と表される。そして、基本ダミーパターン15内におけ
る被覆率cとすると、 c=Su/S=(X2 −Y2 )/X2 (2) と表される。
【0020】今、仮に、X=100とすると、Y=10
でcは99%、Y=90でcは0.2%となる。したが
って、空白部14の一辺の長さYを変化することによ
り、基本ダミーパターン15内における被覆率cの値を
0.2%から99%まで制御することができる。ところ
で、図2から明らかなように、ダミー配線パターン1
2、13の線幅はX−Yで与えられるため、Yを変化す
ることは、Xを一定と仮定すると、ダミー配線パターン
12、13の線幅はX−Yを変化することと等価であ
る。
【0021】次に、半導体集積回路の製造プロセスにお
いて、被覆率の調整のためにダミーパターンを形成する
領域は、対象とする半導体集積回路の種類、回路パター
ンにより異なり、同一の半導体集積回路においても、互
いに隔離された異なる形状および面積を有する複数の領
域に形成することもある。このため被覆率の制御に際し
ては、先ず、ダミーパターンを形成する個々の領域の面
積を求める必要がある。一般に、任意の形状および面積
を有する領域の面積を求めるためには、その領域に対
し、十分に小さな面積の単位面積パターンをその領域に
敷き詰め、敷き詰められた単位面積パターンの個数に単
位面積パターンの面積を乗ずることにより求めることが
できる。これは積分の概念の応用である。したがって、
ダミーパターンの形成可能領域の面積を求めるために
は、この領域内に配置可能な形状および面積の格子状ダ
ミーパターン11を決定し、その中に含まれる基本ダミ
ーパターン15の個数を計数し、これに基本ダミーパタ
ーンの占有面積Sを乗ずればよい。そして格子状ダミー
パターン11を構成する基本ダミーパターン15の被覆
率を、ダミーパターンの形成領域において実現すべき目
標被覆率となるように、基本ダミーパターン15内の空
白部14の一辺の長さYを選定する。
【0022】次に、一例として、Alの2層配線を用い
た例えばマイクロコンピュータ集積回路において、第2
層Al配線層の被覆率を所定の値に実現する設計プロセ
スを具体的に説明する。先ず、前提条件として、 第2層Al配線層の目標とする被覆率 a% 第2層Al配線層の現在の被覆率 b% チップの面積 A ダミーパターン形成領域の面積 B 基本ダミーパターンの面積 S とする。チップの面積Aに対して、目標とする被覆率a
%から現在の被覆率b%を引いた(a−b)%がダミー
パターンにより補充すべき被覆率であるが、これをチッ
プの面積に換算すると(a−b)Aとなる。この面積
(a−b)Aとダミーパターン形成領域の面積Bとの比
率が基本ダミーパターン15の実面積Suと基本ダミー
パターンの占有面積Sとの比率が等しくなるように、す
なわち、次式を満足するように基本ダミーパターン15
を設計する。
【0023】 (a−b)A/B=Su/S (3) この式から基本ダミーパターン15の実面積Suは Su=S(a−b)A/B (4) 次に、基本ダミーパターン15内の空白部14の面積Y
2 は基本ダミーパターン15の面積Sから実面積Suを
引いた値であるため、 Y2 =S{1−(a−b)A/B} (5) となる。前述のように、基本ダミーパターン15内のダ
ミー配線パターン12、13の線幅はX−Yで与えられ
るため、(5)を用いて X−Y=X21/2−Y21/2 =S1/2 −S1/2 {1−(a−b)A/B}1/2 (6) となる。
【0024】基本ダミーパターン15を一辺の長さXが
300μmの正方形とすると、面積Sは90000μm
2 となり、(6)式は X−Y=300μm−300μm{1−(a−b)A/B}1/2 (7) となる。同式中のa、b、A、BはCADツールにより
容易に測定できるので、目標とする被覆率a%を得るた
めの格子状ダミーパターン11の配線パターン12、1
3の線幅X−Yを容易に求めることができる。
【0025】本発明の実施例では、このダミー配線パタ
ーン12、13の線幅(X−Y)は1.14μmから5
3.2μmの間で、目標とする被覆率a%と現在の被覆
率b%との差に応じて決定した。また、ダミーパターン
形成領域は、第2層Al配線層における、配線密度の低
い領域で、電源グランド配線パターンを除く集積回路を
構成する配線パターンの端部から3.8μm、局所的に
は1.9μmの間隔をおいて格子状ダミーパターン11
を配置することが可能な領域とした。このため、電源グ
ランド配線パターンを除く集積回路パターンの端部を
3.8μm幅で、また、局所的には1.9μm幅で拡大
し、拡大された部分はダミーパターン形成禁止領域とし
た。また、集積回路内のRAM等特定の回路部分につい
てもダミーパターン形成禁止領域とし、これらの禁止領
域以外の領域の面積をダミーパターン形成領域の面積B
とした。
【0026】さらに、これらのダミーパターン形成領域
に形成した格子状ダミーパターン11が集積回路の電源
グランド配線パターンに接触しているか、この近傍に延
長されており、コンタクトが取れる場合を除き、その領
域の格子状ダミーパターン11は除去した。
【0027】図3は本発明の格子状ダミーパターンを実
際の集積回路に適用した実施形態を示す平面図である。
図3の集積回路はマイクロコンピュータ回路の一部であ
り、縦方向に延長される多数の配線21は第1層のAl
配線である。また、横方向に延長される配線22は第2
層のAl配線である。この第2層Al配線22と同じレ
ベルの配線層には、格子状のダミーパターン11が配線
されている。この実施形態においては、格子状のダミー
パターン11を構成する縦方向の配線パターン12は、
集積回路を構成する第2層Al配線22と交差する部分
23においては、相互に接触しないように切断除去され
ている。
【0028】格子状のダミーパターン11を構成する横
方向の配線パターン13は、この配線パターン13と異
なる第1層に配線された電源グランドAl配線24にス
ルーホールコンタクト25により接続されている。
【0029】格子状ダミーパターンの一部を、集積回路
内で使用している電源配線の最も低い電位を有するグラ
ンド配線に接続すると、格子状ダミーパターンの集積回
路素子や配線に対するカップリングの影響を減少する効
果がある。また、これにより電源線を流れる電流も、格
子状ダミーパターンに流れ、キルヒホッフの第一法則に
より、より小さな電流に分散されて拡散する。電源線等
からの輻射ノイズは電流に依存するため、電流変動を起
こす領域が広くても、電流の変動値が小さい方がノイズ
対策上有利となるため、格子形状ダミーパターンは輻射
ノイズ対策上でも有効な手段となる。
【0030】また、格子状ダミーパターンは一様分布可
能で、しかも、パターンの連結率がよいため、放熱の観
点においてもすぐれている。
【0031】本発明による格子状のダミーパターンを用
いた半導体集積回路の被覆率調整は、CADツールを利
用して精度良く行うことができる。本発明者は、2層A
l配線構造の2種類のマイクロコンピュータチップにつ
いて目標被覆率を種々変化させて格子状のダミーパター
ンを形成処理し、処理後に達成された被覆率を測定した
結果、下表のようになった。なお、2種類のうちのチッ
プ1は、チップサイズが33466μm×36921μ
m、トランジスタ数が657K個であり、ダミーパター
ン処理前の第2層Al配線の被覆率は26.037%、
チップ2は、チップサイズが50722μm×4902
0μm、トランジスタ数が1100K個、ダミーパター
ン処理前の第2層Al配線の被覆率は35.188%で
ある。
【0032】 目標被覆率(%) 処理後被覆率 チップ1(%) チップ2(%) 27.000 27.241 −−.−−−(形成必要なし) 28.000 28.067 −−.−−−(形成必要なし) 30.000 30.093 −−.−−−(形成必要なし) 35.000 34.631 −−.−−−(形成必要なし) 36.000 35.590 38.004 37.000 36.576 38.760 40.000 39.370 40.890 43.000 42.261 43.461 46.000 45.209 45.938 47.000 46.179 46.740 50.000 49.105 −−.−−−(形成不能) 55.000 54.216 −−.−−−(形成不能) 58.000 57.953 −−.−−−(形成不能) この表から、本発明による半導体集積回路の被覆率の制
御は極めて高い精度を有することが明らかである。
【0033】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
るものでないことはいうまでもない。例えば、上述した
実施形態においては、2層配線構造の集積回路の第2層
配線レベルにダミーパターンを形成したが、1層構造の
集積回路あるいは3層以上の集積回路に適用できること
はいうまでもない。
【0034】また、上述した基本ダミーパターンはL字
型の配線パターン16と正方形の空白部14からなり、
全体として正方形のパターンとして説明したが、このよ
うなパターンに限定される必要はなく、空白部とその周
囲に配置された配線部分とを備え、前後左右への繰り返
し配列により格子状のダミーパターンを構成できれば、
その形状は問わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればダ
ミーパターンの形状を格子形状にすることにより、CA
Dツールを用いた半導体集積回路の被覆率の制御が容易
となり、歩留まりが最適となる被覆率を容易に実現する
ことができる。
【0036】また格子状のダミーパターンは連結性が良
いため、ダミーバターン全体を電源線の低電位に固定す
ることができるため、半導体集積回路とのカップリング
の影響を防止でき、半導体チップとして良い特性が得ら
れる。また、電源グラウンドのメッシュ化により、輻射
ノイズを低減し、さらに熱放射も促進できる。
【0037】また、格子状のパターンはクラックにも強
く、また、任意の2点間の連結率が高く、特定の信号線
としての用途の可能性もひめている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるダミーパターンを示す平面
図である。
【図2】図1に示す格子状ダミーパターンの構成単位で
ある基本ダミーパターンを示す図である。
【図3】本発明のダミーパターンを実際の集積回路に適
用した実施形態を示す平面図である。
【図4】従来の回路パターンによる半導体表面の被覆率
と製造歩留まりとの関係を示すグラフである。
【図5】従来のダミーパターンの形状を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 11 格子状ダミーパターン 12 縦方向ダミー配線パターン 13 横方向ダミー配線パターン 14 空白部 15 基本ダミーパターン 16 L字型の斜線部 21 第1層のAl配線 22 第2層のAl配線 23 交差部分 24 電源グランドAl配線 25 スルーホールコンタクト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された集積回路パタ
    ーンと、この集積回路パターンの配線密度の低い領域に
    形成された格子形状のダミーパターンとを備えたことを
    特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 電源配線および信号配線が多層構造に配
    線された集積回路パターンと、この集積回路パターンの
    配線密度の低い領域に形成された格子形状のダミーパタ
    ーンと、このダミーパターンの一部を前記電源配線に接
    続する手段とを備えたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記格子形
    状のダミーパターンは、前記集積回路パターンとの交差
    部分では相互に接触しないように切断分離されているこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に集積回路パターンを形成
    するとともに、前記集積回路パターンの配線密度の低い
    領域にダミーパターンを形成する半導体集積回路の製造
    方法において、前記ダミーパターンとして格子形状のダ
    ミーパターンを用いるとともに、この格子形状のダミー
    パターンを構成する基本ダミーパターンの面積を一定に
    維持したまま、格子線幅を増減することにより、前記集
    積回路パターンの被覆率の調整を行うことを特徴とする
    半導体集積回路の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記半導体基板の面
    積をA、ダミーパターン形成領域の面積をB、前記半導
    体基板に対する目標被覆率をa%、前記半導体基板に対
    するダミーパターン形成前の被覆率をb%、前記基本ダ
    ミーパターンの面積をS、前記基本ダミーパターンの実
    面積をSuとするとき、関係式 (a−b)A/B=Su/S を満たすように、前記格子形状のダミーパターンの線幅
    を決定することを特徴とする半導体集積回路の製造方
    法。
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