JP3396874B2 - スタンダードセル方式の半導体集積回路設計装置 - Google Patents

スタンダードセル方式の半導体集積回路設計装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンダードセル方式
の半導体集積回路設計装置に関し、より詳しくは、自動
配線等の自動レイアウトを採用するスタンダードセル方
式の半導体集積回路設計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザーの目的に合わせて設計されるカ
スタムLSIの設計手法として、フルカスタムとセミカ
スタムに大別され、例えば前者にはスタンダード方式が
あり、後者にはゲートアレイ方式がある。ゲートアレイ
方式は、論理ゲートの組み合わせからなるユニットセル
を規則的に配置したウェハを予め作成しておき、これに
顧客の要求に応じた回路に対応する配線パターンを追加
して最終的なLSIに仕上げるものである。
【0003】したがって、ゲートアレイ方式は設計期間
が短縮化されるが、回路の内容によっては使用されない
セルも多く存在し、また、多層配線化も難しいので半導
体装置の小型化には適していない。スタンダード方式は
ユニットセルを任着に選定して並べ、セル配置や配線形
成が最適化され、それらの配置はCAD(computer aide
d design) 装置によって最適化される。しかし、配線領
域の外形やセル配列の指定等のようにゲートアレイ方式
では固定であるファクターの見積もりが必要となって、
その妥当性を評価する方法が必要になる。
【0004】スタンダードセル方式のレイアウト処理
は、図5に示すように、配置すべきユニットセル1の総
面積に基づいて配線領域4の外形やその領域内における
セル配置列2を決定した後に、具体的なユニットセル1
の配置と配線ネットを決めるという手順を採る。配線方
法として例えばレーズラウターアルゴリズムがあり、ま
ず配線の線幅を考慮して引かれた図6に示すグリッド1
0を図5の配線領域2に重ね合わせ、そのグリット51
0の縦横の線に沿って配線ネットを引くことになる。そ
の配線ネットを同一層において形成する場合には、既に
引かれた配線の領域やセルの配置領域を障害物とみな
し、この障害物を迂回するような経路で配線ネットが決
定される。
【0005】しかし、このような方法によれば、配線領
域の外形やセル配置列の間にある配線チャネル領域6の
妥当性、或いはセル1の配置の善し悪しは、配線が全て
完了しなければわからないため、高集積化、高密度化を
ねらった品種では、配線に長時間を要する上に完結不可
能となる事態を招きかねない。そこで、配線設計の初期
の段階において、配線のレイアウトを早期に評価する必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、配
線領域の外形やセル配置列の位置をユニットセルの総面
積から大雑把に割り出すだけであり、それに従って行わ
れるセル配置列や配線チャネル領域等が配線処理にとっ
て最適なのかどうかは、配線が全て完了しなければわか
らなかった。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、配線領域、配線チャネルの妥当性や配置
の善し悪しを早期に正確に評価できる半導体装置のスタ
ンダードセル方式の設計方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1、
2、4に例示するように、セル1を設置し、該セル1の
間に配線チャネル領域2を決定し、該セル1及び該配線
チャネル領域2を含む配線領域4を画定する手段と、前
記配線領域4を複数の区画領域6a〜6tに分割するメ
ッシュ状ライン5を設定する手段と、前記セル1同士を
接続するネット7を前記区画領域6a〜6tを通して配
置する手段と、前記区画領域6a〜6tを通る各前記ネ
ット7の本数を前記区画領域6a〜6t毎に算出する手
段と、各前記区画領域6a〜6t内の前記ネット7の本
数を算出した後に、前記ネット7の本数が限界値よりも
多くなった前記区画領域6kの近傍にある前記セル1の
配置を他の前記区画領域6i内の前記セル1と交換する
手段とを有することを特徴とするスタンダードセル方式
の半導体集積回路設計装置によって達成する。
【0009】
【0010】
【0011】または、図2、図3(b) に例示するよう
に、各前記区画領域6a〜6t内の前記ネット7の本数
を算出した後に、前記ネット7の本数が限界値よりも多
くなった前記区画領域6c,6d〜f,6i,6j,6
tが前記配線領域4内で分散して複数存在する算出結果
が得られたときに、前記セル1の位置を変更し、前記配
線チャネル領域3を広げ、前記配線領域4を広げる手段
を有することを特徴とするスタンダードセル方式の半導
体集積回路設計装置によって達成する。
【0012】
【作 用】本発明によれば、スタンダードセル方式のL
SIのレイアウトを行う際に、配線設計の初期の段階で
概略的な自動配線を行うことにより、ネットの密度の高
い領域を算出している。この概略的な自動配線は、次の
ようにしてなされる。まず、配線領域を分割してメッシ
ュ状ラインを描くことにより、配線ラインを複数本含め
る大きさの区画領域を複数配置する。その後に、各区画
領域を通過するようにしてセル間を接続するネットを描
く。ついで、ネットの描画を終えた後に、区画領域毎に
ネットの本数を計算する。
【0013】そして、各区画領域のネット本数がその限
界値を越えているか否かを判断し、限界値を越えた区画
領域があれば、その領域での配線は許容範囲を越えると
判断する。その後、セルの配置を換えたり、配線チャネ
ル領域の拡張を行ったり、或いは、配線領域を全体的に
広げたりして、限界値を越えた区画領域でのネット密度
を低下させる。
【0014】これによれば、配線領域、配線チャネルの
妥当性や配置の善し悪しが短時間で正確な判断ができ、
設計の初期段階のレイアウトの評価する時間が大幅に削
減される。
【0015】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の実施例を示すフローチ
ャート図、図2は、本発明の第1実施例を示すセルのレ
イアウトと配線方法を示す平面図である。配線領域内で
配線を行うための設計の初期の段階において、自動配線
のレイアウトを早期に評価する場合には、以下に述べる
ようなCAD装置を使用する手法により判定する。
【0016】まず、図1に示すステップS1 では、図2
(a) に示すような論理ゲートの組み合わせからなるユニ
ットセル1を複数個一列に隣接して1つのセル配置列2
を構成する。そして、配線チャネル領域3を介して複数
のセル配置列2を並列に配置され、それらを含む全体の
領域を配線領域4として設定する。なお、配線領域4で
は、多層配線構造で配線が形成される。
【0017】次のステップS2 では、図2(a) において
破線で示した荒いメッシュ状ライン5により配線領域4
を複数に分割する。メッシュ状ライン5の縦、横の線
は、図6に示したグリッド10よりも本数が大幅に少な
い格子形状となっている。さらにステップS3 で、その
メッシュ状ライン5によって区画された配線領域4内の
区画領域6a〜6tを縦、横方向に通る配線ネット7を
描き、その配線ネット7によりユニットセル1同士を接
続する。
【0018】例えば、異なるセル配置列2にある2つの
ユニットセル1a,1bを接続する配線ネット7を描く
場合には、始点となる一方のセルの端子から終点となる
他方のセルの端子までの区画領域6a〜6tを通る経路
を描いてみる。この場合、1つの区画領域を1つの通過
点として可能性のある全ての経路を描画する。この場
合、配線やセルの障害物があるときには、その区画領域
を避けるような配線経路を全て描画し、そのうち最も短
い経路を選択して最終的な配線経路とする。なお、配線
ネット7は、配線の通る軌跡を示すものである。
【0019】このような配線ネット7を、論理回路接続
設計図に基づいて、全てのユニットセル1について描画
する。次のステップS4 では、区画領域6内を通過する
配線ネット7の本数を、全ての区画領域6a〜6tにつ
いて個々に計算する。そして、ステップS5 では、それ
らの区画領域6の幅や高さを越える配線ネットの本数が
局所的に発生した場合、即ち、区画領域6のネット本数
が限界値を越えた場合には、その領域における配線チャ
ネルの幅、配線領域の大きさ等の設定が適当でないこと
がわかる。
【0020】このような配線が不可能な区画領域が局所
的に発生する場合、例えば図2(a)において一点鎖線で
囲んだ区画領域6f,6g,6j,6kを通るネット本
数が限界値よりも大きい場合には次のような処置を行
う。例えば、図3(a) に示すように、高密度の区画領域
6f,6g,6j,6kが存在する付近の配線チャネル
3の幅を広げ、それらの区画領域6f,6g,6j,6
kの配線可能なネット本数を増やして限界値を上げる。
【0021】また、図4(a) に示すように、高密度の区
画領域6f,6g,6j,6kが存在する配線チャネル
領域3の近傍にあるユニットセル1cを、図4(b) に示
すような低密度の区画領域にあるユニットセル1dと交
換して、高密度化を解消する方法を採用してもよい。さ
らに、図3(b) の斜線で示すように、配線ネット本数が
高密度となる区画領域6が非常に多い場合には、配線領
域4の絶対数が足りないことになり、その配線領域4を
広げる必要があると判断して、セル配置列2、配線チャ
ネル3、配線領域4の設定をやり直す。
【0022】一方、全ての区画領域6a〜6tにおい
て、配線ネット本数が限界値を下回っている場合には、
図1のステップS6 に示すように、配線領域、配線チャ
ネルなどが適正なものとして、図6に示すようなグリッ
ド10の線に沿ってより詳細で具体的な配線の設計を進
めることになる。以上のような配線の早期評価によれ
ば、配線領域、配線チャネルの妥当性や配置の善し悪し
が短時間で正確な判断ができ、設計の初期段階のレイア
ウトの評価する時間が大幅に削減される。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スタ
ンダードセル方式のLSIのレイアウトを行う際に、配
線設計の初期の段階で概略的な自動配線を行ってネット
の密度の高い領域を算出しているので、配線領域、配線
チャネルの妥当性や配置の善し悪しが短時間で正確な判
断ができ、設計の初期段階のレイアウトの評価する時間
を大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施例におけるメッシュ状ラインの設
定の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施例におけるメッシュの区画領域の
ネット本数算出後の処理状態を示す図(その1)であ
る。
【図4】本発明の実施例におけるメッシュの区画領域の
ネット本数算出後の処理状態を示す図(その2)であ
る。
【図5】半導体装置の設計における配線領域の一例を示
す図である。
【図6】半導体装置の設計に使用するグリッドの一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 ユニットセル 2 セル配置列 3 配線チャネル領域 4 配線領域 5 メッシュ状ライン 6a〜6t 区画領域 7 配線ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 27/04 H01L 21/822 G06F 17/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルを設置し、該セルの間に配線チャネル
    領域を決定し、該セル及び該配線チャネル領域を含む配
    線領域を画定する手段と、 前記配線領域を複数の区画領域に分割するメッシュ状ラ
    インを設定する手段と、 前記セル同士を接続するネットを前記区画領域を通して
    配置する手段と、 前記区画領域を通る各前記ネットの本数を前記区画領域
    毎に算出する手段と、 各前記区画領域内の前記ネットの本数を算出した後に、
    前記ネットの本数が限界値よりも多くなった前記区画領
    域の近傍にある前記セルの配置を他の前記区画領域内の
    前記セルと交換する手段とを有することを特徴とするス
    タンダードセル方式の半導体集積回路設計装置。
  2. 【請求項2】セルを設置し、該セルの間に配線チャネル
    領域を決定し、該セル及び該配線チャネル領域を含む配
    線領域を画定する手段と、 前記配線領域を複数の区画領域に分割するメッシュ状ラ
    インを設定する手段と、 前記セル同士を接続するネットを前記区画領域を通して
    配置する手段と、 前記区画領域を通る各前記ネットの本数を前記区画領域
    毎に算出する手段と、 各前記区画領域内の前記ネットの本数を算出した結果、
    前記ネットの本数が限界値よりも多くなった前記区画領
    域が前記配線領域内で分散して複数存在する算出結果が
    得られたときに、前記セルの位置を変更し、前記配線チ
    ャネル領域を広げ、前記配線領域を広げる手段とを有す
    ることを特徴とするスタンダードセル方式の半導体集積
    回路設計装置。
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