JPH11297538A - 樹脂モールド型電気ユニット - Google Patents
樹脂モールド型電気ユニットInfo
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- JPH11297538A JPH11297538A JP10135863A JP13586398A JPH11297538A JP H11297538 A JPH11297538 A JP H11297538A JP 10135863 A JP10135863 A JP 10135863A JP 13586398 A JP13586398 A JP 13586398A JP H11297538 A JPH11297538 A JP H11297538A
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- case
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
引出し部分の座から引き出し、その座に熱収縮性のチュ
ーブを取り付けて外部引出し部分を密封するに際して、
コードおよびチューブを外部引出し部分の座に多少の引
っ張りによっては抜けることがないように強固に装着す
るとともに、コードの外部引出し部分の密封性を向上さ
せるようにする。 【構成】 ケースの外方に突出形成される座の内径をコ
ードの外径よりも大きくすることにより、座内に差し込
まれるコードと座の内壁との間およびそのコードと熱収
縮されたチューブとの間にすき間が形成されるようにし
て、そのすき間にケース内に充填される樹脂が入り込む
ように構成する。
Description
品を組み込んだうえで、そのケース内に絶縁性の樹脂を
充填して一体的に形成する樹脂モールド型電気ユニット
に関する。
ニットにあっては、内部の電気部品からのコードをケー
スの外部に引き出すに際して、その引出し部分における
防水、防塵対策を施すべく、コードの外部引出し部分に
そのコードに装着された熱収縮性のチューブを取り付け
て、そのチューブを加熱収縮させることによってコード
の外部引出し部分を密封するようにしている。
縮性のチューブを取り付けるに際して、ケース側に円筒
状に突出するように形成された座の周囲に軸方向に延び
る複数の突起を設けて、その座の部分に、コードに装着
された熱収縮性チューブの一端を保持させるようにして
いる(実開昭59−6881号公報参照)。
点は、樹脂モールド型電気ユニットにおけるコードの外
部引出し部分に熱収縮性のチューブを取り付けるに際し
て、ケース側に円筒状に突出して形成された座の周囲に
軸方向に延びる複数の突起を設けて、その座の部分に熱
収縮されたチューブを保持させるのでは、コードおよび
チューブの抜け方向の抵抗が充分ではなく、ちょっとし
た引っ張りによってコードおよびチューブが抜けてしま
い、量産時の自動化を図るのに不具合になっていること
である。
引出し部分に熱収縮性のチューブを取り付けることによ
ってコードの外部引出し部分を密封するようにした樹脂
モールド型電気ユニットにあって、コードおよびチュー
ブを外部引出し部分に多少の引っ張りによっては抜ける
ことがないように強固に装着できるようにするととも
に、コードの外部引出し部分の密封性を向上させるよう
にするべく、ケースの外方に突出形成される座の内径を
コードの外径よりも大きくすることにより、座内に差し
込まれるコードと座の内壁との間およびそのコードと熱
収縮されたチューブとの間にすき間が形成されるように
し、そのすき間にケース内に充填される樹脂が入り込む
ようにしている。
モールド型電気ユニットの一例としてのHID(Hig
h Intensiry Discharge)ランプ
点灯用のトランスを示している。
つの導電板1が並列にインサート成形され、かつ底面が
開放したかまぼこ型のコイルケース2内に、二次コイル
3が巻装され、かつ中空軸内にコア7が挿入された断面
が楕円形状のコイルボビン4を収納したうえで、そのコ
イルケース2内に絶縁性の樹脂を充填して一体的にユニ
ット成形されている。
円形状のコイルボビン4に応じた半楕円形状になってい
る。
が引き出される円筒状の高圧端子座6が突出形成されて
おり、コイルケース2内にコイルボビン4を入れるに際
して、コイルボビン4の一方の鍔に設けられた二次コイ
ル3の終端が接続される端子8の穴が、高圧端子座6の
内部に差し込まれている高圧コード5の芯線51に嵌合
するようになっている。
ル3の始端が接続される端子9が取り付けられている。
低圧コード11,12が引き出される低圧端子座13が
突出形成されている。
体のユニットが、図4および図5に示すように、3つの
導電板1の各端子10部分をプリント基板16側にあけ
られた穴17にそれぞれ差し込むことによって、3つの
導電板1を直列に接続して一次コイルとするためのパタ
ーンP1〜P3が形成されたプリント基板16上に設置
される。
1,12の各外部引出し部分には、防水、防塵対策のた
めに熱収縮性のチューブ14,15がそれぞれ装着され
る。
7に示すように、コイルケース2の外方に突出形成され
た高圧端子座6の部分に、高圧コード5に装着された熱
収縮性のチューブ14の一端を保持させるに際して、そ
の高圧端子座6の内径を高圧コード5の外径よりも大き
くする(例えば0.8〜1mm程度)ことにより、その
高圧端子座6の内部に差し込まれる高圧コード5とその
座の内壁との間のすき間S1および高圧コード5と熱収
縮されたチューブ14との間のすき間S2が形成される
ようにして、そのすき間S1,S2にコイルケース2内
にポッティングによって注入される樹脂Rが入り込むよ
うにしている。図6中、矢印はポッティングによる樹脂
の注入方向を示している。
樹脂Rが入り込むことによって、高圧コード5と熱収縮
されたチューブ14とが高圧端子座6に強固に密着する
ことになる。
の内壁との間のすき間S1に樹脂Rが介在することによ
って、コイルケース2における高圧部分の酎絶縁性を向
上させることができるようになる。
すように、その高圧端子座6に差し込まれる高圧コード
5の中心位置決めを行わせるための突起18が内壁の周
囲に複数設けられている。また、その高圧端子座6の最
奥には、内部に差し込まれる高圧コード5の先端の位置
決めを行わせるストッパ用の突起19が内壁の周囲に複
数設けられている。
11,12の芯線が差し込まれる穴20のあいた低圧端
子板22が配設されている。
には、各座6,13の先端部分の周囲に環状に突出する
段部23が設けられている。その環状の段部23よりも
若干大きな径をもった熱収縮性のチューブ14,15を
それぞれの座6,13に差し込んで装着したうえで、各
チューブ14,15を加熱収縮させて、強固に取り付け
るようにする。その際、熱収縮性のチューブ14,15
に高収縮率タイプのものを用いるのが装着性の点で有利
である。
3に、熱収縮性のチュープ14が装着された高圧コード
5および熱収縮性のチューブ15が装着された低圧コー
ド11,12を組み付けるときの状態を示しており、上
がら下に向かって垂直方向に各コード11,12および
熱収縮性のチューブ14,15をそれぞれの座6,13
に容易に装着させることができるようになっている。
ユニットにあっては、外部引出し部分の座からコードを
引き出し、その座に熱収縮性のチューブを取り付けるこ
とによってコードの外部引出し部分を密封するに際し
て、ケースの外方に突出形成される座の内径をコードの
外径よりも大きくすることにより、座内に差し込まれる
コードと座の内壁との間およびそのコードと熱収縮され
たチューブとの間にすき間が形成されるようにして、そ
のすき間にケース内に充填される樹脂が入り込むように
しているので、コードおよびチューブを外部引出し部分
の座に多少の引っ張りによっては抜けることがないよう
に強固に装着できるようにするとともに、コードの外部
引出し部分の密封性を向上させることができるという利
点を有している。
ニットの正面図である。
の上面図である。
の下面図である。
型電気ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。
取り付けられるプリント基板の一例を示す平面図であ
る。
の左側面図である。
る高圧端子座および低圧端子座の部分の詳細を示す平面
図である。
の高圧端子座および低圧端子座に、熱収縮性のチューブ
が装着された高圧コードおよび低圧コードを組み付ける
状態を示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁ケース内に電気部品を組み込んだう
えで、そのケース内に絶縁性の樹脂を充填して一体的に
形成するものであって、電気部品のコードの外部引出し
部分に熱収縮性のチューブを取り付けることによってコ
ードの外部引出し部分を密封するようにした樹脂モール
ド型電気ユニットにおいて、コードの外部引出し部分の
座をケースの外方に突出形成して、その座の部分にコー
ドに装着された熱収縮性のチューブの一端を保持させる
ようにしたうえで、その座の内径をコードの外径よりも
大きくすることにより、座内に差し込まれるコードと座
の内壁との間およびそのコードと熱収縮されたチューブ
との間にすき間が形成されるようにして、そのすき間に
ケース内に充填される樹脂が入り込むようにしたことを
特徴とする樹脂モールド型電気ユニット。 - 【請求項2】 コードの外部引出し部分の座に、その周
囲に環状に突出する熱収縮性のチューブよりも小さな径
をもった段部を形成したことを特徴とする請求項1の記
載による樹脂モールド型電気ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13586398A JP3627130B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 樹脂モールド型電気ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13586398A JP3627130B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 樹脂モールド型電気ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11297538A true JPH11297538A (ja) | 1999-10-29 |
JP3627130B2 JP3627130B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=15161531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13586398A Expired - Fee Related JP3627130B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 樹脂モールド型電気ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3627130B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002085370A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-26 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
CN108074710A (zh) * | 2016-11-17 | 2018-05-25 | 丰田自动车株式会社 | 线圈单元 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP13586398A patent/JP3627130B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002085370A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-26 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
CN108074710A (zh) * | 2016-11-17 | 2018-05-25 | 丰田自动车株式会社 | 线圈单元 |
CN108074710B (zh) * | 2016-11-17 | 2019-09-17 | 丰田自动车株式会社 | 线圈单元 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3627130B2 (ja) | 2005-03-09 |
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