JPH11297104A - 車輌用標識灯 - Google Patents

車輌用標識灯

Info

Publication number
JPH11297104A
JPH11297104A JP10116070A JP11607098A JPH11297104A JP H11297104 A JPH11297104 A JP H11297104A JP 10116070 A JP10116070 A JP 10116070A JP 11607098 A JP11607098 A JP 11607098A JP H11297104 A JPH11297104 A JP H11297104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
small
lamp
reflecting surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10116070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3868625B2 (ja
Inventor
Tsutomu Machida
勉 町田
Nobutaka Tezuka
伸孝 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP11607098A priority Critical patent/JP3868625B2/ja
Publication of JPH11297104A publication Critical patent/JPH11297104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3868625B2 publication Critical patent/JP3868625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の発光ダイオードを備えた車輌用標識灯
において、灯具点灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光
り方をさせる。 【解決手段】 光源として8個の発光ダイオード20を
用い、これらをリフレクタ22の光軸Ax回りに90°
ピッチで2重に配設する。リフレクタ22の反射面22
aは、内周側の各発光ダイオード20Aからの光を反射
させる小反射面A1、A2、A3、A4を光軸Ax回り
に90°ピッチで放射状に形成するとともに、外周側の
各発光ダイオード20Bからの光を反射させる第2小反
射面B1、B2、B3、B4を小反射面相互間に形成す
ることにより構成する。灯具点灯時にリフレクタ22を
前方から観察すると、各小反射面および各第2小反射面
は、その近傍の発光ダイオード20からの光が反射して
光って見えるだけでなく、他の発光ダイオード20から
の光も反射して光って見え、これにより反射面22aが
奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移
動に伴って次々と異なった光り方で見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、複数の発光ダイ
オードを備えた車輌用標識灯に関するものであり、特に
その見映えを向上させるための構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車輌用標識灯は、光源、リフレ
クタおよびレンズを備えているが、従来の車輌用標識灯
においては、上記光源が白熱バルブで構成されているの
で、灯具点灯時これを外部から観察したときの見え方が
比較的凡庸なものとなっている。
【0003】これに対し、図16あるいは17に示すよ
うに、上記光源として複数の発光ダイオード2を用いた
車輌用標識灯も提案されており、このような灯具構成と
することにより、灯具点灯時の見え方を従来とは異なっ
たものとすることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記車
輌用標識灯においては、灯具点灯時これを外部から観察
したとき単に複数の小灯具が光って見えるに過ぎず、複
数の発光ダイオードを備えたことによる効果以上の格別
の効果は得ることができない、という問題がある。
【0005】すなわち、図16に示す車輌用標識灯は、
単に各発光ダイオード2からの直射光をレンズ4で拡散
させているに過ぎないので、灯具としては各発光ダイオ
ード2毎に散点的かつ平面的に光るだけであり、一方、
図17に示す車輌用標識灯においては、各発光ダイオー
ド2毎に小反射面6が設けられているが、これら各小反
射面6は互いに孤立して平面的に配列されているため、
灯具としては各発光ダイオード2および小反射面6が散
点的に光る小灯具の集合体に過ぎない。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、複数の発光ダイオードを備えた車輌
用標識灯において、灯具点灯時、奥行感のある斬新な光
り方をする輌用標識灯を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、従来のよう
に複数の発光ダイオードおよび小反射面を単に平面的に
配列するのではなく、発光ダイオードを設けるべき複数
の小反射面を1つのリフレクタの反射面構成要素として
放射状に形成することにより、上記目的達成を図るよう
にしたものである。
【0008】すなわち、本願発明に係る車輌用標識灯
は、請求項1に記載したように、光源と、この光源から
の光を前方へ反射させるリフレクタと、このリフレクタ
の前方に設けられたレンズとを備えた車輌用標識灯であ
って、上記光源が、上記リフレクタの光軸に関して周方
向に所定ピッチで配設された複数の発光ダイオードから
なり、上記リフレクタの反射面が、上記各発光ダイオー
ドからの光を前方へ反射させるよう、上記光軸に関して
周方向に所定ピッチで放射状に形成された複数の小反射
面を備えてなる、ことを特徴とするものである。
【0009】上記各「発光ダイオード」は、その輝度、
発光色等その具体的構成について特に限定されるもので
はない。
【0010】上記「反射面」は、上記複数の小反射面が
相互に密接して形成されたものであってもよいし、上記
複数の小反射面が互いに離間して形成されたものであっ
てもよい。
【0011】上記各「小反射面」は、放射状に形成され
たものであれば、その外形形状および表面形状は特に限
定されるものではない。また、これら外形形状および表
面形状は、各小反射面相互間で同一であってよいことは
もちろんであるが、異なるものであってもよい。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車輌用標識灯は、その光源として複数の発光ダイオ
ードを用いているが、これら発光ダイオードはリフレク
タの光軸に関して周方向に所定ピッチで配設されてお
り、また、上記リフレクタの反射面は、その光軸に関し
て周方向に所定ピッチで放射状に形成された複数の小反
射面を備えており、これら小反射面により上記各発光ダ
イオードからの光を前方へ反射させるように構成されて
いるので、灯具点灯時これを外部から観察したとき次の
ような光り方で見える。
【0013】すなわち、光軸方向前方から観察したとき
には、放射状に形成された各小反射面は、該小反射面近
傍の発光ダイオードからの光が反射してその全面または
一部が光って見える。また、光軸方向前方から視点を上
下左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各
小反射面が放射状に形成されていることから、該小反射
面はその近傍の発光ダイオードからの光が反射して光っ
て見えるだけでなく他の発光ダイオードからの光も反射
して光って見え、これにより反射面全体が奥行感を持っ
てキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次
々と異なった光り方で見える。
【0014】したがって、本願発明によれば、複数の発
光ダイオードを備えた車輌用標識灯において、灯具点灯
時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることが
できる。
【0015】上記構成において、請求項2に記載したよ
うに、上記各小反射面の表面形状を、その近傍の発光ダ
イオードからの光の反射光により、光軸方向前方へ向か
う照射光を含む配光パターンを形成する曲面形状に設定
するようにすれば、灯具点灯時これを光軸方向前方から
観察したときすべての小反射面が光って見えるようにす
ることができる。
【0016】上記「反射面」は、複数の小反射面を互い
に離間して形成したものであってよいことは上述したと
おりであるが、このようにした場合、請求項3に記載し
たように、これら各小反射面相互間に第2小反射面を各
々形成するようにすれば、これら各第2小反射面からの
反射光が各小反射面からの反射光に重畳されるため、反
射面のキラキラ感を一層高めることができる。
【0017】この場合において、上記各第2小反射面の
表面形状等は特に限定されるものではないが、請求項4
に記載したように、これら各第2小反射面を各小反射面
に対して後方へオフセットして形成するようにすれば、
反射面を周方向に周期的にメリハリを付けて光らせるこ
とができ、これにより灯具に一層の奥行感を出すことが
できる。
【0018】また、この場合において、上記各第2小反
射面の近傍に発光ダイオードを各々配設するようにすれ
ば、上記各小反射面および各第2小反射面を、その近傍
の発光ダイオードからの光による反射光および他の発光
ダイオードからの光による反射光によりさらに一層キラ
キラと光って見せることができる。さらに、この場合に
おいて、灯具点灯時、すべての発光ダイオードを一斉に
点灯させるようにしてもよいが、請求項5に記載したよ
うに、灯具点灯モードを、上記各小反射面近傍の発光ダ
イオードのみが点灯するモードと、上記各第2小反射面
近傍の発光ダイオードも同時に点灯するモードとの間で
切換可能な構成とすれば、モード切換えにより灯具機能
の切換えを行うことができるとともに灯具の光り方を大
きく変化させることができ、これにより灯具をより斬新
なものとすることができる。
【0019】ところで、上記車輌用標識灯の灯具構成と
して、単一のリフレクタを備えた構成としてもよいが、
請求項6に記載したように、上記リフレクタが散点的に
複数個配設された灯具構成とするとともに、これらリフ
レクタの前方側に各リフレクタの開口周縁部を覆うエク
ステンションパネルを設けるようにすれば、次のような
作用効果を得ることができる。すなわち、灯具点灯時に
は、奥行感を持ってキラキラと光る発光部がリフレクタ
毎に散点配置されるため、灯具の光り方をより一層斬新
なものとすることができ、また、灯具非点灯時には、こ
れを外部から観察したとき、平面的なエクステンション
パネルと奥行感のあるリフレクタとのコントラストによ
り、斬新な見え方とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
一実施形態について説明する。
【0021】図1は、本実施形態に係る車輌用標識灯を
示す正面図であり、図2は、そのII-II 線断面図であ
る。
【0022】これらの図に示すように、本実施形態に係
る車輌用標識灯10は、テールランプであって、レンズ
12とランプボディ14とで構成される灯室内に、左右
1対のリフレクタユニット16と、その前方側(標識灯
としての前方側であって車輌としては後方側。以下同
様)においてその開口周縁部を覆うエクステンションパ
ネル18とが設けられてなっている。
【0023】上記各リフレクタユニット16は、いずれ
も同様の構成であって、8個の発光ダイオード20から
なる光源と、これら発光ダイオード20からの光を前方
へ反射させるリフレクタ22とからなっている。上記レ
ンズ12は素通しレンズであって、灯具としての配光制
御機能は各リフレクタユニット16に集約されている。
【0024】図3は、上記リフレクタユニット16を単
品で示す正面図であり、図4は、その斜視図である。
【0025】これらの図に示すように、上記8個の発光
ダイオード20は、リフレクタ22の光軸Axに関して
周方向に90°ピッチで2重に配設されている。内周側
に位置する4個の発光ダイオード20Aは、光軸Axの
上下左右に位置するようにして設けられており、外周側
に位置する4個の発光ダイオード20Bは、上記各発光
ダイオード20Aと半ピッチ角度がずれた位置に設けら
れている。
【0026】上記リフレクタ22は、その開口部22b
が略円形に形成されており、その反射面22aは、光軸
Axに関して周方向に90°ピッチで該光軸Axの上下
左右に位置するようにして放射状に形成された4つの小
反射面A1、A2、A3、A4と、これら各小反射面相
互間に形成された4つの第2小反射面B1、B2、B
3、B4とからなり、各々その近傍の発光ダイオード2
0Aまたは20Bからの光を前方へ拡散反射させるよう
になっている。
【0027】上記4つの小反射面A1、A2、A3、A
4は、光軸Ax近傍領域において互いに隣接している
が、それ以外の領域においては互いに離間しており、全
体として灯具正面視において略十字形の反射面を形成し
ている。
【0028】図5は、リフレクタユニット14により形
成されるスクリーン配光パターンを示す図である。
【0029】同図において、配光パターンPa1、Pa
2、Pa3、Pa4は、各々小反射面A1、A2、A
3、A4からの反射光によるものであり、配光パターン
Pb1、Pb2、Pb3、Pb4は、各々第2小反射面
B1、B2、B3、B4からの反射光によるものであ
り、配光パターンPdは、8個の発光ダイオード20か
らの直射光により合成配光パターンとして形成されるも
のである。なお、図中破線で示す横長の矩形枠は、光軸
Ax方向前方(H−V)に対して上下各10°左右各2
0°の領域(テールランプとして照射することが好まし
い領域)を示す枠である。
【0030】図示のように、配光パターンPdは、光軸
Ax方向前方を中心とする略円形の配光パターンとなっ
ており、各配光パターンPa1、Pa2、Pa3、Pa
4および各配光パターンPb1、Pb2、Pb3、Pb
4は、光軸Ax方向前方へ向かう照射光を含む略楕円形
の配光パターンとなっている。そして、反射面22a全
体としての配光パターンは、光軸Ax方向前方が最も明
るく周辺領域へ向けて徐々に明るさが減少する配光パタ
ーンとなっている。
【0031】このような配光パターンを形成すべく、上
記各小反射面A1、A2、A3、A4および各第2小反
射面B1、B2、B3、B4の表面形状は、その近傍の
発光ダイオード20A、20Bを通る軸線を中心軸とす
る回転放物面を適宜変形させた曲面形状に設定されてい
る。その際、上記各第2小反射面B1、B2、B3、B
4は、上記各小反射面A1、A2、A3、A4よりも焦
点距離が長い回転放物面を基準にして形成されており、
このため各小反射面A1、A2、A3、A4に対して後
方へオフセットしている。
【0032】図1および2に示すように、上記エクステ
ンションパネル18は、上記各リフレクタユニット16
におけるリフレクタ22の開口部22b前方に位置する
部分が、円環状に前方へ突出する円環フランジ部18a
として形成されており、その他の部分は略平面状に形成
されている。
【0033】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0034】上記車輌用標識灯10を光軸Ax方向前方
から観察したときには、素通しのレンズ12を透して左
右1対のリフレクタユニット16およびエクステンショ
ンパネル18が見えるが、灯具点灯時には、各リフレク
タユニット16のリフレクタ22の反射面22aを構成
する4つの小反射面A1、A2、A3、A4および4つ
の第2小反射面B1、B2、B3、B4のすべてにおい
て、その近傍の発光ダイオード20からの光が反射して
その一部(光軸Ax方向前方へ反射させる領域)が光っ
て見える。また、光軸Ax方向前方から視点を上下左右
に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射
面A1、A2、A3、A4および各第2小反射面B1、
B2、B3、B4が放射状に形成されていることから、
該小反射面および第2小反射面はその近傍の発光ダイオ
ード20からの光が反射して光って見えるだけでなく他
の発光ダイオード20からの光も反射して光って見え、
これにより反射面22a全体が奥行感を持ってキラキラ
と光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なっ
た光り方で見える。
【0035】したがって、本実施形態によれば、複数の
発光ダイオードを備えた車輌用標識灯において、灯具点
灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせること
ができる。
【0036】しかも、本実施形態においては、上記各第
2小反射面B1、B2、B3、B4が各小反射面A1、
A2、A3、A4とは異なる表面形状で後方へオフセッ
トして形成されているので、反射面22aを周方向に周
期的にメリハリを付けて光らせることができ、これによ
り灯具に一層の奥行感を出すことができる。
【0037】また、本実施形態においては、左右1対の
リフレクタユニット16が所定間隔をおいて配設されて
おり、これらリフレクタユニット16の前方側に各リフ
レクタユニット16の開口周縁部を覆うエクステンショ
ンパネル18が設けられているので、灯具点灯時には、
奥行感を持ってキラキラと光る発光部がリフレクタユニ
ット16毎に散点配置されることとなり、このため灯具
の光り方をより一層斬新なものとすることができ、ま
た、灯具非点灯時には、これを外部から観察したとき、
平面的なエクステンションパネル18と奥行感のあるリ
フレクタユニット16とのコントラストにより、斬新な
見え方とすることができる。
【0038】次に、上記実施形態の第1変形例について
説明する。
【0039】上記実施形態においては、上記各小反射面
A1、A2、A3、A4および各第2小反射面B1、B
2、B3、B4が各発光ダイオード20A、20Bから
の光を拡散反射させるように構成されているが、本変形
例においては、図6に示すように、上記各小反射面A
1、A2、A3、A4が、各発光ダイオード20Aから
の光を光軸Ax方向前方へ平行光として反射させるよう
に構成されている。具体的には、上記各小反射面A1、
A2、A3、A4の表面形状が、その近傍の発光ダイオ
ード20Aを通る光軸Axと平行な軸線を中心軸とする
回転放物面形状に設定されている。
【0040】一方、上記各第2小反射面B1、B2、B
3、B4は、上記実施形態と略同様の表面形状を有して
いるが、図7に示すように、上記各小反射面A1、A
2、A3、A4からの拡散反射光が得られなくなった分
を補うように、その反射拡散角度の設定調整が行われて
いる。
【0041】灯具点灯時にリフレクタユニット16を光
軸Ax方向前方から観察すると、図6に示すように、そ
のリフレクタ22の反射面22aは、4つの小反射面A
1、A2、A3、A4が全域にわたって光って見え、4
つの第2小反射面B1、B2、B3、B4は、発光ダイ
オード20Bの周辺領域のみが光って見える。そして、
光軸Ax方向前方から視点を上下左右に移動させて斜め
前方から観察したときには、各小反射面A1、A2、A
3、A4が全域にわたって光って見えることはなくなる
が、上記実施形態と同様、各小反射面A1、A2、A
3、A4および各第2小反射面B1、B2、B3、B4
はその近傍の発光ダイオード20および他の発光ダイオ
ード20からの光が反射して光って見え、これにより反
射面22a全体が奥行感を持ってキラキラと光って見え
る。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見
える。
【0042】したがって、本変形例においても、灯具点
灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせること
ができる。特に本変形例においては、光軸Ax方向前方
から観察したときの印象を強烈なものとすることができ
る。
【0043】次に、上記実施形態の第2変形例について
説明する。
【0044】上記実施形態においては、車輌用標識灯を
テールランプとして用いる場合について説明したが、本
変形例は、これをテール&ストップランプとして用いる
ものであって、8個の発光ダイオード20の点灯数の切
換えにより、テールランプ点灯モードとストップランプ
点灯モードとの切換えが行われるようになっている。
【0045】すなわち、テールランプ点灯モードでは、
図8に示すように、灯具点灯時、8個の発光ダイオード
20のうち、内周側の4個の発光ダイオード20Aのみ
が点灯して、テールランプの配光機能を果たすようにな
っている。これを実現するため、各小反射面A1、A
2、A3、A4は、その近傍の発光ダイオード20から
光を拡散反射させて、図9に示すように、上記実施形態
とは異なる形状の配光パターンPa1、Pa2、Pa
3、Pa4を形成するようになっている。
【0046】一方、ストップランプ点灯モードでは、図
10に示すように、灯具点灯時、8個の発光ダイオード
20すべてが点灯して、ストップランプの配光機能を果
たすようになっている。追加点灯される各第2小反射面
B1、B2、B3、B4により形成される各配光パター
ンPb1、Pb2、Pb3、Pb4は、上記実施形態と
略同様である。
【0047】テールランプ点灯モードで点灯させた状態
でリフレクタユニット16を光軸Ax方向前方から観察
すると、リフレクタ22の反射面22aを構成する4つ
の小反射面A1、A2、A3、A4により、その近傍の
発光ダイオード20Aからの光が反射してその一部(光
軸Ax方向前方へ反射させる領域)が光って見える。ま
た、光軸Ax方向前方から視点を上下あるいは左右に移
動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面A
1、A2、A3、A4が放射状に形成されていることか
ら、該小反射面はその近傍の発光ダイオード20Aから
の光が反射して光って見えるだけでなく他の発光ダイオ
ード20Aからの光も反射して光って見え、これにより
反射面22aが十字形状で奥行感を持ってキラキラと光
って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光
り方で見える。
【0048】一方、ストップランプ点灯モードで点灯さ
せた状態での光り方は、上記実施形態と略同様である。
もっとも、ストップランプとテールランプとの機能の相
違から灯具の明るさは異なったものとなる。
【0049】このように本変形例によれば、テール&ス
トップランプにおいて、テールランプおよびストップラ
ンプいずれの点灯モードで点灯させた場合においても該
灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができ
る。
【0050】次に、上記実施形態の第3変形例について
説明する。
【0051】本変形例に係る車輌用標識灯も、上記実施
形態と同様、テールランプであるが、各リフレクタユニ
ット16の構成が異なっている。
【0052】すなわち、本変形例においては、図12に
示すように、4個の発光ダイオード20が、リフレクタ
22の光軸Axに関して周方向に90°ピッチで光軸A
xの上下左右に位置するようにして設けられている。そ
して、リフレクタ22の反射面22aは、各発光ダイオ
ード20からの光を前方へ反射させるよう、上下左右に
扇形に4分割された4つの小反射面A1、A2、A3、
A4からなっている。これら各小反射面A1、A2、A
3、A4は、その近傍の発光ダイオード20から光を拡
散反射させて、図13に示すような形状の配光パターン
Pa1、Pa2、Pa3、Pa4を形成するようになっ
ている。
【0053】灯具点灯時にリフレクタユニット16を光
軸Ax方向前方から観察すると、そのリフレクタ22の
反射面22aを構成する4つの小反射面A1、A2、A
3、A4により、その近傍の発光ダイオード20からの
光が反射してその一部(光軸Ax方向前方へ反射させる
領域)が光って見える。また、光軸Ax方向前方から視
点を上下左右に移動させて斜め前方から観察したときに
は、各小反射面A1、A2、A3、A4が放射状に形成
されていることから、該小反射面はその近傍の発光ダイ
オード20からの光が反射して光って見えるだけでなく
他の発光ダイオード20からの光も反射して光って見
え、これにより反射面22aが奥行感を持ってキラキラ
と光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なっ
た光り方で見える。
【0054】このように本変形例においても、灯具点灯
時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることが
できる。
【0055】次に、上記実施形態の第4変形例について
説明する。
【0056】本変形例に係る車輌用標識灯も、上記実施
形態と同様、テールランプであるが、各リフレクタユニ
ット16の構成が異なっている。
【0057】すなわち、本変形例においては、図14に
示すように、6個の発光ダイオード20が、リフレクタ
22の光軸Axに関して周方向に60°ピッチで設けら
れている。そして、リフレクタ22の反射面22aは、
各発光ダイオード20からの光を前方へ反射させるよ
う、扇形に6分割された小反射面A1、A2、A3、A
4、A5、A6からなっている。これら各小反射面A
1、A2、A3、A4、A5、A6は、その近傍の発光
ダイオード20から光を拡散反射させて、図15に示す
ような形状の配光パターンPa1、Pa2、Pa3、P
a4、Pa5、Pa6を形成するようになっている。
【0058】灯具点灯時にリフレクタユニット16を光
軸Ax方向前方から観察すると、そのリフレクタ22の
反射面22aを構成する6つの小反射面A1、A2、A
3、A4、A5、A6により、その近傍の発光ダイオー
ド20からの光が反射してその一部(光軸Ax方向前方
へ反射させる領域)が光って見える。また、光軸Ax方
向前方から視点を上下左右に移動させて斜め前方から観
察したときには、各小反射面A1、A2、A3、A4、
A5、A6が放射状に形成されていることから、該小反
射面はその近傍の発光ダイオード20からの光が反射し
て光って見えるだけでなく他の発光ダイオード20から
の光も反射して光って見え、これにより反射面22aが
奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移
動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0059】このように本変形例においても、灯具点灯
時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用標識灯を示
す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】上記車輌用標識灯のリフレクタユニットを単品
で示す正面図
【図4】上記リフレクタユニットを単品で示す斜視図
【図5】上記リフレクタユニットにより形成されるスク
リーン配光パターンを示す図
【図6】上記実施形態の第1変形例に係るリフレクタユ
ニットを単品で示す正面図
【図7】上記第1変形例のリフレクタユニットにより形
成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図8】上記実施形態の第2変形例に係るリフレクタユ
ニット(テールランプ点灯モード)を単品で示す正面図
【図9】上記テールランプ点灯モードでのスクリーン配
光パターンを示す図
【図10】上記第2変形例に係るリフレクタユニット
(ストップランプ点灯モード)を単品で示す正面図
【図11】上記ストップランプ点灯モードでのスクリー
ン配光パターンを示す図
【図12】上記実施形態の第3変形例に係るリフレクタ
ユニットを単品で示す正面図
【図13】上記第3変形例のリフレクタユニットにより
形成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図14】上記実施形態の第4変形例に係るリフレクタ
ユニットを単品で示す正面図
【図15】上記第4変形例のリフレクタユニットにより
形成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図16】従来例を示す要部側断面図
【図17】他の従来例を示す要部側断面図
【符号の説明】
10 車輌用標識灯 12 レンズ 14 ランプボディ 16 リフレクタユニット 18 エクステンションパネル 18a 円環フランジ部 20、20A、20B 発光ダイオード(光源) 22 リフレクタ 22a 反射面 22b 開口部 Ax 光軸 A1、A2、A3、A4、A5、A6 小反射面 B1、B2、B3、B4 第2小反射面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光を前方へ反射
    させるリフレクタと、このリフレクタの前方に設けられ
    たレンズとを備えた車輌用標識灯であって、 上記光源が、上記リフレクタの光軸に関して周方向に所
    定ピッチで配設された複数の発光ダイオードからなり、 上記リフレクタの反射面が、上記各発光ダイオードから
    の光を前方へ反射させるよう、上記光軸に関して周方向
    に所定ピッチで放射状に形成された複数の小反射面を備
    えてなる、ことを特徴とする車輌用標識灯。
  2. 【請求項2】 上記各小反射面の表面形状が、該小反射
    面近傍の発光ダイオードからの光の反射光により、上記
    光軸方向前方へ向かう照射光を含む配光パターンを形成
    する曲面に設定されている、ことを特徴とする請求項1
    記載の車輌用標識灯。
  3. 【請求項3】 上記各小反射面が互いに離間して形成さ
    れており、 これら各小反射面相互間に第2小反射面が各々形成され
    ている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車輌
    用標識灯。
  4. 【請求項4】 上記各第2小反射面が、上記各小反射面
    に対して後方へオフセットして形成されている、ことを
    特徴とする請求項3記載の車輌用標識灯。
  5. 【請求項5】 上記各第2小反射面の近傍に、発光ダイ
    オードが各々配設されており、 灯具点灯モードが、上記各小反射面近傍の発光ダイオー
    ドのみが点灯するモードと、上記各第2小反射面近傍の
    発光ダイオードも同時に点灯するモードとの間で切換可
    能に構成されている、ことを特徴とする請求項3または
    4記載の車輌用標識灯。
  6. 【請求項6】 上記リフレクタが散点的に複数個配設さ
    れており、 これらリフレクタの前方側に、該各リフレクタの開口周
    縁部を覆うエクステンションパネルが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の車輌用標
    識灯。
JP11607098A 1998-04-10 1998-04-10 車輌用標識灯 Expired - Fee Related JP3868625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11607098A JP3868625B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 車輌用標識灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11607098A JP3868625B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 車輌用標識灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11297104A true JPH11297104A (ja) 1999-10-29
JP3868625B2 JP3868625B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=14677976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11607098A Expired - Fee Related JP3868625B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 車輌用標識灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3868625B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216814A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Stanley Electric Co Ltd 車両用灯具
WO2002052190A1 (en) * 2000-12-26 2002-07-04 Chen Zhang The led lamp with a reflecting cavity
JP2008140627A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mirai:Kk 照明装置
JP2009230884A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Honda Motor Co Ltd 車両用灯火装置
JP2015077480A (ja) * 2015-01-26 2015-04-23 株式会社ソフイア 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216814A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Stanley Electric Co Ltd 車両用灯具
JP4582733B2 (ja) * 2000-02-04 2010-11-17 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
WO2002052190A1 (en) * 2000-12-26 2002-07-04 Chen Zhang The led lamp with a reflecting cavity
JP2008140627A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mirai:Kk 照明装置
JP2009230884A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Honda Motor Co Ltd 車両用灯火装置
JP2015077480A (ja) * 2015-01-26 2015-04-23 株式会社ソフイア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3868625B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3839235B2 (ja) 車両用灯具
US6431738B1 (en) Versatile power-efficient automobile signal lamp
JP4118647B2 (ja) 車両用標識灯
JP3986779B2 (ja) 車両用灯具
JP4094366B2 (ja) 車両用灯具
US6951414B2 (en) Vehicular lamp
JP3839237B2 (ja) 車両用灯具
JP2004103379A (ja) 車両用標識灯
JP2004047351A (ja) 車両用灯具
JP2001167614A (ja) 車両用標識灯
US20030174509A1 (en) Headlight
JP2003068115A (ja) 車両用灯具
JP2002093209A (ja) 車両用灯具
JP2005203111A (ja) 車両用灯具
JP2003272416A (ja) 車両用灯具
JP2010050008A (ja) 灯具
JPH11213711A (ja) 自動車用ランプ
JP4290607B2 (ja) 車両用灯具
JPH11306810A (ja) 車輌用標識灯
JP3904783B2 (ja) 車両用標識灯
JP2004265697A (ja) 信号灯具及び信号灯具の反射構造
JP5394086B2 (ja) 車両用灯具
JPH11297104A (ja) 車輌用標識灯
JP2004127689A (ja) 車両用灯具
JP3352989B2 (ja) 車両用信号灯具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees