JPH11295827A - 放射線画像記録読取装置、この装置の搬送制御方法及び この装置に用いるカセッテ - Google Patents

放射線画像記録読取装置、この装置の搬送制御方法及び この装置に用いるカセッテ

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JPH11295827A
JPH11295827A JP11432698A JP11432698A JPH11295827A JP H11295827 A JPH11295827 A JP H11295827A JP 11432698 A JP11432698 A JP 11432698A JP 11432698 A JP11432698 A JP 11432698A JP H11295827 A JPH11295827 A JP H11295827A
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JP11432698A
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Kazuyuki Hayakawa
和志 早川
Masakazu Ando
政和 安藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 カセッテからの放射線画像変換プレートを引き出し搬送
する動作を円滑かつ確実に行うことのできる放射線画像
記録読取装置及び搬送制御方法を提供する。 【解決手段】 この放射線画像記録読取装置は、カセッ
テ装填部3に装填されたカセッテ9の側面に相対してこ
の側面から記録プレート12を引き出して保持しまた収
納する保持ユニット411と、保持ユニットを一体に支
持するとともに前記カセッテの側面から記録プレートを
引き出しまた収納する所定位置に保持ユニットを移動さ
せる移動体400と、移動した保持ユニットが所定位置
にあるか否かを移動体の移動方向と直行する方向の一端
部側及び他端部側において検知する検知手段423,4
24と、保持ユニットを所定位置に位置決めするように
位置調整をする位置調整手段440とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像変換プ
レートに記憶された放射線画像の読み取りを行いディジ
タル信号に変換して画像表示したり記憶する放射線画像
記録の読取装置に及びこの読取装置の放射線画像変換プ
レートの搬送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、診察の目的で放射線画像変換プレ
ートを収納したカセッテを撮影装置に装填してX線撮影
を行った後、このカセッテを撮影装置から取り出してか
ら装填して放射線画像変換プレートに記録された放射線
画像をディジタル信号に変換して読み取るようにした放
射線画像記録の読取装置が知られている。
【0003】このような放射線画像記録読取装置では、
複数のカセッテをカセッテスタッカ部に装填し、この装
填されたカセッテから、その中に収納された放射線画像
変換プレートをプレート引出部により引き出してから画
像読み取りのために画像読取部まで、プレート引出部を
一体に支持する移動体により搬送し、画像読み取り終了
後に再び搬送し元のカセッテに再収納するように動作が
行われる。
【0004】一般に、放射線画像変換プレートは広幅に
構成されるため、この放射線画像変換プレートを支持し
画像読取部まで搬送する移動体も広幅なものとならざる
を得ない。このため、移動体を所定のカセッテまで移動
して停止させたとき、移動体が広幅方向に真直ぐに停止
しない場合がある。このため、移動体に支持されたプレ
ート引出部がカセッテから放射線画像変換プレートを引
き出す位置からずれてしまい、引き出すための動作に支
障が生じるおそれがある。特に、装置全体の配置の関係
から移動体の移動駆動手段であるモータやベルト等を広
幅方向の一端部側に配置せざるを得ない場合、その他端
部側において位置ずれが生じてしまい易く、正確な位置
に停止させることが一層困難となり、円滑な搬送動作に
支障が生じてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カセ
ッテからの放射線画像変換プレートを引き出し搬送する
動作を円滑かつ確実に行うことのできる放射線画像記録
読取装置及び搬送制御方法を提供することであり、また
カセッテからの放射線画像変換プレートを引き出し搬送
する動作を迅速に行うことのできる放射線画像記録読取
装置の搬送制御方法を提供することである。また、本装
置及び搬送制御方法において用いることのできるカセッ
テを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、放射線画像の記録された記録プレー
トを収納したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、
前記記録プレートから画像情報を読み取るための画像読
取手段と、前記装填されたカセッテと前記画像読取手段
との間で前記記録プレートを搬送する搬送手段とを備え
る放射線画像記録読取装置において、前記搬送手段は、
前記カセッテ装填部に装填された前記カセッテの側面に
相対してこの側面から前記記録プレートを引き出して保
持し、また収納する保持ユニットと、前記保持ユニット
を一体に支持するとともに前記カセッテから前記記録プ
レートを引き出し、また収納する所定位置に前記保持ユ
ニットを移動させる移動体と、移動した前記保持ユニッ
トが前記所定位置に存在するか否かを検知する検知手段
と、前記保持ユニットを前記所定位置に位置決めするよ
うに位置調整をする位置調整手段とを具備することを特
徴とする。
【0007】本発明によれば、保持ユニットが所定位置
にあるかを検知できるから、保持ユニットの位置が所定
位置に対しずれているかどうか検知でき、その位置がず
れている場合、この保持ユニットを位置調整し所定位置
に位置決めすることができる。このため、保持ユニット
を装填されたカセッテに対し正確な位置に停止させるこ
とができ、カセッテから記録プレートを引き出す場合で
もカセッテに再収納する場合でも、円滑かつ確実な搬送
動作が可能となる。
【0008】また、前記検知手段は、前記移動体の移動
方向と直行する方向の一端部側及び他端部側における位
置を検知するようにできる。これにより、保持ユニット
を一体に支持する移動体の移動方向の直行方向の両端側
において保持ユニットの位置を検知できるから、移動体
の直交方向の位置ずれを検知できる。
【0009】また、前記カセッテ装填部には複数のカセ
ッテが装填され、前記移動体は各カセッテに対応した各
所定位置に前記保持ユニットを移動させるように構成で
きる。この構成によれば、複数のカセッテに対応した各
所定位置に保持ユニットを移動させて各所定位置に位置
決めすることができる。
【0010】また、前記保持ユニットが前記カセッテの
側面に相対する保持面を有し、この保持面が前記カセッ
テの側面と同じ方向に延在するようにできる。これによ
れば、保持ユニットは、その保持面がカセッテの側面に
相対し、この側面に対して位置決められる。
【0011】また、前記移動体を移動させる移動駆動手
段が前記一端部側に配置され、前記移動調整手段が前記
他端部側に配置されるように構成できる。この構成によ
れば、移動体の移動駆動手段を移動体の移動方向の一端
部側に配置した場合、その一端部側と反対の他端部側に
おいて位置ずれが生じても他端部側に設けた位置調整手
段により位置決めを行うことにより、保持ユニットをそ
の両端において位置決めすることができる。また、位置
調整手段を他端部側だけに設け、一端部側では省略で
き、装置を簡素化できる。また、装置全体のスペースや
他の部分との配置の関係から、移動駆動手段を一端部側
に設けざるを得なく、保持ユニットが他端部側でずれや
すい場合でも保持ユニットを所定位置に位置決めでき
る。
【0012】また、前記保持ユニットが前記一端部側で
前記所定位置にあることを前記検知手段が検知したとき
前記移動体の移動を停止させるようにできる。これによ
れば、保持ユニットが一端部側で所定位置にあることを
検知手段により検知するまで保持ユニットを移動させ、
検知したところで移動体の移動を停止させ、保持ユニッ
トを一端部側で所定位置に位置決めすることができる。
【0013】また、前記保持ユニットが前記一端部側で
前記所定位置にあり、前記他端部側で前記所定位置にな
いことを前記検知手段が検知すると、前記位置調整手段
が作動するように制御するようにできる。これによれ
ば、保持ユニットが一端部側で所定位置にあり、他端部
側で所定位置にない場合、保持ユニットの位置を調整し
位置決めするように制御できる。
【0014】また、前記移動体は前記移動方向に前記記
録プレートを前記画像読取手段まで搬送し、その後前記
カセッテに収納するため前記所定位置まで搬送するよう
にできる。
【0015】また、前記位置調整手段は、前記移動体に
設けられた第1の係合部と装置本体側に設けられた第2
の係合部とを備え、両係合部が係合することにより前記
保持ユニットの位置調整が行われるようにできる。
【0016】また、第2の発明は、放射線画像の記録さ
れた記録プレートを収納したカセッテを装填し、このカ
セッテから保持ユニットにより前記記録プレートを引き
出して保持し、前記記録プレートを移動体により前記保
持ユニットと一体に搬送し、前記記録プレートから画像
情報を読み取り、前記記録プレートを搬送し、前記保持
ユニットにより前記カセッテに収納するように構成され
た放射線画像記録読取装置の搬送制御方法において、前
記移動体により前記保持ユニットを所定位置まで移動さ
せて前記装填されたカセッテの側面に相対させるステッ
プと、前記保持ユニットが前記所定位置にあるか否かを
前記移動体の移動方向と直行する方向の一端部側及び他
端部側において検知するステップと、前記保持ユニット
を前記所定位置に位置決めするように位置調整を行うス
テップと、前記保持ユニットが前記所定位置で前記カセ
ッテから前記記録プレートを引き出すステップとを含む
ことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、保持ユニットの位置が装
填されたカセッテに対しずれている場合、この保持ユニ
ットを位置調整し所定位置に位置決めすることができ
る。このため、保持ユニットを装填されたカセッテに対
し正確な位置に停止させることができ、円滑かつ確実に
カセッテから記録プレートを引き出すことができるか
ら、円滑かつ確実な搬送動作が可能となる。なお、この
搬送制御方法は、上述した放射線画像記録読取装置にお
いて実行することができる。
【0018】また、前記保持ユニットが前記一端部側に
おいて前記所定位置にあることを検知したとき前記移動
体の移動を停止させるようにできる。
【0019】また、前記検知ステップで前記保持ユニッ
トが前記一端部側及び他端部側で前記所定位置にあるこ
とを検知すると、前記位置調整ステップを実行しないよ
うにできる。これによれば、位置調整ステップを行う必
要のない場合、その実行を省略できるので、不要な動作
が行われず、迅速な搬送が可能となる。
【0020】また、前記検知ステップで前記保持ユニッ
トが前記一端部側で前記所定位置にあり、他端部側で前
記所定位置にないことを検知すると、前記保持ユニット
を前記所定位置に位置決めするように前記他端部側にお
いて位置調整を行うようにできる。
【0021】また、前記保持ユニットが前記所定位置で
前記カセッテに前記記録プレートを収納するステップを
含むことができる。これによれば、保持ユニットは上述
のように所定位置に位置決めされるから、記録プレート
をカセッテに再収納する場合においても、円滑かつ確実
にその動作を行うことができる。
【0022】また、第3の発明は、放射線画像の記録さ
れた記録プレートを収納したカセッテを装填し、このカ
セッテから保持ユニットにより前記記録プレートを引き
出して保持し、前記記録プレートを移動体により前記保
持ユニットと一体に搬送し、前記記録プレートから画像
情報を読み取り、前記記録プレートを搬送し、前記保持
ユニットにより前記カセッテに収納するように構成され
た放射線画像記録読取装置の搬送制御方法において、前
記装置が作動状態であるとき、前記保持ユニットを前記
カセッテの装填基準位置に対応した位置で待機させるス
テップと、前記移動体により前記保持ユニットを所定位
置まで移動させて前記装填されたカセッテの側面に相対
させるステップと、前記保持ユニットが前記所定位置で
前記カセッテから前記記録プレートを引き出すステップ
とを含むことを特徴とする。
【0023】本発明によれば、装置の定常状態時や電源
をオンにした時等に、保持ユニットをカセッテの装填基
準位置で待機させておくことにより、保持ユニットによ
るカセッテからの記録プレートの引き出し動作を迅速に
行うことができる。カセッテの装填基準位置としては、
記録プレートのサイズが異なる場合があることを考慮し
て、最も使用頻度の高いサイズに対応した位置とするの
が好ましい。
【0024】また、第4の発明は、上述した放射線画像
記録読取装置または搬送制御方法において用いられ前記
記録プレートを収納したカセッテであって、カセッテ本
体を閉塞する閉塞部と、ロック部と、このロック部に対
してロックすることにより前記閉塞部を前記カセッテ本
体に固定するロック機構とを備え、前記位置決めされた
前記保持ユニットが前記記録プレートを引き出すために
前記閉塞部に係合した時、前記ロック機構のロック状態
が解除されることにより、前記記録プレートが引出し可
能となる。
【0025】本発明によれば、カセッテを装填した場
合、このカセッテと保持ユニットとが所定位置に位置決
めされ位置ずれがないから、保持ユニットとカセッテの
閉塞部との係合が円滑かつ正確に行われる。このため、
ロック機構によるロック状態の解除が円滑に行われ、記
録プレートの引出のための搬送動作を円滑かつ正確に行
うことが可能となる。また、記録プレートの再収納時に
も、ロック機構によるロック部に対する再ロックを円滑
に行うことができる。
【0026】前記閉塞部を前記記録プレートに連結され
たキャップ状に構成することができる。また、前記閉塞
部を蓋状に構成し、この蓋体が開いてから前記記録プレ
ートが引き出されるようにできる。
【0027】前記ロック機構のロック解除状態を維持す
るラッチ手段を更に備え、前記保持ユニットに備えられ
たラッチ解除手段により前記ラッチ手段のラッチ状態が
解除される。これによれば、カセッテを装填した場合、
このカセッテと保持ユニットとが所定位置に位置決めさ
れ位置ずれがないから、ラッチ手段のラッチ状態の解除
の動作が円滑に行われる。このため、ロック機構による
再ロックが更に円滑になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。図1は本実施の形態によ
る放射線画像記録読取装置本体の概略的な構成を示す
図、図2は同装置に装填されるカセッテの斜視図、図3
は図2に示すカセッテに収納された放射線画像変換プレ
ートを引き出した状態を示す斜視図、図4は図2のカセ
ッテに放射線画像変換プレートを収納した状態を、上部
のケース半体を省略して示す平面図、図5(a),
(b)は図2のカセッテのキャップ部内のロック機構を
示す平面図、及び図6は図2に示すカセッテの平面図で
ある。図1の放射線画像記録読取装置1は、装置本体2
に、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部4,画像読
取部5,システム制御部6,操作部7、及び電源部8を
備える。
【0029】カセッテスタッカ部3は、図3及び図4の
ように放射線画像変換プレート12をそれぞれ収納した
複数のカセッテ9が装填可能なように構成されている。
カセッテ9には、それぞれサイズの異なる放射線画像変
換プレート12を収納することができる。放射線画像変
換プレート12は例えば輝尽性蛍光体層を有し、この輝
尽性蛍光体層は放射線画像変換プレート12に例えば気
相堆積法や塗布法により形成することができる。別の放
射線撮影装置において放射線発生源から被写体を介して
放射線画像変換プレート12に放射線を照射した際に、
輝尽性蛍光体層は、放射線発生源からの照射放射線量に
対する被写体の放射線透過率分布に従ったエネルギーを
蓄積して潜像を画像情報として形成する。なお、輝尽性
蛍光体層は、環境による悪影響及び損傷を防止するため
に保護部材によって遮蔽または被覆されている。
【0030】プレート搬送部4は、カセッテスタッカ部
3の下方に位置し、カセッテスタッカ部3内のカセッテ
の位置と画像読取部5との間で放射線画像変換プレート
12を搬送する。即ち、カセッテ9内の放射線変換プレ
ート12を引き出してから、放射線画像変換プレート1
2を図1の垂直方向のV方向に装置下方へ搬送し、次に
水平方向Hに画像読み取りのため画像読取部5へ搬送す
る。画像読取部5における画像読み取りが終了した放射
線画像変換プレート12は、H’方向、V’方向を搬送
されて逆の経路をたどり元のカセッテ9内に収納され
る。
【0031】画像読取部5は、操作部7の下方に位置
し、副走査部と主走査部とを備え、副走査部が主走査部
を副走査方向に搬送する。副走査方向に搬送されながら
主走査部が放射線画像変換プレート12に対しレーザ走
査を行うことにより放射線画像変換プレートに12に記
録された画像情報を読み取る。
【0032】システム制御部6は、装置全体の制御、画
像処理、出力制御、画像管理及び記憶部の制御等を行う
メインCPUと、カセッテスタッカ部3,プレート搬送
部4及び画像読取部5等を制御する読取制御及び画像入
力制御部とを備える。画像読取部5で読み取られた画像
情報がメインCPUに送られる。操作部7は、後述の図
9に示すようにCRT70及びCRT70の表面に設け
られたタッチパネル71を備え、タッチパネル71から
その表面を使用者がタッチして押すことにより所定の情
報を入力することができる。この入力された指令情報が
システム制御部6のメインCPUに送られ、メインCP
Uによりこの指令に基づいて各制御が行なわれる。ま
た、CRT70上には、例えば検査予約や患者登録等の
操作、装置各部の状態や設定、及び読み取られた画像の
各表示を行うことができる。
【0033】また、図1に示すように、プレート搬送部
4の上部には、放射線画像変換プレート12の画像記録
を消去するための消去光源を有する消去部13が配置さ
れている。この消去光源としては、例えば300Wハロ
ゲンランプ2本を用いることができ、この光源からの消
去光を放射線変換プレート12に対して照射して残像の
消去を行うことができる。この残像の消去とは、放射線
画像変換プレート12を消去光により照射することによ
って、画像読取部5でのレーザビーム走査による画像の
読み取り後に放射線画像変換プレート12に残留してい
る放射線エネルギを放出することである。この消去動作
は、放射線画像変換プレート12がプレート搬送部4に
より垂直方向V’へ搬送され、元のカセッテ9内へ戻さ
れる際に行われる。即ち、放射線画像プレート12の画
像を消去しながら放射線画像変換プレート12がカセッ
テスタッカ部3のカセッテ9内に収納される。
【0034】次に、カセッテの構成について更に説明す
る。図2に示すように、カセッテ9は、ケース半体90
0,901を合わせてその周囲で複数のビス902によ
り締め付けて一体化することにより矩形体状にその外枠
が構成されている。カセッテ9の一端面には、開口90
3が形成され、この開口903から放射線画像変換プレ
ート12を引き出すことができる。
【0035】図3及び図4に示すように、放射線画像変
換プレート12はカセッテ9内の剛性のあるトレイ90
4に固定されている。このトレイ904には、図4のよ
うに放射線画像変換プレート12の画像記録のされない
領域に対応して一対の係止ピン905が設けられてい
る。この係止ピン905は放射線画像変換プレート12
に貫通している。また、一対の係止ピン905をガイド
するようにガイドプレート906が配置され、そこに細
長状に形成された案内孔906a内で係止ピン905が
摺動可能となっている。このガイドプレート906の開
口903側には、この開口903を覆い閉塞するように
形成されたキャップ部907が取り付けられている。
【0036】図2,図3及び図4に示すように、キャッ
プ部907には、キャップ部907による開口903の
閉塞状態を保持するロック機構908が内蔵されてい
る。キャップ部907の前面907bには一対の開口9
10a及び一対の開口910aの内側に一対の孔909
が設けられている。開口910aから外部に備えられた
アームの爪部が入り込んでロック機構908のロック状
態を解除してから、キャップ部7とともに放射線画像変
換プレート12を引き出すことができる。カセッテ9の
本体前面の両側部にはロック部963が設けられ、キャ
ップ部907とともにカセッテ9の前面部分を構成して
いる。
【0037】図4及び図5により、カセッテ9のキャッ
プ部907の内部に図2のように左右に一対設けられた
ロック機構908について説明する。図4,図5のよう
に、ロック機構908は、カセッテ本体のロック部96
3内に挿入される先端部960aと外部のアームの爪部
13aの先端が当接する先端当接部960bと爪部13
aの後端が当接する後端当接部960dとを備えステン
レス鋼等からなるロック部材960と、キャップ部90
7内の壁907aとロック部材960の後端部960c
との間に配置されたコイルばね961と、ロック部材9
60のアーム当接部960bと後端部960cとの間に
設けられた板ばね962とを備える。図5(a)のよう
に、ロック部材960は、通常の状態で、コイルばね9
61の矢印方向cへの付勢力によりその先端部960a
がロック部963内にはまり込んでいる。これにより、
カセッテ9の本体とキャップ部907は一体に結合さ
れ、ロック状態となっている。
【0038】上述のようなロック機構908によりロッ
ク状態となっているカセッテ9の本体からキャップ部9
07とともに放射線画像変換プレート12を引き出す場
合、キャップ部907の前面に設けられた一対の開口9
10aから後述のカセッテクリンチの一対のアームの爪
部13aが図5(a)のように入り込んで、爪部13a
の先端及び後端に当接するようにロック部材960の先
端当接部960bと後端当接部960dとの間に位置す
る。
【0039】次に、アームの爪部13aの矢印方向c’
への移動により、ロック部材960が矢印方向c’に押
されると、図5(b)のように、コイルばね961の付
勢力に抗して方向c’に移動する。これにより、ロック
部材960の先端部960aがロック部963から抜け
ることにより、カセッテ9の本体とキャップ部907と
のロック状態が解除される。また、同時に、板ばね96
2も方向c’に移動し、その先端962aがばねの復元
力により図の矢印方向dに移動し孔909内に入り込
む。これにより、板ばね962の先端962aがコイル
ばね961の方向cへの付勢力により孔909と当接
し、ロック部材960の方向cへの移動が規制されるた
め、ロック解除状態が維持される。
【0040】以上のようにロック状態が解除されてか
ら、カセッテクリンチのアームが図2、図5(b)の矢
印方向aに移動すると、キャップ部907と共にガイド
プレート906が図4の矢印方向bに移動する。そし
て、この移動によりガイドプレート906の案内孔90
6aの端部が一対の係止ピン905に図4の破線のよう
に当接してから、更にアームが移動すると、係止ピン9
05と共にトレイ4及び放射線画像変換プレート12が
図3のように引き出される。続いて放射線画像変換プレ
ート12はカセッテクリンチのアームによりカセッテ9
から完全に引き出される。
【0041】また、放射線画像変換プレート12をトレ
イ4と共にカセッテ9内に再び収納する場合には、図5
(b)の状態でカセッテクリンチ411を移動してカセ
ッテ9の本体内に放射線画像変換プレート12を収納し
てから、キャップ部907の孔909を介してカセッテ
クリンチから後述のロッドを突入させると、板ばね96
2の先端962aが孔909から外れるため、コイルば
ね961の方向cへの付勢力により、ロック部材960
の先端部960aがロック部963内にはまり込む。こ
れにより、図5(a)の状態となり、カセッテ9の本体
とキャップ部907とが再びロック状態とされる。続い
てカセッテクリンチを移動させてアームの爪部13aを
下方に退避させる。
【0042】また、図2及び図6に示すように、カセッ
テ9のケース半体900の面には、白部と黒部とにより
カセッテのサイズ等の識別情報を構成した識別シール9
11が貼り付けられている。この識別シール911には
識別情報としてカセッテ9の種類、そのサイズ、撮影条
件等が記録されており、また、識別シール911の検出
により、カセッテ9のカセッテスタッカ部3への誤投入
の検出を行うことができる。
【0043】また、カセッテ9には、図2,図5のよう
に矢印指示マーク912が形成され、このマーク912
の矢印方向にカセッテ9をカセッテスタッカ部3に差し
込むように投入する。これにより、装置の使用者はカセ
ッテ9の投入方向を知ることができる。また、カセッテ
9の半体ケース900の面には、凹部900aが形成さ
れ、この凹部900a内に診療記録クリップ913が設
けられている。凹部900aとクリップ913との間に
診療記録紙や医師からの指示書等を挟んで保持すること
ができる。
【0044】次に、上述のようなカセッテから放射線画
像変換プレートを引き出しまた再収納するためのカセッ
テクリンチについて説明する。図7は、カセッテクリン
チの正面図、図8は上面図である。
【0045】図に示すカセッテクリンチ411は、図2
〜図5のカセッテ9のロック機構908のロック状態を
解除してカセッテ9内から放射線画像変換プレートを引
き出しまた再収納するためのアーム機構と、このロック
解除状態を戻して再びロック状態とするための再ロック
作動機構とを備えている。
【0046】アーム機構は、カセッテクリンチの支持体
412内に、支持ピン414を支点として回動可能に支
持され前面412aから突出した爪部413aを有する
一対のアーム413,アーム413の基部413bと当
接する当接ピン415aを有するカム415,このカム
415を回転駆動する駆動モータ416,駆動モータ4
16の回転軸420に設けられ切り欠き421aを有す
る回転円盤421,及びこの回転円盤420の切り欠き
421aの通過するタイミングを検出するフォトカプラ
422をそれぞれ備える。
【0047】アーム413は、通常、スプリング417
によりその基部414bがカム415の当接ピン415
aに当接するように付勢されているため、アーム413
の先端の爪部413aが図の矢印方向W’に付勢されて
一点鎖線の位置にある。この位置で、図5(a)のよう
にアーム413の爪部413aがカセッテ9の開口91
0aからキャップ部907内に入り込むことができる。
【0048】次に、駆動モータ416が回転を開始する
ことによりカム415が回転して当接ピン415aがア
ーム413の基部413bを矢印方向Uへ押すと、アー
ム413は、その一対の爪部413aが矢印方向Wへ互
いに近づくように移動し、図の破線の位置に移動する。
この位置で、図5(b)のようにアーム413の爪部4
13aがロック部材960のロック状態を解除し、カセ
ッテ9から放射線画像変換プレートを引き出すことが可
能な状態になる。また、フォトカプラ422により、回
転円盤421の回転数を検出し、上述の駆動モータ41
6の回転開始から1回転した時点で駆動モータ416を
停止させておくことにより、次のカセッテ引出のために
当接ピン415aを所定位置に止めておく。
【0049】カセッテ9をロック状態に戻すための再ロ
ック作動機構は、カセッテクリンチ411の支持体41
2にプレート431により摺動可能に支持された一対の
ロッド430a,430b,この一方のロッド430a
と連結されたソレノイド432,及びロッド430aと
他方のロッド430bとを連結する連結レバー433を
それぞれ備える。
【0050】1対のロッド430a,430bは、通
常、図7の実線の位置にあるが、ソレノイド432が作
動すると、ばね434のカセッテクリンチ411の内側
への付勢力に抗して図の破線のように前面412aから
突出することにより、図5(a),(b)のようにカセ
ッテ9内の板ばね962の先端962aを孔909から
外すことができる。これにより、ロック部材960がロ
ック部963へはまり込んで、カセッテ9の本体とキャ
ップ部907とを再びロック状態とすることができる。
【0051】次に、上述のようなカセッテ9をカセッテ
スタッカ部3に装填してから放射線画像変換プレート1
2を引き出す場合に、カセッテクリンチの位置を調整し
所定位置に位置決めする位置調整機構について図9〜図
15により説明する。図9は図1に示す放射線画像記録
読取装置の正面図、図10は図9の装置の右側面図、図
11は図19の装置の左側面図、図12は図9に示す位
置調整機構の要部を装置本体の背面側から見た背面図
(a)、その一部拡大図(b)、図13は図9の位置調
整機構の要部を示す斜視図、図14は図10のXIV−
XIV線から見た上面図、及び図15は図9の位置調整
機構による位置決め工程を示すフローチャートである。
【0052】図9,図10に示すように、 プレート搬
送部4は、放射線画像変換プレート12を上述のように
引き出しまた再収納するカセッテクリンチ411を支持
する枠状に構成された移動体400,この移動体400
を上部及び下部で軸受(図示省略)を介して支持するた
めに水平方向H、H’に延びるように上下一対づつ配置
されたガイドレール401,402,及び移動体400
を水平方向H、H’に移動させるために装置本体2の前
面2a側に配置された移動駆動手段としての搬送モータ
404とガイドレール402の近傍で移動枠400の下
端部400aと連結した搬送ベルト403を備える。移
動駆動手段の駆動により、移動体400はガイドレール
401,402に沿って、水平方向H、H’に移動する
ことができる。移動体400は、図10に示すように広
幅な放射線画像変換プレート12を支持するため、図9
の水平方向H,H’に直行する方向Z,Z’に広幅に構
成されている。
【0053】また、移動体400には上下方向に一対の
ガイド軸410が設けられ、このガイド軸410にカセ
ッテクリンチ411が垂直方向V、V’へ移動可能なよ
うに取り付けられ支持されている。カセッテクリンチ4
11は、図10に示すように、上下方向に配置された一
対の搬送ベルト405に固定され、この搬送ベルト40
5は、移動体400の下方位置に配置された搬送モータ
406により駆動される。この駆動により、カセッテク
リンチ411がガイド軸410に沿って、垂直方向V、
V’に移動することができる。
【0054】以上のように、カセッテクリンチ411は
移動枠400により支持されているため、移動枠400
と一体に移動し、また図14の破線位置のように、カセ
ッテクリンチ411が、対応するカセッテから放射線画
像変換プレート12を引き出すことが可能な所定位置に
あるときは、移動枠400も所定位置にある。また、こ
の状態を図12(a)のように装置本体2の背面2b側
から見ると、移動体400が図の実線の位置にありその
中心線が例えばカセッテ9cの一点鎖線の中心線と一直
線上にあるため所定位置にあり、カセッテクリンチも所
定位置にある。一方、カセッテクリンチ411が移動し
て図14の一点鎖線位置のように、その位置が背面側2
bにおいてずれて放射線画像変換プレート12の引き出
しに支障が生じるような位置にあるときは、移動枠40
0が背面側2bにおいて所定位置にない。この状態を図
12(a)のように背面2b側から見ると、移動体40
0が図の破線位置にありその中心線が例えばカセッテ9
bの一点鎖線の中心線に対しずれているため所定位置に
なく、カセッテクリンチも所定位置にない。
【0055】位置調整機構440は、装置本体2の背面
側2bに設けられており、図10,図12(a),
(b),図13に示すように、略逆V字状の同一形状に
形成された係合部としての複数の切り欠き441a,4
41b,441c,441d,441eを有する位置調
整部材441と、この位置調整部材441を図13の方
向Yに下降させかつ方向Yと逆方向に上昇させるために
装置本体2の背面2b側に固定されたスライド部材44
1aと、装置本体の背面2b側に向けて移動体400の
側面から突出して設けられるとともに位置調整部材44
1の切り欠き441a〜441eのいずれかと係合して
移動体400に支持されたカセッテクリンチの位置を調
整する丸棒状の係合部材442とを備える。
【0056】図12(b)に示すように、位置調整手段
440の位置調整部材441に形成された切り欠き44
1a〜441eは、丸みを帯びてその中心に形成された
底部428とこの底部428に向けてその幅が狭まるよ
うに傾斜した直線部427とを有する略逆V字状となっ
ている。図12(a)に示すように、各切り欠き441
a〜441eの図の一点鎖線で示す中心線の間隔は、図
9のカセッテスタッカ部3に装填された複数のカセッテ
9a,9b,9c,9d,9eの互いに隣接する間隔L
と対応している。
【0057】また、図10に示すように、装置本体2の
前面2a側における移動体400の位置を検知するため
の前面側検知手段423と、背面2b側における移動体
400の位置を検知するための背面側検知手段424と
がそれぞれ移動体400と装置本体2に設けられてい
る。検知手段423,424について図14により更に
説明する。図に示すように、前面側検知手段423は、
装置本体2の前面2aの内壁側に水平方向に一直線上に
配置された受光素子423a,423b,423c,4
23d,423eと、移動体400の側面に配置され移
動体の移動とともに移動する発光素子423fと、受光
素子423a〜423eと発光素子423fとの間に配
置された孔付き板部材425とを備える。また、受光素
子423a〜423eの互いに隣接する間隔は、図12
(a)の位置調整部材の略逆V字状の切り欠き441a
〜441eと同様に、図9のカセッテスタッカ部3に装
填された複数のカセッテ9a,9b,9c,9d,9e
の互いに隣接する間隔Lと対応している。そして、移動
体400に支持されたカセッテクリンチ411が前面2
a側において、カセッテスタッカ部3に装填された所定
のカセッテ9に対して所定位置にあるとき、発光素子4
23fからの光が板部材425の孔425a〜425e
を通過し、受光素子424a〜424eに入射すること
により、移動体400に支持されたカセッテクリンチ4
11が前面2a側において所定位置にあることを検知で
きるようになっている。
【0058】同様に、図14に示すように、背面側検知
手段424は、装置本体2の背面2bの内壁側に水平方
向に一直線上に配置された受光素子424a,424
b,424c,424d,424eと、移動体400の
側面に配置され移動体の移動とともに移動する発光素子
424fと、受光素子424a〜424eと発光素子4
24fとの間に配置された孔付き板部材426とを備え
る。また、受光素子424a〜424eの互いに隣接す
る間隔は、図12(a)と同様に、図9のカセッテスタ
ッカ部3に装填された複数のカセッテ9a,9b,9
c,9d,9eの互いに隣接する間隔Lと対応してい
る。そして、移動体400に支持されたカセッテクリン
チ411が背面側2a側において、カセッテスタッカ部
3に装填された所定のカセッテ9に対して所定位置にあ
るとき、発光素子424fからの光が板部材426の孔
426a〜426eを通過し、受光素子424a〜42
4eに入射することにより、移動体400に支持された
カセッテクリンチ411が背面2b側において所定位置
にあることを検知できるようになっている。
【0059】上述のような検知手段423,424の検
知動作に関連した位置調整機構420の動作について図
15を参照しながら説明する。まず、カセッテスタッカ
部3に装填された複数のカセッテ9a〜9eの内のどの
カセッテから放射線画像変換プレートをその画像読み取
りのため引き出すか決定する(S01)。例えば、カセ
ッテ9cから放射線画像変換プレート12を引き出すと
すると、搬送モータ404の駆動により移動体400が
図9の水平方向HまたはH’に移動し、カセッテクリン
チ411がカセッテ9cから放射線画像変換プレート1
2を引き出すことのできる位置まで移動体400がカセ
ッテクリンチ411を移動させる(S02)。
【0060】図14のように移動体400の前面2a側
の発光素子423fからの光が孔425cを通過して受
光素子423cに入射すると、移動体400が前面2a
側において所定位置まで移動したことを前面側検知セン
サ423が検知したことになり(S03)、移動体40
0はそこで停止する(S04)。一方、係合部材442
が図12(b)の位置cに調整せずに位置する場合、移
動体400の背面2bの発光素子424fからの光が孔
426cを通過して受光素子424cに入射すると、移
動体400が背面2b側において所定位置にあることを
背面2b側検知センサ424が検知したことになる(S
05)。移動体400の移動体400は前面2a側及び
背面2b側で所定位置にあることが検知できたので、カ
セッテクリンチ411も所定位置にあり、このため、カ
セッテクリンチ411がモータ406の駆動によるベル
ト405の搬送により図9の破線で示す位置まで上昇し
てから、カセッテクリンチ411がプレート引き出し動
作を開始する(S06)。
【0061】一方、例えば、移動体400が図14の一
点鎖線位置にあり、その位置ずれのため移動体400の
背面2b側の発光素子424fからの光が受光素子42
4bに入射しないとき、カセッテクリンチ411が背面
2b側においてカセッテ9bに対し所定位置にないこと
が検知されたことになり(S05)、背面2b側に配置
された位置調整機構420が作動する(S07)。
【0062】位置調整機構420が作動すると、位置調
整部材441がスライド部材441a上を駆動手段(図
示省略)によりスライドしながら図13の方向Yに下降
する。これにより、図12(b)に示すように、位置調
整部材441の切り欠き441bが移動体400に設け
られた丸棒状の係合部材442と図の位置bで当接し、
係合する。更に、位置調整部材441が下降すると、係
合部材442が切り欠き441bの直線部427に当接
しながら底部428まで移動させられることにより図の
位置aに位置するようになり、位置調整部材441の方
向Yへの移動が位置aで停止する。このような係合部材
442の移動に伴い、移動体400も図13の水平方向
Xに移動することができ、移動体400が図12(a)
の方向X’に動き、このため移動体400の位置ずれが
補正され所定位置に位置決めされることになる。これに
より、移動体400は前面2a側及び背面2b側で所定
位置にあることになり、カセッテ9bから上述と同様に
カセッテクリンチ411のプレート引き出し動作が開始
される(S06)。なお、位置調整機構420が作動し
てから(S07)、背面側検知センサ424により所定
位置にあるか確認するようにしてもよい。また、他のカ
セッテ9a,9c,9d,9eでも同様に位置ずれが生
じたとき、位置調整部材の切り欠き441a,441
c,441d,441eにおいて同様に位置決めを行う
ことができる。
【0063】以上のようにしてカセッテクリンチ411
が位置決めされた後には、カセッテクリンチ411の前
端面412aがカセッテ9c,9bに対し相対したと
き、位置ずれがなく、次のように円滑にカセッテ9c,
9bから放射線画像変換プレート12を引き出すことが
できる。
【0064】即ち、図9,図10に示すモータ406を
パルス制御しながら駆動し、カセッテクリンチ411を
方向V’へ所定量移動させると、カセッテクリンチ41
1は図10の破線位置まで移動し、この位置でカセッテ
クリンチ411の前端面412aがカセッテ9のキャッ
プ部907の前面907bに相対し当接する。この当接
後、システム制御部6からの信号受けて所定の短時間が
経過してから、カセッテクリンチ411内のアーム41
3が作動してカセッテ9に対しその前面907bから係
合し、カセッテ9内のロック状態を解除する。このと
き、一対のアーム413は、端面412aの延びる方向
(図7の方向W、W’)にそれぞれ位置するため、カセ
ッテクリンチ411がこの方向に対して直行する方向に
位置ずれしてしまうと、アームの各先端413aがカセ
ッテのキャップ部907の開口910aから円滑に進入
できなくなってしまうのであるが、上述のようにカセッ
テクリンチ411は、装填されたカセッテに対して所定
位置に位置決めされておりかかる位置ずれは既に補正さ
れているため、図5(a)のようにアームの先端413
aは円滑にカセッテ9の開口410a内に進入すること
ができる。このようにカセッテクリンチ411によるロ
ック状態の解除動作は、支障なく円滑に実行される。こ
のため、カセッテクリンチ411によるカセッテからの
放射線画像変換プレート12の引き出し動作は円滑かつ
確実に実行される。
【0065】次に、カセッテクリンチ411は、図10
に示す破線位置から図の実線位置まで放射線画像記録プ
レート12を引き出しながら下降し、続いて、移動体4
00がガイドレール401,402に沿って搬送モータ
404の駆動により図9の水平方向Hに移動し、カセッ
テクリンチ411とともに放射線画像変換プレート12
が画像読取部5の近傍まで搬送される。ここで、画像読
み取りが後述のように行われてから、移動体400は水
平方向H’に移動し、元のカセッテに放射線画像変換プ
レートを再収納するが、この場合も、上述の引き出し動
作と同様に移動体400の位置決めを行い、カセッテク
リンチ411を所定位置に位置調整してから、再収納を
行う。この場合、図5(b)の状態から、カセッテクリ
ンチ411の一対のロッド430a,430bがカセッ
テ9の一対の孔909に突入して板ばね962を孔90
9から外してカセッテ9を再ロックして図5(a)の状
態にするが、この場合のロッド430,a,430bの
孔909への突入も、カセッテクリンチ411が、装填
されたカセッテに対して所定位置に位置決めされている
から、円滑に実行され、確実にカセッテを再ロック状態
に戻すことができる。また、同様にアームの先端413
aの開口910aからの引き抜きも円滑に行われる。こ
のようにして、放射線画像変換プレート12のカセッテ
9への再収納が円滑に実行される。
【0066】なお、カセッテクリンチ411は、装置の
電源をオンにした時等の引き出し動作の開始前には、カ
セッテスタッカ部3近傍(図10の上方で、カセッテス
タッカ部3の直下)の装填基準位置で待機するようにす
ると、直ぐに引き出し可能となり、迅速な引き出し動作
ができ、好ましい。また、カセッテクリンチ411が図
10においてカセッテ内に収納された放射線画像変換プ
レートをほぼ中央位置で引き出すようにしてもよく、こ
の場合、カセッテクリンチ411が図10のZ,Z’方
向に移動できるように構成し、放射線画像変換プレート
のサイズが異なるときでも、略中央位置で引き出すよう
にできる。そして、装填基準位置を最も使用頻度の高い
サイズの放射線画像変換プレートの収納されたカセッテ
の引き出し位置近傍に設定し、この装填基準位置で待機
することにより、全体として装置の迅速な引き出し動作
が可能となる。
【0067】次に、画像読取部5について図9、図11
により更に説明する。図に示すように、画像読取部5の
主走査部51は、レーザビーム発生部510,ポリゴン
ミラー511,fθレンズ等の集光体512,反射鏡5
13,及び放射線画像変換プレート12からの輝尽発光
を受光する受光部514から構成される光学系を筐体5
1a内に備える。レーザビーム発生部510は、光源と
してガスレーザ、固体レーザまたは半導体レーザ等を備
え、励起光として射出強度の制御されたレーザビームを
発生する。主走査部51から放射線画像変換プレートに
対し図の上下方向に主走査が行われる。また、図11に
示すように、画像読取部5の副走査部50は、ダイレク
トドライブモータ502の駆動により下方に配置された
ボールねじ部501を回転駆動し、上方に配置されたガ
イド軸500に沿って主走査部51を図の副走査方向
B、B’に移動させる。
【0068】以上のような画像読取部5の画像読み取り
動作について説明する。レーザビーム発生部510から
のレーザビームは、回転するポリゴンミラー511に到
達し、このポリゴンミラー511で偏向され、集光体5
12を構成するfθレンズにより集光され、反射鏡51
3で光路が折り曲げられてから、図9の方向tに進み放
射線画像変換プレート12に入射する。このような光路
を経てレーザビームは、ポリゴンミラー511の回転に
より図9の垂直方向である主走査方向に走査されながら
放射線画像変換プレート12に対し輝尽励起用の走査光
として導かれる。主走査部50が図11の副走査方向B
またはB’に移動しながら、走査光により放射線画像変
換プレート12上で主走査方向の画像読取のための走査
が行われる。このようにレーザビームにより走査された
放射線画像変換プレート12から記録画像情報に対応し
た強度で輝尽発光が生じ、この発光を受光部514にお
いて受光することにより、画像の読み取りを行うことが
できる。この読み取りにより得られたディジタル画像信
号は、システム制御部6のメインCPUに出力され、そ
この画像処理回路で階調処理等の各種の画像処理を施さ
れてから、画像記憶デスクに記憶されたり、操作部7の
CRT70上に可視化されて表示される。
【0069】以上説明したように、本実施の形態におけ
る放射線画像記録読取装置によれば、カセッテクリンチ
411を一体に支持する移動体400の移動方向H,
H’の直行方向Z,Z’の両端2a、2b側においてカ
セッテクリンチ411が所定位置にあるかを検知でき
る。このため、カセッテクリンチ411の位置がずれて
いる場合、このカセッテクリンチ411の位置を調整し
所定位置に位置決めすることができる。これにより、カ
セッテクリンチ411を装填されたカセッテに対し正確
な位置に停止させることができ、カセッテから放射線画
像変換プレートを引き出す場合でもカセッテに再収納す
る場合でも、円滑かつ確実な搬送動作が可能となる。
【0070】また、移動体400の移動駆動手段として
のモータ404やベルト403等を装置全体の配置の関
係から前面2a側に配置せざるを得ない場合、移動体4
00がその移動方向に直行する方向Z、Z’に広幅であ
るため、移動体をカセッテに位置決めする際に、背面側
2bにおいて位置ずれが生じてしまい易いのであるが、
この背面2b側に位置調整機構420を配置したので、
たとえ位置ずれが生じたとしても位置調整により所定位
置に位置決めすることができる。このため、移動体40
0の移動駆動手段を移動体400の直行方向Z、Z’の
端部側に配置しても位置ずれの問題を解消することがで
きる。
【0071】また、ロック部963とロック機構90
8、及びラッチ手段としての板ばね962等を備えたカ
セッテを本実施の形態による装置に装填することによ
り、放射線画像変換プレートの引き出しのためのアーム
のカセッテへの進入及びロック解除、また再収納のため
のラッチ解除等の動作が円滑に行われる。なお、本実施
の形態ではカセッテ9のキャップ部907にロック機構
908を配置しカセッテ本体側にロック部963を配置
したが、逆に、キャップ部907にロック部をカセッテ
本体にロック機構を配置するようにしてもよい。また、
カセッテの平面部の一部を蓋状にし、この蓋部が放射線
画像変換プレートの出し入れの際に開くようにし、その
蓋部の開閉動作のロック機構のロック状態を、カセッテ
クリンチが放射線画像変換プレートを引き出すために蓋
部に係合した時、解除するように構成し、放射線画像変
換プレートをカセッテから引出し可能とすることができ
る。この場合、蓋部にロック部を設け、カセッテ本体に
ロック機構を設けることができ、また逆に、蓋部にロッ
ク機構を、カセッテ本体にロック部を設けることができ
る。
【0072】なお、本実施の形態では、位置調整手段を
背面側に設けたが、更に前面側にも設けてもよい。ま
た、調整部材441の略逆V字状切り欠きの個数及び中
心間隔は、カセッテスタッカ部3に装填されるカセッテ
の数、及び複数のカセッテの互いに隣接する間隔に対応
してそれぞれ変えることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、装置に装填されたカセ
ッテから記録プレートを引き出し搬送する動作を円滑か
つ確実に行うことのできる放射線画像記録読取装置及び
搬送制御方法を提供できる。また、カセッテからの放射
線画像変換プレートを引き出し搬送する動作を迅速に行
うことのできる放射線画像記録読取装置の搬送制御方法
を提供できる。更に、本装置及び搬送制御方法において
用いることのできるカセッテを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施の形態による放射線画像記録読
取装置本体の概略的な構成を示す図である。
【図2】図1に示す装置に装填されるカセッテの斜視図
である。
【図3】図2に示すカセッテにおいて収納された放射線
画像変換プレートを引き出した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図2のカセッテに放射線画像変換プレートを収
納した状態を、上部のケース半体を省略して示す平面図
である。
【図5】図2のカセッテのキャップ部内のロック機構を
示す平面図(a),(b)である。
【図6】図2に示すカセッテの平面図である。
【図7】図1に示す放射線画像記録読取装置におけるカ
セッテクリンチの正面図である。
【図8】図7に示すカセッテクリンチの上面図である。
【図9】図1に示す装置の正面図である。
【図10】図9に示す装置の右側面図である。
【図11】図9に示す装置の左側面図である。
【図12】図9に示す位置調整機構の要部を装置本体の
背面側から見た背面図(a)及びその一部拡大平面図
(b)である。
【図13】図9の位置調整機構の要部を示す斜視図であ
る。
【図14】図10のXIV−XIV線から見た上面図で
ある。
【図15】図9の位置調整機構による位置決め工程を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 放射線画像記録読取装置 2 装置本体 3 カセッテスタッカ部(カセッテ装
填部) 4 プレート搬送部(搬送手段) 5 画像読取部(画像読取手段) 6 システム制御部 7 操作部 8 電源部 9 カセッテ 9a〜9e カセッテ 2a 装置本体の前面 2b 装置本体の背面 12 放射線画像変換プレート(記録
プレート) 411 カセッテクリンチ(保持ユニッ
ト) 412a カセッテクリンチの前端面(保
持面) 413 アーム(ロック解除手段) 434 ロッド(ラッチ解除手段) 413a アームの爪部 423 前面側検知手段 424 背面側検知手段 440 位置調整機構 441 位置調整部材 441a〜441e 略逆V字状切り欠き(第2の係
合部) 442 係合部材(第1の係合部) 907 キャップ部(閉塞部) 907b キャップ部の前面(カセッテの
側面) 908 ロック機構 963 ロック部 962 板ばね(ラッチ手段) H、H’ 移動体の移動方向 Z、Z’ 移動方向の直行方向

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像の記録された記録プレートを
    収納したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、前記
    記録プレートから画像情報を読み取るための画像読取手
    段と、前記装填されたカセッテと前記画像読取手段との
    間で前記記録プレートを搬送する搬送手段とを備える放
    射線画像記録読取装置において、 前記搬送手段は、前記カセッテ装填部に装填された前記
    カセッテの側面に相対してこの側面から前記記録プレー
    トを引き出して保持し、また収納する保持ユニットと、
    前記保持ユニットを一体に支持するとともに前記カセッ
    テから前記記録プレートを引き出し、また収納する所定
    位置に前記保持ユニットを移動させる移動体と、移動し
    た前記保持ユニットが前記所定位置に存在するか否かを
    検知する検知手段と、前記保持ユニットを前記所定位置
    に位置決めするように位置調整をする位置調整手段とを
    具備することを特徴とする放射線画像記録読取装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、前記移動体の移動方向
    と直行する方向の一端部側及び他端部側における位置を
    検知する請求項1記載の放射線画像記録読取装置。
  3. 【請求項3】 前記カセッテ装填部には複数のカセッテ
    が装填され、前記移動体は各カセッテに対応した各所定
    位置に前記保持ユニットを移動させる請求項1または2
    記載の放射線画像記録読取装置。
  4. 【請求項4】 前記保持ユニットが前記カセッテの側面
    に相対する保持面を有し、この保持面が前記カセッテの
    側面と同じ方向に延在している請求項1,2または3記
    載の放射線画像記録読取装置。
  5. 【請求項5】 前記移動体を移動させる移動駆動手段が
    前記一端部側に配置され、前記移動調整手段が前記他端
    部側に配置された請求項1,2,3または4記載の放射
    線画像記録読取装置。
  6. 【請求項6】 前記保持ユニットが前記一端部側で前記
    所定位置にあることを前記検知手段が検知したとき前記
    移動体の移動を停止させ請求項1〜5いずれか記載の放
    射線画像記録読取装置。
  7. 【請求項7】 前記保持ユニットが前記一端部側で前記
    所定位置にあり、前記他端部側で前記所定位置にないこ
    とを前記検知手段が検知すると、前記位置調整手段が作
    動するように制御する請求項1〜6いずれか記載の放射
    線画像記録読取装置。
  8. 【請求項8】 前記移動体は前記移動方向に前記記録プ
    レートを前記画像読取手段まで搬送し、その後前記カセ
    ッテに収納するため前記所定位置まで搬送する請求項1
    〜7いずれか記載の放射線画像記録読取装置。
  9. 【請求項9】 前記位置調整手段は、前記移動体に設け
    られた第1の係合部と装置本体側に設けられた第2の係
    合部とを備え、両係合部が係合することにより前記保持
    ユニットの位置調整が行われる請求項1〜8いずれか記
    載の放射線画像記録読取装置。
  10. 【請求項10】 放射線画像の記録された記録プレート
    を収納したカセッテを装填し、このカセッテから保持ユ
    ニットにより前記記録プレートを引き出して保持し、前
    記記録プレートを移動体により前記保持ユニットと一体
    に搬送し、前記記録プレートから画像情報を読み取り、
    前記記録プレートを搬送し、前記保持ユニットにより前
    記カセッテに収納するように構成された放射線画像記録
    読取装置の搬送制御方法において、 前記移動体により前記保持ユニットを所定位置まで移動
    させて前記装填されたカセッテの側面に相対させるステ
    ップと、 前記保持ユニットが前記所定位置にあるか否かを前記移
    動体の移動方向と直行する方向の一端部側及び他端部側
    において検知するステップと、 前記保持ユニットを前記所定位置に位置決めするように
    位置調整を行うステップと、 前記保持ユニットが前記所定位置で前記カセッテから前
    記記録プレートを引き出すステップとを含むことを特徴
    とする放射線画像記録読取装置の搬送制御方法。
  11. 【請求項11】 前記保持ユニットが前記一端部側にお
    いて前記所定位置にあることを検知したとき前記移動体
    の移動を停止させる請求項10記載の放射線画像記録読
    取装置の搬送制御方法。
  12. 【請求項12】 前記検知ステップで前記保持ユニット
    が前記一端部側及び他端部側で前記所定位置にあること
    を検知すると、前記位置調整ステップを実行しない請求
    項10または11記載の放射線画像記録読取装置の搬送
    制御方法。
  13. 【請求項13】 前記検知ステップで前記保持ユニット
    が前記一端部側で前記所定位置にあり、他端部側で前記
    所定位置にないことを検知すると、前記保持ユニットを
    前記所定位置に位置決めするように前記他端部側におい
    て位置調整を行う請求項10,11または12記載の放
    射線画像記録読取装置の搬送制御方法。
  14. 【請求項14】 前記保持ユニットが前記所定位置で前
    記カセッテに前記記録プレートを収納するステップを含
    む請求項10,11,12または13記載の放射線画像
    記録読取装置の搬送制御方法。
  15. 【請求項15】 放射線画像の記録された記録プレート
    を収納したカセッテを装填し、このカセッテから保持ユ
    ニットにより前記記録プレートを引き出して保持し、前
    記記録プレートを移動体により前記保持ユニットと一体
    に搬送し、前記記録プレートから画像情報を読み取り、
    前記記録プレートを搬送し、前記保持ユニットにより前
    記カセッテに収納するように構成された放射線画像記録
    読取装置の搬送制御方法において、 前記装置が作動状態であるとき、前記保持ユニットを前
    記カセッテの装填基準位置に対応した位置で待機させる
    ステップと、 前記移動体により前記保持ユニットを所定位置まで移動
    させて前記装填されたカセッテの側面に相対させるステ
    ップと、 前記保持ユニットが前記所定位置で前記カセッテから前
    記記録プレートを引き出すステップとを含むことを特徴
    とする放射線画像記録読取装置の搬送制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜9いずれか記載の放射線画
    像記録読取装置または請求項10〜15いずれか記載の
    搬送制御方法において用いられ前記記録プレートを収納
    したカセッテであって、ロック部と、カセッテ本体を閉
    塞する閉塞部と、前記ロック部に対してロックすること
    により前記閉塞部を前記カセッテ本体に固定するロック
    機構とを備え、前記位置決めされた前記保持ユニットが
    前記記録プレートを引き出すために前記閉塞部に係合し
    た時、前記ロック機構のロック状態が解除されることに
    より、前記記録プレートが引出可能となるカセッテ。
  17. 【請求項17】 前記閉塞部が前記記録プレートに連結
    されたキャップ状に構成された請求項16記載のカセッ
    テ。
  18. 【請求項18】 前記閉塞部が蓋状に構成され、この蓋
    体が開いてから前記記録プレートが引き出される請求項
    16記載のカセッテ。
  19. 【請求項19】 前記ロック機構のロック解除状態を維
    持するラッチ手段を更に備え、前記保持ユニットに備え
    られたラッチ解除手段により前記ラッチ手段のラッチ状
    態が解除される請求項15,16または17記載のカセ
    ッテ。
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