JP3951431B2 - 放射線画像記録読取装置 - Google Patents

放射線画像記録読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線画像変換プレートに記憶された放射線画像の読み取りを行いディジタル信号に変換して画像表示したり記憶する放射線画像記録の読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、診察の目的で放射線画像変換プレートを収納したカセッテを撮影装置に装填してX線撮影を行った後、このカセッテを撮影装置から取り出してから装填して放射線画像変換プレートに記録された放射線画像をディジタル信号に変換して読み取るようにした放射線画像記録の読取装置が知られている。
【0003】
このような放射線画像記録読取装置における放射線画像変換プレートからの放射線画像の読取処理は、通常、X線撮影側からの読取予約順に行うことにより、その取り扱いが容易となり、また迅速な処理が可能となる。
【0004】
ところが、予約読取の実行中に緊急患者の診断等のために緊急に読取処理を行わなければならない場合が発生することがある。また、複数のカセッテを装填して読取処理を行うことのできる放射線画像記録読取装置では、どのカセッテがどのような読取処理状態(例えば、読取待機中、読取中、読取終了)であるか分からないと、緊急読取のためのカセッテの装填のためどのカセッテを引き出せばよいか分からない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、予約読取の実行中においても緊急患者の診断等のために緊急に読取処理を実行することのできる放射線画像記録読取装置を提供することである。
【0006】
また、複数のカセッテを装填して読取処理を行う場合、カセッテの読取処理状態を知り、緊急読取のためのカセッテを迅速かつ正確に装填することのできる放射線画像記録読取装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、放射線画像の記録された記録プレートを収納したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、前記記録プレートから画像情報を読み取るための画像読取手段と、前記装填されたカセッテと前記画像読取手段との間で前記記録プレートを搬送する搬送手段とを有し、前記搬送手段と前記画像読取手段とによる前記記録プレートの読取処理を予約し、予約順に読取処理を実行する放射線画像記録読取装置において、前記カセッテ装填部に装填されたカセッテに設けられた緊急標識を読み取る読取センサと、前記読取センサが緊急標識を読み取ったときに、予約順の読取処理に優先して、緊急標識が設けられた前記カセッテに収納された記録プレートの読取処理を実行させる制御部とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、緊急読取モードが読取予約モードに優先するから、予約順に読取処理を実行している場合でも、緊急読み取りを迅速に実行することができる。このため、緊急患者の診断等のために緊急に読取処理を行うことが可能となる。
【0009】
また、情報入力のための入力手段を備え、前記緊急読取モードが前記入力手段により選択されるようにできる。これにより、装置の読取モードを緊急読取モードに容易にすることができる。
【0010】
前記カセッテが前記緊急読取モードの識別手段を備え、このカセッテが前記カセッテ装填部に装填されたとき、前記識別手段を識別することにより前記緊急読取モードが選択されるようにできる。これにより、緊急読み取りのためのカセッテをカセッテ装填部に装填するだけで装置の読取モードを緊急読取モードにすることができるから、緊急読取時の装置の操作が容易となり、便利である。
【0011】
また、前記緊急読取モードによる読取処理は、前記予約読取モードによる読取処理が終了してから実行されるようにできる。これによれば、緊急読取モードにおける読み取りを、予約読取モードによる読取処理が行われている場合、その読取処理の終了後に実行できるから、両モードの読取処理が混合してしまうことはない。
【0012】
前記カセッテ装填部は複数のカセッテを装填するように構成できる。
【0013】
前記装填されたカセッテの読取処理状態を表示する表示手段を備えるようにできる。これによれば、複数のカセッテを装填して読取処理を行う場合、この表示手段によりカセッテの読取処理状態を知ることができるから、緊急読取のためのカセッテを迅速かつ正確にカセッテ装填部に装填することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による放射線画像記録読取装置本体の概略的な構成を示す図、図2は同装置に装填されるカセッテの斜視図、図3は図2に示すカセッテに収納された放射線画像変換プレートを引き出した状態を示す斜視図、図4は図2のカセッテに放射線画像変換プレートを収納した状態を、上部のケース半体を省略して示す平面図、図5は図2に示すカセッテの平面図、及び図6は放射線画像記録読取装置の斜視図である。図1の放射線画像記録読取装置1は、装置本体2に、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部4,画像読取部5,システム制御部6,操作部7、及び電源部8を備える。
【0015】
カセッテスタッカ部3は、図3及び図4のように放射線画像変換プレート12をそれぞれ収納した複数種類のカセッテ9が装填可能なように構成されている。放射線画像変換プレート12は例えば輝尽性蛍光体層を有し、この輝尽性蛍光体層は放射線画像変換プレート12に例えば気相堆積法や塗布法により形成することができる。別の放射線撮影装置において放射線発生源から被写体を介して放射線画像変換プレート12に放射線を照射した際に、輝尽性蛍光体層は、放射線発生源からの照射放射線量に対する被写体の放射線透過率分布に従ったエネルギーを蓄積して潜像を画像情報として形成する。なお、輝尽性蛍光体層は、環境による悪影響及び損傷を遮断するために保護部材によって遮蔽または被覆されている。
【0016】
プレート搬送部4は、カセッテスタッカ部3の下方に位置し、カセッテスタッカ部3内のカセッテ位置と画像読み取り部5との間で放射線画像変換プレート12を搬送する。即ち、カセッテ9内の放射線変換プレート12を引き出してから、放射線画像変換プレート12を図1の垂直方向のV方向に装置下方へ搬送し、次に水平方向Hに画像読み取りのため画像読取部5へ搬送する。画像読取部5における画像読み取りが終了した放射線画像変換プレート12は、H’方向、V’方向を搬送されて逆の経路をたどり元のカセッテ9内に収納される。
【0017】
画像読取部5は、走査部7の下方に位置し、副走査部と主走査部とを備え、副走査部が主走査部を副走査方向に搬送する。副走査方向に搬送されながら主走査部が放射線画像変換プレート12に対しレーザ走査を行うことにより放射線画像変換プレートに12に記録された画像情報を読み取る。
【0018】
システム制御部6は、装置全体の制御、画像処理、出力制御、画像管理及び記憶部の制御等を行うメインCPUと、カセッテスタッカ部3,プレート搬送部4及び画像読取部5等を制御する読取制御及び画像入力制御部とを備える。画像読取部5で読み取られた画像情報がメインCPUに送られる。操作部7は、図6に示すようにCRT70及びCRT70の表面に設けられたタッチパネル71を備え、タッチパネル71から入力された指令情報がシステム制御部6のメインCPUに送られ、メインCPUによりこの指令に基づいて各制御が行なわれる。
【0019】
また、図1に示すように、プレート搬送部4の上部には、放射線画像変換プレート12の画像記録を消去するための消去光源を有する消去部13が配置されている。この消去光源としては、例えば300Wハロゲンランプ2本を用いることができ、この光源からの消去光を放射線変換プレート12に対して照射して残像の消去を行うことができる。この残像の消去とは、放射線画像変換プレート12を消去光により照射することによって、画像読取部5でのレーザビーム走査による画像の読み取り後に放射線画像変換プレート12に残留している放射線エネルギを放出することである。この消去動作は、放射線画像変換プレート12がプレート搬送部4により垂直方向V’へ搬送され、元のカセッテ9内へ戻される際に行われる。即ち、放射線画像プレート12の画像を消去しながら放射線画像変換プレート12がカセッテスタッカ部3のカセッテ9内に収納される。
【0020】
次に、カセッテの構成及び動作について更に説明する。図2に示すように、カセッテ9は、ケース半体900,901を合わせてその周囲で複数のビス902により締め付けて一体化することにより矩形体状にその外枠が構成されている。カセッテ9の一端面には、開口903が形成され、この開口903から放射線画像変換プレート12を引き出すことができるように構成されている。
【0021】
図3及び図4に示すように、放射線画像変換プレート12はカセッテ9内の剛性のあるトレイ904に固定されている。このトレイ904には、図4のように放射線画像変換プレート12の画像記録のされない領域に対応して一対の係止ピン905が設けられている。この係止ピン905は放射線画像変換プレートに貫通している。また、一対の係止ピン905をガイドするようにガイドプレート906が配置され、そこに細長状に形成された案内孔906a内で係止ピン905が摺動可能となっている。このガイドプレート906の開口903側には、この開口903を覆い閉塞するように形成されたキャップ部907が取り付けられている。
【0022】
図2,図3及び図4に示すように、キャップ部907には、キャップ部907による閉塞状態を保持するロック機構908が内蔵されており、このロック機構908はロック孔909からそのロック状態を解除できるように構成されている。キャップ部907の端面側には一対のレバー910が設けられている。ロック機構908が解除された状態で、外部に備えられたアームの爪部(図示省略)が一対のレバー910に係合してから、このアーム(図示省略)が図2の矢印方向aに移動すると、キャップ部907と共にガイドプレート906が図4の矢印方向bに移動する。そして、この移動によりガイドプレート906の案内孔906aの端部が一対の係止ピン905に図4の波線のように当接してから、更にアームが移動すると、係止ピン905と共にトレイ904及び放射線画像変換プレート12が図3のように引き出される。また、上述と逆の動作により、放射線画像変換プレート12をトレイ904と共にカセッテ内に再び収納することができる。
【0023】
図2及び図5に示すように、カセッテ9のケース半体900の面には、白部と黒部とにより所定の識別情報が構成された識別シール911が貼り付けられている。この識別シール911には識別情報としてカセッテ9の種類、そのサイズ、、撮影条件等が記録されており、また、識別シール911の検出により、カセッテ9のカセッテスタッカ部3への誤投入の検出を行うことができる。また、識別シール911において図5のような位置に黒部を設けることによりこの黒部を緊急標識911aとすることができる。
【0024】
また、カセッテ9には、図2,図5のように矢印指示マーク912が形成され、このマーク912の矢印方向にカセッテ9をカセッテスタッカ部3に差し込むように投入する。これにより、装置の使用者はカセッテ9の投入方向を知ることができるが、また、例えばカセッテ9のキャップ部907の外面を別の色にして、キャップ部907を下側にして投入することにより、投入方向を誤らないように操作できる。
【0025】
また、図2,図5に示すように、カセッテ9の半体ケース900の面には、凹部900aが形成され、この凹部900a内に診療記録クリップ913が設けられている。凹部900aとクリップ913との間に診療記録紙や医師からの指示書等を挟んで保持することができる。
【0026】
次に、カセッテスタッカ部3及び操作部7について説明する。図6に示すように、カセッテスタッカ部3は、放射線画像記録読取装置1の上部右側に配置され、カセッテ9が差し込まれる複数のスロットの設けられたカセッテ投入部300を備える。操作部7は、装置1の上部にカセッテスタッカ部3に近接して配置されている。この配置により、操作部7で所定の操作を行いながらカセッテスタッカ部3の投入部300にカセッテ9を投入できるため、操作が容易である。
【0027】
カセッテスタッカ部3の投入部300は、投入ガイド部301及びカセッテ9を収納する収納部302を備える。投入ガイド部301は、収納部3002に向かって延びる溝状に形成され、カセッテ9を収納部302に水平状態を保って導くように構成されている。収納部302には、カセッテ9が所定の隙間を保って収納され、保持される。
【0028】
カセッテ9は、カセッテの長辺を水平にした状態で、図5の矢印方向912に差し込まれ、図6のガイド部301上をスライドしながら収納部302に投入される。この投入と同時に、スロット毎に収納部302の開口に設けられた遮光シャッタ303が閉じて、外部からの漏れ光を防ぐ。このとき、収納部302内に配置された読取センサ(図示省略)により識別シール911を読み取ることにより、カセッテの投入方向及びその表裏の判別を行い、もし誤投入された場合には、各収納部302の上部に設けられらた発光部304が発光して、使用者に知らせるようになっている。また、発光部304はカセッテの読取処理中には別の色で発光することにより、読取処理中であることを知らせる。また、誤投入時にはブザー等による警告を発するようにしてもよい。
【0029】
操作部7には、表示部としてCRT70及びCRT70の表面上に配置されたタッチパネル71が備えられている。CRT70上には、例えば検査予約や患者登録等の操作、装置各部の状態や設定、及び読み取られた画像の各表示を行うことができる。また、タッチパネル71からその表面を使用者がタッチして押すことにより所定の情報を入力することができる。
【0030】
放射線画像記録読取装置1のシステム制御部6により制御される記憶部には、撮影予約リストとして、患者情報、撮影条件、入力情報、出力情報、処理情報及びオーダー情報等が記憶され登録されている。この撮影予約リストに基づいて各カセッテ9内の放射線画像変換プレート12から放射線画像が読み取られて読取処理が実行される。また、予約撮影リストの各情報を必要に応じてCRT70上で参照することができ、またタッチパネル71上からその内容を変更することができる。
【0031】
図1に示す放射線画像記録読取装置1は、読取の予約順にカセッテの読取処理を行う予約読取モードと、読取予約に優先してカセッテの読取処理を行う緊急読取モードとを有する。図7(a)に、この予約読取モードの場合の基本画面である撮影予約リストの予約順を表示するCRT70上の画面を示し、図7(b)に予約情報参照/修正画面を示す。
【0032】
図7(a)に示すように、予め図7(b)の予約画面にて入力された撮影予約リストの予約順が患者701,702,703,704の順序に表示されており、この順にカセッテの読取処理が実行される。また、図7(b)に示すように、入力画面705で予約情報を参照しながら入力画面705から予約情報の修正を行うことができる。この予約情報参照/修正の画面は、図7(a)の「参照」スイッチ721をタッチすることにより、表示される。また、この図7(b)の画面から「メニュー」スイッチ722にタッチすることにより図7(a)の画面に戻ることができる。なお、撮影予約リストへの入力は、病院や情報システムなどの外部からオンラインを通して行うこともできる。
【0033】
図8に、カセッテの読取処理状態を表示するCRT70上の画面を示す。この画面には予約画面707が表示され、患者の氏名、ID(識別)番号、性別、胸部、腹部などのような撮影部位等を表す条件が患者毎に表示されている。また、表示部707には、読取処理中の患者のID番号等が表示され、その下方の表示部708,709,710に読取処理順に患者のID番号等が表示されている。なお、この図8の画面は、図7(a)の「読取」スイッチ721aにタッチすることにより表示できる。
【0034】
図6のカセッテスタッカ部3の収納部302に撮影の済んだカセッテ9を投入すると、カセッテに付された患者のID番号等が自動的に読み取られて、投入されたカセッテと予約オーダとが対応されてから、読取処理に移る。この読み取り状態が収納部302の各スロット毎に読取状態表示部711〜715に表示される。この表示としては、読取準備、読取中、読取完了、読取未完了、トラブル発生等があり、表示部711〜715の発光色を変え、また点滅させる等により行うことができる。このように、読取状態表示部711〜715を設けることにより、カセッテの読み取り処理状態がわかるため、読み取りの完了したカセッテを取り出し次のカセッテを投入して読み取り準備を順次に行うことができ、迅速な読み取り処理が可能となる。なお、カセッテの読取中には投入されたカセッテの取り出しが禁止され、読取完了、読取未完了、トラブル発生の各状態ではカセッテを取り出すことが可能となっている。
【0035】
次に、放射線画像記録読取装置において、読取の予約順にカセッテの読取処理を行う予約読取モードを実行中に、急患等のカセッテを緊急に読み取り処理しなければならない場合について説明する。この緊急読取モードは、図7(a)の「緊急」スイッチ720aまたは図8の「緊急読取」スイッチ720を押すことにより、選択される。これらの緊急読取用スイッチ720a,720が選択されると、その表示が点滅し、緊急読取モードであることが分かるようになっている。
【0036】
この緊急読み取りのカセッテをカセッテスタッカ部3に投入すると、図5に示す識別シール911の読み取り時にその緊急標識911aが読み取られ、緊急読み取りのカセッテであることが認識される。また、緊急読み取りモードが選択されると、CRT70上に図7(b)の予約情報参照/修正画面が表示され、この入力画面705に所定事項をタッチ入力する。
【0037】
なお、カセッテ9上の識別シール911の緊急標識911aが読み取られると、装置が自動的に緊急読取モードになるように構成できる。これにより、スイッチ720a,720を緊急読み取りの都度押さなくてもカセッテを投入するだけで緊急読取モードにすることができる。また、緊急読取用のカセッテを予約読取用と識別するために、例えばカセッテの側面を異なる色に構成してもよい。
【0038】
また、緊急読み取りのカセッテをカセッテスタッカ部3の収納部302に投入する際に、収納部302の各スロット毎にそのカセッテの読取状態が読取状態表示部711〜715に表示されるから、この表示により各スロットに装填されたカセッテの読取処理状態を知ることができ、緊急読取のためのカセッテを迅速かつ正確に収納部302のスロットに装填することができる。
【0039】
図9のフローチャートにより、本実施の形態による、予約読取モードと、読取予約に優先してカセッテの読取処理を行う緊急読取モードとにおける読み取り処理について説明する。上述のように、緊急読取スイッチ720,720aが押される等により装置が緊急読取モードであるか否かを判断し(S01)、緊急読取モードであると、緊急読取のカセッテがカセッテスタッカ部に装填されているか否かを判断する(S02)。装填されていると、緊急読取スイッチ720,720aを赤点滅させる等により、緊急モードであることを表示する(S09)とともに、上述のように所定事項が入力された後、現在読み取り中の予約済みカセッテの読み取り終了を待って(S10)、緊急に画像読取のための処理が行われる(S03)。他にも緊急読み取りのカセッテがある場合には続いて読み取りが行われ(S04)、なければ緊急読取スイッチ720,720aの赤点滅を止める等により緊急読み取り終了の表示をする(S05)。なお、緊急読み取り終了を知らせるために、ブザー等により警告音がでるようにしてもよい。
【0040】
次に、再び緊急読取モードであるかの判断をするステップS01に戻り、緊急読取モードでなければ、予約読取モードとなる(S06)。予約読取のカセッテが装填されている場合には(S07)、そのカセッテの画像読み取りを行い(S08)、装填されていなければ読み取り処理が終了する。予約読取のカセッテの読み取り(S08)が終了すると、ステップS01に戻り、緊急読取モードであるかの判断をする。
【0041】
以上のような本実施の形態による読取処理によれば、予約読取モードの読み取りがカセット毎に終了する度に緊急読取モードであるか判断するから、読取未終了の予約読取カセッテがまだ残っていても、この読取予約に優先して緊急読取のカセッテについて読み取り処理が行われる。このため、本実施の形態による放射線画像記録読取装置によれば、緊急患者の診断を早急に行わなければならない等の緊急読取に迅速に対応することができる。
【0042】
また、図6のように、複数のカセッテを装填して順に読取処理を行うことのできる放射線画像記録読取装置では、緊急読取モードにおける読み取りが、予約読み取りモードによる読み取り処理の終了後に、実行されるから、両モードの読取処理が混合してしまう、といった不具合は生じない。
【0043】
次に、図10に、カセッテ9の投入により緊急読み取りモードにするためにカセッテ9に設けた緊急識別手段の変形例を二例示す。図10のカセッテ9には「緊急」の文字921が表されている。装置内に「緊急」の文字921を読み取ることのできる光学センサ(図示省略)を備えることにより、カセッテ投入時にこの文字を読み取ると、自動的に緊急読取モードにすることができる。なお、この光学センサにより患者名を読み取るようにもできる。
【0044】
また、図10のカセッテ9の投入方向側面に切り欠き920を設け、装置内にこの切り欠き920の存在を検知する検知センサ(図示省略)を設けることにより、カセッテ投入時に切り欠きの存在を検知することにより、自動的に緊急読取モードにすることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、予約読取の実行中においても緊急患者の診断等のために緊急にカセッテの読取処理を実行することのできる放射線画像記録読取装置を提供できる。
【0046】
また、複数のカセッテを装填して読取処理を行う場合、カセッテの読取処理状態を知り、緊急読取のためのカセッテを迅速かつ正確に装填することのできる放射線画像記録読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施の形態による放射線画像記録読取装置本体の概略的な構成を示す図である。
【図2】図1に示す装置に装填されるカセッテの斜視図である。
【図3】図2に示すカセッテにおいて収納された放射線画像変換プレートを引き出した状態を示す斜視図である。
【図4】図2のカセッテに放射線画像変換プレートを収納した状態を、上部のケース半体を省略して示す平面図である。
【図5】図2に示すカセッテの平面図である。
【図6】図1に示す放射線画像記録読取装置の斜視図である。
【図7】図1の操作部のCRT上に表示される予約読取モードの基本画面を示す図(a)、及び同じく予約情報参照/修正画面を示す図(b)である。
【図8】図1の操作部のCRT上にカセッテ読取処理状態を表示する画面を示す図である。
【図9】図1の装置において実行することのできる本実施の形態による、予約読取モードと緊急読取モードにおける読み取り処理のステップを説明するためのフローチャートである。
【図10】図5のカセッテの変形例を示すカセッテの平面図である。
【符号の説明】
1 放射線画像記録読取装置
2 装置本体
3 カセッテスタッカ部(カセッテ装填部)
4 プレート搬送部(搬送手段)
5 画像読取部(画像読取手段)
6 システム制御部
7 操作部
8 電源部
9 カセッテ
12 放射線画像変換プレート(記録プレート)
70 CRT
71 タッチパネル(入力手段)
711〜715 読取状態表示部
720,720a 緊急読取用スイッチ
911a 緊急標識
920,921 緊急識別手段

Claims (1)

  1. 放射線画像の記録された記録プレートを収納したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、
    前記記録プレートから画像情報を読み取るための画像読取手段と、
    前記装填されたカセッテと前記画像読取手段との間で前記記録プレートを搬送する搬送手段とを有し、
    前記搬送手段と前記画像読取手段とによる前記記録プレートの読取処理を予約し、予約順に読取処理を実行する放射線画像記録読取装置において、
    前記カセッテ装填部に装填されたカセッテに設けられた緊急標識を読み取る読取センサと、
    前記読取センサが緊急標識を読み取ったときに、予約順の読取処理に優先して、緊急標識が設けられた前記カセッテに収納された記録プレートの読取処理を実行させる制御部とを有することを特徴とする放射線画像記録読取装置。
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