JP2006326187A - X線撮影装置及びそのアクセス制限方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の個人情報を保護すると共に、操作者を特定するための簡便かつセキュリティ強度を高くする。
【解決手段】 S110でスタートし、S111で現在のアクセス制限レベルを取得し、S112でレベル0の場合はS117に進みアクセス制限を実行しない。S112でアクセス制限レベルが0でない場合にはS113へ進み、アクセス制限のログイン画面を表示する。S114でユーザIDとパスワードの入力後にS115に進み、ユーザ認証がなされるとS116に進みアクセス制限レベルを0にリセットし、S117でプログラム処理を終了する。
S115でユーザ認証が成功しない場合、或いはユーザIDとパスワードの入力がない場合にはS112に戻り、S115までの処理を繰り返す。この間、タイマ割り込みによってアクセス制限レベルが更新されるので、アクセス制限画面を更新してセキュリティ強度を上げることができる。
【選択図】図15

Description

本発明は、デジタルX線撮影システムのアクセス制限を実行するX線撮影装置及びそのアクセス制限方法に関するものである。
従来から医用診断を目的としたX線撮影には、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたフィルムスクリーンシステム(以下、F/Sと云う)が広く用いられている。医師から依頼された撮影オーダはX線フィルムとして医師に戻され、医師はこのフィルム画像をシャウカステンに掛けて観察する。そのため、撮影に失敗したフィルムは、診断に使用されず写損フィルムとして廃棄されている。
このF/Sに代り、X線エネルギを蓄積する輝尽性蛍光体から画像信号を取得するX線撮影システムや、X線の強度に比例した電気信号に変換する平面検出器(FPD;Flat Panel Detector)を採用したデジタルX線撮影装置が近年では使用されている。
デジタル撮影装置では患者情報保護の立場から、特に写損時に撮影した操作者を特定するため、撮影者の名前を画像データに付帯させるように要望されている。CT、MR等の装置においては操作者が頻繁に交代しない上、1個の検査時間が長いため、従来のパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーションのログイン操作を流用し、使用者が席を離れる場合にはログアウトをする。
この場合に、アプリケーションは継続して利用できないので、検査中のデータはハードディスク(HD)上のデータベースに一時的に保存し復帰する。使用中の状態を保持して、復帰したい場合には、例えば特許文献1のようにマウスやキーボードを一定時間操作しない時間が或る設定値を越えると、パスワードの入力が必要なスクリーンセーバを起動するようにし、想定外の第三者に操作されることを防ぐようにしている。
この場合に、例えば図16に示すログイン画面1を表示し、X線撮影装置の操作者である放射線技師を特定するために、ユーザ名或いはユーザIDを画面の入力部1aに入力し、そのユーザを認証するパスワードを入力部1bから入力する。
この図16においてはボタン1cをクリックすると、図17に示すように候補名1dを表示し自己の名前を選択ができる。これは一見すると便利であり、一般のPCのログイン画面でも使用されている。しかし、或る候補名1dの中から選択し、それに対するパスワードを入力するだけで使用権を与えてしまうと実質上パスワードだけを総当りで試みればよいだけなので、セキュリティ強度が低いシステムとなってしまう。
また、PCのログイン実装でよく見られる例として、図18に示すユーザID入力部1eのように、前回使用していたユーザIDだけが残っている場合がある。更には、Webページでよく見られる例としては、図19に示すチェックボックス1fを選択しておくと、パスワード1gをPC内部にデータとして保存するため、OKボタン1hだけをクリックすればログインできるようになっている。
これらは、一人のユーザがPCを使用するという前提があるため、毎回入力をすることが不便であることから考慮された実装形態である。これも前述したように、セキュリティ強度が低いシステムであり、このように操作者の利便性を追及してゆくと、セキュリティ強度が低くなる。
また、最近の個人情報漏洩の事件は、内部者の犯行によるものが殆どであり、セキュリティ強度を上げるには、指紋認証やX線撮影装置の操作室への入退室に厳重なアクセス制限を必要とするなどして、コストを相当かけなければ効果が出難くなっている。
しかしX線撮影装置では、PCのように特定の個人が使うわけではなく、複数の操作者が入れ代りながら使用するため、例えば名札にバーコードを付加し、検査前にこのバーコードを操作者が読み込ませると、システムの制御プログラムがデータベースからX線撮影装置を使う権限があるかどうかを確認し、本人認証をする方法がある。しかし、バーコードは簡単にコピーが可能なので、同様にバーコードだけではセキュリティ強度が低く、結局パスワード入力と併用する必要がある。
ところが、病院のスペースや経営的には多大なコストを、リスク管理のために用いるわけにもゆかず、低コストでユーザ認証によるアクセス制限をし、患者の個人情報を守る必要がある。
X線撮影装置では、放射線技師Aが検査中に他の技師Bに交代することがあるが、PCのログイン機能を利用する場合に、一旦技師Aがログアウトして検査中の撮影データをHDに退避する必要がある。その上で、技師Bがログインし、検査データを引き継ぎ続行するようにしなければならない。ところが、PCのログインは例えば1分近く掛かってしまうので、検査を再開するまで待ちきれず、その結果、技師Aがログインしたままで、技師Bが使用することになってしまうことがある。つまり、確実に操作者を特定するためには、ユーザ切換えの手間を簡略化し、迅速な切換えが可能なX線撮影装置が求められている。
特開2004−89312号公報
しかしながら、F/Sで行われた一般撮影をデジタル化した装置においては、1回の検査時間が短く検査数が多いため、複数の操作者が入れ代りながら撮影装置を共用し、撮影後に面倒なのでログアウトせずに運用してしまうことが多い。つまり、前述したような方法がなじまず、PCやワークステーションで元々付属しているログイン機能があっても使用が制限される場合がある。
しかし、「何時、誰が」被検者を撮影したかを記録に残すため、正確かつ簡便なログイン機能が必要とされている。これを実現するためには様々な手法があるが、例えばIDとパスワードを入力するという基本的な方法から、ICカードやバーコードを使う、或いは生体認証等の方法があり、便利さと正確さに比例してコストが高くなる。
また、検査中に操作者がX線撮影を一時的に中断し、X線撮影装置のコンソール前を離れたときに、被検者の個人情報、例えば氏名、検査情報、画像等が表示されたままになる場合があり、X線撮影装置の使用を許可されてない人、即ちアクセス権のない人にこれらの情報が漏洩する虞れがある。
本発明の目的は、操作者を特定して復帰する機能を実現するX線撮影装置及びそのアクセス制限方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るX線撮影装置の技術的特徴は、装置を操作する操作者の情報の入力を指示する入力指示手段と、該入力した操作者情報を認証する認証手段と、操作者が一定時間操作しなかった場合に前記操作を制限する第1のアクセス制限手段と、検査の状態に応じて前記操作者情報の入力項目を変更し検査再開を支援する支援手段とを備えたことにある。
また、本発明に係るX線撮影装置のアクセス制限方法の技術的特徴は、装置を操作する操作者の操作を制限するプログラムであって、検査の状態と操作者の撮影間隔に応じて操作者の入力項目を変更するステップをコンピュータに実行させることにある。
本発明に係るX線撮影装置及びそのアクセス制限方法によれば、操作者を特定して復帰する機能を実現するX線撮影装置及びそのアクセス制限方法を提供することができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例に係るX線撮影装置のシステム構成を示すブロック図である。医療用デジタルX線撮影装置10においては、内部バス11を介して、画像を蓄積する画像読取制御部12、制御プログラムを格納するRAM13aと画像一時格納用のRAM13bを備えたRAM13、制御プログラムを実行するCPU14、ディスクI/F(インタフェース)15、外部装置との通信用LAN I/F16、ユーザI/F17が接続されている。
また、画像読取制御部12にはデータ線10aを介して蛍光体及び大画面光電変換装置を備えたFPD18の出力が接続され、ディスクI/F15には制御プログラム及び撮影画像を蓄えるハードディスク(HD)19が接続され、ユーザI/F17には表示用ディスプレイ装置20、キーボード、マウス等の操作部21が接続されている。
更に、曝射スイッチ22の出力はX線発生装置制御部23を経て、FPD18の前面に位置する被検者に対してX線を照射するX線管球24に接続されている。また、X線発生装置制御部23の出力は同期信号線10bを介して画像読取制御部12に接続されている。
LAN I/F16にはLAN25を介して、PACS(Picture Archive and Communication System)26、オーダリング装置27、医用画像プリンタ28、画像ビュワ装置29が接続されている。
X線撮影装置10において、制御プログラムをHD19から読み込み、RAM13a上でCPU14により動作させる。先ず、X線撮影装置10を使用する放射線技師は、操作部21を用いてログインを行う。病院のセキュリティ管理として、何時、誰がどのような操作をしたかを特定しなければならないので、或る技師が別の技師になりすまして撮影をすることを防ぐため、図2に示すディスプレイ装置20のログイン画面30においてユーザ名とパスワードを入力する。
ユーザの認証が成功しログイン操作が終わると、CPU14は図示しない放射線科情報システム(RIS)からの撮影オーダ情報をLAN25上のオーダリング装置27から受信する。本実施例では、受信した撮影オーダ情報の一覧をユーザI/F17を介して、ディスプレイ装置20に図3に示す画面40のように表示する。
X線撮影装置10の操作者である放射線技師が、画面40の検査項目40aをマウスで選択すると、CPU14が実行するRAM13aの制御プログラムは例えば図4に示すように、ディスプレイ装置20の表示を画面50に変化させ、受信した撮影オーダ情報を表示する。
CPU14は図3で選択した検査項目40aを操作者に提示するため、検査中は被検者情報50a、例えば氏名、ID、性別、生年月日等を表示する。また、受信した撮影部位50bで構成される撮影項目をボタンの形式として表示する撮影条件表示部50c、X線撮影装置10のシステム状態表示部50dが設けられている。
CPU14はシステム制御プログラムを実行し、撮影部位50bの撮影オーダ情報1番目の「胸部正面」ボタンを選択状態にする。操作者は撮影すべき被検者をFPD18とX線管球24との間に位置させ、撮影部位50bに従った姿勢に整位する。その間に、制御プログラムによりCPU14はFPD18に電圧を加え、FPD18でX線撮影が行えるように準備し、FPD18がX線撮影可能な状態になることを検知すると、システム状態表示部50dにREADYと表示し、操作者表示部50eには検査中の操作者の名前を表示する。
操作者は画面を確認後に曝射スイッチ22を押し、X線を発生させるトリガをシステムに入力する。この曝射スイッチ22より発生する曝射信号は、同期信号線10bを介して画像読取制御部12に入力される。画像読取制御部12では、FPD18が撮影可能状態となっているかデータ線10aを介して確認した後に、曝射許可信号を発生する。この曝射許可信号はX線発生装置制御部23に戻され、X線発生装置制御部23はX線管球24からX線を照射させる。
X線の照射後に、被検者を透過したX線を蛍光体を介してFPD18でデジタルデータとして取得し、画像読取制御部12に転送する。CPU14は制御プログラムを実行し、ユーザI/F17を介してディスプレイ装置20を図5に示す画面60のように変化させる。
CPU14は画像読取制御部12から取得した画像データを画面60の画像表示部60aに表示し、撮影実施情報としてX線発生装置制御部23から線量値を受信し、線量値表示部60bに表示すると共にHD19に記憶する。画像表示部60aに表示される画像の自動濃度調整を操作者が変更しようとする場合に、操作者は濃度調整パラメータ60cを調節することで撮影画像の濃度を変更できる。
操作者は図5に示す画面60で撮影済み画像の確認を終えると、次の撮影を行うために、画面上の次撮影ボタン60dをクリックする。これに対してCPU14はプログラムを実行し、図4に示す画面50に戻し、オーダされた次の撮影部位50bの選択をユーザI/F部16で検知し、撮影オーダの全てが完了するまで、操作者に前述と同様の撮影フローを繰り返し実行する。撮影オーダを全て完了すると画面60に戻り、次の未撮影オーダが存在しないので、CPU14は次撮影ボタン60dを「検査終了」に変化させる。操作者が次撮影ボタン60dを押すことで、その被検者の検査を終了することができる。
X線撮影装置10で検査終了が指示されると、制御プログラムはHD19に記憶した撮影条件、撮影実施情報をオーダリング装置27に送信する。制御プログラムは予め決められた通信プロトコルに従い、オーダリング装置27に検査の撮影が終了したことを伝える。この際に、撮影が行われた撮影条件と、照射線量等の撮影実施情報を伝える。
また、撮影済み画像は前述の撮影条件や撮影実施情報を付帯情報とした画像データとしてDICOM(Digital Imaging Communication in Medicine)と呼ばれる医療用の標準通信プロトコルに従って、外部装置、例えば図1に示す医用画像プリンタ28や、PACS26に出力し、撮影オーダを出した医師は、出力されたフィルムや、画像ビュア装置29で表示した画像を診断に使用する。撮影済み画像には種々の検査情報や画像の属性情報が画像ヘッダとして付帯しており、技師名を保存する場所も定義されている。付帯情報はPACS26側に保存されているので、医師が画像ビュア装置29を操作し、撮影した技師名を表示させることも可能である。
操作者が図5に示す操作者表示部60eをクリックすると、図6に示す使用者交代のログイン画面70を表示する。一時的に撮影を中断する場合は、ロックボタン70aをクリックし、別の技師に交代する場合には交代ボタン70bをクリックする。また、検査画面に戻る場合は、キャンセルボタン70cをクリックする。
図6に示すロックボタン70aをクリックした場合は、検査中でありながら緊急の用事、例えば電話に出る場合であり、図7に示すログイン画面80に遷移し、パスワード入力部80bを空白にするアクセス制限をし、この状態をアクセス制限レベル2と定義する。また、図6で交代ボタン70bをクリックした場合には、画面80で他の操作者に交代させるために、ユーザID入力部80a、パスワード入力部80bをクリアする。この状態をアクセス制限レベル3と定義する。
ここで、例えば技師の田中武から技師の鈴木二郎に交代をする場合には、ユーザID入力部80aにsuzukiと入力し、それに対応するパスワードをパスワード入力部80bに入力する。図8に示すユーザ管理DB90と合致すれば認証がなされ、図9に示す画面100で検査を引き継ぐことができ、画面100の操作者表示部100aに鈴木二郎と表示される。ユーザIDやパスワードが間違っており、ユーザの認証に失敗した場合には、図10に示すログイン画面110のようにエラーを表示し、検査を再開できないことを操作者に知らせる。
また、FPD18がREADY状態のまま検査を一時中断しておくと、FPD18の寿命が劣化するため、一定時間の例えば5分間を経過後に、FPD18に印加していた電圧を下げ、休止状態に遷移させるように制御する。その場合に、何時までもアクセス制限を残しても仕方ないので、図11に示すログイン画面120の状態から図7に示すログイン画面60の状態にアクセス制限レベルを変更する。つまり、FPD18の動作状態に対応させて、セキュリティのアクセス制限レベルをレベル2からレベル3に変更するように制御する。
このように、検査中のアクセス制限の方法について述べたが、検査間のアクセス制限も同様である。操作者が検査後に図4に示す画面50の撮影終了ボタン50fをクリックして検査を終了すると、図3に示す画面40に戻り、次の検査選択画面に遷移する。この例では、放射線技師田中武は操作者表示部40bでログイン継続中であることを示している。
ここで、別の技師に交代する可能性があるが、検査後もX線撮影装置を継続して使用する場合に、次の検査を選択してX線撮影を続行できる。CPU14が実行する動作プログラムにより、図3の操作者表示部40bに操作中の技師名を表示させているので、別の操作者が交代を指示させるときは、操作者表示部40bをクリックして図6に示す画面70に遷移する。
このように、検査で操作者の交代について説明してきたが、一定時間経過した場合の操作者のアクセスを制限する場合には、前述したようにPCのログイン中にアクセス制限をするとき、ロック機能付きのスクリーンセーバを使用することが多い。
ところが、スクリーンセーバのアクセス制限を解除できるのは、ログインしている使用者本人か管理者の何れかであり、その他の使用者には権限がない。また設定時間内に操作部21を操作しないと、スクリーンセーバを動作させてしまう。検査中に患者の姿勢を整位しているうちに、自動的にタイマでログアウトしては操作性が悪く、タイマの設定時間を短く設定しているときは、無意味にマウスを動かしてタイマの動作をリセットさせるように操作しなければならない。
一方で、設定時間を単純に10分間のように延長しておくと、仮に操作者が電話の他用で席を外したときにロックやログアウトをし忘れると、前述のタイマが働くまで第三者がX線撮影装置へのアクセス可能になり、被検者の個人情報を覗かれる可能性があり好ましくない。従って、なるべくは設定時間が短い方がセキュリティ上は好ましいが、その反面で何度もログイン操作を要求されるので不便になる。
そこで、再開までの操作を短くするために、例えば図12の行1に示すような設定時間で、アクセス制限レベルを変更するように制御する。例えば、一般の検査中には通常の操作画面は図4から図12の設定時間aに示した1分経過後に、図13に示すログイン画面130のようにアクセス制限し、更に次の設定時間bに設定した5分間内に撮影を実施する。
撮影が実施されなければ図11に示したアクセス制限レベル2のログイン画面120に制御を変更し、更に次の設定時間cの10分まで撮影を実施しないと、図7に示すアクセス制限レベル3のログイン画面80に遷移するように制御する。この場合に、PCのスクリーンセーバのように操作部21の操作でタイマを延長するようにはせず、予め設定した時間内にX線撮影が実行されないと、状態を遷移するように制御する。
また、車椅子の被検者や固定装具を必要とする撮影や、小児で姿勢の整位に時間を要する場合や、造影剤撮影等の通常よりも時間を要する場合は、図12の行2に示すように特殊検査用の設定値を使用し、前述の時間よりもアクセス制限を変化させる時間を長く設定する。検査と検査の間の場合も同様に制御し、X線撮影装置をアクセス制限が低い状態で放置しておく時間が短くなるように制御を行う。
図14は制御プログラムによってX線撮影を実行すると共に、操作者のアクセス制限を実行するために、1秒毎に発生するタイマ割り込みのフローチャート図を示している。検査の有無に拘らず、1秒毎にCPU14が割り込み処理を実行するために、ステップS100でタイマ割り込みがなされると、ステップS101で現在のタイマ値を更新する。つまり、図12に示すアクセス制限レベルと装置の状態からタイムアウト値を取得し、現在のタイマ値と比較する。
ステップS102で現在のタイマ値が大きい場合には、ステップS103に進み、アクセス制限レベルを1つ増加させ、ステップS104で割り込みルーチンを終了する。ステップS102でタイマが満了していない場合にはステップS104に進み終了する。
図15は撮影プログラムのアクセス制限を実行する手順のフローチャート図である。通常の撮影処理を実行するプログラムと同時に、このアクセス制限プログラムは動作している。CPU14が実行するプログラムは、ステップS110でスタートし、ステップS111で現在のアクセス制限レベルを取得し、ステップS112でレベル0の場合はステップS117に進み、アクセス制限を実行しない。
ステップS112でアクセス制限レベルが0でない場合には、ステップS113に進み、アクセス制限の画面、即ちログイン画面を表示する。続いて、ステップS114でユーザIDとパスワードの入力待ちをする。入力後にステップS115に進み、ユーザ認証がなされると判定がYesになるので、ステップS116に進みアクセス制限レベルを0にリセットする。アクセス制限レベルを0にし、タイマ値を0にリセットするのは、初期化時と撮影が実行された後と、ユーザ認証がなされた場合であり、ステップS117でアクセス制限プログラム処理を終了する。
ステップS115でユーザ認証が成功しない場合、或いはユーザIDとパスワードの入力がない場合には、ステップS112に戻り、ステップS115までの処理を繰り返す。この間、図14に示したタイマ割り込みによってアクセス制限レベルが更新されるので、前述したように図11のログイン画面120、図7のログイン画面80に示すようにアクセス制限画面を更新して、セキュリティ強度を上げることができる。
この実施例においては、制御プログラムをHD19に記憶しておき、RAM13aに転送しCPU14で実行する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、任意の記憶媒体を用いて実現してもよい。また、同様の動作をする回路で実現してもよい。
実施例では、操作者をユーザIDとパスワードを入力させて識別をしたが、コストを問題視しなければ、指紋や虹彩等のバイオメトリックス(生体認証)を採用した識別方法の方がより安全性が高く、アクセス制限状態からの復帰に関して操作性が良いシステムを構築できる。また、病院内で運用する名札にバーコードやICタグを付加したものを使用し、X線撮影装置10を使用するときに操作者の認証に使用するようにしてもよい。何れの場合においても、検査状態や撮影部の状態に応じて、アクセス制限状態を変化させるように制御することには変りない。
なお、本実施例は複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは云うまでもない。この場合に、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピディスク、HD、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後に、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
なお本実施例では、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体から、そのプログラムをインターネット等の通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用可能である。
以上の説明では、本発明の好ましい実施例としたが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは云うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
実施例のブロック回路構成図である。 操作者を特定するためのログイン画面の正面図である。 X線撮影装置が取得した撮影オーダ一覧の画面の正面図である。 X線撮影システムのディスプレイ画面の正面図である。 表示部の撮影後の画面の正面図である。 X線撮影装置の使用を中断指示する場合のログイン画面の正面図である。 X線撮影装置のアクセス制限のログイン画面の正面図である。 操作者データのデータベースの説明図である。 X線撮影装置の操作者を交代したときの画面の正面図である。 ユーザの認証に失敗したときのログイン画面の正面図である。 X線撮影装置のアクセス制限のログイン画面の正面図である。 X線撮影装置の検査状態と、アクセス制限のレベル設定の保存例の説明図である。 X線撮影装置のアクセス制限のログイン画面の正面図である。 タイマ割り込みのフローチャート図である。 X線撮影処理と並行してアクセス制限をするフローチャート図である。 従来例の表示部の操作者ログイン画面の正面図である。 従来例の表示部の操作者ログイン画面の正面図である。 従来例の表示部の操作者ログイン画面の正面図である。 従来例の表示部の操作者ログイン画面の正面図である。
符号の説明
10 X線撮影装置
12 画像読取制御部
13 RAM
14 CPU
15 ディスクI/F
16 LAN I/F
17 ユーザI/F
18 FPD
19 HD
20 表示用ディスプレイ装置
21 操作部
22 曝射スイッチ
23 X線発生装置制御部
24 X線管球
25 LAN
26 PACS
27 オーダリング装置
28 医用画像プリンタ
29 画像ビュア装置
30、70、80、110、120、130 ログイン画面
40、50、60、90、100 画面

Claims (7)

  1. 装置を操作する操作者の情報の入力を指示する入力指示手段と、該入力した操作者情報を認証する認証手段と、操作者が一定時間操作しなかった場合に前記操作を制限する第1のアクセス制限手段と、検査の状態に応じて前記操作者情報の入力項目を変更し検査再開を支援する支援手段とを備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 操作者を識別するためのユーザ管理手段を備え、操作者の識別情報と共に予め設定した前記第1のアクセス制限手段の少なくとも2つ以上のアクセス制限レベルを記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記検査の特徴又は撮影部位に応じてアクセス制限レベルを決定しアクセスを制限する第2のアクセス制限手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のX線撮影装置。
  4. 第1のX線撮影から第2のX線撮影をする間の撮影時間間隔を計測する手段と、予め設定した前記第1のアクセス制限手段のアクセス制限レベルを記憶する手段とを有し、前記撮影時間間隔に応じて自動的に前記アクセス制限レベルを変更しセキュリティ強度を向上することを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  5. 装置を操作する操作者の操作を制限するプログラムであって、検査の状態と操作者の撮影間隔に応じて操作者の入力項目を変更するステップをコンピュータに実行させることを特徴とするX線撮影装置のアクセス制限方法。
  6. 操作者を識別するステップと、少なくとも2つ以上のアクセス制限レベルを記憶手段から取得するステップとを有し、検査の種別に応じて前記アクセス制限を変更するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のX線撮影装置のアクセス制限方法。
  7. 第1のX線撮影から第2のX線撮影をする間の撮影時間間隔を計測するステップと、予め設定した前記アクセス制限のレベルを記憶手段から取得するステップと、前記撮影時間間隔に応じて自動的に前記アクセス制限レベルを変更し、セキュリティ強度を向上させるステップとを前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項6に記載のX線撮影装置のアクセス制限方法。
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