JP7467087B2 - 医療機器及びプログラム - Google Patents

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本発明は、医療機器及びプログラムに関する。
従来、X線CT(Computed Tomography)装置等の医療機器は、被検体が寝転がる天板を移動させる操作や、曝射等の危険性が高い操作を受け付ける。そのため、医療機器は、自装置を操作する医療従事者が権限を有する医療従事者であるかを識別する必要がある。
特許文献1には、指紋や静脈分布等の生体情報により医療従事者を認証する技術が開示されている。しかしながら、医療従事者が医療用手袋等を装着していると、生体情報を取得することができない。一方で、操作する度にパスワード等を入力するのは煩雑である。
ところが、パスワード等の入力頻度を減らすと、権限を有しない医療従事者により操作されてしまう可能性がある。
特開2015-198788号公報
本発明が解決しようとする課題は、権限を有しない医療従事者による操作を容易に防止することである。
実施形態の医療機器は、取得部と、制限部とを備える。前記取得部は、医療機器の操作を行う医療従事者について、前記医療従事者に付与された、前記医療機器の操作権限に係る権限情報を取得する。前記制限部は、前記医療機器に備えられた第1の入力装置に対する第1の操作に応じて前記医療機器が第1の処理を実行することを許可するための第1の権限情報を前記権限情報が含み、前記第1の入力装置から第1の距離までの第1の範囲に位置する前記医療従事者に付与された前記権限情報が取得された場合、前記第1の操作に応じて前記第1の処理を実行するように、前記医療機器を制御し、前記権限情報が前記第1の権限情報を含まない場合、及び前記第1の範囲内から前記権限情報が取得されていない場合、前記第1の操作に応じた前記第1の処理の実行を制限する。そして、前記制限部は、前記医療機器に備えられた第2の入力装置に対する第2の操作に応じて前記医療機器が前記第1の処理とは異なる第2の処理を実行することを許可するための第2の権限情報を前記権限情報が含み、前記第2の入力装置から第2の距離までの第2の範囲に位置する前記医療従事者に付与された前記権限情報が取得された場合、前記第2の操作に応じて前記第2の処理を実行するように、前記医療機器を制御し、前記権限情報が前記第2の権限情報を含まない場合、及び前記第2の範囲内から前記権限情報が取得されていない場合、前記第2の操作に応じた前記第2の処理の実行を制限する。
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の外観の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、権限一覧情報のデータ構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るX線診断装置が実行する取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、第1の実施形態に係るX線診断装置が実行する実行判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、第2の実施形態にかかるコードシンボルの一例を示す図である。 図7は、第2の実施形態にかかるX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、第3の実施形態にかかるSLAMデバイスの配置の一例を示す図である。 図9は、第3の実施形態にかかるX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、医療機器及びプログラムの実施形態について詳細に説明する。なお、本願に係る医療機器及びプログラムは、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、図1に示すX線診断装置1を例として説明する。図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置1の外観の一例を示す図である。
図1においては、寝台装置10の天板14の長手方向をZ軸方向とする。また、Z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をX軸方向とする。また、Z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をY軸方向とする。
図1に示すように、X線診断装置1は、寝台装置10を備える。寝台装置10は、天板14と、寝台操作パネル191と、曝射ペダル192とを備えている。天板14は、患者等の被検体Pが横たわるベッドである。寝台操作パネル191は、寝台装置10を操作する操作パネルである。例えば、寝台操作パネル191は、天板14の高さや位置を変更する操作を受け付ける。曝射ペダル192は、X線撮影においてX線を照射させる操作を受け付けるペダルである。また、医療従事者Cは、曝射ペダル192を踏むことで曝射ペダル192を操作する。なお、図1には、操作を受け付ける入力装置として寝台操作パネル191と、曝射ペダル192とを記載している。しかしながら、X線診断装置1が架台装置を備えている場合には、架台装置に設けられた操作パネルが含まれていてもよい。さらに、X線診断装置1には、他の入力装置が含まれていてもよい。
さらに、X線診断装置1は、寝台操作パネル191から第1距離までの第1範囲R1で近距離無線通信を実行する第1近距離無線通信部20(図2参照)を備えている。また、X線診断装置1は、曝射ペダル192から第2距離までの第2範囲R2で近距離無線通信を実行する第2近距離無線通信部21(図2参照)を備えている。なお、第1距離と、第2距離とは、同一の距離であってもよいし、異なる距離であってもよい。
X線診断装置1の医療従事者Cは、靴や、足首のバンドに無線タグ31に装着している。第1近距離無線通信部20、及び第2近距離無線通信部21は、無線タグ31との通信を実行する。
ここで、無線タグ31は、RF(Radio Frequency)タグや、非接触IC(Integrated Circuit)タグや、NFC(Near field Communication)タグ等のタグである。無線タグ31は、情報を記憶するICチップとアンテナとを備えている。無線タグ31は、読み取り要求を受信した場合に、ICチップに記憶された情報を送信する。例えば、無線タグ31は、権限情報を記憶している。権限情報には、医療従事者Cに付与された、X線診断装置1等の医療装置の操作権限に係る情報が含まれている。例えば、権限情報には、第1の権限情報、第2の権限情報、及び第3の権限情報が含まれている。第1の権限情報は、入力装置に対する第1の操作に応じて医療機器が第1の処理を実行することを許可するための情報である。第2の権限情報は、第1の権限情報の対象の入力装置とは別の入力装置に対する第2の操作に応じて医療機器が第1の処理とは異なる第2の処理を実行することを許可するための情報である。第3の権限情報は、入力装置に対する第3の操作に応じて医療機器が前記第1の処理とは異なる第3の処理を実行することを許可するための情報である。なお、権限情報には、第1の権限情報、第2の権限情報、及び第3の権限情報の全部が含まれていなくてもよいし、第1の権限情報、第2の権限情報、及び第3の権限情報とは異なる権限情報が含まれていてもよい。そして、第1の権限情報、第2の権限情報、及び第3の権限情報は、例えば、操作に対応した処理を実行する操作権限を識別可能な権限コードである。なお、第1の権限情報、第2の権限情報、及び第3の権限情報は、権限コードに限らず、医療従事者Cを識別可能な医療従事者コードであってもよいし、他の情報であってもよい。
X線診断装置1は、寝台操作パネル191が操作を受け付けた場合に、第1範囲R1内ある無線タグ31があるか否かを判定する。すなわち、X線診断装置1は、第1範囲R1内から権限情報を読み取ることが出来たか否かを判定する。X線診断装置1は、第1近距離無線通信部20が第1範囲R1内から権限情報を読み取った場合に、第1近距離無線通信部20が読み取った権限情報に基づいて、寝台操作パネル191が受け付けた操作を実行する権限を有しているか否かを判定する。そして、X線診断装置1は、寝台操作パネル191が受け付けた操作を実行する権限を有している場合に、該当する処理を実行する。
また、X線診断装置1は、曝射ペダル192が操作を受け付けた場合にも同様の処理を実行する。すなわち、X線診断装置1は、曝射ペダル192が操作を受け付けた場合に、第2範囲R2内ある無線タグ31があるか否かを判定する。すなわち、X線診断装置1は、第2近距離無線通信部21が第2範囲R2内から権限情報を読み取ることが出来たか否かを判定する。X線診断装置1は、第2近距離無線通信部21が第2範囲R2内から権限情報を読み取った場合に、第2近距離無線通信部21が読み取った権限情報に基づいて、曝射ペダル192が受け付けた操作を実行する権限を有しているか否かを判定する。X線診断装置1は、曝射ペダル192が受け付けた操作を実行する権限を有している場合に、該当する処理を実行する。
第1の実施形態では、無線タグ31を足元に装着している場合を例に説明する。しかしながら、医療従事者Cは、無線タグ31を足元に限らず、手首に装着していてもよいし、他の位置に装着していてもよい。さらに、医療従事者Cは、無線タグ31を一つに限らず、寝台操作パネル191や曝射ペダル192等の操作対象ごとに無線タグ31を装着していてもよい。
次に、第1の実施形態に係るX線診断装置1の構成について説明する。
図2は、第1の実施形態に係るX線診断装置1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、X線診断装置1は、X線高電圧装置11と、X線管12と、X線絞り器13と、天板14と、Cアーム15と、X線検出器16と、メモリ17と、ディスプレイ18と、入力インターフェース19と、第1近距離無線通信部20と、第2近距離無線通信部21と、処理回路22とを備える。
X線高電圧装置11は、処理回路22による制御の下、X線管12に高電圧を供給する。例えば、X線高電圧装置11は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管12に印加する高電圧を発生する高電圧発生装置と、X線管12が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行う管電圧制御回路と、X線管12のグリッドを制御するグリッド制御回路と、X線管12のフィラメントを制御するフィラメント制御回路とを有する。なお、X線高電圧装置11については後述する。
X線管12は、熱電子を発生する陰極(フィラメント)と、熱電子の衝突を受けてX線を発生する陽極(ターゲット)とを有する真空管である。X線管12は、X線高電圧装置11から供給される管電圧を用いて、フィラメントからターゲットに向けて熱電子を照射することにより、X線を発生する。ここで、X線管12は、X線高電圧装置11から供給される管電圧に応じたエネルギーのX線を発生する。なお、X線管12については後述する。
X線絞り器13は、X線管12により発生されたX線の照射範囲を絞り込むコリメータ、及び、X線管12により発生されたX線を調節するフィルタを有する。
X線絞り器13におけるコリメータは、例えば、スライド可能な4枚の絞り羽根を有する。コリメータは、絞り羽根をスライドさせることで、X線管12が発生したX線を絞り込んで被検体Pに照射させる。ここで、絞り羽根は、鉛などで構成された板状部材であり、X線の照射範囲を調整するためにX線管12のX線照射口付近に設けられる。
X線絞り器13におけるフィルタは、被検体Pに対する被曝線量の低減とX線画像データの画質向上を目的として、その材質や厚みによって透過するX線の線質を変化させ、被検体Pに吸収されやすい軟線成分を低減したり、X線画像データのコントラスト低下を招く高エネルギー成分を低減したりする。また、フィルタは、その材質や厚み、位置などによってX線の線量及び照射範囲を変化させ、X線管12から被検体Pへ照射されるX線が予め定められた分布になるようにX線を減衰させる。
例えば、X線絞り器13は、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構を有し、後述する処理回路22による制御の下、駆動機構を動作させることによりX線の照射を制御する。例えば、X線絞り器13は、処理回路22から受け付けた制御信号に応じて駆動電圧を駆動機構に付加することにより、コリメータの絞り羽根の開度を調整して、被検体Pに対して照射されるX線の照射範囲を制御する。また、例えば、X線絞り器13は、処理回路22から受け付けた制御信号に応じて駆動電圧を駆動機構に付加することにより、フィルタの位置を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線の線量の分布を制御する。
天板14は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台駆動装置の上に配置される。なお、被検体Pは、X線診断装置1に含まれない。例えば、寝台駆動装置は、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構を有し、後述する処理回路22による制御の下、駆動機構を動作させることにより、天板14の移動・傾斜を制御する。例えば、寝台駆動装置は、処理回路22から受け付けた制御信号に応じて駆動電圧を駆動機構に付加することにより、天板14を移動させたり、傾斜させたりする。
Cアーム15は、X線管12及びX線絞り器13と、X線検出器16とを、被検体Pを挟んで対向するように保持する。例えば、Cアーム15は、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構を有し、後述する処理回路22による制御の下、駆動機構を動作させることにより、回転したり移動したりする。例えば、Cアーム15は、処理回路22から受け付けた制御信号に応じて駆動電圧を駆動機構に付加することにより、X線管12及びX線絞り器13と、X線検出器16とを被検体Pに対して回転・移動させ、X線の照射位置や照射角度を制御する。なお、図2では、X線診断装置1がシングルプレーンの場合を例に挙げて説明しているが、実施形態はこれに限定されるものではなく、バイプレーンの場合であってもよい。
X線検出器16は、例えば、マトリクス状に配列された検出素子を有するX線平面検出器(Flat Panel Detector:FPD)である。X線検出器16の各検出素子は、X線管12から照射されたX線を検出し、検出したX線量に応じた電荷を蓄積する。そして、X線検出器16の各検出素子は、蓄積した電荷に基づく検出信号を処理回路22に出力する。なお、X線検出器16の各検出素子は、蓄積した電荷を保持しつつ、検出信号を出力することができる。即ち、X線検出器16は、非破壊読み出しが可能である。
メモリ17は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。例えば、メモリ17は、処理回路22によって収集されたX線画像データを受け付けて記憶する。また、メモリ17は、X線診断装置1に含まれる回路によって実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。なお、メモリ17は、X線診断装置1とネットワークを介して接続されたサーバ群(クラウド)により実現されることとしてもよい。
また、メモリ17は、権限一覧情報171を記憶している。図3は、権限一覧情報171のデータ構成の一例を示す図である。権限一覧情報171は、権限コードごとに、実行可能な操作が登録された情報である。すなわち、権限一覧情報171は、権限コードごとに、操作に対応した処理の実行を許可するか禁止するかが登録されている。図3に示す権限一覧情報171には、操作に対応した処理の一例として、曝射(高レベル)、曝射(中レベル)、天板水平移動、及び天板水平移動が示されている。そして、各権限コードについて、これらの操作に対応した処理の実行を許可するか禁止するかが登録されている。
ディスプレイ18は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ18は、処理回路22による制御の下、医療従事者Cの指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、各種のX線画像を表示する。例えば、ディスプレイ18は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。なお、ディスプレイ18はデスクトップ型でもよいし、処理回路22と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。
入力インターフェース19は、医療従事者Cからの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路22に出力する。例えば、入力インターフェース19は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等により実現される。なお、入力インターフェース19は、処理回路22と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。また、入力インターフェース19は、マウスやキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、X線診断装置1とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路22へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース19の例に含まれる。
例えば、X線診断装置1は、入力インターフェース19の一例として、寝台操作パネル191、及び曝射ペダル192を備える。寝台操作パネル191は、天板14を移動させる操作や、天板14の高さを変更する操作等の天板14の位置に関する操作を受け付ける。曝射ペダル192は、高レベルのX線を照射させる操作や、中レベルのX線を照射させる操作等のX線を照射させる操作を受け付ける。
第1近距離無線通信部20は、近距離無線通信により無線タグ31から権限情報を読み取る。更に詳しくは、第1近距離無線通信部20は、寝台操作パネル191から第1距離までの第1範囲R1内に対して近距離無線通信を実行する。すなわち、第1近距離無線通信部20は、無線タグ31を読み取る電波を第1範囲R1に放射することで、第1範囲R1内にある無線タグ31から権限情報を周期的に読み取る。ここで、周期的な読み取りとは、一定期間が経過する毎の読み取りであってもよいし、変則的な期間が経過する毎の読み取りであってもよい。このように、第1近距離無線通信部20は、周期的に権限情報を読み取ることで、寝台操作パネル191が操作を受け付けた時に、無線タグ31つまり医療従事者Cが第1範囲R1内に無線タグ31があるか監視する。
第2近距離無線通信部21は、近距離無線通信により無線タグ31から権限情報を読み取る。更に詳しくは、第2近距離無線通信部21は、曝射ペダル192から第2距離までの第2範囲R2内に対して近距離無線通信を実行する。すなわち、第2近距離無線通信部21は、無線タグ31を読み取る電波を第2範囲R2に放射することで、第2範囲R2内にある無線タグ31から権限情報を周期的に読み取る。ここで、周期的な読み取りとは、一定期間が経過する毎の読み取りであってもよいし、変則的な期間が経過する毎の読み取りであってもよい。このように、第2近距離無線通信部21は、周期的に権限情報を読み取ることで、曝射ペダル192が操作を受け付けた時に、第2範囲R2内に無線タグ31があるか監視する。
なお、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21が権限情報を取得する形式は限定しない。例えば、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21は、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency Identifier)、又はFeliCa(登録商標)により権限情報を取得してもよい。または、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21は、光通信、赤外線通信、又は磁気通信より権限情報を取得してもよい。
処理回路22は、X線診断装置1有する各構成要素を制御する。例えば、処理回路22は、プロセッサによって実現される。さらに詳しくは、本実施形態に係る処理回路22は、制御機能221、画像処理機能222、操作入力機能223、権限情報取得機能224、実行制限機能225、及び報知機能226を有する。
ここで、例えば、図2に示す処理回路22の構成要素である制御機能221、画像処理機能222、操作入力機能223、権限情報取得機能224、実行制限機能225、及び報知機能226が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ17に記憶されている。処理回路22は、各プログラムをメモリ17から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路22は、図2の処理回路22内に示された各機能を有することとなる。
なお、制御機能221、画像処理機能222、操作入力機能223、権限情報取得機能224、実行制限機能225、及び報知機能226の全ての処理機能がコンピュータによって実行可能な1つのプログラムの形態で、メモリ17に記録されていてもよい。例えば、このようなプログラムは、権限判定プログラムとも称される。この場合、処理回路22は、権限判定プログラムをメモリ17から読み出し、読み出した権限判定プログラムを実行することで権限判定プログラムに対応する制御機能221、画像処理機能222、操作入力機能223、権限情報取得機能224、実行制限機能225、及び報知機能226を実現する。
制御機能221は、X線高電圧装置11、X線管12、X線絞り器13、天板14、Cアーム15及びX線検出器16を含む撮影系の動作を制御することにより、被検体Pに対する撮影を実行する。例えば、制御機能221は、Cアーム15の動作を制御することで、Cアーム15を回転させたり、移動させたりする。また、制御機能221は、寝台駆動装置の動作を制御することで、天板14を移動させたり、傾斜させたりする。
また、制御機能221は、X線高電圧装置11の動作を制御することにより、被検体Pに対するX線の照射を制御する。例えば、制御機能221は、X線高電圧装置11の動作を制御することによりX線管12に供給する管電圧を切り替えて、高エネルギーのX線と低エネルギーのX線とを被検体Pに対して照射させる。また、制御機能221は、X線絞り器13の動作を制御し、コリメータが有する絞り羽根の開度を調整することで、X線管12により発生されたX線の照射範囲を絞り込む。また、制御機能221は、X線絞り器13の動作を制御し、フィルタの位置を調整することで、X線の線量の分布を制御する。また、制御機能221は、X線検出器16から出力された検出信号を受信する。
画像処理機能222は、X線検出器16から出力された検出信号に基づいてX線画像データを生成し、生成したX線画像データをメモリ17に格納する。即ち、画像処理機能222は、X線検出器16による検出結果に基づくX線画像データを生成する。更に、画像処理機能222は、生成したX線画像データを処理してもよい。例えば、画像処理機能222は、X線画像データに対して、画像処理フィルタによるノイズ低減処理や、散乱線補正を実行する。
操作入力機能223は、寝台操作パネル191や曝射ペダル192等の入力装置から操作を受け付ける。更に詳しくは、操作入力機能223は、寝台操作パネル191から被検体Pを載せる天板14の移動に関する操作を受け付ける。また、操作入力機能223は、曝射ペダル192から曝射に関する操作を受け付ける。
権限情報取得機能224は、取得部の一例である。権限情報取得機能224は、医療機器の操作を行うための入力装置の近傍に位置する医療従事者Cについて、医療従事者Cに付与された、医療機器の操作権限に係る権限情報を取得する。また、権限情報取得機能224は、医療機器の操作を行うための別の入力装置の近傍に位置する医療従事者Cについて、権限情報を取得する。すなわち、権限情報取得機能224は、曝射ペダル192の近傍である第2範囲R2内に位置する医療従事者Cや、寝台操作パネル191の近傍である第1範囲R1内に位置する医療従事者Cについて、権限情報を取得する。また、第1範囲R1と第2範囲R2とは、同一の広さを有する範囲であってもよいし、異なるの広さを有する範囲であってもよい。
更に詳しくは、第1近距離無線通信部20は、寝台操作パネル191から第1距離までの第1範囲R1内にある無線タグ31から権限情報を読み取る。また、第2近距離無線通信部21は、曝射ペダル192から第2距離までの第2範囲R2内にある無線タグ31から権限情報を読み取る。このようにして、権限情報取得機能224は、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21を制御することで、入力装置の近傍に位置する医療従事者Cについて、医療従事者Cの操作権限を識別可能な権限情報を近距離無線通信により取得する。
また、権限情報取得機能224は、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21が取得した権限情報をメモリ17等に記憶する。メモリ17等に記憶した権限情報は、操作入力機能223が操作を受け付けた場合に、操作に応じた処理を実行する権限を有しているか否かの判定に用いられる。
また、権限情報取得機能224は、権限情報を周期的に取得する。すなわち、権限情報取得機能224は、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21に周期的に権限情報を読み取らせる。ここで、周期的な取得とは、一定期間が経過する毎の取得であってもよいし、不定期な期間が経過する毎の取得であってもよい。このように、権限情報取得機能224は、権限情報を周期的に取得することで、該当する範囲内に権限を有する医療従事者Cがいるか否かを監視する。
また、権限情報取得機能224は、メモリ17等に権限情報を記憶した状態で、権限情報を取得することができなった場合に、メモリ17等に記憶した権限情報を削除する。この時、権限情報取得機能224は、第1近距離無線通信部20が権限情報を取得することが出来なかった場合には、メモリ17等に記憶した権限情報のうち、第1近距離無線通信部20が取得した権限情報を削除する。同様に、権限情報取得機能224は、第2近距離無線通信部21が権限情報を取得することが出来なかった場合には、メモリ17等に記憶した権限情報のうち、第2近距離無線通信部21が取得した権限情報を削除する。
また、権限情報取得機能224は、操作毎に定められた距離の範囲内から権限情報に取得する。第1近距離無線通信部20は、寝台操作パネル191の操作に関する権限情報を第1範囲R1内にある無線タグ31から読み取る。また、第2近距離無線通信部21は、曝射ペダル192の操作に関する権限情報を第2範囲R2内にある無線タグ31から読み取る。このようにして、権限情報取得機能224は、操作毎に定められた距離の範囲内から権限情報に取得している。
また、権限情報取得機能224は、入力装置の位置を基準とした第1の範囲内にいて、別の入力装置の位置を基準とした、第1の範囲より広い第2の範囲内にいる医療従事者Cについて、権限情報を取得してもよい。例えば、権限情報取得機能224は、曝射ペダル192の位置を基準とした第2範囲R2内にいて、寝台操作パネル191の位置を基準とした、第2範囲R2より広い第1範囲R1内にいる医療従事者Cについて、権限情報を取得する。このように、権限情報取得機能224は、読取範囲が重複する範囲にいる医療従事者Cについて、権限情報を取得するようにしてもよい。
また、図1に示すように、第1近距離無線通信部20及び第2近距離無線通信部21は、無線タグ31を読み取る範囲が異なっている。そして、第2近距離無線通信部21は、第1近距離無線通信部20よりも無線タグ31を読み取る範囲が狭くなっている。このように、無線タグ31を読み取る範囲を狭めることで、権限情報取得機能224は、該当する範囲に医療従事者Cがいるか否かをより厳格に判定することができる。
実行制限機能225は、制限部の一例である。実行制限機能225は、権限情報が、入力装置に対する第1の操作に応じて医療機器が第1の処理を実行することを許可するための第1の権限情報を含み、医療従事者Cが入力装置の近傍に位置する場合、第1の操作に応じて第1の処理を実行するように、医療機器を制御し、権限情報が第1の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが入力装置の近傍に位置しない場合、第1の操作に応じた第1の処理の実行を制限する。例えば、実行制限機能225は、権限情報に第1の権限情報が含まれ、且つ医療従事者Cが曝射ペダル192の位置を基準とした第2範囲R2に位置する場合に、第1の操作に応じて第1の処理を実行するように、医療機器を制御させる。一方、権限情報が第1の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが曝射ペダル192の位置を基準とした第2範囲R2に位置しない場合、第1の操作に応じた第1の処理の実行を制限する。
また、実行制限機能225は、権限情報が、別の入力装置に対する第2の操作に応じて医療機器が第1の処理とは異なる第2の処理を実行することを許可するための第2の権限情報を含み、医療従事者Cが別の入力装置の近傍に位置する場合、第2の操作に応じて第2の処理を実行するように、医療機器を制御し、権限情報が第2の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが別の入力装置の近傍に位置しない場合、第2の操作に応じた第2の処理の実行を制限する。例えば、実行制限機能225は、権限情報に第1の権限情報が含まれ、且つ医療従事者Cが寝台操作パネル191の位置を基準とした第1範囲R1に位置する場合に、第1の操作に応じて第1の処理を実行するように、医療機器を制御させる。一方、権限情報が第1の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが寝台操作パネル191の位置を基準とした第1範囲R1に位置しない場合、第1の操作に応じた第1の処理の実行を制限する。
また、実行制限機能225は、権限情報が、入力装置に対する第3の操作に応じて医療機器が、第1の処理とは異なる第3の処理を実行することを許可するための第3の権限情報を含み、医療従事者Cが入力装置の近傍に位置する場合、第3の操作に応じて第3の処理を実行するように、医療機器を制御し、権限情報が第3の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが入力装置の近傍に位置しない場合、第3の操作に応じた第3の処理の実行を制限する。ここで、第3の操作を受け付ける入力装置は、曝射ペダル192であってもよいし、寝台操作パネル191であってもよいし、その他の装置であってもよい。
ここで、第1の処理は、被検体Pへの物理的な影響が生じる医療機器の動作に係る処理である。また、第2の処理は、影響が生じない又は比較的小さい、医療機器の動作に係る処理である。また、影響とは、例えば医療被曝である。第1の処理は、例えば、被検体Pへの医療被曝を伴う処理である。また、第2の処理は、例えば、寝台装置10の天板14の高さや位置を変更する処理である。
更に詳しくは、実行制限機能225は、操作入力機能223が操作を受け付けた場合に、操作入力機能223が受け付けた操作と、メモリ17等に記憶した権限情報とを比較することで、操作権限を有する医療従事者Cによる操作であるか否かを判定する。すなわち、実行制限機能225は、権限一覧情報171において、操作入力機能223が受け付けた操作について、メモリ17等に記憶した権限情報の権限コードに実行の許可が設定されているか否かを判定する。
例えば、実行制限機能225は、操作入力機能223が被検体Pを載せる天板14の移動に関する操作を受け付けた場合に、権限情報取得機能224が第1範囲R1から操作権限を有する権限情報を取得したか否かに基づいて制限するか否かを判定する。また、操作入力機能223が曝射に関する操作を受け付けた場合に、権限情報取得機能224が第1範囲R1よりも狭い第2範囲R2から操作権限を有する権限情報を取得するか否かに基づいて制限するか否かを判定する。
実行制限機能225は、操作入力機能223が受け付けた操作を実行する操作権限を有する権限情報がメモリ17等に記憶されている場合に、操作に対応した処理の実行を許可する。すなわち、実行制限機能225は、制御機能221等の処理を実行する主体に、処理の実行を要求する。
一方、実行制限機能225は、操作入力機能223が受け付けた操作を実行する操作権限を有する権限情報がメモリ17等に記憶されていない場合に、操作に対応した処理の実行を制限する。すなわち、実行制限機能225は、制御機能221等の処理を実行する主体に、処理の実行を要求しない。
報知機能226は、報知部の一例である。報知機能226は、権限情報が第1の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが入力装置の近傍に位置しない場合、第1の操作に応じて報知する。すなわち、報知機能226は、実行制限機能225が操作に対応した処理の実行を制限した場合に、報知する。例えば、報知機能226は、ディスプレイ18に操作権限が無い医療従事者Cにより操作されたことを表示したり、エラー音を発生させたりすることで報知する。
次に、第1の実施形態に係るX線診断装置1が実行する取得処理について説明する。図4は、第1の実施形態に係るX線診断装置1が実行する取得処理の処理手順を示すフローチャートである。
権限情報取得機能224は、前回読取範囲に対して無線タグ31の読み取りを実行してから取得期間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。ここで、取得期間とは、読取範囲に対して無線タグ31の読み取りを実行することで、権限情報を取得する期間である。また、取得期間は、一定期間であってもよいし、不定期な期間であってもよい。取得期間が経過していない場合に(ステップS11;No)、権限情報取得機能224は、取得期間が経過するまで待機する。
取得期間が経過した場合に(ステップS11;Yes)、権限情報取得機能224は、メモリ17等に記憶している権限情報を削除する(ステップS12)。第1近距離無線通信部20が第1範囲R1に対して無線タグ31の読み取りを実行してから取得期間が経過している場合には、メモリ17等に記憶している権限情報のうち、第1近距離無線通信部20が取得した権限情報を削除する。同様に、第2近距離無線通信部21が第2範囲R2に対して無線タグ31の読み取りを実行してから取得期間が経過している場合には、メモリ17等に記憶している権限情報のうち、第2近距離無線通信部21が取得した権限情報を削除する。
権限情報取得機能224は、無線タグ31の読取範囲に対して無線タグ31の読み取りを実行する(ステップS12)。すなわち、権限情報取得機能224は、第1近距離無線通信部20を制御して、第1範囲R1に対して無線タグ31の読み取りを実行する。また、権限情報取得機能224は、第2近距離無線通信部21を制御して、第2範囲R2に対して無線タグ31の読み取りを実行する。
権限情報取得機能224は、読取範囲に対して無線タグ31の読み取りを実行することで取得した権限情報をメモリ17等に記憶する(ステップS13)。そして、権限情報取得機能224は、ステップS11に移行して取得処理を続行する。
次に、第1の実施形態に係るX線診断装置1が実行する実行判定処理について説明する。図5は、第1の実施形態に係るX線診断装置1が実行する実行判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
操作入力機能223は、寝台操作パネル191や、曝射ペダル192から操作を受け付ける(ステップS21)。
実行制限機能225は、メモリ17に権限情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS22)。寝台操作パネル191から操作を受け付けた場合には、実行制限機能225は、第1近距離無線通信部20が取得した権限情報がメモリ17に記憶されているか否かを判定する。曝射ペダル192から操作を受け付けた場合には、実行制限機能225は、第2近距離無線通信部21が取得した権限情報がメモリ17に記憶されているか否かを判定する。
メモリ17に権限情報が記憶されていない場合に(ステップS22;No)、報知機能226は、操作に対応した処理を実行する権限がないため、処理を実行できないことをディスプレイ18に表示することで報知する(ステップS23)。そして、X線診断装置1は、実行判定処理を終了する。
メモリ17に権限情報が記憶されている場合に(ステップS22;Yes)、実行制限機能225は、メモリ17記憶された権限情報が、ステップS21で受け付けた操作に対応した処理を実行する操作権限を有する権限情報であるか否かを判定する(ステップS24)。
操作に対応した処理を実行する操作権限が無い場合に(ステップS24;No)、報知機能226は、操作に対応した処理を実行する権限がないため、処理を実行できないことをディスプレイ18に表示することで報知する(ステップS25)。そして、X線診断装置1は、実行判定処理を終了する。
操作に対応した処理を実行する操作権限が有る場合に(ステップS24;Yes)、実行制限機能225は、操作に対応した処理の実行を許可する(ステップS26)。すなわち、実行制限機能225は、制御機能221等の処理を実行する主体に、処理の実行を要求する。そして、X線診断装置1は、実行判定処理を終了する。
以上のように、第1の実施形態に係るX線診断装置1によれば、権限情報取得機能224は、曝射ペダル192の近傍である第2範囲R2内に位置する医療従事者Cや、寝台操作パネル191の近傍である第1範囲R1内に位置する医療従事者Cについて、権限情報を取得する。そして、実行制限機能225は、権限情報に第1の権限情報が含まれ、且つ医療従事者Cが曝射ペダル192の位置を基準とした第2範囲R2に位置する場合に、第1の操作に応じて第1の処理を実行するように、医療機器を制御させる。一方、権限情報が第1の権限情報を含まない場合、及び医療従事者Cが曝射ペダル192の位置を基準とした第2範囲R2に位置しない場合に、第1の操作に応じた第1の処理の実行を制限する。よって、第1の実施形態に係るX線診断装置1は、権限を有しない医療従事者Cによる操作を容易に防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るX線診断装置1a(図7参照)について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
ここで、図6は、第2の実施形態にかかるコードシンボル33の一例を示す図である。図7は、第2の実施形態にかかるX線診断装置1aの構成の一例を示すブロック図である。第2の実施形態に係るX線診断装置1aは、無線タグ31から権限情報を取得する第2近距離無線通信部21に代えて、コードシンボル33から権限情報を取得する読取部23を備えている。
図6に示すように、医療従事者Cの靴には、コードシンボル33が付されている。ここで、コードシンボル33は、QRコード(登録商標)であってもよいし、バーコードであってもよいし、他の形式により表現されていてもよい。
読取部23は、医療従事者Cの靴に付されているコードシンボル33から権限情報を読み取る。例えば、読取部23は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を備えている。また、読取部23は、読取部23が向けられた撮像領域を撮像する。そして、読取部23は、撮像領域を撮像した画像にコードシンボル33が含まれている場合に、コードシンボル33をデコードすることで権限情報を読み取る。なお、読取部23は、レーザ光を照射し、反射光によりコードシンボル33を読み取るレーザスキャナであってもよいし、他の形式によりコードシンボル33を読み取ってもよい。
ここで、読取部23は、医療従事者Cが曝射ペダル192を踏む位置に向けて配置されている。そのため、読取部23は、曝射ペダル192が操作を受け付ける場合に、医療従事者Cの靴に付されているコードシンボル33から権限情報を読み取ることができる。また、読取部23は、撮像領域内にコードシンボル33がある場合に、コードシンボル33から権限情報を読み取ることができる。すなわち、読取部23は、撮像領域の外部にコードシンボル33がある場合に、コードシンボル33から権限情報を読み取ることができない。よって、第2の実施形態においても、権限情報の読み取り範囲を制限することができる。そして、第2の実施形態では、撮像領域が第2範囲R2に相当する。
権限情報取得機能224aは、コードシンボル33を読み取ることにより権限情報を取得する。更に詳しくは、権限情報取得機能224aは、読取部23を制御して、曝射ペダル192から第2距離までの範囲内にあるコードシンボル33から権限情報を読み取る。すなわち、権限情報取得機能224aは、読取部23を制御して、撮像領域内にあるコードシンボル33から権限情報を読み取る。このようにして、権限情報取得機能224aは、曝射ペダル192から第2距離までの第2範囲R2内から医療従事者Cの操作権限を識別可能な権限情報を取得する。また、第2の実施形態に係る権限情報取得機能224aは、周期的に読取部23に撮像領域を撮像させることで、第1の実施形態と同様に権限情報を周期的に取得する。
以上のように、第2の実施形態に係るX線診断装置1aによれば、権限情報取得機能224aは、曝射ペダル192に向けられた読取部23にコードシンボル33を読み取らせることで権限情報を取得する。このように、X線診断装置1aは、曝射ペダル192に向けられた読取部23にコードシンボル33を読み取ることで、曝射ペダル192を踏んだ医療従事者Cが操作権限を有しているかを判定することができる。よって、第2の実施形態に係るX線診断装置1aは、権限を有しない医療従事者Cによる操作を容易に防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るX線診断装置1b(図9参照)について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
ここで、図8は、第3の実施形態にかかるSLAMデバイス34の配置の一例を示す図である。図9は、第3の実施形態にかかるX線診断装置1bの構成の一例を示すブロック図である。第3の実施形態に係るX線診断装置1bは、無線タグ31から権限情報を取得する第2近距離無線通信部21に代えて、医療従事者Cの靴等に付されたSLAMデバイス34から自己位置情報と、権限情報とを取得する通信部24を備えている。
SLAMデバイス34は、カメラと、地図情報と、制御部と、送信部と有している。カメラは、例えば、撮像した画像に含まれる物品までの距離を算出可能なステレオカメラである。なお、カメラは、ステレオカメラに限らず、物品までの距離を計測可能なToF(Time of Flight)センサを有するデプスカメラであってもよい。地図情報は、X線診断装置1bが設置された部屋における物品の配置位置等の部屋の地図を示す情報である。制御部は、カメラが撮像した画像と、地図情報とを比較して、SLAMデバイス34の位置を示す位置情報を生成する。送信部は、制御部が生成した位置情報と、権限情報とを関連付けたSLAM情報を送信する。
通信部24は、SLAMデバイス34から権限情報と、位置情報とが関連付けられたSLAM情報を受信する。このようにして、通信部24は、権限情報を取得する。
権限情報取得機能224bは、通信部24が受信した位置情報に基づいて医療従事者Cが入力装置の近傍にいると判定した場合に、権限情報を取得する。更に詳しくは、権限情報取得機能224bは、通信部24がSLAM情報を受信した場合に、SLAM情報に含まれる位置情報に基づいて、SLAMデバイス34が第2範囲R2内にあるか否かを判定する。権限情報取得機能224bは、SLAMデバイス34が第2範囲R2内にある場合に、SLAM情報から権限情報を取得する。また、権限情報取得機能224bは、SLAM情報から取得した権限情報をメモリ17に記憶する。このようにして、権限情報取得機能224bは、曝射ペダル192から第2距離までの第2範囲R2内から医療従事者Cの操作権限を識別可能な権限情報を取得する。
また、SLAMデバイス34は、周期的にSLAM情報を送信する。また、通信部24は、周期的にSLAM情報を受信する。よって、権限情報取得機能224bは、周期的にSLAM情報を受信することで、第1の実施形態と同様に権限情報を周期的に取得する。または、権限情報取得機能224bは、SLAM情報に基づいて、第2範囲R2内に医療従事者Cいると判定した場合に、権限情報を取得してもよい。この場合においても、第2範囲R2内に医療従事者Cがいることを確認することができる。
以上のように、第3の実施形態に係るX線診断装置1bによれば、権限情報取得機能224bは、SLAMデバイス34から位置情報と権限情報とを取得する。このように、X線診断装置1aは、位置情報と権限情報とを取得することで、X線診断装置1bを操作する位置にいる医療従事者Cが操作権限を有しているかを判定することができる。よって、第3の実施形態に係るX線診断装置1bは、権限を有しない医療従事者Cによる操作を容易に防止することができる。
また、上述した第1の実施形態では、権限情報取得機能224は、周期的に無線タグ31から権限情報を取得することで、第2範囲R2に無線タグ31つまり医療従事者Cがいることを確認している。しかしながら、X線診断装置1は、第2範囲R2から医療従事者Cを検出するセンサを備えている場合には、センサが医療従事者Cを検出したことを条件に、権限情報を取得する。これによっても、X線診断装置1は、第2範囲R2に医療従事者Cがいることを確認することができる。
また、上述した実施形態では、X線診断装置1、1a、1bに適用した場合を例に説明した。しかしながら、手術用ロボット等の他の機器にも適用することができる。例えば、手術用ロボットの場合、鉗子等の器具を挿入する挿入操作と、挿入した器具を使用して施術を行う施術操作とがあるとする。この場合に、権限情報取得機能224は、挿入操作を受け付ける入力装置から第1距離までの第1範囲R1内から、操作に対応した処理を実行する操作権限を識別可能な権限情報を取得する。そして、実行制限機能225は、挿入操作を受け付けた場合に、権限情報を権限情報取得機能224が取得していないことを条件に、操作に対応した処理の実行を制限する。また、権限情報取得機能224は、施術操作を受け付ける入力装置から第2距離までの第2範囲R2内から、操作に対応した処理を実行する操作権限を識別可能な権限情報を取得する。そして、実行制限機能225は、施術操作を受け付けた場合に、権限情報を権限情報取得機能224が取得していないことを条件に、操作に対応した処理の実行を制限する。
また、上述した実施形態では、単一の処理回路22によって各処理機能が実現される場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、処理回路22は、複数の独立したプロセッサを組み合わせて構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路22が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路22に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
上述した各実施形態の説明で用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。ここで、メモリにプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合には、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて一つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。
ここで、プロセッサによって実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)や記憶部等に予め組み込まれて提供される。なお、このプログラムは、これらの装置にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)-ROM、FD(Flexible Disk)、CD-R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードされることにより提供又は配布されてもよい。例えば、このプログラムは、各機能部を含むモジュールで構成される。実際のハードウェアとしては、CPUが、ROM等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、各モジュールが主記憶装置上にロードされて、主記憶装置上に生成される。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、権限を有しない医療従事者Cによる操作を容易に防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線診断装置
10 寝台装置
14 天板
18 ディスプレイ
20 第1近距離無線通信部
21 第2近距離無線通信部
23 読取部
24 通信部
31 無線タグ
33 コードシンボル
34 SLAMデバイス
171 権限一覧情報
191 寝台操作パネル
192 曝射ペダル
221 制御機能
222 画像処理機能
223 操作入力機能
224、224a、224b 権限情報取得機能
225 実行制限機能
226 報知機能
P 被検体
C 医療従事者

Claims (10)

  1. 医療機器の操作を行う医療従事者について、前記医療従事者に付与された、前記医療機器の操作権限に係る権限情報を取得する取得部と、
    前記医療機器に備えられた第1の入力装置に対する第1の操作に応じて前記医療機器が第1の処理を実行することを許可するための第1の権限情報を前記権限情報が含み、前記第1の入力装置から第1の距離までの第1の範囲に位置する前記医療従事者に付与された前記権限情報が取得された場合、前記第1の操作に応じて前記第1の処理を実行するように、前記医療機器を制御し、
    前記権限情報が前記第1の権限情報を含まない場合、及び前記第1の範囲内から前記権限情報が取得されていない場合、前記第1の操作に応じた前記第1の処理の実行を制限する制限部と、
    を備え
    前記制限部は、
    前記医療機器に備えられた第2の入力装置に対する第2の操作に応じて前記医療機器が前記第1の処理とは異なる第2の処理を実行することを許可するための第2の権限情報を前記権限情報が含み、前記第2の入力装置から第2の距離までの第2の範囲に位置する前記医療従事者に付与された前記権限情報が取得された場合、前記第2の操作に応じて前記第2の処理を実行するように、前記医療機器を制御し、
    前記権限情報が前記第2の権限情報を含まない場合、及び前記第2の範囲内から前記権限情報が取得されていない場合、前記第2の操作に応じた前記第2の処理の実行を制限する、
    医療機器。
  2. 前記取得部は、前記権限情報を周期的に取得する、
    請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記取得部は、前記第1の入力装置の位置を基準とした前記第1の範囲内にいて、前記第2の入力装置の位置を基準とした、前記第1の範囲より広い前記第2の範囲内にいる前記医療従事者について、前記権限情報を取得する、
    請求項に記載の医療機器。
  4. 前記第1の処理は、被検体への物理的な影響が生じる前記医療機器の動作に係る処理であり、前記第2の処理は、前記医療機器の寝台装置に関する動作に係る処理である、
    請求項に記載の医療機器。
  5. 前記影響は、医療被曝である、
    請求項に記載の医療機器。
  6. 前記権限情報が前記第1の権限情報を含まない場合、及び前記医療従事者が前記第1の範囲内から前記権限情報が取得されない場合、前記第1の操作に応じて報知する報知部を更に備える、
    請求項1~の何れか一項に記載の医療機器。
  7. 前記取得部は、近距離無線通信により前記権限情報を取得する、
    請求項1~の何れか一項に記載の医療機器。
  8. 前記取得部は、コードシンボルを読み取ることにより前記権限情報を取得する、
    請求項1~の何れか一項に記載の医療機器。
  9. 前記権限情報と、前記医療従事者の位置を示す位置情報とを受信する通信部を更に備え、
    前記取得部は、前記通信部が受信した前記位置情報に基づいて前記医療従事者が前記第1の範囲にいると判定した場合に、前記権限情報を取得する、
    請求項1~の何れか一項に記載の医療機器。
  10. コンピュータを、
    医療機器の操作を行う医療従事者について、前記医療従事者に付与された、前記医療機器の操作権限に係る権限情報を取得する取得部と、
    前記医療機器に備えられた第1の入力装置に対する第1の操作に応じて前記医療機器が第1の処理を実行することを許可するための第1の権限情報を前記権限情報が含み、前記第1の入力装置から第1の距離までの第1の範囲に位置する前記医療従事者に付与された前記権限情報が取得された場合、前記第1の操作に応じて前記第1の処理を実行するように、前記医療機器を制御し、
    前記権限情報が前記第1の権限情報を含まない場合、及び前記第1の範囲内から前記権限情報が取得されていない場合、前記第1の操作に応じた前記第1の処理の実行を制限する制限部と、
    として機能させ
    前記制限部は、
    前記医療機器に備えられた第2の入力装置に対する第2の操作に応じて前記医療機器が前記第1の処理とは異なる第2の処理を実行することを許可するための第2の権限情報を前記権限情報が含み、前記第2の入力装置から第2の距離までの第2の範囲に位置する前記医療従事者に付与された前記権限情報が取得された場合、前記第2の操作に応じて前記第2の処理を実行するように、前記医療機器を制御し、
    前記権限情報が前記第2の権限情報を含まない場合、及び前記第2の範囲内から前記権限情報が取得されていない場合、前記第2の操作に応じた前記第2の処理の実行を制限する、
    プログラム。
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