JPH11295398A - Ic試験装置のパターン発生装置 - Google Patents

Ic試験装置のパターン発生装置

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JPH11295398A
JPH11295398A JP10102565A JP10256598A JPH11295398A JP H11295398 A JPH11295398 A JP H11295398A JP 10102565 A JP10102565 A JP 10102565A JP 10256598 A JP10256598 A JP 10256598A JP H11295398 A JPH11295398 A JP H11295398A
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JP
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pattern data
instruction
program
data
pattern
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JP10102565A
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Inventor
Tadashi Fukuzaki
正 福崎
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高価で高速読み出し可能なSRAMで構成さ
れたパターンメモリ自身の容量を増大させることなく、
ゲート規模の膨大なICに対しても容易に試験用パター
ンデータを発生できるようにする。 【解決手段】 パターン発生手段は、命令格納手段に格
納されている命令プログラムに応じてプログラムカウン
タ手段を動作させて、所定のプログラムカウント値をパ
ターンデータ格納手段に出力して、そのプログラムカウ
ント値に対応したアドレスから所定のパターンデータを
出力する。フリップフロップ手段はパターンデータ格納
メモリ手段から出力されるパターンデータの複数ビット
分を記憶する。FIFOメモリ手段はこのフリップフロ
ップ手段に記憶されているパターンデータの複数ビット
の中から選択されたパターンデータを1ビットずつ順番
に記憶し、それを記憶した古い順に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(集積回路)
の電気的特性を検査するIC試験装置に係り、特に被測
定ICの試験信号を作成するための基準となる試験用パ
ターンデータを発生するIC試験装置のパターン発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICデバイスを
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。IC試験装置はこ
のような電気的特性を検査する装置である。IC試験装
置は、被測定ICに所定の試験用パターンデータを与
え、それによる被測定ICの出力データを読み取り、被
測定ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを
被測定ICの出力データから不良情報を解析し、電気的
特性を検査している。IC試験装置における試験は直流
試験(DC測定試験)とファンクション試験(FC測定
試験)とに大別される。直流試験は被測定ICの入出力
端子にDC測定手段から所定の電圧又は電流を印加する
ことにより、被測定ICの基本的動作に不良が無いかど
うかを検査するものである。一方、ファンクション試験
は被測定ICの入力端子にパターン発生手段から所定の
試験用パターンデータを与え、それによる被測定ICの
出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機
能に問題が無いかどうかを検査するものである。すなわ
ち、ファンクション試験は、アドレス、データ、書込み
イネーブル信号、チップセレクト信号などの被測定IC
の各入力信号の入力タイミングや振幅などの入力条件な
どを変化させて、その出力タイミングや出力振幅などを
試験したりするものである。
【0003】図4は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入
出力切替手段58から構成される。テスタ部50はこの
他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中では必要
な部分のみが示されている。
【0004】テスタ部50とIC取付装置70との間
は、IC取付装置70の全入出力端子数(m個)に対応
する複数本(m本)の同軸ケーブル等から成る信号線に
よって接続され、端子と同軸ケーブルとの間の接続関係
は図示していないリレーマトリックスによって対応付け
られており、各種信号の伝送が所定の端子と同軸ケーブ
ルとの間で行なわれるように構成されている。なお、こ
の信号線は、物理的にはIC取付装置70の全入出力端
子数mと同じ数だけ存在する。IC取付装置70は、複
数個の被測定IC71をソケットに搭載できるように構
成されている。被測定IC71の入出力端子とIC取付
装置70の入出力端子とはそれぞれ1対1に対応付けら
れて接続されている。例えば、入出力端子数28個の被
測定IC71を10個搭載可能なIC取付装置70の場
合は、全体で280個の入出力端子を有することにな
る。
【0005】制御手段51はIC試験装置全体の制御、
運用及び管理等を行うものであり、マイクロプロセッサ
構成になっている。従って、図示していないが、制御手
段51はシステムプログラムを格納するROMや各種デ
ータ等を格納するRAM等を有する。制御手段51は、
DC測定手段52、タイミング発生手段53、パターン
発生手段54、ピン制御手段55及びフェイルメモリ5
7にテスタバス(データバス、アドレスバス、制御バ
ス)69を介して接続されている。制御手段51は、直
流試験用のデータをDC測定手段52に、ファンクショ
ン試験開始用のタイミングデータをタイミング発生手段
53に、テストパターン発生に必要なプログラムや各種
データ等をパターン発生手段54に、期待値データ等を
ピン制御手段55に、それぞれ出力する。この他にも制
御手段51は各種のデータをテスタバス69を介してそ
れぞれの構成部品に出力している。また、制御手段51
は、DC測定手段52内の内部レジスタ、フェイルメモ
リ57及びピン制御手段55内のパス/フェイル(PA
SS/FAIL)レジスタ63Pから試験結果を示すデ
ータ(直流データやパス/フェイルデータPFD)を読
み出して、それらを解析し、被測定IC71の良否を判
定する。
【0006】DC測定手段52は、制御手段51からの
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。内部レジスタに書き込まれたデー
タはテスタバス69を介して制御手段51に読み取ら
れ、そこで解析される。このようにして直流試験は行わ
れる。また、DC測定手段52はピンエレクトロニクス
56のドライバ64及びアナログコンパレータ65に対
して基準電圧VIH,VIL,VOH,VOLを供給す
る。
【0007】タイミング発生手段53は、制御手段51
からのタイミングデータを内部メモリに記憶し、それに
基づいてパターン発生手段54、ピン制御手段55及び
フェイルメモリ57に高速の動作クロックCLKを出力
すると共にデータの書込及び読出のタイミング信号PH
をピン制御手段55やフェイルメモリ57に出力する。
従って、パターン発生手段54及びピン制御手段55の
動作速度は、この高速動作クロックCLKによって決定
し、被測定IC71に対するデータ書込及び読出のタイ
ミングはこのタイミング信号PHによって決定する。ま
た、フェイルメモリ57に対するパス/フェイルデータ
PFDの書込タイミングもこのタイミング信号PHによ
って決定する。従って、フォーマッタ60からピンエレ
クトロニクス56に出力される試験信号P2、及びI/
Oフォーマッタ61から入出力切替手段58に出力され
る切替信号P6の出力タイミングもタイミング発生手段
53からの高速動作クロックCLK及びタイミング信号
PHに応じて制御される。また、タイミング発生手段5
3は、パターン発生手段54からのタイミング切替用制
御信号CHを入力し、それに基づいて動作周期や位相等
を適宜切り替えるようになっている。
【0008】パターン発生手段54は、制御手段51か
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。プログラム
方式は被測定ICがRAM(Random Acces
s Memory)等の揮発性メモリの試験に対応し、
メモリストアド方式はROM(Read Only M
emory)等の不揮発性メモリの試験に対応してい
る。なお、メモリストアド方式の場合でも被測定ICに
供給されるアドレスの発生はプログラム方式で行われ
る。
【0009】ピン制御手段55はデータセレクタ59、
フォーマッタ60、I/Oフォーマッタ61、コンパレ
ータロジック回路62及びパス/フェイル(PASS/
FAIL)レジスタ63Pから構成される。データセレ
クタ59は、各種の試験信号作成データ(アドレスデー
タ・書込データ)P1、切替信号作成データP5及び期
待値データP4を記憶したメモリで構成されており、パ
ターン発生手段54からのパターンデータをアドレスと
して入力し、そのアドレスに応じた試験信号作成データ
P1及び切替信号作成データP5をフォーマッタ60及
びI/Oフォーマッタ61に、期待値データP4をコン
パレータロジック回路62にそれぞれ出力する。フォー
マッタ60は、フリップフロップ回路及び論理回路が多
段構成されたものであり、データセレクタ59からの試
験信号作成データ(アドレスデータ・書込データ)P1
を加工して所定の印加波形を作成し、それを試験信号P
2としてタイミング発生手段53からのタイミング信号
PHに同期したタイミングでピンエレクトロニクス56
のドライバ64に出力する。I/Oフォーマッタ61も
フォーマッタ60と同様にフリップフロップ回路及び論
理回路の多段構成されたものであり、データセレクタ5
9からの切替信号作成データP5を加工して所定の印加
波形を作成し、それを切替信号P6としてタイミング発
生手段53からのタイミング信号PHに同期したタイミ
ングで入出力切替手段58に出力する。
【0010】コンパレータロジック回路62は、ピンエ
レクトロニクス56のアナログコンパレータ65からの
デジタルの読出データP3と、データセレクタ59から
の期待値データP4とを比較判定し、その判定結果を示
すパス/フェイルデータPFDをパス/フェイルレジス
タ63P及びフェイルメモリ57に出力する。パス/フ
ェイルレジスタ63Pは、ファンクション試験において
コンパレータロジック回路62によってフェイル(FA
IL)と判定されたかどうかを記憶するレジスタであ
り、IC取付装置70に搭載可能な被測定IC71の個
数に対応したビット数で構成されている。すなわち、被
測定IC71がIC取付装置70に最大32個搭載可能
な場合には、パス/フェイルレジスタ63Pは32ビッ
ト構成となる。このパス/フェイルレジスタ63Pの対
応するビットがハイレベル“1”のパス(PASS)の
場合にはその被測定IC71は良品であると判定され、
ローレベル“0”のフェイル(FAIL)の場合にはそ
の被測定IC71には何らかの欠陥があり、不良品であ
ると判定される。従って、その不良箇所を詳細に解析す
る場合にはフェイルメモリ57を用いる必要がある。
【0011】ピンエレクトロニクス56は、複数のドラ
イバ64及びアナログコンパレータ65から構成され
る。ドライバ64及びアナログコンパレータ65はIC
取付装置70のそれぞれの入出力端子に対して1個ずつ
設けられており、入出力切替手段58を介していずれか
一方が接続されるようになっている。入出力切替手段5
8は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P6に応
じてドライバ64及びアナログコンパレータ65のいず
れか一方と、IC取付装置70の入出力端子との間の接
続状態を切り替えるものである。すなわち、IC取付装
置70の入出力端子の数がm個の場合、ドライバ64、
アナログコンパレータ65及び入出力切替手段58はそ
れぞれm個で構成される。但し、メモリIC等を測定す
る場合には、アドレス端子やチップセレクト端子等に対
してはアナログコンパレータは必要ないので、アナログ
コンパレータ及び入出力切替手段の数が少ない場合もあ
る。
【0012】ドライバ64は、IC取付装置70の入出
力端子、すなわち被測定IC71のアドレス端子、デー
タ入力端子、チップセレクト端子、ライトイネーブル端
子等の信号入力端子に、入出力切替手段58を介して、
ピン制御手段55のフォーマッタ60からの試験信号P
2に応じたハイレベル“H”又はローレベル“L”の信
号を印加し、所望のテストパターンを被測定IC71に
書き込む。アナログコンパレータ65は、被測定IC7
1のデータ出力端子から入出力切替手段58を介して出
力される信号を入力し、それをタイミング発生手段53
からのストローブ信号(図示せず)のタイミングで基準
電圧VOH,VOLと比較し、その比較結果をハイレベ
ル“PASS”又はローレベル“FAIL”のデジタル
の読出データP3としてコンパレータロジック回路62
に出力する。通常、アナログコンパレータ65は基準電
圧VOH用と基準電圧VOL用の2つのコンパレータか
ら構成されるが、図では省略してある。
【0013】フェイルメモリ57は、コンパレータロジ
ック回路62から出力されるパス/フェイルデータPF
Dをパターン発生手段からのアドレス信号ADに対応し
たアドレス位置にタイミング発生手段53からのタイミ
ング信号PHの入力タイミングで記憶するものである。
フェイルメモリ57は被測定IC71と同程度の記憶容
量を有する随時読み書き可能なCMOS(Comple
mentary MOS)のSRAMで構成されてお
り、被測定IC71が不良だと判定された場合にその不
良箇所などを詳細に解析する場合に用いられるものであ
る。従って、通常の簡単な良否判定においては、このフ
ェイルメモリ57は使用されることはない。また、フェ
イルメモリ57は、IC取付装置70のデータ出力端子
に固定的に対応するデータ入出力端子を有する。例え
ば、IC取付装置70の全入出力端子数が280個であ
り、その中の160個がデータ出力端子である場合に
は、フェイルメモリ57はこのデータ出力端子数と同じ
か又はそれ以上のデータ入力端子を有するメモリで構成
される。このフェイルメモリ57に記憶されたパス/フ
ェイルデータPFDは制御手段51によって読み出さ
れ、図示していないデータ処理用のメモリに転送され、
解析される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のIC試験装置の
パターン発生手段は、被測定ICの種類や形式が異なる
毎に、それに対応した試験用パターンデータを発生しな
ければならないため、それぞれの被測定ICの種類や形
式に対応した試験用パターンデータを数十種類程度記憶
したパターンメモリを内蔵している。そして、パターン
発生手段は、このパターンメモリに記憶されている複数
の試験用パターンデータの中から被測定ICの種類や形
式に応じたものを選択的に読み出すことによって、所望
の試験用パターンデータを発生している。また、パター
ンメモリは、被測定ICの試験条件で試験用パターンデ
ータが読み出され、直接被測定ICに送出される必要が
あるため、高速読み出し可能なSRAMで構成されてい
る。
【0015】ところが、最近では被測定ICのゲート規
模が拡大してきたために、試験用パターンデータの容量
もそれに伴って膨大なものとなり、例えば、ゲート数が
10Kの場合で約200Kワード、20Kの場合で約2
50Kワード、25Kの場合で約300Kワードの試験
用パターンデータを必要とし、ゲート数100Kの被測
定ICに至っては、試験用パターンデータとして約1M
ワードを必要とする。従って、従来のIC試験装置の中
にはパターンメモリのハードウェア上の制限から試験不
可能なゲート規模のICが存在するようになってきた。
このようにゲート規模の大きなICを試験するために
は、パターン発生手段のパターンメモリ自身の容量を単
純に大きくすればよいのだが、前述のようにパターンメ
モリは高価で高速読み出し可能なSRAMで構成されて
いるため、容量の増大が直接コストの上昇に反映してし
まうので、単純にパターンメモリの容量を増大すること
には問題があった。
【0016】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、高価で高速読み出し可能なSRAMで構成された
パターンメモリ自身の容量を増大させることなく、ゲー
ト規模の膨大なICに対しても容易に試験用パターンデ
ータを発生することのできるIC試験装置のパターン発
生装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のIC試験装置の
パターン発生装置は、所定の命令プログラムを格納して
おり、プログラムカウント値に応じた命令プログラムを
出力する命令格納手段と、前記命令格納手段に格納され
ている前記命令プログラムに応じたプログラムカウント
値を前記命令格納手段に供給するプログラムカウンタ手
段と、複数のパターンデータを格納しているパターンデ
ータ格納メモリ手段と、前記パターンデータ格納メモリ
手段から出力される前記パターンデータの複数ビット分
を記憶するフリップフロップ手段と、前記フリップフロ
ップ手段に記憶されている前記パターンデータの複数ビ
ットの中から選択されたパターンデータを1ビットずつ
順番に記憶し、それを記憶した古い順に出力するFIF
Oメモリ手段と、前記命令格納手段から出力される命令
プログラムを解析し、その解析結果に基づいて前記パタ
ーンデータ格納メモリの所定領域に格納されている一連
のパターンデータの複数ビット分を前記フリップフロッ
プ手段に順次記憶させると共に前記解析結果に基づいて
前記フリップフロップ手段に記憶されている前記パター
ンデータの複数ビットの中から前記命令プログラムに対
応したパターンデータの1ビット分を選択的に前記FI
FOメモリ手段に転送する命令制御手段とを備えたもの
である。
【0018】パターン発生手段は、基本的には命令格納
手段に格納されている命令プログラムに応じてプログラ
ムカウンタ手段を動作させて、所定のプログラムカウン
ト値をパターンデータ格納手段に出力して、そのプログ
ラムカウント値に対応したアドレスから所定のパターン
データを出力している。この発明では、パターンデータ
格納メモリ手段から出力されるパターンデータの複数ビ
ット分を記憶するフリップフロップ手段と、このフリッ
プフロップ手段に記憶されているパターンデータの複数
ビットの中から選択されたパターンデータを1ビットず
つ順番に記憶し、それを記憶した古い順に出力するFI
FOメモリ手段とを設けている。そして、命令制御手段
で、命令格納手段から出力される命令プログラムを解析
し、その解析結果に基づいてパターンデータ格納メモリ
の所定領域に格納されている一連のパターンデータの複
数ビット分をフリップフロップ手段に順次記憶させてお
き、解析結果に基づいてフリップフロップ手段に記憶さ
れているパターンデータの複数ビットの中から命令プロ
グラムに対応したパターンデータの1ビット分を選択的
にFIFOメモリ手段に転送する。これによって、FI
FOメモリ手段からは、命令プログラムに対応したパタ
ーンデータが高速に出力されるようになる。例えば、プ
ログラムカウント値がインクリメント状態にある場合に
は、命令制御手段は、そのプログラムカウント値のイン
クリメント状態に応じた複数ビット分のパターンデータ
をフリップフロップ手段に予め順次記憶していき、それ
を命令プログラムに対応した順番でFIFOメモリ手段
に書き込んでいく。FIFOメモリ手段からはインクリ
メント状態のパターンデータが高速で出力されるように
なる。逆にパターンメモリアドレスがデクリメント状態
にある場合には、命令制御手段は、そのプログラムカウ
ント値のデクリメント状態に応じた複数ビット分のパタ
ーンデータをフリップフロップ手段に予め順次記憶して
いき、それを命令プログラムに対応した順番でFIFO
メモリ手段に書き込んでいく。FIFOメモリ手段から
はデクリメント状態のパターンデータが高速で出力され
るようになる。この発明によれぱ、パターン発生メモリ
自体の容量を大きくしなくても、パターンデータ格納メ
モリ内に格納されているパターンデータを順次高速で読
み出すことができるようになる。なお、請求項2に記載
のパターン発生装置のように、プログラム書き換え手段
で命令格納手段に格納されている命令プログラムを予め
解析し、命令プログラムとそのプログラムカウント値を
書き換えることによって、フリップフロップ手段に予め
記憶するパターンデータの内容をより有効なものにする
ことができ、転送効率が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って詳細に説明する。図1は本発明のIC試
験装置に係るパターン発生手段の概略構成を示す図であ
る。パターン発生手段は、プログラムカウンタ手段1、
命令格納メモリ手段2、命令解析手段3、SDRAMコ
ントロール手段4、FIFOコントロール手段5、実行
コントロール手段6、大容量のSDRAM(シンクロナ
スDRAM)手段7、フリップフロップ回路(F/F)
手段8及びFIFOメモリ手段9から構成される。
【0020】プログラムカウンタ手段1は、命令格納メ
モリ手段2に格納されている命令(プログラム)に従っ
て変化するプログラムカウント値を命令格納メモリ手段
2に出力する。命令格納メモリ手段2は、所定の命令プ
ログラムを格納しており、プログラムカウンタ手段1か
らのプログラムカウント値に対応した命令プログラムを
命令解析手段3に出力する。命令解析手段3は命令格納
メモリ手段2から出力される命令プログラムを解析し、
それに基づいてSDRAMコントローラ手段4、FIF
Oコントローラ手段5及び実行コントローラ手段6をそ
れぞれ制御すると共に、解析した結果をプログラムカウ
ンタ手段1にフィードバックしてプログラムカウンタ手
段1のカウント動作を制御している。なお、この実施の
形態では、命令格納メモリ手段2に格納されている命令
プログラムを予め解析し、その解析結果に応じて命令格
納メモリ手段2の命令プログラムを書き換えて、書き換
えられた命令プログラムに基づいて予め大容量のSDR
AM7から所定のパターンデータを読み出して、FIF
Oメモリ9に書き込むという動作を行う。この動作の詳
細については後述する。
【0021】SDRAMコントロール手段4は、命令解
析手段3によって解析された命令に応じたアドレスをS
DRAM手段7に出力する。SDRAM手段7は、SD
RAMコントロール手段4からのアドレスを基準にこれ
以降のアドレス範囲にあるテストパターンデータを周波
数100MHzの高速クロックに同期して次段のフリッ
プフロップ回路手段8に順次出力する。SDRAM手段
7は被測定デバイス71の種類に応じたテストパターン
データを格納している。フリップフロップ回路手段8
は、256ビット分のパターンデータを記憶可能であ
り、SDRAM手段7から順次高速に出力される256
アドレス相当分のテストパターンデータを記憶する。F
IFOコントロール手段5は、SDRAM手段7から順
次出力される256ビット相当のテストパターンデータ
をフリップフロップ回路手段8に順番に記憶し、それを
命令解析手段3からの命令に応じた順番に並び変えてF
IFOメモリ手段9の所定の位置に書き込む。実行コン
トロール6は、FIFOメモリ手段9に書き込まれてい
るパターンデータをSDRAM手段7の読み出し周期と
は無関係の所定の周期で順次読み出す。なお、この場
合、SDRAM手段7の読み出し周期の方がFIFOメ
モリ手段の読み出し周期よりも小さいことは言うまでも
ない。
【0022】次に、図1のパターン発生手段の動作につ
いて図2及び図3を用いて説明する。図2は、命令格納
メモリ手段2に格納されている命令プログラムがどのよ
うに書き換えられるのか、その一例を示す図である。図
3は、このパターン発生手段の動作例を示す各手段の出
力データの一例を示す図である。まず、命令格納メモリ
手段2には図2(A)に示すような命令プログラムが記
憶されていると仮定する。すなわち、命令格納メモリ手
段2のアドレスの『1』〜『3』、『5』、『7』、
『8』には、アドレスに対応したテストパターンデータ
をそのまま処理し、他になにも処理を行わないという命
令『NOP(NO Opertation)』が格納さ
れている。この命令『NOP』を実行することによっ
て、SDRAM手段7のアドレス『1』〜『3』、
『5』、『7』、『8』に格納されているパターンデー
タが出力される。命令格納メモリ手段2のアドレスの
『4』には当該アドレスを3回繰り返し実行するという
特定アドレスの繰り返し命令『REPEAT 3回』が
格納されている。この特定アドレスの繰り返し命令『R
EPEAT 3回』を実行することによって、アドレス
『4』に対応するパターンデータが3回連続して出力さ
れるようになる。アドレスの『6』には、アドレスの
『1』に戻ってループ処理を1回実行するという特定区
間の繰り返し命令『LOOP 1番地,1回』が格納さ
れている。この特定区間の繰り返し命令『LOOP1番
地,1回』に応じて、前述のようなアドレス『1』〜
『6』の処理が繰り返され、それに応じたテストパター
ンデータが出力されるようになる。
【0023】図2(A)のような命令プログラムを実行
することによって、プログラムカウンタ手段1は図3
(A)のようなプログラムカウント値を出力するように
なる。すなわち、プログラムカウンタ手段1は『0』、
『1』、『2』、『3』、『4』、『4』、『4』、
『5』、『6』、『1』、『2』、『3』、『4』、
『4』、『4』、『5』、『6』、『7』、『8』、
『9』の順番でプログラムカウント値を出力する。この
プログラムカウント値に応じたテストパターンデータが
SDRAMから順次読み出される。
【0024】なお、この発明では、アドレスに対応した
テストパターンデータをそのまま出力して他になにも処
理しないという命令『NOP』を省略(圧縮)して新し
い命令を作成している。図2(B)が図2(A)の命令
『NOP』を省略した圧縮後の新しい命令プログラムで
ある。この新しい命令プログラムは、図2(A)の命令
の他にその命令を実行する実行番地が付加されている。
従って、特定アドレスの繰り返し命令『REPEAT
3回』にはその実行番地である『4』が、特定区間の繰
り返し命令『LOOP 1番地,1回』にはその実行番
地である『6』が、そして、最後のストップ命令にはこ
のプログラムの処理を停止する実行番地である『9』
が、それぞれ付加されている。このようにして作成され
た新しい命令プログラムが、古い命令プログラムに変え
て命令格納メモリ手段2に記憶される。新しい命令プロ
グラムが命令格納メモリ手段2に記憶されるようになる
ので、これに合わせてプログラムカウンタ手段1も図3
(B)のようなプログラムカウント値を出力するように
変更される。
【0025】このとき、SDRAMコントロール手段4
は、図3(C)のようにSDRAM手段7のアドレス
『0』から被測定デバイス71のピン情報を読み出し、
このピン情報に基づいてテストパターンデータの供給動
作を行うためのフリップフロップ回路手段8及びFIF
Oメモリ手段9の選定を行う。SDRAMコントロール
手段4は、SDRAM手段7の所定のアドレスを基準に
して、そこから256ステップ分のテストパターンデー
タをフリップフロップ回路手段8に順次転送する。フリ
ップフロップ回路手段8に転送されるテストパターンデ
ータは、図3(D)のように連続したアドレスであり、
高速に転送される。これと同時にFIFOコントロール
手段8は、命令解析手段3によって解析された命令に基
づいて、フリップフロップ回路手段8に記憶されている
テストパターンデータを図3(E)のような順番でFI
FOメモリ手段9に転送する。実行コントロール手段6
は、FIFOメモリ手段9に書き込まれているテストパ
ターンデータを所定のタイミングで図3(F)のように
順次出力する。なお、図3(F)のテストパターンデー
タは2段に分けて示してある。
【0026】上述の実施の形態では、SDRAMを例に
説明したが、通常のDRAMでもよいことはいうまでも
ない。また、上述の実施の形態では、フリップフロップ
回路及びFIFOメモリの記憶容量を256ステップの
場合について説明したが、これ以外の記憶容量のもので
もよいことはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、高価で高速読み出し可
能なSRAMで構成されたパターンメモリ自身の容量を
増大させることなく、ゲート規模の膨大なICに対して
も容易に試験用パターンデータを発生することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のIC試験装置のパターン発生手段の
概略構成を示す図。
【図2】 図1の命令格納メモリ手段に格納されている
命令プログラムがどのように書き換えられるのか、その
一例を示す図である。
【図3】 図1のパターン発生手段の動作例を示す各手
段の出力データの一例を示す図である。
【図4】 従来のIC試験装置の概略構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…プログラムカウンタ手段、2…命令格納メモリ手
段、3…命令解析手段、4…SDRAMコントロール手
段、5…FIFOコントロール手段、6…実行コントロ
ール手段、7…SDRAM手段、8…フリップフロップ
回路、9…FIFOメモリ手段、50…テスタ部、51
…制御手段、52…DC測定手段、53…タイミング発
生手段、54…パターン発生手段、55…ピン制御手
段、56…ピンエレクトロニクス、57…フェイルメモ
リ、58…入出力切替手段、59…データセレクタ、6
0…フォーマッタ、61…I/Oフォーマッタ、62…
コンパレータロジック回路、63P…パス/フェイルレ
ジスタ、64…ドライバ、65…アナログコンパレー
タ、69…テスタバス、70…IC取付装置、71…被
測定IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の命令プログラムを格納しており、
    プログラムカウント値に応じた命令プログラムを出力す
    る命令格納手段と、 前記命令格納手段に格納されている前記命令プログラム
    に応じたプログラムカウント値を前記命令格納手段に供
    給するプログラムカウンタ手段と、 複数のパターンデータを格納しているパターンデータ格
    納メモリ手段と、 前記パターンデータ格納メモリ手段から出力される前記
    パターンデータの複数ビット分を記憶するフリップフロ
    ップ手段と、 前記フリップフロップ手段に記憶されている前記パター
    ンデータの複数ビットの中から選択されたパターンデー
    タを1ビットずつ順番に記憶し、それを記憶した古い順
    に出力するFIFOメモリ手段と、 前記命令格納手段から出力される命令プログラムを解析
    し、その解析結果に基づいて前記パターンデータ格納メ
    モリの所定領域に格納されている一連のパターンデータ
    の複数ビット分を前記フリップフロップ手段に順次記憶
    させると共に前記解析結果に基づいて前記フリップフロ
    ップ手段に記憶されている前記パターンデータの複数ビ
    ットの中から前記命令プログラムに対応したパターンデ
    ータの1ビット分を選択的に前記FIFOメモリ手段に
    転送する命令制御手段とを備えたことを特徴とするIC
    試験装置のパターン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記命令格納手段に格納されている前記
    命令プログラムを予め解析し、前記命令プログラムとそ
    のプログラムカウント値を書き換えるプログラム書き換
    え手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のIC
    試験装置のパターン発生装置。
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