JPH09171058A - Ic試験装置のパターン発生装置 - Google Patents

Ic試験装置のパターン発生装置

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JPH09171058A
JPH09171058A JP7349679A JP34967995A JPH09171058A JP H09171058 A JPH09171058 A JP H09171058A JP 7349679 A JP7349679 A JP 7349679A JP 34967995 A JP34967995 A JP 34967995A JP H09171058 A JPH09171058 A JP H09171058A
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memory
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JP7349679A
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Tadashi Fukuzaki
正 福崎
Yuichi Sato
雄一 佐藤
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゲート規模の膨大なICに対しても容易に試
験用パターンデータを発生できるようにする。 【解決手段】 パターン発生メモリ24は異なるアドレ
ス領域の割り当てられた4つのブロックから構成され
る。パターンデータ格納メモリ23はこのパターン発生
メモリよりも大きい容量のメモリで構成され、多数のパ
ターンデータを格納している。ロード制御手段21は、
第2ブロックからパターンデータが出力されているとき
に、そのアドレスよりも小さいパターンメモリアドレス
に対応するパターンデータを第1ブロックに格納し、そ
のアドレスよりも大きいパターンメモリアドレスに対応
するパターンデータを第3ブロックに格納しておき、パ
ターンメモリアドレスが第1又は第3ブロックのアドレ
スに到達した時点で残りの第4ブロックにパターンメモ
リアドレスに応じたパターンデータを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC(集積回路)の電
気的特性を検査するIC試験装置に係り、特に被測定I
Cの試験信号を作成するための基準となる試験用パター
ンデータを発生するIC試験装置のパターン発生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証されたICデバイスを
最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部門
の各工程でICデバイスの全部又は一部を抜き取り、そ
の電気的特性を検査する必要がある。IC試験装置はこ
のような電気的特性を検査する装置である。IC試験装
置は、被測定ICに所定の試験用パターンデータを与
え、それによる被測定ICの出力データを読み取り、被
測定ICの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを
被測定ICの出力データから不良情報を解析し、電気的
特性を検査している。IC試験装置における試験は直流
試験(DC測定試験)とファンクション試験(FC測定
試験)とに大別される。直流試験は被測定ICの入出力
端子にDC測定手段から所定の電圧又は電流を印加する
ことにより、被測定ICの基本的動作に不良が無いかど
うかを検査するものである。一方、ファンクション試験
は被測定ICの入力端子にパターン発生手段から所定の
試験用パターンデータを与え、それによる被測定ICの
出力データを読み取り、被測定ICの基本的動作及び機
能に問題が無いかどうかを検査するものである。すなわ
ち、ファンクション試験は、アドレス、データ、書込み
イネーブル信号、チップセレクト信号などの被測定IC
の各入力信号の入力タイミングや振幅などの入力条件な
どを変化させて、その出力タイミングや出力振幅などを
試験したりするものである。
【0003】図3は従来のIC試験装置の概略構成を示
すブロック図である。IC試験装置は大別してテスタ部
50とIC取付装置70とから構成される。テスタ部5
0は制御手段51、DC測定手段52、タイミング発生
手段53、パターン発生手段54、ピン制御手段55、
ピンエレクトロニクス56、フェイルメモリ57及び入
出力切替手段58から構成される。テスタ部50はこの
他にも種々の構成部品を有するが、本明細書中では必要
な部分のみが示されている。テスタ部50とIC取付装
置70との間は、IC取付装置70の全入出力端子数
(m個)に対応する複数本(m本)の同軸ケーブル等か
ら成る信号線によって接続され、端子と同軸ケーブルと
の間の接続関係は図示していないリレーマトリックスに
よって対応付けられており、各種信号の伝送が所定の端
子と同軸ケーブルとの間で行なわれるように構成されて
いる。なお、この信号線は、物理的にはIC取付装置7
0の全入出力端子数mと同じ数だけ存在する。IC取付
装置70は、複数個の被測定IC71をソケットに搭載
できるように構成されている。被測定IC71の入出力
端子とIC取付装置70の入出力端子とはそれぞれ1対
1に対応付けられて接続されている。例えば、入出力端
子数28個の被測定IC71を10個搭載可能なIC取
付装置70の場合は、全体で280個の入出力端子を有
することになる。
【0004】制御手段51はIC試験装置全体の制御、
運用及び管理等を行うものであり、マイクロプロセッサ
構成になっている。従って、図示していないが、制御手
段51はシステムプログラムを格納するROMや各種デ
ータ等を格納するRAM等を有する。制御手段51は、
DC測定手段52、タイミング発生手段53、パターン
発生手段54、ピン制御手段55及びフェイルメモリ5
7にテスタバス(データバス、アドレスバス、制御バ
ス)69を介して接続されている。制御手段51は、直
流試験用のデータをDC測定手段52に、ファンクショ
ン試験開始用のタイミングデータをタイミング発生手段
53に、テストパターン発生に必要なプログラムや各種
データ等をパターン発生手段54に、期待値データ等を
ピン制御手段55に、それぞれ出力する。この他にも制
御手段51は各種のデータをテスタバス69を介してそ
れぞれの構成部品に出力している。また、制御手段51
は、DC測定手段52内の内部レジスタ、フェイルメモ
リ57及びピン制御手段55内のパス/フェイル(PA
SS/FAIL)レジスタ63Pから試験結果を示すデ
ータ(直流データやパス/フェイルデータPFD)を読
み出して、それらを解析し、被測定IC71の良否を判
定する。
【0005】DC測定手段52は、制御手段51からの
直流試験データを受け取り、これに基づいてIC取付装
置70の被測定IC71に対して直流試験を行う。DC
測定手段52は制御手段51から測定開始信号を入力す
ることによって、直流試験を開始し、その試験結果を示
すデータを内部レジスタへ書込む。DC測定手段52は
試験結果データの書込みを終了するとエンド信号を制御
手段51に出力する。内部レジスタに書き込まれたデー
タはテスタバス69を介して制御手段51に読み取ら
れ、そこで解析される。このようにして直流試験は行わ
れる。また、DC測定手段52はピンエレクトロニクス
56のドライバ64及びアナログコンパレータ65に対
して基準電圧VIH,VIL,VOH,VOLを供給す
る。タイミング発生手段53は、制御手段51からのタ
イミングデータを内部メモリに記憶し、それに基づいて
パターン発生手段54、ピン制御手段55及びフェイル
メモリ57に高速の動作クロックCLKを出力すると共
にデータの書込及び読出のタイミング信号PHをピン制
御手段55やフェイルメモリ57に出力する。従って、
パターン発生手段54及びピン制御手段55の動作速度
は、この高速動作クロックCLKによって決定し、被測
定IC71に対するデータ書込及び読出のタイミングは
このタイミング信号PHによって決定する。また、フェ
イルメモリ57に対するパス/フェイルデータPFDの
書込タイミングもこのタイミング信号PHによって決定
する。従って、フォーマッタ60からピンエレクトロニ
クス56に出力される試験信号P2、及びI/Oフォー
マッタ61から入出力切替手段58に出力される切替信
号P6の出力タイミングもタイミング発生手段53から
の高速動作クロックCLK及びタイミング信号PHに応
じて制御される。また、タイミング発生手段53は、パ
ターン発生手段54からのタイミング切替用制御信号C
Hを入力し、それに基づいて動作周期や位相等を適宜切
り替えるようになっている。
【0006】パターン発生手段54は、制御手段51か
らのパターン作成用のデータ(マイクロプログラム又は
パターンデータ)を入力し、それに基づいたパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。すなわち、パターン発生手段54はマイクロプ
ログラム方式に応じた種々の演算処理によって規則的な
試験パターンデータを出力するプログラム方式と、被測
定ICに書き込まれるデータと同じデータを内部メモリ
(パターンメモリと称する)に予め書き込んでおき、そ
れを被測定ICと同じアドレスで読み出すことによって
不規則(ランダム)なパターンデータ(期待値データ)
を出力するメモリストアド方式で動作する。プログラム
方式は被測定ICがRAM(Random Acces
s Memory)等の揮発性メモリの試験に対応し、
メモリストアド方式はROM(Read Only M
emory)等の不揮発性メモリの試験に対応してい
る。なお、メモリストアド方式の場合でも被測定ICに
供給されるアドレスの発生はプログラム方式で行われ
る。
【0007】ピン制御手段55はデータセレクタ59、
フォーマッタ60、I/Oフォーマッタ61、コンパレ
ータロジック回路62及びパス/フェイル(PASS/
FAIL)レジスタ63Pから構成される。データセレ
クタ59は、各種の試験信号作成データ(アドレスデー
タ・書込データ)P1、切替信号作成データP5及び期
待値データP4を記憶したメモリで構成されており、パ
ターン発生手段54からのパターンデータをアドレスと
して入力し、そのアドレスに応じた試験信号作成データ
P1及び切替信号作成データP5をフォーマッタ60及
びI/Oフォーマッタ61に、期待値データP4をコン
パレータロジック回路62にそれぞれ出力する。フォー
マッタ60は、フリップフロップ回路及び論理回路が多
段構成されたものであり、データセレクタ59からの試
験信号作成データ(アドレスデータ・書込データ)P1
を加工して所定の印加波形を作成し、それを試験信号P
2としてタイミング発生手段53からのタイミング信号
PHに同期したタイミングでピンエレクトロニクス56
のドライバ64に出力する。I/Oフォーマッタ61も
フォーマッタ60と同様にフリップフロップ回路及び論
理回路の多段構成されたものであり、データセレクタ5
9からの切替信号作成データP5を加工して所定の印加
波形を作成し、それを切替信号P6としてタイミング発
生手段53からのタイミング信号PHに同期したタイミ
ングで入出力切替手段58に出力する。
【0008】コンパレータロジック回路62は、ピンエ
レクトロニクス56のアナログコンパレータ65からの
デジタルの読出データP3と、データセレクタ59から
の期待値データP4とを比較判定し、その判定結果を示
すパス/フェイルデータPFDをパス/フェイルレジス
タ63P及びフェイルメモリ57に出力する。パス/フ
ェイルレジスタ63Pは、ファンクション試験において
コンパレータロジック回路62によってフェイル(FA
IL)と判定されたかどうかを記憶するレジスタであ
り、IC取付装置70に搭載可能な被測定IC71の個
数に対応したビット数で構成されている。すなわち、被
測定IC71がIC取付装置70に最大32個搭載可能
な場合には、パス/フェイルレジスタ63Pは32ビッ
ト構成となる。このパス/フェイルレジスタ63Pの対
応するビットがハイレベル“1”のパス(PASS)の
場合にはその被測定IC71は良品であると判定され、
ローレベル“0”のフェイル(FAIL)の場合にはそ
の被測定IC71には何らかの欠陥があり、不良品であ
ると判定される。従って、その不良箇所を詳細に解析す
る場合にはフェイルメモリ57を用いる必要がある。
【0009】ピンエレクトロニクス56は、複数のドラ
イバ64及びアナログコンパレータ65から構成され
る。ドライバ64及びアナログコンパレータ65はIC
取付装置70のそれぞれの入出力端子に対して1個ずつ
設けられており、入出力切替手段58を介していずれか
一方が接続されるようになっている。入出力切替手段5
8は、I/Oフォーマッタ61からの切替信号P6に応
じてドライバ64及びアナログコンパレータ65のいず
れか一方と、IC取付装置70の入出力端子との間の接
続状態を切り替えるものである。すなわち、IC取付装
置70の入出力端子の数がm個の場合、ドライバ64、
アナログコンパレータ65及び入出力切替手段58はそ
れぞれm個で構成される。但し、メモリIC等を測定す
る場合には、アドレス端子やチップセレクト端子等に対
してはアナログコンパレータは必要ないので、アナログ
コンパレータ及び入出力切替手段の数が少ない場合もあ
る。
【0010】ドライバ64は、IC取付装置70の入出
力端子、すなわち被測定IC71のアドレス端子、デー
タ入力端子、チップセレクト端子、ライトイネーブル端
子等の信号入力端子に、入出力切替手段58を介して、
ピン制御手段55のフォーマッタ60からの試験信号P
2に応じたハイレベル“H”又はローレベル“L”の信
号を印加し、所望のテストパターンを被測定IC71に
書き込む。アナログコンパレータ65は、被測定IC7
1のデータ出力端子から入出力切替手段58を介して出
力される信号を入力し、それをタイミング発生手段53
からのストローブ信号(図示せず)のタイミングで基準
電圧VOH,VOLと比較し、その比較結果をハイレベ
ル“PASS”又はローレベル“FAIL”のデジタル
の読出データP3としてコンパレータロジック回路62
に出力する。通常、アナログコンパレータ65は基準電
圧VOH用と基準電圧VOL用の2つのコンパレータか
ら構成されるが、図では省略してある。
【0011】フェイルメモリ57は、コンパレータロジ
ック回路62から出力されるパス/フェイルデータPF
Dをパターン発生手段からのアドレス信号ADに対応し
たアドレス位置にタイミング発生手段53からのタイミ
ング信号PHの入力タイミングで記憶するものである。
フェイルメモリ57は被測定IC71と同程度の記憶容
量を有する随時読み書き可能なCMOS(Comple
mentary MOS)のSRAMで構成されてお
り、被測定IC71が不良だと判定された場合にその不
良箇所などを詳細に解析する場合に用いられるものであ
る。従って、通常の簡単な良否判定においては、このフ
ェイルメモリ57は使用されることはない。また、フェ
イルメモリ57は、IC取付装置70のデータ出力端子
に固定的に対応するデータ入出力端子を有する。例え
ば、IC取付装置70の全入出力端子数が280個であ
り、その中の160個がデータ出力端子である場合に
は、フェイルメモリ57はこのデータ出力端子数と同じ
か又はそれ以上のデータ入力端子を有するメモリで構成
される。このフェイルメモリ57に記憶されたパス/フ
ェイルデータPFDは制御手段51によって読み出さ
れ、図示していないデータ処理用のメモリに転送され、
解析される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のIC試験装置の
パターン発生手段は、被測定ICの種類や形式が異なる
毎に、それに対応した試験用パターンデータを発生しな
ければならないため、それぞれの被測定ICの種類や形
式に対応した試験用パターンデータを数十種類程度記憶
したパターンメモリを内蔵している。そして、パターン
発生手段は、このパターンメモリに記憶されている複数
の試験用パターンデータの中から被測定ICの種類や形
式に応じたものを選択的に読み出すことによって、所望
の試験用パターンデータを発生している。また、パター
ンメモリは、被測定ICの試験条件で試験用パターンデ
ータが読み出され、直接被測定ICに送出される必要が
あるため、高速読み出し可能なSRAMで構成されてい
る。ところが、最近では被測定ICのゲート規模が拡大
してきたために、試験用パターンデータの容量もそれに
伴って膨大なものとなり、例えば、ゲート数が10Kの
場合で約200Kワード、20Kの場合で約250Kワ
ード、25Kの場合で約300Kワードの試験用パター
ンデータを必要とし、ゲート数100Kの被測定ICに
至っては、試験用パターンデータとして約1Mワードを
必要とする。従って、従来のIC試験装置の中にはパタ
ーンメモリのハードウェア上の制限から試験不可能なゲ
ート規模のICが存在するようになってきた。このよう
にゲート規模の大きなICを試験するためには、パター
ン発生手段のパターンメモリ自身の容量を単純に大きく
すればよいのだが、前述のようにパターンメモリは高価
で高速読み出し可能なSRAMで構成されているため、
容量の増大が直接コストの上昇に反映してしまうので、
単純にパターンメモリの容量を増大することには問題が
あった。
【0013】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、高価で高速読み出し可能なSRAMで構成された
パターンメモリ自身の容量を増大させることなく、ゲー
ト規模の膨大なICに対しても容易に試験用パターンデ
ータを発生することのできるIC試験装置のパターン発
生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のIC試験装置の
パターン発生装置は、パターンメモリアドレスを順次出
力するシーケンスコントロール手段と、4つのブロック
領域から少なくとも構成され、前記パターンメモリアド
レスに応じていずれか一つのブロック領域に格納されて
いるパターンデータを順次出力するパターン発生メモリ
と、複数のパターンデータを格納しているパターンデー
タ格納メモリと、前記パターンデータ出力中の第2のブ
ロック領域に格納されているパターンデータのアドレス
よりも小さいパターンメモリアドレスに対応するパター
ンデータを第1のブロック領域に格納し、前記第2のブ
ロック領域に格納されているパターンデータのアドレス
よりも大きいパターンメモリアドレスに対応するパター
ンデータを第3のブロック領域に格納し、前記シーケン
スコントロール手段から出力される前記パターンメモリ
アドレスが前記第1又は第3のブロック領域のアドレス
に到達した時点で残りの第4のブロック領域に前記パタ
ーンメモリアドレスに応じたパターンデータを前記パタ
ーンデータ格納メモリから転送して書き込み、前記パタ
ーンメモリアドレスが到達しなかった方のブロック領域
を次回のパターンデータの転送書き込み対象のブロック
領域とするロード制御手段とを備えたものである。
【0015】シーケンスコントロール手段は、各種命令
に応じたパターンメモリアドレスを順次出力する。パタ
ーン発生メモリはそれぞれ異なるアドレス領域の割り当
てられた4つのブロック領域(第1〜第4のブロック領
域)から少なくとも構成される。従って、パターン発生
メモリはパターンメモリアドレスに対応したパターンデ
ータをいずれか一つのブロック領域から出力する。パタ
ーンデータ格納メモリはこのパターン発生メモリよりも
大きい容量のメモリで構成され、多数のパターンデータ
を格納している。ロード制御手段は、パターン発生メモ
リの第2のブロック領域からパターンデータが出力され
ているときに、その出力中の第2のブロック領域に格納
されているパターンデータのアドレスよりも小さいパタ
ーンメモリアドレスに対応するパターンデータを第1の
ブロック領域に格納し、第2のブロック領域に格納され
ているパターンデータのアドレスよりも大きいパターン
メモリアドレスに対応するパターンデータを第3のブロ
ック領域に格納しておく。そして、ロード制御手段はシ
ーケンスコントロール手段から出力されるパターンメモ
リアドレスが第1又は第3のブロック領域のアドレスに
到達した時点で残りの第4のブロック領域(転送書き込
み対象ブロック領域)にパターンメモリアドレスに応じ
たパターンデータをパターンデータ格納メモリから転送
して書き込み、パターンメモリアドレスが到達しなかっ
た方のブロック領域を次回のパターンデータの転送書き
込み対象ブロック領域とする。例えば、パターンメモリ
アドレスがインクリメント状態にある場合には、パター
ンメモリアドレスは第3のブロック領域のアドレスに到
達するので、第3のブロック領域に格納されているパタ
ーンデータに対応するパターンメモリアドレスよりも大
きいアドレスからパターンデータを読み出して第4のブ
ロック領域に格納し、第1のブロック領域を次のパター
ンデータの転送書き込み対象ブロック領域とする。逆に
パターンメモリアドレスがデクリメント状態にある場合
には、パターンメモリアドレスは第1のブロック領域の
アドレスに到達するので、第1のブロック領域に格納さ
れているパターンデータに対応するパターンメモリアド
レスよりも小さいアドレスからパターンデータを読み出
して第4ブロック領域に格納し、第3のブロック領域を
次のパターンデータの転送書き込み対象ブロック領域と
する。このように3つのブロック領域の真ん中のブロッ
ク領域からパターンデータが読み出されるようにし、真
ん中のブロック領域からパターンメモリアドレスがずれ
た時点で転送書き込み対象ブロック領域に新たなパター
ンデータを書き込むようにしたので、パターン発生メモ
リ自体の容量を大きくしなくても、パターンデータ格納
メモリ内に格納されているパターンデータを順次高速で
読み出すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って詳細に説明する。図1は本発明のIC試
験装置に係るパターン発生手段の概略構成を示す図であ
る。パターン発生手段は、大別してシーケンスコントロ
ール部1とパターンメモリ部2から構成される。シーケ
ンスコントロール部1はシーケンスコントロールメモリ
に格納されているシーケンスコントロール命令に従って
所定のパターンメモリアドレスPMAを生成し、それを
パターンメモリ部2のロード制御装置21及び遅延素子
22に出力する。パターンメモリ部2はロード制御手段
(Load Control)21、遅延素子(Del
ay)22、SDRAM(シンクロナスDRAM)23
及び高速読み書き可能なSRAM24から構成される。
ロード制御手段21は、シーケンスコントロール部1か
らのパターンメモリアドレスPMAを入力し、それを転
送アドレスとしてSDRAM23に供給し、SDRAM
23に記憶されているテストパターンデータをSRAM
24のブロックSRAM#1〜SRAM#4に書き込
む。遅延素子22はシーケンスコントロール部1から順
次出力されるパターンメモリアドレスPMAを所定の時
間だけ遅延させて、それを実際の実行アドレスとしてS
RAM24の各ブロックSRAM#1〜SRAM#4に
供給する。
【0017】SDRAM23はロード制御手段21から
の転送アドレスを入力し、その転送アドレスの位置に記
憶されているテストパターンデータPDを周波数100
MHzの高速クロックに同期してSRAM24に出力す
る。SDRAM23はSRAM24の数十倍から数百倍
の記憶容量を有する。SDRAM23には被測定デバイ
ス71の種類に応じたテストパターンデータPDが制御
手段51によって予め格納される。なお、制御手段51
から一々テストパターンデータPDを転送しなくてもよ
いように、SDRAM23の記憶容量をSRAM24の
数百倍から数千倍程度とし、被測定デバイス71の種類
に応じたものを予め多数記憶しておいてもよい。SRA
M24は1つのブロックが256ステップの記憶容量か
らなる4つのブロック#1〜#4で構成されている。S
RAM24はロード制御手段21によってブロック#1
〜#4のいずれか1つが選択され、SDRAM23から
のテストパターンデータPDが書き込まれ、また、遅延
素子22を経由したパターンメモリアドレスPMA(実
行アドレス)の位置に記憶されているテストパターンデ
ータPDをピン制御手段55のデータセレクタ59に出
力する。なお、SDRAM23からSRAM24にテス
トパターンデータPDを転送する際に、SDRAM23
は転送アドレスに対して2ビット分のデータ、すなわち
パターンメモリアドレスPMAの2アドレス分のデータ
を同時にSRAM24に出力し、SRAM24はその2
アドレス分のデータをパターンメモリアドレスPMAの
順番に従って書き込むようになっている。従って、パタ
ーンメモリアドレスPMAが128ステップ分進むこと
によってSRAM24の1つのブロックに対するテスト
パターンデータPDの転送が終了することになる。
【0018】次に、このパターン発生手段の動作につい
て図2の動作概念図を用いて説明する。まず、ロード制
御手段21は、パターン発生手段によって最初に実行さ
れるパターンメモリアドレスPMAよりも256ステッ
プ分だけ前のテストパターンデータPDをSRAM24
のブロック#1に転送し、それよりも512ステップ分
だけ後のテストパターンデータPDをSRAM24のブ
ロック#2及び#3に予め転送する。例えば、パターン
発生手段によって最初に実行されるパターンメモリアド
レスPMAが『400』の場合には、SDRAM23の
アドレス『300』〜『37F』に記憶されている25
6ステップ分のテストパターンデータPDがSRAM2
4のブロック#1に、SDRAM23のアドレス『40
0』〜『47F』に記憶されている256ステップ分の
テストパターンデータPDがSRAM24のブロック#
2に、SDRAM23のアドレス『500』〜『57
F』に記憶されている256ステップ分のテストパター
ンデータPDがSRAM24のブロック#3に、それぞ
れ転送記憶される。
【0019】そして、シーケンスコントロール部1がパ
ターンメモリアドレスPMAとして最初に『400』を
出力し、以下順次変化するパターンメモリアドレスPM
Aをパターンメモリ部2に出力すると、そのパターンメ
モリアドレスPMAは遅延素子22を介して実行アドレ
スとしてSRAM24に入力するようになるので、SR
AM24のブロック#2からは所定時間経過後に実行ア
ドレスに対応した位置から所定のテストパターンデータ
PDが出力されるようになる。このときの、SRAM2
4の状態が図2(A)に示されている。図では、SRA
M24のブロック#2はパターン発生実行(PG実行)
状態であり、SRAM24のブロック#4はSDRAM
23からの転送待ち状態である。このようにして、順次
変化する実行アドレスに応じてSRAM24のブロック
#2からテストパターンデータPDが読み出されている
ときに、シーケンスコントロール部1からのパターンメ
モリアドレスPMAがSRAM24のブロック#1の最
終アドレス『3FF』、又はブロック#3の先頭アドレ
ス『500』に達すると、その時点でロード制御手段2
1はシーケンスコントロール部1からのパターンメモリ
アドレスPMAに応じてテストパターンデータPDの転
送を開始する。例えば、シーケンスコントロール部1か
らのパターンメモリアドレスPMAが『500』になる
と、それと同時にロード制御手段21はSDRAM23
のアドレス『600』から2アドレス分のテストパター
ンデータPDをSRAM24のブロック#4に転送記憶
する。以下、順次変化するパターンメモリアドレスPM
Aに従って、2アドレス分のテストパターンデータをS
DRAM23からSRAM24のブロック#4に転送す
る。なお、ここでのテストパターンデータPDの転送処
理はパターンメモリアドレスPMAの128ステップ分
で終了する。図2(B)はこのような転送処理が終了し
た時点のSRAM24の状態を示すものである。図で
は、SRAM24のブロック#3がパターン発生実行
(PG実行)状態であり、SRAM24のブロック#1
がSDRAM23からの転送待ち状態である。
【0020】そして、シーケンスコントロール部1から
のパターンメモリアドレスPMAがブロック#4の先頭
アドレス『600』になると、今度はその時点で、ロー
ド制御手段21はSDRAM23のアドレス『700』
から2アドレス分のテストパターンデータPDをSRA
M24のブロック#1に転送記憶する。以下、順次変化
するパターンメモリアドレスPMAに従って、2アドレ
ス分のテストパターンデータをSDRAM23からSR
AM24のブロック#1に転送する。図2(C)はこの
ような転送処理が終了した時点のSRAM24の状態を
示すものである。図では、SRAM24のブロック#4
がパターン発生実行(PG実行)状態であり、SRAM
24のブロック#2がSDRAM23からの転送待ち状
態である。
【0021】なお、上述の実施の形態では、パターン発
生手段が一度に実行できる範囲が、SRAM24の3ブ
ロック分すなわち768ステップ分に制限されているた
めに、ジャンプの飛び先も同様に制限されることにな
る。すなわち、ジャンプの飛び先がパターン発生実行中
のSRAMのブロック内の場合には自由にジャンプ可能
であるが、ブロックを越えた連続ジャンプを行う場合に
は、ジャンプ命令とジャンプ命令との間にSDRAM2
3からSRAM24に対するテストパターンデータPD
の転送記憶に要する時間以上の間隔を設ける必要があ
る。上述の実施の形態では、SDRAMを例に説明した
が、通常のDRAMでもよいことはいうまでもない。ま
た、上述の実施の形態では、SRAMの記憶容量を25
6ステップのものを4ブロック設けた場合について説明
したが、これ以外の記憶容量のものを4ブロック以上設
けてもよいことはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、高価で高速読み出し可
能なSRAMで構成されたパターンメモリ自身の容量を
増大させることなく、ゲート規模の膨大なICに対して
も容易に試験用パターンデータを発生することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のIC試験装置のパターン発生手段の
概略構成を示す図。
【図2】 図1のパターン発生手段の動作の概念を示す
図。
【図3】 従来のIC試験装置の概略構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…シーケンスコントロール部、2…パターンメモリ
部、21…ロード制御手段、22…遅延素子、23…S
DRAM、24…SRAM、50…テスタ部、51…制
御手段、52…DC測定手段、53…タイミング発生手
段、54…パターン発生手段、55…ピン制御手段、5
6…ピンエレクトロニクス、57…フェイルメモリ、5
8…入出力切替手段、59…データセレクタ、60…フ
ォーマッタ、61…I/Oフォーマッタ、62…コンパ
レータロジック回路、63P…パス/フェイルレジス
タ、64…ドライバ、65…アナログコンパレータ、6
9…テスタバス、70…IC取付装置、71…被測定I

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンメモリアドレスを順次出力する
    シーケンスコントロール手段と、 4つのブロック領域から少なくとも構成され、前記パタ
    ーンメモリアドレスに応じていずれか一つのブロック領
    域に格納されているパターンデータを順次出力するパタ
    ーン発生メモリと、 複数のパターンデータを格納しているパターンデータ格
    納メモリと、 前記パターンデータ出力中の第2のブロック領域に格納
    されているパターンデータのアドレスよりも小さいパタ
    ーンメモリアドレスに対応するパターンデータを第1の
    ブロック領域に格納し、前記第2のブロック領域に格納
    されているパターンデータのアドレスよりも大きいパタ
    ーンメモリアドレスに対応するパターンデータを第3の
    ブロック領域に格納し、前記シーケンスコントロール手
    段から出力される前記パターンメモリアドレスが前記第
    1又は第3のブロック領域のアドレスに到達した時点で
    残りの第4のブロック領域に前記パターンメモリアドレ
    スに応じたパターンデータを前記パターンデータ格納メ
    モリから転送して書き込み、前記パターンメモリアドレ
    スが到達しなかった方のブロック領域を次回のパターン
    データの転送書き込み対象のブロックとするロード制御
    手段とを備えたことを特徴とするIC試験装置のパター
    ン発生装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記シーケンスコントロールか
    ら出力されるパターンメモリアドレスを所定時間だけ遅
    延して前記パターン発生メモリに供給する遅延手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のIC試験装置の
    パターン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン発生メモリはSRAMで構
    成され、前記パターンデータ格納メモリはSDRAMで
    構成されていることを特徴する請求項1に記載のIC試
    験装置のパターン発生装置。
JP7349679A 1995-12-21 1995-12-21 Ic試験装置のパターン発生装置 Pending JPH09171058A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11460502B2 (en) * 2017-06-20 2022-10-04 Phosphil Inc. Processor-based measuring method for testing device under test, and measuring device using same

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