JPH1129422A - 着色防止されたグリホサート液剤 - Google Patents

着色防止されたグリホサート液剤

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JPH1129422A
JPH1129422A JP9183377A JP18337797A JPH1129422A JP H1129422 A JPH1129422 A JP H1129422A JP 9183377 A JP9183377 A JP 9183377A JP 18337797 A JP18337797 A JP 18337797A JP H1129422 A JPH1129422 A JP H1129422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリホサート液剤を保存するときに生ずる着
色化、ことに褐色化を防止すること。 【解決手段】 亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウ
ム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸
ヒドロキシルアミン及び二酸化チオ尿素からなる群から
選ばれる1種又は2種以上の化合物を着色防止剤として
添加することにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非選択性除草剤
として知られるグリホサート液剤の改良された製剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】グリホサート液剤は、保存期間中に有効
成分のグリホサート自体は安定に保たれるものの、液剤
が黄褐色に着色し、そのため商品価値が低下したり需要
者からのクレームに対応しなければならぬことがあり、
それゆえ有効な保存期間中に黄褐色に着色しない液剤が
望まれていた。しかしながら、着色の原因が不明である
こともあって、有効かつ簡便にこれを防止する方法が、
従来は見出せなかった。
【0003】従来、グリホサートのドライな組成物に亜
硫酸ナトリウムを混合させた例は知られているが、亜硫
酸ナトリウムを添加する目的が本発明とは異なり、更に
製剤が異なるので、本発明はかかる公知例とは明確に区
別される。すなわち、特表平6−505256号公報に
は、亜硫酸ナトリウムを含有するグリホサートのドライ
な製剤が開示されているが、これは製剤を水に溶かした
ときにグリホサートを水に溶けやすくするために、酸受
容体として亜硫酸ナトリウムを添加したものであって、
したがって製剤中の亜硫酸ナトリウム配合量は、グリホ
サートに対して等モル以上である。これに対して、本発
明における、グリホサートに対して等モル未満の亜硫酸
ナトリウム等の添加量では、着色防止効果は示すもの
の、上記の先行技術におけるグリホサートの可溶化効果
は十分には示さない。
【0004】又、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウ
ム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸
ヒドロキシルアミン及び二酸化チオ尿素がグリホサート
の着色防止効果を有することは知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
技術の現状にかんがみて、グリホサート液剤の着色を有
効かつ簡便に防止する方法を鋭意検討してきた結果、意
外にも種々の分野において汎用されている特定の有機又
は無機化合物を添加することにより、グリホサート液剤
の着色がほぼ完全に防止できることを見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、亜
硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナト
リウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸ヒドロキシルアミン
及び二酸化チオ尿素からなる群から選ばれる1種又は2
種以上の化合物を含有させることによりグリホサート液
剤の黄褐色着色が有効に防止されるとの知見にもとづ
き、かかる亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ピ
ロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸ヒドロ
キシルアミン及び二酸化チオ尿素からなる群から選ばれ
る1種又は2種以上の化合物を着色防止剤として含有す
るグリホサート液剤を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、グリホサートは
N−ホスホノメチルグリシン自体を意味する。グリホサ
ート液剤は、グリホサート、グリホサート可溶化剤及び
水を含有し、必要に応じて、添加剤、例えば、界面活性
剤等を含有してもよい。グリホサート可溶化剤は、グリ
ホサートを中和する種々の塩基又はグリホサートをスル
ホニウム塩にするスルホニウム塩化剤である。このため
に使用される塩基は、好適にかつ通常は有機アミンであ
り、更に好適には有機一級アミンであり、より更に好適
にはメチルアミン、エタノールアミン、イソプロピルア
ミン又はn−ブチルアミンであり、最も好適にはイソプ
ロピルアミンである。又、使用されるスルホニウム塩化
剤は、例えばトリアルキルスルホニウムハライドであ
り、好適にはヨウ化トリメチルスルホニウム、ヨウ化ジ
エチルメチルスルホニウム、ヨウ化ジメチルイソプロピ
ルスルホニウム、ヨウ化ジメチルn−ブチルスルホニウ
ム又はヨウ化ジ−n−ブチルメチルスルホニウム、更に
好適にはヨウ化トリメチルスルホニウム。グリホサート
を水に完全かつ速やかに溶解させるには、塩基又はスル
ホニウム塩化剤を当モルよりは若干過剰量使用すること
が好ましい。
【0008】可溶化剤としてスルホニウム塩化剤を用い
る場合は、予めグリホサートを酸化銀と反応させて銀塩
を形成させるか又は水酸化ナトリウムと反応させてナト
リウム塩を形成させ、そして銀塩又はナトリウム塩をス
ルホニウム塩化剤で処理するか、或は、グリホサートを
直接酸化プロピレンの存在下でスルホニウム塩化剤と反
応させることにより、水に可溶なグリホサートのスルホ
ニウム塩を得ることができる。
【0009】必要に応じて使用される界面活性剤は、液
剤除草剤の分野で通常使用されるものなら特に限定され
ないが、好適には、有機アミン系界面活性剤であり、特
に好適には、次式(I)
【0010】
【化2】
【0011】(式中、Rはアルキル基又はアルケニル基
を示し、m及びnは1以上の整数でありその和は2乃至
40である。)で表される化合物である。
【0012】本発明において使用される上記式(I)で
表される有機アミン系界面活性剤としては、天然物から
得られるものが好ましい。従って、式(I)中のRの定
義におけるアルキル基又はアルケニル基の炭素数を明確
に規定することは困難である。Rの炭素数は、平均炭素
数で表現される場合もあるが、通常は、Rの定義におけ
るアルキル基又はアルケニル基の炭素数は8個乃至30
個であり、好適には10個乃至22個であり、更に好適
には12個乃至20個であり、最も好適には14個乃至
18個である。
【0013】又、式(I)中のm及びnの和は、好適に
は6乃至30であり、更に好適には15乃至25であ
り、最も好適には19乃至22である。
【0014】グリホサート液剤に添加される着色防止剤
は、例えば亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ピ
ロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸ヒドロ
キシルアミン及び二酸化チオ尿素からなる群から選ばれ
る1種又は2種以上の化合物であり、好適には二酸化チ
オ尿素である。
【0015】グリホサート液剤に添加される着色防止剤
の量は、グリホサートに対して等モル未満でよく、好適
には、液剤100重量部あたり0.01−0.50重量
部であり、更に好適には0.05−0.35重量部であ
り、最も好適には0.10−0.20重量部である。
【0016】本発明のグリホサート液剤の製造は、グリ
ホサート、グリホサート可溶化剤、水及び着色防止剤
(或は、グリホサートの塩、水及び着色防止剤)、及び
もし必要であれば他の添加剤、例えば有機アミン系界面
活性剤等を任意の順序で混合し、完全に溶解させること
により達成される。
【0017】実験的には、グリホサートもしくはその塩
単独、又は界面活性剤単独では、経時的に着色すること
はほとんどないことが確認されており、したがって、グ
リホサート液剤の黄褐色化は、グリホサートもしくはそ
の塩と界面活性剤、又はグリホサートもしくはその塩の
不純物と界面活性剤との相互作用による着色であろうと
推測される。ことに、界面活性剤が有機アミン系界面活
性剤であるときは液剤の黄褐色化が顕著であるので、亜
硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナト
リウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸ヒドロキシルアミン
及び二酸化チオ尿素による本発明の着色防止効果は大き
い。
【0018】本発明の着色防止効果を、実施例及び比較
例によってより詳細に説明する。
【0019】
【実施例】
【0020】
【実施例1】 亜硫酸ナトリウムの着色防止効果 (1) グリホサート液剤の調整 純度95.57%のグリホサート41.86部を水4
2.40部に加え、撹拌しながらイソプロピルアミン1
3.99部を加えると、発熱しながらグリホサートが溶
解し始めた。さらにイソプロピルアミン1.75部を加
えて撹拌を続けるとグリホサートが完全に溶解して、グ
リホサート40.01部を含有するグリホサート・イソ
プロピルアミン溶液が得られた。次に、この溶液78.
96部、ニューコールTA−420[アミン系界面活性
剤、牛脂アミンにエチレンオキサイドを20モル付加さ
せたもの:上記式(I)において、Rが14−18個の
炭素原子を有するアルキル基であり、mとnの和は20
である化合物]13.0部及び着色防止剤として亜硫酸
ナトリウムを一定量(0.05部、0.10部、0.1
5部、0.20部、0.25部、0.30部及び0.3
5部)含有し、残部が水である亜硫酸ナトリウム入り液
剤7検体を作成した。対照として、着色防止剤である亜
硫酸ナトリウムを含有しない液剤を調整した。
【0021】(2)加温経時試験 以上のように調整された、亜硫酸ナトリウムを含有し又
は含有しないグリホサート液剤各25mlを、30ml
容の無色ガラス瓶に入れた。各検体は、40℃で30
日、60日及び90日、並びに50℃で14日保存し
た。
【0022】(3)着色度の検定 加温経時試験前及び加温経時試験後の各検体の着色度
は、JIS K5400、塗料一般試験法、4.3に従
い、黄色の濃度のグラデーションを示すガードナー・ナ
ンバーで表示した。その結果を次の表1に示す。
【0023】
【表1】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 1-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 1-2 0.05 6 8-9 8-9 8-9 9-10 1-3 0.10 6 6-7 7 7-8 6-7 1-4 0.15 6 5 5-6 6 5 1-5 0.20 6 4 4-5 4-5 4 1-6 0.25 6 3 3-4 3-4 3-4 1-7 0.30 6 2-3 2-3 2-3 2-3 1-8 0.35 6 2 1-2 1-2 1-2 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0024】
【実施例2】 重亜硫酸ナトリウムの着色防止効果 上記実施例1において、着色防止剤として亜硫酸ナトリ
ウムの代わりに重亜硫酸ナトリウムを用いて、同様の実
験を行った。その結果を次の表2に示す。
【0025】
【表2】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 2-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 2-2 0.05 6 6-7 7-8 8 9-10 2-3 0.10 6 5-6 6 6-7 5-6 2-4 0.15 6 4-5 4-5 5 5 2-5 0.20 6 3 3 3 3-4 2-6 0.25 6 2-3 2-3 2 2-3 2-7 0.30 6 1-2 1-2 1 1-2 2-8 0.35 6 <1 <1 <1 <1 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0026】
【実施例3】 ピロ亜硫酸カリウムの着色防止効果 上記実施例1において、着色防止剤として亜硫酸ナトリ
ウムの代わりにピロ亜硫酸カリウムを用いて、同様の実
験を行った。その結果を次の表3に示す。
【0027】
【表3】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 3-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 3-2 0.05 6 7-8 7-8 8 9-10 3-3 0.10 6 6-7 7 7-8 6-7 3-4 0.15 6 4-5 5 5-6 4-5 3-5 0.20 6 3-4 3-4 4 3-4 3-6 0.25 6 2-3 2-3 2 3 3-7 0.30 6 2 1-2 1-2 2 3-8 0.35 6 1-2 1-2 1 1 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0028】
【実施例4】 硫酸ヒドロキシルアミンの着色防止効果 上記実施例1において、着色防止剤として亜硫酸ナトリ
ウムの代わりに硫酸ヒドロキシルアミンを用いて、同様
の実験を行った。その結果を次の表4に示す。
【0029】
【表4】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 4-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 4-2 0.05 6 10-11 10-11 10-11 10-11 4-3 0.10 6 5-6 6 6-7 7-8 4-4 0.15 6 3-4 3-4 4 4 4-5 0.20 6 3-4 3-4 3-4 3-4 4-6 0.25 6 3-4 3-4 3 3-4 4-7 0.30 6 3 2-3 2-3 3-4 4-8 0.35 6 3 2-3 2 3-4 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0030】
【実施例5】 二酸化チオ尿素の着色防止効果 上記実施例1において、着色防止剤として亜硫酸ナトリ
ウムの代わりに二酸化チオ尿素を用いて、同様の実験を
行った。その結果を次の表5に示す。
【0031】
【表5】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 5-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 5-2 0.05 6 6-7 7 7-8 9-10 5-3 0.10 6 4 4-5 5 4-5 5-4 0.15 6 3-4 3-4 4 3-4 5-5 0.20 6 2-3 3-4 3-4 3 5-6 0.25 6 2 2-3 3 2-3 5-7 0.30 6 1-2 1-2 2 1-2 5-8 0.35 6 1-2 1-2 1-2 1-2 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0032】
【比較例】
【0033】
【比較例1】 次亜リン酸ナトリウムの着色防止効果 上記実施例1において、着色防止剤として亜硫酸ナトリ
ウムの代わりに次亜リン酸ナトリウムを用いて、同様の
実験を行った。その結果を次の表6に示す。
【0034】
【表6】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 6-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 6-2 0.05 6 11-12 11-12 11-12 11-12 6-3 0.10 6 9-10 11-12 11-12 11-12 6-4 0.15 6 10-11 11-12 11-12 11-12 6-5 0.20 6 10-11 10-11 11-12 11-12 6-6 0.25 6 9-10 10-11 11-12 11-12 6-7 0.30 6 9-10 10-11 10-11 11-12 6-8 0.35 6 9-10 9-10 10-11 10-11 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0035】
【比較例2】 ハイドロサルファイトの着色防止効果 上記実施例1において、着色防止剤として亜硫酸ナトリ
ウムの代わりにハイドロサルファイトを用いて、同様の
実験を行った。その結果を次の表7に示す。
【0036】
【表7】 ─────────────────────────────────── 実験 着色防止剤 着色度(ガードナー・ナンバー) 番号 の添加量* 経時前 40℃、 40℃、 40℃、 50℃、 30日処理 60日処理 90日処理 14日処理 ─────────────────────────────────── 7-1 0 6 11-12 11-12 11-12 11-12 7-2 0.05 6 8-9 8-9 8-9 9-10 7-3 0.10 6 8-9 8-9 8-9 9-10 7-4 0.15 6 8-9 8-9 8-9 9-10 7-5 0.20 6 8-9 8-9 8-9 9-10 7-6 0.25 6 8-9 8-9 8-9 9-10 7-7 0.30 6 8-9 8-9 8-9 8-9 7-8 0.35 6 6-7 6-7 6-7 5-6 ─────────────────────────────────── *) 液剤100重量部あたりの重量部
【0037】
【発明の効果】実施例及び比較例から明らかなように、
グリホサート液剤の着色化は、亜硫酸ナトリウム、重亜
硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カ
リウム、硫酸ヒドロキシルアミン及び二酸化チオ尿素か
らなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物を着色
防止剤として添加することにより顕著に防止される。こ
の着色防止効果は、還元剤として知られている次亜リン
酸ナトリウムや強力な還元剤として知られているハイド
ロサルファイトを用いた場合では見られず、還元力が強
いからといって必ずしも着色防止効果が優れているとい
う訳ではない。すなわち、この着色防止効果は、通常の
還元作用とは異なったメカニズムによるものと考えら
れ、本発明の特有な効果である。又、黄色のグラデーシ
ョンであるガードナー・ナンバー表示とあわせて、肉眼
で観察される液剤の着色、すなわち褐色を帯びた着色を
顕著に防止できることが本発明の特有な効果である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、
    ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、硫酸ヒド
    ロキシルアミン及び二酸化チオ尿素からなる群から選ば
    れる1種又は2種以上の化合物を着色防止剤として含有
    することにより着色防止されたグリホサート液剤。
  2. 【請求項2】着色防止剤の含有量が液剤100重量部あ
    たり0.01−0.50重量部である請求項1に記載の
    グリホサート液剤。
  3. 【請求項3】着色防止剤の含有量が液剤100重量部あ
    たり0.05−0.35重量部である請求項1に記載の
    グリホサート液剤。
  4. 【請求項4】着色防止剤の含有量が液剤100重量部あ
    たり0.10−0.20重量部である請求項1に記載の
    グリホサート液剤。
  5. 【請求項5】着色防止剤が二酸化チオ尿素である請求項
    1乃至4のいずれかに記載のグリホサート液剤。
  6. 【請求項6】グリホサートが有機アミン塩の形態である
    請求項1乃至5のいずれかに記載のグリホサート液剤。
  7. 【請求項7】グリホサートが有機一級アミン塩の形態で
    ある請求項1乃至5のいずれかに記載のグリホサート液
    剤。
  8. 【請求項8】グリホサートがメチルアミン塩、エタノー
    ルアミン塩、イソプロピルアミン塩又はn−ブチルアミ
    ン塩の形態である請求項1乃至5のいずれかに記載のグ
    リホサート液剤。
  9. 【請求項9】グリホサートがイソプロピルアミン塩の形
    態である請求項1乃至5のいずれかに記載のグリホサー
    ト液剤。
  10. 【請求項10】有機アミン系界面活性剤を含有する請求
    項1乃至9のいずれかに記載のグリホサート液剤。
  11. 【請求項11】有機アミン系界面活性剤が、式 【化1】 (式中、Rはアルキル基又はアルケニル基を示し、m及
    びnは1以上の整数でありその和は2乃至40であ
    る。)で表される化合物である請求項10に記載のグリ
    ホサート液剤。
  12. 【請求項12】Rが炭素数8個乃至30個のアルキル基
    又はアルケニル基を示す、請求項11に記載のグリホサ
    ート液剤。
  13. 【請求項13】Rが炭素数14個乃至18個のアルキル
    基又はアルケニル基を示す、請求項11に記載のグリホ
    サート液剤。
  14. 【請求項14】m及びnの和が6乃至30である、請求
    項11乃至13のいずれかに記載のグリホサート液剤。
  15. 【請求項15】m及びnの和が19乃至22である、請
    求項11乃至13のいずれかに記載のグリホサート液
    剤。
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Citations (4)

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