JPH11293138A - モノアゾレーキ顔料およびその製法 - Google Patents

モノアゾレーキ顔料およびその製法

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JPH11293138A
JPH11293138A JP9897498A JP9897498A JPH11293138A JP H11293138 A JPH11293138 A JP H11293138A JP 9897498 A JP9897498 A JP 9897498A JP 9897498 A JP9897498 A JP 9897498A JP H11293138 A JPH11293138 A JP H11293138A
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sulfonic acid
monoazo
chloro
lake pigment
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Kasho Yo
家昌 姚
Kengo Yasui
健悟 安井
Shinichi Sunochi
伸一 須之内
Kumiko Ui
久美子 宇井
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鮮明性および光沢に優れた、バリウム金属不
含でC.I.ピグメントレッド53:1に近似した色相
を有するモノアゾレーキ顔料を提供する。 【解決手段】 X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−
Kα)4.6°に強い回折強度を有し、9.2°、1
4.0°、17.9°、22.4°、23.4°、2
4.7°、および25.7°に弱い回折強度を有するこ
とを特徴とするモノアゾカルシウムレーキ顔料。これ
は、例えば少なくとも2つの異なるアミノ芳香族スルホ
ン酸のジアゾ化物をジアゾ成分(A)として、β−ナフ
トールをカップリング成分(B)として混合カップリン
グして得た染料(C)を、その染料の高温下にカルシウ
ムレーキ化を行うことにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な結晶型を有
するモノアゾレーキ顔料、詳しくは鮮明性および光沢に
優れ、印刷インキ、塗料、プラスチック着色剤、文具用
等に賞用される黄味赤色系のモノアゾレーキ固溶体顔
料、およびその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可溶性基を有する芳香族アミンと
β−ナフトール或いはβ−オキシナフトエ酸からなるモ
ノアゾレーキ顔料は、印刷インキ、塗料、プラスチッ
ク、文具等の着色に使用されている。例えば、C.I.
ピグメント レッド53:1は、1−アミノ−4−クロ
ロ−5−メチルベンゼン−2−スルホン酸のジアゾ化物
をジアゾ成分とし、β−ナフトールをカップリング成分
として得られたモノアゾ染料を75〜85℃に加熱し、
塩化バリウムでレーキすることにより得られているし、
C.I.ピグメント レッド48:1は、1−アミノ−
4−メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン酸のジ
アゾ化物をジアゾ成分とし、β−オキシナフトエ酸をカ
ップリング成分として得られたモノアゾ染料を75〜8
5℃に加熱し、塩化バリウムでレーキすることにより得
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのバリウムレー
キ顔料の中で、C.I.ピグメント レッド53:1は
大量に使用されてきたが、毒性を示すバリウム金属が含
まれているため、人の健康を損なう恐れがあり、規制が
強化され、用途によっては、使用が制限されつつある。
この様な状況から、バリウム金属を含まない新しいC.
I.ピグメントレッド53:1に近似した色相の顔料の
出現が望まれていた。
【0004】本発明が解決しようとする課題は、印刷イ
ンキ、塗料、プラスチック等の着色剤として、鮮明性お
よび光沢に優れた実用性の高い新規な結晶型を有するモ
ノアゾレーキ固溶体顔料を提供することにある。更に、
毒性を示すバリウム金属が含まれていないC.I.ピグ
メント レッド53:1に近似した色相の顔料を提供
し、労働衛生上、環境問題等から懸念される危険性を回
避することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、少なくとも2つの
異なるアミノ芳香族スルホン酸のジアゾ化物をジアゾ成
分(A)として、β−ナフトールをカップリング成分
(B)として混合カップリングして得た染料(C)を、
その染料の高温下にカルシウムレーキ化を行うと、X線
回折角度(2θ±0.2°;Cu−Kα)4.6°に強
い回折強度を有し、9.2°、14.0°、17.9
°、22.4°、23.4°、24.7°、および2
5.7°に弱い回折強度を有する、鮮明性および光沢に
優れた、バリウム金属を含んでいないにもかかわらず
C.I.ピグメント レッド53:1に近似した色相を
有する、新規な結晶型を有するモノアゾレーキ固溶体顔
料が得られ、労働衛生上、環境問題等から懸念される危
険性もないこと等を見い出し本発明を完成するに至っ
た。
【0006】即ち、本発明は、次の発明を提供する。 (1) X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−Kα)
4.6°に強い回折強度を有し、9.2°、14.0
°、17.9°、22.4°、23.4°、24.7
°、および25.7°に弱い回折強度を有することを特
徴とするモノアゾカルシウムレーキ顔料。
【0007】(2) モノアゾカルシウムレーキ顔料
が、2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸
のジアゾ化物と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン
−4−スルホン酸のジアゾ化物とをジアゾ成分(A)と
して、β−ナフトールをカップリング成分(B)として
混合カップリングして得た染料(C)を、カルシウムレ
ーキ化した化学構造を有する上記(1)記載のモノアゾ
カルシウムレーキ顔料。
【0008】(3) 少なくとも2つの異なるアミノ芳
香族スルホン酸のジアゾ化物をジアゾ成分(A)とし
て、β−ナフトールをカップリング成分(B)として混
合カップリングして得た染料(C)を、その染料の高温
下にカルシウムレーキ化を行うことを特徴とするモノア
ゾカルシウムレーキ顔料の製造方法。
【0009】(4) モノアゾカルシウムレーキ顔料
が、X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−Kα)4.
6°に強い回折強度を有し、9.2°、14.0°、1
7.9°、22.4°、23.4°、24.7°、およ
び25.7°に弱い回折強度を有するものである上記
(3)記載のモノアゾカルシウムレーキ顔料の製造方
法。
【0010】(5) ジアゾ成分(A)が、2−クロロ
−4−アミノトルエン−5−スルホン酸のジアゾ化物と
2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン
酸のジアゾ化物とから構成されている、上記(3)また
は(4)記載のモノアゾカルシウムレーキ顔料の製造方
法。
【0011】(6) ジアゾ化物からなるジアゾ成分
(A)の、原料となるアミノ芳香族スルホン酸が、2−
クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸40〜6
0モル%と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4
−スルホン酸60〜40モル%とから構成されている、
上記(3)または(4)記載のモノアゾカルシウムレー
キ顔料の製造方法。
【0012】(7) 染料(C)を、カルシウム源で7
0〜90℃レーキ化した後、70〜95℃で0.2〜5
時間熱処理する上記(3)又は(4)記載のモノアゾカ
ルシウムレーキ顔料の製造方法。
【0013】(8) 2−クロロ−4−アミノトルエン
−5−スルホン酸のジアゾ化物40〜60モル%と2−
クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン酸の
ジアゾ化物60〜40モル%をジアゾ成分(A)とし、
β−ナフトールをカップリング成分(B)として混合カ
ップリングにより得られる染料(C)を、カルシウム源
で70〜90℃レーキ化した後、70〜95℃で0.2
〜5時間熱処理することを特徴とするモノアゾカルシウ
ムレーキ顔料の製造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のモノアゾカルシウムレー
キ顔料は、X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−K
α)4.6°に強い回折強度を有し、9.2°、14.
0°、17.9°、22.4°、23.4°、24.7
°、および25.7°に弱い回折強度を有することを特
徴とする。
【0015】このX線回折角度を有する、本発明のモノ
アゾカルシウムレーキ顔料は、例えば、少なくとも2つ
の異なるアミノ芳香族スルホン酸のジアゾ化物をジアゾ
成分(A)として、β−ナフトールをカップリング成分
(B)として混合カップリングして得た染料(C)を、
その染料の高温下にカルシウムレーキ化を行うことによ
り得ることが出来る。
【0016】ここでのアミノ芳香族スルホン酸として
は、公知慣用のものがいずれも使用できるが、例えば2
−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸、2−
クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン酸等
が挙げられる。アミノ芳香族スルホン酸としては、化学
構造が異なる2種を用いても良いし、3種以上を用いて
も良い。
【0017】アミノ芳香族スルホン酸として二種を用い
たジアゾ化物は、二つのアミノ芳香族スルホン酸を各々
別々にジアゾ化して、任意のモル比となる様に、それら
を混合して調製する方法と、予め二つのアミノ芳香族ス
ルホン酸を任意のモル比となる様に混合しておき、一緒
にジアゾ化して調製する方法とがあるが、後者の方法が
簡便なので好ましい。
【0018】ジアゾ化物を得るに当たり、アミノ芳香族
スルホン酸として二種を用いる場合には、両者の合計を
100モル%とした時、各々の比率が、モル%=40/
60〜60/40となる様にすることが好ましい。例え
ば、2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸
40〜60モル%と2−クロロ−5−アミノエチルベン
ゼン−4−スルホン酸60〜40モル%とを用いてジア
ゾ化を行ったジアゾ化物を、ジアゾ成分(A)とするこ
とが出来る。
【0019】ジアゾ化物の調製は、通常、少なくとも2
つの異なるアミノ芳香族スルホン酸と、水とを十分に分
散混合し、鉱酸と亜硝酸塩でジアゾ化することででき
る。ジアゾ化は、水中で−10〜20℃、好ましくは0
〜10℃で、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等の亜
硝酸塩、および塩酸、硫酸等の鉱酸を用いて行うことが
できる。これら亜硝酸塩の使用にあたっては、水溶液と
して用いることもできるし、粉末状でも使用できる。
【0020】こうして得られたジアゾ化物は、ジアゾ成
分(A)として用い、カップリング成分(B)と反応さ
せて、染料(C)とする。本発明では、これを、混合カ
ップリングして得た染料(C)と呼ぶ場合がある。
【0021】カップリング成分(B)としては、公知慣
用のものが使用できるが、通常はβ−ナフトールであ
る。カップリング成分(B)の調製は、例えばβ−ナフ
トールをアルカリ水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等に溶解し、所望の温度に合わせて完了
する。溶解は30〜50℃で行うのが有利であり、温度
が高すぎると色相不良の原因となるので好ましくない
し、低温では溶解速度が遅く工業的には不利である。
【0022】カップリング成分(B)を溶解するために
用いられるアルカリ水酸化物の量は、カップリング後の
pHが7.0以上となるように選ぶのが適当である。カ
ップリング成分(B)とジアゾ成分(A)の所定の比率
は、通常、モル比で、カップリング成分(B)/ジアゾ
成分(A)=1.00〜1.20、好ましくは1.02
〜1.10の範囲である。
【0023】カップリング反応は、例えばβ−ナフトー
ルのアルカリ水酸化物水溶液中に、ジアゾ化合物を注
ぎ、進行させることができる。カップリング反応はジア
ゾ化合物を注ぎ終えた後、通常1時間以内で完了する様
にするのが好ましい。温度は、0〜50℃が好ましく、
0〜25℃が更に好ましい。カップリング後のpHは通
常7.0以上、好ましくは9.0以上、更に好ましくは
11.0〜13.0である。
【0024】本発明では、染料(C)を、その染料の高
温下にカルシウムレーキ化することが大きな特徴であ
る。レーキ化条件は、よく知られた、極一般的な種種の
条件を参考にすることが出来るが、本発明者は、染料
(C)のレーキ化の条件によって、得られるレーキ顔料
の結晶型が異なることを発見した。
【0025】すなわち、染料(C)と、レーキ化のため
のカルシウム源とを、常温で混合してから高温としてレ
ーキ化する場合と、予め染料(C)を高温にしておい
て、そこにレーキ化のためのカルシウム源を混合してレ
ーキ化する場合とで、結晶型が顕著に異なる場合があ
る。本発明に固有のX線回折角度を有する結晶型は、後
者レーキ化方法の場合に固有に得られる。
【0026】レーキ化には各種カルシウム源を用いるこ
とが出来るが、通常、カルシウム塩が用いられる。この
カルシウム塩としては、例えば塩化カルシウム、酢酸カ
ルシウム、硝酸カルシウム等があるが、経済性を考慮す
れば塩化カルシウムが好ましい。
【0027】カップリングさせて得られた染料のレーキ
化は、その染料が高温となっている状態の下にカルシウ
ム源を加える様にして行うことが出来る。本発明では、
これを、染料の高温下にカルシウムレーキ化を行うとい
う場合がある。
【0028】このレーキ化は、染料懸濁液のpHよりも
やや低いpHとなる様に、染料を、例えばpHを7.0
〜10.0、好ましくは8.5〜9.5に調整した後、
加熱し、染料の温度が、例えば70〜90℃になった
時、カルシウム塩水溶液を加える様にして行うことが出
来る。
【0029】レーキ化後の熱処理は、行うのが良く、例
えば70〜95℃、好ましくは80〜90℃で、0.2
〜5.0時間、好ましくは0.50〜1.0時間の範囲
である。その結果、レーキ化の完結と顔料適性の向上が
計られる。
【0030】こうして得られた懸濁液は、例えばフイル
タープレス、バンドフィルター、吸引濾過器等を用い
て、冷却後濾過または熱時濾過し、常温の水又は熱水で
洗浄することにより、精製できる。こうして得られた、
ペースト状又はウエットケーキ状の湿潤した精製物は、
熱風乾燥器、マイクロ波オーブン、スプレードライヤー
等の任意の手段で乾燥し、粉砕することにより、顔料粉
体とすることが出来る。
【0031】本発明の顔料の一例は、例えば2−クロロ
−4−アミノトルエン−5−スルホン酸のジアゾ化物と
2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン
酸のジアゾ化物とをジアゾ成分(A)として、β−ナフ
トールをカップリング成分(B)として混合カップリン
グして得た染料(C)を、カルシウムレーキ化した化学
構造を有する。
【0032】2−クロロ−4−アミノトルエン−5−ス
ルホン酸40〜60モル%と2−クロロ−5−アミノエ
チルベンゼン−4−スルホン酸60〜40モル%とを混
合した酸混合物を用いてジアゾ化したジアゾ化物(a
1)、または2−クロロ−4−アミノトルエン−5−ス
ルホン酸単独のジアゾ化物40〜60モル%と2−クロ
ロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン酸単独の
ジアゾ化物60〜40モル%とを混合したジアゾ化物
(a2)からなるジアゾ成分(A)と、β−ナフトール
をカップリング成分(B)として混合カップリングによ
り得られた染料(C)を、カルシウム源で70〜90℃
レーキ化した後、70〜95℃で0.2〜5時間熱処理
したものは、X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−K
α)4.6°に強い回折強度を有し、9.2°、14.
0°、17.9°、22.4°、23.4°、24.7
°、および25.7°に弱い回折強度を有したモノアゾ
カルシウムレーキ顔料となる。
【0033】この顔料は、上記の同じ二つのアミノ芳香
族スルホン酸のジアゾ化物混合物を用いて、カルシウム
源を常温で混合してから高温としてレーキ化して得た顔
料よりも、C.I.ピグメント レッド53:1に遥か
に近似した色相を持つ。
【0034】また、上記の二種のうち一方のジアゾ化物
と、β−ナフトールのカップリングにより得られた染料
を、染料の高温下でカルシウム源を混合してレーキ化し
て得た顔料と、もう一方のジアゾ化物と、β−ナフトー
ルのカップリングにより得られた染料を、染料の高温下
でカルシウム源を混合してレーキ化して得た顔料とを等
モル混合した顔料とも異なった、X線回折角度を示す。
【0035】このようにして得られた本発明のモノアゾ
レーキ顔料のX線回折図は、それぞれのジアゾ成分を単
独で用いた場合のX線回折図とは著しい相違を示す新規
結晶型の顔料であり、本発明のモノアゾレーキ顔料を用
いて印刷インキ、プラスチックや塗料にした場合は、両
ジアゾ成分単独から得られる顔料及び両ジアゾ成分単独
から得られる顔料の混合物を用いた場合より、鮮明性お
よび光沢に優れている。
【0036】本発明の新規結晶型モノアゾレーキ顔料
は、バリウムレーキ顔料のように毒性を示すバリウム金
属を含まないので、バリウムレーキ顔料の代替品として
環境・安全・健康という社会的要請を満足する極めて有
用な色材である。
【0037】本発明の顔料は、そのままで、または、更
に、ロジン塩処理及び/又は界面活性剤処理等を行っ
て、汎用塗料、汎用インキ、着色プラスチック成形品等
の汎用着色剤分野で、或いは、表面積等を調製して、電
子写真トナー、電子写真感光体、ジェット記録用イン
ク、液晶カラーフィルター等の先端技術分野で使用する
ことが出来る。
【0038】汎用着色剤分野では、例えば塗料用ワニス
または印刷インキ用ワニスに分散させて、各用途向けの
顔料分散体やマスターバッチとすることが出来る。塗料
や、オフセット用やグラビア用等の印刷インキは、公知
慣用のビヒクル(ワニス)用樹脂に、例えば溶剤、硬化
促進剤(ドライヤー)、レベリング剤、増粘剤、体質顔
料、可塑剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤等
の添加剤を加えて均一となる様に混合することにより得
ることが出来る。
【0039】
【実施例】以下に実施例、比較例および試験例を示し
て、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの
実施例により限定されるものではない。尚、例中の
「部」および「%」は、特に断りがない限り、重量基準
である。
【0040】実施例1 2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸8.
9部と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−ス
ルホン酸9.4部を水250部の中にミキサーを使用し
て強力に分散させた後、20%塩酸水溶液16.8部を
加え、室温で60分間攪拌し、0〜5℃に冷却した。次
いで、40%亜硝酸ソーダ水溶液14.2部を滴下し、
0〜5℃で60分間攪拌してジアゾ化物を得た。
【0041】これとは別にβ−ナフトール12.1部と
水400部、25%苛性ソーダ水溶液19.2部と共に
45℃で30分間攪拌し、溶解させてカップラー溶液を
得た。このカップラー溶液を10℃に冷却し、攪拌しな
がら上記ジアゾ化物を10分間を要して滴下し、10℃
で60分間攪拌を続けてカップリング反応を終了させ、
モノアゾ染料の懸濁液を得た。pHは、12.0〜1
3.0であった。
【0042】この懸濁液に、5%塩酸水溶液を滴下し、
pHを9.0に調整した後、60分間かけて80℃まで
加熱し、80℃になった時、塩化カルシウム2水和物
9.3部を水100部に溶解した液を加え、20分間8
0℃保温してから熱時濾過し、得られた顔料を温水で洗
浄した。洗浄した顔料を90℃で一昼夜乾燥させた後、
粉砕して黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末32.8部
を得た。
【0043】このようにして得た顔料について、理学電
機株式会社製のX線回折装置「RINT1100」を用
いて粉末X線回折法により、Cu−Kα線照射による回
折状態を記録し、図1にその結果を示した。この顔料
は、図1のX線回折図において回折角度(2θ±0.2
°;Cu−Kα)4.6°に強い回折強度を有し、9.
2°、14.0°、17.9°、22.4°、23.4
°、24.7°、および25.7°に弱い回折強度を有
していた。
【0044】なお、X線回折装置の設定は以下の通りと
した。 使 用 電 力 :40KV、30mA サンプリング角度 :0.020° 発散・散乱スリット:1° 受光スリット :0.30mm スキャンスピード :8°/分
【0045】実施例2 2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸8.
0部と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−ス
ルホン酸10.4部を水250部の中にミキサーを使用
して強力に分散させた後、20%塩酸水溶液16.8部
を加え、室温で60分間攪拌し、0〜5℃に冷却した。
次いで、40%亜硝酸ソーダ水溶液14.2部を滴下
し、0〜5℃で60分間攪拌してジアゾ化物を得た。
【0046】これとは別にβ−ナフトール12.1部と
水400部、25%苛性ソーダ水溶液19.2部と共に
45℃で30分間攪拌し、溶解させてカップラー溶液を
得た。このカップラー溶液を10℃に冷却し、攪拌しな
がら上記ジアゾ化物を10分間を要して滴下し、10℃
で60分間攪拌を続けてカップリング反応を終了させ、
モノアゾ染料の懸濁液を得た。pHは、12.0〜1
3.0であった。
【0047】この懸濁液に、5%塩酸水溶液を滴下し、
pHを9.0に調整した後、60分間かけて80℃まで
加熱し、80℃になった時、塩化カルシウム2水和物
9.3部を水100部に溶解した液を加え、20分間8
0℃保温してから熱時濾過し、得られた顔料を温水で洗
浄した。洗浄した顔料を90℃で一昼夜乾燥させた後、
粉砕して黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末32.9部
を得た。
【0048】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にしてCu−Kα線照射によるX線回折状態を
記録したところ、実施例1と同じく回折角度(2θ±
0.2°;Cu−Kα)4.6°に強い回折強度を有
し、9.2°、14.0°、17.9°、22.4°、
23.4°、24.7°、および25.7°に弱い回折
強度を有していた。
【0049】実施例3 2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸9.
8部と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−ス
ルホン酸8.5部を水250部の中にミキサーを使用し
て強力に分散させた後、20%塩酸水溶液16.8部を
加え、室温で60分間攪拌し、0〜5℃に冷却した。次
いで、40%亜硝酸ソーダ水溶液14.2部を滴下し、
0〜5℃で60分間攪拌してジアゾ化物を得た。
【0050】これとは別にβ−ナフトール12.1部と
水400部、25%苛性ソーダ水溶液19.2部と共に
45℃で30分間攪拌し、溶解させてカップラー溶液を
得た。このカップラー溶液を10℃に冷却し、攪拌しな
がら上記ジアゾ化物を10分間を要して滴下し、10℃
で60分間攪拌を続けてカップリング反応を終了させ、
モノアゾ染料の懸濁液を得た。pHは、12.0〜1
3.0であった。
【0051】この懸濁液に、5%塩酸水溶液を滴下し、
pHを9.0に調整した後、60分間かけて80℃まで
加熱し、80℃になった時、塩化カルシウム2水和物
9.3部を水100部に溶解した液を加え、20分間8
0℃保温してから熱時濾過し、得られた顔料を温水で洗
浄した。洗浄した顔料を90℃で一昼夜乾燥させた後、
粉砕して黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末32.7部
を得た。
【0052】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にしてCu−Kα線照射によるX線回折状態を
記録したところ、実施例1と同じく回折角度(2θ±
0.2°;Cu−Kα)4.6°に強い回折強度を有
し、9.2°、14.0°、17.9°、22.4°、
23.4°、24.7°、および25.7°に弱い回折
強度を有していた。
【0053】比較例1 2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸1
7.8部を水250部の中にミキサーを使用して強力に
分散させた後、20%塩酸水溶液16.8部を加え、室
温で60分間攪拌し、0〜5℃に冷却した。次いで、4
0%亜硝酸ソーダ水溶液14.2部を滴下し、0〜5℃
で60分間攪拌してジアゾ化物を得た。
【0054】これとは別にβ−ナフトール12.1部と
水400部、25%苛性ソーダ水溶液19.2部と共に
45℃で30分間攪拌し、溶解させてカップラー溶液を
得た。このカップラー溶液を10℃に冷却し、攪拌しな
がら上記ジアゾ化物を10分間を要して滴下し、10℃
で60分間攪拌を続けてカップリング反応を終了させ、
モノアゾ染料の懸濁液を得た。pHは、12.0〜1
3.0であった。
【0055】この懸濁液に、5%塩酸水溶液を滴下し、
pHを9.0に調整した後、12℃で塩化カルシウム2
水和物9.3部を水100部に溶解した液を加え、80
分間かけて90℃まで加熱し、90分間90℃で攪拌し
てから熱時濾過し、得られた顔料を温水で洗浄した。洗
浄した顔料を90℃で一昼夜乾燥させた後、粉砕して青
味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末31.8部を得た。
【0056】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にしてCu−Kα線照射によるX線回折状態を
記録し、図2のX線回折図において回折角度(2θ±
0.2°;Cu−Kα)5.2°に強い回折強度を有
し、15.7°、24.5°および26.8°に弱い回
折強度を有していた。
【0057】比較例2 2−クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸1
7.8部のかわりに、2−クロロ−5−アミノエチルベ
ンゼン−4−スルホン酸18.8部を用いた以外は比較
例2と同様にして、黄味赤色のモノアゾレーキ顔料粉末
33.0部を得た。
【0058】このようにして得た顔料について、実施例
1と同様にしてCu−Kα線照射によるX線回折状態を
記録し、図4のX線回折図において回折角度(2θ±
0.2°;Cu−Kα)4.3°、5.5°、13.7
°、23.8°、24.8°に強い回折強度を有し、
6.9°、8.5°、10.0°、17.0°、20.
4°、23.3°および26.5°に弱い回折強度を有
していた。
【0059】試験例1 実施例1および比較例1と2で得た、いずれかの顔料
0.5部とインキワニス(大日本インキ化学工業株式会
社製「MG−63ワニス」)1.5部を、オートマチッ
クフーバーマーラーで150ポンドの荷重をかけ、10
0回転で5回練肉してインキを調製した。このインキ
を、小型輪転印刷機(プルフバウ印刷機)でアート紙に
展色した。
【0060】得られた展色紙の彩度(C*)を分光光度
計〔アプライドカラー・システム・インコーポレーテッ
ド(Appliedcolor Systems Inc. )製ACS−1400
STC〕により、また光沢(60°)をヘイズグロスメ
ーター〔ビー・ワイ・ケイ・ガードナー・インコーポレ
ーテッド(BYK-Gardner Inc.)製〕により、それぞれ測
定し、その結果を表1に示した。
【0061】
【表1】
【0062】表1に示した結果から、実施例1で得た顔
料を用いたインキは、比較例1と2で得た顔料を用いた
インキと比較して、彩度、光沢が高く、優れていること
が明きらかである。比較例1と2で得た各顔料を等モル
混合した混合顔料の彩度と光沢は、比較例1の顔料と比
較例2の顔料の平均的な数値を有していた。
【0063】試験例2 実施例1、比較例1と2で得た顔料およびC.I.ピグ
メント レッド53:1(大日本インキ化学工業株式会
社製SYMULER LAKE RED CCONC)
のいずれか0.5部とインキワニス(大日本インキ化学
工業株式会社製「MG−63ワニス」)1.5部を、オ
ートマチックフーバーマーラーで150ポンドの荷重を
かけ、100回転で5回練肉してインキを調製し、得ら
れたインキを小型輪転印刷機(プルフバウ印刷機)でア
ート紙に展色した。
【0064】得られた展色紙の色相(a*、b*)を分
光光度計〔アプライドカラー・システム・インコーポレ
ーテッド(Appliedcolor Systems Inc. )製ACS−1
400STC〕により測定し、その結果を表2に示し
た。
【0065】
【表2】
【0066】表2に示した結果から、実施例1で得た顔
料を用いたインキの色相は、C.I.ピグメント レッ
ド53:1に近似した色相を有していることが明きらか
である。これに対して比較例1、2と3で得た顔料を用
いたインキの色相は、C.I.ピグメント レッド5
3:1と近似した色相を有していないことが明きらかで
ある。
【0067】
【発明の効果】本発明のモノアゾカルシウムレーキ顔料
は、バリウムレーキ顔料であるC.I.ピグメント レ
ッド53:1に近似した色相を有し、鮮明性および光沢
に優れており、しかも毒性を示すバリウム金属を含まな
いので、C.I.ピグメントレッド53:1の代替品と
して、印刷インキ、プラスチックの着色や塗料等に使用
でき、有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た本発明のモノアゾレーキ顔料の
X線回折図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。
【図2】比較例1で得たモノアゾレーキ顔料のX線回折
図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。
【図3】比較例2で得た本発明のモノアゾレーキ顔料の
X線回折図(2θ±0.2°;Cu−Kα)である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線回折角度(2θ±0.2°;Cu−
    Kα)4.6°に強い回折強度を有し、9.2°、1
    4.0°、17.9°、22.4°、23.4°、2
    4.7°、および25.7°に弱い回折強度を有するこ
    とを特徴とするモノアゾカルシウムレーキ顔料。
  2. 【請求項2】 モノアゾカルシウムレーキ顔料が、2−
    クロロ−4−アミノトルエン−5−スルホン酸のジアゾ
    化物と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−ス
    ルホン酸のジアゾ化物とをジアゾ成分(A)として、β
    −ナフトールをカップリング成分(B)として混合カッ
    プリングして得た染料(C)を、カルシウムレーキ化し
    た化学構造を有する請求項1記載のモノアゾカルシウム
    レーキ顔料。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの異なるアミノ芳香族ス
    ルホン酸のジアゾ化物をジアゾ成分(A)として、β−
    ナフトールをカップリング成分(B)として混合カップ
    リングして得た染料(C)を、その染料の高温下にカル
    シウムレーキ化を行うことを特徴とするモノアゾカルシ
    ウムレーキ顔料の製造方法。
  4. 【請求項4】 モノアゾカルシウムレーキ顔料が、X線
    回折角度(2θ±0.2°;Cu−Kα)4.6°に強
    い回折強度を有し、9.2°、14.0°、17.9
    °、22.4°、23.4°、24.7°、および2
    5.7°に弱い回折強度を有するものである請求項3記
    載のモノアゾカルシウムレーキ顔料の製造方法。
  5. 【請求項5】 ジアゾ成分(A)が、2−クロロ−4−
    アミノトルエン−5−スルホン酸のジアゾ化物と2−ク
    ロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン酸のジ
    アゾ化物とから構成されている、請求項3または4記載
    のモノアゾカルシウムレーキ顔料の製造方法。
  6. 【請求項6】 ジアゾ化物からなるジアゾ成分(A)
    の、原料となるアミノ芳香族スルホン酸が、2−クロロ
    −4−アミノトルエン−5−スルホン酸40〜60モル
    %と2−クロロ−5−アミノエチルベンゼン−4−スル
    ホン酸60〜40モル%とから構成されている、請求項
    3または4記載のモノアゾカルシウムレーキ顔料の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 染料(C)を、カルシウム源で70〜9
    0℃レーキ化した後、70〜95℃で0.2〜5時間熱
    処理する請求項3又は4記載のモノアゾカルシウムレー
    キ顔料の製造方法。
  8. 【請求項8】 2−クロロ−4−アミノトルエン−5−
    スルホン酸のジアゾ化物40〜60モル%と2−クロロ
    −5−アミノエチルベンゼン−4−スルホン酸のジアゾ
    化物60〜40モル%をジアゾ成分(A)とし、β−ナ
    フトールをカップリング成分(B)として混合カップリ
    ングにより得られる染料(C)を、カルシウム源で70
    〜90℃レーキ化した後、70〜95℃で0.2〜5時
    間熱処理することを特徴とするモノアゾカルシウムレー
    キ顔料の製造方法。
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