JPH11292853A - 4−クロロ−5−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジン及びその製法 - Google Patents

4−クロロ−5−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジン及びその製法

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JPH11292853A
JPH11292853A JP10241498A JP10241498A JPH11292853A JP H11292853 A JPH11292853 A JP H11292853A JP 10241498 A JP10241498 A JP 10241498A JP 10241498 A JP10241498 A JP 10241498A JP H11292853 A JPH11292853 A JP H11292853A
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Katsutoshi Fujii
勝利 藤井
Yoshinori Yamanaka
良典 山中
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、医薬・農薬などの中間体として有
用な新規4−クロロ−5−ヨード−6−(α−置換エチ
ル)ピリミジンを提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の4−クロロ−5−ヨード−6−
(α−置換エチル)ピリミジンは、次式(1) 【化1】 (式中、Rはハロゲン原子、炭素原子数2〜4個のアシ
ルオキシ基あるいは水酸基を表わし;*は不斉炭素原子
を表わす。)で示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬・農薬の中間
体などとして有用である新規な4−クロロ−5−ヨード
−6−(α−置換エチル)ピリミジンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】医薬・農薬の中間体などとして有用な
4,5−ジハロゲノ−6−(α−置換エチル)ピリミジ
ンは幾つか知られている(例えば、特開平5−3201
41号公報など)。しかしながら、本発明のようなピリ
ミジン環5位がヨード原子で置換されたの4−クロロ−
5−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジンの開示
は認められない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、医薬
・農薬の中間体などとして有用な新規な4−クロロ−5
−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジンを提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、新規な4−クロロ−
5−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジンを合成
する方法を見出し、本発明を完成した。即ち、本発明は
次の通りである。第1の発明は、 次式(1):
【0005】
【化10】
【0006】(式中、Rはハロゲン原子、炭素原子数2
〜4個のアシルオキシ基又は水酸基を表わし;*は不斉
炭素原子を表す。)で示される4−クロロ−5−ヨード
−6−(α−置換エチル)ピリミジンに関するものであ
る。第2の発明は、 次式(2):
【0007】
【化11】
【0008】で示されるピリミジン類と 次式(3):
【0009】
【化12】
【0010】(式中、R1 は塩素原子又は臭素原子を表
す。)で示されるハロゲン類とを反応させることを特徴
とする請求項1記載の式(1)に於いてRが塩素原子又
は臭素原子である4−クロロ−5−ヨード−6−(α−
置換エチル)ピリミジンに関するものである。第3の発
明は、 次式(1−1):
【0011】
【化13】
【0012】(式中、R1 及び*は前記と同義であ
る。)で示されるピリミジン類と 次式(4):
【0013】
【化14】
【0014】(式中、R2 は前記と同義である。)で示
される低級脂肪酸類とを反応させることを特徴とする請
求項1記載の式(1)に於いてRが炭素原子数2〜4個
のアシルオキシ基である4−クロロ−5−ヨード−6−
(α−置換エチル)ピリミジンの製法に関するものであ
る。第4の発明は、 次式(1−2):
【0015】
【化15】
【0016】(式中、R2 及び*は前記と同義であ
る。)で示されるピリミジン類と 次式(5):
【0017】
【化16】
【0018】(式中、Mはアルカリ金属を表す。)で示
される無機塩基とを反応させることを特徴とする請求項
1記載の式(1)に於いてRが水酸基である4−クロロ
−5−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジンの製
法に関するものである。第5の発明は、 次式(1−3):
【0019】
【化17】 (式中、*は前記と同義である。)
【0020】で示されるピリミジン類と 次式(6):
【0021】
【化18】
【0022】で示されるフッ素化剤とを反応させること
を特徴とする請求項1記載の式(1)に於いてRがフッ
素原子である4−クロロ−5−ヨード−6−(α−置換
エチル)ピリミジンの製法に関するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。前記の各化合物で表した各種の置換基は、次の通
りである。Rは、ハロゲン原子、炭素原子数2〜4個の
アシルオキシ基又は水酸基である。Rにおけるハロゲン
原子としては塩素原子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素
原子などを挙げることができるが;塩素原子,臭素原
子,フッ素原子が好ましい。炭素原子数2〜4個のアシ
ルオキシ基としては、直鎖状又は分岐状のアルキル基を
有するものを挙げることができるが;アセチルオキシ基
が好ましい。本発明の化合物(1)は*で示した不斉炭
素原子を含むので、これらに由来する個々の光学異性
体、ラセミ体、又はそれらの混合物のいずれも本発明に
含まれる。
【0024】本発明の化合物(1)の合成法1〜4を、
さらに詳細に述べる。 (合成法1)合成法1は、化合物(2)と化合物(3)
とを、溶媒中で反応させて化合物(1)を得る方法であ
る。
【0025】溶媒の種類としては、本反応に直接関与し
ないものであれば特に限定されず、例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレン、メチルナフタリン、石油エーテ
ル、リグロイン、ヘキサン、クロルベンゼン、ジクロル
ベンゼン、クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエ
タン、トリクロルエチレンのような塩素化された又はさ
れていない芳香族、脂肪族、脂環式の炭化水素類;テト
ラヒドロフラン、シオキサン、ジエチルエーテルなどの
ようなエーテル類;及び前記溶媒の混合物などを挙げる
ことができるが;クロロホルム、ジクロルメタン、ジク
ロルエタンのような塩素化された脂肪族炭化水素類が好
ましい。
【0026】溶媒の使用量は、化合物(2)が5〜80
重量%になるようにして使用することができるが;10
〜70重量%が好ましい。反応温度は、特に限定されな
いが、室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内で
あり;10〜30℃が好ましい。反応時間は、前記の濃
度、温度によって変化するが;通常0.5〜5時間であ
る。原料化合物の使用量は、化合物(2)に対して化合
物(3)が、1.0〜5倍モルであるが;1〜1.3倍
モルが好ましい。本発明で用いる化合物(8)は、(例
えば、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサィエティ(J
CS)3478〜3481(1955)に記載の方法に
準じて、次式に示す方法で製造できる。
【0027】
【化19】
【0028】以上のようにして製造された目的の化合物
(1)は、反応終了後、抽出、濃縮、ロ過などの通常の
後処理を行い、必要に応じて蒸留、再結晶、各種クロマ
トグラフィーなどの公知の手段で適宣精製することがで
きる。
【0029】(合成法2)合成法2は、化合物(1−
1)と化合物(4)とを溶媒中、塩基の存在下に反応さ
せて化合物(1−2)(化合物(1)におけるR1 が炭
素原子数2〜4個のアシルオキシ基である化合物)を得
る方法である。溶媒の種類としては、エーテル類、ケト
ン類、N,N−ジメチルアセトアミドの様なアミド類;
1,3−ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラン、
ジメチルスルホキサイド;及び前記溶媒の混合物を挙げ
ることができるが;アミド類のN,N−ジメチルホルム
アミドが好ましい。溶媒の使用量は、化合物(1−1)
が5〜80重量%になるようにして使用することができ
るが;10〜70重量%が好ましい。
【0030】塩基の種類としては、特に限定されず、有
機及び無機塩基、例えばトリエチルアミンのような第3
級アミン、DBUなどの有機塩基、アルカリ金属及びア
ルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水
素塩などの無機塩基を挙げることができるが;無機塩基
の炭酸カリウムが好ましい。塩基の使用量は、化合物
(1−1)に対して1〜5倍モルであるが;2〜5倍モ
ルが好ましい。反応温度は、特に限定されないが、室温
から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり;50
〜100℃が好ましい。反応時間は、前記の濃度、温度
によって変化するが;0.5〜8時間である。化合物
(4)は、市販品を使用することができる。以上のよう
にして製造された目的の化合物(1−2)は、反応終了
後、抽出、濃縮、ろ過などの通常の後処理を行い、必要
に応じて再結晶、各種クロマトグラフィーなどの公知の
手段で適宣精製することができる。
【0031】(合成法3)合成法3は、化合物(1−
2)と化合物(5)とを溶媒中、反応させて化合物(1
−3)を得る方法である。溶媒の種類としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのよ
うなアルコール類、アセトニトリル、プロピオニトリル
などのようなニトリル類、アセトン、メチルエチルケト
ンなどのようなケトン類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルフォキシド、スルフォラン、N,N−
ジメチルイミダゾリジノン、N−メチルピロリドンなど
のような非プロトン性極性溶媒、水;及び前記溶媒の混
合物を挙げることができるが;アルコール類(メタノー
ル、エタノール)と水の混合物が好ましい。溶媒の使用
量は、化合物(1−2)が5〜80重量%になるように
して使用することができるが;10〜70重量%が好ま
しい。化合物(5)としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのような無機塩基を挙げることが;水酸
化ナトリウムが好ましい。
【0032】化合物(5)の使用量は、化合物(1−
2)に対して1〜2倍モルであるが;1〜1.5倍モル
が好ましい。反応温度は、0℃から使用する溶媒の沸点
以下の温度範囲内であるが;室温〜50℃が好ましい。
反応時間は、前記の濃度、温度によって変化するが;
0.5〜3時間である。以上のようにして製造された目
的の化合物(1−3)は、反応終了後、抽出、濃縮、ろ
過などの通常の後処理を行い、必要に応じて再結晶、各
種クロマトグラフィーなどの公知の手段で適宣精製する
ことができる。
【0033】(合成法4)合成法4は、化合物(1−
3)と化合物(6)とを溶媒中あるいは無溶媒で反応さ
せ化合物(1−4)を得る方法である。溶媒の種類とし
ては、塩素化された又はされていない芳香族、脂肪族、
脂環式の炭化水素類、エーテル類などを挙げることがで
きるが;塩素化された脂肪族炭化水素類であるジクロロ
メタンが好ましい。 溶媒の使用量は、化合物(1−
2)が5〜80重量%になるようにして使用することが
できるが;10〜70重量%が好ましい。反応温度は、
特に限定されないが、室温から使用する溶媒の沸点以下
の温度範囲内であり;0℃〜室温が好ましい。反応時間
は、前記の濃度、温度によって変化するが;0.5〜1
時間である。
【0034】化合物(6)としては、特に限定されない
が;市販品である前述のジエチルアミノサルファートリ
フルオライド(DAST)が好ましい。化合物(6)の
使用量は、化合物(1−2)に対して1〜2倍モルであ
るが;1〜1.5倍モルが好ましい。以上のようにして
製造された目的の化合物(1−3)は、反応終了後、抽
出、濃縮、ろ過などの通常の後処理を行い、必要に応じ
て再結晶、各種クロマトグラフィーなどの公知の手段で
適宣精製することができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例によって具
体的に説明する。なお、これらは、本発明の範囲を限定
するものではない。
【0036】参考例1〔化合物(7)及び化合物(8)
の合成法〕 (1)6−エチル−4−ヒドロキシ−5−ヨードピリミ
ジン〔化合物(7)〕の合成 ヨード(50.8g)を酢酸(700ml)に加え、塩
素(15g)を吹き込んだ溶液に、6−エチル−4−ヒ
ドロキシピリミジン(50g)の酢酸(150ml)溶
液を滴下し、4時間撹拌した。反応終了後、減圧下に酢
酸を留去し、得られた結晶を酢酸エチルによる再結晶で
精製することによって、無色結晶である目的化合物を2
4.8g得た。
【0037】m.p.192〜193℃1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.22〜1.25(3H,q)、2.84〜2.90
(2H,q) 7.98(1H,s)、9.74〜11.24(1H,
bs)
【0038】(2)4−クロロ−6−エチル−5−ヨー
ドピリミジン〔化合物(8)〕の合成 6−エチル−4−ヒドロキシ−5−ヨードピリミジン
(10g)にオキシ塩化リン(40g)を加え、4時間
加熱還流した。反応終了後、過剰のオキシ塩化リンを減
圧下に留去し、得られた残渣を氷水中に注加し、トルエ
ンで目的化合物を抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得
られた油状物をシリカゲルカラム(ワコーゲルC−20
0,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製する
ことによって、淡黄色結晶である目的化合物を9.3g
得た。
【0039】m.p.48〜50℃1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.28〜1.34(3H,t)、3.02〜3.09
(1H,q) 8.78(1H,s)
【0040】実施例1〔化合物(1)の合成法〕 (1)4−クロロ−6−(1−クロロエチル)−5−ヨ
ードピリミジン(化合物1)の合成 4−クロロ−6−エチル−5−ヨードピリミジン(5
g)をクロロフォルム(100ml)に溶解し、室温撹
拌下に塩素ガスを吹き込んだ。反応終了後、窒素ガスを
吹き込み過剰の塩素ガスを除去後、減圧下に溶媒を留去
した。得られた油状物をシリカゲルカラム(ワコーゲル
C−200,トルエン:酢酸エチル=20:1溶出)で
精製することによって、淡黄色油状液体である目的化合
物を3.4g得た。
【0041】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.87〜1.90(3H,d)、5.44〜5.51
(1H,q) 8.86(1H,s)
【0042】(2)4−クロロ−6−(1−フルオロエ
チル)−5−ヨードピリミジン(化合物3)の合成 5−クロロ−6−(1−ヒドロキシエチル)−4−(2
−(4−ヒドロキシフェニル)エチルアミノ)ピリミジ
ン(0.5g)をジクロロメタン(20ml)に溶解
し、氷冷、撹拌下にジエチルアミノサルファートリフル
オライド(0.3g)を滴下し、さらに1時間室温で撹
拌して反応を完結した。反応混合物に冷水を加え、ジク
ロロメタン層を分取し、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。次いで、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、ク
ロロホルム溶出)で精製することによって、淡黄色液体
である目的物を0.4g得た。
【0043】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.63〜1.77(3H,d−d)、5.88〜6.
08(1H,d−q) 8.70(1H,s)
【0044】(3)6−(1−アセトキシエチル)−4
−クロロ−5−ヨードピリミジン(化合物4)の合成 4−クロロ−6−(1−クロロエチル)−5−ヨードピ
リミジン(3.6g)をN,N−ジメチルホルムアミド
(70ml)に溶解し、酢酸カリウム(2.4g)と炭
酸カリウム(0.7g)を加え、約60℃で4時間加熱
撹拌した。反応終了後、反応混合物に水を加え、分離す
る油状物をトルエンで抽出し、水洗後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−
200、トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製
することによって、無色結晶である目的物を1.0g得
た。
【0045】m.p.55〜58℃1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.57〜1.60(3H,d)、2.14(3H,
s) 5.99〜6.09(1H,q)、8.83(1H,
s)
【0046】(4)4−クロロ−6−(1−ヒドロキシ
エチル)−5−ヨードピリミジン(化合物6)の合成 4−クロロ−6−(1−アセトキシエチル)−5−ヨー
ドピリミジン(1.0g)をエタノール(20ml)に
溶解し、撹拌下に1N−水酸化ナトリウム水溶液(20
ml)を滴下した。滴下後、更に1時間室温で撹拌し、
反応を完結した。次いで、減圧下溶媒を留去し、酢酸エ
チルで目的化合物を抽出し、水洗、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後に溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200、ト
ルエン:酢酸エチル=20:1溶出)で精製することに
よって、淡黄色油状液体である目的物を0.5g得た。
【0047】1H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.43〜1.46(3H,d)、4.13〜4.16
(1H,m) 5.09〜5.17(1H,q)、8.64(1H,
s)
【0048】(5)表1中のその他の化合物(1)の合
成 前記(1)〜(4)に記載の方法に準じて、表1中のその他の
化合物(1)を合成した。以上のように合成した化合物
(1)及びそれらの物性を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】(注)1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.06〜2.08(3H,d)、5.43〜5.51
(1H,q) 8.84(1H,s)
【0051】
【発明の効果】本発明の新規な4−クロロ−5−ヨード
−6−(α−置換エチル)ピリミジンは、医薬・農薬な
どの中間体として有用である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(1): 【化1】 (式中、Rはハロゲン原子、炭素原子数2〜4個のアシ
    ルオキシ基又は水酸基を表わし;*は不斉炭素原子を表
    す。)で示される4−クロロ−5−ヨード−6−(α−
    置換エチル)ピリミジン。
  2. 【請求項2】次式(2): 【化2】 で示されるピリミジン類と 次式(3): 【化3】 (式中、R1 は塩素原子又は臭素原子を表す。)で示さ
    れるハロゲン類とを反応させることを特徴とする請求項
    1記載の式(1)に於いてRが塩素原子又は臭素原子で
    ある4−クロロ−5−ヨード−6−(α−置換エチル)
    ピリミジンの製法。
  3. 【請求項3】次式(1−1): 【化4】 (式中、R1 及び*は前記と同義である。)で示される
    ピリミジン類と 次式(4): 【化5】 (式中、R2 は炭素原子数2〜4個のアシルオキシ基を
    表す。)で示される低級脂肪酸類とを反応させることを
    特徴とする請求項1記載の式(1)に於いてRが炭素原
    子数2〜4個のアシルオキシ基である4−クロロ−5−
    ヨード−6−(α−置換エチル)ピリミジンの製法。
  4. 【請求項4】次式(1−2): 【化6】 (式中、R2 及び*は前記と同義である。)で示される
    ピリミジン類と 次式(5): 【化7】 (式中、Mはアルカリ金属を表す。)で示される無機塩
    基とを反応させることを特徴とする請求項1記載の式
    (1)に於いてRが水酸基である4−クロロ−5−ヨー
    ド−6−(α−置換エチル)ピリミジンの製法。
  5. 【請求項5】次式(1−3): 【化8】 (式中、*は前記と同義である。)で示されるピリミジ
    ン類と 次式(6): 【化9】 で示されるフッ素化剤とを反応させることを特徴とする
    請求項1記載の式(1)に於いてRがフッ素原子である
    4−クロロ−5−ヨード−6−(α−置換エチル)ピリ
    ミジンの製法。
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