JPH11292150A - 包装用緩衝材 - Google Patents
包装用緩衝材Info
- Publication number
- JPH11292150A JPH11292150A JP10097135A JP9713598A JPH11292150A JP H11292150 A JPH11292150 A JP H11292150A JP 10097135 A JP10097135 A JP 10097135A JP 9713598 A JP9713598 A JP 9713598A JP H11292150 A JPH11292150 A JP H11292150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic foam
- foam sheet
- packaging
- plastic
- cushioning material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチック気泡シートの小片をピロー包装
袋に収容した緩衝詰物において、気泡シート小片が振動
や荷重により偏って存在するようになることがなく、し
たがって、突き刺しに対する抵抗力が高く、かつ袋が開
封しても小片が散乱することのない緩衝詰物を提供する
こと。 これに加えて、収容する気泡シート小片の材料
として、従来から行なわれていた、気泡シートの端材や
規格外品、回収品を利用することを可能にすること。 【解決手段】 長尺のプラスチックフィルムの両側縁を
合掌貼りにして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方向に
ヒートシールしてピロー包装袋を形成し、その際に内部
に収容する緩衝性材料として、プラスチック気泡シート
を複数枚重ねた積層体を溶断することにより切り出し形
成したプラスチック気泡シートブロックを、1個または
数個使用する。 溶断の対象となる積層体は、上下2枚
のプラスチックシートの間にプラスチック気泡シートの
小片を複数層重ねて挟み、溶断により溶断線に沿った部
分でプラスチック気泡シートの縁に溶着を生じさせてな
るものが好適である。
袋に収容した緩衝詰物において、気泡シート小片が振動
や荷重により偏って存在するようになることがなく、し
たがって、突き刺しに対する抵抗力が高く、かつ袋が開
封しても小片が散乱することのない緩衝詰物を提供する
こと。 これに加えて、収容する気泡シート小片の材料
として、従来から行なわれていた、気泡シートの端材や
規格外品、回収品を利用することを可能にすること。 【解決手段】 長尺のプラスチックフィルムの両側縁を
合掌貼りにして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方向に
ヒートシールしてピロー包装袋を形成し、その際に内部
に収容する緩衝性材料として、プラスチック気泡シート
を複数枚重ねた積層体を溶断することにより切り出し形
成したプラスチック気泡シートブロックを、1個または
数個使用する。 溶断の対象となる積層体は、上下2枚
のプラスチックシートの間にプラスチック気泡シートの
小片を複数層重ねて挟み、溶断により溶断線に沿った部
分でプラスチック気泡シートの縁に溶着を生じさせてな
るものが好適である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック気泡
シートを用いた包装用緩衝材、とくに包装箱の内部の空
間に充填する、緩衝詰物として好適な緩衝材の改良に関
する。
シートを用いた包装用緩衝材、とくに包装箱の内部の空
間に充填する、緩衝詰物として好適な緩衝材の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】包装箱に被包装物を入れたとき、余った
空間を満たして、被包装物の移動を防いだり、緩衝作用
を高めたりする目的で、種々の緩衝詰物が考案され、使
用されている。 そのひとつに、プラスチック気泡シー
ト、すなわち、多数の突起を設けたプラスチックフィル
ムと平坦なプラスチックフィルムとを貼り合わせ、突起
の内部に空気を封入してなるものの小片を、ピロー包装
体、すなわち、長尺のプラスチックフィルムの両側縁を
合掌貼りにして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方向に
ヒートシールして袋を形成したものの中に収容した緩衝
材がある。 気泡シートの小片が入っているということ
は、単に空気を封入しただけのピロー包装体に比べて、
高い緩衝力と信頼性とをもっている。
空間を満たして、被包装物の移動を防いだり、緩衝作用
を高めたりする目的で、種々の緩衝詰物が考案され、使
用されている。 そのひとつに、プラスチック気泡シー
ト、すなわち、多数の突起を設けたプラスチックフィル
ムと平坦なプラスチックフィルムとを貼り合わせ、突起
の内部に空気を封入してなるものの小片を、ピロー包装
体、すなわち、長尺のプラスチックフィルムの両側縁を
合掌貼りにして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方向に
ヒートシールして袋を形成したものの中に収容した緩衝
材がある。 気泡シートの小片が入っているということ
は、単に空気を封入しただけのピロー包装体に比べて、
高い緩衝力と信頼性とをもっている。
【0003】この種の緩衝詰物の問題点は、内部に収容
したプラスチック気泡シートがバラバラの小片であるた
め、振動や荷重が加わったときにピロー包装体内部で偏
りが生じやすいことである。 気泡シート小片が存在し
なくなったり、ごく少なくなった部分では、緩衝力が低
下する。 そのようになった部分は突き刺しに弱いか
ら、被包装物の形状によっては、突起部分が突き抜けて
しまい、緩衝力を全面的に失う危険がある。 また、こ
の種の緩衝詰物の袋が破れたり、不用意に開封してしま
ったような場合には、内部に収容されていた気泡シート
の小片が散乱して好ましくない。
したプラスチック気泡シートがバラバラの小片であるた
め、振動や荷重が加わったときにピロー包装体内部で偏
りが生じやすいことである。 気泡シート小片が存在し
なくなったり、ごく少なくなった部分では、緩衝力が低
下する。 そのようになった部分は突き刺しに弱いか
ら、被包装物の形状によっては、突起部分が突き抜けて
しまい、緩衝力を全面的に失う危険がある。 また、こ
の種の緩衝詰物の袋が破れたり、不用意に開封してしま
ったような場合には、内部に収容されていた気泡シート
の小片が散乱して好ましくない。
【0004】気泡シートを小片の形で収容するのは、大
きいままではピロー包装袋の形成とともに収容すること
は困難であるのに対し、小さくすれば自動充填機で流動
させながら投入できるということが、主たる理由であ
る。 そのため、気泡シートをわざわざ裁断して使用し
ていた。 もっとも、気泡シートの端材を適当に切断し
たものも使用でき、材料の有効利用につながるとして行
なわれており、これも、小片を使用するいまひとつの理
由である。
きいままではピロー包装袋の形成とともに収容すること
は困難であるのに対し、小さくすれば自動充填機で流動
させながら投入できるということが、主たる理由であ
る。 そのため、気泡シートをわざわざ裁断して使用し
ていた。 もっとも、気泡シートの端材を適当に切断し
たものも使用でき、材料の有効利用につながるとして行
なわれており、これも、小片を使用するいまひとつの理
由である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、上述したような、プラスチック気泡シートの小片を
ピロー包装袋に収容した緩衝詰物において、気泡シート
小片が振動や荷重によって偏在することがなく、したが
って、突き刺しに耐え、袋が開封することがあっても小
片が散乱することのない緩衝詰物を提供することにあ
る。
は、上述したような、プラスチック気泡シートの小片を
ピロー包装袋に収容した緩衝詰物において、気泡シート
小片が振動や荷重によって偏在することがなく、したが
って、突き刺しに耐え、袋が開封することがあっても小
片が散乱することのない緩衝詰物を提供することにあ
る。
【0006】本発明の付随的な目的は、上記のような特
性を持った緩衝詰物の製造に、従来から行なわれていた
気泡シートの端材や規格外品、回収品などの利用を、や
はり可能にすることにある。
性を持った緩衝詰物の製造に、従来から行なわれていた
気泡シートの端材や規格外品、回収品などの利用を、や
はり可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の主たる目的を達
成する包装用緩衝材は、全体の構成を図1および図2に
示すように、長尺のプラスチックフィルムの両側縁を合
掌貼り(2)にして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方
向にヒートシール(3)してピロー包装袋(1)を形成
し、その際に内部に緩衝性材料を収容してなる包装用緩
衝材において、緩衝性材料として、図3および図4に示
すような、プラスチック気泡シートを複数枚重ねて周囲
を溶断することにより形成したプラスチック気泡シート
ブロック(4)を1個または数個使用したことを特徴と
する。
成する包装用緩衝材は、全体の構成を図1および図2に
示すように、長尺のプラスチックフィルムの両側縁を合
掌貼り(2)にして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方
向にヒートシール(3)してピロー包装袋(1)を形成
し、その際に内部に緩衝性材料を収容してなる包装用緩
衝材において、緩衝性材料として、図3および図4に示
すような、プラスチック気泡シートを複数枚重ねて周囲
を溶断することにより形成したプラスチック気泡シート
ブロック(4)を1個または数個使用したことを特徴と
する。
【0008】本発明の付随的な目的を達成する包装用緩
衝材は、上記のプラスチック気泡シートブロック(4)
が、上下2枚のプラスチックシート(41および42)
の間にプラスチック気泡シートの小片(43)を複数層
重ねて挟み、溶断により溶断面(5)に沿った部分でプ
ラスチック気泡シートの縁に溶着を生じさせてなるもの
である。 上下2枚のプラスチックシート(41および
42)は、図4に示すようにプラスチック気泡シートを
使用することが好ましいが、単なるフラットシートであ
ってもよい。
衝材は、上記のプラスチック気泡シートブロック(4)
が、上下2枚のプラスチックシート(41および42)
の間にプラスチック気泡シートの小片(43)を複数層
重ねて挟み、溶断により溶断面(5)に沿った部分でプ
ラスチック気泡シートの縁に溶着を生じさせてなるもの
である。 上下2枚のプラスチックシート(41および
42)は、図4に示すようにプラスチック気泡シートを
使用することが好ましいが、単なるフラットシートであ
ってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の包装用緩衝材に使用する
プラスチック気泡シートは、常用のプラスチック、代表
的にはポリエチレンを材料として製造したものが好適で
ある。 気泡の直径、高さ、分布のピッチなどは、気泡
シートブロックの形状・寸法、ひいてはピロー包装体の
形状・寸法とともに、緩衝材の用途に応じて、適宜選択
すべきである。 プラスチック気泡シートは、通常の製
品のみならず、前記した端材、規格外の製品、使用済み
の回収品などを利用することができる。
プラスチック気泡シートは、常用のプラスチック、代表
的にはポリエチレンを材料として製造したものが好適で
ある。 気泡の直径、高さ、分布のピッチなどは、気泡
シートブロックの形状・寸法、ひいてはピロー包装体の
形状・寸法とともに、緩衝材の用途に応じて、適宜選択
すべきである。 プラスチック気泡シートは、通常の製
品のみならず、前記した端材、規格外の製品、使用済み
の回収品などを利用することができる。
【0010】包装用緩衝材中に収容するプラスチック気
泡シートブロックは、図に例示したような、形状を直方
体にして、ピロー包装袋にブロックを1個収容するに適
した寸法とするのがよい。 複数入れる場合も、2〜3
個程度の少数とし、ピロー包装体の長手方向に詰めて入
れるのが適当である。 気泡シートを重ねて溶断するこ
とによりブロックを作ると、溶断に関与した気泡シート
小片は、上下においた広いプラスチック気泡シートまた
はフラットシートとともに、溶断面で相互に融着し、拘
束されている。 ブロックの内部にあって溶断に関与し
なかった気泡シート小片は、拘束されていないが、あま
り自由に動けるわけではないので、ブロックの内部にあ
る小片も、実質上は流動性をもっていない。
泡シートブロックは、図に例示したような、形状を直方
体にして、ピロー包装袋にブロックを1個収容するに適
した寸法とするのがよい。 複数入れる場合も、2〜3
個程度の少数とし、ピロー包装体の長手方向に詰めて入
れるのが適当である。 気泡シートを重ねて溶断するこ
とによりブロックを作ると、溶断に関与した気泡シート
小片は、上下においた広いプラスチック気泡シートまた
はフラットシートとともに、溶断面で相互に融着し、拘
束されている。 ブロックの内部にあって溶断に関与し
なかった気泡シート小片は、拘束されていないが、あま
り自由に動けるわけではないので、ブロックの内部にあ
る小片も、実質上は流動性をもっていない。
【0011】いずれにせよ、ほぼ一定の形状のブロック
であれば、ピロー包装体の形成、具体的には合掌貼りに
際して、形成された筒状体の中へ順次詰め込むことが容
易であって、全製造工程の自動化も可能である。 合掌
貼りを行なって筒状体を得る装置には、縦型のものと横
型のものがあるが、本発明の方法を実施する装置として
は、どちらも使用できる。 一般には、封入するブロッ
クが重力で収まるならば縦型がよさそうであるが、気泡
シートのブロックは軽くて落下しにくいので、筒状体の
内部で所定の位置に納めるには、やはり、筒状体に投入
したブロックを押し進める機構が必要である。 そのよ
うな機構は、合掌貼りの能率に影響を与えることなく、
ピロー包装装置に付加することができる。
であれば、ピロー包装体の形成、具体的には合掌貼りに
際して、形成された筒状体の中へ順次詰め込むことが容
易であって、全製造工程の自動化も可能である。 合掌
貼りを行なって筒状体を得る装置には、縦型のものと横
型のものがあるが、本発明の方法を実施する装置として
は、どちらも使用できる。 一般には、封入するブロッ
クが重力で収まるならば縦型がよさそうであるが、気泡
シートのブロックは軽くて落下しにくいので、筒状体の
内部で所定の位置に納めるには、やはり、筒状体に投入
したブロックを押し進める機構が必要である。 そのよ
うな機構は、合掌貼りの能率に影響を与えることなく、
ピロー包装装置に付加することができる。
【0012】本発明の包装用緩衝材は、幅方向のヒート
シール(3)を施すと同時に、または施した後に、ヒー
トシール部のほぼ中央から切り離して1個ずつのピロー
包装体の形で使用してもよいし、2個以上連続した形で
使用してもよい。 後者の場合には、図1にみるよう
に、幅方向のヒートシールにミシン目(6)を入れてお
くと、使用に当たり任意の個数に切断することが容易で
あって、好都合である。ミシン目は、ヒートシールと同
時に入れることができる。
シール(3)を施すと同時に、または施した後に、ヒー
トシール部のほぼ中央から切り離して1個ずつのピロー
包装体の形で使用してもよいし、2個以上連続した形で
使用してもよい。 後者の場合には、図1にみるよう
に、幅方向のヒートシールにミシン目(6)を入れてお
くと、使用に当たり任意の個数に切断することが容易で
あって、好都合である。ミシン目は、ヒートシールと同
時に入れることができる。
【0013】
【実施例】LDポリエチレンを材料とし、直径8mm、高
さ4mm、ピッチ11mmの気泡が千鳥状に並んだ常用のプ
ラスチック気泡シートを、それぞれの気泡を向かい合わ
せて配置した。 それらの間に、同じ気泡シートの10
〜30cm角に裁断したものと、端材を切断してこれにほ
ぼ相当する大きさにしたものとを半分ずつ使用し、複数
層重ねたものを挟んだ。 全体の厚さは、約5cmであ
る。 この重ねた気泡シートを、ニクロム線に通電し温
度を高めたもので溶断し、長さ30cm、幅25cm、高さ
5cmのブロックを得た。 溶断面において、上下2枚の
気泡シートおよび溶断された気泡シート小片は、相互に
融着してブロックを形成していた。 ブロック内部にあ
る気泡シート小片は融着せず独立していたが、自由に動
けるほどではなかった。
さ4mm、ピッチ11mmの気泡が千鳥状に並んだ常用のプ
ラスチック気泡シートを、それぞれの気泡を向かい合わ
せて配置した。 それらの間に、同じ気泡シートの10
〜30cm角に裁断したものと、端材を切断してこれにほ
ぼ相当する大きさにしたものとを半分ずつ使用し、複数
層重ねたものを挟んだ。 全体の厚さは、約5cmであ
る。 この重ねた気泡シートを、ニクロム線に通電し温
度を高めたもので溶断し、長さ30cm、幅25cm、高さ
5cmのブロックを得た。 溶断面において、上下2枚の
気泡シートおよび溶断された気泡シート小片は、相互に
融着してブロックを形成していた。 ブロック内部にあ
る気泡シート小片は融着せず独立していたが、自由に動
けるほどではなかった。
【0014】気泡シートと同様な材料で作った幅65cm
の長尺フィルムを繰り出し、縦型自動充填式のピロー包
装機に供給した。 両縁部を合掌貼りして筒状体とし、
その中へ上記の気泡シートブロックを1個ずつ投入し、
長手方向に約36cmごとにヒートシールすると同時に、
ヒートシール部のほぼ中央に、切断のためのミシン目を
入れた。
の長尺フィルムを繰り出し、縦型自動充填式のピロー包
装機に供給した。 両縁部を合掌貼りして筒状体とし、
その中へ上記の気泡シートブロックを1個ずつ投入し、
長手方向に約36cmごとにヒートシールすると同時に、
ヒートシール部のほぼ中央に、切断のためのミシン目を
入れた。
【0015】このようにして製造した包装用緩衝材は、
大型の段ボール箱に被包装品である化粧箱を入れ、その
余った空間に充填したとき、長距離のトラック輸送のの
ちも気泡シート小片が偏在することなく、緩衝力に変化
はなかった。
大型の段ボール箱に被包装品である化粧箱を入れ、その
余った空間に充填したとき、長距離のトラック輸送のの
ちも気泡シート小片が偏在することなく、緩衝力に変化
はなかった。
【0016】
【発明の効果】本発明の包装用緩衝材は、ピロー包装袋
の内部にプラスチック気泡シートのブロックを収容する
という新規な構成の採用により、気泡シートの小片がブ
ロックの中に固定され流動しにくいから、使用中の振動
や荷重で偏って存在するようになる可能性がなく、した
がって、緩衝能力が低下する心配がない。 また、ピロ
ー包装袋が破れたり、不用意に開封されてしまっても、
従来品のように気泡シートの小片が散乱するという好ま
しくない事態は生じない。
の内部にプラスチック気泡シートのブロックを収容する
という新規な構成の採用により、気泡シートの小片がブ
ロックの中に固定され流動しにくいから、使用中の振動
や荷重で偏って存在するようになる可能性がなく、した
がって、緩衝能力が低下する心配がない。 また、ピロ
ー包装袋が破れたり、不用意に開封されてしまっても、
従来品のように気泡シートの小片が散乱するという好ま
しくない事態は生じない。
【0017】この包装用緩衝材の製造には、特別な装置
は必要なく、従来のピロー包装装置にわずかな変更また
は付加を加えたもので製造可能である。 プラスチック
気泡シートの端材を切断して使用できれば有利である
が、従来は、規則的な裁断により用意した一定寸法のも
のと端材とが混在すると、ピロー包装袋への充填がやり
にくくなるなどの問題があったが、本発明では不規則形
のものもブロック化して使用することにより、そうした
問題がなくなった。 これは、資材の有効利用と一層の
コスト削減をもたらす。
は必要なく、従来のピロー包装装置にわずかな変更また
は付加を加えたもので製造可能である。 プラスチック
気泡シートの端材を切断して使用できれば有利である
が、従来は、規則的な裁断により用意した一定寸法のも
のと端材とが混在すると、ピロー包装袋への充填がやり
にくくなるなどの問題があったが、本発明では不規則形
のものもブロック化して使用することにより、そうした
問題がなくなった。 これは、資材の有効利用と一層の
コスト削減をもたらす。
【図1】 本発明の包装用緩衝材の一例を示す平面図
【図2】 図1の包装用緩衝材の側面図。
【図3】 図1の包装用緩衝材の内部に封入した気泡シ
ートブロックの斜視図。
ートブロックの斜視図。
【図4】 図2の気泡シートブロックの断面図。
1 ピロー包装袋 2 合掌貼り 3 幅方向ヒートシール 4 プラスチック気泡シートブロック 41 上のプラスチック気泡シート 42 下のプラスチック気泡シート 43 プラスチック気泡シートの小片 5 溶断面 6 ミシン目
Claims (3)
- 【請求項1】 長尺のプラスチックフィルムの両側縁を
合掌貼りにして筒状体とし、適宜の長さごとに幅方向に
ヒートシールしてピロー包装袋を形成し、その際に内部
に緩衝性材料を収容してなる包装用緩衝材において、緩
衝性材料として、プラスチック気泡シートを複数枚重ね
て周囲を溶断することにより形成したプラスチック気泡
シートブロックを1個または数個使用したことを特徴と
する包装用緩衝材。 - 【請求項2】 プラスチック気泡シートブロックが、上
下2枚のプラスチックシートの間にプラスチック気泡シ
ートの小片を複数層重ねて挟み、溶断により溶断線に沿
った部分でプラスチック気泡シートの縁に溶着を生じさ
せてなるものである請求項1の包装用緩衝材。 - 【請求項3】 プラスチック気泡シートブロックが直方
体であって、ピロー包装袋にブロックを1個収容するに
適した寸法である請求項1または2の包装用緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10097135A JPH11292150A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 包装用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10097135A JPH11292150A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 包装用緩衝材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292150A true JPH11292150A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14184137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10097135A Pending JPH11292150A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 包装用緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107454888A (zh) * | 2015-03-31 | 2017-12-08 | 睿科有限公司 | 具有多层空气单元格的缓冲用包装材料 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP10097135A patent/JPH11292150A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107454888A (zh) * | 2015-03-31 | 2017-12-08 | 睿科有限公司 | 具有多层空气单元格的缓冲用包装材料 |
CN107454888B (zh) * | 2015-03-31 | 2019-08-09 | 睿科有限公司 | 具有多层空气单元格的缓冲用包装材料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6288819B2 (ja) | 易開封性ピロー包装袋 | |
KR101930623B1 (ko) | 스틱형 포장지 및 그 제조방법 | |
JP5764280B2 (ja) | ピロー包装袋 | |
JP6069196B2 (ja) | 包装袋及び包装袋の製造方法 | |
JPH11292150A (ja) | 包装用緩衝材 | |
JP6771949B2 (ja) | 味噌用収納容器 | |
JP6897020B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2004224389A (ja) | 緩衝用包装体及びそれを用いた包装容器 | |
JP2724589B2 (ja) | 包装体及びその製造方法 | |
JP7559462B2 (ja) | パウチ | |
JP4042441B2 (ja) | 緩衝包装用の緩衝材 | |
JP3628929B2 (ja) | 形状劣化性内容物の包装袋 | |
JP7537201B2 (ja) | パウチ | |
JP7388095B2 (ja) | パウチ | |
JPH1170619A (ja) | 米穀類用包装袋 | |
JP5024919B2 (ja) | 鰹節用包装パックに対する鰹節の充填方法 | |
JP7233178B2 (ja) | 包装袋及びこの包装袋の箱体への収容方法 | |
JP2018047921A (ja) | ガゼット袋 | |
JP2022160260A (ja) | 包装体 | |
JPH089224B2 (ja) | 詰め替え用洗剤パウチ | |
JP2005145460A (ja) | 網状補強層を有する包装材料を用いた包装袋、および該包装袋の製造方法 | |
JP4244302B2 (ja) | 易開封包装袋 | |
JPH11263374A (ja) | ノッチ付き包装体 | |
JPH06179461A (ja) | 詰め替え容易な包装袋 | |
JPS6278010A (ja) | 繊維性断熱材の梱包方法 |