JPH11291949A - 作業機のボンネット構造 - Google Patents
作業機のボンネット構造Info
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- JPH11291949A JPH11291949A JP9739498A JP9739498A JPH11291949A JP H11291949 A JPH11291949 A JP H11291949A JP 9739498 A JP9739498 A JP 9739498A JP 9739498 A JP9739498 A JP 9739498A JP H11291949 A JPH11291949 A JP H11291949A
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- Japan
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- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上部カバー部の閉塞姿勢への固定の伴う上部
カバー部遊端部の変形を防止する。 【解決手段】 機体フレーム5に、エンジンボンネット
10の内に位置する状態で支柱15を立設し、前記エン
ジンボンネット10のうち上部カバー部10Bを支点R
周りに上下揺動開閉自在に前記支柱15に取り付け、上
部カバー部10Bと支柱15との間に上部カバー部10
Bを閉塞姿勢に固定する固定機構23を設け、支柱15
を下端部を支点として前後に揺動させることにより前記
支柱15の前後位置を調整する位置調整手段を設ける。
カバー部遊端部の変形を防止する。 【解決手段】 機体フレーム5に、エンジンボンネット
10の内に位置する状態で支柱15を立設し、前記エン
ジンボンネット10のうち上部カバー部10Bを支点R
周りに上下揺動開閉自在に前記支柱15に取り付け、上
部カバー部10Bと支柱15との間に上部カバー部10
Bを閉塞姿勢に固定する固定機構23を設け、支柱15
を下端部を支点として前後に揺動させることにより前記
支柱15の前後位置を調整する位置調整手段を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタを主体と
する芝刈機など作業機のボンネット構造で、詳しくは、
機体フレームに、エンジンボンネットの内に位置する状
態で支柱を立設し、前記エンジンボンネットのうち上部
カバー部を支点周りに上下揺動開閉自在に前記支柱に取
り付け、上部カバー部を閉塞姿勢に固定する固定機構を
設けてあるボンネット構造に関する。
する芝刈機など作業機のボンネット構造で、詳しくは、
機体フレームに、エンジンボンネットの内に位置する状
態で支柱を立設し、前記エンジンボンネットのうち上部
カバー部を支点周りに上下揺動開閉自在に前記支柱に取
り付け、上部カバー部を閉塞姿勢に固定する固定機構を
設けてあるボンネット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、固定機構として、上部カバー
部の遊端部を固定部に固定することで上部カバー部を閉
塞姿勢に固定する機構を設けていた。
部の遊端部を固定部に固定することで上部カバー部を閉
塞姿勢に固定する機構を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、上部カバー部の遊端部を固定部に固定
する際、上部カバーを引っ張る応力が発生するから、上
部カバーの遊端部が引っ張り応力による変形力を受け
る。このことは、エンジンボンネットの軽量化を図るた
めに、上部カバー部が合成樹脂製や薄肉の板金製の場
合、上部カバー部を閉塞姿勢に固定することで上部カバ
ー部の遊端部の変形を招来するおそれが生じる。
術によるときは、上部カバー部の遊端部を固定部に固定
する際、上部カバーを引っ張る応力が発生するから、上
部カバーの遊端部が引っ張り応力による変形力を受け
る。このことは、エンジンボンネットの軽量化を図るた
めに、上部カバー部が合成樹脂製や薄肉の板金製の場
合、上部カバー部を閉塞姿勢に固定することで上部カバ
ー部の遊端部の変形を招来するおそれが生じる。
【0004】本発明の目的は、上部カバー部の閉塞姿勢
への固定の伴う上部カバー部遊端部の変形を防止する点
にある。
への固定の伴う上部カバー部遊端部の変形を防止する点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
【0006】〔特徴〕機体フレームに、エンジンボンネ
ットの内に位置する状態で支柱を立設し、前記エンジン
ボンネットのうち上部カバー部を支点周りに上下揺動開
閉自在に前記支柱に取り付け、上部カバー部を閉塞姿勢
に固定する固定機構を設けてある作業機のボンネット構
造であって、前記固定機構を上部カバー部と支柱との間
に設け、前記支柱の前後位置を調整する位置調整手段を
設けてある点にある。
ットの内に位置する状態で支柱を立設し、前記エンジン
ボンネットのうち上部カバー部を支点周りに上下揺動開
閉自在に前記支柱に取り付け、上部カバー部を閉塞姿勢
に固定する固定機構を設けてある作業機のボンネット構
造であって、前記固定機構を上部カバー部と支柱との間
に設け、前記支柱の前後位置を調整する位置調整手段を
設けてある点にある。
【0007】〔作用〕本第1発明によるときは、上部カ
バー部を支柱との間に固定機構を設けて、固定機構が上
部カバー部のうち支点近傍に作用するようにしてあるか
ら、上部カバー部を閉塞姿勢に固定する際、上部カバー
部の遊端部に無理な力を作用させることがない。
バー部を支柱との間に固定機構を設けて、固定機構が上
部カバー部のうち支点近傍に作用するようにしてあるか
ら、上部カバー部を閉塞姿勢に固定する際、上部カバー
部の遊端部に無理な力を作用させることがない。
【0008】しかも、上部カバー部のうち支点近傍は、
上部カバー部を開閉自在に支持する上で比較的丈夫に形
成されているから、上部カバー部の閉塞姿勢への固定に
伴い支点近傍に応力が発生するも、その応力による支点
近傍の変形を防止できる。
上部カバー部を開閉自在に支持する上で比較的丈夫に形
成されているから、上部カバー部の閉塞姿勢への固定に
伴い支点近傍に応力が発生するも、その応力による支点
近傍の変形を防止できる。
【0009】その上、この種のボンネット構造では、組
付け誤差や製造誤差などに起因して、閉塞姿勢にある上
部カバー部の遊端部が固定部に重なったり、遊端部と固
定部との間に大きな隙間が発生したりすることがある。
上記の点に着目して、位置調整手段を設けて支柱の前後
位置、つまり、上部カバー部の前後位置を調整するよう
にしてあるから、組付け誤差や製造誤差などにかかわら
ず、支柱の前後位置を調整することにより、閉塞姿勢に
ある上部カバー部の遊端部と固定部との取り合いを良好
なものにできる。
付け誤差や製造誤差などに起因して、閉塞姿勢にある上
部カバー部の遊端部が固定部に重なったり、遊端部と固
定部との間に大きな隙間が発生したりすることがある。
上記の点に着目して、位置調整手段を設けて支柱の前後
位置、つまり、上部カバー部の前後位置を調整するよう
にしてあるから、組付け誤差や製造誤差などにかかわら
ず、支柱の前後位置を調整することにより、閉塞姿勢に
ある上部カバー部の遊端部と固定部との取り合いを良好
なものにできる。
【0010】更に、上部カバー部の前後位置調整を支柱
の前後位置調整により行うから、位置調整を開放し、か
つ、比較的低い箇所で行える。
の前後位置調整により行うから、位置調整を開放し、か
つ、比較的低い箇所で行える。
【0011】〔効果〕従って、本第1発明によれば、上
部カバー部の閉塞姿勢への固定に起因した上部カバー部
の変形を防止でき、しかも、上部カバー部を精度良く、
かつ、作業性良く取り付けることができるようになっ
た。
部カバー部の閉塞姿勢への固定に起因した上部カバー部
の変形を防止でき、しかも、上部カバー部を精度良く、
かつ、作業性良く取り付けることができるようになっ
た。
【0012】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
効果は次の通りである。
【0013】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
位置調整手段が、支柱を下端部を支点として前後に揺動
させることにより位置調整を行う手段である点にある。
位置調整手段が、支柱を下端部を支点として前後に揺動
させることにより位置調整を行う手段である点にある。
【0014】〔作用〕本第2発明によるときは、下端部
を支点として支柱を前後に揺動させることにより位置調
整を行うようにしてあるから、支柱を少し揺動させるだ
けで、上部カバー部の支点を前後に大きく位置変更する
ことができて調整代を大きくすることができ、しかも、
支柱を前後に平行移動させることで調整する場合に比較
して、調整操作を容易に行える。
を支点として支柱を前後に揺動させることにより位置調
整を行うようにしてあるから、支柱を少し揺動させるだ
けで、上部カバー部の支点を前後に大きく位置変更する
ことができて調整代を大きくすることができ、しかも、
支柱を前後に平行移動させることで調整する場合に比較
して、調整操作を容易に行える。
【0015】〔効果〕従って、本第2発明によれば、調
整代が大きくて調整性能に優れ、しかも、作業性良く調
整できるようになった。
整代が大きくて調整性能に優れ、しかも、作業性良く調
整できるようになった。
【0016】
【発明の実施の形態】芝刈機は、図1に示すように、ト
ラクタ1に、そのトラクタ1の操舵用の左右一対の駆動
前輪2と左右一対の駆動後輪3との間に配置する状態で
芝刈り用のモーア4をリンク機構4aと油圧シリンダ利
用の昇降シリンダ4bとを介して昇降操作自在に吊り支
持して構成されている。
ラクタ1に、そのトラクタ1の操舵用の左右一対の駆動
前輪2と左右一対の駆動後輪3との間に配置する状態で
芝刈り用のモーア4をリンク機構4aと油圧シリンダ利
用の昇降シリンダ4bとを介して昇降操作自在に吊り支
持して構成されている。
【0017】前記トラクタ1は、前記駆動前輪2と駆動
後輪3とを備えた機体フレーム5に原動部6と搭乗運転
部7とを搭載して構成されている。
後輪3とを備えた機体フレーム5に原動部6と搭乗運転
部7とを搭載して構成されている。
【0018】前記駆動前輪2は、図9に示すように、前
後向き軸芯P周りにローリング自在な車軸ケース8を介
して機体フレーム5に支持されており、駆動後輪3はミ
ッションケース9を介して機体フレーム5に支持されて
いる。前記機体フレーム5は、図4,図9に示すよう
に、左右一対の前後向き姿勢のフレーム材5Aを備えて
いる。
後向き軸芯P周りにローリング自在な車軸ケース8を介
して機体フレーム5に支持されており、駆動後輪3はミ
ッションケース9を介して機体フレーム5に支持されて
いる。前記機体フレーム5は、図4,図9に示すよう
に、左右一対の前後向き姿勢のフレーム材5Aを備えて
いる。
【0019】前記原動部6は、前部に位置するエンジン
6Aと、後部に位置するラジエータ6Bと、それら間に
位置する冷却ファン6Cとを備えており、この原動部6
のうち、上側部と左右両側部と前側部とはエンジンボン
ネット10で覆われており、後部は、搭乗運転部7の操
縦ハンドル7Aを挿通させる計器パネル11とその下方
に連なってバッテリー12を覆う冷却風導入パネル13
とで覆われている。
6Aと、後部に位置するラジエータ6Bと、それら間に
位置する冷却ファン6Cとを備えており、この原動部6
のうち、上側部と左右両側部と前側部とはエンジンボン
ネット10で覆われており、後部は、搭乗運転部7の操
縦ハンドル7Aを挿通させる計器パネル11とその下方
に連なってバッテリー12を覆う冷却風導入パネル13
とで覆われている。
【0020】前記エンジンボンネット10は、原動部6
の左右両側部及び前側部を覆う固定の側部カバー部10
Aと、原動部6の上側部を覆う揺動開閉自在な上部カバ
ー部10Bとを備えている。
の左右両側部及び前側部を覆う固定の側部カバー部10
Aと、原動部6の上側部を覆う揺動開閉自在な上部カバ
ー部10Bとを備えている。
【0021】前記側部カバー部10Aを機体フレーム5
に取り付ける手段は、図1〜図5、図7に示すように、
前記原動部6と搭乗運転部7との間に位置する状態で門
型のセンターピラー14を機体フレーム5に立設し、エ
ンジンボンネット10の前部内に位置する状態で機体フ
レーム5に支柱15を立設し、センターピラー14に、
側部カバー部10Aのうち上端の内方への折り曲げ部1
0aの左右後端部を載置した状態でノブ付きボルト16
で固定する左右一対の後部支持用ステー17を固着し、
前記支柱15に、前記折り曲げ部10aの前部中央側を
載置した状態でノブ付きボルト18を介して固定する左
右一対の前部支持用ステー19を固着する手段である。
に取り付ける手段は、図1〜図5、図7に示すように、
前記原動部6と搭乗運転部7との間に位置する状態で門
型のセンターピラー14を機体フレーム5に立設し、エ
ンジンボンネット10の前部内に位置する状態で機体フ
レーム5に支柱15を立設し、センターピラー14に、
側部カバー部10Aのうち上端の内方への折り曲げ部1
0aの左右後端部を載置した状態でノブ付きボルト16
で固定する左右一対の後部支持用ステー17を固着し、
前記支柱15に、前記折り曲げ部10aの前部中央側を
載置した状態でノブ付きボルト18を介して固定する左
右一対の前部支持用ステー19を固着する手段である。
【0022】前記支柱15は、図4に示すように、フレ
ーム材5Aのそれぞれに装着される左右一対の支柱部1
5Aとそれらの上端を繋ぐ繋ぎ部15Bとを有する状態
に板材を折り曲げ加工して構成されたものである。
ーム材5Aのそれぞれに装着される左右一対の支柱部1
5Aとそれらの上端を繋ぐ繋ぎ部15Bとを有する状態
に板材を折り曲げ加工して構成されたものである。
【0023】前記上部カバー部10Bを機体フレーム5
に取り付ける手段は、上部カバー部10Bの前部をヒン
ジ20を介して前部の支点R周りに上下揺動自在に取り
付ける手段である。なお、上部カバー部10Bは、支柱
15の上端に連設のブラケット21とヒンジ20のヒン
ジ軸20aに一体揺動する状態で固着した揺動アーム2
2との間に張設した引っ張りスプリング23により開放
姿勢側に揺動付勢されており、ヒンジ20のうち上部カ
バー部10Bを支える左右一対の湾曲棒体部分20bが
支柱15上端の繋ぎ部15Bに接当することで付勢に抗
して開放姿勢に保持されるものである。
に取り付ける手段は、上部カバー部10Bの前部をヒン
ジ20を介して前部の支点R周りに上下揺動自在に取り
付ける手段である。なお、上部カバー部10Bは、支柱
15の上端に連設のブラケット21とヒンジ20のヒン
ジ軸20aに一体揺動する状態で固着した揺動アーム2
2との間に張設した引っ張りスプリング23により開放
姿勢側に揺動付勢されており、ヒンジ20のうち上部カ
バー部10Bを支える左右一対の湾曲棒体部分20bが
支柱15上端の繋ぎ部15Bに接当することで付勢に抗
して開放姿勢に保持されるものである。
【0024】そして、前記上部カバー部10Bを付勢力
に抗して閉塞姿勢に固定する固定機構23と、位置調整
手段とが設けられている。
に抗して閉塞姿勢に固定する固定機構23と、位置調整
手段とが設けられている。
【0025】前記固定機構23は、図2〜図4に示すよ
うに、上部カバー部10Bと支柱15との間に設けられ
ており、固定手段と解除手段とからなる。固定手段は、
前記揺動アーム22に固着した固定部材24に対して揺
動により係脱自在で係合することにより上部カバー部1
0Bを閉塞姿勢に保持する係合具25を支柱15に装着
し、この係合具25を係合姿勢に揺動付勢するロックバ
ネ26を設け、上部カバー部10Bの閉塞姿勢への揺動
に伴い固定部材24に押圧されて係合具25を付勢に抗
して係合解除姿勢に揺動させることで固定部材24の係
合具25への係合を行わせる自動係合用カム25aを係
合具25に形成して構成されている。つまり、上部カバ
ー部10Bの閉塞姿勢への揺動により、係合具25が固
定部材24に自動係合して自動ロックするように構成さ
れている。前記解除手段は、前記係合具25を付勢に抗
して係合解除姿勢に揺動させる操作杆27を設けて構成
されており、操作杆27のうち係合具25への連動連結
部が前記ロックバネ26に対する係合具25側のバネ受
けとなっている。
うに、上部カバー部10Bと支柱15との間に設けられ
ており、固定手段と解除手段とからなる。固定手段は、
前記揺動アーム22に固着した固定部材24に対して揺
動により係脱自在で係合することにより上部カバー部1
0Bを閉塞姿勢に保持する係合具25を支柱15に装着
し、この係合具25を係合姿勢に揺動付勢するロックバ
ネ26を設け、上部カバー部10Bの閉塞姿勢への揺動
に伴い固定部材24に押圧されて係合具25を付勢に抗
して係合解除姿勢に揺動させることで固定部材24の係
合具25への係合を行わせる自動係合用カム25aを係
合具25に形成して構成されている。つまり、上部カバ
ー部10Bの閉塞姿勢への揺動により、係合具25が固
定部材24に自動係合して自動ロックするように構成さ
れている。前記解除手段は、前記係合具25を付勢に抗
して係合解除姿勢に揺動させる操作杆27を設けて構成
されており、操作杆27のうち係合具25への連動連結
部が前記ロックバネ26に対する係合具25側のバネ受
けとなっている。
【0026】前記位置調整手段は、図2〜図4,図6に
示すように、前記支柱15の前後位置を調整する手段で
あって、同一の左右向き軸芯上に位置して左右の支柱部
15Aの下端部のそれぞれを対応するフレーム材5Aに
固定連結する左右一対の固定ボルト28を設け、一方の
支柱部15Aのうち固定ボルト28でフレーム材5Aに
固定される部分よりも上方の部分をフレーム材5Aに固
定することで支柱15の固定ボルト軸芯X周りでの前後
揺動を規制する規制ボルト29を設け、固定ボルト28
及び規制ボルト29を弛めた状態での支柱15の設定範
囲内での固定ボルト軸芯X周りでの前後揺動を許容する
大きさにフレーム材5Aに形成の規制ボルト29に対す
る挿通孔30を構成する手段である。つまり、位置調整
手段は、支柱15を下端部を支点として前後に揺動させ
ることにより位置調整を行う手段である。なお、フレー
ム材5Aに形成の固定ボルト28に対するボルト挿通孔
31も、固定ボルト28のフレーム材5Aに対する前後
・上下方向での設定範囲内での位置調整を行わせるよう
に固定ボルト28よりも大径に構成してある。
示すように、前記支柱15の前後位置を調整する手段で
あって、同一の左右向き軸芯上に位置して左右の支柱部
15Aの下端部のそれぞれを対応するフレーム材5Aに
固定連結する左右一対の固定ボルト28を設け、一方の
支柱部15Aのうち固定ボルト28でフレーム材5Aに
固定される部分よりも上方の部分をフレーム材5Aに固
定することで支柱15の固定ボルト軸芯X周りでの前後
揺動を規制する規制ボルト29を設け、固定ボルト28
及び規制ボルト29を弛めた状態での支柱15の設定範
囲内での固定ボルト軸芯X周りでの前後揺動を許容する
大きさにフレーム材5Aに形成の規制ボルト29に対す
る挿通孔30を構成する手段である。つまり、位置調整
手段は、支柱15を下端部を支点として前後に揺動させ
ることにより位置調整を行う手段である。なお、フレー
ム材5Aに形成の固定ボルト28に対するボルト挿通孔
31も、固定ボルト28のフレーム材5Aに対する前後
・上下方向での設定範囲内での位置調整を行わせるよう
に固定ボルト28よりも大径に構成してある。
【0027】従って、図6に示すように、支柱15の前
後位置を調整することにより、上部カバー部10Bの後
端がセンターピラー14に対して設定位置に位置するよ
うに上部カバー部10Bの前後位置を設定範囲内で調整
できるのである。なお、ノブ付きボルト18で前部支持
用ステー19に固定される折り曲げ部10aに形成のボ
ルト挿通孔18aは、支柱15の側部カバー部10Aに
対する前後位置変更を許容し、かつ、若干の左右位置変
更を許容する長孔に形成されている。
後位置を調整することにより、上部カバー部10Bの後
端がセンターピラー14に対して設定位置に位置するよ
うに上部カバー部10Bの前後位置を設定範囲内で調整
できるのである。なお、ノブ付きボルト18で前部支持
用ステー19に固定される折り曲げ部10aに形成のボ
ルト挿通孔18aは、支柱15の側部カバー部10Aに
対する前後位置変更を許容し、かつ、若干の左右位置変
更を許容する長孔に形成されている。
【0028】前記左右のフレーム材5Aは、図7に示す
ように、センターピラー14と同じ前後位置で横フレー
ム材5Bを介して連結され、これらセンターピラー14
と横フレーム材5Bとで冷却風導入パネル13から導入
された冷却風のラジエータ6Bへの通風口が形成されて
いる。そして、前記ラジエータ6Bと通風口との間に
は、図7に示すように、上部カバー部10Bを開放した
状態で上方から差し込まれる防塵体32が設置されてお
り、この防塵体32と通風口との間の空間Aの下面は下
方に開放している。前記防塵体32は、図8に詳しく示
すように、枠32Aに防塵ネット32Bを張設して構成
されており、枠32Aには、ラジエータ6Bへの装着状
態において前記空間Aの下面を閉塞する下面閉塞板部3
2aと、ラジエータ6Bへの装着状態において空間Aの
上部に形成された下面閉塞板部差し込み用の上面開口を
閉塞する上面閉塞板部32bと、上方に突出する抜き差
し操作用の把手32cとが付設されている。従って、防
塵体32を設置空間から上方に引き抜くことにより、空
間Aの下面が開放されて、横フレーム材5B上の塵埃や
コアに付着の塵埃を下方に落下排出させることができる
のである。
ように、センターピラー14と同じ前後位置で横フレー
ム材5Bを介して連結され、これらセンターピラー14
と横フレーム材5Bとで冷却風導入パネル13から導入
された冷却風のラジエータ6Bへの通風口が形成されて
いる。そして、前記ラジエータ6Bと通風口との間に
は、図7に示すように、上部カバー部10Bを開放した
状態で上方から差し込まれる防塵体32が設置されてお
り、この防塵体32と通風口との間の空間Aの下面は下
方に開放している。前記防塵体32は、図8に詳しく示
すように、枠32Aに防塵ネット32Bを張設して構成
されており、枠32Aには、ラジエータ6Bへの装着状
態において前記空間Aの下面を閉塞する下面閉塞板部3
2aと、ラジエータ6Bへの装着状態において空間Aの
上部に形成された下面閉塞板部差し込み用の上面開口を
閉塞する上面閉塞板部32bと、上方に突出する抜き差
し操作用の把手32cとが付設されている。従って、防
塵体32を設置空間から上方に引き抜くことにより、空
間Aの下面が開放されて、横フレーム材5B上の塵埃や
コアに付着の塵埃を下方に落下排出させることができる
のである。
【0029】また、前記ミッションケース9から車軸ケ
ース8に内装の前輪デフ8Aへの伝動系は、図1,図1
0に示すように、ミッションケース9から前方に第1伝
動軸33を設け、この第1伝動軸33の前端に第1ユニ
バーサルジョイント34を介して連動するとともに前記
前輪デフ8Aの入力軸8aに第2ユニバーサルジョイン
ト35を介して連動する第2伝動軸36を設けて構成さ
れている。入力軸8aは、図9に示すように、ローリン
グ用の前後向き軸芯Pから左右方向に間隔を隔てた位置
に配置されている。前記第2ユニバーサルジョイント3
5は、図10に詳しく示すように、車軸ケース8にボル
ト37を介して取り付けたカバー38で覆われており、
このカバー38の下面には、塵埃や水などを外部に落下
排出するための排出孔38aが形成されている。
ース8に内装の前輪デフ8Aへの伝動系は、図1,図1
0に示すように、ミッションケース9から前方に第1伝
動軸33を設け、この第1伝動軸33の前端に第1ユニ
バーサルジョイント34を介して連動するとともに前記
前輪デフ8Aの入力軸8aに第2ユニバーサルジョイン
ト35を介して連動する第2伝動軸36を設けて構成さ
れている。入力軸8aは、図9に示すように、ローリン
グ用の前後向き軸芯Pから左右方向に間隔を隔てた位置
に配置されている。前記第2ユニバーサルジョイント3
5は、図10に詳しく示すように、車軸ケース8にボル
ト37を介して取り付けたカバー38で覆われており、
このカバー38の下面には、塵埃や水などを外部に落下
排出するための排出孔38aが形成されている。
【0030】〔別実施形態〕上記実施の形態では、位置
調整手段として、下端部を支点として支柱15を前後に
揺動させることにより位置調整する手段を示したが、位
置調整手段は、挿通孔30、ボルト挿通孔31を前後方
向に沿った長孔に形成して前後スライドにより位置調整
する手段であっても良い。
調整手段として、下端部を支点として支柱15を前後に
揺動させることにより位置調整する手段を示したが、位
置調整手段は、挿通孔30、ボルト挿通孔31を前後方
向に沿った長孔に形成して前後スライドにより位置調整
する手段であっても良い。
【0031】上記実施の形態では、支柱15を前部に配
置して、上部カバー部10Bを前部の支点R周りでの上
下揺動により開閉するようにしたが、支柱15を後部に
配置して、上部カバー部10Bを後部の支点R周りでの
上下揺動により開閉するようにしても良い。
置して、上部カバー部10Bを前部の支点R周りでの上
下揺動により開閉するようにしたが、支柱15を後部に
配置して、上部カバー部10Bを後部の支点R周りでの
上下揺動により開閉するようにしても良い。
【0032】固定機構23の構造は適宜変更可能であ
る。
る。
【0033】本発明は、各種の作業機のボンネット構造
に適用することができる。
に適用することができる。
【図1】芝刈機の切り欠き側面図
【図2】上部カバー部閉塞状態を示すボンネット内要部
の切り欠き側面図
の切り欠き側面図
【図3】上部カバー部開放状態を示すボンネット内要部
の切り欠き側面図
の切り欠き側面図
【図4】ボンネット内前部の正面図
【図5】側部カバー部前部の取付け状態を示す縦断側面
図
図
【図6】支柱の前後位置調整状態を示す概略側面図
【図7】ラジエータ設置部の切り欠き側面図
【図8】防塵体の斜視図
【図9】前輪支持構造を示す切り欠き背面図
【図10】車軸ケース内への伝動構造を示す切り欠き側
面図
面図
5 機体フレーム 10 エンジンボンネット 10B 上部カバー部 15 支柱 23 固定機構 R 支点
Claims (2)
- 【請求項1】 機体フレームに、エンジンボンネットの
内に位置する状態で支柱を立設し、前記エンジンボンネ
ットのうち上部カバー部を支点周りに上下揺動開閉自在
に前記支柱に取り付け、上部カバー部を閉塞姿勢に固定
する固定機構を設けてある作業機のボンネット構造であ
って、前記固定機構を上部カバー部と支柱との間に設
け、前記支柱の前後位置を調整する位置調整手段を設け
てある作業機のボンネット構造。 - 【請求項2】 位置調整手段が、支柱を下端部を支点と
して前後に揺動させることにより位置調整を行う手段で
ある請求項1記載の作業機のボンネット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09739498A JP3294189B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 作業機のボンネット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09739498A JP3294189B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 作業機のボンネット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11291949A true JPH11291949A (ja) | 1999-10-26 |
JP3294189B2 JP3294189B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=14191311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09739498A Expired - Fee Related JP3294189B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 作業機のボンネット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294189B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009227136A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Kubota Corp | 作業機 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP09739498A patent/JP3294189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009227136A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Kubota Corp | 作業機 |
JP4568342B2 (ja) * | 2008-03-24 | 2010-10-27 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3294189B2 (ja) | 2002-06-24 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |