JPH11291930A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

車両用操舵制御装置

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JPH11291930A
JPH11291930A JP9604998A JP9604998A JPH11291930A JP H11291930 A JPH11291930 A JP H11291930A JP 9604998 A JP9604998 A JP 9604998A JP 9604998 A JP9604998 A JP 9604998A JP H11291930 A JPH11291930 A JP H11291930A
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JP
Japan
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steering
vehicle
transmission ratio
control device
wheel
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Application number
JP9604998A
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English (en)
Inventor
Masahiko Shinto
雅彦 新堂
Takahiro Koshiro
隆博 小城
Morihiro Matsuda
守弘 松田
Jiyunji Kawamuro
巡児 河室
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に横方向のすべりを生じた際に車両の操
舵応答性を向上させて車両の立て直しを可能とする車両
用操舵制御装置を提供すること。 【解決手段】 ステアリングハンドル10と転舵輪24
とを連結する操舵伝達系の途中に設けられステアリング
ハンドル10の操舵量と転舵輪24の転舵量との伝達比
を変更可能とした可変ギヤ比ユニット14と、車両の横
方向の運動状態を検出する横方向運動状態検出手段と、
車両の横方向の運動状態に基づいて伝達比可変手段に伝
達比を変更させる変更手段とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の操舵制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用操舵制御装置として、特開
昭63−227470号公報に記載されるように、ステ
アリングハンドルの操舵に応じて車輪を転舵させる操舵
力伝達経路中にハンドル舵角と車輪舵角の伝達比を車速
に応じて変化させる伝達比可変手段を設けてなるステア
リング装置が知られている。この装置は、車速が大きく
なるに連れて伝達比が高くなるような基準伝達比特性が
予め設定されており、この基準伝達比特性を車両の加速
度又は減速度に応じて変更させる。そして、急加速中及
び急減速中においては伝達比を高く変更して、急に車輪
が切れやすくなることを防止し、車両の走行安定性を向
上しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両の走行
中に車両の横方向(車両の左右方向)の動きが大きいと
きに、ハンドル操作によりこれを抑制するには、ハンド
ル操作に対して速やかに車両が応答することが要求され
る。しかしながら、前述のステアリング装置にあって
は、このような車両応答性の要求に応えることが困難で
ある。
【0004】そこで本発明は、このような問題に鑑みて
なされたものであって、車両に横方向のすべりを生じた
際などに、車両の操舵応答性を向上させて車両の立て直
しを容易とする車両用操舵制御装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る車両用操舵制御装置は、ステア
リングハンドルと転舵輪とを連結する操舵伝達系の途中
に設けられステアリングハンドルの操舵量と転舵輪の転
舵量との伝達比を変更可能とした伝達比可変手段と、車
両の横方向の運動状態を検出する横方向運動状態検出手
段と、車両の横方向の運動状態に基づいて伝達比可変手
段に伝達比を変更させる変更手段とを備えて構成されて
いる。
【0006】また本発明に係る車両用操舵制御装置は、
前述の変更手段が、車両に横方向のすべりを生じている
ときに伝達比を変更させることを特徴とする。
【0007】また本発明に係る車両用操舵制御装置は、
前述の変更手段が、伝達比を小さい側に変更させること
を特徴とする。
【0008】これらの発明によれば、車両が横方向にす
べりを生じてドリフト状態などとなったときに、操舵伝
達系の伝達比を変更してハンドル操作に対する車両の操
舵応答性を向上させることが可能である。このため、カ
ウンタ操舵(逆ハンドル操作)などの遅れが防止され、
車両の状態の立て直しが容易なものとなる。
【0009】また本発明に係る車両用操舵制御装置は、
前述の変更手段が、ステアリングハンドルが操舵中立位
置に戻された後に伝達比を小さい側に変更させることを
特徴とする。
【0010】この発明によれば、操舵伝達系の伝達比の
変更後に、ステアリングハンドルの操舵位置と転舵輪の
転舵位置の中立位置がずれることを防止できる。
【0011】更に本発明に係る車両用操舵制御装置は、
ステアリングハンドルと転舵輪とを連結する操舵伝達系
の途中に設けられステアリングハンドルの操舵量と転舵
輪の転舵量との伝達比を変更可能とした伝達比可変手段
と、車両の横方向の運動状態を検出する横方向運動状態
検出手段と、車両に横方向のすべりが生じているか否か
を判定する判定手段と、判定手段により車両に横方向の
すべりを生じていると判定されたときのステアリングハ
ンドルの操舵角を中立点として設定する設定手段と、中
立点を設定した以降の伝達比を変更させる変更手段とを
備えて構成されている。
【0012】この発明によれば、車両に横方向のすべり
を生じた際、すぐに操舵伝達系の伝達比を設定変更して
も、その時点のステアリングハンドルの操舵量と転舵輪
の転舵量との関係が維持されるため、転舵輪の転舵角が
急変してしまうことが防止できる。このため、伝達比変
更時の車両の走行安定性が維持でき、カウンタ操舵によ
る迅速な対応が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の種々の実施の形態について説明する。尚、各図におい
て同一要素には同一符号を付して説明を省略する。ま
た、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致してい
ない。
【0014】(第一実施形態)図1に本実施形態に係る
車両用操舵制御装置2の構成概略図を示す。図1に示す
ように、ステアリングハンドル10には上部ステアリン
グシャフト12aの上端が接続され、その上部ステアリ
ングシャフト12aの下端には可変ギヤ比ユニット14
の入力側が接続されている。可変ギヤ比ユニット14の
出力側には、下部ステアリングシャフト12bの上端が
接続されている。このため、ステアリングハンドル10
に与えられた操舵力は、上部ステアリングシャフト12
a及び可変ギヤ比ユニット14を介して下部ステアリン
グシャフト12bに伝達される。
【0015】下部ステアリングシャフト12bの下端に
は、ピニオン(図示せず)が設けられ、このピニオンは
ステアリングギヤボックス16内にてラックバー18に
噛合されている。更に、ラックバー18の両端にはそれ
ぞれタイロッド20の一端が接続され、その各タイロッ
ド20の他端にはナックルアーム22を介して車輪(転
舵輪:前輪)24FL、24FRが接続されている。
【0016】上部ステアリングシャフト12aにはステ
アリングハンドル10の操舵角θHを検出する舵角セン
サ26が設けられ、下部ステアリングシャフト12bに
は転舵輪24の転舵角(ピニオン角)θPを検出する出
力角センサ28が設けられている。この舵角センサ26
により検出されたステアリングハンドル10の操舵角及
び出力角センサ28により検出されたピニオン角は、そ
れぞれECU(電子制御装置)30に入力される。
【0017】可変ギヤ比ユニット14は、ステアリング
ハンドル10の操舵量と転舵輪24FL、24FRの転
舵量との伝達比を可変するものであり、モータ(図示せ
ず)と、遊星歯車機構又はハーモニックドライブ機構等
を用いた減速機(図示せず)とを備えて構成されてい
る。この伝達比は、(ステアリングハンドル10の操舵
量)/(転舵輪24FL、24FRの転舵量)で定めら
れる。可変ギヤ比ユニット14は、モータドライバ36
を介してECU30と接続されており、このECU30
の制御信号を受けて作動する。
【0018】車両には、車速センサ38が設けられてい
る。車速センサ38は、車両の走行速度を検出するもの
であり、ECU30と接続されている。このため、車速
センサ38が検出した車速Vの信号は、ECU30に入
力される。
【0019】また、車両には、ヨーレイトセンサ40が
設けられている。ヨーレイトセンサ40は、車両の重心
点における垂直軸回りの回転運動、即ちヨーイング運動
を検出するものである。このヨーレイトセンサ40は、
ECU30と接続されており、検出したヨーレイト(ヨ
ー角速度)γの信号をECU30へ出力する。
【0020】次に、車両用操舵制御装置2の動作につい
て説明する。
【0021】図2に車両用操舵制御装置2の動作のフロ
ーチャートを示す。まず、図2のステップS10に示す
ように、車速センサ38から出力される車速V、舵角セ
ンサ26から出力される操舵角θH、ヨーレイトセンサ
40から出力されるヨーレイトγの読み込みが行われ
る。そして、車速Vに基づいて伝達比G(V)の演算が
行われる(ステップS12)。この伝達比G(V)の演
算は、例えば、図3に実線で示すように、予めECU3
0に設定された車速Vに対する伝達比G(V)のマップ
を参照することにより行われる。
【0022】そして、読み込んだ操舵角θH、ヨーレイ
トγに基づいて車両のヨーレイトの推定値γ0が演算さ
れる(ステップS14)。次いで、演算により得られた
推定値γ0の絶対値と読み込まれたヨーレイトγの絶対
値の差の絶対値が所定の定数αより大きいか否かが判定
される(ステップS16)。推定値γ0の絶対値と現実
のヨーレイトγの絶対値の差が定数αより大きくないと
判定されたときには、車両が横方向にすべることなく走
行していると判断され、ステップS20に移行する。一
方、推定値γ0の絶対値と現実のヨーレイトγの絶対値
の差の絶対値が定数αより大きいと判定されたときに
は、車両が横方向にすべりながら走行していると判断さ
れ、ステップS18に移行し、伝達比の設定が変更され
る。
【0023】すなわち、次の式(1)に示すように、車
速Vに基づく演算により得られた伝達比G(V)に係数
K1を掛け合わせて伝達比Gが算出される。
【0024】G=K1・G(V) ‥‥(1) この場合、係数K1は1以下の数値とされ、図3に破線
で示すように、伝達比Gが小さく設定され、ハンドル操
作に対する車両の応答性が向上する。
【0025】そして、図2のステップS20に移行し、
ステップS12で得られた伝達比G(V)又はステップ
S18で得られた伝達比Gに基づいて、目標転舵角θP1
が算出される。すなわち、目標転舵角θP1は、次の式
(2)に示すように、演算により得られた伝達比G又は
伝達比G(V)と、読み込んだ操舵角θHとを掛け合わ
せることにより算出される。
【0026】θP1=G・θH ‥‥(2) そして、ECU30から可変ギヤ比ユニット14に制御
信号が出力され(ステップS22)、その制御信号に基
づいて転舵輪24FL、24FRの転舵角θPが目標転
舵角θP1となるように可変ギヤ比ユニット14が作動す
る。
【0027】以上のように、本実施形態に係る車両用操
舵制御装置2によれば、車両が横方向にすべりを生じて
ドリフト状態などとなったときに、操舵伝達系の伝達比
が小さい側に変更される。このため、ハンドル操作に対
する車両の操舵応答性が向上し、カウンタ操舵(逆ハン
ドル操作)などにより車両の状態の立て直しが容易とな
る。
【0028】なお、本実施形態に係る車両用操舵制御装
置2において、ECU30に予め車速Vに基づいて伝達
比G(V)を演算するための複数のマップを設定してお
き、車両が横方向にすべりを生じているときに伝達比が
小さく設定されたマップを用い、車両が横方向にすべり
を生じていないときに伝達比が大きく設定されたマップ
を用いるようにして、伝達比を変更してもよい。
【0029】(第二実施形態)次に第二実施形態に係る
車両用操舵制御装置について説明する。
【0030】図4に本実施形態に係る車両用操舵制御装
置2aを示す。図4に示すように、本実施形態に係る車
両用操舵制御装置2aは、図1に示す第一実施形態に係
る車両用操舵制御装置2とほぼ同様な構造を有するもの
であるが、車輪24FR、24FLにそれぞれ車輪速セ
ンサ32FR、32FLを備えている。車輪速センサ3
2FR、32FLは、車輪24FR、24FLの回転速
度を検出するものである。これらの車輪速センサ32F
R、32FLは、ECU30にそれぞれ接続され、検出
した車輪速WFR、WFLの信号をECU30に出力する。
【0031】また、車両用操舵制御装置2aにおいて
は、第一実施形態に係る車両用操舵制御装置2に設けら
れるヨーレイトセンサ40の設置を省略することができ
る。
【0032】次に、本実施形態に係る車両用操舵制御装
置2aの動作について説明する。
【0033】図5に本実施形態に係る車両用操舵制御装
置2aの動作を表すフローチャートを示す。まず、図5
のステップS30に示すように、車速センサ38から出
力される車速V、舵角センサ26から出力される操舵角
θH、車輪速センサ32FR、32FLから出力される
車輪速WFR、WFLの読み込みが行われる。そして、車速
Vに基づいて伝達比G(V)の演算が行われる(ステッ
プS32)。この伝達比G(V)の演算は、例えば、前
述と同様にして、図3に実線で示すように予めECU3
0に設定された車速Vに対する伝達比G(V)のマップ
を参照することにより行われる。
【0034】そして、読み込んだ操舵角θH、車速Vに
基づいて車輪速の推定値WFR0、WFL 0が演算される(ス
テップS34)。次いで、演算により得られた左前輪の
車輪速の推定値WFL0の絶対値と右前輪の車輪速の推定
値WFR0の絶対値との差ΔW0が演算され(ステップS3
6)、現実の左前輪の車輪速WFLの絶対値と右前輪の車
輪速WFRの絶対値との差ΔWが演算される(ステップS
38)。
【0035】そして、ステップS40に移行し、現実の
車輪速の絶対値の差ΔWが車輪速の推定値の差ΔW0
定数倍したものより大きいか否かが判定される。すなわ
ち、次の式(3)を満たすか否かが判定される。
【0036】ΔW>K2・ΔW0 ‥‥(3) (但し、K2>1) このステップS40にて、現実の車輪速の絶対値の差Δ
Wが車輪速の推定値の差ΔW0を定数倍したものより大
きくないと判定されたときには、車両が横方向にすべる
ことなく走行していると判断され、ステップS44に移
行する。一方、現実の車輪速の絶対値の差ΔWが車輪速
の推定値の差ΔW0を定数倍したものより大きいと判定
されたときには、車両が横方向にすべりながら走行して
いると判断され、ステップS42に移行し、伝達比の設
定が変更される。
【0037】すなわち、前述の式(1)に示すように、
車速Vに基づく演算により得られた伝達比G(V)に係
数K1を掛け合わせて伝達比Gが算出される。この場
合、係数K1は1以下の数値とされ、図3に破線で示す
ように、伝達比Gが小さく設定され、ハンドル操作に対
する車両の応答性が向上する。
【0038】そして、図5のステップS44に移行し、
ステップS32で得られた伝達比G(V)又はステップ
S42で得られた伝達比Gに基づいて、目標転舵角θP1
が算出される。すなわち、目標転舵角θP1は、前述の式
(2)に示すように、演算により得られた伝達比G又は
伝達比G(V)と、読み込んだ操舵角θHとを掛け合わ
せることにより算出される。
【0039】そして、ECU30から可変ギヤ比ユニッ
ト14に制御信号が出力され(ステップS46)、その
制御信号に基づいて転舵輪24FL、24FRの転舵角
θPが目標転舵角θP1となるように可変ギヤ比ユニット
14が作動する。
【0040】以上のように、本実施形態に係る車両用操
舵制御装置2aによれば、前述した第一実施形態に係る
車両用操舵制御装置2と同様にして、車両が横方向にす
べりを生じてドリフト状態などとなったときに、操舵伝
達系の伝達比が小さい側に変更される。このため、ハン
ドル操作に対する車両の操舵応答性が向上し、カウンタ
操舵(逆ハンドル操作)などにより車両の状態の立て直
しが容易となるという効果が得られる。また、本実施形
態に係る車両用操舵制御装置2aによれば、ヨーレイト
センサ40の設置を省略することができる。
【0041】なお、本実施形態に係る車両用操舵制御装
置2aにおいて、ECU30に予め車速Vに基づいて伝
達比G(V)を演算するための複数のマップを設定して
おき、車両が横方向にすべりを生じているときに伝達比
が小さく設定されたマップを用い、車両が横方向にすべ
りを生じていないときに伝達比が大きく設定されたマッ
プを用いるようにして、伝達比を変更してもよい。
【0042】(第三実施形態)次に第三実施形態に係る
車両用操舵制御装置について説明する。
【0043】本実施形態に係る車両用操舵制御装置は、
図1に示す第一実施形態に係る車両用操舵制御装置2と
ほぼ同様な構造を有するものである。但し、ECU30
には、舵角センサ26から出力される操舵角θHとヨー
レイトセンサ40から出力されるヨーレイトγに基づい
て、車両に横方向すべりが生じているか否かを判断する
機能が設けられている。
【0044】本実施形態に係る車両用操舵制御装置の動
作について説明する。
【0045】図6に本実施形態に係る車両用操舵制御装
置の動作を表すフローチャートを示す。まず、図6のス
テップS50に示すように、車速センサ38から出力さ
れる車速V、舵角センサ26から出力される操舵角
θH、ヨーレイトセンサ40から出力されるヨーレイト
γの読み込みが行われる。そして、車速Vに基づいて伝
達比G(V)の演算が行われる(ステップS52)。こ
の伝達比G(V)の演算は、例えば、図3に実線で示す
ように、予めECU30に設定された車速Vに対する伝
達比G(V)のマップを参照することにより行われる。
【0046】そして、ステップS54に移行し、読み込
んだヨーレイトγが正であるか否かが判定される。ここ
で、ヨーレイトγが正であるとは、上方から見て垂直軸
を右回りに車両がヨーイングしている場合をいうものと
する。また、ヨーレイトγが負であるとは、上方から見
て垂直軸を左回りに車両がヨーイングしている状態をい
うものとする。
【0047】ステップS54にてヨーレイトγが正であ
ると判定されたときには、ステップS56に移行し、操
舵角θHが負であるか否かが判定される。ここで、操舵
角θHが負であるとは、車両が左旋回するようにステア
リングハンドル10が操作されている場合をいうものと
する。また、操舵角θHが正であるとは、車両が右旋回
するようにステアリングハンドル10が操作されている
場合をいうものとする。このステップS56にて、操舵
角θHが負であると判定されたときには、車両のヨーイ
ング運動と車輪24の転舵方向が一致せず車両に横方向
のすべりが生じていると判断され、ステップS62に移
行する。
【0048】一方、ステップS56にて、操舵角θH
負でないと判定されたときには、車両のヨーイング運動
と車輪24の転舵方向が一致しており車両に横方向のす
べりが生じていないと判断され、ステップS64に移行
する。
【0049】ところで、ステップS54にてヨーレイト
γが正でないと判定されたときには、ステップS58に
移行し、ヨーレイトγが負であるか否かが判定される。
ヨーレイトγが負でないと判定されたときには、ヨーレ
イトγはゼロであると判断され、ステップS64に移行
する。一方、ステップS58にて、ヨーレイトγが負で
あると判定されたときには、ステップS60に移行し、
操舵角θHが正であるか否かが判定される。
【0050】ステップS60にて、操舵角θHが正でな
いと判定されたときには、車両のヨーイング運動と車輪
24の転舵方向が一致しており車両に横方向のすべりが
生じていないと判断され、ステップS64に移行する。
一方、ステップS60にて、操舵角θHが正であると判
定されたときには、車両のヨーイング運動と車輪24の
転舵方向が一致せず車両に横方向のすべりが生じている
と判断され、ステップS62に移行する。
【0051】ステップS62では、前述の式(1)に示
すように、伝達比の設定が変更される。すなわち、車速
Vに基づく演算により得られた伝達比G(V)に係数K
1を掛け合わせて伝達比Gが算出される。この場合、係
数K1は1以下の数値とされ、図3に破線で示すよう
に、伝達比Gが小さく設定され、ハンドル操作に対する
車両の応答性が向上する。
【0052】そして、ステップS64に移行し、ステッ
プS52で得られた伝達比G(V)又はステップS62
で得られた伝達比Gに基づいて、目標転舵角θP1が算出
される。すなわち、目標転舵角θP1は、前述の式(2)
に示すように、演算により得られた伝達比G又は伝達比
G(V)と、読み込んだ操舵角θHとを掛け合わせるこ
とにより算出される。
【0053】そして、ECU30から可変ギヤ比ユニッ
ト14に制御信号が出力され(ステップS66)、その
制御信号に基づいて転舵輪24FL、24FRの転舵角
θPが目標転舵角θP1となるように可変ギヤ比ユニット
14が作動する。
【0054】以上のように、本実施形態に係る車両用操
舵制御装置によれば、前述した第一実施形態または第二
実施形態に係る車両用操舵制御装置と同様にして、車両
が横方向にすべりを生じてドリフト状態などとなったと
きに、操舵伝達系の伝達比が小さい側に変更される。こ
のため、ハンドル操作に対する車両の操舵応答性が向上
し、カウンタ操舵(逆ハンドル操作)などにより車両の
状態の立て直しが容易となるという効果が得られる。
【0055】なお、本実施形態に係る車両用操舵制御装
置において、ECU30に予め車速Vに基づいて伝達比
G(V)を演算するための複数のマップを設定してお
き、車両が横方向にすべりを生じているときに伝達比が
小さく設定されたマップを用い、車両が横方向にすべり
を生じていないときに伝達比が大きく設定されたマップ
を用いるようにして、伝達比を変更してもよい。
【0056】(第四実施形態)次に第四実施形態に係る
車両用操舵制御装置について説明する。
【0057】本実施形態に係る車両用操舵制御装置は、
図1に示す第一実施形態に係る車両用操舵制御装置2と
ほぼ同様な構造を有するものである。但し、車両に横方
向のすべりが生じた場合、ステアリングハンドル10が
中立点となった後に操舵伝達系の伝達比の設定を変更す
る点で第一実施形態に係る装置と異なっている。
【0058】本実施形態に係る車両用操舵制御装置の動
作について説明する。
【0059】図7に本実施形態に係る車両用操舵制御装
置の動作を表すフローチャートを示す。図7に示すよう
に、まず、車速センサ38から出力される車速V、舵角
センサ26から出力される操舵角θH、ヨーレイトセン
サ40から出力されるヨーレイトγの読み込みが行われ
る(ステップS70)。そして、車速Vに基づいて伝達
比G(V)の演算が行われる(ステップS72)。この
伝達比G(V)の演算は、第一実施形態と同様にして、
予めECU30に設定された車速Vに対する伝達比G
(V)のマップを参照することにより行われる。
【0060】そして、読み込んだ操舵角θH、車速Vに
基づいて車両のヨーレイトの推定値γ0が演算される
(ステップS74)。次いで、演算により得られた推定
値γ0の絶対値と読み込まれたヨーレイトγの絶対値の
差の絶対値が所定の定数αより大きいか否かが判定され
る(ステップS76)。推定値γ0の絶対値と現実のヨ
ーレイトγの絶対値の差の絶対値が定数αより大きくな
いと判定されたときには、車両が横方向にすべることな
く走行していると判断され、ステップS82に移行す
る。一方、推定値γ0の絶対値と現実のヨーレイトγの
絶対値の差が定数αより大きいと判定されたときには、
車両が横方向にすべりながら走行していると判断され、
ステップS78に移行する。
【0061】ステップS78では、舵角センサ26の操
舵角θHがゼロ、即ち、ステアリングハンドル10が中
立位置となったか否かが判定される。ステップS78に
て、操舵角θHがゼロとなっていないと判定されたとき
には、ステップS82に移行する。一方、ステップS7
8にて、操舵角θHがゼロとなったと判定されたときに
は、ステップS80に移行し、伝達比の設定が変更され
る。この伝達比の設定変更は、前述した式(1)に示す
ように、車速Vに基づく演算により得られた伝達比G
(V)に1以下の係数K1を掛け合わせて伝達比Gを算
出して行われる。このため、この伝達比の変更により、
伝達比Gが小さくなり、ハンドル操作に対する車両の応
答性が向上する。
【0062】そして、ステップS82に移行し、ステッ
プS72で得られた伝達比G(V)又はステップS80
で得られた伝達比Gに基づいて、目標転舵角θP1が算出
される。この目標転舵角θP1の算出は、前述の式(2)
に示すように、演算により得られた伝達比G又は伝達比
G(V)と、読み込んだ操舵角θHとを掛け合わせるこ
とにより行われる。
【0063】そして、ECU30から可変ギヤ比ユニッ
ト14に制御信号が出力され(ステップS84)、その
制御信号に基づいて転舵輪24FL、24FRの転舵角
θPが目標転舵角θP1となるように可変ギヤ比ユニット
14が作動する。
【0064】以上のように、本実施形態に係る車両用操
舵制御装置によれば、第一実施形態に係る車両用操舵制
御装置と同様にして、車両が横方向にすべりを生じてド
リフト状態などとなったときに、操舵伝達系の伝達比が
小さくなるように変更されるため、ハンドル操作に対す
る車両の操舵応答性が向上し、カウンタ操舵(逆ハンド
ル操作)などにより車両の状態の立て直しが容易とな
る。
【0065】また、カウンタ操舵を行う際に、伝達比の
設定変更がステアリングハンドル10が中立位置となっ
た後に行われるため、ステアリングハンドル10の操舵
位置と転舵輪24の転舵位置の中立位置がズレることを
防止できる。例えば、操舵角θHと転舵角θPの関係を示
す図8において、車両の横方向すべりの検出点をpとす
ると、その検出点pからステアリングハンドル10が戻
されて操舵角θHがゼロとなった後(図8の原点0の通
過後)に、例えば一点鎖線で示すような伝達比に変更さ
れる。このため、操舵角θHがゼロのとき転舵角θPもゼ
ロとなり、操舵伝達系の伝達比を変更しながら、ステア
リングハンドル10の操舵位置と転舵輪24の転舵位置
の中立位置がズレることを確実に防止することができ
る。
【0066】なお、本実施形態に係る車両用操舵制御装
置において、ECU30に予め車速Vに基づいて伝達比
G(V)を演算するための複数のマップを設定してお
き、車両が横方向にすべりを生じておりステアリングハ
ンドル10が中立位置となった後に伝達比が小さく設定
されたマップを用い、車両が横方向にすべりを生じてい
ないときに伝達比が大きく設定されたマップを用いるよ
うにして、伝達比を変更してもよい。
【0067】(第五実施形態)次に第五実施形態に係る
車両用操舵制御装置について説明する。
【0068】本実施形態に係る車両用操舵制御装置は、
図1に示す第一実施形態に係る車両用操舵制御装置2と
ほぼ同様な構造を有するものである。但し、車両に横方
向のすべりが生じた時に、その時点のステアリングハン
ドル10の操舵角と転舵輪24の転舵角との関係を維持
しつつ操舵伝達系の伝達比を変更する点で、第一実施形
態に係る装置と異なっている。
【0069】本実施形態に係る車両用操舵制御装置の動
作について説明する。
【0070】図9に本実施形態に係る車両用操舵制御装
置の動作を表すフローチャートを示す。図9に示すよう
に、まず、車速センサ38から出力される車速V、舵角
センサ26から出力される操舵角θH、出力角センサ2
8から出力される転舵角θP、ヨーレイトセンサ40か
ら出力されるヨーレイトγの読み込みが行われる(ステ
ップS90)。そして、車速Vに基づいて伝達比G
(V)の演算が行われる(ステップS92)。この伝達
比G(V)の演算は、第一実施形態と同様にして、予め
ECU30に設定された車速Vに対する伝達比G(V)
のマップを参照することにより行われる。
【0071】そして、読み込んだ操舵角θH、車速Vに
基づいて車両のヨーレイトの推定値γ0が演算される
(ステップS94)。次いで、演算により得られた推定
値γ0の絶対値と読み込まれたヨーレイトγの絶対値の
差の絶対値が所定の定数αより大きいか否かが判定され
る(ステップS96)。推定値γ0の絶対値と現実のヨ
ーレイトγの絶対値の差の絶対値が定数αより大きくな
いと判定されたときには、車両が横方向にすべることな
く走行していると判断され、ステップS98に移行す
る。
【0072】ステップS98では、ステップS92で得
られた伝達比G(V)に基づいて、目標転舵角θP1が算
出される。この目標転舵角θP1の算出は、前述の式
(2)に示すように、伝達比G(V)と読み込んだ操舵
角θHとを掛け合わせることにより行われる。
【0073】一方、ステップS96にて、推定値γ0
絶対値と現実のヨーレイトγの絶対値の差が定数αより
大きいと判定されたときには、車両が横方向にすべりな
がら走行していると判断され、ステップS100に移行
する。ステップS100では、車両の横方向のすべりを
検出した時点における舵角センサ26の操舵角θHが操
舵角θH0として記憶され、出力角センサ28の転舵角θ
Pが転舵角θP0として記憶される。次いで、ステップS
102に移行し、伝達比の設定が変更される。この伝達
比の設定変更は、前述した式(1)に示すように、車速
Vに基づく演算により得られた伝達比G(V)に1以下
の係数K1を掛け合わせて伝達比Gを算出して行われ
る。このため、この伝達比の変更により、伝達比Gが小
さくなり、ハンドル操作に対する車両の応答性が向上す
ることになる。
【0074】そして、ステップS104に移行し、ステ
ップS102にて算出された伝達比Gに基づいて、目標
転舵角θP1が算出される。この目標転舵角θP1の算出
は、次の式(4)により行われる。
【0075】 θP1=G・(θH−θH0)+θP0 ‥‥(4) つまり、操舵角θHと転舵角θPとの関係は、図10に示
すように、転舵角θP、操舵角θHをそれぞれ縦軸、横軸
とする座標系において、車両の横方向すべりの検出点p
(θH0、θP0)を通り、傾きを伝達比Gとする直線S上
に位置する関係となる。この結果、ステアリングハンド
ル10の操舵に対する転舵輪24の転舵は、検出点p
(θH0、θP0)を中立点として行われることとなる。
【0076】そして、ECU30から可変ギヤ比ユニッ
ト14に制御信号が出力され(ステップS106)、そ
の制御信号に基づいて転舵輪24FL、24FRの転舵
角θPがステップS98又はステップS104により算
出された目標転舵角θP1となるように可変ギヤ比ユニッ
ト14が作動する。
【0077】以上のように、本実施形態に係る車両用操
舵制御装置によれば、第一実施形態に係る車両用操舵制
御装置と同様にして、車両が横方向にすべりを生じてド
リフト状態などとなったときに、操舵伝達系の伝達比が
小さくなるように変更されるため、ハンドル操作に対す
る車両の操舵応答性が向上し、カウンタ操舵(逆ハンド
ル操作)などにより車両の状態の立て直しが容易とな
る。
【0078】また、車両が横方向にすべりを生じた際、
すぐに操舵伝達系の伝達比を設定変更しても、その変更
時のステアリングハンドル10の操舵量と転舵輪24の
転舵量との関係が維持されるため、車輪の転舵角が急変
することを防止できる。このため、車両の走行安定性が
維持されるともに、カウンタ操舵により迅速な対応が可
能となる。
【0079】なお、本実施形態に係る車両用操舵制御装
置において、ECU30に予め車速Vに基づいて伝達比
G(V)を演算するための複数のマップを設定してお
き、車両が横方向にすべりを生じたとき伝達比が小さく
設定されたマップを用い、車両が横方向にすべりを生じ
ていないときに伝達比が大きく設定されたマップを用い
るようにして、伝達比を変更してもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果が得られる。
【0081】すなわち、車両が横方向にすべりを生じて
ドリフト状態などとなったときに、操舵伝達系の伝達比
を変更してハンドル操作に対する車両の操舵応答性を向
上させることが可能である。このため、カウンタ操舵
(逆ハンドル操作)などの遅れが防止され、車両の状態
の立て直しが容易なものとなる。
【0082】また、ステアリングハンドルが操舵中立位
置に戻された後に伝達比を小さい側に変更することによ
り、伝達比の変更後にステアリングハンドルの操舵位置
と転舵輪の転舵位置との中立位置がずれることを防止で
きる。
【0083】更に、車両に横方向のすべりを生じている
と判定したときに、その判定時におけるステアリングハ
ンドルの操舵角を中立点として設定し伝達比を変更する
ことにより、操舵伝達系の伝達比を設定変更してもその
時点のステアリングハンドルの操舵量と転舵輪の転舵量
との関係が維持される。このため、車輪の転舵角が急変
してしまうことが防止できる。従って、伝達比変更時の
車両の走行安定性が維持でき、カウンタ操舵による迅速
な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る車両用操舵制御装置の説明
図である。
【図2】第一実施形態に係る車両用操舵制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図3】第一実施形態に係る車両用操舵制御装置におけ
る車速と伝達比との関係を示す図である。
【図4】第二実施形態に係る車両用操舵制御装置の説明
図である。
【図5】第二実施形態に係る車両用操舵制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図6】第三実施形態に係る車両用操舵制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図7】第四実施形態に係る車両用操舵制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図8】第四実施形態に係る車両用操舵制御装置におけ
る操舵角と転舵角との関係を示す図である。
【図9】第五実施形態に係る車両用操舵制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図10】第五実施形態に係る車両用操舵制御装置にお
ける操舵角と転舵角との関係を示す図である。
【符号の説明】
2…車両用操舵制御装置、10…ステアリングハンド
ル、14…可変ギヤ比ユニット、24FR、24FL…
転舵輪、30…ECU、38…車速センサ、40…ヨー
レイトセンサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】可変ギア比ユニット14は、ステアリング
ハンドル10の操舵量と転舵輪24FL、24FRの転
舵量との伝達比を可変するものであり、モータ(図示せ
ず)と、遊星歯車機構又はハーモニックドライブ(登録
商標:波動歯車)機構等を用いた減速機(図示せず)と
を備えて構成されている。この伝達比は、(ステアリン
グハンドル10の操舵量)/(転舵輪24FL、24F
Rの転舵量)で定められる。可変ギヤ比ユニット14
は、モータドライブ36を介してECU30と接続され
ており、このECU30の制御信号を受けて作動する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河室 巡児 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
    する操舵伝達系の途中に設けられ、前記ステアリングハ
    ンドルの操舵量と前記転舵輪の転舵量との伝達比を変更
    可能とした伝達比可変手段と、 車両の横方向の運動状態を検出する横方向運動状態検出
    手段と、 前記車両の横方向の運動状態に基づいて前記伝達比可変
    手段に前記伝達比を変更させる変更手段と、を備えた車
    両用操舵制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記車両に横方向のす
    べりを生じているときに前記伝達比を変更させることを
    特徴とする請求項1に記載の車両用操舵制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変更手段は、前記伝達比を小さい側
    に変更させることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    車両用操舵制御装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、前記ステアリングハン
    ドルが操舵中立位置に戻された後に前記伝達比を小さい
    側に変更させることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の車両用操舵制御装置。
  5. 【請求項5】 ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
    する操舵伝達系の途中に設けられ、前記ステアリングハ
    ンドルの操舵量と前記転舵輪の転舵量との伝達比を変更
    可能とした伝達比可変手段と、 車両の横方向の運動状態を検出する横方向運動状態検出
    手段と、 前記車両に横方向のすべりが生じているか否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段により前記車両に横方向のすべりを生じて
    いると判定されたときの前記ステアリングハンドルの操
    舵角を中立点として設定する設定手段と、 前記中立点を設定した以降の伝達比を変更させる変更手
    段と、を備えた車両用操舵制御装置。
JP9604998A 1998-04-08 1998-04-08 車両用操舵制御装置 Pending JPH11291930A (ja)

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