JPH11291743A - 車両用空調装置の製造方法およびその方法により製造された空調装置 - Google Patents

車両用空調装置の製造方法およびその方法により製造された空調装置

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JPH11291743A
JPH11291743A JP11599498A JP11599498A JPH11291743A JP H11291743 A JPH11291743 A JP H11291743A JP 11599498 A JP11599498 A JP 11599498A JP 11599498 A JP11599498 A JP 11599498A JP H11291743 A JPH11291743 A JP H11291743A
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JP
Japan
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air conditioner
case
vehicle
hand drive
manufacturing
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JP11599498A
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Takeshi Fujisawa
健 藤澤
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを大幅に低減できる車両用空調装
置の製造方法およびその方法により製造された空調装置
を提供する。 【解決手段】 車両用空調装置のケースを構成する左右
一対のケース部材を成形するに際し、各ケース部材の成
形用金型として、右ハンドル車、左ハンドル車に対し、
同じ金型を用い、かつ、金型内への入子の配置を変える
ことにより、右ハンドル車または左ハンドル車用のケー
ス成形に対応させることを特徴とする車両用空調装置の
製造方法およびその方法により製造された空調装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置の
製造方法およびその方法により製造された空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等に用いられる車両用
空調装置としては、ケース内部に、エバポレータ、ヒー
タ、ブロワ、ダンパ等を収容した一体ユニット型のもの
が知られている。上記ケースは、通常、左右一対のケー
ス部材から構成されており、一方のケース部材には、ケ
ース内に収容されるエバポレータ、ヒータ等の機器の挿
入用開口部が設けられ、ケース外部からの機器の着脱を
可能とすることにより組付け、メンテナンス効率の向上
等が図られるようになっている。また、ケース内部に収
容されるエバポレータ、ヒータ、ブロワ等の機器は、各
ケース部材に一体に形成さた支持部に支持され、ケース
内部の所定の位置に配置されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
には、同じ車種であっても、右ハンドル車、左ハンドル
車が存在するため、車両への空調装置の配置条件も運転
席の位置に応じて変わり、空調装置への機器の組込み方
向、該装置内への配置が左右逆になる。このため、たと
えば右ハンドル車において一方のケース部材に上記挿入
用開口部を設けるとすれば、左ハンドル車においては他
方のケース部材に上記挿入用開口部を設ける必要があ
る。したがって、上記空調装置のケースを構成する一対
のケース部材の成形用金型は、同一車種について最低で
も4型必要となる。このため、金型の製造コスト、ひい
ては空調装置の製造コストが高くなる。また、成形工程
においても、金型数に応じて金型交換や管理が必要とな
るため、この点からも空調装置の製造コストが上昇す
る。
【0004】本発明の課題は、各ケース部材の成形用金
型を右ハンドル車、左ハンドル車で共通化することによ
り、製造コストの低減が可能な車両用空調装置の製造方
法および車両用空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両用空調装置の製造方法は、車両用空調
装置のケースを構成する左右一対のケース部材を成形す
るに際し、各ケース部材の成形用金型として、右ハンド
ル車、左ハンドル車に対し、同じ金型を用い、かつ、金
型内への入子の配置を変えることにより、右ハンドル車
または左ハンドル車用のケース成形に対応させることを
特徴とする方法からなる。
【0006】上記入子により成形されるケース部材の部
分は、右ハンドル車、左ハンドル車で左右逆の位置関係
になる。この成形部分は、たとえば、機器挿入用開口部
または/および機器の支持部である。
【0007】上記機器挿入用開口部は、たとえば、エバ
ポレータ、ヒータ等の挿入用開口部からなる。また、上
記機器の支持部は、たとえば、ブロワの支持部からな
る。
【0008】また、上記課題を解決するための、本発明
の車両用空調装置は、このような方法により製造された
ものからなる。
【0009】上記のような車両用空調装置の製造方法に
おいては、左右一対のケース部材を成形するための成形
用金型は、右ハンドル車、左ハンドル車に対し同じ金型
(つまり、同一の母型)が用いられ、単に金型内の入子
を変えるだけで、右ハンドル車または左ハンドル車に対
応したケース部材を成形することができる。したがっ
て、同一車種について4型必要であった成形用金型を2
型にすることができるとともに、金型交換作業を入子交
換または位置変更作業で済ませることができるので、金
型製造コスト、成形作業コストが低減され、車両用空調
装置の製造コストを大幅に低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の車両用空調装置
の製造方法およびその方法により製造された空調装置の
望ましい実施の形態について、図面を参照して説明す
る。図1ないし図3は、本発明の一実施態様に係る車両
用空調装置を示している。図1は、右ハンドル車用の車
両用空調装置の外観を示している。図において、1はユ
ニット化された車両用空調装置を示している。車両用空
調装置1のケース2は、図2に示すように左右一対のケ
ース部材3、4から構成されている。一方のケース部材
3には、外部からケース2内へ機器の挿入が可能な機器
の挿入用開口部5、6が設けられている。挿入用開口部
5からはエバポレータ7が挿入されるようになってお
り、挿入用開口部6からはヒータ8が挿入される。そし
て、挿入用開口部5(6)からエバポレータ7(ヒータ
8)が挿入された後には、挿入用開口部5(6)は、エ
バポレータカバー12(ヒータカバー13)で閉塞され
るようになっている。
【0011】ケース部材3、4には、機器の支持部9、
10が形成されている。そして、支持部9、10により
ブロワ11がケース2内の所定の位置に支持されるよう
になっている。また、ケース2の底部にはエバポレータ
2に付着した凝縮水を受けるためのドレンケース14が
設けられている。
【0012】図3は、左ハンドル車用の車両用空調装置
15を示している。車両用空調装置15のケース16
は、左右一対のケース部材17、18から構成されてい
る。左ハンドル車用の車両用空調装置15の場合には、
右ハンドル車用の車両用空調装置1とは、反対側の他方
の部材18に機器の挿入用開口部19、20が設けられ
ている。挿入用開口19からは、エバポレータ21が挿
入されるようになっており、挿入用開口部20からはヒ
ータ22が挿入されている。また、挿入用開口部19
(20)からエバポレータ21(ヒータ22)が挿入さ
れた後には、挿入用開口部19(20)は、エバポレー
タカバー26(ヒータカバー27)で閉塞されるように
なっている。
【0013】ケース部材17、18には、機器の支持部
23、24が形成されている。そして、支持部23、2
4によりブロワ25がケース16内の所定の位置に支持
されるようになっている。また、ケース16の底部に
は、エバポレータ21に付着した凝縮水を受けるための
ドレンケース28が設けられている。
【0014】上記のような車両用空調装置1、15のケ
ース部材3、4、17、18は、以下のようにして成形
することができる。つまり、右・左ハンドル車の一方の
ケース部材3、17は図2、図3から分かるように外観
は略同一になっている。このため、ケース部材3の成形
用金型A(図示略)の挿入用開口部5、6の成形部分と
支持部9の成形部分に入子を配置してケース部材3を成
形する。そして、ケース部材17を成形する場合には、
金型Aの上記2つの入子を変える(つまり、開口部5、
6成形用の入子は盲板とし、支持部9を成形用の入子は
別の入子にする)だけでケース部材17を成形すること
ができる。
【0015】また、上述の如く、右・左ハンドル車の他
方のケース部材4、18の外観は、略同一になっている
ため、ケース部材4の成形用金型B(図示略)の、部材
18の開口部19、20成形部分に対応する部分と支持
部10成形部分に入子を配置すれば、入子を変えるだけ
で金型Bでケース部材4、18を成形することができ
る。
【0016】したがって、金型Aの入子を変えるだけで
ケース部材3、17が成形でき、金型Bの入子を変える
だけでケース部材4、18を成形することができる。つ
まり、同一金型(同一の母型)を用い、単に入子を変え
るだけで右・左ハンドル車に対応したケース部材を成形
することができる。したがって、従来4型必要であった
成形用金型は2型で足り、成形工程における煩雑な金型
交換を入子交換で済ませることができるので、金型製造
コスト、作業コストが低減され、車両用空調装置の製造
コストを大幅に低減することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
調装置の製造方法によるときは、各ケース部材の成形用
金型を右ハンドル車、左ハンドル車に対し共通化するこ
とができるので、車両用空調装置の製造コストを大幅に
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る車両用空調装置の製
造方法により製造された右ハンドル車用の車両用空調装
置の斜視図である。
【図2】図1の車両用空調装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施態様に係る車両用空調装置の製
造方法により製造された左ハンドル車用の車両用空調装
置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 右ハンドル車用の車両用空調装置 2、16 ケース 3、17 一方のケース部材 4、18 他方のケース部材 5、6、19、20 機器の挿入用開口部 7、21 エバポレータ 8、22 ヒータ 9、10、23、24 機器の支持部 11、25 ブロワ 12、26 エバポレータカバー 13、27 ヒータカバー 14、28 ドレンケース 15 左ハンドル車用の車両用空調装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用空調装置のケースを構成する左右
    一対のケース部材を成形するに際し、各ケース部材の成
    形用金型として、右ハンドル車、左ハンドル車に対し、
    同じ金型を用い、かつ、金型内への入子の配置を変える
    ことにより、右ハンドル車または左ハンドル車用のケー
    ス成形に対応させることを特徴とする車両用空調装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記入子により、いずれかのケース部材
    に、ケース内に収容される機器の挿入用開口部または/
    および機器の支持部を成形する、請求項1の車両用空調
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記開口部が、エバポレータ、ヒータ等
    を挿入する開口部である、請求項2の車両用空調装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記支持部が、ブロワの支持部である、
    請求項2または3の車両用空調装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の方
    法により製造された車両用空調装置。
JP11599498A 1998-04-10 1998-04-10 車両用空調装置の製造方法およびその方法により製造された空調装置 Pending JPH11291743A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274152A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Zexel Valeo Climate Control Corp ケース伸長部材及びこのケース伸長部材を用いた空調ケース並びにこの空調ケースの組立方法
JP4623439B2 (ja) * 2001-06-29 2011-02-02 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ 車両用空調装置
CN103738140A (zh) * 2013-12-21 2014-04-23 博耐尔汽车电气系统有限公司 一种汽车空调分发器壳体总成结构

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