JPH11291572A - プラテン機構、それを用いた印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

プラテン機構、それを用いた印刷装置及びその制御方法

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JPH11291572A
JPH11291572A JP3400599A JP3400599A JPH11291572A JP H11291572 A JPH11291572 A JP H11291572A JP 3400599 A JP3400599 A JP 3400599A JP 3400599 A JP3400599 A JP 3400599A JP H11291572 A JPH11291572 A JP H11291572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷の際の印刷ヘッドとプラテンとのギャッ
プを一定に保ちつつ、印刷部への用紙の通過の際には十
分な用紙経路を確保する。 【解決手段】 本発明は、印刷ヘッド31と、搬送路1
0と、印刷ヘッドの動作方向と交差する方向に回転自在
に支承されたプラテン32を備える。プラテン32は、
該回転による支持位置と案内位置とを有し、支持位置に
おいて印刷ヘッド31に近接される支持面36と、案内
位置において支持位置における支持面よりも後方に位置
され搬送路10を開放する案内面37を有する。本発明
は更に、プラテン32の駆動手段と、駆動手段を制御す
る制御手段とを備え、これによってプラテン32が、印
刷ヘッドの動作時には支持位置に、また用紙の通過時に
は案内位置にあるように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテン機構、そ
れを用いた印刷装置及びその制御方法に関し、特に、印
刷ヘッドとプラテンとのギャップが、例えば磁気インク
文字の読み取り等の、他の処理における搬送路として使
用される装置に於ける、記録媒体の搬送を円滑に行う技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置、例えばインパクト式の印刷装
置において、印刷ヘッドとプラテンとの間のギャップ
は、印刷装置の印刷品質を左右する重要な要素である。
ギャップが必要以上に広いと、印刷ヘッドが用紙面を適
切に捕らえることができなくなり、文字のかすれや歪み
などが生じる。また、インクジェットプリンタにおいて
は、ギャップがあまり大きいとインク滴の飛翔角度誤差
が増幅されて印刷品質が低下する。従って、高い印刷品
質を確保する上で、プラテンを印刷ヘッドと対向する位
置において、ヘッド面に近接させ、十分に小さいギャッ
プを実現することが必要である。
【0003】その一方で、印刷ヘッドとプラテンとのギ
ャップが小さ過ぎると、該ギャップへの用紙の挿入が困
難となるという問題が生じる。即ち、搬送ローラ等の搬
送装置により用紙は搬送路を通って、供給側から印刷部
に搬送される。用紙の搬送路は、その経路途中での紙詰
まりを防止するために、用紙の厚み方向に十分な余裕を
持っている。従って、用紙は、余裕のある搬送路から、
印刷部におけるより狭いギャップへ挿入されることとな
る。その結果、用紙の先端がプラテン又はその周辺部分
に突き当たって、紙詰まりを引き起こす可能性がある。
【0004】このような問題を回避するために、プラテ
ンを前記搬送路に対し出没自在に構成したものがある。
図8〜図10は、そのような印刷装置の従来例を示して
いる。左右に移動可能に支承された印刷ヘッド80に対
向して、プラテン81が配置されている。プラテン81
は、印刷ヘッド80の移動領域に対応する長さの板状部
材であり、軸82を中心に揺動自在に支承された支持部
材83に固定されている。支持部材83は、プランジャ
84に連結され、その駆動によって揺動し、プラテン8
1を印刷ヘッド80に対し接近及び離間させる。
【0005】図9に示すように、印刷の際にプラテン8
1の先端面は、搬送路85内に位置しており、印刷ヘッ
ド80とのギャップGが小さく設定される。一方、図1
0に示すように、印刷部へ用紙Pを挿入する際には、プ
ラテン81は印刷ヘッド80に対し後方に移動され、プ
ラテン81の先端面が搬送路85よりも後退されてい
る。その結果、用紙Pを印刷部へ挿入することが容易に
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の印刷装置においては、以下のような問題があった。
【0007】(1)プランジャ84によってプラテン8
1全体が前後に移動されるので、印刷の際における印刷
ヘッド80との間のギャップを一定にするためには、高
度な動作制御及び各部品の寸法精度が要求される。
【0008】(2)また、前記構造により搬送路85の
開口とプラテン81との間には、十分な隙間が必要にな
り、この隙間に用紙の先端が引っ掛かり、紙詰まりを引
き起こすことがある。
【0009】(3)プラテン81は、印刷ヘッド80に
よるインパクト力に対して安定的に保持される必要があ
るため、該インパクト力に対抗させるべくプランジャ8
4を高出力としなければならない。
【0010】また、印刷ヘッドとプラテンとの間のギャ
ップ調整を可能として、用紙をギャップに挿入する際に
はギャップを広く、また印刷を実行する際にはギャップ
を狭く設定する技術が開示されている(特開平8−11
365号公報)。かかるプリンタにおいては、偏心して
取り付けた円筒状プラテンを回動することによってプラ
テンギャップを可変とするものである。
【0011】かかる構成においては、偏心した円筒状プ
ラテンを搬送路を構成する案内壁から突出させる構造と
した場合には、円筒状プラテンの移動半径が該プラテン
の半径よりも大きくなるため、プラテンと案内壁との間
に大きな隙間が生じてしまう。従って、前記従来技術同
様、プラテンと案内壁との隙間に用紙の先端が入り込
み、紙詰まりを引き起こす可能性がある。
【0012】また、紙詰まりに至らないまでも、用紙の
先端が当該隙間を構成する部分に衝突した場合には、用
紙の搬送速度が変動し、例えば当該用紙からMICR文
字等の読み取りを行っている場合には、読み取りエラー
の原因となる。
【0013】従って本発明の目的は、前記印刷の際は印
刷ヘッドとプラテンとのギャップを一定に保ちつつ、印
刷を行わない場合には当該ギャップを通過する用紙の搬
送速度に影響を与えることなく滑らかにこれを案内する
ことが可能なプラテン機構及び印刷装置を提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明のプラテン機構は、印刷ヘッドと対向して設けら
れ、記録媒体を支持するプラテン機構であって、前記記
録媒体の前記印刷ヘッドへの搬送を案内する案内壁と、
該案内壁と略平行な軸の回りに回転可能に設けられ、前
記印刷ヘッドと対向する位置において前記案内壁から突
出して前記記録媒体を前記印刷ヘッドに対して支持する
支持部と、前記印刷ヘッドと対向する位置において前記
案内壁に略連続して前記記録媒体の搬送を案内する案内
部とを有するプラテン部材と、前記プラテン部材を回転
させ、前記支持部と前記案内部とを、選択的に前記印刷
ヘッドと対向する位置に移動するプラテン移動機構とを
有することを特徴とする。
【0015】かかる構成によれば、印刷時はプラテン部
材を回転してその支持部を印刷ヘッドに対向させること
によってプラテンとして機能させることができる。この
場合は、印刷ヘッドからプラテンに作用する力はプラテ
ンの回転軸によって受けられるため、プラテンがその力
によって移動等することがなく、安定した印刷を行うこ
とができる。また、記録媒体が通過する場合にはプラテ
ン部材を回転してその案内部を印刷ヘッドに対向させれ
ばよい。案内部は搬送路を構成する案内壁にほとんど連
続した形で構成されているので、通過する記録媒体を滑
らかに案内することが可能となる。これにより、記録媒
体の速度変動を防止することができる。
【0016】この場合において、前記記録媒体を前記印
刷ヘッドから離間する方向に付勢し、前記プラテン部材
の前記支持部と協働して、当該記録媒体を前記印刷ヘッ
ドから所定の距離に支持する付勢部材を有し、前記プラ
テン部材の前記案内部は、前記印刷ヘッドと対向する位
置において、前記付勢部材から離間して配置されること
が望ましい。これにより、印刷時の記録媒体と印刷ヘッ
ドとの距離を一定に維持できるので、例えばインクジェ
ットプリンタにおいては、インク滴の飛翔状態による印
刷位置の変動に起因する印字品質の低下を防止できる。
また、記録媒体通過時には付勢部材と案内部とが離間し
てその通路を確保するので、記録媒体の衝突による速度
変動を回避することができる。
【0017】また、前記プラテン部材の前記案内部は、
前記印刷ヘッドと対向する位置において、前記案内壁の
端部と整合されていることが望ましい。この場合、整合
とはプラテン部材の移動に必要な最低限の隙間を有して
配置されることをいう。これにより、記録媒体の案内部
への衝突による速度変動が回避される。
【0018】更に、これらの場合において、前記プラテ
ン部材は、前記支持部が前記印刷ヘッドと対向する位置
に位置する場合に、前記記録媒体を前記案内壁の端部か
ら前記支持部へ導く導入部を有することが望ましい。こ
れにより、記録媒体の搬送目的に応じて、速度変動が問
題とならない場合には、支持部を印刷ヘッドに対向させ
て印刷を可能とした状態のまま、記録媒体を通過させる
こともできる。
【0019】本発明は印刷装置にも適用することがで
き、それぞれ上記と同様の作用、効果を奏する。
【0020】この場合において、前記印刷ヘッドによっ
て前記記録媒体に印刷を行う際に前記記録媒体を搬送す
る一組の搬送ローラと、該一組の搬送ローラを互いに接
触及び離間させる搬送ローラ開閉機構と、前記プラテン
移動機構が前記プラテン部材を前記支持位置へ移動する
場合には、前記搬送ローラ開閉機構が前記一組の搬送ロ
ーラを互いに接触させ、前記プラテン移動機構が前記プ
ラテン部材を前記案内位置へ移動する場合には、前記搬
送ローラ開閉機構が前記一組の搬送ローラを互いに離間
させるべく、前記プラテン移動機構と前記搬送ローラ開
閉機構とを連動させる連係機構とを有することが望まし
い。
【0021】これにより、印刷時の記録媒体の搬送が更
に確実に行えるとともに、プラテン部材の退避とともに
搬送路内の搬送ローラをも搬送路外へ移動させることが
可能となり、処理の高速化、制御の容易化及び駆動源の
省略化が可能となる。
【0022】また、前記プラテン移動機構は、駆動軸
と、前記駆動軸の駆動力を前記プラテン部材に間欠的に
伝達するクラッチ機構と、所定のタイミングで前記クラ
ッチ機構を伝達状態とし、前記プラテン部材の所定の回
転量に応じて前記クラッチ機構を非伝達状態とするトリ
ガー機構とを有するように構成してもよい。これによ
り、駆動軸を他の機構、例えば記録媒体搬送機構と共用
することが可能となり、駆動源の減少による装置の小型
化を図ることができる。また、記録媒体の搬送と同時に
その搬送路の確保や印刷の準備を行うことができるの
で、処理の高速化を図ることができる。
【0023】また、本発明の印刷装置は、記録媒体に印
刷を行う印刷ヘッドと、前記記録媒体に設けられた情報
を読み取る検出器と、前記印刷ヘッド及び前記検出器を
通過して前記記録媒体を搬送する搬送機構と、該搬送機
構による前記記録媒体の前記印刷ヘッドへの搬送を案内
する案内壁と、前記印刷ヘッドに対向して設けられ、前
記案内壁から突出して前記記録媒体を前記印刷ヘッドに
対して支持する支持位置と、前記案内壁に略連続して前
記記録媒体の搬送を案内する案内位置とに移動可能なプ
ラテン部材と、前記プラテン部材を移動させ、前記支持
位置と前記案内位置とに、選択的に位置づけるプラテン
移動機構と、前記プラテン移動機構を制御して、少なく
とも前記印刷ヘッドによる印刷を行う際には前記プラテ
ン部材を前記支持位置に、前記検出器による前記読み取
り処理を行う際には前記プラテンを前記案内位置に、そ
れぞれ移動させる制御装置と、を有することを特徴とす
る。
【0024】印刷時と記録媒体通過時とで適切にプラテ
ン部材の位置を切り換えることにより、本発明の効果を
一層確実にすることができる。
【0025】この場合において、前記プラテン部材は、
前記案内壁と略平行な軸の回りに回転可能に設けられ、
前記印刷ヘッドと対向する位置において前記案内壁から
突出して前記記録媒体を前記印刷ヘッドに対して支持す
る支持部と、前記印刷ヘッドと対向する位置において前
記案内壁に略連続して前記記録媒体の搬送を案内する案
内部とを有して成ることが望ましい。本発明の制御装置
と上記のプラテン機構とを組み合わせることにより、特
に記録媒体から情報を読み取る際の速度変動の防止がよ
り確実に行える。
【0026】なお、前記検出器は、前記記録媒体に記録
された磁気インク文字を読み取る磁気ヘッドを有するも
のであってもよい。磁気インク文字の読み取りは特に搬
送速度変動の影響を受けやすく、本発明の効果が最も顕
著となる応用例である。
【0027】また、上記の場合において、当該印刷装置
が接続されるホスト装置から受信した制御コマンドを解
釈するコマンドインタプリタを有し、前記制御装置は、
前記コマンドインタプリタに応じ、前記コマンドインタ
プリタが前記検出器による前記情報の読み出し処理を指
示するコマンドを解釈した場合に、前記プラテン部材を
前記案内位置に移動させることが望ましい。これによ
り、記録媒体からの情報の読み出し処理に備えて、予め
記録媒体の搬送路を確保することができる。
【0028】また、本発明の印刷装置制御方法は、
(a)案内壁に沿って記録媒体を搬送する工程と、
(b)プラテン部材を支持位置へ突出させて前記記録媒
体を前記印刷ヘッドに対して支持する工程と、(c)印
刷ヘッドによって記録媒体に印刷を行う工程と、(e)
プラテン部材を案内位置へ退避させて前記記録媒体を案
内させる工程と、(d)検出器によって該搬送工程
(a)において搬送されている前記記録媒体に設けられ
た情報を読み取る工程と、を有し、前記印刷工程(c)
を前記支持工程(b)の後に、及び前記読み取り工程
(d)を前記案内工程(e)の後に、それぞれ行うこと
を特徴とする。この場合において、(f)当該印刷装置
が接続されるホスト装置から受信した、記録媒体に設け
られた情報の読み出しを指示する所定の制御コマンドを
解釈する工程を有し、前記案内工程(e)は、前記コマ
ンド解釈工程(f)に応じ、前記所定の制御コマンドが
解釈された場合に実行されることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の印
刷装置を備えた複合処理装置の外観斜視図及び断面図で
ある。本発明に係る印刷装置の詳細に先立って、前記複
合処理装置の概略について説明する。複合処理装置は、
パーソナルチェック等の用紙に記録されている磁気イン
ク文字(MICR文字:Magnetic Ink Character Recog
nition文字)を読み取り、その読み取り結果に応じて該
用紙上に印刷を行うためのものである。尤も、本発明に
係る印刷装置は、このような複合処理装置に組み込まれ
るものに限定されず、単体で構成された印刷装置にも適
用できるものである。このことは下記の説明により一層
明らかにされるであろう。
【0030】図に示す複合処理装置1は、その筐体2内
に、情報読み取り装置3、第1の印刷装置4、及び本発
明に係る第2の印刷装置30を備えている。また、複合
処理装置1は、その前方から上方へ連続する、チェック
紙Pの搬送路10を備えており、前記情報読み取り装置
3、第1の印刷装置4及び第2の印刷装置30は、それ
ぞれ搬送路10上に配置されている。情報読み取り装置
3は、チェック紙Pの上面に印刷された磁気インク文字
からなる情報(例えば、チェックの有効性を示す識別記
号、個人認証番号、有効期限など)を読み取る磁気ヘッ
ドを含んで構成されている。第1及び第2の印刷装置4
及び30は、情報読み取り装置3の読み取り結果に応じ
て、チェック紙Pに印刷を行うもので、チェック紙Pに
対し、第1の印刷装置4は表書き印刷を、第2の印刷装
置30は裏書き印刷を行う。なお、通常は、上記読み取
り結果は当該複合処理装置が接続されている、例えばP
OS端末やECR(Electric Cash Register)等のホス
ト装置に送られ、当該ホスト装置で有効性等の判断を行
った後、ホスト装置からの印刷データに基づいてチェッ
ク紙に印刷を行う。
【0031】前記第1の印刷装置4は、また筐体2の後
方に備えられたロール紙Rに対する印刷も行う。ロール
紙Rは、第2の搬送路5から前記搬送路10へ導かれ
て、第1の印刷装置4へ供給される。
【0032】搬送路10の挿入口11にセットされたチ
ェック紙Pは、搬送ローラ12の上流側に設置された用
紙端センサ6によって検出され、その出力信号に基づい
て搬送ローラ12が起動され、搬送路10内に引き込ま
れる。。チェック紙Pは搬送ローラ12によって搬送路
10に沿って高速に搬送され、前記情報読み取り装置3
はその間に、チェック紙P上に設けられた磁気インク文
字からなる情報の読み取りを行う。第2の用紙端センサ
7によって、チェック紙Pが前記第2の印刷装置30に
搬送されたことが検出されると、印刷装置30は、ホス
ト装置からの印刷データに基づいて、チェック紙Pの裏
面に裏書き印刷を行う。印刷装置30による裏書き印刷
が終了すると、チェック紙Pは搬送ローラ13によって
第1の印刷装置4へ送られる。チェック紙Pは、ここで
ホスト装置からの印刷データに基づいて表書き印刷され
た後、搬出口14から装置の筐体2外へ排出される。
【0033】次に、第2の印刷装置30の詳細について
説明する。図3は印刷装置30の要部を拡大して示す概
略斜視図である。印刷装置30は、チェック紙Pの幅方
向に沿って移動自在に支承された印刷ヘッド31を備え
る。実施形態において印刷ヘッド31はドットインパク
ト式であり、チェック紙P上に多数のドットを打ち込む
ことにより、文字、記号等必要な情報を形成する。
【0034】本図では、いわゆるシリアルタイプの印刷
ヘッドが示されているが、本発明はこれに限定されず、
印刷装置は、好適にはプラテン32の長手方向に平行な
1ライン上に同時に複数のドットを形成可能ないわゆる
シャトル方式の印刷ヘッドを用いる。なお、実際には印
刷ヘッド31の前方に、着脱式のカートリッジによりイ
ンクリボンが配置されており、また、チェック紙Pをプ
ラテン32に押圧付勢するマスク板が配置されている
が、本図ではこれらを省略している点に留意されたい。
【0035】印刷ヘッド31に対向してプラテン32が
配置されている。プラテン32は、概略的には、チェッ
ク紙Pの幅方向に延びる円柱状の部材である。プラテン
32の両端からはその中央に貫通された軸32aが延び
ており、軸受け部材33を介して装置のフレーム34側
に取り付けられている。すなわちプラテン32は、印刷
ヘッド31の前方で回転自在に支承されている。軸32
aは搬送路10を構成する案内壁10a(図4参照)と
平行に、且つ、印刷ヘッド31の搬送方向に平行に設け
られている。なお、印刷ヘッドの搬送方向とは、シャト
ルヘッドにおいては、印刷ドットを構成するピンの配列
方向をいう。軸32aの一側に取り付けられた歯車35
は、図11に示すように、いくつかの歯車列を介して図
示しない駆動源に連結され、該駆動源の動力によって前
記プラテン32は回転駆動される。
【0036】プラテン32は、その軸線方向に沿う2つ
の特別な面(以下、これをそれぞれ支持面36及び案内
面37という)を有する。前記プラテン32の回転によ
り、支持面36又は案内面37の何れかが、印刷ヘッド
31に対向する。すなわち、プラテン32は2つの停止
位置を持っており、前記何れかの面を印刷ヘッド31側
にした状態で停止されるよう制御される。
【0037】図3には、プラテン32の状態検出の第1
の実施例を示してある。ロータリエンコーダ38とフォ
トカプラ39との組み合わせからなる回転角検出装置4
0によってプラテン32の状態検出を行うことができ
る。第1の実施例において、前記支持面36と案内面3
7とは、略180度回転した位置に形成されており、図
3では支持面36が手前側に表わされ、案内面37はプ
ラテン32の裏面側に隠れている。
【0038】図4は、印刷装置30の側面からの様子を
示している。本図によってプラテン32の形状の一例、
並びにその印刷ヘッド31及び搬送路10との位置関係
が明確に示されている。印刷ヘッド31とプラテン32
とは、図のように対向配置され、その上下に、チェック
紙Pを搬送するための案内壁10aが延びている。な
お、チェック紙Pの搬送方向に応じて、搬送方向下流側
の案内壁は省略することも可能である。
【0039】図で明らかなように、プラテン32は、そ
の外周面の略対向位置に、前記支持面36と案内面37
を備えている。前記支持面36は、チェック紙Pに印刷
を行う際に、印刷ヘッド31に対向する面であり、印刷
ヘッド31のインパクトに対しチェック紙Pをその裏側
で支承する当接面として機能する(図4に示す状態)。
なお、印刷ヘッド31とチェック紙Pとの間には、イン
クリボン41が配置されている。また、チェック紙Pを
プラテン32の支持面36に密着させて印刷ヘッド31
とチェック紙Pとの距離を適正に保つために、弾性部材
38が設けられている。弾性部材38は、搬送路10を
構成する印刷ヘッド側の案内壁10b側に設けられてお
り、チェック紙Pがない状態では支持面36と当接して
搬送路を完全に塞いでいる。なお、弾性部材38として
は板バネが好適であり、プラテン32と平行に延設され
てもよく、また、印刷ヘッド31と共に移動する構成で
もよい。
【0040】ここで、支持面36は、印刷ヘッド31と
の間のギャップGの距離(0.6mm〜0.9mm程
度)を適正にするように、プラテン32の回転中心から
の距離L1を定めて形成されている。本例では、支持面
36は略平面で構成されているが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、印刷装置30として上述
のシャトルヘッドを用いた場合には、印刷ドットを形成
するピンがプラテン32の回転軸32aと平行に配列さ
れているから、支持面36はこの回転軸32aを軸とす
る円筒面の一部であってもよい。これにより、プラテン
32の回転位置に誤差があっても、支持面36を常に印
刷ヘッドから等距離に位置づけることが可能となる。ま
た、支持面36の一部が摩耗した場合には、プラテン3
2の回転位置を変更することにより当該摩耗した部分以
外の部分を印刷ヘッドに対向させることが可能となる。
【0041】また、図4に示すように、プラテン32に
は、チェック紙Pを支持面36に円滑に導入するための
導入面39を支持面36に連続して設けることが望まし
い。この導入面39を設けることにより、チェック紙P
に印刷を行うために印刷部に搬入する際などの搬送速度
変動が問題にならない場合には、案内面37を印刷ヘッ
ド31に対向させることなく、チェック紙Pを円滑に通
過させることができる。なお、導入面39はチェック紙
Pの搬送方向上流側のみに設ければよい。
【0042】一方、前記案内面37は、チェック紙Pが
印刷部を通過する際に、印刷ヘッド31に対向する面で
ある。案内面37は、その面が、プラテン32側の案内
壁10aの表面と略連続するように、プラテン32の回
転中心からの距離L2を定めて形成されている。すなわ
ち、この状態で案内面37は、印刷ヘッド31の前方
で、搬送路10の案内壁の一部を構成する。図5は、前
記案内面37を印刷ヘッド31側に対向させたときの様
子を示している。この図で明らかなように、プラテン3
2は、実質的に印刷ヘッド31から後退し、その結果、
印刷ヘッド31前方の搬送路が広く拡幅されるととも
に、弾性部材38とプラテン32との当接が解除され
て、チェック紙Pの通過が容易になる。即ち、チェック
紙Pが印刷部を通過する場合は、プラテン側をプラテン
32の案内面37によって円滑に案内され、また、印刷
ヘッド側を弾性部材38によって円滑に案内され、プラ
テン32や印刷ヘッド31及びインクリボン41に衝突
して搬送速度変動を生じることがない。一つの実施例
で、φ11mm、L1=5mm、L2=3mmの金属製プ
ラテンを、印刷時のヘッドとプラテンとのギャップGが
0.8mmとなるよう、その中心が印刷ヘッドの先端か
ら5.8mmの位置に来るように配置した。なお、搬送
路10の幅Dは、2.5〜3.0mm程度が適当であ
る。
【0043】なお、案内壁10aの表面にチェック紙P
の搬送方向に平行に複数のリブを設けてチェック紙Pの
案内壁10aへの吸着を防止した構造の場合には、図1
4に示すように、プラテン32の案内面37にもこれに
連続するリブ37dを設けることが望ましい。
【0044】図4及び図5において、プラテン32側の
案内壁10aの端部は、プラテン32の外周面に対して
近接して配置されている。即ち、案内壁10aの端部と
プラテン32の外周面とは「整合」されている。但し、
外周面の全てが整合されている必要はなく、少なくとも
案内面37の端部と案内壁10aの端部とが整合してい
ればよい。図13にプラテン32の他の実施例を示す。
この例においては、案内面37と支持面36との間に円
筒面は形成されておらず、略平坦な面42が形成されて
いる。これにより、プラテン32の回転質量を低減して
支持面と案内面との切り替えをより高速に行うことがで
きる。なお、平坦な面42は上記の導入面39としての
作用を考慮したものであるが、当該作用を必要としない
場合には、さらに、斜線部分のプラテンを取り除くこと
も可能である。これらの場合にも、案内面37が印刷ヘ
ッド31と対向する側に位置している場合には、案内面
37と案内壁10aとの隙間を最小にすることが可能と
なり、チェック紙Pを安定に搬送することができる。
【0045】一つの実施例でこの隙間は約0.2mmで
ある。プラテン32の外周面は、支持面36及び案内面
37の領域を除き、その回転中心に対する円弧として構
成されているので、該円弧の部分で回転半径が最大であ
り、従ってこの隙間を最小限にすることができる。特
に、図5に示すチェック紙の通過時における前記隙間を
小さくできるということが重要である。通過時の隙間を
最小にすることによって、該隙間にチェック紙Pの先端
が突き当たって搬送速度の変動や紙詰まりを起こす可能
性が最小限に抑えられる。
【0046】図12にプラテン32の他の実施例を示
す。本例においては、案内面37は回転軸32aに平行
な複数の面37a、37b、37cから構成されてい
る。これは、プラテン32の回転位置誤差を考慮したも
のであり、面37aを設けることにより、プラテン32
の停止位置が反時計回りに移動した場合にも案内壁10
aより搬送路10側にプラテンが突出しない。また、面
37cを設けることにより、プラテン32の停止位置が
時計回りに移動した場合に、搬送路へのプラテン32の
突出を回避するものである。なお、これらの面は一体の
曲面として形成することも可能であるが、このように平
面の組み合わせとして構成することにより、例えば、フ
ライス盤等の加工装置により、容易に製作することが可
能となる。なお、この場合、チェック紙P搬送方向下流
側の案内壁10aには、チェック紙Pを案内するための
斜面10bを設けておくことが望ましい。
【0047】図6は、前記プラテン32の駆動制御に関
するブロック図である。図において、プラテン駆動部6
0は、前述のようにプラテン32を回転駆動し、前記支
持面36又は案内面37を選択的に印刷ヘッド31に対
向させる。制御部61は、印刷装置30のチェック紙搬
送方向上流側に設置された用紙端センサ62、同じく下
流側に設置された用紙端センサ63及び回転角検出装置
40からの出力信号を受け、これに応じて前記プラテン
駆動部60を駆動制御する。すなわち制御部61は、用
紙端センサ62がチェック紙Pの通過を検出した場合、
回転角検出装置40の信号を読み取る。そしてプラテン
32の支持面36が印刷ヘッド31側にある場合には、
プラテン32を180度回転させて案内面37が印刷ヘ
ッド側へ来るように、プラテン駆動部60を駆動する。
この結果、チェック紙Pが印刷装置30の印刷部を通過
するときには、常にプラテン32は実質的に搬送路から
後退して、チェック紙Pの通過を容易にする。また、チ
ェック紙Pが印刷装置30の印刷部の所定の位置にセッ
トされた場合、印刷装置30の下流側の用紙端センサ6
3がこれを検知し、制御部61に送る。制御部61は、
これに応じてプラテン32を所定の角度、本例において
は180度、回転させて支持面36が印刷ヘッド側へ来
るように、プラテン駆動部60を駆動する。この結果、
チェック紙Pに対する印刷が可能となる。なお、図2に
おける用紙端センサ6を前記用紙端センサ62として用
い、また用紙端センサ7を前記用紙端センサ63として
用いることができる。
【0048】図7は、印刷装置30における制御の手順
を示すフローチャートである。チェック紙Pが搬送路1
0に搬入されると、プラテン32は案内面37が印刷ヘ
ッド31側に来るようにセットされる(701)。続い
て、搬送ローラ12の駆動により、チェック紙Pが印刷
装置30に搬入され、適正な印刷位置にセットされる
(702)。チェック紙Pが印刷可能な状態にセットさ
れたことが検出されると、プラテン32は180度回転
駆動され、支持面36が印刷ヘッド31側にされる(7
03)。この状態で印刷が開始される(704)。印刷
装置30によるチェック紙P上の印刷が終了すると、チ
ェック紙Pは搬送ローラ13によって印刷装置30から
搬出される(705)。
【0049】図11にプラテン移動機構の他の実施例を
示す。この機構においては、プラテン自体の構造は前述
のものと同様である。プラテン32の回転軸32aには
歯車35が設けられている。この歯車35は伝達歯車1
9と噛合しており、伝達歯車19はクラッチ歯車18に
噛合している。従って、クラッチ歯車18が駆動軸16
と接続状態となれば、駆動軸16の動力がクラッチ歯車
18、伝達歯車19、及び歯車35を経由してプラテン
32に伝達される。トリガープランジャ15はクラッチ
歯車18と駆動軸16とを接続状態又は非接続状態にす
るために用いられる。即ち、トリガープランジャが吸引
状態となりトリガーレバー15aとクラッチ爪車17と
の係合を解除すると、クラッチ歯車が接続状態となり、
反対に、非吸引状態となってトリガーレバー15aを開
放すると、圧縮バネ15bによってトリガーレバー15
aがクラッチ爪車17の爪17a、17b又は17cと
係合し、クラッチ歯車18が非接続状態となる。
【0050】図15は上記のクラッチ機構の構造を示す
分解斜視図である。駆動軸16にはクラッチバネ26
が、外力が作用しない状態において駆動軸16に密着す
るように巻回されている。クラッチ歯車18及びクラッ
チ爪車17には、駆動軸が摺動回転できるように挿通さ
れている。これらの構成部品はクラッチバネの一端部2
6aがクラッチ爪車17に設けられた溝17dに、他の
端部26bがクラッチ歯車18に設けられた溝18a
に、それぞれ挿入されるように組み立てられる。
【0051】次に、このクラッチ機構の作用を説明す
る。駆動軸16は矢印R方向に回転しているものとす
る。このとき、クラッチ爪車17の何れかのクラッチ爪
とトリガーレバー15aとが係合した場合には、クラッ
チバネ26はその端部26aにおいて、クラッチ爪車1
7の溝17dから矢印Rと反対の方向、即ちクラッチバ
ネ26が巻ほぐされる方向に力を受けることとなる。こ
れにより、クラッチバネ26の内径が拡大し、駆動軸1
6との摩擦力を失って、駆動軸16に対して空回りす
る。従って、クラッチバネ26と係合しているクラッチ
歯車18も停止して、駆動軸16に対して空回りする。
一方、クラッチ爪とトリガーレバー15aとの係合が解
除された場合には、クラッチバネ26は駆動軸16との
摩擦力を取り戻し、駆動軸16と一体になって回転す
る。このとき、クラッチ歯車18に矢印Rと反対方向に
負荷トルクが作用した場合には、クラッチ歯車18の爪
18aから、クラッチバネ26の端部26bに、クラッ
チバネ26を駆動軸16に更に巻き付けようとする力が
作用する。これにより、駆動軸16とクラッチバネ26
との摩擦力が強まり、クラッチ歯車18を当該負荷に抗
して回転させる駆動力が駆動軸16から伝達される。
【0052】このように、クラッチバネ26は駆動軸1
6に対して摺動するので、耐摩耗性の高い形状に形成さ
れることが望ましい。例えば、断面が方形の線材を整列
巻きしたバネが好適である。なお、潤滑油をバネに含浸
させておくことも効果的である。
【0053】なお、本例においては、クラッチ歯車18
とプラテン32との減速比は1であり、図16に示すよ
うに、クラッチ爪車17にはプラテン32の支持面36
を印刷ヘッドに対向させる位置と、案内面37を対向さ
せる位置とに対応してそれぞれ爪17aと17bとが設
けられている。即ち、トリガーレバー15aが爪17a
と係合させることによってプラテン32の支持面36を
印刷ヘッド31に対向させ、また、爪17bと係合させ
ることによって案内面37を対向させることができる。
【0054】爪17cはプラテン32の初期位置を決定
するために用いられる。即ち、以下の手順でトリガープ
ランジャ15の通電時間を制御することにより、必ず爪
17aとトリガーレバー15aとを係合させることがで
きる。電源投入後、所定量、駆動軸を回転させて爪17
a、17b又は17cの何れかをトリガーレバー15a
と初期的に係合させた後、トリガープランジャ15にト
リガー爪車が半周する時間よりも若干長い時間の通電を
行う。これにより、トリガーレバー15aは、初期的に
爪17aと契合していた場合には爪17cと、初期的に
爪17b又は17cと係合していた場合には爪17b
と、それぞれ係合する。この後に、トリガープランジャ
15にトリガー爪車が爪17bから爪17cまで回転す
る時間よりも若干長い時間の通電を行う。これにより、
トリガーレバー15aには必ず爪17aが係合すること
となる。なお、上記の時間の設定には予め計測した値を
用いても良いが、駆動軸への負荷の変動や、駆動電圧の
変動等の影響を回避するためには、駆動軸の回転量を検
出し、これに応じて所定のタイミングを生成することが
望ましい。この駆動軸の回転量の検出には、上述のエン
コーダ40が好適に用いられる。
【0055】上述したように、クラッチ歯車18と駆動
軸16との接続状態が切り替わる際には、クラッチバネ
26の多少の変形を伴うことから、クラッチ爪車17と
クラッチ歯車18、ひいてはプラテン32との間には若
干の位相差が生じる。従って、このようなクラッチ機構
を用いて本発明のプラテン移動機構を構成する場合に
は、図12に示すような案内面の形状が望ましい。ま
た、支持面のプラテン回転方向の位置ずれの影響を受け
ない、シャトル方式の印刷ヘッドの採用が望ましい。
【0056】図11に戻って本例におけるプラテン移動
機構周辺の説明を続ける。伝達歯車19にはカム歯車2
1が係合している。また、カム歯車21のカム部21a
は搬送ローラ13の一方が取り付けられたサブフレーム
25のカムフォロワ部25aが当接するように配置され
ている。即ち、カム歯車21が回転するとカム部21a
がカムフォロワ部25aと当接してサブフレーム25
を、圧縮コイルバネ22に抗して、回動支点24の回り
に、回動せしめ、これにより、搬送ローラの一方13b
が図面右側に移動して他方の搬送ローラ13aから離間
する。これにより、チェック紙搬送方向の、プラテン3
2の更に下流側において、チェック紙Pが通過するため
の通路が確保される。なお、プラテン歯車35及びカム
歯車21は同一の歯数を有しており、プラテン32とカ
ム部21aは同一の位相で回動する。また、その位相
は、プラテン32の案内面37が印刷ヘッド31に対向
するときに、搬送ローラ13bが搬送ローラ13aから
最も離れた位置に位置づけられるように設定されてい
る。なお、このとき、第1の印刷装置4に対向するプラ
テン23も当該印刷装置4から最も離れた位置に位置づ
けられ、ここにもチェック紙Pが通過するための搬送路
が確保される。
【0057】図中、チェック紙Pの挿入口11に近接し
てMICRの読み取りを行うための磁気ヘッド3及び当
該磁気ヘッド3にチェック紙Pを押圧して読み取りエラ
ーを減少させるための押圧部材3aが設けられている。
なお、搬送ローラ12はチェック紙PのMICR文字の
読み取りを行う際にチェック紙Pを搬送するために用い
られる。
【0058】次に、本例のプラテン移動機構の制御回路
及び制御方法について、図17及び図18を用いて説明
する。図17に本例の回路ブロック図を示す。インタフ
ェース51は本例の印刷装置(複合処理装置)1と不図
示のホスト装置とを物理的、論理的に接続する回路であ
る。具体的にはインタフェース信号のドライバ、レシー
バや、シリアルデータを所定のプロトコルに応じて取り
込むUART回路等が含まれる。インタフェース51に
よって取り込まれたホスト装置からのデータは、ROM
53に格納された制御プログラムの下で、CPU52に
よって処理される。処理の過程では、RAM54が一時
記憶として使用される。CPU52は入出力回路55を
介してトリガープランジャ15のドライバ56や駆動軸
16の動力源たる不図示のモータを駆動するドライバ5
7等の各制御対象に制御信号を出力し、また、当該回路
を介して印刷装置各部の状態、例えば駆動軸16の回転
量に応じたエンコーダパルスや、用紙検出器6の状態を
入力する。入出力回路55には、ロジック回路と駆動回
路との電源電圧変換回路や、CPU52の動作との同期
を取るためのラッチ回路等のタイミング変換回路等が含
まれる。また、トリガープランジャドライバ56及びモ
ータドライバ57はパワートランジスタやサージ電圧吸
収用のダイオード等を含んで構成される。
【0059】図18に本例におけるプラテン32の制御
方法にかかるフローチャートを示す。なお、このフロー
チャートで示された制御方法は、CPU52の制御プロ
グラムとしてROM53に格納されている。電源投入
後、所定の機構の初期化を行った後、ホスト装置からの
データを解析して「MICR読み取りコマンド」を検出
する(ステップS1)。このコマンドが検出された場合
には、CPU52は入出力回路55を介してトリガープ
ランジャドライバ56に所定の長さの駆動信号を出力し
て、プラテン32の案内面37を印刷ヘッド31に対向
させる。即ち、案内面37をセットする(ステップS
2)。なお、所定の長さは、上述のとおり、エンコーダ
40から出力されるパルスをカウントすることによって
得ている。本例の場合、図16においてクラッチ爪車1
7が爪17bから爪17cまで回転する間に出力される
エンコーダパルス数は既知であるから、ステップS2に
おいてはこのパルス数より1パルス多い数のパルスをカ
ウントするまで、上記の駆動信号を出力する。これによ
り、爪17aから爪17bへ、またその逆へと確実にク
ラッチ歯車、即ちプラテン32を回転させることができ
る。
【0060】ステップS3において、チェック紙Pが挿
入されたか否かを用紙センサ6の出力によって調べ、チ
ェック紙Pが挿入されていれば挿入口側の搬送ローラ1
2を閉じて、つまり搬送ローラ12でチェック紙Pを挟
持して搬送を可能にする(ステップS4)。なお、本例
の用紙センサ6は、用紙の後端を検出するための後端セ
ンサ6aと、用紙の先端を検出するための先端センサ6
bとを含んでおり、CPU52は、両方のセンサが用紙
を検出した場合にチェック紙Pが挿入されたものと判断
している。そして、搬送ローラ12によってチェック紙
Pを高速に、且つ定速で搬送しながらそこに記載されて
いるMICR文字を磁気ヘッド3で読み取る。これに先
立って不図示のアクチュエータを駆動して磁気ヘッド3
にチェック紙Pを押圧し、読み取り動作中はこの状態を
維持することが望ましい。
【0061】読み取りが終了したら、ホスト装置へイン
タフェース回路51を介して、読み取り結果を送信する
(ステップS6)。ホスト装置では読み取り結果を解析
して、再読み取りが必要なら、再度MICR読み取りコ
マンドを発行する。印刷装置1はホスト装置から再読み
取りの指示があれば(ステップS7)、バックフィード
を行い(ステップS8)、再度MICR読み取りを行う
(ステップS5)。
【0062】読み取り終了後、ホスト装置から印字コマ
ンドを受信すれば、直ちにプラテン32の指示面をセッ
トし(ステップS9)、裏書き印刷の準備と表書き印刷
のための搬送の準備とを行う。そして、印刷コマンドの
種類に応じて(ステップS10、S12)対応する印刷
部で印刷を行い(ステップS11、S13)、排出を行
う。なお、裏書き印刷を行った後は、表書き印刷を行う
か否かをホストからのコマンドにより判断して次の処理
を決定する。
【0063】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。前記実施
形態においては、印刷の際の当接面として支持面36を
直線状に構成したものを示したが、円柱状のプラテンの
周面をそのまま当接面としても良い。また、案内面37
も実施形態においては直線的なものであったが、これは
印刷装置30に隣接する搬送路10と連続的になるよう
な面であることが好ましい。従って、印刷装置に隣接す
る部分で搬送路が曲線状である場合には、前記案内面も
これに沿った曲線面とすることが好ましい。また、前記
支持面と案内面とは、必ずしも実施形態に示したように
180度回転した位置に配置する必要はなく、相互に任
意の角度で配置することができる。
【0064】本例ではプラテン32を単一の部材から構
成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、支
持面を有する支持部、案内面を有する案内部、導入面を
有する導入部をそれぞれ別体の部材で構成し、これらを
組み合わせてプラテン部材としてもよい。
【0065】なお、本例ではMICR文字が印刷された
チェック紙を処理する装置について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、検出部を固定した方
式のOCRやバーコードリーダを用いて記録媒体から情
報を読み取る装置、磁気テープを貼付した記録媒体に印
刷を行う装置等、あらゆる装置に応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置を備えた複合処理装置の
外観斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明に係る印刷装置の要部を拡大して示す概
略斜視図である。
【図4】印刷の際におけるプラテンの回転位置を示す印
刷装置の側面図である。
【図5】チェック紙搬入の際におけるプラテンの回転位
置を示す印刷装置の側面図である。
【図6】プラテンの駆動制御に関するブロック図であ
る。
【図7】本発明に係る印刷装置における制御の手順を示
すフローチャートである。
【図8】従来の印刷装置の一例を示す概略斜視図であ
る。
【図9】従来の印刷装置における印刷の際のプラテンの
位置を示す側面図である。
【図10】従来の印刷装置における用紙搬入の際のプラ
テンの位置を示す側面図である。
【図11】本発明の他のプラテン移動機構を示す概略断
面図である。
【図12】本発明の他のプラテンの形状を示す断面図で
ある。
【図13】本発明の他のプラテンの形状を示す断面図で
ある。
【図14】本発明の他のプラテンの形状を示す断面図で
ある。
【図15】本発明のプラテン移動機構に用いるクラッチ
機構を示す分解斜視図である。
【図16】本発明のプラテン移動機構に用いるクラッチ
機構の説明図である。
【図17】本発明の他のプラテン駆動制御に関するブロ
ック図である。
【図18】本発明に係る印刷装置における他の制御手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複合処理装置 2 筐体 3 情報読み取り装置 4 印刷装置 5 搬送路 6、7 用紙端センサ 10 搬送路 11 挿入口 12、13 搬送ローラ 14 搬出口 30 印刷装置 31 印刷ヘッド 32 プラテン 32a 軸 33 軸受け部材 34 フレーム 35 歯車 36 支持面 37 案内面 38 ロータリエンコーダ 39 フォトカプラ 40 回転角検出装置 41 インクリボン P チェック紙 R ロール紙

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ヘッドと対向して設けられ、記録媒
    体を支持するプラテン機構であって、 前記記録媒体の前記印刷ヘッドへの搬送を案内する案内
    壁と、 該案内壁と略平行な軸の回りに回転可能に設けられ、前
    記印刷ヘッドと対向する位置において前記案内壁から突
    出して前記記録媒体を前記印刷ヘッドに対して支持する
    支持部と、前記印刷ヘッドと対向する位置において前記
    案内壁に略連続して前記記録媒体の搬送を案内する案内
    部とを有するプラテン部材と、 前記プラテン部材を回転させ、前記支持部と前記案内部
    とを、選択的に前記印刷ヘッドと対向する位置に移動す
    るプラテン移動機構とを有することを特徴とするプラテ
    ン機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラテン機構において、 前記記録媒体を前記印刷ヘッドから離間する方向に付勢
    し、前記プラテン部材の前記支持部と協働して、当該記
    録媒体を前記印刷ヘッドから所定の距離に支持する付勢
    部材を有し、 前記プラテン部材の前記案内部は、前記印刷ヘッドと対
    向する位置において、前記付勢部材から離間して配置さ
    れたことを特徴とするプラテン機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプラテン機構において、 前記プラテン部材の前記案内部は、前記印刷ヘッドと対
    向する位置において、前記案内壁の端部と整合されてい
    ることを特徴とするプラテン機構。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプラテン機構において、 前記プラテン部材は、前記支持部が前記印刷ヘッドと対
    向する位置に位置する場合に、前記記録媒体を前記案内
    壁の端部から前記支持部へ導く導入部を有することを特
    徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、 該印刷ヘッドを通過して前記記録媒体を搬送する搬送機
    構と、 該搬送機構による前記記録媒体の前記印刷ヘッドへの搬
    送を案内する案内壁と、 前記印刷ヘッドに対向するとともに前記案内壁と略平行
    な軸の回りに回転可能に設けられ、前記印刷ヘッドと対
    向する位置において前記案内壁から突出して前記記録媒
    体を前記印刷ヘッドに対して支持する支持部と、前記印
    刷ヘッドと対向する位置において前記案内壁に略連続し
    て前記記録媒体の搬送を案内する案内部とを有するプラ
    テン部材と、 前記プラテン部材を回転させ、前記支持部と前記案内部
    とを、選択的に前記印刷ヘッドと対向する位置に移動す
    るプラテン移動機構とを有することを特徴とする印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の印刷装置において、 前記記録媒体を前記印刷ヘッドから離間する方向に付勢
    し、前記プラテン部材の前記支持部と協働して、当該記
    録媒体を前記印刷ヘッドから所定の距離に支持する付勢
    部材を有し、 前記プラテン部材の前記案内部は、前記印刷ヘッドと対
    向する位置において、前記付勢部材から離間して配置さ
    れたことを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の印刷装置において、 前記プラテン部材の前記案内部は、前記印刷ヘッドと対
    向する位置において、前記案内壁の端部と整合されてい
    ることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の印刷装置において、 前記プラテン部材は、前記支持部が前記印刷ヘッドと対
    向する位置に位置する場合に、前記記録媒体を前記案内
    壁の端部から前記支持部へ導く導入部を有することを特
    徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の印刷装置において、 前記印刷ヘッドによって前記記録媒体に印刷を行う際に
    前記記録媒体を搬送する一組の搬送ローラと、 該一組の搬送ローラを互いに接触及び離間させる搬送ロ
    ーラ開閉機構と、 前記プラテン移動機構が前記プラテン部材を前記支持位
    置へ移動する場合には、前記搬送ローラ開閉機構が前記
    一組の搬送ローラを互いに接触させ、前記プラテン移動
    機構が前記プラテン部材を前記案内位置へ移動する場合
    には、前記搬送ローラ開閉機構が前記一組の搬送ローラ
    を互いに離間させるべく、前記プラテン移動機構と前記
    搬送ローラ開閉機構とを連動させる連係機構とを有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の印刷装置において、 前記プラテン移動機構は、 駆動軸と、 前記駆動軸の駆動力を前記プラテン部材に間欠的に伝達
    するクラッチ機構と、 所定のタイミングで前記クラッチ機構を伝達状態とし、
    前記プラテン部材の所定の回転量に応じて前記クラッチ
    機構を非伝達状態とするトリガー機構と、を有すること
    を特徴とする印刷装置。
  11. 【請求項11】 記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、 前記記録媒体に設けられた情報を読み取る検出器と、 前記印刷ヘッド及び前記検出器を通過して前記記録媒体
    を搬送する搬送機構と、 該搬送機構による前記記録媒体の前記印刷ヘッドへの搬
    送を案内する案内壁と、 前記印刷ヘッドに対向して設けられ、前記案内壁から突
    出して前記記録媒体を前記印刷ヘッドに対して支持する
    支持位置と、前記案内壁に略連続して前記記録媒体の搬
    送を案内する案内位置とに移動可能なプラテン部材と、 前記プラテン部材を移動させ、前記支持位置と前記案内
    位置とに、選択的に位置づけるプラテン移動機構と、 前記プラテン移動機構を制御して、少なくとも前記印刷
    ヘッドによる印刷を行う際には前記プラテン部材を前記
    支持位置に、前記検出器による前記読み取り処理を行う
    際には前記プラテンを前記案内位置に、それぞれ移動さ
    せる制御装置と、を有することを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の印刷装置において、 前記プラテン部材は、 前記案内壁と略平行な軸の回りに回転可能に設けられ、
    前記印刷ヘッドと対向する位置において前記案内壁から
    突出して前記記録媒体を前記印刷ヘッドに対して支持す
    る支持部と、 前記印刷ヘッドと対向する位置において前記案内壁に略
    連続して前記記録媒体の搬送を案内する案内部とを有し
    て成ることを特徴とする印刷装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の印刷装置において、 前記記録媒体を前記印刷ヘッドから離間する方向に付勢
    し、前記プラテン部材と協働して、当該記録媒体を前記
    印刷ヘッドから所定の距離に支持する付勢部材を有し、 前記プラテン部材は、前記案内位置においては、前記付
    勢部材から離間していることを特徴とする印刷装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の印刷装置において、 前記プラテン部材は、前記案内位置において、前記案内
    壁の端部と整合されていることを特徴とする印刷装置。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の印刷装置において、 前記プラテン部材は、前記支持位置において前記記録媒
    体を前記案内壁の端部から前記支持部へ導く導入部を有
    することを特徴とする印刷装置。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の印刷装置において、 前記検出器は、前記記録媒体に記録された磁気インク文
    字を読み取る磁気ヘッドを有することを特徴とする印刷
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の印刷装置において、 当該印刷装置が接続されるホスト装置から受信した制御
    コマンドを解釈するコマンドインタプリタを有し、 前記制御装置は、前記コマンドインタプリタに応じ、前
    記コマンドインタプリタが前記検出器による前記情報の
    読み出し処理を指示するコマンドを解釈した場合に、前
    記プラテン部材を前記案内位置に移動させることを特徴
    とする印刷装置。
  18. 【請求項18】 請求項11記載の印刷装置において、 前記印刷ヘッドによって前記記録媒体に印刷を行う際に
    前記記録媒体を搬送する一組の搬送ローラと、 該一組の搬送ローラを互いに接触及び離間させる搬送ロ
    ーラ開閉機構と、 前記プラテン移動機構が前記プラテン部材を前記支持位
    置へ移動する場合には、前記搬送ローラ開閉機構が前記
    一組の搬送ローラを互いに接触させ、前記プラテン移動
    機構が前記プラテン部材を前記案内位置へ移動する場合
    には、前記搬送ローラ開閉機構が前記一組の搬送ローラ
    を互いに離間させるべく、前記プラテン移動機構と前記
    搬送ローラ開閉機構とを連動させる連係機構とを有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の印刷装置において、 前記プラテン移動機構は、 駆動軸と、 前記駆動軸の駆動力を前記プラテン部材に間欠的に伝達
    するクラッチ機構と、 所定のタイミングで前記クラッチ機構を伝達状態とし、
    前記プラテン部材の所定の回転量に応じて前記クラッチ
    機構を非伝達状態とするトリガー機構と、を有すること
    を特徴とする印刷装置。
  20. 【請求項20】 (a)案内壁に沿って記録媒体を搬送
    する工程と、 (b)プラテン部材を支持位置へ突出させて前記記録媒
    体を前記印刷ヘッドに対して支持する工程と、 (c)印刷ヘッドによって記録媒体に印刷を行う工程
    と、 (e)プラテン部材を案内位置へ退避させて前記記録媒
    体を案内させる工程と、 (d)検出器によって該搬送工程(a)において搬送さ
    れている前記記録媒体に設けられた情報を読み取る工程
    と、を有し、前記印刷工程(c)を前記支持工程(b)
    の後に、及び前記読み取り工程(d)を前記案内工程
    (e)の後に、それぞれ行うことを特徴とする印刷装置
    の制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項17記載の印刷装置の制御方法
    において、 (f)当該印刷装置が接続されるホスト装置から受信し
    た、記録媒体に設けられた情報の読み出しを指示する所
    定の制御コマンドを解釈する工程を有し、 前記案内工程(e)は、前記コマンド解釈工程(f)に
    応じ、前記所定の制御コマンドが解釈された場合に実行
    されることを特徴とする印刷装置の制御方法。
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