JPH1129051A - 衝撃吸収式ステアリング装置 - Google Patents

衝撃吸収式ステアリング装置

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JPH1129051A
JPH1129051A JP20218197A JP20218197A JPH1129051A JP H1129051 A JPH1129051 A JP H1129051A JP 20218197 A JP20218197 A JP 20218197A JP 20218197 A JP20218197 A JP 20218197A JP H1129051 A JPH1129051 A JP H1129051A
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JP
Japan
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flat plate
flat
plate portion
bracket
shock absorbing
Prior art date
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Application number
JP20218197A
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English (en)
Inventor
Susumu Imagaki
進 今垣
Hironori Kotani
博憲 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を増大させることなく、衝撃を安定し
て吸収でき、低コストで、ステアリングコラムと車体と
によるホーン駆動回路の構成に支障がない衝撃吸収式ス
テアリング装置を提供する。 【解決手段】ステアリングコラムに固定される板状ブラ
ケット11と、このブラケット11の一面11′と他面11″を
覆う衝撃吸収部材20を、車体側45に押し付け部材41によ
り押し付ける。その衝撃吸収部材20は金属製板状材料を
折り曲げることで構成され、折り返し部分20b、20f、
20jを介して互いに連なると共に互いに対向する面20
a″、20k′、20i″、20c′を有する部分20a、20
k、20i、20cを備える。その互いに対向する面20
a″、20k′、20i″、20c′は、摩擦低減用合成樹脂
製被膜90によりコーティングされる。衝撃作用時に、そ
の合成樹脂製被膜90相互の間の相対移動に基づき衝撃エ
ネルギーを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の衝突時にド
ライバーに作用する衝撃を吸収するために用いられる衝
撃吸収式ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図11に
示す従来の衝撃吸収式ステアリング装置は、ステアリン
グコラムに固定される板状ブラケット103と、そのブ
ラケット103の一面103aと他面103bとを覆う
金属製板状材料から構成される衝撃吸収部材104と、
そのブラケット103と衝撃吸収部材104とを車体側
部材105に押し付ける押し付け部材106とを備え
る。ステアリングホイールにドライバーが衝突して衝撃
が作用すると、車体側部材105に対してステアリング
コラムとブラケット103とが図において2点鎖線で示
すように相対移動する。
【0003】その衝撃吸収部材104は、第1平板状部
分104aと、この第1平板状部分104aに第1折り
返し部分104bを介して連なる第2平板状部分104
cとを有する。その車体側部材105は第1平板状部分
104aの一面104a′に対向し、その第1平板状部
分104aの他面104a″はブラケット103の一面
103aに対向し、そのブラケット103の他面103
bは第2平板状部分104cの一面104c′に対向
し、その第2平板状部分104cの他面104c″は押
し付け部材106に対向する。
【0004】その押し付け部材106は、車体側部材1
05に固定された植え込みボルト109にねじ合わされ
るナットにより構成され、その植え込みボルト109は
衝撃吸収部材104とブラケット103とを貫通する。
その植え込みボルト109にねじ合わされる押し付け部
材106により、そのブラケット103と衝撃吸収部材
104とが車体側部材105に押し付けられる。
【0005】上記ステアリングコラムの移動時に、その
第1平板状部分104aの他面104a″とブラケット
103の一面103aとの間に作用する摩擦力、およ
び、そのブラケット103の他面103bと第2平板状
部分104cの一面104c′との間に作用する摩擦力
の低減用合成樹脂製被膜が、その第1平板状部分104
aの他面104a″と第2平板状部分104cの一面1
04c′とにコーティングされる。
【0006】上記従来の構成によれば、車体側部材10
5に対するブラケット103の相対移動時に、ブラケッ
ト103と衝撃吸収部材104との間に作用する摩擦力
に抗して滑りが生じることで、衝撃エネルギーを吸収で
きる。
【0007】しかし、上記従来の構成では、ブラケット
103の一面103aと他面103bの表面粗度が安定
しないため、吸収可能な衝撃エネルギーが安定しない。
その表面粗度は、ブラケット103の一面103aと他
面103bに合成樹脂製被膜をコーティングすることで
安定させることができるが、ブラケット103の表面積
は大きいため材料コストが増大する。さらに、ステアリ
ングコラムと車体とによりホーン駆動回路の一部を構成
する場合、ブラケット103と車体側部材105との間
の導電性が合成樹脂製被膜により阻害されるという問題
がある。
【0008】図12の(1)に示す従来の衝撃吸収式ス
テアリング装置は、上記従来の構成に加えて、上記衝撃
吸収部材104とは別体の金属製板状材料から構成され
る第2衝撃吸収部材114を有する。その第2衝撃吸収
部材114は、第1平板状部分114aと、この第1平
板状部分114aに第1折り返し部分114bを介して
連なる第2平板状部分114cとを有する。
【0009】その車体側部材105は第2衝撃吸収部材
114の第1平板状部分114aの一面114a′に対
向し、その第2衝撃吸収部材114の第1平板状部分1
14aの他面114a″は衝撃吸収部材104の第1平
板状部分104aの一面104a′に対向し、その衝撃
吸収部材104の第1平板状部分104aの他面104
a″はブラケット103の一面103aに対向し、その
ブラケット103の他面103bは衝撃吸収部材104
の第2平板状部分104cの一面104c′に対向し、
その衝撃吸収部材104の第2平板状部分104cの他
面104c″は第2衝撃吸収部材114の第2平板状部
分114cの一面114c′に対向し、その第2衝撃吸
収部材114の第2平板状部分114cの他面114
c″は押し付け部材106に対向する。
【0010】上記ステアリングコラムの移動時に、その
第2衝撃吸収部材114の第1平板状部分114aの他
面114a″と衝撃吸収部材104の第1平板状部分1
04aの一面104a′との間に作用する摩擦力、およ
び、その衝撃吸収部材104の第2平板状部分104c
の他面104c″と第2衝撃吸収部材114の第2平板
状部分114cの一面114c′との間に作用する摩擦
力の低減用合成樹脂製被膜が、その第2衝撃吸収部材1
14の第1平板状部分114aの他面114a″、衝撃
吸収部材104の第1平板状部分104aの一面104
a′、衝撃吸収部材104の第2平板状部分104cの
他面104c″、および第2衝撃吸収部材114の第2
平板状部分114cの一面114c′にコーティングさ
れる。
【0011】これにより、図12の(2)に示すよう
に、車体側部材105に対するブラケット103の相対
移動時に、衝撃吸収部材104と第2衝撃吸収部材11
4との間に作用する摩擦力に抗して滑りが生じること
で、衝撃エネルギーを吸収できる。
【0012】しかし、上記従来の構成では、衝撃吸収部
材104と第2衝撃吸収部材114とが必要であるた
め、部品点数が増大し、組立工程が煩雑になる。また、
ステアリングコラムと車体によりホーン駆動回路の一部
を構成する場合、ブラケット103と車体側部材105
との間の導電性が合成樹脂製被膜により阻害されるとい
う問題がある。
【0013】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる衝撃吸収式ステアリング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
コラムと、そのステアリングコラムに取り付けられるブ
ラケットと、そのブラケットの一面と他面とを覆うよう
に金属製板状材料を折り曲げることで構成される衝撃吸
収部材と、そのブラケットと衝撃吸収部材とを車体側に
押し付ける押し付け部材とを備え、衝撃作用時に車体側
に対してステアリングコラムとブラケットとが同行して
相対移動可能である衝撃吸収式ステアリング装置に適用
される。
【0015】本発明の衝撃吸収式ステアリング装置にお
いて、その衝撃吸収部材は、折り返し部分を介して互い
に連なると共に互いに対向する面を有する部分を備え、
衝撃作用時に、その互いに対向する面を有する部分を相
対移動させることができるように、その互いに対向する
面相互の間に作用する摩擦力を低減する合成樹脂製被膜
が、その互いに押し付けられる面それぞれにコーティン
グされ、且つ、その相対移動により塑性変形可能な部分
がその衝撃吸収部材に設けられていることを特徴とす
る。本発明の構成によれば、衝撃吸収部材において、折
り返し部分を介して互いに連なり、且つ、互いに対向す
る面を有する部分が、衝撃作用時に合成樹脂製被膜を介
して相対移動する。すなわち、表面粗度が安定している
合成樹脂製被膜相互の間の相対移動に基づき、衝撃エネ
ルギーを吸収できる。その衝撃吸収部材は一枚の金属製
板状材料から構成できる。
【0016】その衝撃吸収部材は、第1平板状部分と、
この第1平板状部分に第1折り返し部分を介して連なる
第2平板状部分と、この第2平板状部分に第2折り返し
部分を介して連なる第3平板状部分と、この第3平板状
部分に第3折り返し部分を介して連なる第4平板状部分
とを有し、その第1平板状部分の一面に車体側が対向
し、その第1平板状部分の他面に第4平板状部分の一面
が対向し、その第4平板状部分の他面にブラケットの一
面が対向し、そのブラケットの他面に第3平板状部分の
一面が対向し、その第3平板状部分の他面に第2平板状
部分の一面が対向し、その第2平板状部分の他面に押し
付け部材側が対向するように、各平板状部分は配置さ
れ、衝撃作用時に、その第3平板状部分と第4平板状部
分を、前記ブラケットと共に、第1平板状部分と第2平
板状部分に対して、前記第1折り返し部分から離れるよ
うに相対移動させることができるように、その第1平板
状部分の他面と第4平板状部分の一面との間に作用する
摩擦力、および第3平板状部分の他面と第2平板状部分
の一面との間に作用する摩擦力を低減する合成樹脂製被
膜が、その第1平板状部分の他面、第4平板状部分の一
面、第3平板状部分の他面、および第2平板状部分の一
面にコーティングされ、その第2平板状部分と第3平板
状部分との間に、その第1平板状部分と第2平板状部分
とに対する第3平板状部分と第4平板状部分の相対移動
により塑性変形可能な部分が設けられているのが好まし
い。この構成によれば、衝撃吸収部材の第1平板状部分
の他面、第4平板状部分の一面、第3平板状部分の他
面、および、第2平板状部分の一面に合成樹脂製被膜が
コーティングされることで、衝撃作用時に、第3平板状
部分と第4平板状部分を前記ブラケットと共に第1平板
状部分と第2平板状部分とに対して相対移動させること
ができる。すなわち、表面粗度が安定している合成樹脂
製被膜相互の間の相対移動に基づき、衝撃エネルギーを
吸収できる。その第1平板状部分と第2平板状部分とに
対する第3平板状部分と第4平板状部分の相対移動によ
り、その第2平板状部分と第3平板状部分との間の部分
において塑性変形が生じることで、その相対移動を阻止
する過大な力が作用するのを防止できる。その衝撃吸収
部材は、一枚の金属製板状材料から、第1平板状部分に
第1折り返し部分を介して連なる第2平板状部分と、こ
の第2平板状部分に第2折り返し部分を介して連なる第
3平板状部分と、この第3平板状部分に第3折り返し部
分を介して連なる第4平板状部分とを有するように構成
でき、且つ、車体側に対向する第1平板状部分の一面
と、ブラケットに対向する第3平板状部分の一面、第4
平板状部分の他面、および第2平板状部分の他面には、
合成樹脂製被膜をコーティングする必要はないので、車
体側とブラケットとの間の導電性が合成樹脂製被膜によ
り阻害されることはない。
【0017】本発明の衝撃吸収式ステアリング装置にお
いて、前記衝撃吸収部材は、前記第2平板状部分に第1
曲げ部分を介して連なる第1延長部分と、この第1延長
部分に前記第2折り返し部分を介して連なると共に前記
第3平板状部分に第2曲げ部分を介して連なる第2延長
部分とを有し、各延長部分は、各曲げ部分から第2折り
返し部分に向かうに従い、前記ブラケットから離れるよ
うに配置され、その第3平板状部分と第4平板状部分と
が第1平板状部分と第2平板状部分とに対して相対移動
することで、各曲げ部分と第2折り返し部分とが塑性変
形可能とされているのが好ましい。各曲げ部分と第2折
り返し部分とが塑性変形することで、その第1平板状部
分と第2平板状部分とに対する第3平板状部分と第4平
板状部分の相対移動を円滑に行なうことができ、吸収さ
れる衝撃エネルギー量を安定化できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0019】図1〜図3に示す衝撃吸収式ステアリング
装置1は、筒状の金属製第1ステアリングコラム2a
と、この第1ステアリングコラム2aに筒状のスペーサ
3を介し圧入される金属製第2ステアリングコラム2b
とを備える。
【0020】その第1ステアリングコラム2aは、上部
ベアリング4を介し第1ステアリングシャフト5を支持
する。その第1ステアリングシャフト5の一端側は、中
実であってステアリングホイールHに連結される。その
上部ベアリング4は、第1ステアリングコラム2aの内
周に形成された段差と、第1ステアリングシャフト5の
外周に取り付けられた止め輪12とにより、第1ステア
リングコラム2aと第1ステアリングシャフト5とに対
する軸方向相対移動が規制されている。その第1ステア
リングコラム2aに複数の板材から構成されるアッパー
ブラケット11が連結される。そのアッパーブラケット
11が後述のように車体側部材45に連結される。
【0021】その第1ステアリングシャフト5の他端側
は、中空であって第2ステアリングシャフト7の一端に
嵌め合わされる。その第2ステアリングシャフト7は下
部ベアリング6を介し第2ステアリングコラム2bによ
り支持される。その第2ステアリングコラム2bに複数
の板材から構成されるロアブラケット10が溶接され
る。そのロアブラケット10は後述のように車体側部材
45に連結される。
【0022】その第2ステアリングシャフト7の外周に
一対の周溝8が形成され、その周溝8に通じる通孔9が
第1ステアリングシャフト5に形成され、その通孔9と
周溝8とに樹脂60が充填される。衝撃が作用すると、
その樹脂60が破断され、第1ステアリングシャフト5
と第2ステアリングシャフト7とは軸方向相対移動す
る。第1ステアリングシャフト5の内周形状と第2ステ
アリングシャフト7の外周形状とは非円形とされること
で、第1ステアリングシャフト5と第2ステアリングシ
ャフト7とは回転伝達可能に連結されている。
【0023】そのスペーサ3は、両コラム2a、2b間
に圧入される。衝撃が作用すると、第1ステアリングコ
ラム2aは第2ステアリングコラム2bに対して、スペ
ーサ3の圧入荷重に対応する摩擦力に抗して軸方向に相
対移動する。これにより、その第1ステアリングコラム
2aと上記アッパーブラケット11は、衝撃作用時に、
車体側部材45に対して軸心方向に相対移動する。
【0024】そのアッパーブラケット11は、第1ステ
アリングコラム2aに溶接される一対の内側壁11a、
11bと、各内側壁11a、11bに支持シャフト11
c、11dを介して相対揺動可能に連結される一対の外
側壁11e、11fと、両外側壁11e、11fに連結
される連結壁11gと、その連結壁11gから第1ステ
アリングコラム2aの径方向外方に延び出る一対の支持
部11h、11iとを有する。
【0025】そのアッパーブラケット11の各支持部1
1h、11iに、ステアリングホイールH側において開
口する切欠11kが形成されている。各切欠11kの周
囲において、そのアッパーブラケット11の各支持部1
1h、11iの一面11′と他面11″とが、それぞれ
金属製板状材料を折り曲げることで構成される衝撃吸収
部材20により覆われる。
【0026】図4の(1)、図5の(1)、(2)に示
すように、各衝撃吸収部材20は、第1平板状部分20
aと、この第1平板状部分20aに第1折り返し部分2
0bを介して連なる第2平板状部分20cと、この第2
平板状部分20cに第1曲げ部分20dを介して連なる
第1延長部分20eと、この第1延長部分20eに第2
折り返し部分20fを介して連なる第2延長部分20g
と、この第2延長部分20gに第2曲げ部分20hを介
して連なる第3平板状部分20iと、この第3平板状部
分20iに第3折り返し部分20jを介して連なる第4
平板状部分20kとを有する。
【0027】図4の(1)に示すように、その第1平板
状部分20aの一面20a′に車体側部材45が対向
し、その第1平板状部分20aの他面20a″に第4平
板状部分20kの一面20k′が対向し、その第4平板
状部分20kの他面20k″にアッパーブラケット11
の支持部11h、11iの一面11′が対向し、そのア
ッパーブラケット11の支持部11h、11iの他面1
1″に第3平板状部分20iの一面20i′が対向し、
その第3平板状部分20iの他面20i″に第2平板状
部分20cの一面20c′が対向し、その第2平板状部
分20cの他面20c″に後述のナット(押し付け部
材)41が対向するように、各平板状部分20a、20
c、20i、20kは配置されている。各対向面の直交
方向に、ナット41の押し付け力が作用する。その押し
付け方向は、アッパーブラケット11の車体側部材45
に対する相対移動方向に直角な方向に沿う。また、その
第1折り返し部分20bと第3折り返し部分20jと
が、アッパーブラケット11の支持部11h、11iの
ステアリングホイールH側の端面に対向するように配置
される。
【0028】その第1平板状部分20aの他面20a″
と第4平板状部分20kの一面20k′は後述の合成樹
脂製被膜90を介して接し、また、第2平板状部分20
cの一面20c′と第3平板状部分20iの他面20
i″も、その合成樹脂製被膜90を介して接するものと
されている。
【0029】その第3平板状部分20iの一面20i′
と第4平板状部分20kの他面20k″の間隔は、アッ
パーブラケット11の支持部11h、11iの厚さと略
等しくされている。
【0030】各延長部分20e、20gは、各曲げ部分
20d、20hから第2折り返し部分20fに向かうに
従い、アッパーブラケット11から離れるように配置さ
れている。本実施形態では、各延長部分20e、20g
はアッパーブラケット11の他面11″に対して直角方
向に延びる。その第1延長部分20eの他面20e″と
第2延長部分20gの一面20g′とは接するものとさ
れている。
【0031】図6に示すように、本実施形態では、その
衝撃吸収部材20を構成する金属製板状材料20′は矩
形板状とされている。なお、図6において2点鎖線で示
すように、この衝撃吸収部材20における曲げ縁は、ア
ッパーブラケット11の車体側部材45に対する相対移
動方向と、ナット41によるアッパーブラケット11の
車体側部材45への押し付け方向とに直角な方向に沿う
ものとされている。
【0032】その車体側部材45に植え込まれるネジ軸
40が、そのアッパーブラケット11と衝撃吸収部材2
0とを貫通する。そのネジ軸40にねじ合わされるナッ
ト41と車体側部材45とで、アッパーブラケット11
の支持部11h、11iが挟み込まれる。これにより、
そのナット41により、アッパーブラケット11の支持
部11h、11iと衝撃吸収部材20を車体側部材45
に押し付ける押し付け力が付与される。なお、そのネジ
軸40とナット41に代えてボルトを用いてもよい。
【0033】図6に示すように、そのネジ軸40を挿通
するため、その衝撃吸収部材20において、その第1平
板状部分20aに第1通孔20vが形成され、その第2
平板状部分20c、第1曲げ部分20d、第1延長部分
20e、第2折り返し部分20f、第2延長部分20
g、第2曲げ部分20h、第3平板状部分20i、第3
折り返し部分20j、および第4平板状部分20kに亘
る第2通孔20wが形成されている。そのネジ軸40
は、その第1通孔20v、第2通孔20w、およびアッ
パーブラケット11の支持部11h、11iに形成され
た上記切欠11kに挿通される。
【0034】その第2通孔20wが、第3平板状部分2
0i、第3折り返し部分20j、および第4平板状部分
20kに亘ることから、その第3平板状部分20iと第
4平板状部分20kと第3折り返し部分20jが、第1
平板状部分20aと第2平板状部分20cとに対して、
車体側部材45に対する第1ステアリングコラム2aと
アッパーブラケット11の移動方向に、その第1折り返
し部分20bから離れるように移動する際に、その第2
通孔20w内を上記ネジ軸40が相対移動する。これに
より、その第3平板状部分20i、第4平板状部分20
k、および第3折り返し部分20jの、第1平板状部分
20aと第2平板状部分20cとに対する相対移動が可
能とされている。
【0035】その第1平板状部分20aの他面20
a″、第4平板状部分20kの一面20k′、第3平板
状部分20iの他面20i″、および第2平板状部分2
0cの一面20c′を含む金属製板状材料の片面全体
に、図4の(3)に示すように合成樹脂製被膜90がコ
ーティングされている。これにより、その第1平板状部
分20aの他面20a″と第4平板状部分20kの一面
20k′との間に作用する摩擦力、および第3平板状部
分20iの他面20i″と第2平板状部分20cの一面
20c′との間に作用する摩擦力を、第1平板状部分2
0aの一面20a′と車体側部材45との間に作用する
摩擦力、第4平板状部分20kの他面20k″とアッパ
ーブラケット11の支持部11h、11iの一面11′
との間に作用する摩擦力、アッパーブラケット11の支
持部11h、11iの他面11″と第3平板状部分20
iの一面20i′との間に作用する摩擦力、および第2
平板状部分20cの他面20c″とナット41との間に
作用する摩擦力よりも低減し、衝撃作用時に、第3平板
状部分20iと第4平板状部分20kをアッパーブラケ
ット11と共に第1平板状部分20aと第2平板状部分
20cとに対して相対移動させることができる。その合
成樹脂製被膜90は、その摩擦力を低減できるものであ
れば特に限定されず、例えばテフロン被膜を用いること
ができる。
【0036】図4の(2)は、衝撃の作用により、第3
平板状部分20iと第4平板状部分20kが、アッパー
ブラケット11と共に、第1平板状部分20aと第2平
板状部分20cとに対して相対移動した状態を示す。そ
の相対移動により、その第2平板状部分20cと第3平
板状部分20iとの間において、各曲げ部分20d、2
0hと第2折り返し部分20fとが塑性変形する。その
塑性変形により、第1延長部分20eの他面20e″と
第2延長部分20gの一面20g′との間隔は、第2折
り返し部分20fから各曲げ部分20d、20hに向か
うに従い次第に大きくなる。
【0037】図3に示すように、そのアッパーブラケッ
ト11の内側壁11a、11bと外側壁11e、11f
とを連結する上記一対の支持シャフト11c、11d
は、互いに同心となるように配置され、その内側壁11
a、11bに形成される通孔11pに軸中心に回転可能
かつ径方向移動しないように挿通され、その外側壁11
e、11fに形成される長孔11qに自身の軸中心に回
転可能かつ後述のチルト中心回りに揺動可能に挿通され
る。各支持シャフト11c、11dの軸心は、第1ステ
アリングコラム2aの軸心に直角な方向に沿うものとさ
れている。そのアッパーブラケット11の各支持部11
h、11iの一面11′と他面11″は、その支持シャ
フト11c、11dの軸心に平行に配置される。上記両
内側壁11a、11bの間において、各支持シャフト1
1c、11dの一端に雄ねじ11c′、11d′が形成
されている。両雄ねじ11c′、11d′の一方は、右
ねじとされると共に連結部材30の一端にねじ合わさ
れ、他方は左ねじとされると共に連結部材30の他端に
ねじ合わされる。その連結部材30にチルトレバー31
が連結される。両内側壁11a、11bの外方におい
て、一方の支持シャフト11cの他端にナット11c″
がねじ合わされ、他方の支持シャフト11dの他端に頭
部11d″が形成される。これにより、そのチルトレバ
ー31を一方向に揺動させると、各支持シャフト11
c、11dの雄ねじ11c′、11d′が連結部材30
にねじ込まれ、その頭部11d″とナット11c″によ
り上記外側壁11e、11fが内側壁11a、11bに
押し付けられる。この押し付けにより、ステアリングコ
ラム2a、2bの車体に対する揺動が阻止される。ま
た、そのチルトレバー31を図1において2点鎖線で示
すように他方向に揺動させると、各支持シャフト11
c、11dの雄ねじ11c′、11d′の連結部材30
へのねじ込みが緩められ、その頭部11d″とナット1
1c″による上記外側壁11e、11fの内側壁11
a、11bへの押し付けが解除される。これにより、ス
テアリングコラム2a、2bは車体に対してチルト中心
まわりの揺動が可能になる。なお、アッパーブラケット
11の各支持部11h、11iと内側壁11a、11b
とを連結する引っ張りコイルバネ33b、33aが、チ
ルト中心まわりの揺動が可能な状態のステアリングコラ
ム2a、2bを支持するように設けられている。
【0038】図1、図2、図7の(1)、(2)に示す
ように、前記ロアブラケット10は、第1部材50、一
対の第2部材51、および第3部材52を有する。その
第1部材50は、第2ステアリングコラム2bの外周を
覆う第1部分50aと、この第1部分50aの一端に曲
げ部50bを介して連なる第2部分50cと、その第1
部分50aの他端に曲げ部50dを介して連なる第3部
分50eとを有する。その第2部分50cと第3部分5
0eは、上記アッパーブラケット11の支持部11h、
11iと平行に配置される。その第1部分50aと第3
部分50eは第2ステアリングコラム2bに溶接され
る。その第2部分50cは、車体側部材45にボルト6
1により固定される。各第2部材51は、その第1部材
50の第1部分50aと第3部分50eに沿い、その第
1部材50に補強のため溶接される。その第3部材52
は、その第1部材50の第2部分50cと、その第1部
材50の第1部分50aに沿う第2部材51とに沿い、
その第2部分50cと共に車体側部材45にボルト61
により固定され、この固定により第2部材51に押し付
けられる。このロアブラケット10は、その第1部材5
0の曲げ部50bにおける剛性が最小であることから、
その曲げ部50bの近傍における軸がステアリングホイ
ールHのチルト中心になる。図8に示すように、その第
3部材52は、車体側部材45への取り付け前の状態で
は湾曲し、車体側部材45への取り付けにより弾性変形
する。これにより、その第3部材52は、ステアリング
コラム2a、2bに第2部材51、第1部材50を介し
て弾力を作用させ、その弾力に基づき、チルト中心まわ
りの揺動が可能な状態のステアリングコラム2a、2b
を支持する。
【0039】図2に示すように、ステアリングホイール
Hに取り付けられるホーン71のスイッチ72の一方の
端子72aは、そのホーン71、バッテリー73を介し
て車体側部材45に接続され、そのスイッチ72の他方
の端子72bは、第1ステアリングシャフト5、上部ベ
アリング4、第1ステアリングコラム2a、アッパーブ
ラケット11、衝撃吸収部材20を介して車体側部材4
5に接続され、これによりホーン駆動回路が構成されて
いる。
【0040】図1、図7(1)、(2)、図8に示すよ
うに、第2ステアリングシャフト7を支持する下部ベア
リング6は、止め輪81により第2ステアリングシャフ
ト7に対してステアリングホイールH側へ相対移動する
のが阻止され、規制リング82により第2ステアリング
シャフト7に対して反ステアリングホイールH側へ相対
移動するのが規制されている。その規制リング82は、
その下部ベアリング6の内輪に接するリング本体82a
と、このリング本体82aに径方向に沿ってねじ合わさ
れる止めネジ82bとを有し、その止めネジ82bが第
2ステアリングシャフト7の外周に押し付けられる。こ
れにより、その止めネジ82bと第2ステアリングシャ
フト7との間の摩擦力により、通常は下部ベアリング6
の上記相対移動が規制され、車両と障害物との衝突によ
り作用する力が第2ステアリングシャフト7に作用する
ことで、下部ベアリング6は規制リング82と共に第2
ステアリングシャフト7に対して相対移動し、衝撃が吸
収される。なお、例えば、車体と車輪を支持するフレー
ムとの間に緩衝部材を介在させるオフロード車等では、
通常走行時に第2ステアリングシャフト7に作用する力
が大きいことから、その止めネジ82bの先端は、通常
走行時における第2ステアリングシャフト7との間の摩
擦力を大きくするため、図9の(1)、(2)に示すよ
うに、尖鋭とするのが好ましい。
【0041】上記構成によれば、車両と障害物との衝突
により衝撃が作用すると、下部ベアリング6が第2ステ
アリングシャフト7に対して相対移動して衝撃が吸収さ
れ、また、樹脂60が剪断されることで衝撃が吸収され
る。次に、ステアリングホイールHとドライバーとの衝
突により衝撃が作用すると、車体側部材45と第2ステ
アリングコラム2bとに対して第1ステアリングコラム
2aとアッパーブラケット11とが相対移動する。その
第1ステアリングコラム2aの第2ステアリングコラム
2bに対する相対移動により、両コラム2a、2b間に
圧入されたスペーサ3の圧入荷重に応じて衝撃が吸収さ
れる。また、衝撃吸収部材20の第1平板状部分20a
の他面20a″、第4平板状部分20kの一面20
k′、第3平板状部分20iの他面20i″、および第
2平板状部分20cの一面20c′に合成樹脂製被膜9
0がコーティングされることで、その衝撃作用時に、第
3平板状部分20iと第4平板状部分20kをアッパー
ブラケット11と共に第1平板状部分20aと第2平板
状部分20cとに対して相対移動させることができる。
すなわち、表面粗度が安定している合成樹脂製被膜90
相互の間の相対移動に基づき、衝撃エネルギーを吸収で
きる。また、その第1平板状部分20aと第2平板状部
分20cとに対する第3平板状部分20iと第4平板状
部分20kの相対移動は、衝撃吸収部材20の各曲げ部
分20d、20hと第2折り返し部分20fとが、第2
通孔20wによって、より塑性変形し易くされているの
で、その相対移動を阻止する過大な力が作用するのを防
止でき、その相対移動を円滑に行なうことができ、吸収
される衝撃エネルギー量を安定化できる。その衝撃吸収
部材20は、一枚の金属製板状材料から構成でき、ま
た、車体側部材45に対向する第1平板状部分20aの
一面20a′と、アッパーブラケット11に対向する第
3平板状部分20iの一面20i′、第4平板状部分2
0kの他面20k″、および第2平板状部分20cの他
面20c″には、合成樹脂製被膜90をコーティングす
る必要はないので、車体側部材45とアッパーブラケッ
ト11との間の導電性が合成樹脂製被膜90により阻害
されることはない。これにより、ホーン駆動回路の構成
に支障が生じることはない。
【0042】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、上記実施形態の衝撃吸収部材20の第2通
孔20wは、第2平板状部分20c、第1曲げ部分20
d、第1延長部分20e、第2折り返し部分20f、第
2延長部分20g、第2曲げ部分20h、第3平板状部
分20i、第3折り返し部分20j、および第4平板状
部分20kに亘り形成されているが、図10に示すよう
に、第2平板状部分20cに形成される部分20w′
と、第3平板状部分20i、第3折り返し部分20j、
および第4平板状部分20kに亘り形成されている部分
20w″とに分離するようにしてもよい。この場合、そ
の第1曲げ部分20d、第1延長部分20e、第2折り
返し部分20f、第2延長部分20g、第2曲げ部分2
0hの幅を、塑性変形し易いように、他の部分の幅より
も小さくするのが好ましい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数を増大させる
ことなく、衝撃を安定して吸収でき、低コストで、ステ
アリングコラムと車体とによるホーン駆動回路の構成に
支障がない衝撃吸収式ステアリング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る衝撃吸収式ステアリン
グ装置の一部破断側面図
【図2】本発明の実施形態に係る衝撃吸収式ステアリン
グ装置の平面図
【図3】図1のIII‐III線断面図
【図4】本発明の実施形態に係る衝撃吸収式ステアリン
グ装置の(1)は衝撃作用前の要部の断面図、(2)は
衝撃作用後の要部の断面図、(3)は要部の拡大断面図
【図5】本発明の実施形態の衝撃吸収部材の(1)は斜
視図、(2)は正面図
【図6】本発明の実施形態の衝撃吸収部材の展開図
【図7】(1)は図1のVII‐VII線断面図、
(2)は本発明の実施形態に係る衝撃吸収式ステアリン
グ装置の部分破断側面図
【図8】本発明の実施形態の部分破断側面図
【図9】(1)、(2)は、それぞれ本発明の実施形態
の規制リングの止めネジの変形例を示す断面図
【図10】本発明の変形例の衝撃吸収部材の展開図
【図11】従来例の衝撃吸収式ステアリング装置の部分
断面図
【図12】従来例の衝撃吸収式ステアリング装置の
(1)は衝撃作用前の部分断面図、(2)は衝撃吸収作
用後の部分断面図
【符号の説明】
2a 第1ステアリングコラム 2b 第2ステアリングコラム 11 アッパーブラケット 20 衝撃吸収部材 20a 第1平板状部分 20b 第1折り返し部分 20c 第2平板状部分 20d 第1曲げ部分 20e 第1延長部分 20f 第2折り返し部分 20g 第2延長部分 20h 第2曲げ部分 20i 第3平板状部分 20j 第3折り返し部分 20k 第4平板状部分 41 ナット 45 車体側部材 90 合成樹脂製被膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムと、 そのステアリングコラムに取り付けられるブラケット
    と、 そのブラケットの一面と他面とを覆うように金属製板状
    材料を折り曲げることで構成される衝撃吸収部材と、 そのブラケットと衝撃吸収部材とを車体側に押し付ける
    押し付け部材とを備え、 衝撃作用時に車体側に対してステアリングコラムとブラ
    ケットとが同行して相対移動可能とされている衝撃吸収
    式ステアリング装置において、 その衝撃吸収部材は、折り返し部分を介して互いに連な
    ると共に互いに対向する面を有する部分を備え、 衝撃作用時に、その互いに対向する面を有する部分を相
    対移動させることができるように、その互いに対向する
    面相互の間に作用する摩擦力を低減する合成樹脂製被膜
    が、その互いに押し付けられる面それぞれにコーティン
    グされ、且つ、その相対移動により塑性変形可能な部分
    がその衝撃吸収部材に設けられていることを特徴とする
    衝撃吸収式ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 その衝撃吸収部材は、第1平板状部分
    と、この第1平板状部分に第1折り返し部分を介して連
    なる第2平板状部分と、この第2平板状部分に第2折り
    返し部分を介して連なる第3平板状部分と、この第3平
    板状部分に第3折り返し部分を介して連なる第4平板状
    部分とを有し、 その第1平板状部分の一面に車体側が対向し、その第1
    平板状部分の他面に第4平板状部分の一面が対向し、そ
    の第4平板状部分の他面にブラケットの一面が対向し、
    そのブラケットの他面に第3平板状部分の一面が対向
    し、その第3平板状部分の他面に第2平板状部分の一面
    が対向し、その第2平板状部分の他面に押し付け部材側
    が対向するように、各平板状部分は配置され、 衝撃作用時に、その第3平板状部分と第4平板状部分
    を、前記ブラケットと共に、第1平板状部分と第2平板
    状部分に対して、前記第1折り返し部分から離れるよう
    に相対移動させることができるように、その第1平板状
    部分の他面と第4平板状部分の一面との間に作用する摩
    擦力、および第3平板状部分の他面と第2平板状部分の
    一面との間に作用する摩擦力を低減する合成樹脂製被膜
    が、その第1平板状部分の他面、第4平板状部分の一
    面、第3平板状部分の他面、および第2平板状部分の一
    面にコーティングされ、 その第2平板状部分と第3平板状部分との間に、その第
    1平板状部分と第2平板状部分とに対する第3平板状部
    分と第4平板状部分の相対移動により塑性変形可能な部
    分が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    衝撃吸収式ステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収部材は、前記第2平板状部
    分に第1曲げ部分を介して連なる第1延長部分と、この
    第1延長部分に前記第2折り返し部分を介して連なると
    共に前記第3平板状部分に第2曲げ部分を介して連なる
    第2延長部分とを有し、 各延長部分は、各曲げ部分から第2折り返し部分に向か
    うに従い、前記ブラケットから離れるように配置され、 その第3平板状部分と第4平板状部分とが第1平板状部
    分と第2平板状部分とに対して相対移動することで、各
    曲げ部分と第2折り返し部分とが塑性変形可能とされて
    いる請求項2に記載の衝撃吸収式ステアリング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022124A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Nsk Ltd ステアリング装置
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KR102278384B1 (ko) * 2020-05-06 2021-07-16 (주)에스씨엘 자동차핸들용 충격흡수스트랩 및 그 제작방법

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