JPH11289933A - 両軸受けリールの遠心制動装置 - Google Patents

両軸受けリールの遠心制動装置

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JPH11289933A
JPH11289933A JP9978998A JP9978998A JPH11289933A JP H11289933 A JPH11289933 A JP H11289933A JP 9978998 A JP9978998 A JP 9978998A JP 9978998 A JP9978998 A JP 9978998A JP H11289933 A JPH11289933 A JP H11289933A
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spool
brake
braking
braking force
annular
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JP9978998A
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Atsuto Okada
厚人 岡田
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受けリールの遠心制動装置における制動
力調節の操作性を高める。 【解決手段】 スプール4にその回転時の遠心力で回転
するブレーキ錘33を設ける。ブレーキ錘が当る環状制
動体34をリール本体に設ける。環状制動体をスプール
の回転軸芯Lに平行な方向に移動させて制動力の大きさ
を調節する調整操作部材37をリール本体に設ける。リ
ール本体に、スプールの回転軸芯に平行な方向に傾斜し
たカム面48を設け、環状制動体にカム面に接する係合
突起47を設ける。調整操作部材の操作によりカム面と
係合突起とを相対回転させて環状制動体の位置調整を行
うようにする。カム面はスプールの回転軸芯方向で傾斜
角度を変え、調整操作部材を操作すると制動力は速やか
に変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受けリールに
設けられる遠心制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭57−22637号公報、実開平
3−79665号公報、特開平8−322440号公
報、特願平9−51910号明細書は、両軸受けリール
の遠心制動装置について開示する。
【0003】実開平3−79665号公報の遠心制動装
置は、スプールの一端に放射方向に設けたピン又は案内
溝にブレーキ錘を摺動自在に装着し、リール本体に制動
筒を設け、スプールの回転に伴う遠心力によってブレー
キ錘を制動筒の内周の制動面に当接させ、これにより釣
糸繰り出し時におけるスプールの過回転を防止しようと
している。
【0004】特開昭57−22637号公報の遠心制動
装置は、二重アーム型レバーからなるブレーキ錘をスプ
ールの回転軸芯から離れたこの回転軸芯に対し直角を成
す枢転軸にスプール軸方向面の中を回転するように装着
し、リール本体に制動面を設け、スプールの回転に伴う
遠心力でブレーキ錘の一端をスプール側に回転させると
共に他端を制動面に当接させ、これにより釣糸繰り出し
時におけるスプールの過回転を防止しようとしている。
又、この特開昭57−22637号公報は、ブレーキ錘
を一アーム型レバーとし、該一アーム型レバーの基端を
前述と同様に形成した枢転軸に回転可能に装着し、スプ
ールの回転に伴う遠心力で一アーム型レバーの先端のス
プール側への枢転によりその側面を蓋外壁に連結した環
状ディスクの制動面に当接させ、これにより制動力を発
生させるようにした制動装置についても開示している。
【0005】特開平8−322440号公報の遠心力制
動装置は、ブレーキ錘の基端をスプールの側面からスプ
ールの回転軸芯と平行に突出させた枢転軸に放射方向に
枢転可能に装着し、リール本体に制動筒を設け、この制
動筒の内周面にブレーキ錘の先端を当接させるようにな
っている。
【0006】特願平9−51910号明細書は、スプー
ルの回転軸芯から離れた位置に該回転軸芯に対して直角
を成す向きに配置された枢転軸にスプール軸方向面の中
を枢転するように基端が枢支されたブレーキ錘をスプー
ルの回転に伴う遠心力により放射方向に移動し得るよう
に設け、該ブレーキ錘の先端をリール本体に設けた制動
筒の内周面に当接させるようにした制動装置について開
示する。
【0007】また、遠心制動装置にはスプールに対する
制動力の大きさを調整することができるようにしたもの
がある。
【0008】特開昭57−22637号公報の遠心制動
装置は、制動体をリールの側板に螺合させ、側板に設け
た制動力の調整操作部材を操作して制動体を螺進退させ
ることによって二重アーム型レバーの他端の枢転当接位
置を調整してスプールヘの制動力を調整するようになっ
ている。
【0009】実開平3−79665号公報及び特願平9
−51910号明細書の遠心制動装置は、制動体と側板
との対向面の何れか一方にカム面を形成し、該カム面に
よって制動体の位置を調整し、これによりブレーキ錘と
制動面との当接位置をスプールの半径線上で変更し、制
動力を加減するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭57−
22637号のように側板に対し制動体を螺進退させる
ことで制動力を調整するようにした場合は、制動力の調
整操作部材の作動量に対する制動体の移動量が小さいの
で、制動力の調整が面倒であるという問題がある。ま
た、このように側板に対して制動体を螺進退させるよう
にした場合、ブレーキ錘が制動体に当接する位置と当接
しない位置との間での切り換え操作が面倒であり、また
その切り換えの成否の確認ができず使用者の勘に依存せ
ざるを得ないという問題がある。
【0011】実開平3−79665号公報及び特願平9
−51910号明細書の制動力の調整方法によると、制
動力の調整時における操作部材の作動量を小さくするこ
とはできるが、ブレーキ錘が制動体に当接し得る位置と
当接しない位置との間での切り換え操作が面倒であり、
また、その切り換えの成否の確認ができず使用者の勘に
依存せざるを得ないという問題がある。ブレーキ錘が制
動体に当接する位置と当接しない位置との間での切り換
え操作を簡易化する手段として、カム面の傾斜角度を大
きくすることにより操作部材と制動体との相対的な移動
量を拡大することが考えられるが、その場合は制動体の
移動スペースを多く必要とするのでリールが大きくな
り、また操作部材の作動が重くなるという問題が生じ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、リール本体(1)の両側板(2,3)間
に回転可能に支承されたスプール(4)と、該スプール
(4)の一端にスプール(4)の回転に伴う遠心力によ
り移動自在に設けられたブレーキ錘(33)と、該ブレ
ーキ錘(33)がこの遠心力による移動に伴って当接し
うるように上記側板(2,3)に設けられた環状制動体
(34)と、該環状制動体(34)をスプール(4)の
回転軸芯(L)に平行な方向に移動させて上記環状制動
体(34)と上記ブレーキ錘(33)との接触による制
動力の大きさを調節するための上記側板(2,3)に設
けられた調整操作部材(37)と、上記環状制動体(3
4)と上記側板(2,3)又は上記調整操作部材(3
7)との対向面の何れか一方にスプール(4)の回転軸
芯(L)に平行な方向に傾斜形成されたカム面(48)
と、該対向面の他方に形成された上記カム面(48)へ
の係合突起(47)とを有し、上記調整操作部材(3
7)の操作により上記カム面(48)と上記係合突起
(37)とを相対回転させて上記環状制動体(34)の
位置調整を行うようにした両軸受けリールの遠心制動装
置において、上記カム面(48)がスプール(4)の回
転軸芯(L)方向で傾斜角度を変えている両軸受けリー
ルの遠心制動装置を採用する。
【0013】このような、遠心制動装置において、上記
カム面(48)に段差(50)を介して制動力ゼロ設定
部(51)が設けられ、該制動力ゼロ設定部(51)と
上記係合突起(47)との係合により上記環状制動体
(34)への上記ブレーキ錘(33)の接触が防止され
るようにした構成を採用することができる。また、上記
調整操作部材(37)が、上記側板(2,3)の表面に
沿うような外表面を有した構成を採用することもでき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0015】実施の形態1 図1〜図3に示されるように、この魚釣り用の両軸受け
リールはリール枠体1を有し、その左右の枠板1a,1
bに側板2,3がそれぞれ取り付けられている。そし
て、右側の枠板1bと左側の側板2との間に、釣糸が巻
き付けられるスプール4が軸受5,6を介して回転自在
に支承されている。
【0016】スプール4は、リール枠体1外に配置され
たハンドル7と次に述べるような駆動力伝達系を介し連
結されている。枠板1bと側板3との間には、ハンドル
軸7aとピニオン軸8とが平行に軸支されている。ハン
ドル軸7aの一端にはハンドル7が一体に結合されてお
り、ハンドル軸7aの中間にはマスター歯車9がドラッ
グ装置10等を介し取り付けられており、ハンドル7を
回せばドラッグ装置10の摩擦抵抗を受けつつマスター
歯車9がハンドル7と共に回転するようになっている。
【0017】ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの
延長線上に配置され、その左端は右側の枠板1bにピニ
オン12を介し軸受11aにより軸支され、右端は側板
3に軸受11bを介し支持されている。該ピニオン軸8
には、ピニオン12が回転自在かつ摺動自在に被せら
れ、該ピニオン12に上記マスター歯車9が噛み合って
いる。
【0018】ピニオン12の一端とスプール4の一端と
の間には、クラッチ歯である係合凹凸部13が設けられ
ている。係合凹凸部13は、後述するクラッチ機構の操
作によりクラッチカム15が回りそれに伴いシフター1
4がピニオン12をピニオン軸8上で摺動させることで
係合し、クラッチカム15が反対方向に回ると離反する
ようになっている。
【0019】この係合凹凸部13が係合する(クラッチ
機構がON)と、スプール4はフリー回転を阻止されス
プール4からの釣糸繰出しを停止する。そして、ハンド
ル7が釣糸の巻取方向に回されると、その動力がハンド
ル軸7a、マスター歯車9、ピニオン12へと順次伝達
され、スプール4が回転して釣糸を巻き取る。係合凹凸
部13が離反(クラッチ機構がOFF)すると、スプー
ル4はフリーになり、釣糸を繰出可能な状態となって、
仕掛け等の重みで釣糸を繰り出す。
【0020】なお、上記ピニオン12は、ピニオン軸8
に取り付けることなく、枠板1bと側板3とに軸受を介
し回転可能かつ摺動可能に取り付けるようにしてもよ
い。また、ピニオン軸8は枠板1bと側板3とで支持す
る他、枠板1b又は側板3に別途組み込んだ他の部材で
支持するようにしてもよい。
【0021】左右の枠板1a,1b間には、図1、図2
及び図13に示されるように、スプール4に釣糸を均一
に巻き付けるための釣糸案内体19が設けられている。
釣糸案内体19は、左右の枠板1a,1b間に掛け渡さ
れたトラバースカム21とガイドバー22とに係合し、
トラバースカム21がハンドル軸7aに歯車列を介して
繋がっている。ハンドル7が回されてスプール4が回転
すると、同時に釣糸案内体19がリールの左右方向に往
復移動し、これにより釣糸はスプール4上に均一な厚さ
で巻き取られることになる。なお、図13中符号55で
示されるものはこのリールが着脱自在に取付けられる竿
である。
【0022】クラッチ機構は、次に述べる公知の切替装
置によりON・OFFを行うようになっている。図1及
び図5に示されるように、クラッチカム15とシフター
14とが上記ピニオン12の回りを囲むように配置さ
れ、シフター14がクラッチカム15のカム片15aに
対向するようにクラッチカム15に重ね合わされてい
る。クラッチカム15は、枠板1b上に回転可能に支持
され、シフター14はピニオン12の環状溝に嵌まり込
んでいる。クラッチカム15が枠板1b上でいずれかの
向きに回されると、シフター14がピニオン12をその
軸方向にスライドさせて上記係合凹凸部13を係脱せし
める。これにより、ハンドル7からスプール4への動力
の伝達が可能又は不能になる。
【0023】シフター14はリール枠体1に設けられた
ピン23によりピニオン軸8の軸芯上を左右方向に案内
されるようになっている。ピン23にはコイルスプリン
グ(図示せず)が装着され、係合凹凸部13が係合状態
を維持することができるよう該コイルスプリングがシフ
ター14を介しピニオン12を常時クラッチONの向き
に付勢している。
【0024】クラッチカム15は、リール外部に設けら
れたクラッチレバー16の操作により作動するようにな
っている。クラッチレバー16は、左右の枠板1a,1
b間に上下方向に回動可能に掛け渡され、図1及び図5
に示されるリンク機構を介しクラッチカム15に駆動連
結されている。リンク機構は、クラッチレバー16の軸
の一端に固定されたレバー24を有し、該レバー24は
枠板1b上に揺動可能に軸支された揺動リンク25の一
端に連結され、該揺動リンク25の他端がクラッチカム
15にピン及び長孔を介し連結されている。揺動リンク
25は枠板1bとの間に介装されたバネ26により常に
一方向に付勢されている。このバネ26による付勢力
で、クラッチカム15はクラッチONの方向に回って停
止し、クラッチレバー16は上方向に回って停止してい
る。
【0025】これにより、クラッチレバー16が指で押
し下げられない状態では、上記バネ26や図示しないコ
イルスプリングの付勢力で、シフター14は図1及び図
5中実線で示される位置で停止し、ピニオン12とスプ
ール4との間の係合凹凸部13を係合させる。従って、
ハンドル7を回せば、スプール4は巻取方向に回転す
る。クラッチレバー16を指で押し下げると、クラッチ
カム15が回動し、そのカム片15aがバネ26等の付
勢力に抗してシフター14を図1中右方向に押し退け、
シフター14はピニオン12を伴って右方向に移動す
る。このため、ピニオン12とスプール4との間の係合
凹凸部13は互いに離反し、スプール4はフリーにな
り、仕掛け等の重みで繰出方向に回転する。
【0026】スプール4は、図1に示されるように、筒
軸17の外周に脚部18を介して鼓型の釣糸巻着胴4a
が取り付けられた構造になっている。筒軸17の右端に
は軸片20が固着され、この軸片20が右側の枠板1b
に軸受5を介して支持されている。この軸片20の一端
に上記係合凹凸部13の一方の凹凸片が形成されてい
る。筒軸17の左端は左側の側板2上のスプール支承部
27に軸受6を介して支持されている。スプール支承部
27はスプール4の回転軸芯Lに合致するように配置さ
れ、枠部材28を介し側板2と一体化されている。これ
により、スプール4は筒軸17の両側を軸受5,6で支
えられつつ回転可能である。
【0027】スプール4は次に述べるようにリール枠体
1の両枠板1a,1b間から取り外し可能である。すな
わち、スプール4の右側の軸片20は軸受5の内輪内に
抜き取り可能に挿入されている。また、左側の枠板1a
には、スプール挿入孔29が、スプール4のフランジの
外径よりやや大きい径で形成されている。そして、スプ
ール4は、軸受6、スプール支承部27及び枠部材28
を介して側板2と一体化された状態でスプール挿入孔2
1を通して両枠板1a,1b間に対し出し入れされる。
【0028】枠部材28は固定ネジ30により側板2内
に固定されている。枠部材28はボス部28aと、ボス
部28aを取り巻くように配置されるリム部28bとを
有し、ボス部28aでスプール支承部27を保持し、リ
ム部28bでスプール挿入孔29を開閉可能に遮蔽して
いる。枠部材28は、図3に示されるように、ネジ棒3
1により枠板1aに対し着脱される。ネジ棒31は右側
の側板3、左右の枠板1a,1bを左右方向に貫通し、
その右端の頭部31aが右側の側板3に外表面から当た
り、左端のネジ部31bが枠部材28に螺合している。
ネジ棒31には右側の側板3と枠板1bとの間において
スペーサー32が被せられている。頭部31aを持って
ネジ棒31を何れかの向きに回せば、枠部材28はネジ
部31bに対して係脱し、従ってスプール4から側板2
に至る部分は一体になって枠体1aに対し着脱されるこ
とになる。
【0029】この両軸受けリールは、図6に示されるよ
うに、スプール4の左端とこれに対向する側板2との間
にスプール制動手段である遠心制動装置を備えている。
【0030】この遠心制動装置は、スプール4の一端に
スプール4の回転に伴う遠心力により移動自在に設けら
れたブレーキ錘33と、ブレーキ錘33がこの遠心力に
よる移動に伴って当接しうるように側板2上に設けられ
た環状制動体34とを有する。
【0031】ブレーキ錘33は、スプール4の回転軸芯
Lから離れた位置において回転軸芯Lに対して直角に配
置された枢転軸35を介し、スプール4に支持されてい
る。枢転軸35は、スプール4における筒軸17の一端
に固定されたブラケット36に保持されている。スプー
ル4が回転すると、その回転による遠心力でブレーキ錘
33は枢転軸35を中心にして回転軸芯Lを含む面内で
回動し、その先端が環状制動体34の側面に当接可能に
なる。
【0032】ブレーキ錘33の重心は、枢転軸35の軸
芯を含み回転軸芯Lに垂直な平面を間にして環状制動体
34とは反対側に配置されている。ブレーキ錘33はス
プール4の回転時の遠心力によってスプール4の回転軸
芯Lの回りを旋回しつつ環状制動体34の方へと回動
し、環状制動体34に接触してスプール4に制動力を加
える。
【0033】また、遠心制動装置は、制動力の大きさを
加減するための制動力調節手段を備えている。この制動
力調節手段は、環状制動体34をスプール4の回転軸芯
Lに平行な方向に移動させて環状制動体34とブレーキ
錘33との接触による制動力の大きさを調節するように
なっており、側板2に設けられた調整操作部材37を有
している。
【0034】調整操作部材37は、図4及び図6に示さ
れるように、ダイヤル状のつまみであり、つまみホルダ
ー38を介して側板2上に回転可能に保持される。調整
操作部材37は、円盤部37aと、円盤37aの中心に
設けられた軸37bと、円盤37aの回りに設けられた
スリーブ37cとを有する。つまみホルダー38は、調
整操作部材37の軸37bを通すボス38aと、調整操
作部材37のスリーブ37cを受ける外周壁38bとを
有する。この調整操作部材37の軸37bの先端には小
歯車39が固定されている。また、上記側板2内に固定
された枠部材28のボス部28aには、環状制動体34
を保持した制動体ホルダー40がスプール4の回転軸芯
Lに平行な方向にスライド可能に取付けられ、この制動
体ホルダー40に、上記小歯車39と噛み合う大歯車4
1が形成されている。これにより、調整操作部材37が
回されると、制動体ホルダー40が環状制動体34を伴
ってボス部28aの回りを回転する。
【0035】また、図6、図8及び図9に示されるよう
に、調整操作部材37とつまみホルダー38との間には
クリックストップ機構とストッパー機構とが設けられて
いる。
【0036】クリックストップ機構は、調整操作部材3
7のスリーブ37cの外面に形成された凹凸42と、つ
まみホルダー38の外周壁上に保持された上記凹凸42
に係合可能な鳴り子43と、該鳴り子43を凹凸42の
方に付勢するスプリング44とを有する。調整操作部材
37が回されると、鳴り子43が凹凸42に接触してク
リック音を発し、調整操作部材37が止められるとその
位置で鳴り子43が凹凸42に係合する。
【0037】ストッパー機構は、つまみホルダー38の
ボス38aに設けられた第1と第2のストッパー45
a,45bと、調整操作部材37のスリーブ37cの内
面に設けられた突起46とを有する。調整操作部材37
は第1と第2のストッパー45a,45bとの間の角度
範囲内で回転可能であり、突起46が第1のストッパー
45aに当たる位置が後述する制動力0に対応し、突起
46が第2のストッパー45bに当たる位置が後述する
最大制動力に対応する。
【0038】また、調整操作部材37は、側板2の表面
に沿うような外表面を有している。すなわち、調整操作
部材37の円盤部37aの外表面は側板2の外表面と略
面一化している。この実施の形態では側板2の外表面が
球面に形成されており、調整操作部材37の外表面も同
じ径を有した球面に形成されている。このように調整操
作部材37が側板2の表面に沿うような外表面を有して
いることから、パーミングが行いやすくなり、また、パ
ーミング時の調整操作部材37の回転を防止することが
できる。
【0039】環状制動体34の外周には、図10に示さ
れるように、係合突起47が放射状に設けられ、側板2
内の枠部材28には係合突起47と共働するカム面48
が設けられている。環状制動体34は、図6に示される
ように、制動体ホルダー40に保持され、制動体ホルダ
ー40は、枠部材28のボス28aに装着された圧縮コ
イルスプリング49により、枠部材28の方へと常時付
勢され、そのため係合突起47はカム面48に弾力的に
押し付けられる。カム面48は各係合突起47に対応し
て設けられ、各カム面48は枠部材28のリム部28b
上にボス部28aの軸芯を中心とした円弧に沿って伸び
ている。各カム面48のカム曲線としての輪郭は、図1
1に示されるように一定の勾配でスプール4の回転軸芯
Lに平行な方向に傾斜している。図11中符号Aで示さ
れる個所が制動力を調整することが可能な範囲であり、
係合突起47が符号47aで示される位置にあると制動
力は最小になり、符号47bで示される位置にあると制
動力は最大になり、符号47cで示される位置にあると
制動力は最小と最大の中間の大きさになる。これによ
り、調整操作部材37を回動操作すると、カム面48と
係合突起47とが相対回転し、環状制動体34の位置が
スプール4の回転軸芯Lに平行な方向に調整され、スプ
ール4に掛けられる制動力の大きさが調節されることに
なる。
【0040】制動力の調整範囲は、図4に示されるよう
に、数値で示されている。制動力の大きさを示す0から
15までの数値が調整操作部材37の回りの側板2上に
表示され、指針37dが調整操作部材37に表示されて
いる。この場合数値0は無制動力に対応する。数値1は
最小制動力に対応し、図11中係合突起47の位置47
aに対応する。数値15は最大制動力に対応し、図11
中位置47bに対応する。
【0041】なお、カム面48の輪郭は、図12に示さ
れるように、その勾配が途中で変化するように形成して
もよい。この場合は勾配の緩やかな個所48aでは制動
力を微調整し、勾配の急な個所48bでは制動力を速や
かに変更することができる。
【0042】また、カム面48と係合突起47とは枠部
材28と環状制動体34との間で入れ替えることも可能
である。また、環状制動体34と調整操作部材37の対
向面に、カム面48と係合突起47を設けることも可能
である。
【0043】遠心制動装置は、制動力がゼロすなわちス
プール4が回転しても環状制動体34にブレーキ錘33
が接触しないようにするための制動解除手段を備えてい
る。この制動解除手段は、図10〜図12に示されるよ
うに、カム面48に急勾配部50の段差を介し制動力ゼ
ロ設定部51が設けられることで与えられる。制動力ゼ
ロ設定部51と上記係合突起47とが係合することによ
り図7のように環状制動体34へのブレーキ錘33の接
触が防止される。係合突起47がこの位置47dに入り
込むとスプール4には制動力が作用しなくなる。また、
カム面48の制動力を調節しうる個所Aと制動力ゼロ設
定部51との間に急勾配部50が介在することから、制
動力の発生と解除との間の切り替えが確実に行われ、ま
た切り替えが完了したことをリールの操作者は明確に感
知することができる。
【0044】なお、この両軸受けリールにはスプール4
に制動力を加える手段として機械式ブレーキ装置も設け
られている。この機械式ブレーキ装置は、図1に示され
るように、ピニオン軸8をスプール4と一体の軸片20
に押し付けてスプール4に制動力を掛けようとするもの
である。ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの延長
線上でスライド可能であり、側板3上に配置された調整
ノブ52を操作することにより軸片20への押付け力が
調整される。ピニオン軸8は側板3をその外方に貫通
し、この貫通した部分を側板3上のボス3aが取り囲
み、このボス3aに袋ナット状の調整ノブ52が螺合
し、調整ノブ52の内面とピニオン軸8の軸端との間に
ブレーキ片53が挿入されている。調整ノブ52をいず
れかの向きに回しブレーキ片53を介しピニオン軸8を
その軸方向に押す力を加減することでスプール4に掛け
る制動力を調節することができる。
【0045】次に、この両軸受けリールの動きについて
説明する。
【0046】図1のようにクラッチレバー16から指を
離した状態では、係合凹凸部13が噛み合ったクラッチ
ONの状態にあり、ハンドル7を回すと、それによる動
力がマスター歯車9、ピニオン12、係合凹凸部13等
を経てスプール4に伝達される。これにより、スプール
4は回転しつつ釣糸をその回りに巻き取る。
【0047】クラッチレバー16を指で押し下げ、係合
凹凸部13の係合を解くと、スプール4はフリーにな
り、仕掛け等の重みで釣糸を繰り出す方向に回転する。
その場合、釣りの状況に応じてスプール4に制動力を掛
けるか否かが判断され、制動力を掛けなくともバックラ
ッシュが防がれると判断された場合は、調整操作部材3
7が目盛0の方に回される。これにより、制動体ホルダ
ー40が枠部材28のボス部28a上で回転し係合突起
47がカム面48上から急勾配部50の段差を経て制動
力ゼロ設定部51へと落ち込む。このため、環状制動体
34はブレーキ錘33から遠く離れ、スプール4が回転
してブレーキ錘33が振れてもブレーキ錘33に接触し
なくなり、スプール4に制動力が作用しなくなる。
【0048】一方、スプール4が過回転してバックラッ
シュが発生すると判断される場合は、調整操作部材37
が目盛0から目盛15の方へ向かって回される。これに
より、制動体ホルダー40が枠部材28のボス部28a
上で上記と逆向きに回転し係合突起47が制動力ゼロ設
定部51から段差を経てカム面48上へと乗り上がる。
このため、環状制動体34はブレーキ錘33の方へと接
近し、スプール4が回転して半径方向に起き上がるブレ
ーキ錘33に接触可能となり、スプール4に制動力が作
用する。この制動力の大きさは、調整操作部材37を目
盛0より上から目盛15までの範囲で回すことで調整さ
れる。
【0049】また、スプール4に対する制動は機械式ブ
レーキ装置を操作することによっても調節することがで
き、その場合は調整ノブ52が操作され、ピニオン軸8
とスプール支承部27とでスプール4を挟む力が加減さ
れ、スプール4に掛かる制動力の調節がなされる。
【0050】このように、制動力が調節されることによ
り、スプール4の過回転が抑制され釣糸のバックラッシ
ュの発生が防止される。
【0051】実施の形態2 図14に示されるように、この実施の形態の遠心制動装
置のブレーキ錘33の枢転軸35は、スプール4の回転
軸芯Lに平行にスプール4のブラケット36上に取付け
られていることから、ブレーキ錘33はスプール4の回
転軸芯Lに垂直な平面上で回転する。環状制動体34
は、ブレーキ錘33を取り囲むように配置され、ブレー
キ錘33が当接する内周面34aは円錐面に形成されて
いる。
【0052】調整操作部材37の操作により制動体ホル
ダー40が回されると、図14及び図15に示されるよ
うに、環状制動体34の係合突起47とカム面48との
相対的移動により環状制動体34がスプール4の回転軸
芯Lに平行な方向に移動する。このため、図16及び図
17に示されるように、ブレーキ錘33と環状制動体3
4の内周面34aとの接触位置が変化し、スプール4に
掛かる制動力が調節される。
【0053】また、実施の形態1におけると同様に枠部
材28上のカム面48の末端には急勾配部50よりなる
段差を介して制動力ゼロ設定部51が形成され、環状制
動体34の係合突起47がこの制動力ゼロ設定部51に
係合すると、スプール4が回転し遠心力が作用したとし
てもブレーキ錘33は環状制動体34に接触不能とな
り、制動力がスプール4に作用しなくなる。
【0054】なお、この実施の形態2において実施の形
態1におけると同様な個所には同一符号を付して示し、
その詳細な説明は省略する。
【0055】実施の形態3 図18に示されるように、この実施の形態3では実施の
形態2におけると異なり、ブレーキ錘33の枢転軸35
がスプール4の回転軸芯Lを含む面内で傾斜し、環状制
動体34の内周面34aにおける円錐面の母線に平行に
伸びている。これにより、スプール4の回転に伴ってブ
レーキ錘33が枢転軸35の回りを回転すると、ブレー
キ錘33は環状制動体34の内周面34aに直角に接触
することとなり、振動、異音が発生し難くなり、安定し
た制動力が得られることになる。
【0056】実施の形態4 図19に示されるように、この実施の形態4では実施の
形態3におけると異なり、環状制動体34が円盤状に形
成されている。
【0057】実施の形態5 図20及び図21に示されるように、この実施の形態5
では実施の形態2におけると異なり、制動力がスプール
4に作用しないようにするための手段が設けられてい
る。すなわち、ブレーキ錘33が取付けられたスプール
4のブラケット36上にストッパー用のピン状突起54
が設けられている。ブレーキ錘33が、遠心力でスプー
ル4の回転軸芯Lに垂直な平面上で枢転軸35の回りを
所定の角度まで回転すると、突起54に当たってそれ以
上の回転は阻止される。この所定の角度よりも小さい角
度範囲でブレーキ錘33は環状制動体34の内周面34
aに接触可能であり、その接触による制動力の大きさは
調整操作部材37による操作で調整可能である。調整操
作部材37の操作で制動体ホルダー40が更に回される
と、ブレーキ錘33が突起54に当たるような最大角度
まで回転してもブレーキ錘33は環状制動体34に接触
しなくなり、スプール4に制動力が掛からなくなる。
【0058】なお、この場合も実施の形態1におけると
同様に枠部材28上のカム面48の末端に急勾配部50
よりなる段差を介して制動力ゼロ設定部51を形成する
ようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】請求項lの発明によれば、カム面をスプ
ールの回転軸芯方向に傾斜角度を変えたので、係合突起
が調整範囲内でカム面に係合時は調整部材の小さな作動
量で環状制動体を大きく移動できて制動力の調整ができ
る。又、傾斜角度の変化点をカム面の調整範囲と制動力
ゼロ位置との間に形成することによって、調整範囲と制
動力ゼロ位置との間での切換を調整部材の極めて小さな
作動量により行うことができる。又、カム面の調整範囲
と制動力ゼロ位置との間に傾斜角度の変化点を形成する
ことによって、調整範囲中におけるカム面の傾斜角を大
きくする必要が無いので調整部材の作動を軽快に行うこ
とができ、調整範囲と制動力ゼロ位置との切換も傾斜角
度の変化によって確実に行うことができる。更に又、カ
ム面に傾斜角度の変化を形成することによって調整部材
の作動量を小さくすることができるので、側板と調整部
材との外面に制動力作動状態表示目盛りや指針を付設す
ることができ、制動力調整を勘に頼ることなく行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠心制動装置を備えた両軸受けリ
ールの水平断面図である。
【図2】図1に示す両軸受けリールの正面図である。
【図3】図1に示す両軸受けリールの部分切欠背面図で
ある。
【図4】図1に示す両軸受けリールの側面図である。
【図5】クラッチレバーとクラッチカムとの間のリンク
機構を示す側面図である。
【図6】図1中要部の拡大図である。
【図7】無制動状態を示す部分切欠断面図である。
【図8】図1中VIII−VIII線矢視図ブレーキレ
バーの他の態様を示す側面図である。
【図9】図8中IX−IX線矢視図である。
【図10】図1中X−X線矢視図である。
【図11】カム面を示す展開図である。
【図12】他の形態のカム面を示す展開図である。
【図13】図1に示すリールを釣竿と共に示す部分切欠
側面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係る遠心制動装置を
備えた両軸受けリールの水平断面図である。
【図15】図14におけるよりも制動力が大きくなるよ
うに調節された状態の遠心制動装置を示す断面図であ
る。
【図16】図14におけるブレーキ錘と環状制動体との
関係を示す説明図である。
【図17】図15におけるブレーキ錘と環状制動体との
関係を示す説明図である。
【図18】本発明の実施の形態3に係る遠心制動装置を
示す水平断面図である。
【図19】本発明の実施の形態4に係る遠心制動装置を
示す水平断面図である。
【図20】本発明の実施の形態5に係る遠心制動装置を
示す水平断面図である。
【図21】図20におけるブレーキ錘と環状制動体との
関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…リール本体 2,3…側板 4…スプール 33…ブレーキ錘 34…環状制動体 37…調整操作部材 47…係合突起 48…カム面 L…スプールの回転軸芯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の両側板間に回転可能に支承
    されたスプールと、該スプールの一端にスプールの回転
    に伴う遠心力により移動自在に設けられたブレーキ錘
    と、該ブレーキ錘がこの遠心力による移動に伴って当接
    しうるように上記側板に設けられた環状制動体と、該環
    状制動体をスプールの回転軸芯に平行な方向に移動させ
    て上記環状制動体と上記ブレーキ錘との接触による制動
    力の大きさを調節するための上記側板に設けられた調整
    操作部材と、上記環状制動体と上記側板又は上記調整操
    作部材との対向面の何れか一方にスプールの回転軸芯に
    平行な方向に傾斜形成されたカム面と、該対向面の他方
    に形成された上記カム面への係合突起とを有し、上記調
    整操作部材の操作により上記カム面と上記係合突起とを
    相対回転させて上記環状制動体の位置調整を行うように
    した両軸受けリールの遠心制動装置において、上記カム
    面がスプールの回転軸芯方向で傾斜角度を変えているこ
    とを特徴とする両軸受けリールの遠心制動装置。
JP9978998A 1998-04-13 1998-04-13 両軸受けリールの遠心制動装置 Pending JPH11289933A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205523A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Shimano Inc 両軸受リールの遠心制動装置

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