JPH1128938A - 逆流防止弁 - Google Patents
逆流防止弁Info
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- JPH1128938A JPH1128938A JP9188009A JP18800997A JPH1128938A JP H1128938 A JPH1128938 A JP H1128938A JP 9188009 A JP9188009 A JP 9188009A JP 18800997 A JP18800997 A JP 18800997A JP H1128938 A JPH1128938 A JP H1128938A
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Abstract
を確保し、捩りコイルばねから成る付勢手段の装着性を
始めとする組付性を向上する。 【解決手段】一対の軸受け部26を互いの間に空間を介
して流体の流出方向へ突出させ、該空間に捩りコイルば
ね40から成る付勢手段を配し、該捩りコイルばね40
を片持ち状態の端部から軸部31に挿通するように構成
し、また、捩りコイルばね40を一対の軸受け部26の
間の空間に配設することで、一対の軸受け部26が、互
いに、軸部31の両端側へ離して配置され、さらに、弁
体30に支持部位32を介して軸部31の一端部が支持
され、軸部31の一端部から片持ち状態に延びている他
端部側から捩りコイルばね40を軸部31に挿通し、捩
りコイルばね40を軸部31に挿着した後に、軸部31
の両端部を一対の軸受け部26に嵌め込むようにする。
Description
料タンクの給油系における逆流を防止するための逆流防
止弁に関するものである。
ける逆流を防止するための逆流防止弁としては、実開平
5−90062号公報に記載されたものが知られてい
る。これは、流路端に取り付けられるケースと、ケース
の一端開口の上縁に1カ所設けられた軸受け部と、軸受
け部に回動可能に軸支されて両側へ延びる軸部と、該軸
部に一体的に形成される弁体と、軸部の両端側からそれ
ぞれ挿入される1つの付勢バネとから成るものである。
カ所に形成された軸受け部に軸部の中央部が軸支されて
いて、軸受け部が軸部を安定的に支持する十分な構成で
あるとはいえないので、弁体の円滑な作動を確保し難
く、また、付勢バネは、その中央部を撓ませて、軸部の
両側からそれぞれ挿入する必要があるため、挿入しづら
く、装着性を始めとする組付性において、改良すべき点
があるという問題があった。
題点に着目してなされたもので、略流防止弁をタンクの
取込管などの細径の管に入口側から挿入可能にし、弁体
の回動軸である軸部を支持する一対の軸受け部による軸
部の支持安定性を高め、また、捩りコイルバネから成る
付勢手段の装着性を始めとする組付性を向上することが
できる逆流防止弁を提供することを目的としている。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載され
た事項に存する。 [1] タンク(50)内に流体を供給する接続管部
と、該接続管部内に挿着される円筒状のケース(10)
と、前記円筒状のケース(10)の端部に、流体の流出
方向へ突出して設けられた軸受け部(26)と、前記軸
受け部(26)に回動可能に枢支される軸部(31)が
一体的に形成され、該軸部を中心として揺動自在に取り
付けられて、前記ケース(10)の一端を閉塞すること
により前記逆流を防止し、接続管部側から流体が流れ込
むときに回動してこの順方向の流れを許す弁体(30)
と、前記弁体(30)を閉塞する方向へ付勢する付勢手
段(40)とを備えた逆流防止弁において、前記軸受け
部(26)は、互いの間に空間を有する一対の軸受け部
(26)に形成され、前記軸部(31)は、前記弁体
(30)とは隙間を介して一方側に延びる片持ち状態で
弁体(30)に支持され、前記付勢手段(40)は、前
記軸部(31)の片持ち状態の側から軸部(31)に挿
通されて前記一対の軸受け部(26)の間に位置する捩
りコイルばねにより構成されていることを特徴とする逆
流防止弁。
(32)を一体的に形成しており、前記支持部位(3
2)は、前記一方の軸受け部(26)に対応する位置
で、該一方の軸受け部(26)を両側から挟むように一
対設けられており、前記他方の軸受け部(26)は、前
記弁体(30)が開動したときに該弁体(30)に当接
する開度ストッパ(27)とを有していることを特徴と
する1項記載の逆流防止弁。
説明する。 [1]項記載の逆流防止弁では、本発明の逆流防止弁
は、ケース(10)の端部に一対の軸受け部(26)を
互いの間に空間を介して流体の流出方向へ突出させ、そ
の空間に捩りコイルばねから成る付勢手段(40)を配
し、捩りコイルばねを片持ち状態の軸部(31)に挿通
するようにしたので、一対の軸受け部(26)が、ケー
ス(10)が挿入するタンク(50)の取込管の管内径
以内に収められるようになり、逆流防止弁を取込管やホ
ースなどの細径の管に挿入することができる。また、捩
りコイルばねを一対の軸受け部(26)の間の空間に配
設することで、一対の軸受け部(26)は、互いに、軸
部(31)の両端側へ離して配置することができ、一対
の軸受け部(26)が、軸部(31)を支持するための
十分な支持剛性を有し、軸部(31)の支持安定性が高
まり、弁体(30)の円滑な作動を確保することができ
る。
を介して軸部(31)の一端部が支持され、軸部(3
1)の一端部から片持ち状態に延びている他端部から捩
りコイルばねを軸部(31)に挿通することができる。
捩りコイルばねを軸部(31)に挿着した後に、軸部
(31)の両端部を一対の軸受け部(26)に嵌め込め
ば、捩りコイルばねの脱落を防止することができ、捩り
コイルばねの装着性を始めとする組付性を向上すること
ができる。捩りコイルばねから成る付勢手段(40)の
十分な付勢力により、弁体(30)は、ケース(10)
の一端を閉塞する方向へ付勢され、それにより、流体が
ホース側へ逆流するのを防止することができる。
が高いときに、流入液体に抗して、それ以上開かないよ
う維持する開度ストッパ(27)を他方の軸受け部(2
6)に設けたので、弁体(30)にかかる荷重が高いと
きには、一方の軸受け部(26)と、他方の軸受け部
(26)とで、弁体(30)を支えることになり、弁体
(30)の支持剛性、支持強度を高めることができる。
一実施の形態を説明する。図1は、一実施の形態に係る
逆流防止弁の斜視図である。図2は、一実施の形態に係
る逆流防止弁の要部断面図である。図7は、本逆流防止
弁が挿着されるタンク50の取込管を示している。
のケース10と、このケース10の流体出口側(図1に
おいて左側)の流体出口の口上縁に挟着される支持体2
0と、ケース10の流体出口の口上縁に支持体20を介
して揺動自在に取付けられて、内側の閉塞位置に揺動し
たときにこのケース10の流体出口を閉塞する弁体30
と、この弁体30を閉塞側に付勢する巻きばね40とよ
りなる。ケース10は、金属製であり、外形が円筒状と
されて円形断面のタンクの取込管口から挿入自在な挿入
部11が形成され、流体出口の口縁が、ケース10の一
般外径より小径の先細に形成される一方、流体入口側
(図1において右側)に、前記挿入部11よりも大径な
つば状部13が形成されたものである。また、流体出口
の口上縁には、水平方向に広がる座部12が形成されて
おり、この座部12の中央部には係止孔15が穿設され
ている。
平面図を示している。図4は、一実施の形態に係る支持
体20の側面図を示している。図1〜図4に示すよう
に、ケース10の座部12には樹脂製の支持体20が取
り付けられている。支持体20はクリップ部21を有し
ており、クリップ部21が流体出口の方向から座部12
に挟着されている。クリップ部21は、座部12を上下
から挟むべくU字形状断面に形成され、上クリップ22
と下クリップ23とを有している。上クリップ22に
は、座部12の係止孔15に係合する係合突起24が形
成され、下クリップ23には、係合突起24成形型抜き
用の挿通孔25が穿設されている。上クリップ22およ
び下クリップ23は、挟着し易いようにその先端縁が反
って成形されている。
の軸受け部26が一体的に形成されている。一対の軸受
け部26は、上方に開口する凹溝断面形に形成されてい
る。一方の軸受け部26には、開度ストッパ27が形成
されている。図5は、一実施の形態に係る弁体30の正
面図である。図6は一実施の形態に係る弁体30の側面
図である。
に、弁体30は、前記一対の軸受け部26に回動可能に
嵌着される軸部31を一体的に成形して成る。軸部31
の軸線は、流体出口から流体の流出方向へずらして位置
し、かつ、流体出口の出口中心軸の方向へ僅かに下げて
位置している。それにより、軸部31は、取込管の管内
径以内に収まり、かつ、所定の長さを確保している。ま
た、弁体30には、前記開度ストッパ27に対応して被
当接面部37が形成されている。被当接面部37は、開
度ストッパ27に当接したとき弁体30が最大開き角度
(例えば、60度)になるように、その面の高さが設定
されている。
されていて、軸部31の架設された部分に付勢手段を構
成する捩りコイルばね40が巻着されている。捩りコイ
ルばね40は、金属等の弾性を有する線状材をコイル状
に曲げ加工して両端を伸ばしたもので、その一端が弁体
30の表面に他端がクリップ部21に弾力的に当接した
状態で取り付けられている。
例えばフィラーホース(燃料供給ホース)によって燃料
が供給される自動車燃料タンク50に用いる場合、タン
ク50の取込管に外側から容易に挿着することができ
る。すなわち、ケース10の挿入部11を取込管口に挿
入し、つば状部13を取込管口の周縁に密着させ、溶着
又は接着等により固定すれば、取付け状態を外側から確
認しつつ取付け作業を完了することができる。
が図2に示す如く大きく開動して、この順方向の流れを
許す一方、供給時以外は弁体30は巻きばね40の付勢
力により閉じており、逆流の原因となる圧力差が生じた
ときには、ケース10の流体出口の口縁に弁体30が押
付けられることによって、差圧(逆流圧力)が大きけれ
ば大きいほど密封性高くケース10は閉塞され、逆流が
完全に防止される。
出口の口縁に支持体20のクリップ部21が挟着されて
いるが、クリップ部21の幅は、ケース10が挿入する
タンク50の取込管の管内径以内に収められており、ク
リップ部21の基端縁の両側に形成される一対の軸受け
部26も、前記取込管の管内径以内に収められており、
逆流防止弁を取込管に挿入する際に一対の軸受け部26
が引っ掛かるようなことはなく、取込管に逆流防止弁を
容易に挿着することができる。また、クリップ部21の
基端縁の両側に形成された一対の軸受け部26は、軸部
31を支持するための十分な支持強さを有し、両者の間
の隙間も広く、その広い隙間に巻きばね40を巻着する
ことが可能になり、そのような広い隙間に配された巻き
ばね40は、十分な付勢力を発揮することができる。
る際にその挿入し易さから、ケースは、流体出口の口縁
がケース10の一般外径より小径の先細に形成されてい
る。このような、先細のケース10においては、弁体3
0の軸部31は、流体出口から流体の流出方向へずらし
た位置に配設される。それにより、軸部31を前記ずら
した位置から、流体出口の出口中心軸の方向へ下げてい
けば、取込管の管内径以内に収まり、かつ、十分な長さ
の軸部31を得ることができ、そのような十分な長さの
軸部31に所定の付勢力を発揮する巻きばね40を巻着
することができる。
ず、各種の変形がありうる。図8は、本発明の他の実施
の形態に係る弁体30の部分正面図を示しており、図9
は、その弁体の部分側面図を示している。図10は、さ
らに他の実施の形態に係る弁体30の部分正面図を示し
ており、図11は図10のXI−XI線断面図である。
図8の紙面に向かって左側の軸受け部26の側壁に側方
へ突出する開度ストッパを形成してもよい。軸部31を
片持ちする側の支持部位32に開度ストッパが当接する
ので、軸部31のねじれが抑えられ、弁体30を確実に
指定の最大開き角度にすることができる。また、図10
および図11に示すように、弁体30の図10の紙面に
向かって左側の軸受け部26の下端部に斜め下方へ突出
する開度ストッパを形成してもよい。それにより、同じ
く、軸部31のねじれが抑えられ、弁体30を確実に指
定の最大開き角度に制限することができる。
ルばねを一対の軸受け部の間の空間に配設することで、
一対の軸受け部は、互いに、軸部の両端側へ離して配置
することができ、軸部の支持安定性を高めて、弁体の円
滑な作動を確保することができる。さらに、弁体に支持
部位を介して軸部の一端部が支持され、軸部の一端部か
ら片持ち状態に延びている他端部側から捩りコイルばね
を軸部に挿通し、捩りコイルばねを軸部に挿着した後
に、軸部の両端部を一対の軸受け部に嵌め込めば、捩り
コイルばねの脱落を防止することができ、捩りコイルば
ねの装着性を始めとする組付性を向上することができ
る。
図である。
断面図である。
示している。
示している。
している。
している。
されるタンクの取込管の断面図である。
図である。
図である。
部分正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】タンク内に流体を供給する接続管部と、 該接続管部内に挿着される円筒状のケースと、 前記円筒状のケースの端部に、流体の流出方向へ突出し
て設けられた軸受け部と、 前記軸受け部に回動可能に枢支される軸部が一体的に形
成され、該軸部を中心として揺動自在に取り付けられ
て、前記ケースの一端を閉塞することにより前記流体の
流出方向とは逆方向の逆流を防止し、接続管部側から流
体が流れ込むときに回動してこの順方向の流れを許す弁
体と、 前記弁体を閉塞する方向へ付勢する付勢手段とを備えた
逆流防止弁において、 前記軸受け部は、互いの間に空間を有する一対の軸受け
部に形成され、 前記軸部は、前記弁体とは隙間を介して一方側に延びる
片持ち状態で弁体に支持され、 前記付勢手段は、前記軸部の片持ち状態の側から軸部に
挿通されて前記一対の軸受け部の間に位置する捩りコイ
ルばねにより構成されていることを特徴とする逆流防止
弁。 - 【請求項2】前記弁体は、支持部位を一体的に形成して
おり、 前記支持部位は、前記一対の軸受け部の一方に対応する
位置で、該一方の軸受け部を両側から挟むように一対設
けられており、 前記他方の軸受け部は、前記弁体が開動したときに該弁
体に当接する開度ストッパとを有していることを特徴と
する請求項1記載の逆流防止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18800997A JP3656691B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 逆流防止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18800997A JP3656691B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 逆流防止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1128938A true JPH1128938A (ja) | 1999-02-02 |
JP3656691B2 JP3656691B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=16216058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18800997A Expired - Lifetime JP3656691B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 逆流防止弁 |
Country Status (1)
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- 1997-07-14 JP JP18800997A patent/JP3656691B2/ja not_active Expired - Lifetime
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