JPH11289069A - ステップ移動素子を含むトレンチ記憶dramセル及びそれを形成する方法 - Google Patents

ステップ移動素子を含むトレンチ記憶dramセル及びそれを形成する方法

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JPH11289069A
JPH11289069A JP11015277A JP1527799A JPH11289069A JP H11289069 A JPH11289069 A JP H11289069A JP 11015277 A JP11015277 A JP 11015277A JP 1527799 A JP1527799 A JP 1527799A JP H11289069 A JPH11289069 A JP H11289069A
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷移動素子の短チャネル効果による劣化に
遭遇することなく、既知のメモリ素子よりも小サイズの
メモリ・セルを提供することである。 【解決手段】 メモリ・セルが、基板と、基板内の少な
くとも1つの深いトレンチ・コンデンサと、少なくとも
1つの深いトレンチ・コンデンサの少なくとも一部上に
配置される、基板内の少なくとも1つのFETと、少な
くとも1つのFETを取り囲み、少なくとも1つのFE
Tよりも大きな深さを有する、基板内の少なくとも1つ
の絶縁領域とを含む。少なくとも1つのFETが、少な
くとも1つの深いトレンチ・コンデンサの少なくとも一
部上に配置されるゲートと、ゲートの側部に隣接し、絶
縁層によりゲートから分離されて形成されるドープ領域
とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(DRAM)素子を含む半導体
メモリ素子に関して、特に、新たなDRAM素子構造及
び該DRAM素子を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模モノリシック・ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリの開発は、多くの問題に遭遇
している。例えば、1つの主要な問題は、チップ上によ
り多くのセルを詰め込むために、蓄積電荷の保存時間を
低下させることなく、DRAMセル・サイズを縮小する
ことである。
【0003】大規模DRAMはシリコン・ベースであ
る。各DRAMセルは通常、単一のMOS電界効果トラ
ンジスタ(MOSFET)及び電荷移動素子を含み、そ
のソース/ドレイン拡散の一方が記憶コンデンサに接続
される。MOSFETのソース/ドレイン拡散の他方
は、通常、ビット・ラインに接続される。ゲートは通
常、ワード・ラインに接続される。
【0004】DRAMセルは、論理1において電荷をコ
ンデンサに蓄積し、論理0において電荷を蓄積しないこ
とにより動作する。安定な回路動作を維持するために、
キャパシタンスは十分に大きくなければならず、電荷移
動素子は蓄積電荷を保持し、十分な信号対雑音比を生成
しなければならない。
【0005】DRAMセルは、1ギガ・ビットの世代を
越えたチップ・サイズ要求に合致するようにスケールさ
れるので、基板面上の電荷移動素子のチャネル長は、も
はやサブしきい値リーク要求または保存時間要求を低下
させることなしにスケールされ得ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、深いトレン
チ・コンデンサの隣にステップ移動素子を集積化するこ
とにより、前述の問題を克服するメモリ・セルを提供す
る。本発明のメモリ・セルは、電荷移動素子の短チャネ
ル効果による劣化に遭遇することなく、類似の既知のメ
モリ素子よりも、サイズが約30%小さい。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の1態様
は、基板と、基板内の深いトレンチ・コンデンサと、深
いトレンチ・コンデンサの少なくとも一部上に配置され
る基板内のFETとを含む、メモリ・セルを提供する。
FETは、深いトレンチ・コンデンサの少なくとも一部
上に配置されるゲートと、ゲートの側部に隣接し、絶縁
層によりゲートから分離されて形成される拡散領域また
はドープ領域とを含む。基板内の絶縁領域がFETを取
り囲み、FETよりも大きな深さを有する。
【0008】本発明の他の態様は、こうしたメモリ・セ
ルを形成する方法を提供する。
【0009】本発明の他の目的及び利点は、当業者であ
れば、以下の説明から容易に理解できよう。以下では、
単に本発明を実現するための最善のモードを例証するた
めに、本発明の好適な実施例だけが示される。しかしな
がら、本発明は他の異なる実施例も可能であり、その幾
つかの詳細は、様々な点で、本発明から逸脱すること無
く変更可能である。従って、添付の図面及び以下の説明
は、本発明の例証と見なされるべきであり、本発明を制
限するものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、ステップ移動ゲート及
びサブリソグラフィ自己整合型トレンチ間分離を含む素
子構造を提供する。本発明の素子構造は、ステップ移動
ゲート構造の使用により、サブしきい値素子リークを低
減する。更に、本発明の自己整合型トレンチ分離は、低
減されたセル・サイズを可能にする。
【0011】本発明は素子性能の低下無しに、前述の構
造を提供する。本発明はまた、基板面上の所与のゲート
寸法に対して、チャネル長の増加を可能にし、それによ
りサブしきい値リークを低減する。本発明のメモリ・セ
ル構造の別の利点は、3次元プロセス制御が完成される
ときに、完全に垂直の移動素子を有する次世代サイズに
発展し得ることである。
【0012】図1は、従来の平坦な移動素子を含む既知
の併合型分離/ノード・トレンチ・セル(MINT:Me
rged Isolation and Node Trench Cell)を示す。図1
に示される素子は、深いトレンチ・コンデンサ1と、浅
いトレンチ分離領域2と、ビット・ライン・コンタクト
3と、ワード・ラインまたは移動素子ゲート5と、ゲー
ト酸化物7と、n+ソース/ドレイン領域9及び11と
を含む。埋め込みストラップ12は、深いトレンチ・コ
ンデンサ記憶ノード1を、移動素子のソース/ドレイン
拡散11に接続する。
【0013】図2は、本発明に従うDRAMセルの実施
例を示す。図1及び図2の比較からわかるように、本発
明のDRAMセルは、従来のDRAMセルよりもコンパ
クトである。もちろん、半導体業界でのコンポーネント
設計の主な動機づけ要因の1つは、メモリ・セルのサイ
ズを低減することにより、1チップ内に配置されるメモ
リ・セル数を増加させ、より小さな素子構造を含むあら
ゆる素子のサイズを低減することである。本発明はこの
動機づけ要因に応えるものである。
【0014】図2に示される本発明に従うDRAMセル
の実施例は、深いトレンチ・コンデンサ13と、分離領
域15と、移動素子ゲート17と、埋め込みストラップ
19と、ゲート酸化物21と、n+拡散領域23と、ビ
ット・ライン・コンタクト25とを含む。図2に示され
るように、分離領域15が少なくとも部分的に、深いト
レンチ・コンデンサ13上に形成される。更に、ゲート
酸化物21がL字形に形成される。
【0015】図2に示されるDRAMセルの実施例で
は、移動素子が深いトレンチ・コンデンサ13の隣に形
成される。移動素子ゲートを少なくとも部分的に、深い
トレンチ・コンデンサ上に形成することは、DRAMセ
ル・サイズの低減に貢献する。図2に示される実施例で
は、ゲート幅の約半分が深いトレンチ・コンデンサ上に
形成される。また、ゲート17の下に形成される埋め込
みストラップ19またはn+拡散も、DRAMセルの幅
の低減に貢献する。
【0016】図2に示されるセルの構造は、深いトレン
チ・コンデンサ開口のために準最小寸法(sub-minimum
dimension)を使用し、また下側にボトル形状のトレン
チ・ノードを形成することにより、ノード・キャパシタ
ンスを回復することにより、更にサイズを低減し得る。
【0017】図8、図16及び図17は、本発明に従う
DRAMセルの実施例の様々な視点から見た詳細図を示
す。図8は、図16に示される線8−8に沿うセル・レ
イアウトの断面図を示す。図16及び図17に示される
セル・レイアウトは、図8に示される実施例を用いて構
成されるセル・レイアウトの2つの例を示す。
【0018】図8に示される本発明の実施例は、側壁上
に形成されるノード誘電体25を有する深いトレンチ・
コンデンサ27を含む。n+領域29及び31が埋め込
み記憶プレートとして、深いトレンチ・コンデンサに隣
接して基板内に形成される。基板内のn+領域29及び
31上には、pドープ領域33及び35が形成される。
【0019】深いトレンチ・コンデンサの上部と基板と
の境界部分には、カラー(collar)酸化物37が形成さ
れる。カラー酸化物37は、埋め込みプレート29、3
1と埋め込みストラップ45との間の寄生素子リークを
抑制するために形成される。深いトレンチ自身は、n+
ドープ多結晶質シリコンにより充填される。
【0020】p領域33上の、少なくとも部分的に深い
トレンチ・コンデンサ27上に、浅いトレンチ分離(S
TI)領域39が設けられる。移動素子ゲート41が、
深いトレンチ・コンデンサ27の残りの部分上に形成さ
れる。2つの対向する活性素子領域が、図16に示され
るようにSTIにより囲まれる。
【0021】移動素子ゲート41の3つの側部は、分離
領域39と接触する。移動素子ゲート41は、n+多結
晶質シリコンから成る。ゲート酸化物層43は、移動素
子ゲート41とpタイプ基板領域35との境界に形成さ
れる。
【0022】図2に示される実施例の場合同様、図8に
示される実施例は、L字形のゲート酸化物43を含む。
L字形ゲート酸化物43の角部は、丸められるかまたは
直角である。図8に示される本発明に従うDRAMセル
の実施例は、深いトレンチ・コンデンサ27の内部に配
置される記憶ノードを、移動素子46のソース/ドレイ
ン拡散に接続する、埋め込みn+拡散ストラップ45を
含む。こうしたストラップは、自己整合型埋め込みスト
ラップ(BEST)を含む既知のDRAMセルにおいて
典型的である。これについては、例えば、Nesbitらによ
る"A 0.6μm2 256Mb Trench DRAM Cell With Self-Alig
ned Buried Strap(BEST)"、IEEE(1993)を参照され
たい。
【0023】埋め込みn+拡散ストラップ45は、移動
素子ゲート41の下側に形成される。移動素子46の他
のソース/ドレイン拡散領域、すなわちビット・ライン
拡散47は、移動素子ゲート41に隣接して配置され
る。移動素子ゲート41は、移動素子ゲート41上の酸
化物59及び窒化物57内に形成されるワード・ライン
・コンタクト50(能動ワード・ライン)及び52(受
動ワード・ライン)を通じて、図16に示されるよう
に、ワード・ライン導体に接続される。
【0024】誘電材料65がワード・ライン間の空間を
充填する。この位置において使用され得る誘電材料の1
例は、リン・ドープ・ガラス(PSG)である。別の誘
電材料67がワード・ラインの上部を覆う。この位置に
おいて使用され得る誘電材料の例は、無ドープ・ガラス
である。もちろん、多くの誘電材料が知られており、そ
れらがこれらの位置のいずれかにおいて使用され得る。
当業者であれば、本開示を参考に、不要な実験無しに、
これらの位置において使用され得る誘電材料を決定でき
よう。
【0025】ビット・ライン・コンタクト49は、移動
素子46のソース/ドレイン拡散47を、誘電層67上
を走るビット・ライン63に接続する。ビット・ライン
・コンタクト49は、n+拡散領域47上に提供され
る。窒化物スペーサ51、53及び窒化物層57、61
が、ビット・ライン・コンタクト49を移動素子ゲート
41とボーダレス(borderless)に形成するために提供
される。
【0026】図16は、本発明に従うメモリ・セルの上
面図を示す。図16に示される実施例では、ワード・ラ
イン導体が、折りたたみビット・ライン・セルを生成す
るためのスペーサ・ワード・ラインまたはハイブリッド
・レジスト・フォトリソグラフィなどの、サブリソグラ
フィック・パターニング技術を用いて形成される。或い
は、図8に示されるメモリ・セルの実施例により、図1
7に示されるようなオープン・ビット・ライン・セル
が、通常のリソグラフィ技術により画定されるワード・
ラインと共に構成される。
【0027】図15は図18と共に、本発明に従うDR
AMセルの別の詳細な実施例を示す。図15は、図18
に示される線15−15に沿うセル・レイアウトの断面
図を示す。
【0028】図15及び図18に示される実施例は、ゲ
ート73を含む。ゲートはn+ポリシリコンから成る。
ゲート酸化物71は、ゲート73と基板77間の側部
と、ゲート73と基板77間のゲート73の底面に隣接
して提供される。ゲート分離絶縁体72は、ゲート酸化
物71とは反対側のゲート73間に提供される。ゲート
分離絶縁体72は窒化物から成り、深いトレンチ・コン
デンサに自己整合される。
【0029】ゲート73上には、図15に示されるよう
に、ワード・ライン導体74が延びる。ワード・ライン
導体74はWまたはWSixから成る。ワード・ライン
74間のスペース、及びワード・ラインとビット・ライ
ン・コンタクト80間のスペースは、絶縁材料82によ
り充填される。任意の好適な絶縁材料が、絶縁材料82
として使用される。
【0030】ワード・ライン74及び絶縁材料82は、
絶縁体83により覆われる。任意の好適な絶縁材料が、
絶縁材料83として使用される。
【0031】ゲート73間の領域には、n+拡散75が
基板77上に形成される。基板は典型的なpタイプ・シ
リコン基板である。窒化物スペーサ76がゲート分離絶
縁体72に隣接して、ゲート73の一部上に形成され
る。窒化物スペーサ76はまた、n+拡散75上にも、
少なくとも部分的に延びる。窒化物スペーサ76とn+
拡散75の上面との間に、薄い酸化物層が存在し得る。
【0032】ビット・ライン・コンタクト80がn+拡
散75上に形成され、ビット・ライン81と、n+拡散
と、究極的にはDRAMセルとの間の接続を提供する。
【0033】本発明に従う図15に示されるメモリ・セ
ルの実施例はまた、n+埋め込みストラップ78を含
む。こうしたストラップは、自己整合型埋め込みストラ
ップ(BEST)を含む既知のトレンチDRAMセルに
おいて典型的である。これについては、例えば、前述し
たNesbitらによる"A 0.6μm2 256Mb Trench DRAM CellW
ith Self-Aligned Buried Strap(BEST)"、IEEE(199
3)を参照されたい。埋め込みストラップ78は、ゲー
ト73の一部及び下側のゲート酸化物層71の下に形成
される。更に、埋め込みストラップ78は図15に示さ
れるように下方に延び、以下で詳述されるように、深い
トレンチを囲むカラー酸化物84と接触する。
【0034】図15に示されるように、本発明に従うD
RAMセルのこの実施例は、n+埋め込み記憶ノード・
プレート79を含む。n+埋め込み記憶ノード・プレー
トは、基板77内に深いトレンチの側部に隣接して形成
される。
【0035】前述のように、埋め込みプレート79は深
いトレンチの側部に隣接して形成される。深いトレンチ
は、n+ポリシリコン充填材85を含む。カラー酸化物
84がn+ポリシリコン充填材85を取り囲む。図15
に示される実施例では、カラー酸化物84が、n+埋め
込みストラップ78の最も深い位置から下方に、埋め込
みプレート79の頂部まで延びる。
【0036】図15に示されるDRAMセルは、n+ポ
リシリコン充填材85を取り囲むノード誘電体86を含
む。ノード誘電体86は、カラー酸化物84の下方にお
いて、n+多結晶質シリコン充填材85と基板77との
間に形成される。
【0037】図15に示されるように、ビット・ライン
81はビット・ライン・コンタクト80及び絶縁材料8
3の上に横たわる。
【0038】本発明に従うメモリ・セルは、好適には、
少なくとも基板と、基板内の深いトレンチ・コンデンサ
と、基板内に深いトレンチ・コンデンサの少なくとも一
部上に配置されるFETと、隣接する分離領域とを含
む。FETは、深いトレンチ・コンデンサの少なくとも
一部上に配置されるゲートと、ゲートの側部に隣接して
形成され、絶縁層によりゲートから分離される拡散とを
含む。分離領域はFETを取り囲んで基板内に配置さ
れ、FETよりも大きな深さを有する。
【0039】分離領域は、FETにより覆われない深い
トレンチ・コンデンサの一部上に配置される。更に、隣
接して拡散が形成されるFETのゲートの側部が交差
し、角部を形成する。角部は拡散の間を基板内に延び
る。更に、拡散の一方がゲートに隣接して形成され、こ
れがビット・ライン・コンタクトを介して、ビット・ラ
インに接続される。
【0040】本発明に従うメモリ・セルは更に、深いト
レンチ記憶ノードを移動FET素子のソース/ドレイン
拡散の一方に接続する、拡散ストラップを含む。
【0041】隣接して拡散が形成されるFETのゲート
の側部が交差し、角部を形成する実施例では、一方の拡
散が深いトレンチ・コンデンサに隣接して、実質的にF
ETのゲートの側部の交差に対応する位置に形成され
る。
【0042】更に、FETにより覆われない深いトレン
チ・コンデンサの一部上に分離領域が配置される、本発
明に従うメモリ・セルの実施例では、FETの拡散の一
方が深いトレンチに隣接して形成され、拡散ストラップ
により深いトレンチ・コンデンサ記憶ノードに接続され
る。こうした実施例では、分離領域が基板内に拡散スト
ラップよりも深く形成される。
【0043】前述のように、本発明はまた、前述の実施
例のようなメモリ・セルを形成する方法を含む。図3乃
至図8は、メモリ・セルを形成するための本発明に従う
方法の実施例の様々なステージを示す。もちろん、図
2、図8及び図15に示される構造を形成するために、
他の方法も使用可能である。
【0044】図3乃至図8に示される方法は、シリコン
基板110のようなpタイプ基板を提供することにより
開始する。基板の上面に、最初に材料が付着される。例
えば、標準のパッド酸化物112、パッド窒化物11
4、及び酸化物層116が基板110の表面上に形成さ
れる。酸化物層116は化学蒸着により形成される。基
板110上に付着される材料は、深いトレンチ136を
形成するためのマスクとして使用される。
【0045】基板を提供し、任意の材料を基板上に付着
した後、深いトレンチ・コンデンサ開口118が基板内
に形成される。開口118は図3に示されるように、大
きすぎる開口である。深いトレンチ・コンデンサ開口の
深さは、形成される構造に応じて変化する。本方法の1
実施例では、深いトレンチ・コンデンサ開口118は、
約0.2μm乃至約0.3μmの深さに形成される。
【0046】深いトレンチ開口118を形成後、薄い酸
化膜120が基板の露出部分上に成長される。薄い酸化
膜120を形成するために、様々な方法が使用され得
る。例えば、薄い酸化膜120が熱的に成長される。薄
い酸化膜120の厚さも変化し得る。1実施例によれ
ば、薄い酸化膜120は約5nm以下である。
【0047】薄い酸化膜120を形成後、窒化物層12
2が薄い酸化膜上、及び基板の露出表面上、または基板
上に付着される任意の材料上に付着される。例えば、図
3に示されるように、窒化物層122は薄い酸化膜12
0上、及び酸化物層112、窒化物層114及び酸化物
層116上に付着される。窒化物層122を形成するた
めに、様々な方法が使用され得る。1例では、窒化物層
122を形成するために化学蒸着が使用される。更に、
窒化物層の厚さが変化し得る。1例によれば、窒化物層
は10nm以下である。
【0048】本方法を続けると、酸化物が深いトレンチ
・コンデンサ開口118内に付着される。酸化物は約
0.1μmの厚さである。次に酸化物がエッチングさ
れ、スペーサ124及び126が形成される。開口11
8のサイズ、従って開口内に形成されるスペーサ124
及び126のサイズは、深いトレンチ及び埋め込みスト
ラップの位置に対して、移動素子ゲートの位置決めをす
る役目をする。開口の形成、従って対応するサイズのス
ペーサは、前述の構造に関する深いトレンチの正しい位
置決めを自動的に生成するために使用され、他の構造を
自己整合させる。
【0049】スペーサをマスクとして使用することによ
り、深いトレンチが更にエッチングされる。このステー
ジにおいて、深いトレンチが適切な深さに部分的にエッ
チングされる。1実施例によれば、深いトレンチが部分
的に、約0.8μm乃至約1μmの深さにエッチングさ
れる。
【0050】次に、深いトレンチ及びスペーサの表面、
及び他の露出表面が、CVD酸化物及びCVD窒化物に
より覆われる。複合酸化物/窒化物ライナ129が、埋
め込みプレート79の形成の間にドープ・マスクとして
使用される。結果の構造が図4に示される。
【0051】窒化物の付着の後、深いトレンチが更にエ
ッチングされる。
【0052】深いトレンチの完全なエッチングの後、n
+埋め込みコンデンサ・プレート130及び132が基
板内に形成される。埋め込みコンデンサ・プレートは、
深いトレンチ136を砒素ドープ・ガラス(ASG)に
より充填し、酸化物/窒化物ライナ129により覆われ
ないトレンチ壁から、砒素を基板内に拡散することによ
り形成される。ASGを除去した後、ノード誘電体が形
成される。
【0053】次に、深いトレンチ136が、n+ドープ
多結晶質シリコンの第1の層により充填される。多結晶
質シリコンは第1のレベルまで引っ込められる。次に、
カラー酸化物134が付着され、エッチングされる。
【0054】n+ドープ・ポリシリコンの第2の層が、
n+ポリシリコンの第1の層上に付着され、大きすぎる
トレンチ頂部の周囲の酸化物スペーサ124の下の、第
2のレベルまで引っ込められる。次に、露出されたカラ
ー酸化物及びノード誘電体の一部が除去され、埋め込み
ストラップ142のための開口が生成される。ノード誘
電体の除去の間に、薄い損傷防止層129も除去され
る。
【0055】次に、多結晶質シリコンの第3の層が付着
され、図5に示されるレベルまで引っ込められる。続く
プロセス・ステップの間にn+ドーパントが熱サイクル
により開口から拡散され、埋め込みストラップ142が
形成される。
【0056】次に、移動素子ゲートが深いトレンチ13
6の頂部に形成される。
【0057】酸化物124、116、窒化物122、及
び酸化物120が除去された後、露出されたシリコン基
板及び多結晶質シリコン表面上に、犠牲酸化物が成長さ
れる。次に犠牲酸化物がエッチングされる。これはゲー
ト酸化物を成長する以前に、シリコン表面の損傷を除去
するためである。必要に応じて、犠牲酸化物を除去する
以前に、素子チャネル領域が打ち込まれる。
【0058】犠牲酸化物を除去した後、露出された基板
上にゲート酸化物143、通常、シリコンが成長され
る。ゲート酸化の間に、より厚い酸化物がドープ多結晶
質シリコン136上に成長される。
【0059】ゲート酸化物143の形成後、深いトレン
チ上の開口領域がn+ドープ多結晶質シリコンにより充
填される。素子の上面が平坦化される。次にポリシリコ
ンが引っ込められる。生成されるくぼみは、SiO2
39により充填される。くぼみ内に付着されるSiO2
は、化学蒸着(CVD)により付着される。付着後、S
iO2が平坦化される。結果の構造が図6に示される。
【0060】本プロセスのこの実施例に従う次のステッ
プは、素子内に分離領域140を形成する。分離領域1
40の実施例が図7に示される。分離領域は浅いトレン
チ分離(STI)領域である。更に、分離領域はSiO
2のCVDにより充填され、平坦化される。もちろん、
素子内に分離領域を形成するために、他の方法及び材料
も使用可能である。当業者であれば、不要な実験無し
に、素子内に分離領域を形成する他の材料及び方法を代
用することができよう。
【0061】図7に示されるように、分離領域140は
少なくとも部分的に、深いトレンチ136とオーバラッ
プする。好適には、分離領域140は埋め込み拡散スト
ラップ142よりも深く、基板内に延びる。埋め込み拡
散ストラップ142は、ゲート酸化物の形成及びSTI
プロセスの間に、トレンチ充填材の多結晶質シリコン1
36からの、nタイプ・ドーパントの外方拡散により形
成される。分離領域を埋め込み拡散ストラップよりも深
く基板内に延びるように形成することにより、あるセル
内の埋め込みストラップを、隣接セル内の埋め込みスト
ラップから分離することができる。埋め込みストラップ
n+拡散は、移動素子145のソース/ドレイン拡散と
なる。素子の平坦化の後、図6に示される窒化物層11
4が除去され、露出されたシリコン基板がイオン打ち込
みによりドープされ、移動素子145の他のn+ソース
/ドレイン拡散144が形成される。
【0062】移動素子のソース/ドレイン形成の後、ア
レイ領域が窒化物層(図示せず)により覆われ、支持回
路CMOS素子を形成するプロセス・ステップが実施さ
れる。支持回路CMOS素子形成の詳細な説明はここで
は省略するが、当業者であれば、不要な実験無しに、支
持回路CMOS素子を形成するプロセス・ステップを統
合することができよう。
【0063】支持回路CMOS素子を形成するプロセス
・ステップの後、窒化物層がアレイ領域から除去され、
酸化物112がエッチングされる。窒化物層が次に付着
されて、エッチングされ、n+拡散144の周囲にスペ
ーサ148が形成される。スペーサの形成後、窒化物1
46が付着される。ポリシリコン・ゲート領域138上
の窒化物スペーサ148及び窒化物層146は、後のプ
ロセスにおいて、ビット・ライン・コンタクトをゲート
とボーダレスにするために形成される。結果の構造が図
7に示される。
【0064】次のステップでは、リン・ドープ・ガラス
(PSG)65などの絶縁材料が付着される。次に、ワ
ード・ライン・トレンチが、PSG65内を窒化物57
及び61の頂部までエッチングされ、フォトレジストが
非ワード・ライン領域を覆う。フォトレジストが非ワー
ド・ライン・コンタクト領域を覆うが、ワード・ライン
・トレンチの底部の窒化物57、61及び酸化物59
は、ゲート41とのワード・ライン・コンタクトを形成
するために、開口をエッチングされる。次に、ワード・
ライン・トレンチ及びコンタクト・ホールが、タングス
テンなどの導体材料により充填され、平坦化される。更
にCVD酸化物が付着され、ビット・ライン・コンタク
ト49が開口される。次にビット・ライン・コンタクト
が、タングステン、n+ドープ多結晶質シリコン、また
は他の好適な導電材料により充填され、平坦化される。
最後に、金属ビット・ライン63が、ビット・ライン・
コンタクト49上に形成される。結果の構造が図8に示
される。
【0065】図16及び図17は、本発明の構造により
生成され得る2つの可能なレイアウトを示す。図16
は、7.5平方の折りたたみビット・ライン・セルのレ
イアウトの実施例であり、その1単位セル面積は2.5
フィーチャ長×3フィーチャ長、すなわち7.5平方フ
ィーチャ・サイズである。図16に示される7.5平方
セル・アレイを構成するために、スペーサ画像転写また
はハイブリッド・フォトリソグラフィなどの、サブリソ
グラフィック画像処理技術が使用され、1フィーチャ長
以下の幅のワード・ライン・トレンチを形成する。図1
7は、4.5平方のオープン・ビット・ライン・セルの
実施例のレイアウトを示し、その1単位セル面積は2.
25フィーチャ長×2フィーチャ長、すなわち4.5平
方フィーチャ・サイズである。7.5平方セルは、折り
たたみビット・ライン・アーキテクチャにより、より優
れた耐雑音性を提供する一方、4.5平方セルは密度的
な利点を提供する。
【0066】図9乃至図15は、本発明に従うDRAM
セルを形成する方法の別の実施例の様々なステージを示
す。図9は、プロセスの開始点を示す。プロセスはシリ
コン基板150を提供することにより開始する。n+ソ
ース/ドレイン拡散152が基板150内に形成され
る。
【0067】酸化物層154が、基板のn+拡散領域1
52上に形成される。窒化物層156が酸化物層154
上に付着される。次に、別の酸化物層158が、窒化物
層156上に形成される。酸化物層158、窒化物層1
56及び酸化物層154は、"パッド"構造と呼ばれる。
【0068】図9に示される構造の形成後、パッド及び
基板がエッチングされ、図10に示される構造が形成さ
れる。シリコン内のトレンチ160のエッチングの深さ
は、移動素子の鉛直成分を決定する。
【0069】トレンチ160の形成後、凹所の各々に酸
化物が付着される。酸化物が次にエッチングされ、酸化
物スペーサ162がトレンチの垂直壁から延びる。これ
らの酸化物スペーサが、水平ステップ寸法を決定する。
換言すると、形成されるスペーサのサイズが、深いトレ
ンチ及び埋め込みストラップの位置に対して、移動素子
ゲートの位置決めをする役目をする。開口の形成、従っ
て対応するサイズのスペーサが、前述の構造において、
深いトレンチの正しい位置決めを自動的に生成するため
に使用され、他の構造を自己整合させる。
【0070】酸化物スペーサの形成後、トレンチの残り
の部分にポリシリコンが付着される。次にポリシリコン
がエッチングされ、酸化物スペーサ162の垂直面から
延びるスペーサ164が形成される。ポリシリコン・ス
ペーサ164の領域、及びポリシリコン・スペーサ16
4の下方の基板領域は、深いトレンチが形成される領域
である。
【0071】スペーサの形成後、図11に示される構造
の表面が、化学機械式平坦化(CMP)により平坦化さ
れる。
【0072】次に、シリコン基板が2重のスペーサをマ
スクとして用いてエッチングされ、トレンチ166があ
る寸法の素子分離として形成される。他の寸法の素子分
離(断面図では示されない)を形成するために、トレン
チ166はフォトレジストを付着する以前に、構造を平
坦化するために充填される。トレンチがポリマにより充
填される。次に、トレンチ166に直交する分離線がパ
ターニングされる。
【0073】分離線のパターニングに続き、パッド構造
154、156及び158、及びシリコン基板150
が、トレンチ166と同一のレベルにエッチングされ
る。フォトレジスト及びポリマ材料の除去後、薄い酸化
物が露出されたシリコン基板及びポリシリコン表面上に
成長され、トレンチが窒化物により充填され、平坦化さ
れる。結果の構造が図12に示される。
【0074】プロセスにおける次のステップは、トレン
チ記憶ノードの形成である。深いトレンチが、多結晶質
シリコン・スペーサ164が配置される位置においてエ
ッチングされる。エッチングは、窒化物領域168及び
酸化物158をマスクとして使用し実施される。多結晶
質シリコン・スペーサ164のエッチングから得られる
構造が図13に示される。
【0075】深いトレンチの完成後、n+埋め込みコン
デンサ・プレート79が基板内に形成される。埋め込み
プレート79は、トレンチを砒素ドープ・ガラス(AS
G)により充填することにより形成される。ASGが次
に適切な深さに引っ込められる。次に、砒素がトレンチ
壁から基板内に拡散される。ASGの除去後、ノード誘
電体が次に形成される。
【0076】ノード誘電体の形成後、n+ドープ多結晶
質シリコンの第1の層が付着され、トレンチを充填す
る。ウエハ面が次に平坦化される。多結晶質シリコンが
第1のレベルまで引っ込められ、カラー酸化物134が
形成される。
【0077】次に、n+ドープ・ポリシリコンの第2の
層が、第1のポリシリコン層上に付着され、平坦化さ
れ、酸化物スペーサ162の下の第2のレベルまで引っ
込められる。露出されたカラー酸化物及びノード誘電体
が次に除去され、埋め込みストラップ142のための開
口が生成される。多結晶質シリコンの第3の層が次に付
着され、図14に示されるレベルまで引っ込められる。
続くプロセス・ステップの間に、n+ドーパントが熱サ
イクルにより開口から拡散され、埋め込みストラップが
形成される。
【0078】プロセスにおける次のステップは、移動素
子ゲートの形成である。酸化物スペーサ162が除去さ
れた後、露出されたシリコン基板及び多結晶質シリコン
表面上に犠牲酸化物が成長され、次にエッチングされ
る。これはゲート酸化物を成長する以前に、シリコン表
面の損傷を除去するためである。
【0079】必要に応じて、犠牲酸化物を除去する以前
に、素子チャネル領域が打ち込まれる。犠牲酸化物を除
去後、露出されたシリコン基板上にゲート酸化物71が
成長される。ゲート酸化の間に、より厚い酸化物が、露
出されたドープ多結晶質シリコン上に成長される。
【0080】ゲート酸化物71の形成後、深いトレンチ
上の開口領域がn+ドープ多結晶質シリコンにより充填
される。素子の上面が平坦化される。ポリシリコンが次
に引っ込められる。窒化物が次に付着されて、エッチン
グされ、図15に示されるスペーサ76がポリシリコン
・ゲート開口の周囲に形成される。
【0081】ワード・ライン・コンタクトの形成後、ワ
ード・ライン、ビット・ライン・コンタクト及びビット
・ラインが前述のように形成される。
【0082】本発明の方法及び素子の両者は、2つの実
施例に関連して述べられてきたが、当業者であれば、前
述の多くのステップが変更、消去或いは置換され得、本
発明の趣旨及び範囲から逸脱することなしに、ドーパン
ト種及びタイプの代用、並びに他の材料の代用が自由に
可能であることが理解されよう。
【0083】例えば、基板の極性が変更され得る。1実
施例では、nタイプ基板がp+拡散及びp+ポリシリコ
ンと共に使用され得る。
【0084】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0085】(1)基板と、前記基板内の少なくとも1
つの深いトレンチ・コンデンサと、前記少なくとも1つ
の深いトレンチ・コンデンサの少なくとも一部上に配置
されるゲートと、前記ゲートの側部に隣接し、絶縁層に
より前記ゲートから分離されて形成されるドープ領域と
を含む、前記少なくとも1つの深いトレンチ・コンデン
サの少なくとも一部上に配置される、前記基板内の少な
くとも1つのFETと、前記少なくとも1つのFETを
取り囲み、前記少なくとも1つのFETよりも大きな深
さを有する、前記基板内の少なくとも1つの絶縁領域と
を含む、メモリ・セル。 (2)前記分離領域が、前記少なくとも1つのFETに
より覆われない前記少なくとも1つの深いトレンチ・コ
ンデンサの部分上に配置される、前記(1)記載のメモ
リ・セル。 (3)前記ドープ領域が隣接して形成される、前記少な
くとも1つのFETの前記ゲートの側部が交差し、前記
ドープ領域間を前記基板内に延びる角部を形成する、前
記(1)記載のメモリ・セル。 (4)前記ドープ領域の1つが、前記少なくとも1つの
深いトレンチ・コンデンサに隣接して形成される、前記
(1)記載のメモリ・セル。 (5)前記少なくとも1つの深いトレンチ・コンデンサ
を前記ドープ領域の1つに接続する拡散ストラップを含
む、前記(4)記載のメモリ・セル。 (6)前記ドープ領域の1つが、前記少なくとも1つの
深いトレンチ・コンデンサに隣接して、前記少なくとも
1つのFETの前記ゲートの前記側部の前記交差に対応
する位置に形成される、前記(3)記載のメモリ・セ
ル。 (7)前記ドープ領域の1つが、前記少なくとも1つの
深いトレンチ・コンデンサに隣接して形成され、前記少
なくとも1つの深いトレンチ・コンデンサに拡散ストラ
ップにより接続され、前記少なくとも1つの分離領域が
前記基板内に前記拡散ストラップよりも大きな深さに形
成される、前記(2)記載のメモリ・セル。 (8)前記深いトレンチ上に少なくとも部分的に配置さ
れる前記FETの前記ゲートが、前記深いトレンチ自己
整合される、前記(1)記載のメモリ・セル。 (9)メモリ・セルを形成するプロセスであって、基板
を提供するステップと、前記基板内に深いトレンチ・コ
ンデンサの少なくとも1つの深いトレンチを形成するス
テップと、前記少なくとも1つの深いトレンチの少なく
とも一部上に配置される少なくとも1つのFETを、前
記基板内に形成するステップと、前記少なくとも1つの
深いトレンチの少なくとも一部上に配置される、前記少
なくとも1つのFETのゲートを形成するステップと、
前記ゲートの側部に隣接し、絶縁層により前記ゲートか
ら分離されて形成される前記少なくとも1つのFETの
ドープ領域を形成するステップと、前記少なくとも1つ
のFETを取り囲み、前記少なくとも1つのFETより
も大きな深さを有する少なくとも1つの絶縁領域を、前
記基板内に形成するステップとを含む、プロセス。 (10)前記深いトレンチを形成する以前に、該トレン
チに対して前記FETの前記ゲートの位置決めをする開
口を、前記基板内に形成するステップと、酸化物を前記
開口内に付着するステップと、前記深いトレンチを形成
する以前に、前記開口内に酸化物スペーサを形成するス
テップとを含む、前記(9)記載のプロセス。 (11)メモリ・セルを形成するプロセスであって、n
+ドープ多結晶質シリコンにより充填される深いトレン
チ・コンデンサの少なくとも1つの深いトレンチと、前
記少なくとも1つの深いトレンチを充填する前記n+ド
ープ多結晶質シリコンの一部と基板との間に形成される
カラー酸化物と、前記カラー酸化物の下方において、前
記少なくとも1つの深いトレンチを充填する前記n+ド
ープ多結晶質シリコンの一部と前記基板との間に形成さ
れるノード誘電体と、前記基板内に形成される埋め込み
n+コンデンサ・プレートとを有する基板を提供するス
テップと、前記カラー酸化物及びノード誘電体の一部を
除去することにより、少なくとも1つの埋め込みストラ
ップのための少なくとも1つの開口を形成するステップ
と、熱サイクルにより、前記少なくとも1つの深いトレ
ンチ開口からドーパントを拡散し、前記埋め込みストラ
ップを形成するステップと、前記基板の露出された表面
上にゲート酸化物を形成するステップと、前記深いトレ
ンチ上の開口領域にn+ドープ多結晶質シリコンを充填
するステップと、前記素子の上面を平坦化するステップ
と、前記少なくとも1つの深いトレンチを少なくとも部
分的にオーバラップし、前記少なくとも1つの埋め込み
ストラップよりも深く延びる、少なくとも1つの分離領
域を、前記素子内に形成するステップと、露出されたシ
リコン基板をドープし、前記メモリ・セルの移動素子の
n+ソース/ドレイン拡散を形成するステップと、少な
くとも1つの支持回路CMOS素子を形成するステップ
と、少なくとも1つのワード・ライン・トレンチ及び少
なくとも1つのコンタクト・ホールを形成し、それらを
導電材料により充填するステップと、少なくとも1つの
ビット・ライン・コンタクトを形成し、それを導電材料
により充填するステップと、少なくとも1つのビット・
ライン・コンタクト上に少なくとも1つのビット・ライ
ンを形成するステップとを含む、プロセス。 (12)前記深いトレンチを形成する以前に、該トレン
チに対して前記FETの前記ゲートの位置決めをする開
口を、前記基板内に形成するステップと、酸化物を前記
開口内に付着するステップと、前記開口内に少なくとも
1つのスペーサを形成するステップと、前記深いトレン
チをエッチングするステップと、前記ゲート酸化物を形
成する以前に、前記スペーサを除去するステップとを含
む、前記(11)記載のプロセス。 (13)メモリ・セルを形成するプロセスであって、第
1の酸化物層、窒化物層、及び該窒化物層上に形成され
る第2の酸化物層とを含むパッド構造と、n+ドープ多
結晶質シリコンにより充填され、前記n+ドープ多結晶
質シリコン上に凹所を有する、深いトレンチ・コンデン
サの少なくとも2つの深いトレンチと、前記深いトレン
チを充填する前記n+ドープ多結晶質シリコンの一部と
基板との間に形成されるカラー酸化物と、前記深いトレ
ンチを充填する前記n+ドープ多結晶質シリコンの一部
と前記基板との間に形成されるノード誘電体と、前記基
板内に形成される埋め込みn+コンデンサ・プレートと
を有する、前記基板を提供するステップと、露出された
カラー酸化物及びノード誘電体を除去し、埋め込みスト
ラップのための開口を形成するステップと、前記深いト
レンチからn+ドーパントを拡散し、前記埋め込みスト
ラップを形成するステップと、移動素子ゲートを形成す
るステップと、前記基板の露出部分上にゲート酸化物を
成長させるステップと、前記深いトレンチの前記凹所に
n+ドープ多結晶質シリコンを充填するステップと、ワ
ード・ライン・コンタクト、ワード・ライン、ビット・
ライン・コンタクト及びビット・ラインを形成するステ
ップとを含む、プロセス。 (14)前記深いトレンチを形成する以前に、該トレン
チに対して前記FETの前記ゲートの位置決めをする開
口を、前記基板内に形成するステップと、酸化物を前記
開口内に付着するステップと、前記開口内に少なくとも
1つのスペーサを形成するステップと、前記深いトレン
チをエッチングするステップと、前記ゲート酸化物を形
成する以前に、前記スペーサを除去するステップとを含
む、前記(13)記載のプロセス。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDRAMセルの断面図である。
【図2】本発明に従うDRAMセルの実施例の断面図で
ある。
【図3】本発明に従うDRAMセルを形成するプロセス
の実施例において、トレンチ開口118が形成され、パ
ッド構造を有するシリコン基板110が提供されるステ
ージの断面図である。
【図4】酸化物スペーサ124及び126が形成され、
トレンチが更に深くエッチングされるステージの断面図
である。
【図5】埋め込みプレート130及び132が形成さ
れ、トレンチがn+ポリシリコン136により充填さ
れ、カラー酸化物134が付着されるステージの断面図
である。
【図6】移動素子ゲートが深いトレンチ136上に形成
されるステージの断面図である。
【図7】分離領域140及びソース/ドレイン拡散領域
144の形成後、支持回路CMOS素子が形成されるス
テージの断面図である。
【図8】ワード・ライン・コンタクト50、ビット・ラ
イン・コンタクト49及び金属ビット・ライン63が形
成されるステージの断面図である。
【図9】本発明に従うDRAMセルを形成するプロセス
の別の実施例において、パッド構造を有するシリコン基
板150が提供されるステージの断面図である。
【図10】パッド構造及び基板がエッチングされ、トレ
ンチ160が形成されるステージの断面図である。
【図11】トレンチ160内に酸化物スペーサ162及
びポリシリコン・スペーサ164が形成されるステージ
の断面図である。
【図12】トレンチ166が窒化物により充填されるス
テージの断面図である。
【図13】ポリシリコン・スペーサ164の位置におい
て深いトレンチが形成されるステージの断面図である。
【図14】埋め込みプレート79が形成され、トレンチ
がn+ポリシリコン85により充填され、カラー酸化物
134が付着されるステージの断面図である。
【図15】移動素子ゲートが形成され、ワード・ライン
・コンタクト、ワード・ライン、及びビット・ライン・
コンタクト、ビット・ラインが形成されるステージを示
す断面図である。
【図16】折りたたみビット・ラインを含む図8に示さ
れる本発明に従うDRAMセルの実施例の上面図であ
る。
【図17】オープン・ビット・ラインを含む図8に示さ
れる本発明に従うDRAMセルの実施例の上面図であ
る。
【図18】図15に示される本発明に従うDRAMセル
の実施例の上面図である。
【符号の説明】
7、21、71、143 ゲート酸化物 25、86 ノード誘電体 79 埋め込みノード・プレート 84、134 カラー酸化物 85 ポリシリコン充填材 112、154、158 酸化物 114、156、168 窒化物 142 埋め込みストラップ 145 移動素子 148 窒化物スペーサ 150 シリコン基板 152 n+拡散領域 162 酸化物スペーサ 164 ポリシリコン・スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トシハル・フルカワ アメリカ合衆国05452、バーモント州エセ ックス・ジャンクション、オークウッド・ レーン 9 (72)発明者 スティーブン・ジョン・ホルメス アメリカ合衆国05468、バーモント州ミル トン、デビノ・ロード 127 (72)発明者 マーク・チャールズ・ヘイキー アメリカ合衆国05468、バーモント州ミル トン、ピィ・オー・ボックス 212(番地 なし) (72)発明者 ウィリアム・シオ−リエン・マ アメリカ合衆国12524、ニューヨーク州フ ィシュキル、カールソン・テラス 11 (72)発明者 ジャック・アラン・マンデルマン アメリカ合衆国12582、ニューヨーク州ス トームビル、ジャミー・レーン 5

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板内の少なくとも1つの深いトレンチ・コンデン
    サと、 前記少なくとも1つの深いトレンチ・コンデンサの少な
    くとも一部上に配置されるゲートと、前記ゲートの側部
    に隣接し、絶縁層により前記ゲートから分離されて形成
    されるドープ領域とを含む、前記少なくとも1つの深い
    トレンチ・コンデンサの少なくとも一部上に配置され
    る、前記基板内の少なくとも1つのFETと、 前記少なくとも1つのFETを取り囲み、前記少なくと
    も1つのFETよりも大きな深さを有する、前記基板内
    の少なくとも1つの絶縁領域とを含む、メモリ・セル。
  2. 【請求項2】前記分離領域が、前記少なくとも1つのF
    ETにより覆われない前記少なくとも1つの深いトレン
    チ・コンデンサの部分上に配置される、請求項1記載の
    メモリ・セル。
  3. 【請求項3】前記ドープ領域が隣接して形成される、前
    記少なくとも1つのFETの前記ゲートの側部が交差
    し、前記ドープ領域間を前記基板内に延びる角部を形成
    する、請求項1記載のメモリ・セル。
  4. 【請求項4】前記ドープ領域の1つが、前記少なくとも
    1つの深いトレンチ・コンデンサに隣接して形成され
    る、請求項1記載のメモリ・セル。
  5. 【請求項5】前記少なくとも1つの深いトレンチ・コン
    デンサを前記ドープ領域の1つに接続する拡散ストラッ
    プを含む、請求項4記載のメモリ・セル。
  6. 【請求項6】前記ドープ領域の1つが、前記少なくとも
    1つの深いトレンチ・コンデンサに隣接して、前記少な
    くとも1つのFETの前記ゲートの前記側部の前記交差
    に対応する位置に形成される、請求項3記載のメモリ・
    セル。
  7. 【請求項7】前記ドープ領域の1つが、前記少なくとも
    1つの深いトレンチ・コンデンサに隣接して形成され、
    前記少なくとも1つの深いトレンチ・コンデンサに拡散
    ストラップにより接続され、前記少なくとも1つの分離
    領域が前記基板内に前記拡散ストラップよりも大きな深
    さに形成される、請求項2記載のメモリ・セル。
  8. 【請求項8】前記深いトレンチ上に少なくとも部分的に
    配置される前記FETの前記ゲートが、前記深いトレン
    チ自己整合される、請求項1記載のメモリ・セル。
  9. 【請求項9】メモリ・セルを形成するプロセスであっ
    て、 基板を提供するステップと、 前記基板内に深いトレンチ・コンデンサの少なくとも1
    つの深いトレンチを形成するステップと、 前記少なくとも1つの深いトレンチの少なくとも一部上
    に配置される少なくとも1つのFETを、前記基板内に
    形成するステップと、 前記少なくとも1つの深いトレンチの少なくとも一部上
    に配置される、前記少なくとも1つのFETのゲートを
    形成するステップと、 前記ゲートの側部に隣接し、絶縁層により前記ゲートか
    ら分離されて形成される前記少なくとも1つのFETの
    ドープ領域を形成するステップと、 前記少なくとも1つのFETを取り囲み、前記少なくと
    も1つのFETよりも大きな深さを有する少なくとも1
    つの絶縁領域を、前記基板内に形成するステップとを含
    む、プロセス。
  10. 【請求項10】前記深いトレンチを形成する以前に、該
    トレンチに対して前記FETの前記ゲートの位置決めを
    する開口を、前記基板内に形成するステップと、 酸化物を前記開口内に付着するステップと、 前記深いトレンチを形成する以前に、前記開口内に酸化
    物スペーサを形成するステップとを含む、請求項9記載
    のプロセス。
  11. 【請求項11】メモリ・セルを形成するプロセスであっ
    て、 n+ドープ多結晶質シリコンにより充填される深いトレ
    ンチ・コンデンサの少なくとも1つの深いトレンチと、
    前記少なくとも1つの深いトレンチを充填する前記n+
    ドープ多結晶質シリコンの一部と基板との間に形成され
    るカラー酸化物と、前記カラー酸化物の下方において、
    前記少なくとも1つの深いトレンチを充填する前記n+
    ドープ多結晶質シリコンの一部と前記基板との間に形成
    されるノード誘電体と、前記基板内に形成される埋め込
    みn+コンデンサ・プレートとを有する基板を提供する
    ステップと、 前記カラー酸化物及びノード誘電体の一部を除去するこ
    とにより、少なくとも1つの埋め込みストラップのため
    の少なくとも1つの開口を形成するステップと、 熱サイクルにより、前記少なくとも1つの深いトレンチ
    開口からドーパントを拡散し、前記埋め込みストラップ
    を形成するステップと、 前記基板の露出された表面上にゲート酸化物を形成する
    ステップと、 前記深いトレンチ上の開口領域にn+ドープ多結晶質シ
    リコンを充填するステップと、 前記素子の上面を平坦化するステップと、 前記少なくとも1つの深いトレンチを少なくとも部分的
    にオーバラップし、前記少なくとも1つの埋め込みスト
    ラップよりも深く延びる、少なくとも1つの分離領域
    を、前記素子内に形成するステップと、 露出されたシリコン基板をドープし、前記メモリ・セル
    の移動素子のn+ソース/ドレイン拡散を形成するステ
    ップと、 少なくとも1つの支持回路CMOS素子を形成するステ
    ップと、少なくとも1つのワード・ライン・トレンチ及
    び少なくとも1つのコンタクト・ホールを形成し、それ
    らを導電材料により充填するステップと、 少なくとも1つのビット・ライン・コンタクトを形成
    し、それを導電材料により充填するステップと、 少なくとも1つのビット・ライン・コンタクト上に少な
    くとも1つのビット・ラインを形成するステップとを含
    む、プロセス。
  12. 【請求項12】前記深いトレンチを形成する以前に、該
    トレンチに対して前記FETの前記ゲートの位置決めを
    する開口を、前記基板内に形成するステップと、 酸化物を前記開口内に付着するステップと、 前記開口内に少なくとも1つのスペーサを形成するステ
    ップと、 前記深いトレンチをエッチングするステップと、 前記ゲート酸化物を形成する以前に、前記スペーサを除
    去するステップとを含む、請求項11記載のプロセス。
  13. 【請求項13】メモリ・セルを形成するプロセスであっ
    て、 第1の酸化物層、窒化物層、及び該窒化物層上に形成さ
    れる第2の酸化物層とを含むパッド構造と、n+ドープ
    多結晶質シリコンにより充填され、前記n+ドープ多結
    晶質シリコン上に凹所を有する、深いトレンチ・コンデ
    ンサの少なくとも2つの深いトレンチと、前記深いトレ
    ンチを充填する前記n+ドープ多結晶質シリコンの一部
    と基板との間に形成されるカラー酸化物と、前記深いト
    レンチを充填する前記n+ドープ多結晶質シリコンの一
    部と前記基板との間に形成されるノード誘電体と、前記
    基板内に形成される埋め込みn+コンデンサ・プレート
    とを有する、前記基板を提供するステップと、 露出されたカラー酸化物及びノード誘電体を除去し、埋
    め込みストラップのための開口を形成するステップと、 前記深いトレンチからn+ドーパントを拡散し、前記埋
    め込みストラップを形成するステップと、 移動素子ゲートを形成するステップと、 前記基板の露出部分上にゲート酸化物を成長させるステ
    ップと、 前記深いトレンチの前記凹所にn+ドープ多結晶質シリ
    コンを充填するステップと、 ワード・ライン・コンタクト、ワード・ライン、ビット
    ・ライン・コンタクト及びビット・ラインを形成するス
    テップとを含む、プロセス。
  14. 【請求項14】前記深いトレンチを形成する以前に、該
    トレンチに対して前記FETの前記ゲートの位置決めを
    する開口を、前記基板内に形成するステップと、 酸化物を前記開口内に付着するステップと、 前記開口内に少なくとも1つのスペーサを形成するステ
    ップと、 前記深いトレンチをエッチングするステップと、 前記ゲート酸化物を形成する以前に、前記スペーサを除
    去するステップとを含む、請求項13記載のプロセス。
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