JPH11289005A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH11289005A
JPH11289005A JP9306898A JP9306898A JPH11289005A JP H11289005 A JPH11289005 A JP H11289005A JP 9306898 A JP9306898 A JP 9306898A JP 9306898 A JP9306898 A JP 9306898A JP H11289005 A JPH11289005 A JP H11289005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
forming
groove
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9306898A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Azuma
雅彦 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9306898A priority Critical patent/JPH11289005A/ja
Publication of JPH11289005A publication Critical patent/JPH11289005A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチ法を用いた素子分離膜形成技術に関
し、素子分離膜の高さによる影響を受けにくく安定した
素子特性を得ることができる半導体装置の製造方法を提
供する。 【解決手段】 半導体基板10上に絶縁膜12を形成す
る工程と、絶縁膜12上にストッパ膜16を形成する工
程と、ストッパ膜16が形成されていない領域の半導体
基板10に、縁部がストッパ膜16から所定の間隔だけ
離間した溝20を形成する工程と、ストッパ膜16をマ
スクとして半導体基板10を酸化し、溝20の内面から
溝20の周縁部の半導体基板10上に延在して形成され
た絶縁膜22を形成する工程と、絶縁膜12上及びスト
ッパ膜16に絶縁膜24を形成する工程と、絶縁膜24
を平面的に除去し、溝20内に絶縁膜24を残存させる
工程と、ストッパ膜16を除去する工程とにより半導体
装置を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレンチ法により
形成した素子分離膜を有する半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の製造技術の進歩に伴
い、サブミクロンからクォータミクロンの製品が製造さ
れようとしている。今後、さらに0.2ミクロン以下の
加工技術を使用したLSIの製品化が期待されている。
このような高集積の半導体装置を実現するためには、素
子自体の微細化のみならず、素子と素子とを分離するた
めの素子分離手段をも微細化する必要がある。
【0003】従来より、素子分離技術としては、製造工
程の簡便さ等の理由からLOCOS(LOCal Oxidation
of Silicon)法が広く用いられてきた。しかし、LOC
OS法は、いわゆるバーズビークにより活性領域が狭ま
るという問題があり、また、素子分離幅が狭くなるほど
に膜厚を厚くすることが困難となるため、素子の微細化
を図るうえで好ましくない。
【0004】活性領域や素子分離膜厚を犠牲にすること
なく分離が可能な素子分離方法として、基板に形成した
溝(トレンチ)に絶縁膜を充填して素子分離膜とするト
レンチ法が提案されており、LOCOS法に置き換わる
素子分離技術として期待されている。トレンチ法では、
熱酸化により素子分離膜を形成する必要はないのでバー
ズビークにより活性領域が狭まることもなく、また、深
さを分離幅と独立に設定できるので分離幅を縮小しても
分離特性を維持することができる。
【0005】トレンチ法を用いた従来の素子分離膜の形
成方法について図10及び図11を用いて説明する。ま
ず、シリコン基板100上に、例えば熱酸化法により、
シリコン酸化膜102を形成する。次いで、シリコン酸
化膜102上に、例えばCVD(化学気相成長:Chemic
alVapor Deposition)法により、シリコン窒化膜104
を形成する(図10(a))。
【0006】続いて、通常のリソグラフィー技術によ
り、シリコン窒化膜104上にパターニングされたレジ
スト105を形成する(図10(b))。レジスト10
5は、素子領域となる領域に残存するようにパターニン
グする。この後、通常のエッチング技術により、レジス
ト105をマスクとしてシリコン窒化膜104、シリコ
ン酸化膜102、シリコン基板100をエッチングし、
シリコン基板100に溝106を形成する(図10
(c))。溝106は、素子分離領域に形成されること
となる。
【0007】次いで、全面に、例えばCVD法により、
溝106内を十分に埋め込む膜厚のシリコン酸化膜10
8を堆積する(図11(a))。続いて、例えばCMP
(化学的機械的研磨:Chemical Mechanical Polishin
g)法により、シリコン窒化膜104が露出するまでシ
リコン酸化膜108を平面的に除去し、溝106内にの
みシリコン酸化膜108を残存させる。こうして、溝1
06内に埋め込まれ、シリコン酸化膜108よりなる素
子分離膜110を形成する(図11(b))。
【0008】この後、シリコン窒化膜104、シリコン
酸化膜102を除去し、素子分離膜110により画定さ
れた素子領域上に、所定の素子を形成する。例えば、シ
リコン酸化膜102を除去した後に再度熱酸化して素子
領域にゲート絶縁膜112を形成し、次いで、ゲート絶
縁膜112上にゲート電極114を形成し、続いて、ゲ
ート電極114の両側のシリコン基板100にソース/
ドレイン拡散層116を形成し、ゲート電極114、ゲ
ート絶縁膜112、ソース/ドレイン拡散層16を有す
るMOSトランジスタを形成する(図11(c))。
【0009】このようにして、トレンチ法を用いて半導
体装置が製造されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体装置の製造方法では、素子分離膜110の高
さが素子特性に与える影響が大きく、素子分離膜110
の高さのばらつきにより、安定した素子特性を得ること
が困難であった。すなわち、図12(a)に示すよう
に、素子分離膜110がウェーハプロセスの前処理等に
おいて膜減りし、素子分離膜110の表面高さが素子領
域の表面高さよりも沈み込んだ場合、この状態でこの領
域にMOSトランジスタを形成すると、素子領域の周縁
部に電界が集中してこの領域に閾値電圧の低いトランジ
スタが形成され、トランジスタのId−Vg特性にハン
プ(サブスレショルド領域に肩ができる現象)が現れる
ことがあった。このため、素子分離膜110の沈み込み
を防止しなければならなかった。
【0011】ところが、図12(b)に示すように、素
子分離膜110の表面高さが素子領域におけるシリコン
基板100の表面高さよりも高すぎると、素子分離膜1
10の端部が急峻なため、上層に形成する導電膜、例え
ばゲート電極114をエッチングする際にゲート電極材
が段差部にエッチング残渣118として残りやすく、短
絡故障などの動作不良をもたらす原因になることがあっ
た。
【0012】本発明の目的は、トレンチ法を用いた素子
分離膜形成技術に関し、素子分離膜の高による影響を受
けにくく安定した素子特性を得ることができる半導体装
置の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、半導体基板
上に第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、
前記第1の絶縁膜上に、素子領域となる領域上を覆うス
トッパ膜を形成するストッパ膜形成工程と、前記ストッ
パ膜が形成されていない領域の前記半導体基板に、縁部
が前記ストッパ膜から所定の間隔だけ離間した溝を形成
する溝形成工程と、前記ストッパ膜をマスクとして前記
半導体基板を酸化し、前記溝の内面から前記溝の周縁部
の前記半導体基板上に延在して形成された第2の絶縁膜
を形成する第2の絶縁膜形成工程と、前記第1の絶縁膜
上及び前記ストッパ膜上に第3の絶縁膜を形成する第3
の絶縁膜形成工程と、前記ストッパ膜が露出するまで前
記第3の絶縁膜を平面的に除去し、前記第1の絶縁膜が
形成された前記溝内に前記第3の絶縁膜を残存させる第
3の絶縁膜除去工程と、前記ストッパ膜を除去するスト
ッパ膜除去工程とを有することを特徴とする半導体装置
の製造方法によっても達成される。溝の端部から所定の
間隔だけ離間して形成されたストッパ膜をマスクとして
半導体基板を酸化することにより第2の絶縁膜をすれ
ば、溝内から溝の周縁部の半導体基板上に延在して形成
され、素子領域との境界における断面形状が通常のLO
COS法により形成した場合と同様のなだらかな素子分
離膜を形成することができる。これにより、上層に形成
する導電膜(例えば、ゲート電極)をパターニングする
際に境界部分にエッチング残渣を残りにくくすることが
できる。また、酸化により形成した絶縁膜は、半導体基
板上に隆起して形成されるので、ウェーハプロセスの前
処理等における膜減りによって素子分離膜の周縁部にお
ける表面高さが素子領域の表面高さよりも沈み込むこと
を抑制できる。これにより、トランジスタ特性にハンプ
が形成されることを防止することができる。
【0014】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ストッパ膜形成工程と前記溝形成工程との間
に、前記ストッパ膜の側壁にスペーサを形成するスペー
サ形成工程を更に有し、前記溝形成工程では、前記スト
ッパ膜及び前記スペーサをマスクとして前記半導体基板
をエッチングし、前記縁部が前記ストッパ膜から前記ス
ペーサの幅分だけ離間した前記溝を形成することが望ま
しい。このようにして半導体装置を製造することによ
り、溝の端部から所定の間隔だけ離間して形成されたス
トッパ膜を形成することができる。
【0015】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記溝形成工程では、前記ストッパ膜をマスクとし
て前記半導体基板をエッチングする工程と、前記ストッ
パ膜を所定の膜厚だけ等方的に除去する工程とを行い、
前記ストッパ膜の端部を、前記ストッパ膜を除去した膜
厚分だけ前記溝の前記縁部から離間することが望まし
い。このようにして半導体装置を製造することによって
も、溝の端部から所定の間隔だけ離間して形成されたス
トッパ膜を形成することができる また、上記の半導体装置の製造方法において、前記スト
ッパ膜形成工程では、上面が第4の絶縁膜に覆われた前
記ストッパ膜を形成し、前記溝形成工程では、前記スト
ッパ膜及び前記第4の絶縁膜をマスクとして前記半導体
基板をエッチングする工程と、前記第4の絶縁膜をマス
クとして前記ストッパ膜を前記半導体基板に平行な方向
に除去する工程とを行い、前記ストッパ膜の端部を、前
記ストッパ膜を除去した膜厚分だけ前記溝の前記縁部か
ら離間することが望ましい。このようにして半導体装置
を製造することによっても、溝の端部から所定の間隔だ
け離間して形成されたストッパ膜を形成することができ
る また、上記の半導体装置の製造方法において、前記第1
の絶縁膜形成工程の後に、前記第1の絶縁膜上に、前記
半導体基板と同一の半導体材料よりなる半導体層を形成
する半導体層形成工程を更に有し、前記第2の絶縁膜形
成工程では、前記ストッパ膜をマスクとして前記半導体
基板及び前記半導体層を酸化し、前記溝の内面から前記
溝の周縁部の前記半導体基板上に延在して形成された前
記第2の絶縁膜を形成することが望ましい。ストッパ膜
と第1の絶縁膜との間に半導体基板と同一の半導体材料
よりなる半導体層を形成した構造は、酸化反応の際にバ
ーズビークを低減するために採用されている改良LOC
OS法の構造に類似の構造である。このような下地構造
を採用することにより、第2の絶縁膜を形成する過程に
おいて第2の酸化膜によるバーズビークが素子領域に入
り込むことを低減することができる。これにより、素子
分離膜形成に伴う素子領域の狭小化を更に低減すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法について図1
乃至図4を用いて説明する。図1は本実施形態による半
導体装置の構造を示す概略断面図、図2乃至図4は本実
施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図で
ある。
【0017】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造について図1を用いて説明する。シリコン基板10
には、素子間を分離するための溝20が形成されてい
る。溝20内には、表面を酸化することにより形成され
たシリコン酸化膜22が形成されている。シリコン酸化
膜22は、溝20内からシリコン基板10表面に延在し
て形成されており、素子領域の周縁部では素子領域にお
けるシリコン基板10表面よりも隆起している。シリコ
ン酸化膜22が形成された溝20内には、シリコン酸化
膜24が埋め込まれている。こうして、シリコン酸化膜
22とシリコン酸化膜24とにより素子分離膜26が構
成されている。素子分離膜26により画定された素子領
域のシリコン基板10上には、ゲート絶縁膜28を介し
てゲート電極30が形成されている。ゲート電極30の
両側のシリコン基板10内部には、ソース/ドレイン拡
散層32が形成されている。
【0018】このように、本実施形態による半導体装置
は、溝20内に埋め込まれたシリコン酸化膜22とシリ
コン酸化膜24とにより素子分離膜26が構成されてい
るが、素子領域と素子分離膜26との境界におけるシリ
コン酸化膜22の断面形状が通常のLOCOS法により
形成した場合と同様のなだらかな形状となっており、素
子領域の周縁部では素子領域におけるシリコン基板10
表面よりも隆起していることに特徴がある。
【0019】このように半導体装置を構成することによ
り素子領域と素子分離膜26との境界部分をなだらかに
できるので、上層に形成する導電膜(例えば、ゲート電
極30)をパターニングする際に境界部分にエッチング
残渣を残りにくくすることができる。また、熱酸化法に
より形成されるシリコン酸化膜22は、CVD法などに
より堆積されるシリコン酸化膜24と比較してエッチン
グ耐性が高いため、ウェーハプロセスの前処理等におけ
る膜減りによってシリコン酸化膜22の表面高さが素子
領域の表面高さよりも沈み込むことはない。したがっ
て、この領域にMOSトランジスタを形成する場合にも
トランジスタ特性にハンプが形成されることはない。
【0020】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図2乃至図4を用いて説明する。まず、シ
リコン基板10上に、例えば熱酸化法により、膜厚約1
0nmのシリコン酸化膜12を形成する。次いで、シリ
コン酸化膜12上に、例えばCVD法により、膜厚約2
00nmのシリコン窒化膜14を形成する(図2
(a))。なお、この膜は後工程でシリコン基板10の
熱酸化を行うための酸化マスクとして、及び、平坦化の
際のストッパとして用いる膜であるため、これら目的に
使用することができる材料を選択する。
【0021】続いて、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、素子領域となる領域に残存させる
ようにシリコン窒化膜14をパターニングし、シリコン
窒化膜14よりなるストッパ膜16を形成する(図2
(b))。この後、全面に、例えばCVD法により、膜
厚約100nmのシリコン酸化膜を堆積する。なお、こ
の膜は後工程でシリコン基板をエッチングする際にマス
クとして用い、また、ストッパ膜16に対して選択的に
除去する必要があるため、これら目的に使用することが
できる材料を選択する。
【0022】次いで、シリコン酸化膜を異方性エッチン
グし、ストッパ膜16の側壁にシリコン酸化膜よりなる
スペーサ18を形成する(図2(c))。このように形
成したスペーサ18は、堆積したシリコン酸化膜の膜厚
とほぼ等しい幅となる。続いて、ストッパ膜16及びス
ペーサ18をマスクとしてシリコン基板10を異方性エ
ッチングし、シリコン基板10に深さ約400nmの溝
20を形成する(図2(d))。このようにしてシリコ
ン基板10に溝20を形成することにより、溝20の端
部は、ストッパ膜16の端部からスペーサ18の幅分だ
け離間することとなる。なお、この溝20は後工程で素
子分離膜を埋め込むためのものであり、素子分離領域に
形成されることとなる。
【0023】溝20のエッチングは、ストッパ膜16及
びスペーサ18を構成する材料に対してエッチング選択
性が得られる条件で行い、シリコン基板10を選択的に
エッチングする。このようなエッチングは公知の技術で
あり、圧力、パワー、エッチングガス等のエッチング条
件を適宜調整することにより行うことができる。この
後、例えば弗酸系の水溶液を用いたウェットエッチング
により、スペーサ18を選択的に除去する。これによ
り、溝20が形成された領域及びスペーサ18が形成さ
れていた領域のシリコン基板10が露出し、他の領域は
ストッパ膜16で覆われた状態となる(図3(a))。
【0024】次いで、ストッパ膜16を酸化マスクとし
てシリコン基板10を熱酸化し、ストッパ膜16で覆わ
れていない領域のシリコン基板10上に膜厚約200n
mのシリコン酸化膜22を形成する(図3(b))。こ
のとき、ストッパ膜16の端部領域では、ストッパ膜1
6の端部が溝20の端部から離間して形成されているの
で、酸化反応はシリコン基板10上面においても進行す
る。したがって、この酸化により、ストッパ膜16の端
部領域には、LOCOS法を用いた場合に見られるよう
な隆起形状を有するシリコン酸化膜22が形成される。
【0025】なお、熱酸化によりシリコン酸化膜22を
形成した場合、全膜厚の約半分の膜厚に相当する厚さが
シリコン基板10内に埋め込まれ、他の約半分の膜厚に
相当する厚さがシリコン基板10上方に隆起するように
形成される。したがって、200nmのシリコン酸化膜
22を形成した場合、ストッパ膜16の周縁部では、シ
リコン基板10よりも約100nm程度隆起した状態で
シリコン酸化膜22が形成されることとなる。
【0026】また、シリコン酸化膜22とシリコン基板
10との境界近傍では、通常のLOCOS法により素子
分離膜を形成する場合と同様のバーズビークが形成され
ることとなるが、シリコン酸化膜22を形成するための
膜厚は、素子分離を達成するほどに厚くする必要はない
ので、従来の半導体装置の製造方法と比較してバーズビ
ークの伸びを十分に短く抑えることができる。
【0027】なお、シリコン酸化膜22の膜厚が厚すぎ
るとバーズビークが大きくなり素子形成領域が狭くなっ
てしまう。また、シリコン酸化膜22の膜厚が薄すぎる
場合にはLOCOSによる素子分離膜を形成した場合と
同様のなだらかな形状が得られなくなってしまう。シリ
コン酸化膜22の膜厚の上限値は、シリコン基板10か
ら隆起したシリコン酸化膜22の表面が、ストッパ膜1
6の表面より高くならない厚さで規定することが望まし
い。例えば、ストッパ膜16を200nmとした場合、
シリコン酸化膜22は約400nmとなる。これは、後
の工程で溝20を埋め込むためにシリコン酸化膜24を
形成した後CMP法により研磨する際に、ストッパ膜1
6が露出するまでシリコン酸化膜24を研磨するため、
ストッパ膜16よりもシリコン酸化膜22の表面が高い
とシリコン酸化膜22の表面が研磨されてしまうからで
ある。シリコン酸化膜22の表面が研磨されても何ら問
題は生じないが、厚くしただけバーズビークが大きくな
るのでむやみにシリコン酸化膜22を厚くする必要はな
い。一方、シリコン酸化膜22の膜厚の下限値は、エッ
ジの部分がLOCOSと同様の形状が得られる最低の膜
厚で規定される。少なくとも、シリコン酸化膜12より
は厚くする必要がある。更に安定した形状を得るために
は、シリコン酸化膜12の約10倍程度の膜厚とするこ
とが望ましい。
【0028】続いて、全面に、例えばCVD法により、
膜厚約700nmのシリコン酸化膜24を成長する(図
3(c))。シリコン酸化膜24の膜厚は、溝20内を
十分に埋め込む膜厚とする。この後、例えばCMP法に
より、ストッパ膜16が露出するまでシリコン酸化膜2
4を平面的に研磨し、溝20内にのみシリコン酸化膜2
4を残存させる(図4(a))。こうして、溝20内に
埋め込まれ、シリコン酸化膜22、24よりなる素子分
離膜26を形成する。
【0029】上述のように、シリコン酸化膜22はシリ
コン基板10よりも約100nm程度隆起した状態で形
成されているが、ストッパ膜16の膜厚は約200nm
である。従って、ストッパ膜16をストッパとしてシリ
コン酸化膜24を平坦化した場合にも基板の表面にはシ
リコン酸化膜22が露出されず、酸化直後の形状を維持
したままとなる。
【0030】次いで、例えば燐酸を用いたウェットエッ
チングにより、ストッパ膜16を除去する。続いて、例
えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、シ
リコン酸化膜12を除去する。通常、CVD法により形
成したシリコン酸化膜(シリコン酸化膜24)は、熱酸
化法により形成したシリコン酸化膜(シリコン酸化膜2
2)と比較して燐酸や弗酸水溶液に対するエッチング耐
性が低い。このため、ストッパ膜16及びシリコン酸化
膜12のエッチング条件を適宜設定することにより、酸
化直後の形状をほぼ維持したままで素子領域の周縁部に
シリコン酸化膜22を露出することができる。
【0031】このようにして素子分離膜26を形成する
ことにより、シリコン基板10の表面領域における素子
分離膜26と素子領域との境界には、LOCOS法によ
り素子分離膜を形成した場合と同様のなだらかな隆起が
形成されることとなる。したがって、本実施形態による
半導体装置の製造方法によれば、図12(b)に示す従
来の半導体装置の場合のように素子領域と素子分離膜と
の境界部には急峻な段差が形成されることはなく、後工
程で形成する導電膜のエッチング残渣が生じることはな
い。また、素子分離膜が沈み込むことにより素子特性が
劣化することもない。
【0032】この後、通常のMOSトランジスタの製造
方法と同様にして、ゲート絶縁膜28、ゲート電極3
0、ソース/ドレイン拡散層32等を形成する。このよ
うに、本実施形態によれば、熱酸化により形成したシリ
コン酸化膜22と、CVD法により堆積したシリコン酸
化膜24とにより素子分離膜26を構成し、素子領域と
素子分離膜26との境界におけるシリコン酸化膜22の
断面形状を通常のLOCOS法により形成した場合と同
様のなだらかな形状とするので、上層に形成する導電膜
(例えば、ゲート電極30)をパターニングする際に境
界部分にエッチング残渣を残りにくくすることができ
る。
【0033】また、熱酸化法により形成されるシリコン
酸化膜22は、CVD法などにより堆積されるシリコン
酸化膜24と比較してエッチング耐性が高いため、ウェ
ーハプロセスの前処理等における膜減りによってシリコ
ン酸化膜22の表面高さが素子領域の表面高さよりも沈
み込むことはない。したがって、この領域にMOSトラ
ンジスタを形成する場合にもトランジスタ特性にハンプ
が形成されることを防止することができる。
【0034】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置の製造方法について図5を用いて説明す
る。なお、第1実施形態による半導体装置及びその製造
方法と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省
略或いは簡略にする。図5は本実施形態による半導体装
置の製造方法を示す工程断面図である。
【0035】本実施形態では、図1に示す第1実施形態
による半導体装置の他の製造方法について説明する。ま
ず、例えば図2(a)及び図2(b)に示す第1実施形
態による半導体装置の製造方法と同様にして、シリコン
基板10上に形成したシリコン酸化膜12と、パターニ
ングされたストッパ膜16とを形成する(図5
(a))。なお、ストッパ膜16のパターニングの際に
は、第1実施形態による半導体装置の製造方法における
スペーサ18の幅に相当する分だけストッパ膜16のパ
ターンサイズをインクリメントしておく。
【0036】次いで、ストッパ膜16をマスクとしてシ
リコン基板10を異方性エッチングし、シリコン基板1
0に深さ約400nmの溝20を形成する(図5
(b))。続いて、例えば燐酸を用いた等方的なウェッ
トエッチングにより、ストッパ膜16を100nm程度
後退させる。このエッチングにより、ストッパ膜16
は、膜厚が減少し、全体的なサイズも膜厚の後退分だけ
縮小される(図5(c))。
【0037】これにより、ストッパ膜16と溝20との
関係は、図3(a)に示す第1実施形態による半導体装
置の製造方法においてスペーサ18を除去した後におけ
るストッパ膜16と溝20との関係とほぼ同じになる。
すなわち、ストッパ膜16の端部から離間して溝20が
形成されることとなる。この後、図3(b)乃至図4
(c)に示す第1実施形態による半導体装置の製造方法
と同様にして、素子分離膜26等を形成する。
【0038】このように、本実施形態によれば、ストッ
パ膜16をマスクとして溝20を形成し、ストッパ膜1
6を所定の膜厚だけ後退し、このように後退したストッ
パ膜16をマスクとしてシリコン酸化膜22を形成する
ので、第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様
に、素子領域と素子分離膜26との境界におけるシリコ
ン酸化膜22の断面形状を通常のLOCOS法により形
成した場合と同様のなだらかな形状とすることができ
る。
【0039】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半導体装置の製造方法について図6を用いて説明す
る。なお、第1実施形態による半導体装置及びその製造
方法と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省
略或いは簡略にする。図6は本実施形態による半導体装
置の製造方法を示す工程断面図である。
【0040】本実施形態では、図1に示す第1実施形態
による半導体装置の他の製造方法について説明する。ま
ず、シリコン基板10上に、例えば熱酸化法により、膜
厚約10nmのシリコン酸化膜12を形成する。次い
で、シリコン酸化膜12上に、例えばCVD法により、
膜厚約100nmのシリコン窒化膜14を形成する。
【0041】続いて、シリコン窒化膜14上に、例えば
CVD法により、膜厚約100nmのシリコン酸化膜3
4を形成する(図6(a))。この後、通常のリソグラ
フィー技術及びエッチング技術により、素子領域となる
領域に残存させるようにシリコン酸化膜34、シリコン
窒化膜14をパターニングし、上面がシリコン酸化膜3
4で覆われたシリコン窒化膜14よりなるストッパ膜1
6を形成する。なお、ストッパ膜16のパターニングの
際には、第1実施形態による半導体装置の製造方法にお
けるスペーサ18の幅に相当する分だけストッパ膜16
のパターンサイズをインクリメントしておく。
【0042】次いで、シリコン酸化膜34及びストッパ
膜16をマスクとしてシリコン基板を異方性エッチング
し、シリコン基板10に深さ約400nmの溝20を形
成する(図6(b))。なお、このエッチングはシリコ
ン酸化膜34に対してエッチング選択性が得られる条件
で行い、シリコン基板10を選択的にエッチングする必
要がある。このようなエッチングは公知の技術であり、
圧力、パワー、エッチングガス等のエッチング条件を適
宜調整することにより行うことができる。
【0043】続いて、シリコン酸化膜34をマスクとし
て、例えば燐酸を用いたウェットエッチングによりシリ
コン酸化膜34下のストッパ膜16をエッチングし、ス
トッパ膜16の端部を所定の距離だけ後退させる(図6
(c))。この後、例えば弗酸水溶液を用いたウェット
エッチングにより、シリコン酸化膜34を除去する。こ
れにより、ストッパ膜16と溝20との関係は、図3
(a)に示す第1実施形態による半導体装置の製造方法
においてスペーサ18を除去した後におけるストッパ膜
16と溝20との関係とほぼ同じになる。すなわち、ス
トッパ膜16の端部から離間して溝20が形成されるこ
ととなる。
【0044】この後、図3(b)乃至図4(c)に示す
第1実施形態による半導体装置の製造方法と同様にし
て、素子分離膜等を形成する。このように、本実施形態
によれば、ストッパ膜16上にシリコン酸化膜34を形
成し、シリコン酸化膜34及びストッパ膜16をマスク
として溝20を形成し、シリコン酸化膜34をマスクと
して所定の膜厚だけストッパ膜16を後退し、このよう
に後退したストッパ膜16をマスクとしてシリコン酸化
膜22を形成するので、第1実施形態による半導体装置
の製造方法と同様に、素子領域と素子分離膜26との境
界におけるシリコン酸化膜22の断面形状を通常のLO
COS法により形成した場合と同様のなだらかな形状と
することができる。
【0045】[第4実施形態]本発明の第4実施形態に
よる半導体装置の製造方法について図7乃至図9を用い
て説明する。なお、第1乃至第3実施形態による半導体
装置及びその製造方法と同一の構成要素には同一の符号
を付し、説明を省略或いは簡略にする。図7乃至図9は
本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【0046】本実施形態による半導体装置の製造方法
は、シリコン酸化膜22の形成過程においてポリシリコ
ンバッファードLOCOS法に用いられる構造に類似の
下地構造を採用していることに特徴がある。以下、本実
施形態による半導体装置の製造方法について詳述する。
まず、シリコン基板10上に、例えば熱酸化法により、
膜厚約10nmのシリコン酸化膜12を形成する。
【0047】次いで、シリコン酸化膜12上に、例えば
CVD法により、膜厚約10nmのポリシリコン膜36
を形成する。続いて、ポリシリコン膜36上に、例えば
CVD法により、膜厚約200nmのシリコン窒化膜1
4を形成する(図7(a))。この後、通常のリソグラ
フィー技術及びエッチング技術により、素子領域となる
領域に残存させるようにシリコン窒化膜14をパターニ
ングし、シリコン窒化膜14よりなるストッパ膜16を
形成する(図7(b))。
【0048】次いで、全面に、例えばCVD法により、
膜厚約100nmのシリコン酸化膜を堆積する。続い
て、シリコン酸化膜を異方性エッチングし、ストッパ膜
16の側壁にシリコン酸化膜よりなるスペーサ18を形
成する(図7(c))。この後、ストッパ膜16及びス
ペーサ18をマスクとして、ポリシリコン膜36、シリ
コン酸化膜12及びシリコン基板10を異方性エッチン
グし、シリコン基板10に深さ約400nmの溝20を
形成する(図7(d))。溝20のエッチングは、スト
ッパ膜16及びスペーサ18を構成する材料に対してエ
ッチング選択性が得られる条件で行い、シリコン基板1
0を選択的にエッチングする。
【0049】次いで、例えば弗酸系の水溶液を用いたウ
ェットエッチングにより、スペーサ18を選択的に除去
する(図8(a))。これにより、溝20が形成された
領域及びスペーサ18が形成されていた領域のポリシリ
コン膜36が露出する。次いで、ストッパ膜16を酸化
マスクとしてシリコン基板10及びポリシリコン膜36
を熱酸化し、ストッパ膜16で覆われていない領域のシ
リコン基板10上に膜厚約200nmのシリコン酸化膜
22を形成する(図8(b))。
【0050】このとき、ストッパ膜16の端部領域で
は、ストッパ膜16の端部が溝20の端部から離間して
形成され、ポリシリコン膜36が露出しているので、酸
化反応はポリシリコン膜36上方にも進行する。したが
ってこの酸化により、ストッパ膜16の端部領域には、
LOCOS法を用いた場合に見られるような隆起形状を
有するシリコン酸化膜22が形成される。
【0051】酸化前におけるストッパ膜16の端部領域
の構造は、バーズビークを低減するために改良されたL
OCOS法、いわゆるポリシリコンバッファードLOC
OS(Poly-Si Buffered LOCOS)法に用いられる構造に
類似の構造となっており、通常のLOCOS法によりシ
リコン酸化膜22を形成する場合と比較してストッパ膜
16下に入り込むバーズビーク長を短く抑えることがで
きる。したがって、このように半導体装置を製造するこ
とにより、第1乃至第3実施形態による半導体装置の製
造方法よりも素子領域の狭小化を抑えることができる。
【0052】続いて、全面に、例えばCVD法により、
膜厚約700nmのシリコン酸化膜24を成長する(図
8(c))。シリコン酸化膜24の膜厚は、溝20内を
十分に埋め込む膜厚とする。この後、例えばCMP法に
より、ストッパ膜16が露出するまでシリコン酸化膜2
4を平面的に研磨し、溝20内にのみシリコン酸化膜2
4を残存させる。こうして、溝20内に埋め込まれ、シ
リコン酸化膜22、24よりなる素子分離膜26を形成
する(図9(a))。
【0053】次いで、例えば燐酸を用いたウェットエッ
チングにより、ストッパ膜16を除去する。この後、例
えばドライエッチング法により、ポリシリコン膜36を
除去する。続いて、例えば弗酸水溶液を用いたウェット
エッチングにより、シリコン酸化膜12を除去する(図
9(b))。
【0054】次いで、例えば図4(c)に示す第1実施
形態による半導体装置の製造方法と同様にして、MOS
トランジスタ等を形成する(図9(c))。このよう
に、本実施形態によれば、第1実施形態による半導体装
置の製造方法に、ポリシリコンバッファードLOCOS
法に用いられる構造に類似の下地構造を採用してシリコ
ン酸化膜22を形成するので、シリコン酸化膜22の形
成過程において発生するバーズビーク長を低減すること
ができる。これにより、素子分離膜形成過程に伴う素子
領域の狭小化を、第1乃至第3実施形態による半導体装
置の製造方法よりも低減することができる。
【0055】なお、上記実施形態では、第1実施形態に
よる半導体装置の製造方法に、ポリシリコンバッファー
ドLOCOSに類似の構造を適用した場合を示したが、
同様にして、第2及び第3実施形態による半導体装置の
製造方法に適用してもよい。本発明は、上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。例えば、上記第1乃至
第4実施形態では、ストッパ膜の側壁にスペーサを設
け、或いは、ストッパ膜をマスクとして溝を形成した後
にストッパ膜を後退させることによって、溝の縁部から
離間して設けられたストッパ膜を形成したが、他の方法
によりこのようなストッパ膜を形成してもよい。
【0056】また、上記第4実施形態では、本発明をポ
リシリコンバッファードLOCOS法に類似の方法に適
用した場合を示したが、他の改良LOCOSの場合であ
っても同様に適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、半導体基
板上に第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程
と、第1の絶縁膜上に、素子領域となる領域上を覆うス
トッパ膜を形成するストッパ膜形成工程と、ストッパ膜
が形成されていない領域の半導体基板に、縁部がストッ
パ膜から所定の間隔だけ離間した溝を形成する溝形成工
程と、ストッパ膜をマスクとして半導体基板を酸化し、
溝の内面から溝の周縁部の半導体基板上に延在して形成
された第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程
と、第1の絶縁膜上及びストッパ膜上に第3の絶縁膜を
形成する第3の絶縁膜形成工程と、ストッパ膜が露出す
るまで第3の絶縁膜を平面的に除去し、第1の絶縁膜が
形成された溝内に第3の絶縁膜を残存させる第3の絶縁
膜除去工程と、ストッパ膜を除去するストッパ膜除去工
程とを行い、溝の端部から所定の間隔だけ離間して形成
されたストッパ膜をマスクとして半導体基板を酸化する
ことにより第2の絶縁膜をすれば、溝内から溝の周縁部
の半導体基板上に延在して形成され、素子領域との境界
における断面形状が通常のLOCOS法により形成した
場合と同様のなだらかな素子分離膜を形成することがで
きる。これにより、上層に形成する導電膜(例えば、ゲ
ート電極)をパターニングする際に境界部分にエッチン
グ残渣を残りにくくすることができる。また、酸化によ
り形成した絶縁膜は、半導体基板上に隆起して形成され
るので、ウェーハプロセスの前処理等における膜減りに
よって素子分離膜の周縁部における表面高さが素子領域
の表面高さよりも沈み込むことを抑制できる。これによ
り、トランジスタ特性にハンプが形成されることを防止
することができる。
【0058】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、第1の絶縁膜形成工程の後に、第1の絶縁膜上に、
半導体基板と同一の半導体材料よりなる半導体層を形成
する半導体層形成工程を更に有し、第2の絶縁膜形成工
程では、ストッパ膜をマスクとして半導体基板及び半導
体層を酸化し、溝の内面から溝の周縁部の半導体基板上
に延在して形成された第2の絶縁膜を形成すれば、素子
分離膜形成に伴う素子領域の狭小化を更に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その3)である。
【図5】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図8】本発明の第4実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図9】本発明の第4実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その3)である。
【図10】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その1)である。
【図11】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図(その2)である。
【図12】従来の半導体装置の製造方法における課題を
説明する図である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…シリコン酸化膜 14…シリコン窒化膜 16…ストッパ膜 18…スペーサ 20…溝 22…シリコン酸化膜 24…シリコン酸化膜 26…素子分離膜 28…ゲート絶縁膜 30…ゲート電極 32…ソース/ドレイン拡散層 34…シリコン酸化膜 36…ポリシリコン膜 100…シリコン基板 102…シリコン酸化膜 104…シリコン窒化膜 105…レジスト 106…溝 108…シリコン酸化膜 110…素子分離膜 112…ゲート絶縁膜 114…ゲート電極 116…ソース/ドレイン拡散層 118…エッチング残渣

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する
    第1の絶縁膜形成工程と、 前記第1の絶縁膜上に、素子領域となる領域上を覆うス
    トッパ膜を形成するストッパ膜形成工程と、 前記ストッパ膜が形成されていない領域の前記半導体基
    板に、縁部が前記ストッパ膜から所定の間隔だけ離間し
    た溝を形成する溝形成工程と、 前記ストッパ膜をマスクとして前記半導体基板を酸化
    し、前記溝の内面から前記溝の周縁部の前記半導体基板
    上に延在して形成された第2の絶縁膜を形成する第2の
    絶縁膜形成工程と、 前記第1の絶縁膜上及び前記ストッパ膜上に第3の絶縁
    膜を形成する第3の絶縁膜形成工程と、 前記ストッパ膜が露出するまで前記第3の絶縁膜を平面
    的に除去し、前記第1の絶縁膜が形成された前記溝内に
    前記第3の絶縁膜を残存させる第3の絶縁膜除去工程
    と、 前記ストッパ膜を除去するストッパ膜除去工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ストッパ膜形成工程と前記溝形成工程との間に、前
    記ストッパ膜の側壁にスペーサを形成するスペーサ形成
    工程を更に有し、 前記溝形成工程では、前記ストッパ膜及び前記スペーサ
    をマスクとして前記半導体基板をエッチングし、前記縁
    部が前記ストッパ膜から前記スペーサの幅分だけ離間し
    た前記溝を形成することを特徴する半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記溝形成工程では、前記ストッパ膜をマスクとして前
    記半導体基板をエッチングする工程と、前記ストッパ膜
    を所定の膜厚だけ等方的に除去する工程とを行い、前記
    ストッパ膜の端部を、前記ストッパ膜を除去した膜厚分
    だけ前記溝の前記縁部から離間することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ストッパ膜形成工程では、上面が第4の絶縁膜に覆
    われた前記ストッパ膜を形成し、 前記溝形成工程では、前記ストッパ膜及び前記第4の絶
    縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングする工
    程と、前記第4の絶縁膜をマスクとして前記ストッパ膜
    を前記半導体基板に平行な方向に除去する工程とを行
    い、前記ストッパ膜の端部を、前記ストッパ膜を除去し
    た膜厚分だけ前記溝の前記縁部から離間することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法において、 前記第1の絶縁膜形成工程の後に、前記第1の絶縁膜上
    に、前記半導体基板と同一の半導体材料よりなる半導体
    層を形成する半導体層形成工程を更に有し、 前記第2の絶縁膜形成工程では、前記ストッパ膜をマス
    クとして前記半導体基板及び前記半導体層を酸化し、前
    記溝の内面から前記溝の周縁部の前記半導体基板上に延
    在して形成された前記第2の絶縁膜を形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
JP9306898A 1998-04-06 1998-04-06 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH11289005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9306898A JPH11289005A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9306898A JPH11289005A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11289005A true JPH11289005A (ja) 1999-10-19

Family

ID=14072207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9306898A Withdrawn JPH11289005A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11289005A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332613A (ja) * 2000-05-24 2001-11-30 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JP2004228421A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332613A (ja) * 2000-05-24 2001-11-30 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JP2004228421A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Renesas Technology Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6326283B1 (en) Trench-diffusion corner rounding in a shallow-trench (STI) process
US6331469B1 (en) Trench isolation structure, semiconductor device having the same, and trench isolation method
JP2002198532A (ja) 拡張された活性領域の有効幅を有する半導体装置及びその製造方法
JP2000012676A (ja) 半導体装置のトレンチ素子分離方法
US10032786B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2001077321A (ja) ポリシリコン・マスクと化学機械研摩(cmp)平坦化を使用して2通りの異なるゲート誘電体厚を製作するためのプロセス
JP4977842B2 (ja) 半導体素子
US7320927B2 (en) In situ hardmask pullback using an in situ plasma resist trim process
KR100273615B1 (ko) 반도체장치및그제조방법
US7595252B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor memory device
US6660599B2 (en) Semiconductor device having trench isolation layer and method for manufacturing the same
JP4136145B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000031262A (ja) 半導体装置及びシャロ―・トレンチ・アイソレ―ションの形成方法
JP2002203894A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11289005A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05102297A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11251318A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11214678A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2002118253A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3235542B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100588646B1 (ko) 반도체 소자의 소자분리막 형성방법
KR100561974B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
JPH1154500A (ja) 半導体素子および半導体素子の製造方法
KR20060113265A (ko) 리세스게이트공정을 이용한 반도체장치의 제조 방법
JPH10209263A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607