JPH11288830A - コンバータ用トランスのコイルボビン、これを用いたコイル装置、およびコイルの巻装方法 - Google Patents

コンバータ用トランスのコイルボビン、これを用いたコイル装置、およびコイルの巻装方法

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JPH11288830A
JPH11288830A JP10090171A JP9017198A JPH11288830A JP H11288830 A JPH11288830 A JP H11288830A JP 10090171 A JP10090171 A JP 10090171A JP 9017198 A JP9017198 A JP 9017198A JP H11288830 A JPH11288830 A JP H11288830A
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coil
winding
wound
cylindrical portion
transformer
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Koichi Takayama
幸一 高山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次コイルの巻装の偏りを低減し、コンバー
タ用トランスのコイル装置の電源効率の向上、ノイズの
低減を図る。 【解決手段】 磁心22が挿通されるコイル巻装筒状部
15と、コイル巻装筒状部の両端に、対の制限板12
a,12bと、対の制限板間に、2枚以上のフランジ部
14a,14bとを有し、各フランジ部には、それぞれ
放射方向に沿って切り込まれた2以上の巻線渡り溝16
a形成され、フランジ部と制限板との間、およびフラン
ジ部相互の間隔を所定の間隔に保持してこれら間をそれ
ぞれコイル巻装部としたコイルボビンとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スイッチ
ングレギュレーター等のコンバータ用トランスのコイル
装置、コイルボビン、およびコイルの巻装方法に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来のコンバータ用トランスの
概略斜視図を示し、図8はそのコイル装置100の概略
斜視図を示す。
【0003】従来のコンバータ用トランスのコイル装置
100は、コイルボビン130上にコイル122が巻装
されて成る。コイルボビン130は、図8に示すよう
に、例えばフェライトよりなる磁心121の中央磁心1
21cが挿通される中心孔125hを有し外周にコイル
122が巻装されるコイル巻装筒状部125と、コイル
巻装筒状部125の両端に、このコイル巻装筒状部12
5の軸心とほぼ直交して配置されたコイル巻装を制限す
る対の制限板120aおよび120bとを有して成る。
【0004】そして、このコイルボビン130と、端子
124が植立された端子台123とが一体に、すなわ
ち、コイルボビン130を構成する各部と端子台123
との全体が一体に成型されて成る。
【0005】コイルボビン130状のコイル122は、
コイル巻装筒状部125の外周に、1次コイル101が
巻装され、この上に、すなわち1次コイル101の外周
囲に、同心的に2次コイル102が積層巻装されて成
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
一般のコンバータ用のトランスにおけるコイル装置にお
いては、そのコイル巻装部は、その両端に配置された対
の制限板120aおよび120bによってその巻装位置
の制限、すなわち規制がなされる。ところが、通常のコ
ンバータ用トランスにおいては、その1次コイルは、多
数の巻回数をもって巻装されることから、制限板120
aおよび120b間の間隔は、比較的長い。これに対
し、2次コイルの巻回数は、1次コイルに比し、その巻
回数は格段に少ないものであることから、特に2次コイ
ルに巻装の疎密や、偏りが生じやすく、1次コイルとの
電磁結合が不均一となる。
【0007】このような不都合を回避するために、図9
に示すように、1次コイル101を均一に巻装した後
に、その外周に、例えばPET(ポリエチレンテレフタ
レート)の粘着テープ103を巻装し、その粘着テープ
103上に、2次コイル102を巻装し、更に、この2
次コイル102上に、例えばPETの粘着テープ104
を巻装して、1次コイル101および2次コイル102
を固定させる構造の提案もなされている。
【0008】しかしながら、この場合においても、図1
0に示すように、粘着テープの巻装前の、コイル巻装時
に不均一な巻回状態が生じている場合には、粘着テープ
によって不均一の改善を図ることができない。また、こ
のように、固定用の粘着テープ103および104を巻
回することは、コイル巻装の自動化を阻害するとか、そ
の作業工程が煩雑になるとか、またこのようにしても、
間隔の大きい制限板間に各コイルを均一に巻装すること
に問題がある。また、このように、1次コイル101お
よび2次コイル102間に、固定用に粘着テープを介在
させることは、両コイルの電磁結合を低下させ、変換効
率、したがって、消費電力の増大化を招来する。
【0009】また、コイル線素として、表面に絶縁被覆
としてウレタンエナメルが形成されたいわゆるウレタン
エナメルワイヤー等を用いる場合、そのコイル素体間で
寄生容量が生じることから、特に巻回数の大きい1次コ
イルにおける分布容量が大きくなり、ノイズの増大化を
来す。
【0010】本発明は、このように、1次コイルの巻回
数が大きく、これに比し巻回数が格段に小さい2次コイ
ルを積層巻装する構成によるコンバータ用トランスにお
いて、上述した各コイルの巻装の均一性、結合の均一
化、分布容量の低減化、製造の簡易化を図る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のコンバータ用ト
ランスのコイルボビンは、磁心が挿通される中心孔を有
するコイルが巻装されるコイル巻装筒状部と、コイル巻
装筒状部の両端に、コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交
して配置されたコイル巻装の対の制限板と、対の制限板
間に、上記コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配置
された2枚以上のフランジ部とを有して成るものであ
り、各フランジ部には、それぞれ放射方向に沿って切り
込まれた2以上の巻線渡り溝が形成され、それぞれ隣り
合うフランジ部と制限板との間、およびフランジ部相互
の間隔を所定の間隔に保持してこれら間をそれぞれコイ
ル巻装部とするものである。すなわち、本発明によるコ
イルボビンにおいては、複数のコイル巻装部を区分して
設けるものである。
【0012】また、本発明によりコイル装置は、上述し
たコイルボビンの、複数のコイル巻装部に、それぞれ1
次コイルと2次コイルとが積層巻回され、各コイル巻装
部間の各1次コイル相互、2次コイル相互を、それぞれ
各巻装部相互に介在する上記フランジ部に形成した巻線
渡り溝を通じて連ねられて巻装する。すなわち、各巻装
部を連続したコイル線素(ワイヤ)によって巻装するこ
とができるようになされる。
【0013】また、本発明のコンバータ用トランスのコ
イルの巻装方法は、磁心が挿通される中心孔を有するコ
イルが巻装されるコイル巻装筒状部と、コイル巻装筒状
部の両端に、コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配
置されたコイル巻装の対の制限板と、対の制限板間に、
コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配置された2枚
以上のフランジ部とを有し、各フランジ部に、それぞれ
放射方向に沿って切り込まれた2以上の巻線渡り溝が形
成されたコイルボビンに、フランジ部と制限板との間、
およびフランジ部相互の間隔を所定の間隔に保持してこ
れら間に、1次コイルと2次コイルとが積層巻回し、各
1次コイル相互および2次コイル相互がそれぞれ巻線渡
り溝を通じて連ねられて巻回されて成るものとする。
【0014】すなわち、上述した本発明のコンバータ用
トランスのコイルボビンおよびこれを用いたコイル装置
は、コイルボビンに複数のフランジ部を設けた構造とし
たことにより、そのコイル巻装部が複数部分に区分され
るものであり、これら区分された各巻装部に、それぞれ
1次コイルおよび2次コイルを積層して巻装するもので
ある。
【0015】このように、コイルの巻装部を2以上のフ
ランジ部によって多数に区分したことにより、特に巻回
数の少ない2次コイルの巻回を、著しい偏りを発生する
ことなく均一に、また、1次コイルのついてもコイル線
素の密度分布を一様に、確実に巻回することができる。
【0016】そして、これら区分によって、1次コイル
の分布容量の低減化がなされ、これによりノイズの低減
化が図られる。
【0017】そして、本発明によれば、これら区分され
たコイル部分は、フランジ部に形成した巻線渡り溝を通
じて連続して1本のコイル線素によって形成できる。し
かも、特に本発明構成においては、この巻線渡り溝を2
以上設けたことにより、その渡り位置に自由度が増し、
コイル巻装の作業性が向上する。
【0018】上述したように、本発明においては、1次
コイルおよび2次コイルの巻回数が大きく相違し、しか
もこれら同心的に積層巻回される構造によるコンバータ
用トランスを対象として、これにおける特有の課題の解
決を図ったものである。これに対し、例えばこのよう
な、1次コイルおよび2次コイルの積層巻回によらな
い、高電圧を取り扱うフライバックトランスにおいて、
ボビンの両端に設けられた対の制限板間に、フランジ部
を配置するものの提案がなされているが、これはフライ
バックトランスであることから、1次コイルと2次コイ
ルが積層された構造によるものではなく、両者のコイル
線素密度むらの考慮を必要としないものであり、フラン
ジ部の配置の効果は、本発明とは異なる。また、このフ
ライバックトランスで採られているフランジ部における
渡り溝は1か所であることから、コイル巻回における隣
の巻装部への移行位置の自由度が極めて小さく作業性に
問題がある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のコンバータ用トランスの
コイルボビンは、磁心が挿通される中心孔を有するコイ
ルが巻装されるコイル巻装筒状部と、コイル巻装筒状部
の両端に、コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配置
されたコイル巻装の対の制限板と、対の制限板間に、コ
イル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配置された2枚以
上のフランジ部とを有して成るものであり、この各フラ
ンジ部には、それぞれ放射方向に沿って切り込まれた2
以上の巻線渡り溝が形成されて成り、フランジ部と制限
板との間、およびフランジ部相互の間隔を所定の間隔に
保持してこれら間をそれぞれコイル巻装部とされて成る
ものである。
【0020】以下、本発明のコンバータ用トランスのコ
イルボビンおよびこれを用いたコイル装置の一例につい
て説明するが、本発明は、以下に示す実施例に限定され
るものではない。
【0021】図1は、本発明のコンバータ用トランスの
概略斜視図を示し、図2A〜図2Cはその分解斜視図を
示し、図3はそのコイル装置の概略断面図を示す。
【0022】本発明のコンバータ用トランスのコイル装
置10は、コイルボビン20にコイル30が巻装されて
成る。コイルボビン20は、図2および図3に示すよう
に、磁心22の中央磁心22bが挿通される中心孔15
hを有し、外周にコイル30が巻装されるコイル巻装筒
状部15と、コイル巻装筒状部の両端に、コイル巻装筒
状部の軸心とほぼ直交して配置されたコイル巻装の対の
制限板12aおよび12bと、対の制限板12aおよび
12b間に、コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配
置された2枚以上のフランジ部14aおよび14bとを
有して成るものである。フランジ部14aおよび14b
には、それぞれ放射方向に沿って切り込まれた2以上の
巻線渡り溝16が形成されて成り、フランジ部14aと
制限板12aとの間、フランジ部14aと14bとの
間、およびフランジ部14bと制限板12bとの間が、
それぞれコイル巻装部15a〜15cとされて成るもの
である。
【0023】コイルボビン20上には、コイル巻装部1
5a〜15cの外周に、1次コイル1が巻装され、この
上に、すなわち1次コイル1の外周囲に、同心的に2次
コイル2が積層巻装されて成る。
【0024】この図1に示すコイル装置10は、図2A
〜Cに示すように、コイルボビン20と、端子24が植
立された端子台23とが一体的に、すなわち、コイルボ
ビン20を構成する各部と端子台23との全体が一体に
成型されて成る。
【0025】図4に、図3に示す本発明のコイル装置1
0のコイルボビン20を構成するフランジ部14a(1
4b)の概略断面図を示す。フランジ部14a(14
b)は、巻線渡り溝16を2か所有して成る。
【0026】図3に示すように、フランジ部14aおよ
び14bと制限板12aおよび12bとの間、およびフ
ランジ部14aおよび14b相互の間隔を所定の間隔に
保持して形成された3つのコイル巻装部15a、15
b、15cに、1次コイル1、例えばウレタンエナメル
ワイヤーを巻線渡り溝16を通じて連ねられて巻装し、
1次コイル1の外周囲に、順次同心的に、2次コイル
2、例えば金属線に、絶縁物質、例えばテフロン系樹脂
が3層コーティングされた、いわゆる3層絶縁電線を、
図3中に破線で示すように、巻線渡り溝16を通じて、
連ねて巻装する。
【0027】磁心22は、例えば2分割された対のE字
型フェライトコア132aおよび132bが、その各中
央磁心をボビン20の中心孔15hにその両端から挿通
し、かつ対応する外側磁心が、ボビン20の外周を囲む
ように配置して、互いに合致させ、その外周に例えばテ
ープを巻回して機械的に保持する。
【0028】上述した構造の本発明のコンバータ用トラ
ンスのコイルボビン20によれば、複数のフランジ部1
4a、14bを設け、コイル巻装部15a〜15cのそ
れぞれに1次コイル1および2次コイル2を積層巻装し
たことにより、コイルの分布容量の低減を図ることがで
きる。これにより、従来の構造のコイルボビンを用いた
場合のコンバータ用トランスのコイル装置よりも、80
MHz〜300MHzの測定範囲において、10〜20
dBのノイズの低減化を図ることができ、また、電源効
率を1〜2%程度向上させることができた。
【0029】また、上述した構造の本発明のコンバータ
用トランスのコイルボビン20によれば、フランジ部1
4a、14bに2以上の巻線渡り溝16を設けたため、
特に、2次コイル2をコイル巻装部15a〜15cに巻
装する場合に、その2次コイル2の巻装状態、すなわち
2次コイル2の巻装密度に応じて、隣接するコイル巻装
部15a〜15cに、巻線渡り溝16を通じて容易に移
行させて巻装することができるようになる。これによ
り、巻装の自由度を増すことができ、2次コイル2の巻
回に疎密や偏りが生じにくくなる。
【0030】また、上述した本発明のコイルボビン20
を用いたコイルの巻装方法によれば、1次コイル相互お
よび2次コイル相互がそれぞれ巻線渡り溝16を通じて
連ねられて巻装するため、2次コイル2の巻回に偏りを
無くすことが容易にでき、1次コイル1と2次コイル2
との電磁結合を均一化することができる。これにより、
ノイズの低減化、電源効率の向上を図ることができる。
また、巻線工程に容易化を図ることにより、本発明のコ
イル装置10においても、出力電圧のばらつきの低減化
を図ることができ、不良品に発生率の低減化を図ること
ができる。
【0031】上述した実施例においては、コンバータ用
トランスのコイルボビン20を構成するフランジ部を2
枚設けて、コイル巻装部を3か所形成した場合について
説明したが、本発明は、この例に限定されるものではな
く、3枚以上のフランジ部を設けた構成とすることもで
きる。この場合においても、上述の実施例と同様の効果
を奏することができる。
【0032】また、上述した実施例は、図4に示すよう
に、コンバータ用トランスのコイルボビン20を構成す
るフランジ14a(14b)には、2カ所の巻線渡り溝
16を形成したものを適用したが、本発明は、この例に
限定されるものではなく、図5に示すように、巻線渡り
溝16を3か所、図6に示すように4か所形成した場合
についても同様に適用することができ、この場合におい
ても上述の実施例と同様の効果を奏することができ、コ
イルの巻装の自由度をさらに向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】上述した構造の本発明のコンバータ用ト
ランスのコイルボビンによれば、複数のフランジ部を設
けて、1次コイル1を巻装した後、これの上に2次コイ
ル2を積層して巻装したことにより、コイルの分布容量
の低減を図ることができた。これにより、ノイズの低減
化、電源効率の向上を図ることができた。
【0034】また、上述した構造の本発明のコンバータ
用トランスのコイルボビンによれば、フランジ部に2以
上の巻線渡り溝16を設けたため、特に、2次コイル2
をコイル巻装部に巻装する場合に、その2次コイル2の
分布密度等の巻装状態によって、都合に応じて、隣接す
るコイル巻装部に、巻線渡り溝16を通じてコイル30
を連ねて巻装することができるようになり、コイルの巻
装の自由度が増すことができた。また、これにより、コ
ンバータトランスの出力電圧のばらつきの低減化を図る
ことができ、コイル装置の不良品の発生率の低減するこ
とができた。
【0035】また、上述した本発明のコイルの巻装方法
によれば、1次コイル1および2次コイル2がそれぞれ
巻線渡り溝16を通じて連ねられて巻装するため、2次
コイル2の巻回に偏りを無くすことが容易にでき、1次
コイル1と2次コイル2との電磁結合を均一化すること
ができた。これにより、ノイズの低減化、電源効率の向
上を図ることができた。また、巻線工程に容易化を図る
ことにより、本発明のコイル装置10においても、出力
電圧のばらつきの低減化を図ることができ、不良品に発
生率の低減化を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンバータ用トランスのコイル装置の
概略斜視図を示す。
【図2】A コイル装置を構成する磁心の概略斜視図を
示す。 B 本発明のコンバータ用トランスのコイル装置の要部
の概略斜視図を示す。 C コイル装置を構成する磁心の概略斜視図を示す。
【図3】本発明のコンバータ用トランスのコイルボビン
の概略断面図を示す。
【図4】本発明のコンバータ用トランスのコイルボビン
を構成するフランジ部の概略断面図を示す。
【図5】本発明のコンバータ用トランスのコイルボビン
を構成する他の一例のフランジ部の概略断面図を示す。
【図6】本発明のコンバータ用トランスのコイルボビン
を構成する他の一例のフランジ部の概略平面図を示す。
【図7】従来のコンバータ用トランスのコイル装置の概
略斜視図を示す。
【図8】従来のコンバータ用トランスのコイルボビンの
概略断面図を示す。
【図9】従来のコンバータ用トランスのコイルボビンの
概略断面図を示す。
【図10】従来のコンバータ用トランスのコイルボビン
の概略断面図を示す。
【符号の説明】
1,101 1次コイル、2,102 2次コイル、1
0,100 コイル装置、12a,12b,120a,
120b 制限板、14a,14b フランジ部、16
巻線渡り溝、15,125 コイル巻装筒状部、15
h,125h 中心孔、15a,15b,15c コイ
ル巻装部、20,130 コイルボビン、22,121
磁心、22a,22c 外側磁心、22b,121c
中央磁心、23,123 端子台、24,124 端
子、30,122 コイル、103,104 粘着テー
プ、132a,132b E型フェライトコア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁心が挿通される中心孔を有するコイル
    が巻装されるコイル巻装筒状部と、 該コイル巻装筒状部の両端に、該コイル巻装筒状部の軸
    心とほぼ直交して配置されたコイル巻装の対の制限板
    と、 該対の制限板間に、上記コイル巻装筒状部の軸心とほぼ
    直交して配置された2枚以上のフランジ部とを有して成
    り、 上記各フランジ部には、それぞれ放射方向に沿って切り
    込まれた2以上の巻線渡り溝が形成され、 上記フランジ部と上記制限板との間、および上記フラン
    ジ部相互の間隔を所定の間隔に保持してこれら間をそれ
    ぞれコイル巻装部としたことを特徴とするコンバータ用
    トランスのコイルボビン。
  2. 【請求項2】 上記コイル巻装筒状部と、該コイル巻装
    筒状部の両端に配置された対のコイル巻装制限板と、上
    記フランジ部とが一体に成型されて成ることを特徴とす
    る請求項1に記載のコンバータ用トランスのコイルボビ
    ン。
  3. 【請求項3】 同一コイルボビン上に、1次コイルと2
    次コイルとが積層巻回されて成るコンバータ用トランス
    のコイル装置において、 上記コイルボビンが磁心が、挿通される中心孔を有する
    コイルが巻装されるコイル巻装筒状部と、該コイル巻装
    筒状部の両端に、該コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交
    して配置されたコイル巻装の対の制限板と、該対の制限
    板間に、上記コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配
    置された2枚以上のフランジ部とを有して成り、 上記各フランジ部には、それぞれ放射方向に沿って切り
    込まれた2以上の巻線渡り溝が形成され、 上記フランジ部と上記制限板との間、および上記フラン
    ジ部相互の間隔を所定の間隔に保持したこれら間に、上
    記1次コイルと2次コイルとが積層巻回され、各1次コ
    イル相互および2次コイル相互がそれぞれ上記巻線渡り
    溝を通じて連ねられて巻回されて成ることを特徴とする
    コンバータ用トランスのコイル装置。
  4. 【請求項4】 上記コイルボビンの、上記コイル巻装筒
    状部と、該コイル巻装筒状部の両端に配置された対のコ
    イル巻装制限板と、上記フランジ部とが一体に成型され
    て成ることを特徴とする請求項3に記載のコンバータ用
    トランスのコイル装置。
  5. 【請求項5】 上記2次コイルが、3層の絶縁被覆が施
    された3層絶縁電線より成ることを特徴とする請求項3
    に記載のコンバータ用トランスのコイル装置。
  6. 【請求項6】 磁心が挿通される中心孔を有するコイル
    が巻装されるコイル巻装筒状部と、該コイル巻装筒状部
    の両端に、該コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配
    置されたコイル巻装の対の制限板と、該対の制限板間
    に、上記コイル巻装筒状部の軸心とほぼ直交して配置さ
    れた2枚以上のフランジ部とを有し、上記各フランジ部
    に、それぞれ放射方向に沿って切り込まれた2以上の巻
    線渡り溝が形成されたコイルボビンに、 上記フランジ部と上記制限板との間、および上記フラン
    ジ部相互の間隔を所定の間隔に保持してこれら間に、上
    記1次コイルと2次コイルとが積層巻回し、各1次コイ
    ル相互および2次コイル相互がそれぞれ上記巻線渡り溝
    を通じて連ねられて巻回されて成ることを特徴とするコ
    ンバータ用トランスのコイルの巻装方法。
JP10090171A 1998-04-02 1998-04-02 コンバータ用トランスのコイルボビン、これを用いたコイル装置、およびコイルの巻装方法 Pending JPH11288830A (ja)

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