JP2019091829A - トランス及びdc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】漏れインダクタンスを所定の値に設定すると共に、小型化を可能とする技術を提供する。【解決手段】一次コイル31及び二次コイル32が、同軸上に設けられたトランス1であって、前記一次コイル及び前記二次コイルが、前記軸と平行な方向又は前記軸と垂直な方向のうち一方の方向に、前記一次コイルを成す巻線311又は該巻線のブロック311A、311B、311Cと前記二次コイルを成す巻線321又は該巻線のブロック321A、321B、321Cとが隣接するようにして配置され、前記一次コイルを成す巻線同士及び前記二次コイルを成す巻線同士が、前記軸と平行な方向又は前記軸と垂直な方向のうち他方の方向において、非磁性の絶縁体である絶縁バリア351、352によって隔離されていることを特徴とする、トランス。【選択図】図4

Description

本発明は、トランス及びDC−DCコンバータに関する。
絶縁型のDC/DCコンバータにおいて、トランスの漏れインダクタンスをコンバータのエネルギーの蓄積素子として利用する場合がある。これにより、回路全体の小型化が期待できる。
トランスの漏れインダクタンスを調整するためには、トランスのコアの構造の工夫(特許文献1)や巻線の巻き方の工夫(特許文献2)など、様々な方法がある。
特開2008−85004号公報 特開2013−74144号公報
特許文献1に示すようにコアに磁気ギャップを設けて漏れインダクタンスを調整する場合、所望の漏れインダクタンスを実現するため磁気ギャップを大きくとると、コアが大きくなり、装置の大型化を招くことになる。
同様に、特許文献2に示すように、一次コイルと二次コイルを軸方向に並べて配置するとトランスが軸方向に大きくなり、装置の大型化を招くことになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、漏れインダクタンスを所定の値に設定すると共に、小型化を可能とする技術の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のトランスは、一次コイル及び二次コイルが、同軸上に設けられたトランスであって、前記一次コイル及び前記二次コイルが、前記軸と平行な方向又は前記軸と垂直な方向のうち一方の方向に、前記一次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックと前記二次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックとが隣接するようにして配置され、前記一次コイルを成す巻線同士及び前記二次コイルを成す巻線同士が、前記軸と平行な方向又は前記軸と垂直な方向のうち他方の方向において、非磁性の絶縁体である絶縁バリアによって隔離されていることを特徴とする。
ここで、巻線のブロック、とは一巻き分の巻線ではなく、所定回数巻かれた巻線の単位をいう。このような構成において、絶縁バリアで隔離される巻線間において漏れインダクタンスを発生させるため、該巻線間の距離を調整することで漏れインダクタンスを所定の値に設定でき、チョークとして機能する構成を別途設ける必要が無い。このため、漏れインダクタンスを所望の値に設定しつつ、トランスを小型化する事ができる。
また、一次コイルを成す巻線同士、二次コイルを成す巻線同士が隔離されるため、一次コイルと二次コイルの結合度を低下させずに、近接効果による抵抗の増加を低減させることができる。これにより、損失及び発熱を抑制することができ、効率を高めることができる。
また、前記一次コイル及び前記二次コイルは、前記軸と平行な方向に前記一次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックと前記二次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックとが隣接するようにして配置され、前記絶縁バリアは、前記軸と垂直な方向に前記一次コイルを成す巻線同士及び前記二次コイルを成す巻線同士を隔離するように設けられていてもよい。これにより、バリアの厚みを調整することで、前記一次コイルの巻線同士の距離及び前記二次コイルの巻線同士の距離をコアからの距離に応じた任意のものに設定することができる。
上記課題を解決するため、本発明のDC−DCコンバータは、前記トランスを備える。
本発明によれば、漏れインダクタンスを所定の値に設定すると共に、小型化を可能とする技術を提供することができる。
図1は、実施例1に係るトランスを用いた双方向DC−DCコンバータの回路構成図である。 図2は、実施例1に係るトランスの外観斜視図である。 図3は、実施例1に係るトランスの分解斜視図である。 図4は、図2に示されたA−A線における断面図である。 図5は、チョークコイルをトランスと別体に備えた従来の構成と実施例1のトランスとを比較した例を示す図である。 図6は、実施例1に係るトランスの変形例の断面図である。 図7は、実施例2に係るトランスの外観斜視図である。 図8は、実施例2に係るトランスの分解斜視図である。 図9は、図7に示されたA−A線における断面図である。
<実施例1>
以下、本技術を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るトランスを用いた双方向DC−DCコンバータ1の回路構成図である。図1において、双方向DC−DCコンバータ1は、トランス30を挟んで図中左側の一次変換回路部10と、図中右側の二次変換回路部20からなる。なお、本実施例では、一次変換回路部10を高圧側回路、二次変換回路部20を低圧側回路としている。
一次変換回路部10の入出力端である正極11と負極12の間には、平滑コンデンサC1や、スイッチング素子S1のソースとスイッチング素子S3のドレインとを接続して成る第1のスイッチングアーム、スイッチング素子S2のソースとスイッチング素子S4のドレインとを接続して成る第2のスイッチングアームが並列に接続されている。
また、スイッチング素子S1のソースとスイッチング素子S3のドレインとの接続点と、スイッチング素子S4のドレインとスイッチング素子S2のソースとの接続点との間に、トランス30の一次コイル31が接続されている。
二次変換回路部20の入出力端である正極21と負極22の間には、平滑コンデンサC2が接続されている。また、正極21と負極22の間には、スイッチング素子S5のソースとスイッチング素子S7のドレインとを接続して成る第1のスイッチングアーム、スイッチング素子S6のソースとスイッチング素子S8のドレインとを接続して成る第2のス
イッチングアームが並列に接続されている。
スイッチング素子S5のソースとスイッチング素子S7のドレインとの接続点と、スイッチング素子S8のドレインとスイッチング素子S6のソースとの接続点との間に、トランス30の二次コイル32が接続されている。
本実施例では、スイッチング素子S1〜S8としてN型のMOSFETを用いたが、本発明のスイッチング素子の種類は、これに限られるものではない。このスイッチング素子の種類は、例えば、P型のMOSFET、IGBT、その他トランジスタを採用してもよい。
スイッチング素子S1〜S8のドレイン−ソース間には、ソース側からドレイン側へ電流を流すように、還流ダイオードD1〜D8がそれぞれ接続されている。ここで、還流ダイオードD1〜D8としてスイッチング素子S1〜S8の寄生ダイオード(ボディダイオード)を利用することもできる。スイッチング素子S1〜S8は、不図示の制御装置によってスイッチング制御される。
図1においてトランス30内に示したコイル310及び320は、それぞれ、一次コイル31、二次コイル32の漏れインダクタンスの作用を等価回路として示した仮想のものである。本実施例のトランス30は、この漏れインダクタンスを所定の値に設定することで、チョークコイルのように、エネルギー蓄積要素として機能する。
図2は、本実施例に係るトランス30の外観斜視図、図3は、トランス30の分解斜視図、図4は、図2に示されたA−A線における断面図である。トランス30は、一次コイル31と、二次コイル32と、コア33とを備えている。なお、図2〜図4は、トランス30を模式的に示しており、図2〜図4における一次コイル31や二次コイル32、コア33の形状が、実際のトランスにおける各部の形状と必ずしも一致するものではない。
コア33は、断面がE字状の第一コア部33Aと、断面がI字状の第二コア部33Bとを有するE―I型である。第一コア部33Aは、中央脚331と、その両側を囲む側脚332と、中央脚331及び左右の側脚332とを連結する板状部333とを有している。換言すると、左右の側脚332と板状部333がコの字状に接続され、コの字の内側となる板状部333の内壁面の中央に中央脚331が接合されている。中央脚331は、板状部333と接合した底面が円形であり、板状部333の内壁面から所定の高さを有した円柱形である。この中央脚331に一次コイルと二次コイルとが同軸に巻設される。
そして、左右の側脚332と板状部333が成すコの字の開口部分にI字状の第二コア部33Bが組み付けられることで、閉じた磁気回路が構成される。なお、コア33の材質は、特に限定されるものではないが、本実施例では、高周波帯域のコアロスを抑えるため、フェライトを用いている。
一次コイル31及び二次コイル32は、銅又は銅合金を絶縁被覆した導線を巻回した断面円形の巻線である。一次コイル31及び二次コイル32の材質や形態は、これに限らず、平角線や撚線であってもよい。
本実施例におけるトランスは、板状部333の内壁と第二コア部33Bの内壁との間の領域の、中央脚331の中心軸に平行な方向の幅(以下、巻幅ともいう)WAの全幅にわたって、一次コイル31と二次コイル32が隣接して配置される。より具体的には、中央脚331の外周における巻幅WAの半分に一次コイル31が巻設され、もう半分に二次コイル32が巻設される構成となっている。
そして、図4に示す様に、一次コイル31を成す巻線311の一層目311Aと二層目311Bとが、第1の絶縁バリア351によって隔離され、さらに、一次コイル31を成す巻線311の二層目311Bと三層目311Cとが、第2の絶縁バリア352によって隔離されている。二次コイル32についても同様に、巻線321の一層目321Aと二層目321Bの間を第1の絶縁バリア351によって、二層目321Bと三層目321Cの間を第2の絶縁バリア352によって、それぞれ隔離される構成となっている。なお、巻線311の一層目311A、同二層目311B等が「巻線のブロック」に該当する。
そして、一次コイル31の巻線311の一端である一層目311Aの端部を外部に引き出して引出線31A(図3)とし、巻線311の他端である三層目311Cの端部を外部に引き出して引出線31Bとする構成となっている。二次コイル32についても同様に、巻線321の一端である一層目321Aの端部を外部に引き出して引出線32Aとし、三層目321Cの端部を外部に引き出して引出線32Bとする構成となっている。
このような構成とするには、例えば、まず第1の導線をコア33の中央脚331の外周に、第一コア部33Aの板状部333の内壁と接する位置から巻き始めて、巻幅WAの半分に達するまで一層分巻き付ける。次に、第2の導線を第二コア部33Bの内壁と接する位置から巻初めて、巻幅WAの半分に達するまで(即ち、第1の導線の一層目の巻き終わりまで)、一層分巻付ける。そして、巻付けられた第1の導線及び第2の導線の一層目の外周に非磁性の絶縁体(例えば絶縁紙など)により第1の絶縁バリア351を形成する。その後、第1の絶縁バリア351の外側に、第1の導線及び第2の導線を一層目と同じように巻付けて二層目を形成し、その外周に第1の絶縁バリア351と同様にして第2の絶縁バリア352を形成する。更に、第2の絶縁バリア352の外側に、第1の導線及び第2の導線を巻付けて、三層目を形成する。こうして、第1の導線からなる巻線が一次コイル31の巻線311となり、第2の導線からなる巻線が二次コイル32の巻線321となる。
なお、本実施例では各層の第1の導線を巻幅WAの半分まで巻付けるようにしたが(即ち、一次コイル31と二次コイル32が巻幅WAの半分ずつを占める構成であるが)、必ずしもこのようにする必要は無く、第1の導線の巻き終わりの位置と第2の導線の巻き終わりの位置が隣接するようになっていればよい。即ち、第1の導線の巻付けを巻幅WAの半分未満の位置までとしてもよいし、逆に半分を超える位置までとしてもよい。
上記のように、一次コイル31と二次コイル32の巻線の各層が隣接して配置されることにより、一次コイル31と二次コイル32の結合度を高くしている。また、一次コイル31の巻線311同士、及び、二次コイル32の巻線321同士が絶縁バリア351、352で隔離されているため、近接効果が低減され、これによる効率の低下を抑えることができる。
そして、一次コイル31の巻線311同士、及び、二次コイル32の巻線321同士を絶縁バリア351、352で任意の距離に隔離することで、漏れインダクタンスを所要の値に設定でき、あたかもチョークコイルを備えたように機能させることができる。即ち、漏れインダクタンスの調整を、トランスのコアの大きさ変更などで行うのではなく、絶縁バリアを用いて、一次コイルの巻線同士、二次コイルの巻線同士の距離を調整することによって行う事ができる。また、このように、巻線の線間距離によって漏れインダクタンスを調整するため、コイルの巻数比は自由に設定することができる。
以上述べたように、本実施例のDC−DCコンバータ1によれば、トランス30の漏れインダクタンスを所定の値に設定することにより、チョークコイルを備えた構成と同様の
効果が得られる。このため、チョークコイルを別途備える必要がなく、チョークコイルを実際に備えた従来の構成と比べて、サイズや重量、損失を抑えることができる。また、このように効率が向上することで、トランスから発生する熱が抑制され、これによって放熱のための構成、処理を削減することができる。
図5は、チョークコイルをトランスと別体に備えた従来の構成と本実施例のトランスとを比較した例を示す表である。図5において実験例は、容量を6kWとした図2〜図4の構成のトランス30を示し、比較例は容量を6kWとし、チョークコイルをトランスと別体に備えた従来の構成のものを示している。なお、図5の体積比率、重さ比率、損失比率はいずれも比較例を100%とした場合の実験例の値を示している。
図5に示すように、実験例は比較例と比べて、体積比率が82.7%、重さ比率が88.3%、損失比率が35.8%と、何れも低減しており、本実施例に係るDC−DCコンバータ1が、サイズ、重量、効率のいずれにおいても、従来の構成のものより優れていることが分かる。
<変形例>
上記実施例1では、一次コイル31と二次コイル32が隣接して配置されており、一次コイル31の巻線311の一層目311Aと、二次コイル32の巻線311の一層目321Aとが隣接する、という構造となっていた。即ち、一次コイル31を成す巻線のブロックと二次コイル32を成す巻線のブロックとが隣接する構成であったが、これに限らず、例えば次に示す様な構成となっていてもよい。
図6はトランス30の他の構成例の断面図を表している。図6に示すように、本変形例に係るトランス30は、一次コイル31を成す巻線311と、二次コイル32を成す巻線321とが、中央脚331の中心軸に平行な方向に互い違いに配置される構成となっている。即ち、一次コイル31を成す巻線311と、二次コイル32を成す巻線321とが一巻き毎に隣接するように配置されるのであってもよい。このような構成とすることによって、一次コイル31と二次コイル32の結合度をより高くすることができる。
<実施例2>
続けて、本発明の第2の実施例について説明する。なお、本実施例は実施例1と比べてトランス30におけるコイルの巻線及び絶縁バリアの配置が異なっており、双方向DC−DCコンバータ1の回路構成、コア33の形状等については実施例1と同様であるため、そのような部分については実施例1と同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
図7は本実施例に係るトランスの外観斜視図であり、図8は本実施例に係るトランスの分解斜視図であり、図9は、図7に示されたA−A線における断面図である。実施例1では、トランス30はコアの中央脚331と平行な方向に一次コイル31と二次コイル32が隣接して配置され、巻線の各層を隔てるように絶縁バリアが配置される構成となっていたが、本実施例では、これと異なり、以下のように構成される。
図8及び図9に示す様に、本実施例に係るトランス30は、一次コイル37の外周に二次コイル38が配置されるように巻設され、各絶縁バリアは中央脚331の中心軸に平行な方向において、一次コイル37の巻線371同士、及び二次コイル38の巻線381同士を隔離する構成となっている。
このような構成とするには、例えば、まず中央脚331上に絶縁材料(例えばエポキシ樹脂)で形成された、絶縁バリアを三つ等間隔に配置する。ここで、各絶縁バリアは、例えば外径がコア33の左右の側脚332の間の距離よりもやや小さい値であるドーナツ形
状の板部材であり、コイルの巻線となる導線1本分のスリットを備えている。
そして、第1の導線をコア33の中央脚331の外周に、第一コア部33Aの板状部333の内壁と接する位置から巻回して三層分積層巻きにする。続けて絶縁バリアに設けられたスリットから第1の絶縁バリア355と第2の絶縁バリア356の間に前記導線を通し、そこで該導線を三層分巻回して積層巻きに巻設する。さらに続けて第2の絶縁バリア356と第3の絶縁バリア357の間に前記導線を通し、以降同様にして巻幅WAの全てに亘って導線を巻設して、一次コイル37を形成する。その後、第2の導線を、一次コイル37の外周に対して、一次コイル37と同様の手順で巻設し、二次コイル38を形成するとよい。
<その他>
上記で例示したトランス及びDC−DCコンバータ等は、上記各例での説明に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で、適宜その構成や動作及び動作方法等を変更することができる。
例えば、上記各例では、トランスにおける絶縁バリアは、一次コイルを成す巻線同士及び二次コイルを成す巻線同士を、一巻き毎、或いは一層毎に隔離する構成となっていたが、これに限らず、複数の巻線の纏まりの単位で巻線を隔離するのであってもよい。また、隔離される巻線の本数が、絶縁バリアによって区切られる領域毎に異なる構成となっていてもよい。さらに、絶縁バリアの幅(即ち、隔離する距離)についても、全て同一である必要はなく、それぞれの絶縁バリアが異なる幅となっていてもよい。
また、一次コイルと二次コイルの巻線の巻数は同じである必要は無く、また巻線を構成する導線の太さも同じである必要はない。これらは条件に応じて任意に設定可能である。
また、上記各例では、一次変換回路部側を高圧、二次変換回路部側を低圧とした例を示したが、これに限らず、一次変換回路部側を低圧、二次変換回路部側を高圧としてもよい。即ち、一次変換回路部の入出力端における直流電力を昇圧して二次変換回路部における入出力端から出力させ、また、二次変換回路部の入出力端における直流電力を降圧して一次変換回路部における入出力端から出力させる構成としてもよい。
また、上記の各例では、双方向のDC−DCコンバータの例を示したが、これに限らず、本発明のDC−DCコンバータは、一方向に電圧を変換する構成であってもよい。また、上記の各例のDC−DCコンバータは、フルブリッジ方式としたが、これに限らず、ハーフブリッジ方式や、プッシュプル方式などであってもよい。
また、本発明のトランスは、DC−DCコンバータに限らず、電源回路や、インバータ、溶接機の安定器など他の機器に利用することができる。
1・・・ DC−DCコンバータ
30・・・ トランス
31、37・・・ 一次コイル
32、38・・・ 二次コイル
33・・・ コア
33A・・・ 第一コア部
33B・・・ 第二コア部
310・・・ コイル
351、352、355、356、357・・・絶縁バリア

Claims (3)

  1. 一次コイル及び二次コイルが、同軸上に設けられたトランスであって、
    前記一次コイル及び前記二次コイルが、前記軸と平行な方向又は前記軸と垂直な方向のうち一方の方向に、前記一次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックと前記二次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックとが隣接するようにして配置され、
    前記一次コイルを成す巻線同士及び前記二次コイルを成す巻線同士が、前記軸と平行な方向又は前記軸と垂直な方向のうち他方の方向において、非磁性の絶縁体である絶縁バリアによって隔離されている
    ことを特徴とする、トランス。
  2. 前記一次コイル及び前記二次コイルは、前記軸と平行な方向に前記一次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックと前記二次コイルを成す巻線又は該巻線のブロックとが隣接するようにして配置され、
    前記絶縁バリアは、前記軸と垂直な方向に前記一次コイルを成す巻線同士及び前記二次コイルを成す巻線同士を隔離するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトランス。
  3. 請求項1又は2に記載のトランスを備えるDC−DCコンバータ。
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