JPH11288095A - 酸素遮断膜形成材料及び酸素遮断膜 - Google Patents

酸素遮断膜形成材料及び酸素遮断膜

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JPH11288095A
JPH11288095A JP10391498A JP10391498A JPH11288095A JP H11288095 A JPH11288095 A JP H11288095A JP 10391498 A JP10391498 A JP 10391498A JP 10391498 A JP10391498 A JP 10391498A JP H11288095 A JPH11288095 A JP H11288095A
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oxygen
photosensitive layer
barrier film
oxygen barrier
film
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JP10391498A
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Shinya Yamaguchi
信也 山口
Teruhisa Shimada
照久 島田
Toshikazu Eda
俊和 江田
Norio Yabe
紀雄 矢部
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光重合性感光層上に設けることにより、露光
後、現像処理を行っても感光層と支持体との密着性を損
なうことなく解像度に優れたパターン画像を与える酸素
遮断膜を提供する。 【解決手段】 酸素遮断性を有する水溶性高分子と可塑
剤を含有する酸素遮断膜形成材料からなり、かつ該可塑
剤が酸素遮断膜形成材料の固形分中1〜25重量%含有
されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体上の光重合
性感光層をパターン露光する際に、光重合性感光層上に
設ける酸素遮断膜及びその形成材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示体用カラーフィルター、プリン
ト配線基板、印刷校正の作製方法として、光重合性感光
層にパターンを有するマスクを介して露光を行い、その
後任意の現像液により未露光部を溶出し、任意のパター
ンを形成する画像形成方法が広く用いられている。
【0003】露光により、光重合性感光層中のモノマー
や光開始剤からラジカルが発生し、感光層において重合
反応が進行するため、露光部は現像液に不溶となり支持
体上にパターン画像が形成される。このとき、感光層表
面と接する雰囲気中に酸素が存在すると、発生したラジ
カルは酸素とも反応し消費されるため、感光層の重合が
不十分となりやすい。このため、一般に、感光層上に酸
素遮断膜を設け、ラジカルと感光層表面雰囲気中の酸素
の反応を防止する方法が用いられている。
【0004】しかし、感光層上に酸素遮断膜を設けた場
合、現像中に微細なパターン画像が支持体上から剥が
れ、解像度が落ちるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、露光後、現
像処理を行っても感光層と支持体の密着性を損なうこと
なく、充分な解像度をもつパターン画像を得ることがで
きる酸素遮断膜および、その製造方法を提供することが
目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、光
重合型感光層を露光する工程で用いる酸素遮断膜組成物
において、酸素遮断性を有する水溶性高分子と可塑剤を
含有することを特徴とする酸素遮断膜形成材料により達
成された。
【0007】酸素遮断膜を設けた場合に生ずる感光層の
密着性低下は、酸素遮断膜が光重合に伴う感光層の収縮
変形を妨げることが原因であると考えられる。光重合型
樹脂は露光後、重合することにより露光前の体積より収
縮するが、酸素遮断膜は露光前後で収縮しない。このた
め酸素遮断膜が設けられた露光後の感光層には、酸素遮
断膜が設けられていない場合と比べ、潜在収縮力が大き
くなる。このため、現像時に酸素遮断膜が除去される
と、感光層が収縮を始め支持体より剥がれやすくなる。
【0008】本発明者らは、露光後の感光層の収縮を妨
げない酸素遮断膜を開発するために鋭意検討した結果、
酸素遮断膜を水溶性高分子とその可塑剤から構成するこ
とで、酸素遮断膜が変形可能となり、支持体と露光後の
感光層との密着性が向上し、パターンの解像度は著しく
向上することを見いだした。特に、本発明は液晶表示体
用カラーフィルター等の着色顔料を含有する光重合型感
光層に有効である。以下詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる酸素遮
断膜形成材料は、水溶性高分子と可塑剤、その他必要に
応じた添加剤により構成される。酸素遮断膜形成材料と
感光層組成物とが化学的に結合すると、感光層表面に酸
素遮断膜不溶物が残る。酸素遮断膜不溶物は、露光後の
処理工程で不具合を生じさせるため、酸素遮断膜形成材
料は感光層組成物と化学的に結合しないものを選択する
ことが望ましい。
【0010】上記水溶性高分子としては酸素透過性が低
く、露光光線を透過し、水又は水溶液に可溶なものが使
用できる。例えば、アルギン酸塩、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ア
クリル酸塩、ポリエチレンオキシド、ポリビニルエーテ
ル、澱粉、ポリビニルピロリドンが挙げられる。さらに
これらの水溶性高分子のうち2種類以上を混合して使用
することもできる。特に好ましくは、ポリビニルアルコ
ールを単独、又は混合して使用するのがよい。ポリビニ
ルアルコールの重合度は、酸素遮断膜塗工方法に応じ
て、適宜選択すればよいが、重合度3000〜500が
好ましく、重合度2000〜800が特に好ましい。
【0011】上記可塑剤としては、酸素遮断膜を可塑化
し、酸素遮断膜が感光層の硬化収縮に追従し変形可能に
なるものが使用できる。そのうちで水溶性高分子との相
溶性がよく、酸素遮断性、光透過性を低下させないもの
が好ましく、例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオールが挙げられる。さらにこれらを2種類以上混合
して使用することもできる。特に好ましくは、エチレン
グリコールを単独、または混合して使用するのがよい。
【0012】本発明の酸素遮断膜は、酸素遮断膜形成材
料を塗布乾燥することにより形成される。露光の際、光
は酸素遮断膜を通って感光層に達するので、酸素遮断膜
には光透過性が必要とされるため、酸素遮断膜は無色透
明となることが望ましい。とくに、感光層が感光する波
長域の光は、90%以上透過することが望ましい。ま
た、酸素遮断膜は露光処理でのみ必要であり、露光後に
除去される。除去方法としては水洗除去が一般的である
ため、水への溶解性のあることが必要とされる。本発明
の酸素遮断膜は、感光層を露光するときに感光層上に設
けられていれば、いかなる方法によって設けられてもか
まわない。
【0013】酸素遮断膜組成物を含む塗工液を、スピン
コート、バーコート、ロールコート、グラビアコート
等、公知の塗工方法で感光層上に直接塗布し設けてもよ
いし、仮支持体上に、公知の塗工方法で酸素遮断膜を塗
設した転写体を作製し、熱ラミネーション方等の転写方
法によって感光層上に酸素遮断膜を転写してもよい。ま
た、仮支持体上に酸素遮断膜、感光層の順に塗設した転
写体を作製し、酸素遮断膜及び感光層を支持体上に転写
することにより形成してもかまわない。
【0014】仮支持体上に酸素遮断膜、感光層の順に塗
設した転写体を作成する場合は、光重合型感光層形成用
塗工液に有機溶剤が含まれることが多いため、酸素遮断
膜に耐溶剤性を付与する必要がある。ポリビニルアルコ
ールの鹸化度が80 mol%未満の場合、耐溶剤性に劣る
ので、鹸化度は80 mol%以上が好ましい。
【0015】可塑剤の必要添加量は感光層の硬化収縮量
によって選択され、硬化収縮による変形に応じて酸素遮
断膜が充分に伸縮できればよい。可塑剤の添加量は酸素
遮断膜の固形分重量中1〜25重量%が好ましく、25
%を越える添加は、酸素遮断性を低下させる。酸素遮断
膜は厚いほど酸素ガス透過率が低いが、厚い場合には酸
素遮断膜中で露光光線のハレーションが発生し感光層の
硬化パターンの解像力が低下するので、0.2〜3μm
が好ましく、0.5〜1.5μmが特に好ましい。酸素
遮断膜は感光層と適度に密着し、界面にはエアーなどが
混入していてはならない。
【0016】本発明の感光層が設けられる支持体には金
属板、紙、プラスチック基板、プラスチックフィルム、
ガラス、もしくはこれらの複合体が挙げられる。この支
持体上には必要に応じて易接着処理がされている場合や
必要に応じた機能層が既に設けられていてもよい。
【0017】転写によって酸素遮断膜、または酸素遮断
膜と感光層を設ける場合には、仮支持体が必要となる。
代表的な支持体の基材としてはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレン、ポリカーボネイトなどが挙げら
れる。厚みは5〜200μmが適当である。転写によっ
て酸素遮断膜、または酸素遮断膜と感光層を設ける際、
支持体に凹凸がある場合は、仮支持体と酸素遮断膜の間
にクッション層がある方が好ましい。クッション層には
熱可塑性樹脂が好ましく、転写する際に仮支持体に熱を
加えることにより軟化し、支持体上の凹凸に追従して変
形し、空隙を発生することなく支持体上に酸素遮断膜ま
たは酸素遮断膜と感光層とを転写することが可能とな
る。クッション層の厚みや熱軟化特性は、凹凸の段差、
凹凸パターンの配列形状、ラミネート温度、ラミネート
速度、ラミネート圧力に応じて選択すればよい。転写す
る場合には露光前に仮支持体側を剥離し、酸素遮断膜を
露光光源側に露出させる。その場合必要に応じて、クッ
ション層と酸素遮断膜間に離型層を設けることも可能で
ある。
【0018】本発明で使用される光重合性感光層は、光
重合開始剤、光重合性モノマーとバインダーからなり、
用途や必要に応じて、着色顔料、顔料分散剤、重合禁止
剤、熱硬化性バインダーなどが含まれる。
【0019】転写によって支持体上に感光層、酸素遮断
膜を設ける場合には、仮支持体上に塗設された感光層表
面に、その汚染防止などを目的に保護フィルムを付与す
ることも可能である。保護フィルムは、転写する前に剥
がすので、感光層から剥離することが可能な程度に擬似
接着している必要がある。使用可能な基材としては感光
層の種類とそれとの接着性によるが、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリプロピレンなどが挙げられる。厚みは
3〜50μmが適当である。仮支持体から、酸素遮断膜
や酸素遮断膜と感光層を転写する場合には一般的な熱圧
ラミネーターを使用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明による酸素遮断膜形成材料により
形成される酸素遮断膜を、光重合性感光層上に設けるこ
とにより、露光後、現像処理を行っても感光層と支持体
の密着性を損なうことなく、充分な解像度をもつパター
ン画像を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるも
のではない。各酸素遮断膜の作成及び評価結果は表1及
び表2に示した通りである。
【0022】実施例1 1.1mmのガラス上に富士フィルムオーリン(株)製の
着色顔料を含む光重合型感光液:CR−7001をスピ
ンコーターにより塗布し乾燥させ、乾燥膜厚が2μmの
感光層を設けた。次に感光層上に下記の処方1の酸素遮
断膜形成用塗液をスピンコーターにより塗布し乾燥さ
せ、乾燥膜厚が1μmの酸素遮断膜を設けた。
【0023】(処方1) ポリビニルアルコール(重合度 600、鹸化度 88mol
%):27重量部 ポリエチレングリコール(重合度 200):3重量部 蒸留水:582重量部 メタノール:372重量部
【0024】次にこの酸素遮断膜側から、解像力評価用
フォトマスクを介して露光し、水で酸素遮断膜を水洗除
去し、炭酸ナトリウムを主とする弱アルカリ水溶液で現
像し、その後純水で洗浄し露光されていない感光層部分
を溶解除去した。得られた評価パターンの最小部はマス
ク側の開口幅で15×15μmの部分であり、実測した
値も15×15μmであった。
【0025】比較例1 感光層上に下記の処方2の酸素遮断膜形成用塗布液を用
いる以外は、実施例1と全く同様にして乾燥膜厚が1μ
mの酸素遮断膜を感光層上に設けた。
【0026】(処方2) ポリビニルアルコール(重合度 600、鹸化度 88mol
%):30重量部 蒸留水:582重量部 メタノール:372重量部
【0027】これを、実施例1と同じ条件で露光、現像
処理し、得られたパターンを実施例1と同様に評価する
と最小部はマスク側の開口幅で60×60μmの部分で
あった。これよりも小さいマスク開口幅部のドットパタ
ーンは現像中にはがれたり、パターン周辺が欠落してし
まった。
【0028】実施例2 仮支持体として厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ート上にクッション層として低密度ポリエチレンを40
μm設けた。離型層として熱硬化性アクリルメラミン共
重合体樹脂を2μm設けた。この上に酸素遮断膜形成用
塗液として処方1の塗液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が
1μmの酸素遮断膜を設けた。この上に実施例1で用い
た着色感光液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が2μmの感
光層を設けた。こうして得られた仮支持体上の複数層を
感光層がガラス基板と接するように、熱圧ラミネーター
(大成ラミネーター(株)製VA―700)を用い、加
圧(シリンダー空気圧力4kg/cm2 )、加熱(120
℃)して貼り合わせた。ガラス基板は転写直前まで12
0℃で予熱した。続いて、酸素遮断膜と離型層との界面
で剥離し、ガラス基板上に感光層と酸素遮断膜を得た。
これを、実施例1と同条件で露光、酸素遮断膜除去、現
像処理したところ、得られた評価パターンの最小部はマ
スク側の開口幅で15×15μmの部分であり、実測し
た値も15×15μmであった。
【0029】比較例2 酸素遮断膜形成用塗液として、処方2塗液を用いる以外
は実施例2と全く同様にして、ガラス基板上に感光層、
酸素遮断膜を得た。これを実施例1と同条件で露光、酸
素遮断膜除去、現像処理したところ、得られたパターン
の最小部マスク開口幅60×60μmの部分であり、こ
れよりも小さいマスク開口幅部のドットパターンは現像
中にはがれたり、パターン周辺が欠落してしまった。
【0030】実施例3 酸素遮断膜形成用塗液として、下記処方3を用いる以外
は実施例2と全く同様にしてガラス基板上に感光層、酸
素遮断膜を得た。
【0031】(処方3) ポリビニルアルコール(重合度2400、鹸化度 88mol
%):27重量部 ポリエチレングリコール(重合度 200):3重量部 蒸留水:582重量部 メタノール:372重量部
【0032】これを実施例1と同条件で露光、酸素遮断
膜除去、現像処理したところ、得られた評価パターンの
最小部はマスク側の開口幅で15×15μmの部分であ
り、実測した値も15×15μmであった。
【0033】実施例4 酸素遮断膜形成用塗液として、下記処方4を用いる以外
は実施例2と全く同様にしてガラス基板上に感光層、酸
素遮断膜を得た。
【0034】(処方4) ポリビニルアルコール(重合度 600、鹸化度 60mol
%):27重量部 ポリエチレングリコール(重合度 200):3重量部 蒸留水:582重量部 メタノール:372重量部
【0035】これを実施例1と同条件で露光、酸素遮断
膜除去、現像処理したところ、基板全体においてパター
ンの直線性がわるく、パターン表面の平滑性が悪いとこ
ろが多かった。仮支持体上に感光層を設けた時点で酸素
遮断膜と感光層の界面を調べたところ、感光層形成用の
塗液に含まれる有機溶剤によって一部浸食されているこ
とがわかった。しかしながら、得られた評価パターンの
最小部はマスク側の開口幅で15×15μmの部分であ
り、実測した値も15×15μmであった。
【0036】比較例3 酸素遮断膜形成用塗液として、下記処方5を用いる以外
は実施例2と全く同様にしてガラス基板上に感光層、酸
素遮断膜を得た。
【0037】(処方5) ポリビニルアルコール(重合度 600、鹸化度 88mol
%):21重量部 ポリエチレングリコール(重合度 200):9重量部 蒸留水:582重量部 メタノール:372重量部
【0038】これを実施例1と同条件で露光、酸素遮断
膜除去、現像処理したところ、得られたパターンの最小
部はマスク側の開口幅で、40×40μmの部分であ
り、これよりも小さいドットは現像中にはがれたり、パ
ターン周辺が欠落してしまった。酸素遮断膜の感度を調
べたところ処方1と比較して低下していることがわかっ
た。また基板全体においてパターンの直線性が悪く、パ
ターン表面の平滑性が悪いところが多かった。仮支持体
上に感光層を設けた時点で酸素遮断膜と感光層の界面を
調べたところ、感光層形成用の塗液に含まれる有機溶剤
によって一部浸食されていることがわかった。
【0039】比較例4 酸素遮断膜の膜厚が5μmとなる以外は実施例2と全く
同様にしてガラス基板上に感光層、及び酸素遮断膜を設
けた。これを実施例1と同条件で露光、酸素遮断膜除
去、現像処理したところ、得られたパターンの最小幅
は、15×15μmであったが、実際の寸法サイズを測
定すると、マスクサイズよりも6μmほど増加してい
た。これは酸素遮断膜が必要以上に厚いために起きた現
象である。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢部 紀雄 埼玉県東松山市東平1551 日本製紙株式会 社画像工学センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光重合型感光層を露光する工程で用いる
    酸素遮断膜形成材料において、酸素遮断性を有する水溶
    性高分子と可塑剤を含有し、該酸素遮断膜形成材料の固
    形分重量中、該可塑剤が1〜25重量%含有されること
    を特徴とする酸素遮断膜形成材料。
  2. 【請求項2】 水溶性高分子が、ポリビニルアルコール
    である請求項1記載の酸素遮断膜形成材料。
  3. 【請求項3】 可塑剤がエチレングリコールである請求
    項1又は2記載の酸素遮断膜形成材料。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の酸素遮断膜形成材料を塗工、乾燥して形成される酸
    素遮断膜であって、厚さが0.2μm〜3μmであるこ
    とを特徴とする酸素遮断膜。
  5. 【請求項5】 支持体上に転写可能な転写膜を有する転
    写体であって、該転写膜が請求項4記載の酸素遮断膜で
    あることを特徴とする転写体。
  6. 【請求項6】 酸素遮断膜上に光重合型感光層を設けた
    請求項5記載の転写体。
  7. 【請求項7】 光重合型感光層がカラーフィルターを形
    成するための着色顔料を含有した光重合型感光層である
    請求項6記載の転写体。
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