JPH11287041A - 傾斜ユニット用足場および傾斜ユニットの施工方法 - Google Patents

傾斜ユニット用足場および傾斜ユニットの施工方法

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JPH11287041A
JPH11287041A JP9175898A JP9175898A JPH11287041A JP H11287041 A JPH11287041 A JP H11287041A JP 9175898 A JP9175898 A JP 9175898A JP 9175898 A JP9175898 A JP 9175898A JP H11287041 A JPH11287041 A JP H11287041A
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unit
scaffold
tilting
triangular
tilt
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Hidetada Kawakami
栄忠 河上
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玉掛け作業等を容易に行うことができる傾斜
ユニット用足場の提供。 【解決手段】 傾斜ユニット用足場50は、1対の桁フ
レーム51と、この桁フレーム51間に掛け渡された複
数の踏板52と、三角ユニット10の傾斜梁34に嵌合
する嵌合部材53とを備えて構成する。三角ユニット1
0の玉掛け作業等を行う際に傾斜ユニット用足場50を
その傾斜面10A上に設置して用いる。これにより、傾
斜面10A上に直接乗って作業をする必要がなく、傾斜
ユニット用足場50に乗ることで作業者の作業体勢を安
定させることができ、従来に比べて玉掛け作業等を容易
にできる。その上、嵌合部材53が傾斜梁34に嵌合さ
れるので、傾斜ユニット用足場50が左右にずれるのを
防止でき、作業者の作業体勢をより一層安定させること
ができ、玉掛け作業等をより一層容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜ユニット用足
場および傾斜ユニットの施工方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、ユニット式建物の建物ユニット
上の屋根部分に設置される屋根ユニットとしては、傾斜
梁を備えた傾斜ユニットである断面略三角形状の三角ユ
ニットが利用されている。ここで、三角ユニットを建築
現場で建物ユニット上に設置する際には、三角ユニット
の頂部に取り付けられている吊りボルトにクレーン等の
フックをかけるいわゆる玉掛け作業を行い、クレーン等
で吊り上げて設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、三角ユ
ニットの柱の上端にフックをかける玉掛け作業は、作業
者が三角ユニットの傾斜面上に直接乗って作業しなけれ
ばならないため、足下が不安定な分時間がかかり、玉掛
け作業が煩雑になるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、玉掛け作業等を容易に行
うことができる傾斜ユニット用足場および傾斜ユニット
の施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の傾斜ユニット用足場は、図面を参照して説明すると、
傾斜梁(例えば、第1、2の傾斜梁34、35)を備え
た傾斜ユニット(例えば、三角ユニット10)に用いる
傾斜ユニット用足場50であって、1対の桁フレーム5
1と、この桁フレーム51間に掛け渡された複数の踏板
52と、傾斜ユニットの傾斜梁に嵌合する嵌合部材53
とを備えて構成することを特徴とする。
【0006】傾斜ユニットに足場を用いることによっ
て、例えば、玉掛け作業等を行う際には、傾斜ユニット
の傾斜面に直接乗って作業をする必要がなく、足場に乗
ることで作業者の作業体勢が安定されるので、玉掛け作
業等が容易になる。その上、嵌合部材を傾斜梁に嵌合す
ることによって、足場が左右にずれるのを防ぐことがで
きるので、作業者の作業体勢がより一層安定され、玉掛
け作業等がより一層容易になる。
【0007】また、踏板52の上面52Aを桁フレーム
51の長手方向に対して傾けることが好ましい。踏板の
上面を桁フレームの長手方向に対して傾ければ、傾斜ユ
ニット用足場を設置した際、踏板の上面を水平に近い状
態にすることができ、これにより足場の昇降を簡単に行
うことができ、玉掛け作業等が容易に行える。
【0008】さらに、踏板52の上面52Aの桁フレー
ム51の長手方向に対する傾斜角度αを水平面に対する
傾斜梁の傾斜角度βと同一とすることが望ましい。特
に、踏板の上面の桁フレームの長手方向に対する傾斜角
度を傾斜梁の傾斜角度と同一にすれば、足場を傾斜ユニ
ットの傾斜面に設置した際に、踏板が水平になる。踏板
が水平になれば、足場の昇降が通常の階段と同じように
行うことができるので、玉掛け作業がより一層容易に行
える。
【0009】また、嵌合部材53を下側が開口された断
面コ字形状に形成し、嵌合部材53の外側面65と、桁
フレーム51の外側面64とを面一に設けることが好ま
しい。嵌合部材の外側面と、桁フレームの外側面とを面
一に設ければ、嵌合部材を傾斜梁に嵌合する際に、嵌合
部材と傾斜梁の側面との位置合わせを桁フレームの外側
面を基準にして行うことで、嵌合部材が簡単に位置合わ
せおよび嵌合されるので、足場の設置作業が容易にな
る。
【0010】さらに、傾斜梁に位置規制部材18を設
け、踏板52に位置規制部材18に当接する係止部材6
1を設けることが好ましい。足場は、傾斜梁の下端に取
り付けられているブラケットに桁フレームの下端を当接
することによって、傾斜ユニットの傾斜下方へのずれ落
ちを防止することもできるが、特に、踏板に位置規制部
材に当接する係止部材を設ければ、足場を傾斜ユニット
に設置した際に、位置規制部材に係止部材を介して足場
が引っかかった状態となるので、傾斜ユニットの傾斜下
方へのずれ落ちが防止されるとともに、桁フレームの下
端がブラケットに当たって双方に傷が付くのが防止され
る。
【0011】本発明の請求項6に記載の傾斜ユニットの
施工方法は、図面を参照して説明すると、傾斜梁(例え
ば、第1、2の傾斜梁34、35)を備えた傾斜ユニッ
ト(例えば、三角ユニット10)に請求項1〜5のいず
れかに記載の傾斜ユニット用足場50を設置して玉掛け
作業を行う傾斜ユニットの施工方法であって、傾斜梁に
傾斜ユニット用足場50の嵌合部材53を嵌合するとと
もに、傾斜ユニットの傾斜面10Aに傾斜ユニット用足
場50を設置した後、傾斜ユニット用足場50に乗って
傾斜ユニットの玉掛け作業を行うことを特徴とする。
【0012】このように傾斜ユニット用足場に乗って玉
掛け作業を行うことによって、従来のように傾斜ユニッ
トの傾斜面に直接乗って作業をする必要がなく、足場に
乗ることで傾斜面で作業を行う場合にも作業者の作業体
勢が安定され、玉掛け作業が容易になる。その上、嵌合
部材を傾斜梁に嵌合することによって、足場が左右にず
れるのを防ぐことができるので、作業者の作業体勢がよ
り一層安定し、玉掛け作業がより一層容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、ユニット式建物の建物
ユニット上の屋根部分に設置されて屋根ユニットとして
用いられる傾斜ユニットである断面略三角形状の三角ユ
ニット10が示されている。三角ユニット10は、各2
本ずつの長辺下梁22および短辺下梁23を四隅に配置
された仕口21を介して接続することで四角枠状に形成
された底枠部11と、この底枠部11の1辺となる第1
の長辺下梁24の両端に立設される第1、2の柱12、
13と、これらの柱12、13の上端間同士を仕口14
を介して連結する上梁15と、底枠部11の第1の長辺
下梁24に対向する第2の長辺下梁25および上梁15
間に掛け渡されて取り付けられる傾斜面パネル16とを
備えて構成されている。
【0014】傾斜面パネル16は、断面コ字形状の第
1、2の傾斜梁34、35と水平梁36とを四隅にブラ
ケット37を介して接続することで四角形状に枠組みさ
れたフレーム32に複数本の野縁33を取り付けた枠体
31を備えて構成され、三角ユニット10には、このよ
うな傾斜面パネル16が三角ユニット10の寸法に応じ
て1枚以上、例えば、1〜3枚並設して取り付けられて
いる。なお、各傾斜面パネル16A、16Bの第1の傾
斜梁34は、外側の長辺部分に配置され、第2の傾斜梁
35は、内側の長辺部分に配置されている。そして、図
示しない内壁材、外壁材や天井面材、床面材等を取り付
けることによって、傾斜梁34、35を備えた三角ユニ
ット10が形成される。
【0015】さらに、第1、2の柱12、13における
上端の仕口14には、クレーンのフック等を引っ掛ける
吊りボルト17が取り付けられている。同様に、各傾斜
面パネル16A、16Bの第1の傾斜梁34の第2の長
辺下梁25側の端部に取り付けられているブラケット3
7には、図示しない吊りボルトを有する吊り込み治具が
取り付けられている。また、各傾斜面パネル16A、1
6Bの第1の傾斜梁34の野縁33側つまり内側には、
各傾斜梁34の長手方向に沿って断面コ字形状かつその
開口部分が第1の傾斜梁34側に向けられている位置規
制部材18が所定間隔毎に複数取り付けられている。
【0016】各傾斜面パネル16A、16B上の傾斜面
10A上には、三角ユニット10の各頂部に取り付けら
れている吊りボルト17に図示しないクレーン等のフッ
クをかけるいわゆる玉掛け作業を行う際に使用する傾斜
ユニット用足場50が設置されている。
【0017】詳しくは、図2にも示すように、傾斜ユニ
ット用足場50は、各傾斜面パネル16A、16Bの傾
斜梁34、35と同じ程度の長さ寸法を有する板状の1
対の桁フレーム51と、この桁フレーム51間に掛け渡
された角筒状の複数の踏板52と、三角ユニット10の
傾斜梁34に嵌合する嵌合部材53とを備えて構成され
ている。
【0018】踏板52の上面52Aは、桁フレーム51
の長手方向に対して傾斜している。すなわち、踏板52
の奥行き方向と、桁フレーム51の長手方向とが所定角
度で傾斜している。詳しくは、図3にも示すように、踏
板52の上面52Aの桁フレーム51の長手方向に対す
る傾斜角度αは、三角ユニット10の水平面に対する傾
斜梁34、35の傾斜角度βと同一となっている。
【0019】また、踏板52には、前記位置規制部材1
8に当接する係止部材61が溶接等で取り付けられてい
る。この係止部材61は、踏板52の一部に溶接等で取
り付けられる取付部61Aと、桁フレーム51の長手方
向に対して外側に垂直に延出されている延出部61Bと
を備えて構成されている。
【0020】嵌合部材53は、図4にも示すように、下
側が開口されて、四角形状の上面部62と、その対向す
る端部に設けられかつ下方に延出された側面部63とで
断面コ字形状に形成されている。そして、その嵌合部材
53が一方の桁フレーム51A側の長手方向に沿って所
定間隔に配置され、一方の桁フレーム51Aの下面およ
び踏板52の端縁に溶接等で取り付けられている。さら
に、嵌合部材53における外側の側面部63の表面つま
り外側面65と、一方の桁フレーム51Aの外側に面す
る外側面64とは面一に取り付けられている。
【0021】また、他方の桁フレーム51B側には、嵌
合部材53の上面部62の厚さ寸法と同じ程度の厚さ寸
法を有する四角板状の調整部材54が他方の桁フレーム
51Bおよび踏板52の端縁に溶接等で取り付けられて
いる。この調整部材54を他方の桁フレーム51B側に
取り付けることによって、傾斜ユニット用足場50を三
角ユニット10の傾斜面10Aに取り付けた際に段差が
生じて傾斜ユニット用足場50が他方の桁フレーム51
B側に傾いて設置されることがないとともに、傾斜ユニ
ット用足場50と三角ユニット10の野縁33等とが接
触して双方が損傷するのを未然に防止することができ
る。
【0022】なお、一方の傾斜面パネル16Aの傾斜面
10A上に取り付けられる傾斜ユニット用足場50の構
造は、他方の傾斜面パネル16Bの傾斜面10A上に取
り付けられる傾斜ユニット用足場50の構造と左右対称
に形成されている。
【0023】次に、三角ユニット10の施工手順を説明
する。まず、工場等からユニット式建物を構成する建物
ユニットや、三角ユニット10を建築現場に運搬する。
建物ユニットを設置した後、三角ユニット10の建物ユ
ニット上の屋根部分に設置する。この際、三角ユニット
10の各頂部に取り付けられている吊りボルト17にク
レーン等のフックをかけるいわゆる玉掛け作業を行う。
玉掛け作業を行う際、図1に示すように、三角ユニット
10に傾斜ユニット用足場50を設置する。
【0024】詳しくは、図5(A)に示すように、嵌合
部材53と第1の傾斜梁34との位置合わせを一方の桁
フレーム51Aの外側面64の位置を基準にして行いな
がら、三角ユニット10の傾斜面10A上に配置する。
そして、図5(B)に示すように、傾斜ユニット用足場
50をそのまま三角ユニット10の傾斜面10A上に降
ろし、第1の傾斜梁34に嵌合部材53を嵌合するとと
もに、位置規制部材18の傾斜方向上側に係止部材61
の延出部61Bを当接して、三角ユニット10の傾斜面
10A上に傾斜ユニット用足場50を設置する。
【0025】次に、作業者が傾斜ユニット用足場50に
乗って、三角ユニット10の各頂部に取り付けられてい
る吊りボルト17にクレーンのフックを引っ掛ける。フ
ックを引っ掛けた後、クレーンで三角ユニット10を持
ち上げて建物ユニット上に設置する。ここで、クレーン
で三角ユニット10を持ち上げる際、傾斜ユニット用足
場50は、三角ユニット10に取り付けたまま持ち上げ
てもよいし、取り外してから持ち上げてもよく、実施に
当たって適宜選択すればよい。建物ユニット上に設置し
たら、作業者が再度傾斜ユニット用足場50に乗って、
フックを取り外す。このようにして、三角ユニット10
の施工作業を行う。
【0026】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。三角ユニット10の玉掛け作業等を
行う際に傾斜ユニット用足場50を用いているので、三
角ユニット10の傾斜面10A上に直接乗って作業をす
る必要がなく、傾斜ユニット用足場50に乗ることで作
業者の作業体勢を安定させることができ、従来に比べて
玉掛け作業等を容易にできる。その上、嵌合部材53が
傾斜梁34に嵌合されるので、傾斜ユニット用足場50
が左右にずれるのを防ぐことができ、作業者の作業体勢
をより一層安定させることができ、玉掛け作業等をより
一層容易にできる。
【0027】また、踏板52の上面52Aが桁フレーム
51の長手方向に対して傾けられているため、傾斜ユニ
ット用足場50を設置した際、踏板52の上面52Aを
水平に近い状態にすることができ、これにより傾斜ユニ
ット用足場50の昇降を簡単に行うことができ、玉掛け
作業等を容易に行うことができる。そして、特に、踏板
52の上面52Aの桁フレーム51の長手方向に対する
傾斜角度αが傾斜梁34、35の傾斜角度βと同一にな
っているので、傾斜ユニット用足場50を三角ユニット
10の傾斜面10A上に設置した際に、踏板52を水平
にすることができる。すなわち、踏板52が水平にな
り、傾斜ユニット用足場50の昇降が通常の階段と同じ
ように行うことができるので、玉掛け作業をより一層容
易に行うことができる。
【0028】さらに、嵌合部材53の外側面65と、一
方の桁フレーム51Aの外側面64とが面一に取り付け
られているので、嵌合部材53を傾斜梁34に嵌合する
際に、嵌合部材53と第1の傾斜梁34の側面との位置
合わせを一方の桁フレーム51Aの外側面64を基準に
して行うことで、嵌合部材53を簡単に位置合わせおよ
び嵌合でき、傾斜ユニット用足場50の設置作業を容易
にできる。
【0029】また、踏板52に位置規制部材18に当接
する係止部材61が取り付けられるため、傾斜ユニット
用足場50を三角ユニット10の傾斜面10A上に設置
した際に、位置規制部材18に係止部材61を介して傾
斜ユニット用足場50が引っかかった状態となるので、
三角ユニット10の傾斜下方へのずれ落ちを防止できる
とともに、一方の桁フレーム51Aの下端がブラケット
37に当たって双方に傷が付くのを防止することができ
る。
【0030】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、傾斜梁34に位置規制部材
18が取り付けられて、この位置規制部材18に当接す
る係止部材61が踏板52に取り付けられていたが、こ
れに限らず、例えば、位置規制部材18および係止部材
61は、それぞれに取り付けられていなくてもよいし、
位置規制部材18だけ取り付けられていてもよい。すな
わち、位置規制部材18および係止部材61がそれぞれ
に取り付けられていなければ、傾斜ユニット用足場50
は、傾斜梁34の下端に取り付けられているブラケット
37に一方の桁フレーム51Aの下端を当接することに
よって、三角ユニット10の傾斜下方へのずれ落ちを防
止することができる。また、位置規制部材18だけ取り
付けられていれば、嵌合部材53を位置規制部材18の
傾斜方向上側に当接させることで、傾斜ユニット用足場
50を三角ユニット10の傾斜下方にずれないようにす
ることができるとともに、部品点数を少なくすることが
できる。
【0031】また、前記実施形態では、嵌合部材53の
外側面65と、嵌合部材53が取り付けられている側の
一方の桁フレーム51Aの外側面64とは面一になって
いたが、面一に取り付けられていなくてもよい。すなわ
ち、面一に取り付けられていなくても、一方の桁フレー
ム51Aの外側面64を基準にして嵌合部材53の取り
付け位置を設定していれば、嵌合する際に、一方の桁フ
レーム51Aの外側面64を基準にして位置合わせを行
うだけで、傾斜梁34、35に嵌合部材53を容易に嵌
合することができる。また、例えば、嵌合部材53の外
側面65が一方の桁フレーム51Aの外側面64よりも
内側に奥まっていても、嵌合部材53の位置を傾斜ユニ
ット用足場50の上方から目視可能な程度であれば、一
方の桁フレーム51Aの外側面64を基準にしなくても
容易に嵌合できる。
【0032】さらに、前記実施形態では、踏板52の上
面52Aは、桁フレーム51の長手方向に対して傾いて
おり、特に、その傾斜角度αが水平面に対する三角ユニ
ット10の傾斜梁34、35の傾斜角度βと同一に傾斜
していたが、同一に傾斜していなくてもよい。すなわ
ち、同一に傾斜している場合には、様々な傾斜角度の三
角ユニット10に対応した傾斜ユニット用足場50を個
別に製造しなければならないが、同一に傾斜していない
例えば、様々な傾斜角度の三角ユニット10に対応する
ような平均的な傾斜角度を有する傾斜ユニット用足場5
0を製造しておけば、足場の種類を少なくすることがで
き、足場を選択する必要ない分玉掛け作業も容易にかつ
迅速にできるとともに、足場の製造コストも安価にする
ことができる。
【0033】また、前記実施形態では、嵌合部材53の
側面部63は、傾斜梁34に嵌合した際に、この傾斜梁
34の側面部分においてその一部分だけを覆う程度の大
きさであったが、これに限らず、例えば、嵌合部材53
の側面部63を傾斜梁34の側面部分の高さ寸法以上つ
まり傾斜梁34の側面部分を被覆する程度の大きさにし
てもよく、その寸法は、傾斜ユニット用足場50を取り
付ける際に必要な嵌合強度に応じて適宜決めればよい。
【0034】さらに、嵌合部材53としては、前記実施
形態のような形状、構成に限らず、足場50が左右にず
れるのを防ぐことができるものであればよく、その形
状、構成は実施に当たって適宜決めればよい。
【0035】また、踏板52としては、角筒状のものに
限らず、例えば、板状のものでもよく、作業者が容易に
昇降可能な形状であればよく、その形状、構成は実施に
当たって適宜決めればよい。
【0036】さらに、係止部材61としては、取付部6
1Aおよび延出部61Bからなる板状の形状、構成に限
らず、例えば、角筒状のものでもよく、位置規制部材1
8に当接して傾斜ユニット用足場50を三角ユニット1
0の傾斜下方にずれ落ちないように防止できるものであ
ればよく、その形状、構成は実施に当たって適宜決めれ
ばよい。
【0037】また、位置規制部材18としては、断面コ
字形状のものに限らず、例えば、板状のものでもよく、
係止部材61が当接でき、それにより傾斜ユニット用足
場50が三角ユニット10の傾斜下方にずれ落ちなけれ
ばよく、位置規制部材18の形状、構成は実施に当たっ
て適宜決めればよい。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の傾斜ユニ
ット用足場および傾斜ユニットの施工方法によれば、傾
斜ユニット用足場に乗ることで傾斜面で作業を行う場合
にも作業者の作業体勢を安定させることができるので、
玉掛け作業等を容易に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における傾斜ユニット用足
場が設置された三角ユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態における傾斜ユニット用足
場を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態における傾斜ユニット用足
場を示す概略断面図である。
【図4】本発明の一実施形態における傾斜ユニット用足
場を示す底面図である。
【図5】本発明の一実施形態における傾斜ユニット用足
場の取付方法を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 傾斜ユニットである三角ユニット 18 位置規制部材 34、35 傾斜梁である第1、2の傾斜梁 50 傾斜ユニット用足場 51 桁フレーム 52 踏板 52A 上面 53 嵌合部材 61 係止部材 64、65 外側面 α、β 傾斜角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜梁を備えた傾斜ユニットに用いる傾
    斜ユニット用足場であって、1対の桁フレームと、この
    桁フレーム間に掛け渡された複数の踏板と、前記傾斜ユ
    ニットの傾斜梁に嵌合する嵌合部材とを備えて構成され
    ていることを特徴とする傾斜ユニット用足場。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の傾斜ユニット用足場に
    おいて、前記踏板の上面は、前記桁フレームの長手方向
    に対して傾いていることを特徴とする傾斜ユニット用足
    場。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の傾斜ユニット用足場に
    おいて、前記踏板の上面の前記桁フレームの長手方向に
    対する傾斜角度は、水平面に対する前記傾斜梁の傾斜角
    度と同一であることを特徴とする傾斜ユニット用足場。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の傾斜ユ
    ニット用足場において、前記嵌合部材は、下側が開口さ
    れた断面コ字形状に形成されており、前記嵌合部材の外
    側面と、前記桁フレームの外側面とは面一に設けられて
    いることを特徴とする傾斜ユニット用足場。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の傾斜ユ
    ニット用足場において、前記傾斜梁には、位置規制部材
    が設けられており、前記踏板には、前記位置規制部材に
    当接する係止部材が設けられていることを特徴とする傾
    斜ユニット用足場。
  6. 【請求項6】 傾斜梁を備えた傾斜ユニットに請求項1
    〜5のいずれかに記載の傾斜ユニット用足場を設置して
    玉掛け作業を行う傾斜ユニットの施工方法であって、前
    記傾斜梁に前記傾斜ユニット用足場の嵌合部材を嵌合す
    るとともに、前記傾斜ユニットの傾斜面に前記傾斜ユニ
    ット用足場を設置した後、前記傾斜ユニット用足場に乗
    って傾斜ユニットの玉掛け作業を行うことを特徴とする
    傾斜ユニットの施工方法。
JP9175898A 1998-04-03 1998-04-03 傾斜ユニット用足場および傾斜ユニットの施工方法 Withdrawn JPH11287041A (ja)

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JP9175898A Withdrawn JPH11287041A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 傾斜ユニット用足場および傾斜ユニットの施工方法

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JP (1) JPH11287041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105189889A (zh) * 2013-04-12 2015-12-23 Peri有限公司 用于气象防护屋顶的桁架梁以及具有若干桁架梁的气象防护屋顶

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CN105189889A (zh) * 2013-04-12 2015-12-23 Peri有限公司 用于气象防护屋顶的桁架梁以及具有若干桁架梁的气象防护屋顶

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