JPH11286564A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH11286564A
JPH11286564A JP10089092A JP8909298A JPH11286564A JP H11286564 A JPH11286564 A JP H11286564A JP 10089092 A JP10089092 A JP 10089092A JP 8909298 A JP8909298 A JP 8909298A JP H11286564 A JPH11286564 A JP H11286564A
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JP
Japan
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hydrogen atom
meth
polymer
monomer
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Withdrawn
Application number
JP10089092A
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English (en)
Inventor
Nobuhisa Noda
信久 野田
Toshibumi Nishida
俊文 西田
Takahiro Aoyama
孝弘 青山
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡成形後の成形品の外観や手触りを損ねる
ことなく、しかも耐候性が著しく向上する重合組成物を
提供すること。 【解決手段】 発泡プラスチック基材中に、特定構造の
紫外線安定性単量体を含む単量体成分をラジカル重合し
てなる重合体が含有された樹脂組成物を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡成形したとき
の外観や手触りなどの風合いを維持しつつ耐候性を向上
させる樹脂組成物に関するものである。より詳しくは、
特定の構造を有する紫外線安定性単量体を単量体の一成
分として用いた重合体を発泡プラスチック基材中に添加
することによって、発泡後の成形品の外観や手触りなど
の風合いを維持しながら、耐候性を向上させる樹脂組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば熱可塑性樹脂系塗膜などの耐候性
を向上させる目的で樹脂組成物に低分子量の紫外線吸収
剤を添加することがこれまで一般的に行われてきたが、
当該樹脂組成物から低分子量の紫外線吸収剤がブリード
アウトして所期の目的が十分に発揮できないといった問
題が生じていた。そこで、ブリードアウトを防止するた
めに、紫外線吸収剤として重合性二重結合を有するもの
を用い、これらを単独重合あるいは共重合させて紫外線
吸収剤を高分子化しそのブリードアウトを抑制する手段
が採られていた。たとえば、特開平7−90184号公
報には、重量平均分子量が1000〜45000 の紫外線吸収性
重合体と合成樹脂とを含有する耐光性樹脂組成物、特開
平7−10954号公報には、紫外線吸収性基を側鎖に
有する特定構造のポリウレタン、特開平6−25646
2号公報には、ヒンダードアミン系化合物を分子中に含
むポリウレタンがそれぞれ開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】確かに、紫外線吸収性
単量体や紫外線安定性単量体を単量体の一成分として用
いた重合体を熱可塑性樹脂組成物に添加することによっ
て、紫外線吸収剤や紫外線安定剤のブリードアウトとい
った問題はある程度解消できる様になってきた。しか
し、発泡成形されるような発泡プラスチック基材の場合
は、かかる重合体によって成形後の成形品の外観や手触
りといった風合いが阻害されるのではないかという懸念
が生じる。
【0004】発泡成形品の耐候性を向上させる技術とし
ては、例えば特公平2−10178号公報では、ハロゲ
ン化炭化水素を発泡剤として使用するポリウレタンフォ
ーム成形品の製造方法においてホウ素など遊離ハロゲン
捕捉物質を加えて耐候性を改善させることが提案されて
いる。しかしこれら化合物は一般的に低分子化合物であ
るため、加工時に揮発したり成形品からブリードアウト
するといった問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決するため、鋭意検討した結果、発泡プラスチック基
材中に特定構造を有する紫外線安定性単量体を単量体の
一成分として用いた重合体を添加しておけば、発泡成形
後の成形品の外観や手触りなどの風合いを損ねることな
く、しかも耐候性が著しく向上することを見い出し、本
発明を完成するに至った。すなわち本発明の樹脂組成物
は、発泡プラスチック基材中に、下記一般式(1)およ
び(2)で表される紫外線安定性単量体から選ばれる少
なくとも一種を含む単量体組成物をラジカル重合してな
る重合体を含有することを特徴とする。
【0006】
【化6】
【0007】(式中、R1 は水素原子またはシアノ基を
表し、R2 、R3 はそれぞれ独立して水素原子またはメ
チル基を表し、R4 は水素原子または炭化水素基を表
し、Xは酸素原子またはイミノ基を表す。)
【0008】
【化7】
【0009】(式中、R1 は水素原子またはシアノ基を
表し、R2 、R3 、R2'、R3'はそれぞれ独立して水素
原子またはメチル基を表し、Xは酸素原子またはイミノ
基を表す。) また上記樹脂組成物において、当該重合体が、下記式
(3)、(4)および(5)で表される単量体から選ば
れる少なくとも一種をさらに単量体組成物として含むこ
とができる。
【0010】
【化8】
【0011】(式中、R5 は水素原子または炭素数1〜
8の炭化水素基を表し、R6 は低級アルキレン基を表
し、R7 は水素原子またはメチル基を表し、Yは水素、
ハロゲン、炭素数1〜8の炭化水素基、低級アルコキシ
基、シアノ基またはニトロ基を表す。)
【0012】
【化9】
【0013】(式中、R8 は低級アルキレン基を表し、
9 は水素原子またはメチル基を表す。)
【0014】
【化10】
【0015】(式中、R10は水素原子またはメチル基を
表し、Zは炭素数が4以上の炭化水素基を表す。)
【0016】以下、本発明の内容を詳述する。本発明の
樹脂組成物は、一般式(1)および(2)で表される紫
外線安定性単量体から選ばれる少なくとも一種を含む単
量体組成物をラジカル重合した重合体を含有するので、
優れた耐候性を示す。紫外線安定性単量体は、紫外線吸
収剤(UVA)ではないので、紫外線を吸収する能力は
ないが、UVAと異なった作用により優れた耐候性を示
すものと考えられる。かかる作用については未だ十分に
は解明されていないが、おそらく、ピペリジン骨格のN
−置換基が酸化されて生成するN−オキシラジカルによ
って、ポリマーの光開始反応で生じるアルキルラジカル
が捕捉されることが当該作用の主ではないかと推測され
る。かかる作用機構の如何はともあれ、当該重合体を発
泡プラスチック基材に添加することにより、発泡成形品
の外観や肌触りを損なうことなく優れた耐候性が付与さ
れる。もちろん紫外線安定性単量体を単量体の一成分と
して用いた重合体は、紫外線安定剤を高分子として取り
込んだものであることから、紫外線安定剤がブリードア
ウトすることはない。また、これまで一般に使用されて
いた紫外線吸収剤と異なり毒性は問題とならない。
【0017】また本発明の樹脂組成物では、当該重合体
が、一般式(3)、(4)および(5)で表される単量
体から選ばれる少なくとも一種をさらに含む単量体組成
物をラジカル重合したものであることから、耐候性の点
において著しい相乗効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明で使用する発泡プラスチッ
ク基材としては、ポリウレタン、スチロール樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリエチレン、酢酸繊維素、ポリビニルア
ルコール、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹
脂、ケイ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエステル、アク
リル樹脂、尿素樹脂、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ブタジエン−アクリロニトリル−スチレン共重合体など
を言い、発泡剤などを用いて発泡させる場合には、それ
ら発泡剤を含めて本発明では発泡プラスチック基材と言
う。
【0019】発泡剤としては、炭酸アンモニウム、重炭
酸ソーダなどの無機化合物;2,2' −アゾイソブチロ
ニトリル、アゾヘキサヒドロベンゾニトリル、アゾジカ
ルボン酸アミド、ジアゾアミノベンゼンなどのアゾ化合
物;ベンゼンスルホヒドラジド、ベンゼン−1,3−ジ
スルホヒドラジド、ジフェニルスルホン−3,3' −ジ
スルホヒドラジドなどのスルホヒドラジド化合物;N,
N' −ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N'
−ジニトロソ−N,N' −ジメチルテレフタルアミドな
どのニトロソ化合物;テレフタルアジド、パラ−ter
t−ブチルベンズアジドなどのアジド化合物などが挙げ
られる。
【0020】本発明で使用する一般式(1)、(2)の
紫外線安定性単量体において、式中、R1 で示される置
換基は水素原子またはシアノ基で構成され、R2 、R
3 、R 2'、R3'で示される置換基はそれぞれ独立して水
素原子またはメチル基で構成され、R4 で示される置換
基が水素原子または炭化水素基で構成され、Xで示され
る置換基が酸素原子またはイミノ基で構成されるピペリ
ジン類である。
【0021】上記R4 で示される置換基としては、具体
的には水素原子、炭素数1〜18の炭化水素基であっ
て、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニ
ル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシ
ル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基など鎖式炭化水素
基;シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基などの脂
環式炭化水素基;フェニル基、トリル基、キシリル基、
ベンジル基、フェネチル基などの芳香族炭化水素基など
が非限定的に例示される。
【0022】前記一般式(1)で表される紫外線安定性
単量体としては、例えば4−(メタ)アクリロイルオキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−
(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、4−(メタ)アクリロイルオキシ−
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、4−
(メタ)アクリロイルアミノ−1,2,2,6,6−ペ
ンタメチルピペリジン、4−シアノ−4−(メタ)アク
リロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、4−クロトノイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−クロトノイルアミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジンなどが挙げられ、
これらの一種のみを用いてもよく、また二種以上を適宜
混合して用いてもよい。もちろん一般式(1)の紫外線
安定性単量体はこれら化合物に限定されるものではな
い。
【0023】前記一般式(2)で表される紫外線安定性
単量体としては、例えば1−(メタ)アクリロイル−4
−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、1−(メタ)アクリロイル−4−
シアノ−4−(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、1−クロトノイル−
4−クロトイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジンなどが挙げられ、これら一種のみを用いても
よく、また二種以上を適宜混合して用いてもよい。なお
一般式(2)の紫外線安定性単量体はこれらに限定され
るものではない。
【0024】本発明における前記一般式(3)で表され
る紫外線吸収性単量体は、式中、R 5 は水素原子または
炭素数1〜8の炭化水素基で構成され、R6 は低級アル
キレン基で構成され、R7 は水素原子またはメチル基で
構成され、Yは水素、ハロゲン、炭素数1〜8の炭化水
素基、低級アルコキシ基、シアノ基またはニトロ基で構
成されるベンゾトリアゾール類である。
【0025】上記式中、R5 で表される置換基として
は、例えば水素原子、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ter
t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基などの鎖式炭化水素基;シクロプロピル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基、シクロオクチル基などの脂環式炭化水素基;フェニ
ル基、トリル基、キシリル基、ベンジル基、フェネチル
基などの芳香族炭化水素基であり、R6 で表される置換
基は、具体的には炭素数1〜6のアルキレン基であっ
て、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基、ペンチレン基、ヘキシレン基などの直鎖状アルキレ
ン基及び2−メチルプロピレン基、2,2−ジメチルプ
ロピレン基、2−メチルブチレン基、2,2−ジメチル
ブチレン基、2,3−ジメチルブチレン基などの分枝鎖
状アルキレン基であり、Yで表される置換基は、水素;
フッソ、塩素、シュウ素、ヨウ素などのハロゲン;メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基などの鎖式炭化水
素基:シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基などの
脂環式炭化水素基:フェニル基、トリル基、キシリル
基、ベンジル基、フェネチル基などの芳香族炭化水素
基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、ペントキシ基、ヘプトキシ基など炭素数1〜6の低
級アルコキシ基;シアノ基;ニトロ基である。
【0026】前記一般式(3)で表される紫外線吸収性
単量体としては、例えば2−[2'−ヒドロキシ−5'
−(メタクリロイルオキシメチル)フェニル]−2H−
ベンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキシ−5' −
(メタクリロイルオキシエチル)フェニル]−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキシ−5' −
(メタクリロイルオキシプロピル)フェニル]−2H−
ベンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキシ−5' −
(メタクリロイルオキシヘキシル)フェニル]−2H−
ベンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキシ−3' −
tert−ブチル−5' −(メタクリロイルオキシエチ
ル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−
[2' −ヒドロキシ−5' −tert−ブチル−3' −
(メタクリロイルオキシエチル)フェニル]−2H−ベ
ンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキシ−5' −
(メタクリロイルオキシエチル)フェニル]−5−クロ
ロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキ
シ−5' −(メタクリロイルオキシエチル)フェニル]
−5−メトキシ−2H−ベンゾトリアゾール、2−
[2' −ヒドロキシ−5' −(メタクリロイルオキシエ
チル)フェニル]−5−シアノ−2H−ベンゾトリアゾ
ール、2−[2' −ヒドロキシ−5' −(メタクリロイ
ルオキシエチル)フェニル]−5−tert−ブチル−
2H−ベンゾトリアゾール、2−[2' −ヒドロキシ−
5' −(メタクリロイルオキシエチル)フェニル]−5
−ニトロ−2H−ベンゾトリアゾールなどが挙げられる
が、特にこれらに限定されるものではない。一般式
(3)で表されるこれら紫外線吸収性単量体は一種類の
みを用いてもよく、また二種類以上を適宜混合して用い
てもよい。
【0027】また前記一般式(4)で表される紫外線吸
収性単量体は、式中、R8 で表される置換基は低級アル
キレン基で構成され、R9 で表される水素原子またはメ
チル基で構成されるベンゾトリアゾール類である。
【0028】上記式中、R8 で表される置換基は、具体
的には炭素数2または3のアルキレン基であって、エチ
レン基、トリメチレン基、プロピレン基などを挙げるこ
とができる。
【0029】前記一般式(4)で表される紫外線吸収性
単量体としては、例えば、2−〔2' ヒドロキシ−5'
−(β−メタクリロイルオキシエトキシ)−3' −te
rt−ブチルフェニル〕−4−tert−ブチル−2H
−ベンゾトリアゾールが挙げられるが、特にこれに限定
されるものではない。一般式(4)で表されるこれら紫
外線吸収性単量体は一種類のみを用いてもよく、また二
種類以上を適宜混合してもよい。
【0030】本発明に係る一般式(5)に表される不飽
和単量体は、式中、R10で示される置換基が水素原子ま
たはメチル基で構成され、Zで示される置換基が炭素数
4以上の炭化水素基で構成される不飽和単量体である。
【0031】上記式中、Zで表される置換基はシクロヘ
キシル基、メチルシクロヘキシル基、シクロドデシル基
などの炭素数4以上の脂環式炭化水素基;ブチル基、イ
ソブチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、ペンタデシル基、オクタデシ
ル基など炭素数4以上の直鎖または分枝鎖のアルキル
基;ボルニル基、イソボルニル基、の炭素数4以上の多
環式炭化水素基であり、中でも脂環式炭化水素基、分枝
鎖のアルキル基、炭素数6以上の直鎖アルキル基が好ま
しい。
【0032】本発明に係る一般式(5)に表される不飽
和単量体として、例えばシクロヘキシル(メタ)アクリ
レート、メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、
シクロドデシル(メタ)アクリレート、tert−ブチ
ルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどが
挙げられ、これらの一種または二種以上が使用できる。
【0033】また上記単量体以外のその他の共重合可能
な不飽和単量体は、紫外線安定性単量体が繰り返し単位
の一部として含まれる重合体に要求される各種物性を損
なわないものであれば使用できる。具体的には、(メ
タ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン
酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基含有不飽和単
量体;2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッド
ホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルアシッドホスフェート、2−(メタ)アクリロイルオ
キシ−3−クロロプロピルアシッドホスフェート、2−
メタクリロイルオキシエチルフェニルリン酸などの酸性
リン酸エステル系不飽和単量体;ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)アクリ
レート(例えば、ダイセル化学工業株式会社製;商品名
「プラクセルFM」、フタル酸とプロピレングリコール
とから得られるポリエステルジオールのモノ(メタ)ア
クリレートなどの水酸基含有単量体;メチル(メタ)ア
クリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル
(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレ
ートなどの、(メタ)アクリル酸低級アルキルエステ
ル;グリシジル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基
含有不飽和単量体;(メタ)アクリルアミド、N,N'
−ジメチルアミノチル(メタ)アクリレート、ビニルピ
リジン、ビニルイミダゾールなどの含窒素不飽和単量
体;塩化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン含有不
飽和単量体;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエンなどの芳香族不飽和単量体;酢酸ビニルなどのビ
ニルエステル;ビニルエーテルなどが挙げられるが、特
にこれらに限定されるものではない。その他単量体は必
要に応じて一種類のみを用いてもよく、また二種以上を
用いてもよい。
【0034】各種単量体の使用量は、特に限定されるも
のではないが、一般式(1)、(2)で表される紫外線
安定性単量体の合計使用量は、樹脂組成物の固形分に対
して0.1〜20wt%とすることが望まれる。より好
ましい範囲について述べると、下限側として好ましくは
0.5wt%、さらに好ましくは1wt%である。他方
上限側として好ましくは15wt%、さらに好ましくは
10wt%である。紫外線安定性単量体の合計使用量が
0.1wt%よりも少ない場合は、発泡成形品の耐候性
が不十分となり、20wt%よりも多い場合は、発泡成
形品の外観や肌触りなどの風合いを阻害するおそれがあ
る。また、単量体組成物に対しては0.5〜90wt%
とすることが望まれる。より好ましい範囲について述べ
ると、下限側として好ましくは3wt%、さらに好まし
くは5wt%である。他方上限側として好ましくは85
wt%、さらに好ましくは80wt%である。紫外線安
定性単量体の合計使用量が0.5wt%よりも少ない場
合は、発泡成形品の耐候性が不十分となり、90wt%
よりも多い場合は、未反応単量体の発生とそれら未反応
単量体の溶出が生ずるおそれがある。
【0035】一般式(3)、(4)で表される紫外線吸
収性単量体の合計使用量は、樹脂組成物の固形分に対し
て0.1〜20wt%とすることが望まれる。より好ま
しい範囲について述べると、下限側として好ましくは
0.5wt%、さらに好ましくは1wt%である。他方
上限側として好ましくは15wt%、さらに好ましくは
10wt%である。また単量体組成物に対しては0.5
〜90wt%とすることが望まれる。より好ましい範囲
について述べると、下限側として好ましくは3wt%、
さらに好ましくは5wt%である。他方上限側として好
ましくは70wt%、さらに好ましくは50wt%であ
る。0.5wt%よりも少ないと、紫外線安定性単量体
(1)、(2)との相乗効果が不十分となり、90wt
%よりも多いと未反応単量体の発生とそれら未反応単量
体の溶出が生じるおそれがあるからである。
【0036】一般式(5)で表される不飽和単量体の使
用量は、樹脂組成物の固形分に対して0.5〜60wt
%とすることが望まれる。より好ましい範囲について述
べると、下限側として好ましくは1wt%、さらに好ま
しくは3wt%である。他方上限側として好ましくは5
0wt%、さらに好ましくは40wt%である。また単
量体組成物に対しては5〜99wt%とすることが望ま
れる。より好ましい範囲について述べると、下限側とし
て好ましくは10wt%、さらに好ましくは30wt%
である。他方上限側として好ましくは95wt%、さら
に好ましくは90wt%である。5wt%よりも少ない
と発泡成形後の成形品の外観や手触りなどの風合いが不
十分となり、99wt%よりも多いと発泡成形品の耐候
性が不十分となるおそれがあるからである。
【0037】上記単量体の混合方法は、特に限定される
ものではなく、従来公知の混合方法が採用され得る。
【0038】また単量体組成物を共重合させる際の重合
方法は、特に限定されるものではなく、従来公知の重合
方法が採用され得る。例えば、溶液重合、分散重合、懸
濁重合、乳化重合などの重合方法が使用できる。溶液重
合法を用いて単量体組成物を重合させる場合に用いるこ
とができる溶媒としては、トルエン、キシレン、その他
高沸点の芳香族系溶媒;酢酸ブチル、酢酸エチル、セロ
ソルブアセテートなどのエステル系溶媒;アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン系溶媒;ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。も
ちろん使用し得る溶媒がこれら溶媒に限定されるもので
はない。これら溶媒は一種のみを使用してもよいし、二
種以上を混合して使用してもよい。なお、溶媒の使用量
は生成物の濃度などを考慮し適宜定めればよい。
【0039】また単量体組成物を共重合させる際には重
合開始剤を用いる。重合開始剤としては、たとえば2,
2' −アゾビス−(2−メチルブチロニトリル)、te
rt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、
2,2' −アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイドな
どの通常のラジカル重合開始剤が挙げられる。重合開始
剤の使用量は、要求される重合体の特性値などから適宜
決定されるべきものであり、特に限定はない。
【0040】反応温度は、特に限定されるものではない
が、室温〜200℃の範囲が好ましく、40〜140℃
がより好ましい。なお反応時間は、用いる単量体組成物
の組成や重合開始剤の種類などに応じて、重合反応が完
結するように適宜設定すればよい。
【0041】生成された重合体は、溶液状態のまま発泡
プラスチック基材中に混合してもよいし、乾燥された粉
末状体で発泡プラスチック基材中に混合してもよいが、
発泡前に混合させることが望ましい。
【0042】発泡プラスチック基材中への当該重合体の
添加は、樹脂組成物の固形分に対して0.1〜50wt
%となるように行うのがよい。より好ましい範囲につい
て述べると、下限側として好ましくは1wt%、さらに
好ましくは3wt%である。他方上限側として好ましく
は45wt%、さらに好ましくは30wt%である。
0.1wt%よりも少ないと、発泡成形品の耐候性が不
十分となり、他方50wt%よりも多いと発泡成形品の
風合いや力学特性の低下を招くおそれがあるからであ
る。
【0043】また発泡剤の分解温度を制御するために、
無機塩や金属石けん、有機及び無機酸類などの発泡促進
剤、有機酸やハロゲン化有機酸、有機酸の無水物、多価
アルコール、窒素化合物、イオウ化合物、リン酸塩、ス
ズ化合物などの発泡抑制剤が必要により、発泡プラスチ
ック基材中に添加することができる。
【0044】樹脂組成物を発泡させる方法としては、気
体混入法や発泡剤分解法、溶剤気散法、化学反応法など
が適用できる。
【0045】発泡成形としては、ブロック成形、板状成
形、金型成形などいずれの成形も可能であり、これらに
は通常の射出、押出、圧縮、真空成形などの適用が可能
である。
【0046】本発明の樹脂組成物を用いた発泡プラスチ
ックは、合成皮革や自動車内装シート、農業用資材、ク
ッション材、断熱材、吸音材、軽量材、包装材など従来
の発泡プラスチックが用いられてきたあらゆる用途に好
適に使用できる。特に耐候性が格段に向上したことから
屋外で使用する材料に好適に使用できる。
【0047】本発明の樹脂組成物は、使用に際し種々の
添加剤を含んでもよい。添加剤としては、例えば、塗料
などの被膜形成用組成物に一般に使用されるレベリング
剤;黄鉛、モリブデートオレンジ、紺青、カドミウム系
顔料、チタン白、複合酸化物顔料、透明酸化鉄、カーボ
ンブラック、環式高級顔料、溶性アゾ顔料、銅フタロシ
アニン顔料、染付顔料、顔料中間体などの顔料;顔料分
散剤;抗酸化剤;粘性改質剤;金属不活性化剤;過酸化
物分解剤;充填剤;補強剤;可塑剤;潤滑剤;防食剤;
防錆剤;蛍光性増白剤;有機・無機防炎剤;滴下防止
剤;溶融流改質剤;静電防止剤などが挙げられる。
【0048】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。なお特に断りのない限り、実施
例および比較例に記載された「部」は重量部を、「%」
は「重量%」を示すものとする。
【0049】(樹脂組成物の合成) 合成例1 攪拌機、滴下口、温度計、冷却管および窒素ガス導入口
を備えた0.5リットルのフラスコに溶媒としてのジメ
チルホルムアミド30部、4−メタクリロイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン55部を仕込
み、滴下槽には4−メタクリロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン55部、スチレン30
部、ジメチルホルムアミド70部、開始剤としてt−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート4部とを仕
込む。滴下槽中の混合物の40wt%をまずフラスコに
加え、窒素ガスを導入し、撹拌しながら徐々に昇温して
120℃まで加熱した。昇温後、滴下槽中の残りの混合
物を2時間かけて滴下し、滴下後さらに3時間加熱して
アクリル樹脂の50%溶液を得た。なお、この樹脂の数
平均分子量は5,500であった。このアクリル樹脂を
重合体1とする。
【0050】合成例2〜13 表1に示す配合比で、合成例1と同様の方法で目的の重
合体2〜13を得た。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】HALS1:4−メタクリロイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン HALS2:1−メタクリロイル−4−メタクリロイル
アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン UVA1:2−[ 2' −ヒドロキシ−5' −(メタクリ
ロイルオキシエチル)フェニル] −2H−ベンゾトリア
ゾール UVA2:2−[ 2' −ヒドロキシ−5' −(β−メタ
クリロイルオキシエトキシ)−3' −tert−ブチル
フェニル] −4−tert−ブチル−2H−ベンゾトリ
アゾール CHMA:シクロヘキシルメタクリレート i−BMA:イソブチルメタクリレート 2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート t−BMA:tert−ブチルメタクリレート LMA:ラウリルメタクリレート St:スチレン DMF:ジメチルホルムアミド 開始剤1:tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート 開始剤2:2,2' −アゾビス(2−メチルブチロニト
リル)
【0054】実施例1 溶剤としてのジメチルホルムアミド中に、発泡プラスチ
ック基材としてのポリウレタン(東洋ポリマー社製「ハ
イラック1061」)が固形分として30wt%含まれ
る溶液100部に対し、重合体1が50wt%含まれる
溶液8部とジメチルホルムアミド40部とを加え、回転
式撹拌機で500rpm×30min撹拌する。脱泡
後、ガラス板に塗工する。つぎに50℃の温水中に6h
r浸漬させる。このとき溶剤が非溶剤(この場合は水)
で置換されるため重合体組成物はゲル化する。当該ゲル
化物をガラス板から取り外し、多量の水で洗浄する。そ
の後、90℃×30minで乾燥させ、厚さ5mmの高
分子多孔質体を得る。
【0055】得られた高分子多孔質体の風合いを目視に
て下記のように評価した。また促進耐候性試験機として
のサンシャインウェザーメーターで120hr試験し、
黄変度(「△b」と記す。)を測定した。結果を表3に
示す。
【0056】実施例2〜15 表3および表4に示す各種材料と配合量で、実施例1と
同様の方法で高分子多孔質体を得、実施例と同様の方法
で風合い及び黄変度を測定した。結果を表3,4に示
す。
【0057】比較例1 溶剤としてのジメチルホルムアミド中に、発泡プラスチ
ック基材としてのポリウレタン(東洋ポリマー社製「ハ
イラック1061」)が固形分として30wt%含まれ
る溶液100部に対し、ジメチルホルムアミド40部と
高分子量紫外線吸収剤(旭電化工業社製「アデカスタブ
LA−31」)1部とを加え、回転式撹拌機で500r
pm×30min撹拌する。脱泡後、ガラス板に塗工す
る。つぎに50℃の温水中に6hr浸漬させる。このと
き溶剤が非溶剤(この場合は水)で置換されるため重合
体組成物はゲル化する。当該ゲル化物をガラス板から取
り外し、多量の水で洗浄する。その後、90℃×30m
inで乾燥させ、厚さ5mmの高分子多孔質体を得る。
【0058】得られた高分子多孔質体の風合いを目視に
て下記のように評価した。また促進耐候性試験機として
のサンシャインウェザーメーターで120hr試験し、
黄変度(「△b」と記す。)を測定した。結果を表5に
示す。
【0059】比較例2〜4 表5に示す各種材料と配合量で、比較例1と同様の方法
で高分子多孔質体を得、比較例と同様の方法で風合い及
び黄変度を測定した。結果を表5に示す。
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】実施例2〜15 ポリウレタン樹脂:東洋ポリマー社製「ハイラック10
61」(固形分30wt% ) アクリル樹脂:ダイセル化学工業社製「セビアン−M」 酢酸セルロース:ダイセル化学工業社製「ダイセル酢酸
綿L−AC」(固形分25wt% )
【0063】
【表5】
【0064】ポリウレタン樹脂:東洋ポリマー社製「ハ
イラック1061」(固形分30wt% ) アクリル樹脂:ダイセル化学工業社製「セビアン−M」 高分子紫外線吸収剤1:旭電化工業社製「アデカスタブ
LA−31」(数平均分子量:659) 高分子紫外線安定剤1:旭電化工業社製「アデカスタブ
LA−52」(数平均分子量:847) 高分子紫外線吸収剤2:大塚化学社製「PUVA−30
M」(数平均分子量:約10000)
【0065】表3〜5から明らかなように、発泡プラス
チック基材中に、紫外線安定性単量体を単量体成分の一
成分として用いた重合体が含有されている本発明の樹脂
組成物を使用すると、発泡処理後の風合いは損なわれる
ことがなく、しかも促進耐候性試験120時間後であっ
ても黄変度はいずれの実施例の場合も8未満と、比較例
1〜3に比べはるかに優れた耐候性を示している。一
方、比較例4は黄変度が5.5と良好な結果を示してい
る。これは、添加した高分子紫外線吸収剤2の数平均分
子量が約10,000であるために、発泡過程で発泡成
形品から当該吸収剤が溶出しにくかったためと考えられ
る。しかし当該紫外線吸収剤と発泡プラスチック基材と
の相溶性が悪いことによって発泡後の風合いが損なわれ
ている。
【0066】また特定構造の紫外線安定性単量体と紫外
線吸収性単量体および/または不飽和単量体とを単量体
成分の一成分として用いた重合体を使用した実施例7か
ら15の樹脂組成物では発泡後の風合い、△bともにき
わめて良好な結果となっている。
【0067】
【発明の効果】発泡プラスチック基材中に特定構造を有
する紫外線安定性単量体を含む単量体組成物をラジカル
重合してなる重合体を添加した本発明の樹脂組成物によ
れば、発泡成形後の成形品の外観や手触りを損ねること
なく、しかも耐候性が著しく向上する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡プラスチック基材中に、下記一般式
    (1)および(2)で表される紫外線安定性単量体から
    選ばれる少なくとも一種を含む単量体組成物をラジカル
    重合してなる重合体が含有されることを特徴とする樹脂
    組成物。 【化1】 (式中、R1 は水素原子またはシアノ基を表し、R2
    3 はそれぞれ独立して水素原子またはメチル基を表
    し、R4 は水素原子または炭化水素基を表し、Xは酸素
    原子またはイミノ基を表す。) 【化2】 (式中、R1 は水素原子またはシアノ基を表し、R2
    3 、R2'、R3'はそれぞれ独立して水素原子またはメ
    チル基を表し、Xは酸素原子またはイミノ基を表す。)
  2. 【請求項2】 当該重合体が、下記式(3)、(4)お
    よび(5)で表される単量体から選ばれる少なくとも一
    種をさらに含む単量体組成物をラジカル重合したもので
    ある請求項1記載の樹脂組成物。 【化3】 (式中、R5 は水素原子または炭素数1〜8の炭化水素
    基を表し、R6 は低級アルキレン基を表し、R7 は水素
    原子またはメチル基を表し、Yは水素、ハロゲン、炭素
    数1〜8の炭化水素基、低級アルコキシ基、シアノ基ま
    たはニトロ基を表す。) 【化4】 (式中、R8 は低級アルキレン基を表し、R9 は水素原
    子またはメチル基を表す。) 【化5】 (式中、R10は水素原子またはメチル基を表し、Zは炭
    素数が4以上の炭化水素基を表す。)
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