JPH11286544A - 延伸性に優れたポリアミド - Google Patents

延伸性に優れたポリアミド

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JPH11286544A
JPH11286544A JP428799A JP428799A JPH11286544A JP H11286544 A JPH11286544 A JP H11286544A JP 428799 A JP428799 A JP 428799A JP 428799 A JP428799 A JP 428799A JP H11286544 A JPH11286544 A JP H11286544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逐次二軸延伸性と機械的強度に優れたポリアミ
ドの提供 【解決手段】1個のシクロヘキサン環を有する脂環式ジ
アミンを含有するジアミンと炭素数6〜22の分岐型飽
和カルボン酸を含有するジカルボン酸とを必須成分とす
るポリアミドであって、好ましい組成は、ラクタム及び
/又はアミノカルボン酸が50〜99.95mol%、
ジアミンが0.025〜25mol%及び、ジカルボン
酸が0.025〜25mol%で構成され、該ジアミン
の5〜100mol%が1個のシクロヘキサン環を有す
る脂環式ジアミンからなり、該ジカルボン酸の5〜10
0mol%が炭素数6〜22の分岐型飽和カルボン酸か
らなるポリアミドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は延伸性及び機械的強
度に優れ、フィルム、モノフィラメント、繊維などに適
した新規なポリアミドに関する。詳しくは、ジアミンの
一部あるいは全部が1個のシクロヘキサン環を有する脂
環式ジアミンからなるジアミンとジカルボン酸の一部あ
るいは全部が炭素数6〜22の分岐型飽和カルボン酸か
らなるジカラボン酸を必須成分とするポリアミドであ
る。該ポリアミドは、従来のポリアミドでは製造が難し
いとされていた逐次二軸延伸フィルムに好適な新規なポ
リアミドである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドは機械的強度、耐熱性、ガス
バリヤー性などに優れているため、レトルト食品などの
食品包装用材料として多く使用されている。近年、これ
ら食品包装用途の拡大にともない、要求特性が多様化
し、例えば、薄く、かつ、実用的な機械的強度やガスバ
リヤー性に優れたポリアミドフィルムに対する要求が高
くなっている。
【0003】一般に、結晶性ポリマーから製造されるフ
ィルムは延伸することにより、フィルム厚さが薄くな
り、かつ、ガスバリヤー性や機械的強度が向上すること
が知られている。この性質を利用して、結晶性ポリマー
から薄くて、機械的強度の優れた延伸フィルムが製造さ
れている。しかし、代表的なポリアミドであるナイロン
6やナイロン66等の結晶性ポリアミドのフィルムを延
伸した場合、ポリアミド分子が比較的容易に分子間で水
素結合を形成し、これによって結晶化が進行するため、
延伸され易い部分と延伸されにくい部分とが形成され、
延伸ムラが起こったり、延伸時にフィルムが破断するな
どの現象の起ることが知られている。そのため、均一に
延伸できる延伸倍率は限界があり、得られるフィルムの
厚みや機械的強度は不十分なものであった。又、これら
のポリアミドから均一に延伸されたフィルムを製造する
場合、延伸時の温度を厳しく管理する、延伸倍率を低く
する、延伸速度を遅くするなど、延伸条件を特定の狭い
範囲で管理する必要があり、工業的に良好な延伸フィル
ムを安定して得ることは難しいとされていた。
【0004】又、延伸フィルムの製造法で、先ず、フィ
ルムの押出方向に一段目の延伸(以降、「一次延伸」と
記載することがある。)を行った後、押出方向と直角の
方向に二段目の延伸(以降、「二次延伸」と記載するこ
とがある。)を行う、いわゆる、逐次二軸延伸法は生産
性の良い延伸フィルムの製造方法として知られている。
この方法を従来のポリアミドフィルムの延伸に適用した
場合、一次延伸でポリアミド分子がフィルム面に平行に
配向して、ポリアミド分子間で水素結合を形成し、結晶
化が進行するため、二次延伸の条件範囲が狭くなり、二
次延伸の延伸倍率が2倍程度と低い場合でも、延伸ムラ
が起こったり、延伸時に破断したりして、工業的に安定
した状態で、逐次二軸延伸フィルムを製造することは困
難とされていた。そのため、延伸性、特に、生産性の良
い逐次二軸延伸性に優れたポリアミド材料に対する要求
が強くなっている。
【0005】従来、延伸性の改良されたポリアミドの開
発を目的に、数多くのポリアミド共重合体やポリアミド
組成物が提案されている。延伸性の改良されたポリアミ
ド共重合体としては、例えば、特開昭53−5250号
公報にはヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸、テレ
フタル酸からなるポリアミド共重合体が、特開昭60−
104312号公報には脂環式ジアミンとアジピン酸、
セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸からなるポリアミ
ド共重合体が提案されている。
【0006】又、ポリアミド組成物としては、例えば、
特開昭52−104565号公報には脂肪族ポリアミド
とキシリレンジアミンを一成分とするポリアミドとをブ
レンドした組成物が、特公平6−43552号公報には
脂肪族ポリアミドと非晶性半芳香族ポリアミドとをブレ
ンドした組成物が、特開平6−263895号公報には
結晶性脂肪族ポリアミドと非晶性ポリアミドとをブレン
ドした組成物が提案されている。
【0007】これら提案のポリアミド共重合体やポリア
ミドのブレンド組成物は、ナイロン6など単独のポリア
ミドに比べると延伸時のポリアミド分子間の水素結合が
抑制され、延伸性は改良されている。しかし、延伸倍率
が3倍以上になると延伸ムラが発生し易く、特に、逐次
二軸延伸法での二次延伸の際、延伸倍率が2倍程度でも
延伸ムラが起こりったり、破断したりするなど、未だ、
延伸性の改良は不十分であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は延伸
性、特に、逐次二軸延伸性と機械的強度に優れたポリア
ミドの提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本研究者らは本課題解決
のため、ポリアミドの分子構造と延伸性及び機械的性質
の関係を検討した結果、特定の化学構造のジアミンとジ
カルボン酸とを必須成分とするポリアミドは延伸性が良
好なことを見出し、本発明に到達した。
【0010】即ち、本発明は、1個のシクロヘキサン環
を有する脂環式ジアミンを含有するジアミンと炭素数6
〜22の分岐型飽和カルボン酸を含有するジカルボン酸
を必須成分とする延伸性に優れたポリアミドであって、
好ましい組成は、ラクタム及び/又はアミノカルボン酸
が50〜99.95mol%、ジアミンが0.025〜
25mol%及び、ジカルボン酸が0.025〜25m
ol%からなるポリアミドであって、該ジアミンの5〜
100mol%が1個のシクロヘキサン環を有する脂環
式ジアミンであり、該ジカルボン酸の5〜100mol
%が炭素数6〜22の分岐型飽和カルボン酸であるポリ
アミドである。
【0011】従来、1個のシクロヘキサン環を有する脂
環式ジアミンと炭素数6〜22の分岐型飽和カルボン酸
とを必須の構成成分とするポリアミドやその特性に関す
る知見は見当たらない。このポリアミドが延伸性及び機
械的強度に優れることを見出したことは本発明の特徴で
ある。本発明のポリアミドが延伸性、特に、従来、困難
とされていた逐次二軸延伸性に優れる理由は明確で無い
が、ポリアミド分子鎖中に導入されたジアミンのシクロ
ヘキサン環やジカルボン酸の分岐が延伸時のポリアミド
分子間の水素結合相互作用に影響を与え、水素結合の形
成が抑えられ、ポリアミドの結晶化が抑制されるためと
推定される。又、優れた機械的強度を示す理由の一つ
は、ジアミン成分のシクロヘキサン環が脂肪族鎖よりも
剛直なためと推定される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、詳細に本発明を説明する。
本発明のポリアミドは1個のシクロヘキサン環を有する
脂環式ジアミンを含有するジアミンと炭素数6〜22の
分岐型飽和ジカルボン酸を含有するジカルボン酸を必須
成分とするポリアミドである。このポリアミドは前記の
ジアミンとジカルボン酸だけから構成されていても良い
が、ポリアミド分子間の水素結合生成の制御やフィルム
製造の容易さの点を考慮すると、ラクタム及び/又はア
ミノカルボン酸、1個のシクロヘキサン環を有する脂環
式ジアミンを含有するジアミン及び炭素数6〜22の分
岐型飽和ジカルボン酸を含有するジカルボン酸が特定の
割合で配合されたポリアミドが好ましい。なお、ジアミ
ンとジカルボン酸とはほぼ等molの割合で使用され
る。
【0013】本発明で使用されるジアミンの必須成分で
ある1個のシクロヘキサン環を有する脂環式ジアミンと
しては、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビ
ス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、1,3−ビ
スアミノメチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノメ
チルシクロヘキサンなどが挙げられる。これらは単独で
使用しても良く、又、2種類以上を適宜組合せて使用し
ても良い。
【0014】1個のシクロヘキサン環を有する脂環式ジ
アミン以外に使用されるジアミンとしては、エチレンジ
アミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジア
ミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミンな
どの脂肪族ジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキ
シリレンジアミンなどの芳香族ジアミンなどが挙げられ
る。これらのジアミンは単独で使用しても良く、あるい
は2種類以上を適宜組合せて使用しても良い。ジアミン
中の1個のシクロヘキサン環を有する脂環式ジアミンの
割合は5〜100mol%、好ましくは、20〜100
mol%である。1個のシクロヘキサン環を有する脂環
式ジアミンの使用割合が上記下限より少ないと延伸性の
改善効果や機械的強度が低下するようになる。
【0015】本発明で使用される炭素数6〜22の分岐
型飽和ジカルボン酸の具体例は、1,6−デカンジカル
ボン酸(「2−ブチルオクタジオン酸」ともいう。)、
2,3−ジブチルブタンジオン酸、8−エチルオクタデ
カンジオン酸、8,13−ジメチルエイコサジオン酸、
2−オクチルウンデカンジオン酸、2−ノニルデカンジ
オン酸などが挙げられる。これらは単独で使用しても良
く、2週類以上を適宜組み合わせて使用しても良いが、
1,6−デカンジカルボン酸が好ましく使用される。炭
素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸は、公知の方
法、例えば、シクロヘキサンの酸化分解や7−シアノウ
ンデカン酸の加水分解、オレイン酸などの不飽和カルボ
ン酸のヒドロホルミル化、Koch−カルボキシル化、
Reppe−カルボキシル化などの方法により製造され
る。
【0016】炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸
以外に使用されるジカルボン酸としては、アジピン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン酸な
どの脂肪族ジカルボン酸類、1,4−ジカルボキシシク
ロヘキサンなどの脂環式ジカルボン酸類、イソフタル
酸、テレフタル酸,ナフタレンジカルボン酸などの芳香
族ジカルボン酸が挙げられる。これらのジカルボン酸は
単独で使用しても良く、あるいは2種類以上を適宜組合
せて使用しても良い。ジカルボン酸中の炭素数6〜22
の分岐型飽和ジカルボン酸の割合は5〜100mol
%、好ましくは、20〜100mol%である。炭素数
6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸の使用割合が上記下
限より少ないと延伸性の改善効果が低下するようにな
る。1個のシクロヘキサン環を有する脂環式ジアミンを
含有するジアミンと炭素数6〜22の分岐型飽和ジカル
ボン酸を含有するジカルボン酸とはほぼ等molの割合
で使用される。これらのジアミンとジカルボン酸とは、
そのまま使用しても良いし、又、ジアミンとジカルボン
酸とから公知の方法により得られるナイロン塩を使用し
ても良い。
【0017】本発明で使用されるラクタムの具体例は、
α−ピロリドン、ε−カプロラクタム、ω−エナントラ
クタム、α−ピペリドン、ω−ウンデカンラクタム、ω
−ドデカノラクタムなどが挙げられる。アミノカルボン
酸の具体例は、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプ
タン酸、8−アミノオクタン酸、9−アミノノナン酸、
10−アミノカプリン酸、11−アミノウンデカン酸、
12−アミノドデカン酸などが挙げられる。これらのラ
クタムやアミノカルボン酸は単独で使用しても良く、あ
るいは2種類以上を適宜組合せて使用しても良い。
【0018】本発明のポリアミドの組成がラクタム及び
/又はアミノカルボン酸、1個のシクロヘキサン環を有
する脂環式ジアミンを含有するジアミン及び炭素数6〜
22の分岐型飽和ジカルボン酸を含有するジカルボン酸
からなる場合、その構成割合はラクタム及び/又はアミ
ノカルボン酸がポリアミド全体に対して、50〜99.
95mol%、好ましくは70〜99.95mol%、
さらに好ましくは90〜99.9mol%である。ま
た、1個のシクロヘキサン環を有する脂環式ジアミンを
含有するジアミンはポリアミド全体に対して、0.02
5〜25mol%、好ましくは0.025〜15mol
%であり、炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸を
含有するジカルボン酸はポリアミド全体に対して、0.
025〜25mol%、好ましくは0.025〜15m
ol%である。又、このジアミン中の1個のシクロヘキ
サン環を有する脂環式ジアミンの割合は、5〜100m
ol%、好ましくは、20〜100mol%である。ジ
カルボン酸中の炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン
酸の割合は、5〜100mol%、好ましくは、20〜
100mol%である。ラクタム及び/又はアミノカル
ボン酸の使用量が上記下限より少ない場合、フィルムの
製造が難しくなることがあり、また、上記上限より多い
場合、延伸性が低下する。
【0019】本発明のポリアミドは公知の回分式製造法
や連続式製造法により製造される。製造装置としては、
バッチ式反応釜、一槽式ないし多層式の連続反応装置、
管状連続反応装置、一軸型混練押出機、二軸型混練押出
機などの混練反応押出機など、公知のポリアミド製造装
置を用いることができる。重合方法としては溶融重合、
溶液重合や固相重合などの公知の方法を用いることがで
きる。これらの重合方法は単独で、あるいは、適宜組合
せて用いることができる。
【0020】例えば、上記の各原料と水を耐圧容器に仕
込み、密封状態で200〜350℃の温度範囲で、加圧
下に重縮合した後、圧力を下げ、大気圧下又は減圧下、
200〜350℃の温度範囲で重合反応を行ない、高分
子量化することにより、目的のポリアミドは製造でき
る。重縮合の際に使用する水は酸素を除去したイオン交
換水や蒸留水を使用することが望ましく、その使用量は
ポリアミドを構成する原料100重量部に対して一般的
には1〜150重量部である。又、原料のジアミンとジ
カルボン酸はそのまま耐圧容器に仕込んでも良いし、
又、ほぼ等molのジアミンとジカルボン酸とを水やア
ルコールに混合、溶解して、生成させたナイロン塩を使
用しても良い。
【0021】高分子量化したポリアミドは耐圧容器から
抜出し、水などで冷却した後、ペレット化される。尚、
ラクタムとしてε−カプロラクタムを、又は、アミノカ
ルボン酸としてアミノカプロン酸を、原料として本発明
のポリアミドを製造した場合、得られるペレットは未反
応モノマーなどが残存するため、この場合、更に、熱水
洗浄などにより未反応モノマーなどを除去する必要があ
る。本発明のポリアミドの分子量はJIS K6810
に記載の方法で測定した相対粘度(ηr)で示すと、
1.5〜5.0の範囲、好ましくは2.0〜4.0であ
る。また、このポリアミドの末端基の種類及びその濃度
や分子量分布には特別の制約は無い。
【0022】本発明のポリアミド重合の際、必要なら
ば、重合促進や劣化防止のため、リン酸、亜リン酸、次
亜リン酸、ポリリン酸などを添加することができる。こ
れらリン系化合物の添加量は、通常、得ようとするポリ
アミドに対し、50〜3,000ppmである。又、分
子量調節や成形加工時の溶融粘度安定化のため、分子量
調節剤として、ラウリルアミン、ステアリルアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、メタキシリレンジアミンなどの
アミン類や酢酸、安息香酸、ヘキサンジオン酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸などのカルボン酸類を添加するこ
とができる。これら分子量調節剤の使用量は分子量調節
剤の反応性や重合条件により異なるが、最終的に得よう
とするポリアミドの相対粘度が1.5〜5.0の範囲に
なるように、適宜決められる。
【0023】本発明のポリアミドからのフィルム製造
は、公知のフィルム製造法、例えば、溶融押出機を用い
たTダイ法、インフレーション法、チューブラー法や溶
剤キャスト法、熱プレス法などにより製造できる。例え
ば、本発明のポリアミドに、必要に応じてステアリン酸
カルシウム、ビスアミド化合物、シリカ、タルクなどの
滑剤やスリップ剤を添加した後、Tダイを備えた溶融押
出機に供給し、ポリアミドの融点以上、320℃以下、
好ましくは、(ポリアミドの融点+10)〜300℃の
温度で溶融押出し、0〜100℃に制御された冷却ロー
ルで冷却することにより、フィルムは製造される。フィ
ルムの延伸は、フィルム製造に引続く連続工程として実
施することもできるし、巻き取ったフィルムを用い、別
工程で実施することもできる。
【0024】逐次二軸延伸法でのフィルムの製造は、本
発明のポリアミドに、必要に応じてステアリン酸カルシ
ウム、ビスアミド化合物、シリカ、タルクなどの滑剤や
スリップ剤を添加した後、Tダイを備えた溶融押出機で
ポリアミドを上記と同様の温度で溶融押出して、未延伸
フィルムを成形する。未延伸フィルムは引続き、連続し
た工程で延伸しても良いし、一旦、巻き取ってから延伸
しても良い。逐次二軸延伸法は、フィルムの押出方向へ
の延伸、即ち、一次延伸を使用するポリアミドのガラス
転移温度(以下、「Tg」と記載する。)以上、通常、
Tg〜(Tg+50)℃の温度範囲で、延伸倍率2倍〜
5倍、好ましくは、2.5〜4倍に延伸する工程、押出
方向と直角の方向への延伸、即ち、二次延伸を一次延伸
時の温度以上、通常、(一次延伸時の温度)〜(一次延
伸時の温度より20℃高い温度)の範囲で延伸倍率2倍
〜5倍、好ましくは、2.5〜4倍に延伸する工程及び
この二次延伸されたフィルムの熱固定を120℃以上、
ポリアミドの融点以下の温度範囲で行う工程により実施
される。
【0025】本発明の効果が阻害されない範囲で、本発
明のポリアミドに熱安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、
酸化防止剤、帯電防止剤、粘着性付与剤、シール性改良
剤、防曇剤、離型剤、耐衝撃性改良剤、可塑剤、顔料、
染料、香料、補強材などを添加することが出来る。
【0026】本発明のポリアミドはフィルム、特に、一
軸延伸フィルム、同時二軸延伸フィルムや逐次二軸延伸
フィルムなどの延伸用フィルム材料として好ましく使用
できる。また、本発明のポリアミドは延伸により特性が
改良できるモノフィラメントや繊維などにも好ましく使
用できる。モノフィラメントや繊維は公知の溶融紡糸機
を用い、使用するポリアミドの融点以上、320℃以下
の温度で紡糸して製造される。又、本発明のポリアミド
は射出成形、圧縮成形や真空成形などによる成形品の製
造にも使用可能である。
【0027】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明する。尚、実施例および比較例中に示した測
定値は以下の方法で測定した。
【0028】(1)ポリアミドのηr(相対粘度)の測
定 JIS K6810に準じ、98重量%の濃硫酸を溶媒
として、1重量/容量%のポリアミド濃度で、ウベロー
デ粘度計を用い、25℃の温度で測定した。
【0029】(2)フィルムの押出方向に延伸(一次延
伸)した時の全分子面配向度の測定 所定の雰囲気温度に調節された二軸延伸機BIXー70
3型(岩本製作所製)の延伸槽に、縦92mm、横92
mmの未延伸の試料フィルムを取付け、その雰囲気温度
で20秒間予熱した後、フィルムの押出方向に35mm
/secの変形速度で3.2倍に延伸した後、200℃
で熱固定して全分子面配向度測定用の試験フィルムを作
成した。雰囲気温度は50、60及び70℃の3点であ
る。このフィルムの延伸方向の屈折率(Nx)、幅方向
の屈折率(Ny)および厚み方向の屈折率(Nz)を、
自動複屈折計KOBRA−21ADH型(王子計測機器
製)で測定し、数式(1)により全分子面配向度(P)
を求めた。
【数1】 P={(Nx+Ny)/2}−Nz (1) (ここで、Pは延伸フィルムの全分子面配向度、Nxは
フィルムの延伸方向の屈折率、Nyはフィルムの幅方向
の屈折率、Nzは厚み方向の屈折率を示す)Pの値は小
さくなるほど、ポリアミド分子の配向が小さく、結晶化
の進行の遅いことを示し、延伸性が良いことを示す。
【0030】(3)逐次二軸延伸法による二次延伸時の
破断倍率の測定 雰囲気温度を60℃に温度調節された二軸延伸機BIX
ー703型(岩本製作所製)の延伸槽に、試料フィルム
を取付け、雰囲気温度で20秒間予熱した後、フィルム
の押出方向に変形速度35mm/secで3.0倍に一
次延伸を行い、引続いて押出方向と直角の方向に変形速
度35mm/secで二次延伸を破断するまで行い、破
断時の延伸倍率を測定した。尚、延伸倍率は、延伸後の
試料の長さを延伸前の試料の長さで割った値である。
【0031】(4)引張弾性率、引張破断応力、破断伸
度の測定 ASTM D882に準じ、測定するフィルムから切出
した幅10mm、長さ120mmの短冊状の試験片を用
い、測定した。
【0032】実施例1 攪拌機、温度計、圧力計、圧力制御装置およびポリマー
取出口を備えた5リットルの耐圧容器にε−カプロラク
タム(以後、「CL」と記す)2353g、ビス(4−
アミノシクロヘキシル)メタン34.7g、1,6−デ
カンジカルボン酸(以降、「1,6−DDA」と記載す
る。)38.0g及び蒸留水128gを仕込み、窒素加
圧と放圧を数回繰り返し、耐圧容器内を窒素置換してか
ら240℃まで昇温した。240℃で攪拌下に3時間、
反応させた後、270℃に昇温してから1.5時間かけ
てゲージ圧を0MPaまで放圧し、引続き窒素ガスを1
50ml/minで流しながら、270℃で攪拌下に
7.5時間反応させた。次いで、攪拌を停止し、ポリマ
ー取出口から生成した溶融状態のポリアミドを紐状で抜
出し、水冷した後、ペレタイズして、1950gのペレ
ットを得た。このペレットを90〜95℃の熱水流通下
に数時間洗浄した後、80℃の真空乾燥機中で24時間
以上乾燥して、1740gのポリアミドのペレットを得
た。このポリアミドのηrは3.52であった。このポ
リアミドは重硫酸を溶媒とした1H−NMR分析から
0.40、0.42、0.43ppmに1,6−DDA
のブチル(C47)側鎖の末端メチル基に帰属されるシ
グナルが、また、13C−NMR分析からはナイロン6
モノマーユニットとアミド結合している1,6−DDA
のカルボニル炭素のシグナルが確認された。このポリア
ミド1500gにステアリン酸カルシウム0.45gを
混合して、コートハンガー型のTダイを備えた押出機に
供給した。260℃で溶融混練して、約40℃に制御さ
れた冷却ロール上に押出し、厚さ120μmの未延伸フ
ィルム(以降、「試料フィルム」と記載する。)を製造
した。試料フィルムは延伸性を評価するまで吸湿しない
ようにアルミ袋に入れて保管した。試料フィルムから切
出した縦92mm、横92mmのフィルムを、二軸延伸
機BIX−703型(岩本製作所製)に取付け、雰囲気
温度50℃、60℃及び70℃の3条件でそれぞれ20
秒間予熱した後、同温度下、変形速度35mm/sec
で押出方向に3.2倍に延伸した。得られた延伸フィル
ムの全分子面配向度を測定した。結果は表1に示す。
又、試料フィルムから切出した縦92mm、横92mm
の試料を、二軸延伸機BIX−703型(岩本製作所
製)に取付け、雰囲気温度60℃で20秒間予熱してか
ら、変形速度85mm/secで同時二軸延伸を行い、
縦横ともに3.1倍に延伸した後、180℃で90秒間
熱固定して、同時二軸延伸フィルムを作成した。この同
時二軸延伸フィルムの引張弾性率、引張破断応力、破断
点伸度を測定した。結果は表2に示す。又、試料フィル
ムから切出した縦92mm、横92mmのフィルムを、
二軸延伸機BIX−703型(岩本製作所製)に取付
け、60℃で押出方向に3倍に一次延伸した後、同温度
で押出方向と直角の方向に変形速度35mm/sec
で、破断するまで二次延伸を行い、逐次二軸延伸性を評
価した。二次延伸破断時の延伸倍率は4.3倍であり、
破断直前までほぼ均一に延伸されていた。
【0033】実施例2 CL、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、1,
6−DDA及び蒸留水の仕込み量をそれぞれ2208
g、11.65g、10.65g、248gとした以外
は実施例1と同様に実施し、ポリアミドのペレット16
15gを得た。このポリアミドの相対粘度は3.48で
あった。このポリアミドペレット1500gを用い、実
施例1と同様の方法で試料フィルム、延伸フィルム及び
同時二軸延伸フィルムを作成した。延伸フィルムの全分
子面配向度および同時二軸延伸フィルムの引張弾性率、
引張破断応力、破断点伸度を測定した。結果はそれぞれ
表1及び表2に示す。又、実施例1と同様の方法で、逐
次二軸延伸性を評価した。二次延伸破断時の延伸倍率は
3.3倍であり、破断直前までほぼ均一に延伸されてい
た。
【0034】実施例3 原料として、CL、1,6−DDA、アジピン酸、ビス
アミノメチルシクロヘキサン、ヘキサメチレンジアミン
および蒸留水を使用し、それぞれの仕込み量を2134
g、40.8g、14.6g、25.2g、11.6
g、248gとした以外は実施例1と同様に実施し、ポ
リアミドのペレット1630gを得た。このポリアミド
の相対粘度は3.50であった。このポリアミドペレッ
ト1500gを用い、実施例1と同様の方法で試料フィ
ルム、延伸フィルム及び同時二軸延伸フィルムを作成し
た。延伸フィルムの全分子面配向度および同時二軸延伸
フィルムの引張弾性率、引張破断応力、破断点伸度を測
定した。結果はそれぞれ表1及び表2に示す。又、実施
例1と同様の方法で、逐次二軸延伸性を評価した。二次
延伸破断時の延伸倍率は3.9倍であった。
【0035】実施例4 実施例1の1,6−DDAに代えて8−エチルオクタデ
カンジオン酸を56.5g用いた他は実施例1と同様に
実施し、ポリアミドのペレットを得た。このポリアミド
のηrは3.55であった。このポリアミドペレット1
500gを用い、実施例1と同様の方法で試料フィル
ム、延伸フィルム及び同時二軸延伸フィルムを作成し
た。延伸フィルムの全分子面配向度および同時二軸延伸
フィルムの引張弾性率、引張破断応力、破断点伸度を測
定した。結果はそれぞれ表1及び表2に示す。又、実施
例1と同様の方法で、逐次二軸延伸性を評価した。二次
延伸破断時の延伸倍率は3.6倍であった。
【0036】実施例5 実施例1の1,6−DDAに代えて8,13−ジメチル
エイコサジオン酸を61.1g用いた他は実施例1と同
様に実施し、ポリアミドのペレットを得た。このポリア
ミドのηrは3.39であった。このポリアミドペレッ
ト1500gを用い、実施例1と同様の方法で試料フィ
ルム、延伸フィルム及び同時二軸延伸フィルムを作成し
た。延伸フィルムの全分子面配向度および同時二軸延伸
フィルムの引張弾性率、引張破断応力、破断点伸度を測
定した。結果はそれぞれ表1及び表2に示す。又、実施
例1と同様の方法で、逐次二軸延伸性を評価した。二次
延伸破断時の延伸倍率は3.9倍であった。
【0037】比較例1 CL2200gと蒸留水116gを仕込んだ以外は実施
例1と同様の方法で実施し、ポリアミドのペレット15
30gを得た。このポリアミドの相対粘度は3.57で
あった。このポリアミドペレット1500gを用い、実
施例1と同様の方法で試料フィルム、延伸フィルム及び
同時二軸延伸フィルムを作成した。延伸フィルムの全分
子面配向度および同時二軸延伸フィルムの引張弾性率、
引張破断応力、破断点伸度を測定した。結果はそれぞれ
表1及び表2に示す。又、実施例1と同様の方法で、逐
次二軸延伸性を評価した。二次延伸破断時の延伸倍率は
1.3倍であり、破断前に延伸ムラが観察された。
【0038】比較例2 CL2200g、ヘキサメチレンジアミン30.1g、
アジピン酸38.9gおよび蒸留水119gを仕込んだ
他は実施例1と同様に実施し、ポリアミドのペレット1
640gを得た。このポリアミドの相対粘度は3.50
であった。このポリアミドペレット1500gを用い、
実施例1と同様の方法で試料フィルム、延伸フィルム及
び同時二軸延伸フィルムを作成した。延伸フィルムの全
分子面配向度および同時二軸延伸フィルムの引張弾性
率、引張破断応力、破断点伸度を測定した。結果はそれ
ぞれ表1及び表2に示す。又、実施例1と同様の方法
で、逐次二軸延伸性を評価した。二次延伸破断時の延伸
倍率は2.5倍であり、破断前に延伸ムラが観察され
た。
【0039】
【表1】表 1 全分子面配向度 × 103
【0040】
【表2】表2 同時二軸延伸フィルムの性質
【0041】実施例6 実施例1と同様に実施して得たポリアミドを用い、ユニ
プラス社製CS−40−26N型の溶融押出機を使用し
て、シリンダー温度280℃で押出し、直径2mmのモ
ノフィラメントを得た。このモノフィラメントを手回延
伸機に取付け、60℃の雰囲気温度の加熱炉中で5分間
予熱した後、同温度下に、変形速度50mm/min
で、5.7倍まで延伸した。この操作を5回繰り返し
た。5回とも破断せずに延伸できた。
【0042】比較例3 比較例1と同様の方法で得たポリアミドを用い、ユニプ
ラス社製CS−40−26N型の溶融押出機を使用し
て、シリンダー温度280℃で押出し、直径2mmのモ
ノフィラメントを得た。このモノフィラメントを手回延
伸機に取付け、60℃の雰囲気温度の加熱炉中で5分間
予熱した後、同温度下に、変形速度50mm/minで
延伸した。この操作を5回繰り返した。5回とも延伸倍
率は3.7〜4.6倍の範囲で破断し、5倍以上に延伸
できなかった。
【0043】
【発明の効果】1個のシクロヘキサン環を有する脂環式
ジアミンを含有するジアミンと炭素数6〜22の分岐型
飽和カルボン酸を含有するジカルボン酸とを必須成分と
するポリアミド、特に、ラクタム及び/又はアミノカル
ボン酸が50〜99.95mol%、ジアミンが0.0
25〜25mol%及び、ジカルボン酸が0.025〜
25mol%からなるポリアミドであって、該ジアミン
の10〜100mol%が1個のシクロヘキサン環を有
する脂環式ジアミンであり、該ジカルボン酸の10〜1
00mol%が炭素数6〜22の分岐型飽和カルボン酸
であるポリアミドは延伸フィルム、特に、逐次二軸延伸
フィルムに好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 77:00 B29L 7:00 C08L 77:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個のシクロヘキサン環を有する脂環式
    ジアミンを含有するジアミンと炭素数6〜22の分岐型
    飽和カルボン酸を含有するジカルボン酸とを必須成分と
    することを特徴とする延伸性に優れたポリアミド。
  2. 【請求項2】 ラクタム及び/又はアミノカルボン酸が
    50〜99.95mol%、ジアミンが0.025〜2
    5mol%及び、ジカルボン酸が0.025〜25mo
    l%からなるポリアミドであって、該ジアミンの5〜1
    00mol%が1個のシクロヘキサン環を有する脂環式
    ジアミンであり、該ジカルボン酸の5〜100mol%
    が炭素数6〜22の分岐型飽和カルボン酸であることを
    特徴とする請求項1記載の延伸性に優れたポリアミド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の1個のシク
    ロヘキサン環を有する脂環式ジアミンがビス(4−アミ
    ノシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノシクロヘ
    キシル)プロパン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘ
    キサン、1,4−ビスアミノメチルシクロヘキサンから
    選ばれた一種以上の脂環式ジアミンであることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の延伸性に優れたポリア
    ミド。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の炭素数6〜
    22の分岐型飽和カルボン酸が1,6−デカンジカルボ
    ン酸であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の延伸性に優れたポリアミド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載のポリアミドのいずれ
    かから製造されたフィルム、モノフィラメント又は繊
    維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4記載のポリアミドのいずれ
    かから製造された逐次二軸延伸フィルム。
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