JP4154803B2 - ポリアミド共重合体及びその製造法 - Google Patents

ポリアミド共重合体及びその製造法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は特定のジカルボン酸を1成分とするポリアミド共重合体及びその製造法に関する。詳しくは、ジカルボン酸として炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸を必須成分とする光学的性質及び機械的特性の良好なポリアミド共重合体及びその製造法に関する。
【従来の技術】
一般にポリアミドは剛性、耐摩耗性、耐熱性、耐油性、耐溶剤性、ガスバリヤー性などに優れているため、繊維、包装用フィルム、自動車部品、電気・電子部品などに利用されている。近年、用途の多様化に伴い、繊維、モノフィラメント、フィルム、成形品等の用途で、実用的な機械的性質を低下させることなく、透明性や光沢性などの光学的性質が良好なポリアミドが求められている。
【0002】
透明性や光沢性などが良好なナイロン(以降、「ポリアミド」と記載することがある。)を得る方法として、ポリアミドの結晶化を抑制する方法が知られている。例えば、ポリアミド樹脂ハンドブック(福本修編、日刊工業新聞社出版、p.288〜289(1988))には、特定のモノマーを使用した、結晶化度の低い、又は、結晶化速度の遅いポリアミドやポリアミド共重合体などが透明ナイロンとして記載されている。
【0003】
また、J.Appl.Polym.Sci.,vol.62,No.13,2237−2245(1996)にはナイロン6、ナイロン66及び/又はナイロン12からなる共重合体は特定の組成割合で透明性を有するナイロンとなることが報告されている。また、特開平5−310923号公報には、透明なポリアミドとしてナイロン6/6N(カプロラクタム、ヘキサメチレンジアミン(1,6−ジアミノヘキサン)と2,6−ナフタレンジカルボン酸を原料とするポリアミド共重合体)が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記の透明性を有するとされているナイロンは、実使用時に徐々に透明性が低下したり、透明性は良好であっても、光沢性が良くなかったり、機械的性質や熱的性質がそれほど高くなかったりするなどの問題点が有った。
例えば、透明性を有するとされているナイロン6、ナイロン66及び/又はナイロン12からなる共重合体は本質的には結晶性を有するため、製造直後は透明であっても、使用時に徐々に結晶化が進み、透明性が低下することが知られている。また、光沢度や機械的性質はそれほで高くない。
【0005】
ナイロン6/6Nは、製造直後、透明性を有し、機械的性質も良好であるが、動的固体粘弾性測定では結晶に基づく弾性率変化が観察されることから結晶性を有することがわかる。実際、使用時に透明性が徐々に低下する、また、光沢性がそれほど良くない等の問題点があった。
そのため、透明性と光沢性が共に良好であり、かつ、実用的な機械的強度を有するポリアミドが求められていた。
【0006】
本発明の目的は透明性と光沢性などの光学的性質及び機械的性質の良好なポリアミド共重合体及びその製造法の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ポリアミドの分子構造と光学的性質及び機械的性質との関係について検討した結果、ポリアミドの構成単位として分岐を有するジカルボン酸を用い、かつ、ポリアミドどうしを共重合体とすることにより、本発明の目的のポリアミド共重合体を得ることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明の第一の発明は、(A)ジカルボン酸中の5〜100重量%が炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸であるジカルボン酸からなる単位、(B)ジアミンからなる単位及び、(C)脂肪族ポリアミドを形成する単位とを含むポリアミド共重合体であって、(C)の脂肪族ポリアミドを形成する単位が該ポリアミド共重合体の75〜99.9重量%であり、(A)のジカルボン酸中の5〜100重量%が1,6−デカンジカルボン酸からなる単位であり、第一段階の重合で数平均分子量が800〜5,000ののポリアミド共重合体のプレポリマーを製造し、第二段階の重合で高分子量化して、数平均分子量が7,000〜50,000のポリアミド共重合体を製造することを特徴とするポリアミド共重合体である。
【0009】
また、第二の発明は、(A)ジカルボン酸中の5〜100重量%が炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸であるジカルボン酸からなる単位、(B)ジアミンからなる単位及び、(C)脂肪族ポリアミドを形成する単位とを含むポリアミド共重合体であって、(C)の脂肪族ポリアミドを形成する単位が該ポリアミド共重合体の75〜99.9重量%であり、(A)のジカルボン酸中の5〜100重量%が1,6−デカンジカルボン酸からなる単位であり、第一段階の重合で数平均分子量800〜5,000の前記ポリアミド共重合体のプレポリマーを製造し、第二段階の重合で高分子量化して、数平均分子量が7,000〜50,000のポリアミド共重合体を製造ずるポリアミド共重合体の製造法である。
【0010】
ジカルボン酸として炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸であるジカルボン酸を用い、かつ、ポリアミドどうしを共重合させたポリアミド共重合体が、光学的特性及び機械的強度共に良好であることを見出したことは本発明の特徴である。本発明のポリアミド共重合体の光学的特性及び機械的強度が良好である理由は明らかでないが、炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸の分岐がポリアミド共重合体の水素結合形成を阻害し、結晶化速度を遅くして、通常の状態で使用するかぎり、ほとんど結晶化が進行せず、良好な光学的性質が維持されるものと推定される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用する炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸は、公知の方法、例えば、シクロヘキサンの酸化、7−シアノウンデカン酸の加水分解、オレイン酸など不飽和カルボン酸のヒドロホルミル化、コッホ(Koch)ーカルボキシル化、レッペ(Reppe)ーカルボキシル化などの方法によって製造される。炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸の具体例としては、1,6−デカンジカルボン酸(「2−ブチルオクタンジオン酸」と呼ばれることもある。)、2,3−ジブチルブタンジオン酸、8−エチルオクタデカンジオン酸、8,13−ジメチルエイコサジオン酸、2−オクチルウンデカンジオン酸、2−ノニルデカンジオン酸などが挙げられる。これらは単独で使用しても良く、2種類以上を適宜組合せて使用しても良い。これらの中では、重合反応性の点から、1,6−デカンジカルボン酸が、好ましく使用される。
炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸の使用量は、本発明で使用するジカルボン酸の5〜100重量%、好ましくは30〜100重量%、より好ましくは50〜100重量%である。使用量が5重量%より少なくなると透明性や光沢度が低下するようになるので好ましくない。
【0012】
本発明で使用される炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸以外のジカルボン酸としては、公知の脂肪族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸をいずれも使用することができる。これらの具体例としては、ブタンジオン酸、ペンタンジオン酸、ヘキサンジオン酸、オクタンジオン酸、ノナンジオン酸、デカンジオン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン酸、トリデカンジオン酸、テトラデカンジオン酸、ペンタデカンジオン酸、ヘキサデカンジオン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸および1,4−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられる。これらのジカルボン酸は単独でも、又、2種類以上を適宜組合わせて使用することもできる。これらの中では、ヘキサンジオン酸やオクタンジオン酸は取扱が容易で、重合反応性が良好であり、好ましい。
【0013】
本発明で使用するジアミンとしては、公知のジアミン、例えば、炭素数4〜18の脂肪族アルキレンジアミン、脂環族ジアミン、芳香族ジアミンなどがある。炭素数4〜18の脂肪族アルキレンジアミンの具体例としては、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、1,11−ジアミノウンデカン,1,12−ジアミノドデカン、1,13−ジアミノトリデカン、1,14−ジアミノトリデカン、1,15−ジアミノペンタデカン、1,16−ジアミノヘキサデカン、1,17−ジアミノヘプタデカン、1,18−ジアミノオクタデカン、2,2,4−,2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミンなどが挙げられる。これらの中では、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサンおよび2,2,4−,2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミンは取扱が容易で、重合反応性が良好であり、好ましく使用できる。
【0014】
脂環族ジアミンとしては、シクロヘキサン環を含むジアミンであればいずれも使用することができる。具体例としては、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンおよびビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタンなどが挙げられる。
【0015】
芳香族ジアミンとしては、芳香環を含むジアミンであればいずれも使用することができる。具体例としては、パラキシレンジアミン、メタキシレンジアミン、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミンおよび4,4´−ジアミノジフェニルメタンなどが挙げられる。これらの中では、パラキシレンジアミンおよびメタキシレンジアミンは取扱が容易で、重合反応性が良好であり、好ましく使用できる。これらの脂肪族アルキレンジアミン、脂環族ジアミン、芳香族ジアミンは単独でも、又は、2種類以上を適宜組合せて使用することもできる。
【0016】
本発明のポリアミド共重合体の製造にあたって炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸を5〜100重量%含むジカルボン酸とジアミンはそのまま使用しても良いし、また、ジカルボン酸とジアミンとを水又は熱水中に溶解混合して、pH調整を行い、合成したナイロン塩を使用しても良い。ジカルボン酸とジアミンとは一般的にはモル比で100/95〜100/105の範囲、好ましくは100/99〜100/101の範囲の割合で使用される。過度にこの範囲を外れると数平均分子量(以下「Mn」と略記する。)が小さくなり易く、光沢度及び機械的強度が十分でないことがある。尚、Mnは得られたポリアミドの末端アミノ基濃度と末端カルボキシ基濃度の平均値の逆数から求められる値である。
【0017】
本発明で使用する脂肪族ポリアミドを形成する単位となる化合物としては、アミノカルボン酸、炭素数4〜12のラクタム及び脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとの当モル混合物などがある。アミノカルボン酸の具体例としては、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、8−アミノオクタン酸、9−アミノノナン酸、10−アミノカプリン酸、11−アミノウンデカン酸および12−アミノドデカン酸などが挙げられる。また、ラクタムの具体例として、ε−カプロラクタム(「カプロラクタム」と記載することもある。)、ω−エナントラクタム、ω−ウンデカンラクタム、ω−ドデカラクタム、α−ピロリドン、δ−メチルピロリドンなどが挙げられる。脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの当モル混合物の具体例としては、ブタンジオン酸と1,4−ジアミノブタンの当モル混合物又はこのナイロン塩、ブタンジオン酸と1,6−ジアミノヘキサンの当モル混合物又はこのナイロン塩、オクタンジオン酸と1,6−ジアミノヘキサンとの当モル混合物又はこのナイロン塩などが挙げられる。これらのアミノカルボン酸、ラクタムや脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの当モル混合物は単独でも、又は2種類以上を適宜組合わせても使用できる。この中で、6−アミノカプロン酸、12−アミノドデカン酸及びε−カプロラクタムは取扱が容易で、重合反応性が良好であり、好ましく使用できる。
【0018】
脂肪族ポリアミドを形成する単位となる化合物の使用量は、本発明のポリアミド共重合体の全体量に対して75〜99.9重量%、好ましくは90〜97重量%である。使用量が75重量%より少ない場合、機械的性質が低下するようになるので好ましくない。一方、99.9重量%より多い場合、透明性が低下するようになる。
【0019】
本発明のポリアミド共重合体を製造する時の重合方法は溶融重合法、溶液重合法などの公知の方法を用いることができる。これらの重合方法は単独で、あるいは適宜、組合せて用いることもできる。一般的には溶融重合法が簡便であり、好ましく採用される。
【0020】
代表的な製造法は、原料の炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸を5〜100重量%含むジカルボン酸、ジアミン及び/又はこれらのナイロン塩と脂肪族ポリアミドを形成する単位となる化合物とを、又は、これらに水を加えて、加圧下又は常圧下に、溶融状態で第一段階の重合を行い、Mnが800〜5,000のポリアミド共重合体のプレポリマーを製造し、次いで、常圧下又は減圧下に、溶融状態で第二段階の重合を行い、このプレポリマーを高重合化してMnが7,000〜50,000のポリアミド共重合体を得る製造法である。
【0021】
本発明で水を使用する場合、イオン交換水などの純水や蒸留水を使用できるが、これらの水を使用直前に沸騰又は他の脱気装置を用いて水中に溶存している酸素を取除いた脱気水を使用することがより好ましい。水の使用量はナイロン共重合体の原料の合計量100重量部に対して一般的には1〜150重量部、好ましくは5〜100重量部である。水の使用量が過度に少なくなると、重合反応物の溶融粘度が高くなったり、第一段階の重合反応時にプレポリマーが析出したり、プレポリマーが重合容器に付着したりすることがある。また、水の使用量が多くなると、得られるプレポリマーのMnが小さくなり易く、第二段階の重合時間が長くなったり、末端基のアミノ基濃度とカルボキシル基濃度のバランスが悪くなり、得られるポリアミドのMnの制御が困難となる。
【0022】
プレポリマーを製造する第一段階の重合温度は一般的には160〜320℃、好ましくは180〜280℃、より好ましくは180〜250℃である。重合温度が低い場合、重合速度が遅くなり、重合時間が長くなる。また、重合温度が高い場合、副反応や熱分解反応が起こり易くなり、得られるプレポリマーが着色したり、ゲル化物等の不純物が生成しやすくなる。
【0023】
重合反応時の圧力は重合温度と原料に添加した水および重合(縮合)反応で生じた水の量で決まる。圧力の調節は重合反応装置に直結された圧力調節弁などにより行われる。第一段階の重合時の圧力は常圧あるいは加圧であり、一般的には0〜50kgf/cm2G、好ましくは0〜30kgf/cm2Gである。重合圧力が常圧より低い場合、ジアミンが蒸発して、重合系外に排出されることがあり、ジカルボン酸とのモルバランスが崩れ、重合速度が遅くなったり、目的とするMnのプレポリマーを得ることが難しくなる。一方、重合圧力が高い場合、得られるプレポリマーのMnが小さくなり易く、第二段階の重合時間が長くなることがある。
【0024】
第一段階の重合時間は使用する重合装置、重合温度、重合圧力の影響を受けるが、通常、5分〜10時間、好ましくは10分〜7時間、より好ましくは30分〜5時間である。重合時間が過度に短い場合、十分に重合が進まず、プレポリマーのMnが小さくなる。また、重合時間が長い場合、副反応や熱分解反応が起こり易くなり、得られるプレポリマーが着色したり、ゲル化物等の不純物が生成しやすくなる。
【0025】
第一段階の重合反応で得られるプレポリマーのMnは800〜5,000の範囲、好ましくは1000〜4,000の範囲である。プレポリマーのMnは重合温度、重合圧力、重合反応系中のアミノ基濃度やカルボキシル基濃度を適宜、調節することにより、制御できる。プレポリマーのMnが800未満の場合、第二段階での重合時間が長くなったり、末端基のアミノ基濃度とカルボキシル基濃度のバランスが悪くなり、最終目的のMnのポリアミド共重合体を得ることが難しくなるので、好ましくない。また、5,000を越える場合、重合反応混合物の溶融粘度が高くなり、均一な状態で重合反応を行うことが困難となるため、好ましくない。
【0026】
プレポリマーを高分子量化する第二段階の重合温度は第一段階と同一又はそれ以上の温度である。通常は、180〜320℃、好ましくは200〜300℃、より好ましくは230〜280℃である。重合温度が低い場合、重合速度が遅くなり、重合時間が長くなったり、目的のMnのポリアミド共重合体を得ることが難しくなることがある。又、重合温度が高い場合、副反応や熱分解反応が起こり易くなり、得られるポリアミド共重合体が着色したり、ゲル化物などの不純物が生成することがある。
【0027】
第二段階の重合時の圧力は常圧あるいは減圧であり、一般的には10〜760mmHgの範囲である。圧力が常圧より高い場合、プレポリマー中に含まれる水及びプレポリマーの重合(縮合)反応により副生する水を重合反応の系外に排出することが難しく、プレポリマーの高分子量化が困難となる。重合圧力が過度に低い場合、排気のための減圧設備に多大のコストがかかり、好ましくない。
減圧する場合、第二段階の重合反応装置に少なくとも1個のベント口を設け、該ベント口をナッシュポンプ、メカニカルブースター、スチームエゼクターなど公知の真空設備に接続して強制的に排気する方法により行われる。
【0028】
第二段階での重合時間は使用する重合装置、重合温度、重合圧力の影響を受けるが、通常、1分〜10時間の範囲である。重合時間が過度に短い場合、十分に重合が進まず、ポリアミド共重合体のMnが低くなる。また、重合時間が長い場合、副反応や熱分解反応が起こり易くなり、得られるポリアミド共重合体が着色したり、ゲル化物等の不純物が生成したりすることがある。
【0029】
以上の方法で製造される本発明のポリアミド共重合体のMnは7,000〜50,000、好ましくは10,000〜30,000である。ポリアミド共重合体のMnは重合温度、重合圧力、重合系中のアミノ基濃度やカルボキシル基濃度を適宜、調節することにより、制御できる。Mnが7,000未満の場合、機械的強度などの実用的性質が低くなる。又、Mnが50,000を越える場合、溶融時の粘度が高くなり溶融成形が困難となり、好ましくない。
【0030】
本発明のポリアミド共重合体の製造は公知のポリアミドの製造装置を用いることができ、回分式でも、連続式でも実施できる。使用できる装置としては、バッチ式反応釜、1槽式ないし多槽式の連続反応装置、管状連続反応装置、1軸型混練押出機、2軸型混練押出機および多軸型混練押出機などの混練反応押出機および特公平4−32096号公報記載の横型第2重合槽など公知の重合反応装置が使用できる。重合反応は原料をできるだけ均一に混合した状態で行うことが望ましく、この点から撹拌効率の良い重合装置を使用することが望ましい。
【0031】
本発明の方法において、第一段階または第二段階の重合の際、必要ならば重合促進剤および重合時の劣化防止のため、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸及びこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはエステルなどのリン系化合物を添加することができる。これらリン系化合物の添加量は、通常、得ようとするポリアミド共重合体に対して50〜3,000ppmの量が好ましく用いられる。添加量がこの範囲をはずれた場合、重合速度の促進効果がなかったり、得られるポリアミド共重合体が着色したりすることがある。
【0032】
また、得られるポリアミド共重合体の分子量調節および成形加工時の溶融粘度安定化を目的に、必要ならば、第一段階または第二段階の重合の際に、アミンやカルボン酸などを分子量調節剤として添加することができる。添加するアミンやカルボン酸としては、一官能及び二官能のものであれば特に制約はなく使用できる。例えば、ラウリルアミン、ステアリルアミン、ベンジルアミンなどのモノアミン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、1,11−ジアミノウンデカン,1,12−ジアミノドデカン、メタキシレンジアミン、パラキシレンジアミンなどのジアミン、酢酸、安息香酸、ラウリン酸、ステアリン酸などのモノカルボン酸およびブタンジオン酸、ペンタンジオン酸、ヘキサンジオン酸、オクタンジオン酸、ノナンジオン酸、デカンジオン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン酸、イソフタル酸、テレフタル酸などのジカルボン酸が好適なものとして挙げられる。
これらの分子量調節剤の添加量は、用いる分子量調節剤の反応性や重合条件により異なるが、最終的に得ようとするポリアミド共重合体のMnが7,000〜50,000の範囲になるように、適宜決められる。
【0033】
さらに、本発明のポリアミド共重合体は、第一段階または第二段階の重合の際、必要に応じて、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、染料、アンチブロッキング剤など得られるポリアミド共重合体の物性を損なわない範囲で添加することもできる。
【0034】
本発明のポリアミド共重合体は透明性や光沢性を要求されるモノフィラメント、繊維、フィルムや計器類のカバーなどの成形品の用途に好ましく利用される。これらの成形法は特に制約が無く、それぞれ公知の成形法により製造できる。例えば、モノフィラメントや繊維は公知の溶融紡糸法などにより製造できる。フィルムは公知の押出成形機を用いるTダイ法、インフレーション法、チューブラ法、溶剤キャスト法や圧縮成形法などの方法で製造できる。成形品は射出成形法、ブロー成形法、真空成形法などの方法で製造できる。溶融成形法の場合、成形温度は、通常、得られるポリアミド共重合体の融点以上320℃以下の温度が好ましく、用いられる。
【0035】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
以下の各実施例および比較例におけるポリアミド共重合体の諸物性は,下記の方法で測定した。なお、測定に使用したポリアミド共重合体は冷凍粉砕分した後、80℃で二日間真空乾燥したものである。
【0036】
(1)相対粘度(ηr)
JIS K6810に準じ、98重量%の濃硫酸を溶媒として、ポリアミド共重合体を1重量/容量%の濃度で完全に溶解した後、25℃で、ウベローデ粘度計を用い測定した。
【0037】
(2)末端アミノ基濃度([NH2])
約1gのポリアミド共重合体をフェノール/メタノール混合溶媒(容量比:9/1)40mlに溶解し、得られた試料溶液を、指示薬としてチモールブルーを用い、N/20の塩酸で滴定した。
【0038】
(3)末端カルボキシル基濃度([COOH])
約1gのポリアミド共重合体に40mlのベンジルアルコールを加え,窒素ガス雰囲気で加熱溶解し、得られた試料溶液を、指示薬としてフェノールフタレインを用い、N/20の水酸化カリウム−エタノール溶液で滴定した。
【0039】
(4)Mn(数平均分子量)
前記(2)項に記載の方法により求めた末端アミノ基濃度([NH2])と前記(3)項に記載の方法により求めた末端カルボキシル基濃度([COOH])の平均値の逆数として求めた。
【0040】
(5)ヘーズ(H)
透明性の尺度であるヘーズ(H)はJIS K7105に準じ、積分球式光線透過率測定装置を用い、拡散透過率(Td)及び全光線透過率(Ti)を測定し、式(1)により計算される。ヘーズの値が小さいほど透明性が良くなることを示す。
【数1】
H(%)=(Td/Ti)×100 (1)
ヘーズを測定した試験片は下記の条件で、圧縮成形により作製した。
圧縮成形温度: 265℃
圧縮条件 :無加圧の状態で、サンプルを3分間保持した後、10kgf/cm2Gの圧力下で1分、50kgf/cm2Gの圧力下で1分間、100kgf/cm2Gの圧力下で1分間保持。
その他 :圧縮成形直後の試験片は25℃の水に浸漬して冷却。
試験片のサイズ:50mm×50mm×1mm(厚さ)
【0041】
(6)光沢度
光沢度はJIS K7105に準じ、60度鏡面光沢度を測定した。試験片は前記(5)項記載の方法に準じ作製したものを用いた。光沢度の数値が大きいほど、光沢が良いことを示す。
【0042】
(7)引張特性
ASTM D 882−91に準じ、引張弾性率、引張破断点強度及び引張破断点伸度を測定した。試験片の形状は10mm(横)×200mm(縦)×50μm(厚さ)の短冊状で、グリップ間距離125mm、試験速度12.5mm/minで行った。試験片は上記(5)項記載の方法と同様の方法で作製したものから切出し、常温で48時間以上、減圧乾燥したものを用いた。
【0043】
実施例1
高純度イオン交換水を沸騰させて得た脱気水(以下「脱気水」と略記する。)300gを攪拌しながら、これに1,6−デカンジカルボン酸300gを分散し、窒素ガス雰囲気下で50℃に保った後、1,6−ジアミノヘキサンの50重量%の水溶液を添加し、pH8.10となった時点で添加を中止して、1,6−ジアミノヘキサンと1,6−デカンジカルボン酸からなるナイロン塩(以下「6D塩」と略記する。)の50重量%の水溶液を得た。この水溶液0.28g、ε−カプロラクタム13.86gおよび脱気水0.597gを外径21mm、長さ200mmの試験管に仕込んだ。この試験管を圧力計,窒素導入口および放圧を備えた容量80mlの圧力容器に挿入した。圧力容器内を十分窒素置換してから、密閉状態で昇温し、240℃、圧力約8.3kgf/cm2Gで4時間、第一段階の重合を行い、プレポリマーを合成した。次に、この圧力容器のまま流水で冷却した後、圧力容器を開封して、プレポリマーの少量を取り、末端アミノ基濃度及び末端カルボキシ濃度を測定して、Mnを求めた。プレポリマーのMnは2500であった。その後、このプレポリマーを圧力計、窒素導入口および放圧口を備えた容量110mlのガラス製円筒容器に挿入し、容器内に100ml/minの流量の窒素ガスを流しながら270℃、大気圧下で4時間、第二段階の重合を行い、ポリアミド共重合体を得た。得られたポリアミド共重合体の諸物性を表1に示す。
【0044】
比較例1
原料としてε−カプロラクタム14.00gと脱気水0.737gだけを試験管に入れた以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表1に示す。
【0045】
比較例2
高純度イオン交換水を沸騰させて得た脱気水300gにブタンジオン酸300gを攪拌しながら分散し、窒素ガス雰囲気下で40℃に保った後、1,6−ジアミノヘキサンの50重量%の水溶液を添加し、PH7.50となった時点で添加を中止して、1,6−ジアミノヘキサンとブタンジオン酸からなるナイロン塩(以下「AH塩」と略記する。)の50重量%の水溶液を得た。この水溶液を攪拌しながら60℃に保ち、この水溶液の2倍量以上のメタノールを注ぎ入れた後、冷却して、AH塩を再結晶化させた。析出したAH塩の結晶は白色板状であった。これを濾別して得たAH塩結晶を60℃で3日間真空乾燥した。
AH塩0.14g、ε−カプロラクタム13.86gおよび脱気水0.737gを使用し、第二段階の重合時間を2時間にした以外は実施例1と同様の方法で実施した。プレポリマーの数平均分子量は3800であった。得られたポリマーの諸物性を表1に示す。
【0046】
実施例2
6D塩の50重量%の水溶液1.40g、ε−カプロラクタム13.30gおよび脱気水0.037gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。
プレポリマーのMnは2370であった。得られたポリマーの諸物性を表2に示す。
【0047】
実施例3
6D塩の50重量%の水溶液2.80gとε−カプロラクタム12.60gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。プレポリマーの数平均分子量は2300であった。得られたポリマーの諸物性を表2に示す。
【0048】
比較例3
AH塩1.40g、ε−カプロラクタム12.60gおよび脱気水0.737gを使用し、第二段階の重合時間を2時間にした以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表2に示す。
【0049】
実施例4
6D塩の50重量%の水溶液5.60gとε−カプロラクタム11.20gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表2に示す。
【0050】
比較例4
6D塩の50重量%の水溶液8.4gとε−カプロラクタム9.80gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表3に示す。
【0051】
実施例5
6D塩の50重量%の水溶液2.24g、AH塩0.56gとε−カプロラクタム12.6gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表3に示す。
【0052】
実施例6
6D塩の50重量%の水溶液1.68g、AH塩1.12gとε−カプロラクタム12.6gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表3に示す。
【0053】
実施例7
8−エチルオクタデカンジオン酸1.12g、1,6−ジアミノヘキサン0.38g、ε−カプロラクタム13.5gおよび水1gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表3に示す。
【0054】
8,13−ジメチルエイコサジオン酸1.14g、1,6−ジアミノヘキサン0.36g、ε−カプロラクタム13.5g及び水1gを使用した以外は実施例1と同様の方法で実施した。得られたポリマーの諸物性を表3に示す。
【0055】
【表1】
Figure 0004154803
【0056】
【表2】
Figure 0004154803
【0057】
【表3】
Figure 0004154803
【0058】
【表4】
Figure 0004154803
【0059】
【発明の効果】
(A)ジカルボン酸成分中の5〜100重量%が炭素数が6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸であるジカルボン酸からなる単位、
(B)ジアミンからなる単位及び、
(C)脂肪族ポリアミドを形成する単位
とを含むポリアミド共重合体であって、(C)の脂肪族ポリアミドを形成する単位が該ポリアミド共重合体の75〜99.9重量%であるポリアミド共重合体は光学的性質及び機械的性質が良好である。

Claims (3)

  1. (A)ジカルボン酸中の5〜100重量%が炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸であるジカルボン酸からなる単位、(B)ジアミンからなる単位及び、(C)脂肪族ポリアミドを形成する単位とを含むポリアミド共重合体であって、
    上記(C)の脂肪族ポリアミドを形成する単位が該ポリアミド共重合体の75〜99.9重量%であり、
    上記(A)のジカルボン酸中の5〜100重量%が1,6−デカンジカルボン酸からなる単位であり、
    第一段階の重合で数平均分子量が800〜5,000の上記のポリアミド共重合体のプレポリマーを製造し、第二段階の重合で高分子量化して、数平均分子量が7,000〜50,000のポリアミド共重合体を製造することを特徴とするポリアミド共重合体。
  2. (A)ジカルボン酸中の5〜100重量%が炭素数6〜22の分岐型飽和ジカルボン酸であるジカルボン酸からなる単位、(B)ジアミンからなる単位及び、(C)脂肪族ポリアミドを形成する単位とを含むポリアミド共重合体であって、(C)の脂肪族ポリアミドを形成する単位が該ポリアミド共重合体の75〜99.9重量%であり、
    上記(A)のジカルボン酸中の5〜100重量%が1,6−デカンジカルボン酸からなる単位であり、
    第一段階の重合で数平均分子量が800〜5,000の上記のポリアミド共重合体のプレポリマーを製造し、第二段階の重合で高分子量化して、数平均分子量が7,000〜50,000のポリアミド共重合体を製造することを特徴とするポリアミド共重合体の製造法。
  3. 請求項1のポリアミド共重合体又は請求項記載の製造法から得られるポリアミド共重合体から製造されるモノフィラメント、繊維、フィルム又は成形品。
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