JPH11286247A - 車載光通信装置の取付機構及びその取付方法 - Google Patents

車載光通信装置の取付機構及びその取付方法

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JPH11286247A
JPH11286247A JP10089865A JP8986598A JPH11286247A JP H11286247 A JPH11286247 A JP H11286247A JP 10089865 A JP10089865 A JP 10089865A JP 8986598 A JP8986598 A JP 8986598A JP H11286247 A JPH11286247 A JP H11286247A
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JP
Japan
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communication device
optical communication
vehicle
opening wall
vehicle optical
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JP10089865A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Minami
信行 南
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載光通信装置のフロントガラスへの写り込
みを防ぐ。 【解決手段】 デフロスタノズル1の間口部2を形成す
るための開口壁3,4に高低差を設け、室内側の後ろ側
開口壁4の上端点の位置を、フロントガラスFg等に近
い側の前側開口壁3の上端点よりも高くすることで、光
学フィルタ7を運転者の視界から隠すとともに、車載光
通信装置5のフロントガラスFgへの写り込み位置をフ
ロントガラスFgの下部に下げ、視界外にし、運転者に
とって煩わしさを感じることがなくなり、運転者の安全
確認に対する集中力を増進させ得、また、室内のフロン
トガラスFg周囲の意匠性を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車外との間で光
通信を行うよう光学素子が内蔵された車載光通信装置を
自動車窓部に取り付ける取付機構及びその取付方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の世界的潮流である次世代交通シス
テムの第一歩として、我国でも、日本道路交通情報セン
ターが管理する情報をほぼリアルタイムで各ドライバー
へ伝え、それを有効利用することで、慢性化する交通渋
滞によって生じる経済的損失や交通事故の軽減を目的と
した道路交通情報通信システム(VICS)が利用され
ている。このVICSは、光ビーコンまたは電波ビーコ
ン方式の無線通信システムや広域のFM多重放送を利用
して、駐車場情報、渋滞情報、見えるラジオ及び天気予
報等の各種情報を自動車の運転手たちに提供するもので
ある。このVICSのうち、特に主として市街地等の一
般道においては、建造物や道路上の信号機に取付けられ
た固定側光送受信機との間で離れた空間を通じて光信号
を送受信するための光ビーコン送受信装置としての車載
光通信装置が機能することとなる。
【0003】このような車載光通信装置は、自動車のフ
ロントパネルの直下、即ち室内前部に設けられたインス
トゥルメントパネル上のセイフティパッドの上面の任意
の位置に両面粘着テープ等で貼り付け固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車載光
通信装置をフロントガラスの下端部付近に設置する場
合、車載光通信装置の外観がフロントガラスに写り込
み、運転者にとって煩わしさを感じることがある。加え
て、室内のフロントガラス周囲の意匠性を低下させる要
因ともなっていた。特に、安全、円滑、快適な次世代知
的道路情報システム(ITS)を拡張的に設置するよう
な場合に、各種機器の設置数が増大することが予想され
る現状では、従来のインストゥルメントパネル上への設
置では意匠性が著しく悪化することとなりかねない。
【0005】また、セイフティパッド上の任意の位置に
設置できるものであるため、取付位置を予め厳密に限定
することができない。さらには、任意の設置場所への設
置後においても、セイフティパッドの上面が直接接触可
能な場所であることから、人体の接触など外圧による車
載光通信装置の欠落、傾き等が発生しやすく、安定した
通信性能を得る上で障害が多い。これらのことから、車
載光通信装置内の受発光素子の光指向角度を限定して設
計することができず、したがって通信レベルの設計上、
予め取り付け角度誤差に対するマージンを必要としてい
た。その結果、消費電力を多く必要とすることとなって
いた。
【0006】そこで、この発明の課題は、フロントガラ
スへの写り込みやその周辺の意匠性の悪化を防止すると
共に、内部の受発光素子の取り付け角度誤差に対するマ
ージンを必要とせずに済む車載光通信装置の取付機構及
びその取付方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、車外との間で光通信を行うよ
う光学素子が内蔵された車載光通信装置を自動車窓部に
取り付ける取付機構であって、前記自動車窓部の下端部
近傍に設置されたデフロスタノズルの間口部を挟んで対
向配置される一対の開口壁のうち、室内側に配置される
後ろ側開口壁の上端点の位置が、前記自動車窓部に近い
側の前側開口壁の上端点よりも高く設定され、前記後ろ
側開口壁において前記前側開口壁の上端点よりも高い位
置に透光窓が形成され、前記車載光通信装置内の前記光
学素子を前記透光窓に臨ませるよう前記車載光通信装置
を後ろ側開口壁内の唯一の位置に位置決め固定する位置
決め手段が設けられたものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記車載光通信
装置内の光学素子は、可視光以外の波長領域の光の受光
特性または発光特性を有し、前記透光窓に、可視光を遮
断する光学フィルタが嵌入されたものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記位置決め手
段によって、前記車載光通信装置内の前記光学素子を前
記透光窓に臨ませるよう、前記車載光通信装置を唯一の
位置に位置決め固定するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る車載光通信装置が自動車内に取り付けられた状態
を示す断面図、図2は自動車の外観から見た車載光通信
装置の取付位置を示す斜視図、図3は同じくその正面図
である。
【0011】この実施の形態においては、図1ないし図
3の如く、フロントガラスFgの下端部近傍に設置され
たフロントデフロスタにおいて、デフロスタノズル1の
間口部2を形成するための開口壁3,4に高低差を設
け、即ち、室内側(運転席側)の後ろ側開口壁4の上端
点の位置を、フロントガラスFgに近い側の前側開口壁
3の上端点よりも高く設定しておき、後ろ側開口壁4に
光ビーコン送受信装置等の車載光通信装置5を内蔵して
フロントガラスFgに対向配置することで、フロントガ
ラスFgにおける車載光通信装置5の写り込みを後ろ側
開口壁4で隠すようになっている。
【0012】デフロスタノズル1の間口部2の前側開口
壁3は、フロントガラスFgに固定された枠体3aに一
体的に形成され、図示しないデフロスタ通気路の壁面に
接続される。また、前側開口壁3が形成された枠体3a
には、デフロスタノズル1の周囲部を通じてインストゥ
ルメントパネル上のセイフティパッド4aが一体的に連
結形成されており、このセイフティパッド4aに連接さ
れたデフロスタノズル1の後ろ側開口壁4が、図示しな
いデフロスタ通気路の壁面に接続されている。そして、
この後ろ側開口壁4には、前側開口壁3の上端点よりも
高い位置において透光窓6が形成されている。この透光
窓6には、可視光を遮断するための光学フィルタ7が嵌
装される。
【0013】車載光通信装置5は、例えば赤外線発光素
子または赤外線受光素子あるいはこれらの両方を含む光
学素子8がプリント配線基板9上に搭載され、さらに透
光性の保護ケース10内に収納されて構成されるもの
で、保護ケース10の縁部に突設部11が一体的に形成
されており、この突設部11内にはネジ孔12が穿設さ
れている。また、先述の後ろ側開口壁4及びセイフティ
パッド4aには、ネジ孔12に対応するボス13が形成
されており、このボス13とネジ孔12とがネジ14
(固定手段)により固定されることで、車載光通信装置
5がフロントガラスFg及びデフロスタノズル1周辺に
対して位置決めされる。即ち、車載光通信装置5の突設
部11、後ろ側開口壁4及びセイフティパッド4aのボ
ス13、及びネジ14は、車載光通信装置5を自動車内
の唯一の位置に位置決めする位置決め手段として機能す
る。
【0014】上記構成の車載光通信装置において、車外
の建造物や道路上の信号機に取付けられた固定側光送受
信機との間で光信号を送受信する場合、後ろ側開口壁4
の内側に内蔵された車載光通信装置5内の光学素子8を
通じて送受信を行う。
【0015】この際、デフロスタノズル1の間口部2を
形成するための開口壁3,4に高低差を設けており、室
内側(運転席側)の後ろ側開口壁4の上端点の位置が、
フロントガラスFgに近い側の前側開口壁3の上端点よ
りも高くなっているので、光学フィルタ7を運転者の視
界から隠すとともに、車載光通信装置5がフロントガラ
スFgに写り込んでも、その写り込み位置をフロントガ
ラスFgの下部に下げることにより視界外にすることが
できる。したがって、運転者にとって煩わしさを感じる
ことがなくなり、運転者の安全確認に対する集中力を増
進させ得るとともに、室内のフロントガラス周囲の意匠
性を低下させることを防止できる。
【0016】また、車載光通信装置5の突設部11、後
ろ側開口壁4及びセイフティパッド4aのボス13、及
びネジ14からなる位置決め手段により、車載光通信装
置5を自動車内の唯一の位置に位置決めしているので、
車載光通信装置内の光学素子8の光指向角度を限定して
設計することができ、したがって通信レベルの設計上、
予め取り付け角度誤差に対するマージンを必要とせずに
済み、消費電力を低減できるという利点がある。
【0017】尚、上記の実施の形態の車載光通信装置に
おいて、車載光通信装置5を自動車内で位置決めする位
置決め手段を、車載光通信装置5の突設部11と、後ろ
側開口壁4及びセイフティパッド4aのボス13と、ネ
ジ14とで構成していたが、その他、係合爪等により係
合するように、車載光通信装置5を自動車内の唯一の位
置に位置決めするような位置決め手段であればどのよう
なものを適用しても良い。
【0018】また、上記実施の形態では、フロントガラ
スFg直下のフロントデフロスタノズル1についてのみ
説明したが、サイドガラス直下のサイドデフロスタノズ
ルについて適用してもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、デフロスタノズルの
間口部を形成するための開口壁に高低差を設け、室内側
の後ろ側開口壁の上端点の位置が、自動車窓部に近い側
の前側開口壁の上端点よりも高くなっているので、光学
フィルタを運転者の視界から隠すとともに、車載光通信
装置がフロントガラスに写り込んでも、その写り込み位
置をフロントガラスの下部に下げることにより視界外に
することができる。したがって、運転者にとって煩わし
さを感じることがなくなり、運転者の安全確認に対する
集中力を増進させ得るとともに、室内の自動車窓部周囲
の意匠性を低下させることを防止できる。
【0020】また、位置決め手段により車載光通信装置
を自動車内の唯一の位置に位置決めしているので、車載
光通信装置内の受発光素子の光指向角度を限定して設計
することができ、したがって通信レベルの設計上、予め
取り付け角度誤差に対するマージンを必要とせずに済
み、消費電力を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る車載光通信装
置の取付機構を示す断面図である。
【図2】自動車の外観から見た車載光通信装置の取付位
置を示す斜視図である。
【図3】自動車の外観から見た車載光通信装置の取付位
置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 デフロスタノズル 2 間口部 3 前側開口壁 4 後ろ側開口壁 4a セイフティパッド 5 車載光通信装置 6 透光窓 7 光学フィルタ 8 光学素子 11 突設部 12 ネジ孔 13 ボス 14 ネジ Fg フロントガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/105 H04B 9/00 R 10/10 // H01Q 23/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車外との間で光通信を行うよう光学素子
    が内蔵された車載光通信装置を自動車窓部に取り付ける
    取付機構であって、 前記自動車窓部の下端部近傍に設置されたデフロスタノ
    ズルの間口部を挟んで対向配置される一対の開口壁のう
    ち、室内側に配置される後ろ側開口壁の上端点の位置
    が、前記自動車窓部に近い側の前側開口壁の上端点より
    も高く設定され、 前記後ろ側開口壁において前記前側開口壁の上端点より
    も高い位置に透光窓が形成され、 前記車載光通信装置内の前記光学素子を前記透光窓に臨
    ませるよう前記車載光通信装置を後ろ側開口壁内の唯一
    の位置に位置決め固定する位置決め手段が設けられたこ
    とを特徴とする車載光通信装置の取付機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載光通信装置の取付
    機構であって、 前記車載光通信装置内の光学素子は、可視光以外の波長
    領域の光の受光特性または発光特性を有し、 前記透光窓に、可視光を遮断する光学フィルタが嵌入さ
    れたことを特徴とする車載光通信装置の取付機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車載光
    通信装置の取付機構を用いた車載光通信装置の取付方法
    であって、前記位置決め手段によって、前記車載光通信
    装置内の前記光学素子を前記透光窓に臨ませるよう、前
    記車載光通信装置を唯一の位置に位置決め固定する車載
    光通信装置の取付方法。
JP10089865A 1998-04-02 1998-04-02 車載光通信装置の取付機構及びその取付方法 Pending JPH11286247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272821A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Keiyo Engineering:Kk 地上デジタル放送用車載平面アンテナ
JP2015146164A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 株式会社デンソー 車載用光送受信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272821A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Keiyo Engineering:Kk 地上デジタル放送用車載平面アンテナ
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