JP2003306078A - Vics対応アウタミラー装置 - Google Patents

Vics対応アウタミラー装置

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JP2003306078A
JP2003306078A JP2002110368A JP2002110368A JP2003306078A JP 2003306078 A JP2003306078 A JP 2003306078A JP 2002110368 A JP2002110368 A JP 2002110368A JP 2002110368 A JP2002110368 A JP 2002110368A JP 2003306078 A JP2003306078 A JP 2003306078A
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light
vics
outer mirror
optical beacon
beacon transmission
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JP2002110368A
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Seiya Nakano
勢也 中野
Hidenori Satou
英法 佐藤
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Murakami Corp
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Murakami Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインカー機能を発揮できると共に、光ビー
コン送受信部の本来の機能を維持することができ、しか
もアウタミラーの美観を維持することができるVICS
対応アウタミラー装置を提供する。 【解決手段】 ミラーボディ2に光拡散窓部2B1およ
び光ビーコン透過窓部2B2が連続して形成され、そこ
に単一の透光カバー4が装着される。自動車のウインカ
ー操作に連動して点滅する各発光ダイオードの点灯光が
光拡散窓部2B1に装着された透光カバー4の光拡散部
4Aを通してミラーボディ2の前方から見える。また、
光ビーコン透過窓部2B2に装着された透光カバー4の
光ビーコン透過部4Bを透過することにより、道路交通
情報通信システムの光ビーコンとアウタミラーに内蔵さ
れた光ビーコン送受信部との間でVICS信号が確実に
送受信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア等に
付設されるアウタミラー装置に関し、詳しくは、道路交
通情報通信システム(VICS)との情報通信機能およ
びウインカー機能を有するVICS対応アウタミラー装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、道路交通の円滑化、安全性の向上
などを目的として、車両に的確な道路交通情報をリアル
タイムで提供する道路交通情報通信システムが開発され
ており、高速道路や主要幹線道路を中心とした一部の道
路では既に実用段階に入っている。この道路交通情報通
信システムは、VICS(Vehicle Information and Co
mmunication System)と略称されており、道路交通情報
は、例えば高速道路に設置された電波ビーコンや幹線道
路に設置された光ビーコンからVICS信号として提供
されている。これに対応して、車両にはVICS信号を
受信する電波ビーコンアンテナやVICS信号を送受信
する光ビーコン送受信部を備えた画像・音声の送受信装
置が搭載される。この場合、前記電波ビーコンアンテナ
や光ビーコン送受信部は、通常、VICS信号を受信可
能なフロントガラスの近傍のダッシュボード上に配置さ
れる。
【0003】ところで、車両のフロントガラスには、車
両運転中の携帯電話の使用を防止する目的で、車外から
の電波を遮断するシールド加工が施されることがある。
しかしながら、このような車両では、800MHzの周
波数帯を使用する携帯電話ばかりでなく、2.5GHz
の周波数帯を使用する電波ビーコンアンテナも受信不能
となってしまう。そこで、フロントガラスがシールド加
工された車両に対する対策として、電波ビーコンアンテ
ナを車両のドアミラーに内蔵させる技術が提案されてい
る(特開2001−16016号公報参照)。
【0004】一方、車両の方向指示器であるウインカー
は、車両のコーナ部付近に配置されているものの、一般
にバンパー付近の低い位置に配置されているため、交通
量の多い交差点などでは他の車両に隠れて見え難いこと
が指摘されている。また、夜間などに点灯して車両の幅
を示す車幅ランプは、左右のドアミラーより内側の車両
のコーナ部に配置されており、車両の実際の最大幅を示
すことができないことも指摘されている。そこで、この
ような問題を解消するため、ウインカーおよび車幅ラン
プの機能を有する発光部をドアミラーに内蔵させる技術
も提案されている(特開平9−323584号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、幹線道路に
設置された光ビーコンとの間でVICS信号を送受信す
るためにダッシュボード上に配置された光ビーコン送受
信部は、フロントガラスが熱線吸収ガラスや赤外線吸収
ガラスで構成されている場合、受信感度が低下してVI
CS信号を正確に送受信できなくなる虞がある。この対
策として、光ビーコン送受信部をドアミラー等のアウタ
ミラーに内蔵させることが考えられるが、この場合、ア
ウタミラーのボディには光ビーコンの透過窓を開口させ
る必要がある。しかしながら、このような透過窓をアウ
タミラーのボディに開口させると、塵埃や雨水がボディ
の内部に浸入するばかりか、アウタミラーの美観が損な
われる虞がある。
【0006】一方、このように光ビーコン送受信部を内
蔵させたアウタミラーに対し、さらにウインカー機能を
有する発光部を内蔵させると、発光部の点灯光が光ビー
コン送受信部に回り込んでVICS信号に混信し、光ビ
ーコン送受信部の機能が低下する虞がある。
【0007】そこで、本発明は、ウインカー機能を発揮
できると共に、光ビーコン送受信部の本来の機能を維持
することができ、しかもアウタミラーの美観を維持する
ことができるVICS対応アウタミラー装置を提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する手
段として、請求項1に記載の発明は、車両のウインカー
操作に連動して点滅する発光部および道路交通情報通信
システムに対応した少なくとも光ビーコン送受信部を内
蔵するアウタミラー装置であって、ミラーボディまたは
ミラーカバーには、前記発光部に対面する光拡散窓と前
記光ビーコン送受信部に対面する光ビーコン透過窓とが
連続して形成されており、これらの光拡散窓および光ビ
ーコン透過窓に透光性を有する単一の透光カバーが装着
されていることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明では、車両のウイン
カー操作に連動して点滅する発光部の点灯光がミラーボ
ディまたはミラーカバーの光拡散窓に装着された透光カ
バーを通してアウタミラーの前方から見える。また、道
路交通情報通信システムの光ビーコンとアウタミラーに
内蔵された光ビーコン送受信部との間でVICS信号が
ミラーボディまたはミラーカバーの光ビーコン透過窓に
装着された透光カバーを通して確実に送受信される。そ
して、この発明では、ミラーボディまたはミラーカバー
に光拡散窓および光ビーコン透過窓が連続して形成さ
れ、しかも、単一の透光カバーが装着される構造が採用
されているため、アウタミラーとしての美観が維持され
ると共に、光拡散窓および光ビーコン透過窓を個別に形
成してそれぞれ専用の透光カバーを装着する構造に較
べ、構造が簡単であり、部品点数も削減される。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明であって、前記発光部と光ビーコン送受信部との
間に遮光板が設けられていることを特徴とする。この請
求項2の発明では、光ビーコン送受信部がVICS信号
を送受信する際に発光部が点灯していても、その点灯光
は遮光板に遮られて光ビーコン送受信部へ回り込まない
ため、VICS信号への混信が回避される。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のVICS対応アウタミラー装置であっ
て、前記発光部の点灯回路として、前記光ビーコン送受
信部の送受信に基づく制御信号を入力することにより発
光部の点灯を一時中断させる機能を備えた点灯回路が設
けられていることを特徴とする。この請求項3の発明で
は、発光部の点灯中に光ビーコン送受信部がVICS信
号を送受信すると、この送受信に基づく制御信号が出力
されて発光部の点灯が一時中断されるため、VICS信
号への混信が回避される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るVICS対応アウタミラー装置の実施の形態を説明す
る。参照する図面において、図1は一実施形態に係るV
ICS対応アウタミラー装置の要部の概略構造を示す分
解斜視図、図2は図1に示した回路基板の前側の斜視図
である。
【0013】図1に示すように、一実施形態に係るVI
CS対応アウタミラー装置は、図示しない自動車のサイ
ドドアに固定されるミラーベース1と、このミラーベー
ス1に対して略垂直な軸回りに回動自在に支持されたミ
ラーボディ2とを備えるドアミラー装置として構成され
ている。
【0014】前記ミラーボディ2の手前側の後部にはミ
ラー板3が装着される開口部2Aが形成されており、反
対側の前部には透光カバー4が装着される窓2Bが形成
されている。そして、このようなミラーボディ2には、
図示しない自動車側でのウインカー操作に連動して点滅
する発光部および道路交通情報通信システムに対応した
光ビーコン送受信部を備える回路基板5が防水ケース6
に収容された状態で内蔵されている。
【0015】図2に示すように、前記回路基板5の前面
には、これを左右に区画する遮光板5Aが突設されてい
る。そして、この遮光板5Aの片側部分には、前記発光
部としての複数の発光ダイオード5Bが配設されてい
る。また、遮光板5Aの反対側の部分には、前記の光ビ
ーコン送受信部5C、電波ビーコンアンテナ5D、コネ
クタハウジング5Eが配設されている。このコネクタハ
ウジング5Eには、図示しない自動車側への配線ケーブ
ルであるワイヤハーネス7の一端部に固定されたコネク
タプラグ7Aが接続される。
【0016】図1に示すように、前記ミラーボディ2の
窓2Bは、前記回路基板5の各発光ダイオード5Bに対
面する光拡散窓部2B1と、光ビーコン送受信部5Cに
対面する光ビーコン透過窓部2B2とが左右に連続した
横長に形成されている。これに対応して、前記窓2Bの
内周縁部に接着固定される透光カバー4も各発光ダイオ
ード5Bに対面する光拡散部4Aと、光ビーコン送受信
部5Cに対面する光ビーコン透過部4Bとが左右に連続
した横長に形成されている。そして、この透光カバー4
の内面には、光拡散部4Aと光ビーコン透過部4Bとを
仕切る遮光板4Cが突設されている。この遮光板4C
は、前記回路基板5の遮光板5Aに当接して前後方向に
連続する。
【0017】前記透光カバー4の光拡散部4Aおよび光
ビーコン透過部4Bは、可視光線および赤外光線を透過
可能な透明または半透明の適宜の合成樹脂材料により一
体成形されている。また、前記遮光板4Cは、可視光線
および赤外光線を遮光可能な黒色または暗色の適宜の合
成樹脂材料により前記光拡散部4Aおよび光ビーコン透
過部4Bと一体に2色成形されている。
【0018】前記防水ケース6は、適宜の合成樹脂材料
により前面側が開口したボックス状に形成されており、
その内部には、前記回路基板5がその4隅に形成された
ネジ挿通孔5Fに挿通される止ネジ8Aによって固定さ
れる。また、防水ケース6の側壁部分には、前記ワイヤ
ハーネス7の一端部のコネクタプラグ7Aが挿通される
円形穴6Aが形成されている。この円形穴6Aには、ワ
イヤハーネス7の一端部のコネクタプラグ7Aと他端部
のコネクタハウジング7Bとの間に装着されたシール用
の防水ゴムブッシュ7Cが嵌着される。
【0019】ここで、前記防水ケース6をミラーボディ
2に固定するための構造として、防水ケース6の底部の
4隅には止ネジ8B用のネジ挿通孔6Bが形成されてい
る。これに対応して、前記ミラーボディ2の窓2Bの周
囲の内面には、前記止ネジ8Bがねじ込まれる4個のボ
ス部2Cが突設されている。また、前記防水ケース6の
開口部の周囲の接合端面と前記ミラーボディ2の窓2B
の周囲の内面との間に挟持される横長の長方形状のOリ
ング9が設けられている。このOリング9は、前記防水
ケース6の接合端面に形成された図示しないOリング嵌
着溝に嵌着される。
【0020】このような構造により、防水ケース6の各
ネジ挿通孔6Bを通して各止ネジ8Bをミラーボディ2
の各ボス部2Cにねじ込むことで、防水ケース6がミラ
ーボディ2に固定される。そして、防水ケース6の開口
部の周囲の接合端面とミラーボディ2の窓2Bの周囲の
内面との間がOリング9によりシールされる。
【0021】ここで、図3に示すように、前記回路基板
5には、図示しない自動車側のウインカー操作に連動し
て各発光ダイオード5Bを点滅させる点灯回路として、
前記ウインカー操作のオン信号を入力して所定の基準パ
ルス信号(図4参照)を発生するウインカーパルス回路
5Gと、このウインカーパルス回路5Gからアンドゲー
ト5Hを介して基準パルス信号を入力し、この基準パル
ス信号に応じた所定のドライブパルス信号(図4参照)
を各発光ダイオード5Bに出力するウインカードライバ
ー5Jとが設けられている。
【0022】また、前記回路基板5には、VICS信号
の処理回路として、前記光ビーコン送受信部5Cに接続
されたVICS信号送受信回路5Kが設けられている。
このVICS信号送受信回路5Kは、光ビーコン送受信
部5CがVICS信号を送受信する際に特定の制御パル
ス信号をインバータ5Lに出力し、このインバータ5L
で反転された制御パルス信号の反転信号(図4参照)を
前記アンドゲート5Hに出力するように構成されてい
る。
【0023】以上のように構成された一実施形態のVI
CS対応アウタミラー装置では、図示しない自動車側の
ウインカーが操作されると、そのオン信号が図3に示す
ウインカーパルス回路5Gに出力される。そして、この
ウインカーパルス回路5Gがアンドゲート5Hを介して
ウインカードライバー5Jに所定の基準パルス信号(図
4参照)を出力することで、ウインカードライバー5J
が所定のドライブパルス信号(図4参照)を各発光ダイ
オード5Bに出力し、各発光ダイオード5Bが点滅す
る。これらの発光ダイオード5Bの点滅光は、図1に示
すミラーボディ2の光拡散窓部2B1に装着された透光
カバー4の光拡散部4Aを通してミラーボディ2の前方
に照射される。
【0024】すなわち、一実施形態のVICS対応アウ
タミラー装置では、その前方からウインカー操作に連動
して点滅する各発光ダイオード5Bの点滅光が見えるの
であり、図示しない自動車のバンパー付近に配置される
通常のウインカーより見易い高い位置でウインカー機能
を発揮する。
【0025】また、一実施形態のVICS対応アウタミ
ラー装置では、幹線道路等に設置された道路交通情報通
信システムの光ビーコンからVICS信号が送信されて
くると、このVICS信号は図1に示すミラーボディ2
の光ビーコン透過窓部2B2に装着された透光カバー4
の光ビーコン透過部4Bを通して回路基板5の光ビーコ
ン送受信部5Cに確実に受信される。光ビーコン送受信
部5Cが送信するVICS信号も反対の経路で道路交通
情報通信システムの光ビーコンに確実に送信される。
【0026】ここで、前記ミラーボディ2に内蔵された
光ビーコン送受信部5CがVICS信号を送受信する際
に前記各発光ダイオード5Bが点灯していても、その点
灯光は回路基板5の遮光板5Aおよび透光カバー4の遮
光板4Cに遮られるため、図2に示す光ビーコン送受信
部5Cへ回り込むことがない。従って、各発光ダイオー
ド5Bの点灯光によるVICS信号への混信が回避さ
れ、光ビーコン送受信部5Cは本来の機能を維持して良
好な感度でVICS信号を送受信できる。
【0027】加えて、前記のように各発光ダイオード5
Bが点滅している最中に光ビーコン送受信部5CがVI
CS信号を送受信すると、図3に示すVICS信号送受
信回路5Kが特定の制御パルス信号をインバータ5Lに
出力し、インバータ5Lがその反転信号(図4参照)を
アンドゲート5Hに出力する。このため、アンドゲート
5Hは、ウインカーパルス回路5Gから入力した基準パ
ルス信号(図4参照)と、インバータ5Lから入力した
反転信号(図4参照)とを加算した信号をウインカード
ライバー5Jに出力する。その結果、ウインカードライ
バー5Jは、図4に示すように、反転信号が出力されて
いる微小時間tの間だけオフとなるドライブパルス信号
を各発光ダイオード5Bに出力する。
【0028】すなわち、一実施形態のVICS対応アウ
タミラー装置では、光ビーコン送受信部5CがVICS
信号を送受信している微小時間tの間だけ、各発光ダイ
オード5Bの点灯が一時中断される。従って、各発光ダ
イオード5Bの点灯光によるVICS信号への混信が回
避され、光ビーコン送受信部5Cは一層良好な感度でV
ICS信号を送受信できる。
【0029】ここで、一実施形態のVICS対応アウタ
ミラー装置を構造的にみると、ミラーボディ2に光拡散
窓部2B1および光ビーコン透過窓部2B2が連続して
形成され、しかも、単一の透光カバー4が装着される構
造とされている。このため、アウタミラーとしての美観
を維持することができると共に、光拡散窓部2B1およ
び光ビーコン透過窓部2B2をミラーボディ2に個別に
形成してそれぞれ専用の透光カバーを装着する構造に較
べ、構造が簡単であり、部品点数も削減することがで
き、コストダウンの効果が得られる。
【0030】図5は、本発明の他の実施形態に係るVI
CS対応アウタミラー装置の要部の概略構造を図1に対
応した分解斜視図として示している。このVICS対応
アウタミラー装置は、図1に示したVICS対応アウタ
ミラー装置のミラーボディ2の前部が別部材のミラーカ
バー10で構成されたものである。
【0031】図5に示すように、前記ミラーカバー10
には、図1に示した窓2B、光拡散窓部2B1、光ビー
コン透過窓部2B2および各ボス部2Cに対応する窓1
0A、光拡散窓部10A1、光ビーコン透過窓部10A
2および各ボス部10Bが形成されている。その他の構
造部分は図1に示したVICS対応アウタミラー装置と
同様に構成されているため、その詳細な説明は省略す
る。このような構造の他の実施形態のVICS対応アウ
タミラー装置も図1に示した一実施形態のVICS対応
アウタミラー装置と同様の作用効果を奏する。
【0032】なお、本発明のVICS対応アウタミラー
装置において、図1および図5に示した透光カバー4の
光拡散部4Aの内面には、各発光ダイオード5Bの点灯
光を拡散させるレンズ部を形成し、あるいは、このよう
なレンズ機能を有する特定のフィルムを貼設するのが好
ましい。この場合、各発光ダイオード5Bの点灯光が光
拡散部4Aを通して外部に拡散するため、ウインカーと
しての視認性が向上する。
【0033】また、透光カバー4の光ビーコン導入部4
Bの内面には、赤外線を透過させ、可視光線は透過させ
ない特性の赤外線透過フィルムを貼設し、あるいは、こ
のような特性を有する多層膜をコーティングするのが好
ましい。この場合、光ビーコン導入部4Bの内側にある
光ビーコンアンテナ5Cやコネクタハウジング5Dなど
の内部構造がミラーボディ2の外部から見えないため、
ミラーボディ2の外観が向上する。
【0034】さらに、前記の各発光ダイオード5Bは、
図示しない自動車側の車幅灯の点灯に連動して連続点灯
するように構成してもよい。この場合、自動車側の車幅
灯より左右外側に位置する左右のVICS対応アウタミ
ラー装置が実質上の車幅灯として機能する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に記載の
発明では、車両のウインカー操作に連動して点滅する発
光部の点灯光がミラーボディまたはミラーカバーの光拡
散窓に装着された透光カバーを通してアウタミラーの前
方から見える。また、道路交通情報通信システムの光ビ
ーコンとアウタミラーに内蔵された光ビーコン送受信部
との間でVICS信号がミラーボディまたはミラーカバ
ーの光ビーコン透過窓に装着された透光カバーを通して
確実に送受信される。従って、ウインカー機能を発揮で
きると共に、光ビーコン送受信部の本来の機能を維持す
ることができる。
【0036】また、ミラーボディまたはミラーカバーに
光拡散窓および光ビーコン透過窓が連続して形成され、
しかも、単一の透光カバーが装着される構造が採用され
ているため、アウタミラーとしての美観を維持すること
ができると共に、光拡散窓および光ビーコン透過窓を個
別に形成してそれぞれ専用の透光カバーを装着する構造
に較べ、構造が簡単であり、部品点数も削減することが
でき、コストダウンの効果が得られる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、光ビーコ
ン送受信部がVICS信号を送受信する際に発光部が点
灯していても、その点灯光は遮光板に遮られて光ビーコ
ン送受信部へ回り込まないため、VICS信号への混信
が回避される。従って、光ビーコン送受信部の感度の低
下を防止でき、光ビーコン送受信部の本来の機能を維持
することができる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、発光部の
点灯中に光ビーコン送受信部がVICS信号を送受信す
ると、制御信号が出力されて発光部の点灯が一時中断さ
れるため、VICS信号への混信が確実に回避される。
従って、光ビーコン送受信部の感度の低下を確実に防止
でき、光ビーコン送受信部の本来の機能を確実に維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るVICS対応アウタ
ミラー装置の要部の概略構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示した回路基板の前側の斜視図である。
【図3】図2に示した回路基板に設けられる点灯回路の
ブロック図である。
【図4】図3に示した点灯回路のウインカードライバへ
入力されるパルス信号の波形図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係るVICS対応アウ
タミラー装置の要部の概略構造を示す図1に対応した分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 :ミラーベース 2 :ミラーボディ 2A:開口部 2B,10A:窓 2B1,10A1:光拡散窓部 2B2,10A2:光ビーコン導入窓部 2C,10B:ボス部 3 :ミラー板 4 :透光カバー 4A:光拡散部 4B:光ビーコン透過部 4C:遮光板 5 :回路基板 5A:遮光板 5B:発光ダイオード(発光部) 5C:光ビーコン送受信部 5D:電波ビーコンアンテナ 5E:コネクタハウジング 5F:ネジ挿通孔 5G:ウインカーパルス回路 5H:アンドゲート 5J:ウインカードライバー 5K:VICS信号送受信回路 5L:インバータ 6 :防水ケース 7 :ワイヤハーネス 7A:コネクタプラグ 7B:コネクタハウジング 7C:防水ゴムブッシュ 9 :Oリング 10 :ミラーカバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウインカー操作に連動して点滅す
    る発光部および道路交通情報通信システムに対応した少
    なくとも光ビーコン送受信部を内蔵するアウタミラー装
    置であって、ミラーボディまたはミラーカバーには、前
    記発光部に対面する光拡散窓と前記光ビーコン送受信部
    に対面する光ビーコン透過窓とが連続して形成されてお
    り、これらの光拡散窓および光ビーコン透過窓に透光性
    を有する単一の透光カバーが装着されていることを特徴
    とするVICS対応アウタミラー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のVICS対応アウタミ
    ラー装置であって、前記発光部と光ビーコン送受信部と
    の間に遮光板が設けられていることを特徴とするVIC
    S対応アウタミラー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のVIC
    S対応アウタミラー装置であって、前記発光部の点灯回
    路として、前記光ビーコン送受信部の送受信に基づく制
    御信号を入力することにより発光部の点灯を一時中断さ
    せる機能を備えた点灯回路が設けられていることを特徴
    とするVICS対応アウタミラー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016004545A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 住友電工システムソリューション株式会社 光ビーコン
JP2017123417A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 住友電装株式会社 光ビーコン車載機
JP2017147671A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 住友電装株式会社 光ビーコン車載機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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