JPH11285147A - 避雷装置 - Google Patents

避雷装置

Info

Publication number
JPH11285147A
JPH11285147A JP8200598A JP8200598A JPH11285147A JP H11285147 A JPH11285147 A JP H11285147A JP 8200598 A JP8200598 A JP 8200598A JP 8200598 A JP8200598 A JP 8200598A JP H11285147 A JPH11285147 A JP H11285147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
diode
power supply
primary
lightning arrester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8200598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3401707B2 (ja
Inventor
Takahiro Nakano
隆廣 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP08200598A priority Critical patent/JP3401707B2/ja
Publication of JPH11285147A publication Critical patent/JPH11285147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3401707B2 publication Critical patent/JP3401707B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により電気機器を落雷被害から防
止できるうえ、電気回路に発生するノイズをも低減し得
る避雷装置を提供する。 【解決手段】 高電圧を発生する1次側回路Aに接続さ
れた1次側導体6aと、高電圧を吸収する2次側回路B
に接続された2次側導体6bとを互いに離間して配置
し、その離間部を放電ギャップ6として用いる避雷装置
5を構成する場合において、前記2次側導体6bにダイ
オード7のアノードを接続する一方、前記2次側回路B
のグランド端E4に前記ダイオード7のカソードを接続
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体間で放電を生
じさせる避雷装置に係り、より詳細には、テレビジョン
受像機やテレビ一体型ビデオテープレコーダ(TVC
R)等の電気機器の落雷対策および電源回路のノイズ低
減を図る避雷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器の避雷装置としては、放電ギャ
ップを主体に各種製作されているが、発明者等は、図3
に示すようなキャプリスター10を用いるもの先に提案
した(特願平09−359115号公報参照)。このキ
ャプリスター10は、互いに離間した1次側および2次
側電極からなる放電ギャップ6に、抵抗8およびコンデ
ンサ9を並列に接続したCR複合部品であり、電源回路
の落雷対策用に製作されている。この避雷装置は、電源
回路側に発生するノイズを除去するために、さらにコン
デンサ11とフィルター12とを備えている。コンデン
サ11は、キャプリスター10の両端に並列接続し、ビ
ーズコアと称される2本のコイル12a,12bで形成
されたフィルター12は、前記キャプリスター10の一
端に直列接続してある。このように構成された避雷装置
を普及型のテレビに使用する場合は、図3に示した1次
電源側Aと2次電源側Bとの間に接続される。
【0003】すなわち、1次電源側Aの商用電源1は、
整流回路2に電流を供給し、この整流回路2で整流され
た電流がスイッチング電源回路3に供給される。そし
て、このスイッチング電源回路3からの出力電流は、各
負荷回路へと供給されるようになっている。また、テレ
ビのチユーナ4は、避雷装置を介して前記商用電源1側
に接続されているが、通常、避雷装置の放電ギャップ6
は非導通状態にあり、チユーナ4と商用電源1とは絶縁
されている。さらに、キャプリスター10とチューナ4
との間には、フィルター12を介設しているので、高周
波成分をカット可能となっている。なお、前記整流回路
2を構成するアースE1と、整流回路2とスイッチング
電源回路3との間にコンデンサCを介して接続されるア
ースE2とは、1次電源側Aのアースを意味し同電位と
なっている。また、スイッチング電源回路3を構成する
アースE3と、前記チユーナ4に設けられるアースE
4,E5とは、2次電源側Bのアースを意味し同電位で
ある。
【0004】上記構成により、落雷等によって高電圧が
アンテナ(図示省略)から前記チューナ4のアンテナ入
力端子4aに流入してきた場合に、このチューナ4と接
続された前記避雷装置の放電ギャップ6が放電により導
通し、商用電源1に高電圧を逃がすことにより、製品の
各負荷回路の破壊が防止されることになる。また、スイ
ッチング電源回路3の動作時に、正負極交互にスイッチ
ングすることで発生したノイズが、スイッチング電源回
路3のアースE3側からチユーナ4のアースE4側に流
入しても、フィルター12でカットされることにより負
荷回路側へ流入するのが低減されるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
避雷装置は、放電ギャップ6、抵抗8およびコンデンサ
9からなるキャプリスター10に、コンデンサ11およ
び2本のコイル12a,12bからなるフィルター12
を設けているので、部品点数がかなり多く複雑な回路構
成となっている。このため、前記電源回路への実装が設
計、製作上難しいものとなり、必然的に製作コスト高に
なるという欠点があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みて創案されたも
ので、簡単な構成により電気機器を落雷被害から防止で
きるうえ、電気回路に発生するノイズをも低減し得る避
雷装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のうち請求項1に記載の発明は、高電圧を発
生する1次側回路に接続された1次側導体と、高電圧を
吸収する2次側回路に接続された2次側導体とを互いに
離間して配置し、その離間部を放電ギャップとして用い
る避雷装置において、前記2次側導体にダイオードのア
ノードを接続する一方、前記2次側回路のグランド端に
前記ダイオードのカソードを接続したことを特徴とする
ものである。また、請求項2に記載の発明は、前記1次
側導体と2次側導体とに抵抗およびコンデンサを並列接
続して形成されたCR複合部品の一端に、ダイオードの
アノードを接続する一方、前記2次側回路のグランド端
に前記ダイオードのカソードを接続したことを特徴とす
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図示例を参照しながら説明する。図1は、本発明に
係る避雷装置をテレビに使用した例を示す電気回路図で
ある。この避雷装置5は、テレビやTVCR等のAV機
器に設けられて、これらAV機器を落雷による高電圧か
ら保護するとともに、電源回路で発生するノイズを低減
させる構成となっている。なお、この避雷装置5は、図
3に示すテレビの電気回路と同じく電源回路側に設ける
例について説明するものとし、同一部分には、同一符号
を付して詳細な説明は省略する。この避雷装置5は、放
電ギャップ6にダイオード7を接続したもので、電子回
路を構成するプリント基板上に実装するようになってい
る。
【0009】放電ギャップ6は、セラミックベース等の
誘電材料からなる誘電体の表面上に、導体である電極を
1対形成しており、1次側および2次側電極6a,6b
には図示しないプリント基板に接続するためのリード線
をそれぞれ接合してある。この実施の形態では、アメリ
カ合衆国のUL(Underwriters Laboratories )規格に
も適合するように、放電ギャップ6の電極6a,6b間
の間隙について、テレビ用では1.6mmとし、二重絶
縁が必要なTVCRは2.6mmとしている。このUL
規格は、安全性を確保するために導体間の放電電圧を
1.3KVとしているので、テレビを含み他の電気機器
に採用する場合も、2〜3KVで導体間が導通しないよ
うに製作するのが好ましい。
【0010】ダイオード7は、シリコン材からなるシリ
コンダイオード7であって、落雷による所謂高電圧のサ
ージ電圧に充分耐え得る構造に形成されており、接続用
のリード線を1対備えている。このダイオード7および
前記放電ギャップ6をプリント基板に実装する際は、両
者が直列接続となるように各透孔へリード線をそれぞれ
挿入して半田付け接続する。例えば、テレビの電気回路
にこの避雷装置5を設ける場合は、図1に示すように、
商用電源1側とチューナ4との間に放電ギャップ6およ
びダイオード7を直列に接続する。ここでは、放電ギャ
ップ6の1次側電極6aを商用電源1と整流回路2との
間に接続する一方、2次側電極6bにはダイオード7の
アノードを接続している。そして、このダイオード7の
カソードは、アースE4およびチューナ4側に接続して
ある。
【0011】これにより、避雷装置5の放電ギャップ6
は、通常、非導通状態にあるから、1次電源側Aの商用
電源1と2次電源側Bのチューナ4とは絶縁されてい
る。このため、落雷等によって高電圧がアンテナ(図示
省略)から前記チューナ4のアンテナ入力端子4aに流
入してきた場合に、このチューナ4と接続された前記放
電ギャップ6が放電により導通して、商用電源1に高電
圧を逃がす。よって、この高電圧が製品の各負荷回路側
に流入しないから、これらの破壊が防止されるものであ
る。ところで、放電ギャップ6は、1次側電極6aと2
次側電極6aとを所定の間隔で離間してあるため、若干
の浮遊容量が存在している。この状態で、スイッチング
電源回路3の動作時に、正負極交互にスイッチングする
ことでノイズが発生した場合、このノイズがアースE3
側からチユーナ4のアースE4側に導かれて放電ギャッ
プ6を介し1次電源側Aに伝わり、負荷回路に影響を与
えて雑音を惹起させる問題がある。本例の避雷装置5
は、放電ギャップ6の前段にダイオード7を設けている
ことから、スイッチング電源回路3のノイズがアースE
3側からチユーナ4のアースE4側に導かれても、ダイ
オード7でカットされるために1次電源側Aへ流入する
のが阻止される。よって、負荷回路がノイズの影響を受
けるのが大幅に低減されるものである。
【0012】図2は、避雷装置の変形例を示す電気回路
図である。この避雷装置は、キャプリスター10にダイ
オード7を直列接続したもので、図1に示すテレビの電
気回路に設けられる。前記キャプリスター10は、放電
ギャップ6、抵抗8およびコンデンサ9を並列に接続し
た従来周知のCR複合部品である。このCR複合部品
は、一端にダイオード7を接続して避雷装置を構成して
いる。この避雷装置を図1に示すテレビの電気回路に設
ける場合は、前記商用電源1側とチューナ4との間にキ
ャプリスター10およびダイオード7を直列に接続す
る。この避雷装置も、落雷等によって高電圧がチューナ
4に流入してきた場合に、キャプリスター10の放電ギ
ャップ6が放電により導通し、商用電源1に高電圧を逃
がすことにより、前述と同じく製品の負荷回路が破壊か
ら防止される。また、スイッチング電源回路3の動作時
に発生したノイズが、ダイオード7により1次電源側A
へ流入するのが阻止され、負荷回路がノイズの影響を受
けるのが大幅に低減されるものである。なお、上記実施
の形態においては、避雷装置をテレビの商用電源1とチ
ューナ4側との間に介設する構造について説明したが、
この避雷装置の取り付け位置はこれに限定されるもので
はなく、落雷対策として2次電源側に接続される回路
(2次回路)と商用電源との間に設けるようにしてもよ
い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に記載の発明は、放電ギャップの2次側導体にダイ
オードのアノードを接続する一方、高電圧を吸収する2
次側回路のグランド端にダイオードのカソードを接続し
たので、落雷等によって高電圧がチューナに流入してき
た場合に、放電ギャップが放電により導通して商用電源
側に逃がすため、製品の負荷回路が破壊から防止され
る。また、電源回路等でノイズが発生しても、ダイオー
ドにより1次側回路へ流入するのが阻止されるため、負
荷側ではノイズの影響が大幅に低減される効果がある。
また、請求項2に記載の発明は、抵抗およびコンデンサ
を並列接続して形成されたCR複合部品の一端に、ダイ
オードのアノードを接続する一方、2次側回路のグラン
ド端にダイオードのカソードを接続しているので、落雷
等による高電圧を放電ギャップを介して商用電源側に逃
がすことにより、製品の負荷回路を破壊から防止できる
うえ、電源回路等でノイズが発生したときはダイオード
により1次電源側へ流入するのが阻止されるため、負荷
側におけるノイズの影響が大幅に低減される利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る避雷装置をテレビに
使用した例を示す電気回路図である。
【図2】避雷装置の変形例を示す電気回路図である。
【図3】従来の避雷装置をテレビに使用した例を示す電
気回路図である。
【符号の説明】
6 放電ギャップ 6a 1次側導体 6b 2次側導体 7 ダイオード A 1次側回路 B 2次側回路 E4 グランド端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧を発生する1次側回路に接続され
    た1次側導体と、高電圧を吸収する2次側回路に接続さ
    れた2次側導体とを互いに離間して配置し、その離間部
    を放電ギャップとして用いる避雷装置において、 前記2次側導体にダイオードのアノードを接続する一
    方、前記2次側回路のグランド端に前記ダイオードのカ
    ソードを接続したことを特徴とする避雷装置。
  2. 【請求項2】 前記1次側導体と2次側導体とに抵抗お
    よびコンデンサを並列接続して形成されたCR複合部品
    の一端に、ダイオードのアノードを接続する一方、前記
    2次側回路のグランド端に前記ダイオードのカソードを
    接続したことを特徴とする請求項1に記載の避雷装置。
JP08200598A 1998-03-27 1998-03-27 避雷装置 Expired - Fee Related JP3401707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08200598A JP3401707B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 避雷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08200598A JP3401707B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 避雷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11285147A true JPH11285147A (ja) 1999-10-15
JP3401707B2 JP3401707B2 (ja) 2003-04-28

Family

ID=13762423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08200598A Expired - Fee Related JP3401707B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 避雷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3401707B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3401707B2 (ja) 2003-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7082022B2 (en) Circuit for diverting surges and transient impulses
US6055147A (en) Apparatus for providing independent over-current protection to a plurality of electrical devices and transient-voltage suppression system employing the apparatus
US6002569A (en) Electrostatic discharge protection apparatus
US7755873B2 (en) Device for protection against voltage surges with parallel simultaneously triggered spark-gaps
US6510034B2 (en) Spark gap device having multiple nodes
EP0917264B1 (en) Discharge gap device
JP2001308586A (ja) 電子機器
JPS6358429B2 (ja)
JP3626414B2 (ja) 放電ギャップ装置
US20050063118A1 (en) Multipole overvoltage protection system and method for the reliable operation of a multipole overvoltage protection system
US4400754A (en) Spark arrestor
JPH11285147A (ja) 避雷装置
JP3858470B2 (ja) 雷撃保護回路
JP2002064932A (ja) 電子機器用放電回路と電子機器
JP2000013984A (ja) 通信機器用雷防護回路
JP3498889B2 (ja) 複合型サージ吸収器
JPH05122841A (ja) 保安器
JPH1050453A (ja) 回路保護装置及びプリント基板
JPH05267494A (ja) 半導体回路装置の製造方法
JP2006120567A (ja) 電子機器のサージ保護回路及びサージ吸収素子
JP2000224718A (ja) 雷保護装置及びそれを備えた接地端子盤
JP2890462B2 (ja) 耐雷端子台
JP2000261957A (ja) サージ吸収装置とこれを用いた屋内配線方法
JPH05101285A (ja) 火災報知設備における異常電圧保護回路
KR830000666B1 (ko) 음극선관의 아아크-오버의 영향을 감소시키기 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees