JPH11283131A - 盗難防止タグ - Google Patents
盗難防止タグInfo
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- JPH11283131A JPH11283131A JP10055898A JP10055898A JPH11283131A JP H11283131 A JPH11283131 A JP H11283131A JP 10055898 A JP10055898 A JP 10055898A JP 10055898 A JP10055898 A JP 10055898A JP H11283131 A JPH11283131 A JP H11283131A
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- Japan
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- slider
- tag
- lock
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 片手でロックを解除し得、また、ロックが誤
って解除されることを防止し得る盗難防止タグを提供す
る。 【解決手段】 解除スライダ6を第2方向及び第1方向
の順番で移動させることによって、ロック解除部26を第
1ロックバネ71の端部に当接させる。更に、解除スライ
ダ6を第1方向へ移動させることによって、第1ロック
バネ71を撓ませ、第1ロックバネ71の係合部71a を差込
み部41の溝から離隔させる。これによって、第1ロック
バネ71による差込み部41のロックが解除されると共にエ
ジェクトバネ62が伸長し、差込み部41が差込み筒部61か
ら外へ押し出される。
って解除されることを防止し得る盗難防止タグを提供す
る。 【解決手段】 解除スライダ6を第2方向及び第1方向
の順番で移動させることによって、ロック解除部26を第
1ロックバネ71の端部に当接させる。更に、解除スライ
ダ6を第1方向へ移動させることによって、第1ロック
バネ71を撓ませ、第1ロックバネ71の係合部71a を差込
み部41の溝から離隔させる。これによって、第1ロック
バネ71による差込み部41のロックが解除されると共にエ
ジェクトバネ62が伸長し、差込み部41が差込み筒部61か
ら外へ押し出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料品及び履物等
の対象物に取り付けられ、所定の操作によらず盗難防止
対象物から取り外された場合、対象物の盗難を防止すべ
く自ら警報を発する自鳴式の盗難防止タグに関する。
の対象物に取り付けられ、所定の操作によらず盗難防止
対象物から取り外された場合、対象物の盗難を防止すべ
く自ら警報を発する自鳴式の盗難防止タグに関する。
【0002】
【従来の技術】図11及び図12は自鳴式の盗難防止タグの
使用状態を説明する説明図であり、図11は、対象物への
取り付け具がワイヤである場合を、また図12は、対象物
への取り付け具がピンである場合を示している。
使用状態を説明する説明図であり、図11は、対象物への
取り付け具がワイヤである場合を、また図12は、対象物
への取り付け具がピンである場合を示している。
【0003】図11に示した如く、ワイヤ94は、導電性の
ピン状部材をその先端を除いて絶縁材で被覆した2つの
差込み部を、フレキシブル導体を絶縁材で被覆した連絡
部で連絡してなり、両差込み部の先端近傍の周面には環
状の溝が設けてある。短冊状のタグ本体の一端面には前
記ワイヤ94の差込み部を差し込む2つの差込み穴が開設
してあり、両差込み穴の内部には、前述した溝に係合し
て両差込み部をロックするロック機構が設けてある。そ
して、ワイヤ94を、上着及びシャツのボタン穴又は衣類
の襟元に設けたタグ等(図11では上着のボタン穴)、対
象物Tの取り付け部位に挿通させ、ワイヤ94の差込み部
をタグ本体の差込み穴に、前記溝とロック機構とが係合
するまで差し込むことによって、盗難防止タグ91を対象
物Tに取り付ける。
ピン状部材をその先端を除いて絶縁材で被覆した2つの
差込み部を、フレキシブル導体を絶縁材で被覆した連絡
部で連絡してなり、両差込み部の先端近傍の周面には環
状の溝が設けてある。短冊状のタグ本体の一端面には前
記ワイヤ94の差込み部を差し込む2つの差込み穴が開設
してあり、両差込み穴の内部には、前述した溝に係合し
て両差込み部をロックするロック機構が設けてある。そ
して、ワイヤ94を、上着及びシャツのボタン穴又は衣類
の襟元に設けたタグ等(図11では上着のボタン穴)、対
象物Tの取り付け部位に挿通させ、ワイヤ94の差込み部
をタグ本体の差込み穴に、前記溝とロック機構とが係合
するまで差し込むことによって、盗難防止タグ91を対象
物Tに取り付ける。
【0004】また、図12に示した如く、ピン95は、円板
状の頭部の下面中央に針状の脚部を垂設してなり、脚部
の先端近傍の周面には環状の溝が設けてある。タグ本体
の表面の一端近傍には、ピン95の脚部を差し込む差込み
穴が設けてあり、差込み穴の内部には、前述した溝に係
合して脚部をロックするロック機構が設けてある。そし
て、ピン95の脚部を、ニット製品の編み目及びシャツの
ボタン穴等(図12ではニット製品の編み目)、対象物T
の取り付け部位に挿通させ、ピン95の脚部をタグ本体の
差込み穴に、前記溝とロック機構とが係合するまで差し
込むことによって、盗難防止タグ92を対象物Tに取り付
ける。
状の頭部の下面中央に針状の脚部を垂設してなり、脚部
の先端近傍の周面には環状の溝が設けてある。タグ本体
の表面の一端近傍には、ピン95の脚部を差し込む差込み
穴が設けてあり、差込み穴の内部には、前述した溝に係
合して脚部をロックするロック機構が設けてある。そし
て、ピン95の脚部を、ニット製品の編み目及びシャツの
ボタン穴等(図12ではニット製品の編み目)、対象物T
の取り付け部位に挿通させ、ピン95の脚部をタグ本体の
差込み穴に、前記溝とロック機構とが係合するまで差し
込むことによって、盗難防止タグ92を対象物Tに取り付
ける。
【0005】図11及び図12に示したタグ本体は、送信器
から送信される信号を受信するアンテナ、ブザー及びバ
ッテリ等を内蔵している。送信器は、盗難防止タグ91,
92が受信し得る強度の信号を所定の領域内へ送信するよ
うになしてあり、出入口に設置したゲートに送信器を配
設しておくことによって、盗難防止タグ91,92を取り付
けた対象物Tがゲートに接近して、タグ本体が送信器か
ら送信された信号を受信した場合、タグ本体はブザーを
作動させて警報音を発し、対象物Tの盗難を防止する。
から送信される信号を受信するアンテナ、ブザー及びバ
ッテリ等を内蔵している。送信器は、盗難防止タグ91,
92が受信し得る強度の信号を所定の領域内へ送信するよ
うになしてあり、出入口に設置したゲートに送信器を配
設しておくことによって、盗難防止タグ91,92を取り付
けた対象物Tがゲートに接近して、タグ本体が送信器か
ら送信された信号を受信した場合、タグ本体はブザーを
作動させて警報音を発し、対象物Tの盗難を防止する。
【0006】また、ワイヤ94及びピン95は常閉接点とし
て機能しており、盗難防止タグ91,92を対象物Tから取
り除くべく、ワイヤ94又はピン95をタグ本体から抜出し
た場合、又はワイヤ94を切断した場合、タグ本体はそれ
を検出し、ブザーを作動させて警報音を発する。
て機能しており、盗難防止タグ91,92を対象物Tから取
り除くべく、ワイヤ94又はピン95をタグ本体から抜出し
た場合、又はワイヤ94を切断した場合、タグ本体はそれ
を検出し、ブザーを作動させて警報音を発する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自鳴
式の盗難防止タグにあっては、レジで係員がロック機構
を解除するために、前述したタグ本体に鍵穴が予め開設
してあり、該鍵穴に専用の鍵を挿入することによって、
ロック機構を解除すると共にブザーを停止させて、ワイ
ヤ又はピンをタグ本体の差込み穴から抜き出し、盗難防
止タグを対象物から取り外していた。
式の盗難防止タグにあっては、レジで係員がロック機構
を解除するために、前述したタグ本体に鍵穴が予め開設
してあり、該鍵穴に専用の鍵を挿入することによって、
ロック機構を解除すると共にブザーを停止させて、ワイ
ヤ又はピンをタグ本体の差込み穴から抜き出し、盗難防
止タグを対象物から取り外していた。
【0008】このように、専用の鍵を用いて機械的にブ
ザーを停止させるようになした盗難防止タグに代えて、
外部からリセット信号を与えてブザーを停止させるよう
になしたものも開発されている。そのような盗難防止タ
グにあっては、前述した差込み穴の開口部に、ロック機
構を解除するための筒状の解除部材を回動自在に嵌合し
ておき、ワイヤ又はピンの差込み部を差込み穴に挿入し
てロックし、前記リセット信号をタグ本体に与えた後、
解除部材を回動させることによって、ロックを解除して
ワイヤ又はピンをタグ本体の差込み穴から抜き出し、盗
難防止タグを対象物から取り外していた。
ザーを停止させるようになした盗難防止タグに代えて、
外部からリセット信号を与えてブザーを停止させるよう
になしたものも開発されている。そのような盗難防止タ
グにあっては、前述した差込み穴の開口部に、ロック機
構を解除するための筒状の解除部材を回動自在に嵌合し
ておき、ワイヤ又はピンの差込み部を差込み穴に挿入し
てロックし、前記リセット信号をタグ本体に与えた後、
解除部材を回動させることによって、ロックを解除して
ワイヤ又はピンをタグ本体の差込み穴から抜き出し、盗
難防止タグを対象物から取り外していた。
【0009】しかし、前者の盗難防止タグにあっては、
タグ本体の鍵穴に鍵を挿入しなければならず、操作が煩
雑であるという問題があった。また、盗難防止タグの取
外し作業中、前記鍵が破損する場合があるという問題も
あった。更に、鍵の破損に備えて複数本の鍵を用意して
おいた場合、鍵の管理を厳重に行なわなければならない
という問題があった。
タグ本体の鍵穴に鍵を挿入しなければならず、操作が煩
雑であるという問題があった。また、盗難防止タグの取
外し作業中、前記鍵が破損する場合があるという問題も
あった。更に、鍵の破損に備えて複数本の鍵を用意して
おいた場合、鍵の管理を厳重に行なわなければならない
という問題があった。
【0010】一方、後者の盗難防止タグにあっては、鍵
を用いないため上述した如き各問題は解決されるもの
の、係員がリセット信号をタグ本体に与えた後、一方の
手中にタグ本体を保持し、他方の手で解除部材を回動し
なければならないため、ロック解除操作が煩雑であると
いう問題があった。また、解除部材を回動するだけでロ
ック機構を解除することができるため、リセット信号を
タグ本体に与えることなく、誤ってロック機構を解除さ
せてしまう場合があった。
を用いないため上述した如き各問題は解決されるもの
の、係員がリセット信号をタグ本体に与えた後、一方の
手中にタグ本体を保持し、他方の手で解除部材を回動し
なければならないため、ロック解除操作が煩雑であると
いう問題があった。また、解除部材を回動するだけでロ
ック機構を解除することができるため、リセット信号を
タグ本体に与えることなく、誤ってロック機構を解除さ
せてしまう場合があった。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、取り付け具に設け
た差込み部をタグ本体に設けた差込み穴に差込み、バネ
に設けた係合部と差込み部とを係合させ、スライダを摺
動し、該スライダに設けた解除部によって、バネを差込
み穴から離隔する方向へ撓ませて係合部と差込み部との
係合を解除する構成になすことによって、片手でロック
を解除し得る盗難防止タグを提供することにある。ま
た、他の目的とするところは、スライダの当接部を、タ
グ本体に設けた制限部への当接を回避するように移動さ
せた場合のみ、スライダをバネへ接近させる構成になす
ことによって、ロックの解除に2方向の動作を必要と
し、ロックが誤って解除されることを防止し得る盗難防
止タグを提供することにある。
であって、その目的とするところは、取り付け具に設け
た差込み部をタグ本体に設けた差込み穴に差込み、バネ
に設けた係合部と差込み部とを係合させ、スライダを摺
動し、該スライダに設けた解除部によって、バネを差込
み穴から離隔する方向へ撓ませて係合部と差込み部との
係合を解除する構成になすことによって、片手でロック
を解除し得る盗難防止タグを提供することにある。ま
た、他の目的とするところは、スライダの当接部を、タ
グ本体に設けた制限部への当接を回避するように移動さ
せた場合のみ、スライダをバネへ接近させる構成になす
ことによって、ロックの解除に2方向の動作を必要と
し、ロックが誤って解除されることを防止し得る盗難防
止タグを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
タグは、警報器を内蔵するタグ本体と、該タグ本体を盗
難防止対象物に取り付ける取り付け具とを備え、前記タ
グ本体には、取り付け具を差し込む差込み穴が設けてあ
り、該差込み穴の近傍に、差込み穴から離隔する方向へ
撓む板状のバネが配置してあり、前記取り付け具には前
記差込み穴へ差し込む差込み部が設けてあり、前記バネ
には前記差込み部と係合する係合部が設けてあり、前記
差込み部を差込み穴に差し込んで、差込み部と前記係合
部とを係合させるようになしてある盗難防止タグにおい
て、前記タグ本体には、前記バネに対して接近/離隔す
る方向へ摺動自在に配したスライダが設けてあり、前記
スライダには、該スライダが前記バネに接近する方向へ
摺動された場合、前記バネを差込み穴から離隔する方向
へ撓ませて、前記差込み部と前記係合部との係合を解除
させる解除部が設けてあることを特徴とする。
タグは、警報器を内蔵するタグ本体と、該タグ本体を盗
難防止対象物に取り付ける取り付け具とを備え、前記タ
グ本体には、取り付け具を差し込む差込み穴が設けてあ
り、該差込み穴の近傍に、差込み穴から離隔する方向へ
撓む板状のバネが配置してあり、前記取り付け具には前
記差込み穴へ差し込む差込み部が設けてあり、前記バネ
には前記差込み部と係合する係合部が設けてあり、前記
差込み部を差込み穴に差し込んで、差込み部と前記係合
部とを係合させるようになしてある盗難防止タグにおい
て、前記タグ本体には、前記バネに対して接近/離隔す
る方向へ摺動自在に配したスライダが設けてあり、前記
スライダには、該スライダが前記バネに接近する方向へ
摺動された場合、前記バネを差込み穴から離隔する方向
へ撓ませて、前記差込み部と前記係合部との係合を解除
させる解除部が設けてあることを特徴とする。
【0013】取り付け具に設けた差込み部を、タグ本体
に設けた差込み穴に差込み、該差込み穴の近傍に配置し
た板状のバネの係合部と差込み部とを係合させることに
よってロックする。タグ本体には、バネに対して接近/
離隔する方向へ摺動自在にスライダが配してあり、該ス
ライダをバネへ接近させ、スライダに設けた解除部を前
記バネに摺接させることによって、バネを差込み穴から
離隔する方向へ撓ませ、差込み部と係合部との係合、即
ちロックを解除する。このように、スライダを摺動させ
ることによってロックを解除することができるため、片
手でロックの解除操作を効率的に行うことができる。
に設けた差込み穴に差込み、該差込み穴の近傍に配置し
た板状のバネの係合部と差込み部とを係合させることに
よってロックする。タグ本体には、バネに対して接近/
離隔する方向へ摺動自在にスライダが配してあり、該ス
ライダをバネへ接近させ、スライダに設けた解除部を前
記バネに摺接させることによって、バネを差込み穴から
離隔する方向へ撓ませ、差込み部と係合部との係合、即
ちロックを解除する。このように、スライダを摺動させ
ることによってロックを解除することができるため、片
手でロックの解除操作を効率的に行うことができる。
【0014】第2発明に係る盗難防止タグは、第1発明
において、前記タグ本体には、前記スライダのバネへの
接近を制限する制限部が突設してあり、前記スライダ
は、前記制限部に当接する板状の当接部と、該当接部の
一面に設けた凸部と、前記当接部を片持ち支持し、前記
当接部の前記制限部への当接を回避すべく撓む板状のバ
ネ部と、該バネ部を支持する支持部とを具備することを
特徴とする。
において、前記タグ本体には、前記スライダのバネへの
接近を制限する制限部が突設してあり、前記スライダ
は、前記制限部に当接する板状の当接部と、該当接部の
一面に設けた凸部と、前記当接部を片持ち支持し、前記
当接部の前記制限部への当接を回避すべく撓む板状のバ
ネ部と、該バネ部を支持する支持部とを具備することを
特徴とする。
【0015】スライダをバネへ接近させる方向の押力を
凸部に加えた場合、該凸部が設けてある当接部がタグ本
体に設けた制限部に当接し、スライダのバネへの接近が
制限される。一方、当接部を片持ち支持するバネ部を撓
ませるように凸部に押力を加え、更に、スライダをバネ
へ接近させる方向の押力を凸部に加えた場合、当接部が
制限部に当接することなく、スライダがバネへ接近し
て、前述した如くロックが解除される。これによって、
誤ってロックが解除されることが防止される。
凸部に加えた場合、該凸部が設けてある当接部がタグ本
体に設けた制限部に当接し、スライダのバネへの接近が
制限される。一方、当接部を片持ち支持するバネ部を撓
ませるように凸部に押力を加え、更に、スライダをバネ
へ接近させる方向の押力を凸部に加えた場合、当接部が
制限部に当接することなく、スライダがバネへ接近し
て、前述した如くロックが解除される。これによって、
誤ってロックが解除されることが防止される。
【0016】第3発明に係る盗難防止タグは、第2発明
において、前記支持部には、前記スライダがバネへ接近
した場合、前記支持部を前記バネから離隔する方向へ付
勢する弾性部が設けてあることを特徴とする。
において、前記支持部には、前記スライダがバネへ接近
した場合、前記支持部を前記バネから離隔する方向へ付
勢する弾性部が設けてあることを特徴とする。
【0017】スライダに押力が加えられて、該スライダ
がバネへ接近した場合、弾性部が撓む又は縮短する一
方、前述した如くロックが解除される。そして、スライ
ダへの押力を除去すると、弾性部が復帰してスライダが
バネから離隔する方向へ摺動する。スライダがバネから
離隔する方向へ摺動するにつれて、差込み穴から離隔す
る方向へ撓んだバネが復帰してロック可能状態になる。
このように、スライダへの押力を除去だけでロック可能
状態にすることができ、ロック及びロック解除の操作を
効率的に行うことができる。
がバネへ接近した場合、弾性部が撓む又は縮短する一
方、前述した如くロックが解除される。そして、スライ
ダへの押力を除去すると、弾性部が復帰してスライダが
バネから離隔する方向へ摺動する。スライダがバネから
離隔する方向へ摺動するにつれて、差込み穴から離隔す
る方向へ撓んだバネが復帰してロック可能状態になる。
このように、スライダへの押力を除去だけでロック可能
状態にすることができ、ロック及びロック解除の操作を
効率的に行うことができる。
【0018】第4発明に係る盗難防止タグは、第1乃至
第3発明の何れかにおいて、前記取り付け具は2つの差
込み部を可撓部材で連結してなり、前記タグ本体には、
両差込み部を各別に差し込む2対の差込み穴及びバネが
設けてあり、前記スライダには、一方のバネの係合部と
それに対応する差込み穴に差し込まれた差込み部との係
合を解除させる解除部が設けてあり、前記タグ本体の他
方のバネに対向する部分に、孔が開設してあることを特
徴とする。
第3発明の何れかにおいて、前記取り付け具は2つの差
込み部を可撓部材で連結してなり、前記タグ本体には、
両差込み部を各別に差し込む2対の差込み穴及びバネが
設けてあり、前記スライダには、一方のバネの係合部と
それに対応する差込み穴に差し込まれた差込み部との係
合を解除させる解除部が設けてあり、前記タグ本体の他
方のバネに対向する部分に、孔が開設してあることを特
徴とする。
【0019】スライダによって、2つの差込み部を可撓
部材で連結してなる取り付け具の一方の差込み部のロッ
クを解除して、警報防止タグを盗難防止対象物から取り
外す。このとき、ロックが解除されていない差込み部に
よって、取り付け具はタグ本体に繋止されている。これ
によって、取り付け具の紛失が防止されると共に、盗難
防止対象物への警報防止タグの取り付け作業が容易にな
る。
部材で連結してなる取り付け具の一方の差込み部のロッ
クを解除して、警報防止タグを盗難防止対象物から取り
外す。このとき、ロックが解除されていない差込み部に
よって、取り付け具はタグ本体に繋止されている。これ
によって、取り付け具の紛失が防止されると共に、盗難
防止対象物への警報防止タグの取り付け作業が容易にな
る。
【0020】一方、タグ本体には、スライダの解除部に
対応しないバネに対向する部分に、孔が開設してあり、
該孔に針を挿入してバネを差込み穴から離隔する方向へ
撓ませることによってロックを解除する。このように、
孔に針を挿入してロックを解除するため、誤ってロック
が解除されることが防止される。
対応しないバネに対向する部分に、孔が開設してあり、
該孔に針を挿入してバネを差込み穴から離隔する方向へ
撓ませることによってロックを解除する。このように、
孔に針を挿入してロックを解除するため、誤ってロック
が解除されることが防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る盗難防止タグを
示す外観斜視図であり、図中、3は短冊状のタグ本体で
ある。また、図2は、図1に示した盗難防止タグの側面
図であり、(a)は一側面を、(b)は他側面を示して
いる。タグ本体3の一端面には、後述する第1ジャック
に設けてある2つの差込み筒部61,61の端部が適宜距離
を隔てて突出させてあり、両差込み筒部61,61には、ワ
イヤ4の両端に設けた差込み部41,41が前記第1ジャッ
クでロックされるまで差し込んである。これら差込み部
41,41は、導電性のピン状部材をその先端を除いて絶縁
材で被覆してあり、両差込み部41,41は、フレキシブル
導体を絶縁材で被覆した連絡部43で連絡してある。
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係る盗難防止タグを
示す外観斜視図であり、図中、3は短冊状のタグ本体で
ある。また、図2は、図1に示した盗難防止タグの側面
図であり、(a)は一側面を、(b)は他側面を示して
いる。タグ本体3の一端面には、後述する第1ジャック
に設けてある2つの差込み筒部61,61の端部が適宜距離
を隔てて突出させてあり、両差込み筒部61,61には、ワ
イヤ4の両端に設けた差込み部41,41が前記第1ジャッ
クでロックされるまで差し込んである。これら差込み部
41,41は、導電性のピン状部材をその先端を除いて絶縁
材で被覆してあり、両差込み部41,41は、フレキシブル
導体を絶縁材で被覆した連絡部43で連絡してある。
【0022】タグ本体3は警報音を発するブザーを内蔵
しており、タグ本体3の正面の他端近傍には警報音を放
出するための窓7が設けてある。また、タグ本体3は、
所定周波数の信号を受信するための共振回路、ボタン電
池、及び共振回路が受信した受信信号及びワイヤ4の導
通状態に基づいて前記ブザーを作動させる制御装置等を
内蔵している。
しており、タグ本体3の正面の他端近傍には警報音を放
出するための窓7が設けてある。また、タグ本体3は、
所定周波数の信号を受信するための共振回路、ボタン電
池、及び共振回路が受信した受信信号及びワイヤ4の導
通状態に基づいて前記ブザーを作動させる制御装置等を
内蔵している。
【0023】前述した第1ジャックは両差込み筒部61,
61に差し込まれたワイヤ4の差込み部41,41を各別にロ
ックするようになしてある。タグ本体3の一側面には、
タグ本体3の長手方向へ長い長方形状のノブ穴8が開設
してあり、該ノブ穴8内には、一方の差込み筒部61に差
し込まれた差込み部41のロックを解除する解除スライダ
6のノブ16が摺動自在に内嵌してある。また、タグ本体
3の他側面には、他方の差込み筒部61に差し込まれた差
込み部41のロックを解除するための解除孔9が開設して
ある。
61に差し込まれたワイヤ4の差込み部41,41を各別にロ
ックするようになしてある。タグ本体3の一側面には、
タグ本体3の長手方向へ長い長方形状のノブ穴8が開設
してあり、該ノブ穴8内には、一方の差込み筒部61に差
し込まれた差込み部41のロックを解除する解除スライダ
6のノブ16が摺動自在に内嵌してある。また、タグ本体
3の他側面には、他方の差込み筒部61に差し込まれた差
込み部41のロックを解除するための解除孔9が開設して
ある。
【0024】図3及び図4は、図1に示した解除スライ
ダ6の動作を説明する説明図である。なお、両図3及び
図4にあっては前述した第1ジャックを省略してある。
また、両図中、図1に示した部分に対応する部分には同
じ番号を付してその説明を省略する。タグ本体3の外箱
5の一側面及び他側面には、それぞれノブ穴8及び解除
孔9が開設してあり、また、外箱5の一端面には前述し
た差込み筒部61,61(図1参照)を内嵌固定するための
2つの固定穴10,10が開設してある。
ダ6の動作を説明する説明図である。なお、両図3及び
図4にあっては前述した第1ジャックを省略してある。
また、両図中、図1に示した部分に対応する部分には同
じ番号を付してその説明を省略する。タグ本体3の外箱
5の一側面及び他側面には、それぞれノブ穴8及び解除
孔9が開設してあり、また、外箱5の一端面には前述し
た差込み筒部61,61(図1参照)を内嵌固定するための
2つの固定穴10,10が開設してある。
【0025】解除スライダ6には、該解除スライダ6の
骨格をなす曲尺状の腕部13が設けてあり、該腕部13は、
ノブ穴8側に、外箱5の長手方向(以後、第1方向とも
いう)と平行に配置した第1腕部11と、該第1腕部11の
前記固定穴10,10側の端とは反対側の端から、外箱5の
解除孔9側の側面へ延設した第2腕部12とを備えてい
る。第2腕部12の出隅近傍には柱状の脚部14が垂設して
あり、該脚部14は外箱5の内面に、脚部14の両側部及び
端部に当接するように突設した3つの当接凸部31,31,
31内に嵌合してある。
骨格をなす曲尺状の腕部13が設けてあり、該腕部13は、
ノブ穴8側に、外箱5の長手方向(以後、第1方向とも
いう)と平行に配置した第1腕部11と、該第1腕部11の
前記固定穴10,10側の端とは反対側の端から、外箱5の
解除孔9側の側面へ延設した第2腕部12とを備えてい
る。第2腕部12の出隅近傍には柱状の脚部14が垂設して
あり、該脚部14は外箱5の内面に、脚部14の両側部及び
端部に当接するように突設した3つの当接凸部31,31,
31内に嵌合してある。
【0026】この脚部14と腕部13の出隅との間には、U
字状の第1弾性部21の一端が連結してある。第1弾性部
21の他端には、ノブ穴8を閉塞し、該ノブ穴8に対向す
る部分にノブ16が突設してある支持板部15が外箱5の側
面と平行に設けてあり、支持板部15は第1弾性部21によ
って、外箱5の正面と交わる方向(以後、第2方向とい
う)へ揺動自在に片持ち支持されている。支持板部15の
固定穴10,10側の端部近傍には、突起17が設けてある。
この突起17に対応して、図4に示した如く、外箱5の背
部内面の一端近傍には、支持板部15の突起17が当接し
て、ノブ16の第1方向への移動を制限する矩形のストッ
パ37が設けてある。一方、外箱5の内面の第1腕部11と
支持板部15との間の位置には、該支持板部15を案内する
案内壁33が外箱5の側面と平行に設けてあり、支持板部
15は、案内壁33と外箱5の側面との間を摺動する。
字状の第1弾性部21の一端が連結してある。第1弾性部
21の他端には、ノブ穴8を閉塞し、該ノブ穴8に対向す
る部分にノブ16が突設してある支持板部15が外箱5の側
面と平行に設けてあり、支持板部15は第1弾性部21によ
って、外箱5の正面と交わる方向(以後、第2方向とい
う)へ揺動自在に片持ち支持されている。支持板部15の
固定穴10,10側の端部近傍には、突起17が設けてある。
この突起17に対応して、図4に示した如く、外箱5の背
部内面の一端近傍には、支持板部15の突起17が当接し
て、ノブ16の第1方向への移動を制限する矩形のストッ
パ37が設けてある。一方、外箱5の内面の第1腕部11と
支持板部15との間の位置には、該支持板部15を案内する
案内壁33が外箱5の側面と平行に設けてあり、支持板部
15は、案内壁33と外箱5の側面との間を摺動する。
【0027】腕部13の入隅から斜めの方向へ、板バネ状
の第2弾性部22が延設してあり、第2弾性部22は、外箱
5に突設した壁状の係止部34に係合させてある。また、
第1腕部11の両側面であって、第1腕部11の先端から所
要の領域の部分には、第1腕部11の長手方向に長い耳部
23,23が突設してあり、外箱5に設けた一対の押さえ部
32,32内に両耳部23,23を摺動自在に嵌合してある。こ
れによって、第1腕部11はその長手方向へ案内される一
方、両耳部23,23が押さえ部32,32によって押さえられ
る。
の第2弾性部22が延設してあり、第2弾性部22は、外箱
5に突設した壁状の係止部34に係合させてある。また、
第1腕部11の両側面であって、第1腕部11の先端から所
要の領域の部分には、第1腕部11の長手方向に長い耳部
23,23が突設してあり、外箱5に設けた一対の押さえ部
32,32内に両耳部23,23を摺動自在に嵌合してある。こ
れによって、第1腕部11はその長手方向へ案内される一
方、両耳部23,23が押さえ部32,32によって押さえられ
る。
【0028】第2腕部12の先端には、外箱5に開設した
解除孔9を閉塞する閉塞板24が、外箱5の側面と平行に
設けてあり、閉塞板24の所定位置には該閉塞板24を貫通
する貫通孔25が開設してある。また、第2腕部12の脚部
14と交差する部分には、断面視が台形状になした柱状の
ロック解除部26が、その斜面を第1腕部11側にして、外
箱5の正面に直交するように立設してある。
解除孔9を閉塞する閉塞板24が、外箱5の側面と平行に
設けてあり、閉塞板24の所定位置には該閉塞板24を貫通
する貫通孔25が開設してある。また、第2腕部12の脚部
14と交差する部分には、断面視が台形状になした柱状の
ロック解除部26が、その斜面を第1腕部11側にして、外
箱5の正面に直交するように立設してある。
【0029】このような解除スライダ6にあっては、図
4(a)に示した如く、矢符で示した第2方向への押力
をノブ16に与えて、第1弾性部11を撓ませることによっ
て、図4(b)に示した如く、支持板部15の突起17をス
トッパ37から離隔させ、その状態で、白抜き矢符で示し
た第1方向への押力をノブ16に与えることによって、図
4(c)に示した如く、解除スライダ6を第1方向へス
ライドさせる。このとき、図3(b)に示した如く、第
2弾性部22が撓み、解除スライダ6に設けた貫通孔25と
外箱5の他側面に設けた解除孔9とが連通する。
4(a)に示した如く、矢符で示した第2方向への押力
をノブ16に与えて、第1弾性部11を撓ませることによっ
て、図4(b)に示した如く、支持板部15の突起17をス
トッパ37から離隔させ、その状態で、白抜き矢符で示し
た第1方向への押力をノブ16に与えることによって、図
4(c)に示した如く、解除スライダ6を第1方向へス
ライドさせる。このとき、図3(b)に示した如く、第
2弾性部22が撓み、解除スライダ6に設けた貫通孔25と
外箱5の他側面に設けた解除孔9とが連通する。
【0030】そして、ノブ16への押力を除去した場合、
図3(a)に示した如く、第2弾性部22の復元力によっ
て、解除スライダ6は、脚部14の先端がそれに対応する
当接凸部31に当接するまで後退する。このとき、支持板
部15の突起17はストッパ37上を摺動し、該突起17がスト
ッパ37から離れる位置まで、解除スライダ6が後退する
と、第1弾性部21が復元して支持板部15が復帰する。そ
して、第2方向への押力を与えることなく、第1方向へ
の押力をノブ16に与えた場合、支持板部15の突起17がス
トッパ37に当接して、解除スライダ6の第1方向へのス
ライドを制限する。
図3(a)に示した如く、第2弾性部22の復元力によっ
て、解除スライダ6は、脚部14の先端がそれに対応する
当接凸部31に当接するまで後退する。このとき、支持板
部15の突起17はストッパ37上を摺動し、該突起17がスト
ッパ37から離れる位置まで、解除スライダ6が後退する
と、第1弾性部21が復元して支持板部15が復帰する。そ
して、第2方向への押力を与えることなく、第1方向へ
の押力をノブ16に与えた場合、支持板部15の突起17がス
トッパ37に当接して、解除スライダ6の第1方向へのス
ライドを制限する。
【0031】なお、図4に示した解除スライダ6は、支
持板部15に突起17を設けた場合を示しているが、本発明
はこれに限らず、第1方向へ向かうに従ってその幅を広
くなした支持板部を設けてもよい。
持板部15に突起17を設けた場合を示しているが、本発明
はこれに限らず、第1方向へ向かうに従ってその幅を広
くなした支持板部を設けてもよい。
【0032】次に、第1ジャックによるワイヤ4のロッ
ク動作、及び解除スライド6によるロック解除動作につ
いて説明する。
ク動作、及び解除スライド6によるロック解除動作につ
いて説明する。
【0033】図5は図1に示したタグ本体3の一端近傍
の縦断面図であり、図中、60は第1ジャックである。な
お、図中、図3に示した部分に対応する部分には同じ番
号を付してその説明を省略する。第1ジャック60は、矩
形のケース63内に、ワイヤ4の差込み部41,41を差し込
む2つの差込み筒部61,61を平行に設けてなり、両差込
み筒部61,61の差込み口部分はケース63から突出させて
ある。また、差込み筒部61,61のケース63内の互いに対
向する部分には開口が設けてある。
の縦断面図であり、図中、60は第1ジャックである。な
お、図中、図3に示した部分に対応する部分には同じ番
号を付してその説明を省略する。第1ジャック60は、矩
形のケース63内に、ワイヤ4の差込み部41,41を差し込
む2つの差込み筒部61,61を平行に設けてなり、両差込
み筒部61,61の差込み口部分はケース63から突出させて
ある。また、差込み筒部61,61のケース63内の互いに対
向する部分には開口が設けてある。
【0034】差込み筒部61,61の底部には、両差込み筒
部61,61にそれぞれ装入したコイル状のエジェクトバネ
62,62が固定してあり、差込み筒部61,61内にはケース
63の外へ延設してある板状の導通バネ(図示せず)がそ
れぞれ配設してある。導通バネは予め設けた2つの接点
に当接させてあり、両接点と前述した制御装置とは導線
によって接続してある。
部61,61にそれぞれ装入したコイル状のエジェクトバネ
62,62が固定してあり、差込み筒部61,61内にはケース
63の外へ延設してある板状の導通バネ(図示せず)がそ
れぞれ配設してある。導通バネは予め設けた2つの接点
に当接させてあり、両接点と前述した制御装置とは導線
によって接続してある。
【0035】ワイヤ4の差込み部41,41は、導電性のピ
ン状部材の基端部を絶縁材で覆ってあり、差込み部41,
41の先端近傍の周面には、溝42,42がその中心軸と同心
状に設けてある。一方、第1ジャック60の差込み筒部6
1,61の間には、2本の支柱64,64が適宜距離を隔てて
立設してあり、両支柱64,64には、U字バネの一端を延
設し、両差込み筒部61,61の開口に対向する部分に、前
述した差込み部41,41の溝42,42に係合する係合部71a
,72a を設けてなる第1及び第2ロックバネ71,72が
軸支してある。
ン状部材の基端部を絶縁材で覆ってあり、差込み部41,
41の先端近傍の周面には、溝42,42がその中心軸と同心
状に設けてある。一方、第1ジャック60の差込み筒部6
1,61の間には、2本の支柱64,64が適宜距離を隔てて
立設してあり、両支柱64,64には、U字バネの一端を延
設し、両差込み筒部61,61の開口に対向する部分に、前
述した差込み部41,41の溝42,42に係合する係合部71a
,72a を設けてなる第1及び第2ロックバネ71,72が
軸支してある。
【0036】第1ロックバネ71の一端は、ケース63の底
部に開設した開口を通って、解除スライダ6のロック解
除部26近傍まで延設してあり、その端部は、ロック解除
部26の斜面に応じたテーパになしてある。また、第2ロ
ックバネ72の一端は、ケース63の底部の開口を通って、
外箱5に設けた解除孔9側へ屈曲させてあり、その先端
は前記解除孔9に対向するように起立させてある。
部に開設した開口を通って、解除スライダ6のロック解
除部26近傍まで延設してあり、その端部は、ロック解除
部26の斜面に応じたテーパになしてある。また、第2ロ
ックバネ72の一端は、ケース63の底部の開口を通って、
外箱5に設けた解除孔9側へ屈曲させてあり、その先端
は前記解除孔9に対向するように起立させてある。
【0037】ワイヤ4の差込み部41,41を差込み筒部6
1,61に差込んだ場合、差込み部41,41の先端が第1ロ
ックバネ71及び第2ロックバネ72の係合部71a ,72a に
それぞれ当接する。更に、差込み部41,41を差込み筒部
61,61に差込んだ場合、第1ロックバネ71及び第2ロッ
クバネ72が撓むと共にエジェクトバネ62,62が縮み、差
込み部41,41の溝42,42と第1ロックバネ71及び第2ロ
ックバネ72の係合部71a,72a とが一致すると、第1ロ
ックバネ71及び第2ロックバネ72が復帰して、係合部71
a ,72a が溝42,42に係合し、図5(a)に示した如
く、差込み部41,41が第1ロックバネ71及び第2ロック
バネ72によってロックされる。
1,61に差込んだ場合、差込み部41,41の先端が第1ロ
ックバネ71及び第2ロックバネ72の係合部71a ,72a に
それぞれ当接する。更に、差込み部41,41を差込み筒部
61,61に差込んだ場合、第1ロックバネ71及び第2ロッ
クバネ72が撓むと共にエジェクトバネ62,62が縮み、差
込み部41,41の溝42,42と第1ロックバネ71及び第2ロ
ックバネ72の係合部71a,72a とが一致すると、第1ロ
ックバネ71及び第2ロックバネ72が復帰して、係合部71
a ,72a が溝42,42に係合し、図5(a)に示した如
く、差込み部41,41が第1ロックバネ71及び第2ロック
バネ72によってロックされる。
【0038】このとき、差込み筒部61,61内にそれぞれ
配設した導通バネと差込み部41,41とが接触し、両導通
バネを当接させてある接点の間が導通状態になる。前述
した制御装置は、この導通状態を検出している間はブザ
ーを作動させず、リセット信号を受信することなく、前
記両接点間の導通が切断された場合、ブザーを作動させ
て警報音を発するようになしてある。
配設した導通バネと差込み部41,41とが接触し、両導通
バネを当接させてある接点の間が導通状態になる。前述
した制御装置は、この導通状態を検出している間はブザ
ーを作動させず、リセット信号を受信することなく、前
記両接点間の導通が切断された場合、ブザーを作動させ
て警報音を発するようになしてある。
【0039】このような第1ロックバネ71によってロッ
クされた差込み部41のロックを解除するには、図3及び
図4に示した如く、解除スライダ6を第2方向及び第1
方向の順番で移動させることによって、ロック解除部26
を第1ロックバネ71の端部に当接させる。更に、解除ス
ライダ6を第1方向へ移動させることによって、図5
(b)に示した如く、第1ロックバネ71を矢符方向へ撓
ませ、第1ロックバネ71の係合部71a を差込み部41の溝
から離隔させる。これによって、第1ロックバネ71によ
る差込み部41のロックが解除されると共にエジェクトバ
ネ62が伸長し、白抜き矢符で示した如く、差込み部41が
差込み筒部61から外へ押し出される。
クされた差込み部41のロックを解除するには、図3及び
図4に示した如く、解除スライダ6を第2方向及び第1
方向の順番で移動させることによって、ロック解除部26
を第1ロックバネ71の端部に当接させる。更に、解除ス
ライダ6を第1方向へ移動させることによって、図5
(b)に示した如く、第1ロックバネ71を矢符方向へ撓
ませ、第1ロックバネ71の係合部71a を差込み部41の溝
から離隔させる。これによって、第1ロックバネ71によ
る差込み部41のロックが解除されると共にエジェクトバ
ネ62が伸長し、白抜き矢符で示した如く、差込み部41が
差込み筒部61から外へ押し出される。
【0040】このロック解除操作を、リセット信号を制
御装置に与えることなく行った場合、前述した如くブザ
ーが作動する。しかしながら、ロック解除操作は解除ス
ライダ6を第1方向へ移動させなければならないが、ノ
ブ16を第2方向へ移動させなければ解除スライダ6を第
1方向へ移動させることができないため、誤ってロック
が解除されることが防止される。一方、解除スライダ6
を第2方向及び第1方向の順番で移動させることは片手
で行うことができるため、作業員は、第1ロックバネ71
によるロックを容易に解除することができる。
御装置に与えることなく行った場合、前述した如くブザ
ーが作動する。しかしながら、ロック解除操作は解除ス
ライダ6を第1方向へ移動させなければならないが、ノ
ブ16を第2方向へ移動させなければ解除スライダ6を第
1方向へ移動させることができないため、誤ってロック
が解除されることが防止される。一方、解除スライダ6
を第2方向及び第1方向の順番で移動させることは片手
で行うことができるため、作業員は、第1ロックバネ71
によるロックを容易に解除することができる。
【0041】ところで、対象物への盗難防止タグの取り
付け及び取り外しは、第1ロックバネ71によるワイヤ4
の一方の差込み部41のロックを解除した状態、つまり、
第2ロックバネ72によってワイヤ4の他方の差込み部41
をロックした状態で行うことができる。しかし、ワイヤ
4をタグ本体3から分離しなければならない場合は、つ
ぎのようにして第2ロックバネ72によるロックを解除す
る。
付け及び取り外しは、第1ロックバネ71によるワイヤ4
の一方の差込み部41のロックを解除した状態、つまり、
第2ロックバネ72によってワイヤ4の他方の差込み部41
をロックした状態で行うことができる。しかし、ワイヤ
4をタグ本体3から分離しなければならない場合は、つ
ぎのようにして第2ロックバネ72によるロックを解除す
る。
【0042】図6は、第2ロックバネ72によるロックの
解除を説明する説明図である。なお、図中、図5に示し
た部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を
省略する。図6に示した如く、解除スライダ6を第1方
向へ移動させて、解除スライダ6に開設してある貫通孔
25と外箱5の他側面に開設してある解除孔9とを連通さ
せる。この状態で、解除孔9から針50を挿入して、解除
孔9及び貫通孔25を貫通させ、針50の先端を第2ロック
バネ72の先端に当接させる。更に、針50に押し力を加え
て、第2ロックバネ72を矢符方向へ撓ませ、第2ロック
バネ72の係合部72a を差込み部41の溝42から離隔させ
る。これによって、第2ロックバネ72による差込み部41
のロックが解除されると共にエジェクトバネ62が伸長
し、図7に示した如く、差込み部41が差込み筒部61から
外へ押し出される。
解除を説明する説明図である。なお、図中、図5に示し
た部分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を
省略する。図6に示した如く、解除スライダ6を第1方
向へ移動させて、解除スライダ6に開設してある貫通孔
25と外箱5の他側面に開設してある解除孔9とを連通さ
せる。この状態で、解除孔9から針50を挿入して、解除
孔9及び貫通孔25を貫通させ、針50の先端を第2ロック
バネ72の先端に当接させる。更に、針50に押し力を加え
て、第2ロックバネ72を矢符方向へ撓ませ、第2ロック
バネ72の係合部72a を差込み部41の溝42から離隔させ
る。これによって、第2ロックバネ72による差込み部41
のロックが解除されると共にエジェクトバネ62が伸長
し、図7に示した如く、差込み部41が差込み筒部61から
外へ押し出される。
【0043】(実施の形態2)図8は実施の形態2を示
す外観斜視図であり、取り付け具をピン40になした場合
を示している。なお、図中、図1に示した部分に対応す
る部分には同じ番号を付してその説明を省略する。ピン
40は、ボタン状の頭部47の下面中央に針状の差込み部45
を垂設してなり、該差込み部45の先端近傍は他の部分よ
り直径を小さくした括れ部46が設けてある。タグ本体3
はピン40をロックするための第2ジャックを内蔵してお
り、外箱5の正面の一端近傍には、ピン40の差込み部45
を差し込む差込み筒部85の差込み口が突出している。そ
して、外箱5の側面に設けたノブ穴8には、第2ジャッ
クによるピン40のロックを解除する解除スライダ6のノ
ブ16が摺動自在に嵌合してある。
す外観斜視図であり、取り付け具をピン40になした場合
を示している。なお、図中、図1に示した部分に対応す
る部分には同じ番号を付してその説明を省略する。ピン
40は、ボタン状の頭部47の下面中央に針状の差込み部45
を垂設してなり、該差込み部45の先端近傍は他の部分よ
り直径を小さくした括れ部46が設けてある。タグ本体3
はピン40をロックするための第2ジャックを内蔵してお
り、外箱5の正面の一端近傍には、ピン40の差込み部45
を差し込む差込み筒部85の差込み口が突出している。そ
して、外箱5の側面に設けたノブ穴8には、第2ジャッ
クによるピン40のロックを解除する解除スライダ6のノ
ブ16が摺動自在に嵌合してある。
【0044】図9は、第2ジャックによるピン40のロッ
クを説明する説明図であり、図中、70は第2ジャックで
ある。図9(a)に示した如く、第2ジャック70は、略
直方体殻状のケース73の正面中央に、前述した差込み筒
部85を立設してなり、第2ジャック70の内には、U字バ
ネの一端をケース73の一側に設けた開口86から外へ延設
してあるロックバネ74が、差込み筒部85の軸長方向と直
交する方向へ撓むように配置してある。前述した開口86
は倒立L字状をなしており、これによって、ロックバネ
74は差込み筒部85側とは逆の方向へ移動してから開放さ
れる。
クを説明する説明図であり、図中、70は第2ジャックで
ある。図9(a)に示した如く、第2ジャック70は、略
直方体殻状のケース73の正面中央に、前述した差込み筒
部85を立設してなり、第2ジャック70の内には、U字バ
ネの一端をケース73の一側に設けた開口86から外へ延設
してあるロックバネ74が、差込み筒部85の軸長方向と直
交する方向へ撓むように配置してある。前述した開口86
は倒立L字状をなしており、これによって、ロックバネ
74は差込み筒部85側とは逆の方向へ移動してから開放さ
れる。
【0045】ロックバネ74の差込み筒部85に対向する部
分には、雫状の穴部76がピン40の差込み部45に設けた括
れ部46に外嵌係合する第2係合部75が、ロックバネ74が
撓むに従って前記穴部76の内径が大きくなるように設け
てある。第2係合部75の下方には、下に凸の形状をした
部材の中央に、ピン40の差込み部45の先端を受けるテー
パ孔が開設してある受け部77が配置してあり、該受け部
77は中間板バネ78によって、差込み筒部85の軸長方向へ
揺動自在に支持されている。
分には、雫状の穴部76がピン40の差込み部45に設けた括
れ部46に外嵌係合する第2係合部75が、ロックバネ74が
撓むに従って前記穴部76の内径が大きくなるように設け
てある。第2係合部75の下方には、下に凸の形状をした
部材の中央に、ピン40の差込み部45の先端を受けるテー
パ孔が開設してある受け部77が配置してあり、該受け部
77は中間板バネ78によって、差込み筒部85の軸長方向へ
揺動自在に支持されている。
【0046】この受け部77とケース73の背面との間に
は、コイル状のエジャクトバネ79が介装してあり、エジ
ェクトバネ79のケース73側の端部には、ケース73の背面
に延設した板状の第1導通バネ81が連結してある。ま
た、エジェクトバネ79の受け部77側の端部には、エジェ
クトバネ79の中心軸と平行をなす軸回りに巻回した第2
導通バネ82が連結してある。ケース73の背面の第2導通
バネ82に対向する部分には開口が設けてあり、受け部77
が押されてエジェクトバネ79が縮んだ場合、第2導通バ
ネ82が前記開口から突出するようになしてある。
は、コイル状のエジャクトバネ79が介装してあり、エジ
ェクトバネ79のケース73側の端部には、ケース73の背面
に延設した板状の第1導通バネ81が連結してある。ま
た、エジェクトバネ79の受け部77側の端部には、エジェ
クトバネ79の中心軸と平行をなす軸回りに巻回した第2
導通バネ82が連結してある。ケース73の背面の第2導通
バネ82に対向する部分には開口が設けてあり、受け部77
が押されてエジェクトバネ79が縮んだ場合、第2導通バ
ネ82が前記開口から突出するようになしてある。
【0047】このような第2ジャック70にあっては、ピ
ン40の差込み部45が差込み筒部85に差し込まれて、差込
み部45の先端がロックバネ74の穴部76に嵌合する。更
に、差込み部45が差込み筒部85に差し込まれると、ロッ
クバネ74がケース73の開口86を差込み方向へ移動し、そ
れによって中間板バネ78が撓みながら受け部77が差込み
方向へ移動して、エジャクトバネ79が縮み、第2導通バ
ネ82がケース73の開口から突出する。そして、ロックバ
ネ74が開口86の開放部の位置に達すると、ロックバネ74
が差込み方向と交わる方向へ撓むため、第2係合部75の
内径が大きくなり、それによって第2係合部75が差込み
部45の括れ部46に外嵌し、ロックバネ74が略元の位置へ
復帰することによって、図9(b)に示した如く、差込
み部45をロックする。
ン40の差込み部45が差込み筒部85に差し込まれて、差込
み部45の先端がロックバネ74の穴部76に嵌合する。更
に、差込み部45が差込み筒部85に差し込まれると、ロッ
クバネ74がケース73の開口86を差込み方向へ移動し、そ
れによって中間板バネ78が撓みながら受け部77が差込み
方向へ移動して、エジャクトバネ79が縮み、第2導通バ
ネ82がケース73の開口から突出する。そして、ロックバ
ネ74が開口86の開放部の位置に達すると、ロックバネ74
が差込み方向と交わる方向へ撓むため、第2係合部75の
内径が大きくなり、それによって第2係合部75が差込み
部45の括れ部46に外嵌し、ロックバネ74が略元の位置へ
復帰することによって、図9(b)に示した如く、差込
み部45をロックする。
【0048】ケース73の外側には、制御装置に連通する
2つの接点が第1導通バネ81及び第2導通バネ82に対向
配置してあり、第1導通バネ81は一方の接点に接触させ
てある。第2導通バネ82は、ピン40の差込み部45が第2
ジャック70の差込み筒部85に差し込まれていない場合、
ケース73の内部にあり、そのため、第2導通バネ82と他
方の接点とは接触していない。前述した如く、差込み部
45をロックした場合、第2導通バネ82がケース73の開口
から突出し、第2導通バネ82が他方の接点に当接する。
これによって両接点の間が導通状態になる。前述した制
御装置は、この導通状態を検出している間はブザーを作
動させず、リセット信号を受信することなく、前記両接
点間の導通が切断された場合、ブザーを作動させて警報
音を発するようになしてある。
2つの接点が第1導通バネ81及び第2導通バネ82に対向
配置してあり、第1導通バネ81は一方の接点に接触させ
てある。第2導通バネ82は、ピン40の差込み部45が第2
ジャック70の差込み筒部85に差し込まれていない場合、
ケース73の内部にあり、そのため、第2導通バネ82と他
方の接点とは接触していない。前述した如く、差込み部
45をロックした場合、第2導通バネ82がケース73の開口
から突出し、第2導通バネ82が他方の接点に当接する。
これによって両接点の間が導通状態になる。前述した制
御装置は、この導通状態を検出している間はブザーを作
動させず、リセット信号を受信することなく、前記両接
点間の導通が切断された場合、ブザーを作動させて警報
音を発するようになしてある。
【0049】次に、ロックバネ74による差込み部45のロ
ック解除操作に付いて説明する。図10は、ロックバネ74
によるロックの解除を説明する説明図である。なお、図
中、図5及び図9に示した部分に対応する部分には同じ
番号を付してその説明を省略する。本実施の形態に係る
ロック解除部29には、図10に示した如く、ロックバネ74
を持ち上げる第1テーパ部27、及びロックバネ74の端部
に当接して該ロックバネ74を差込み筒部85(図9参照)
から離隔する方向へ撓ませる第2テーパ部28が設けてあ
る。
ック解除操作に付いて説明する。図10は、ロックバネ74
によるロックの解除を説明する説明図である。なお、図
中、図5及び図9に示した部分に対応する部分には同じ
番号を付してその説明を省略する。本実施の形態に係る
ロック解除部29には、図10に示した如く、ロックバネ74
を持ち上げる第1テーパ部27、及びロックバネ74の端部
に当接して該ロックバネ74を差込み筒部85(図9参照)
から離隔する方向へ撓ませる第2テーパ部28が設けてあ
る。
【0050】前同様に、解除スライダ6を第2方向及び
第1方向の順番で移動させることによって、図10(a)
に示した如く、ロック解除部29をロックバネ74の端部に
当接させる。更に、解除スライダ29を第1方向へ移動さ
せることによって、図10(b)に示した如く、ロックバ
ネ74はロック解除部29の第1テーパ部27によって持ち上
げられつつ、矢符で示したように第2テーパ部28に倣っ
て差込み筒部85から離隔する方向へ撓む。これによっ
て、差込み部45の括れ部46(何れも図9参照)に係合す
るロックバネ74の係合部75が、その内径の小さい部分か
ら大きい部分にずれ、差込み部45が係合部75から脱離
し、ロックバネ74による差込み部45のロックが解除され
ると共にエジェクトバネ79(図9参照)が伸長し、差込
み部45が差込み筒部85から外へ押し出される。
第1方向の順番で移動させることによって、図10(a)
に示した如く、ロック解除部29をロックバネ74の端部に
当接させる。更に、解除スライダ29を第1方向へ移動さ
せることによって、図10(b)に示した如く、ロックバ
ネ74はロック解除部29の第1テーパ部27によって持ち上
げられつつ、矢符で示したように第2テーパ部28に倣っ
て差込み筒部85から離隔する方向へ撓む。これによっ
て、差込み部45の括れ部46(何れも図9参照)に係合す
るロックバネ74の係合部75が、その内径の小さい部分か
ら大きい部分にずれ、差込み部45が係合部75から脱離
し、ロックバネ74による差込み部45のロックが解除され
ると共にエジェクトバネ79(図9参照)が伸長し、差込
み部45が差込み筒部85から外へ押し出される。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る盗難
防止タグにあっては、スライダを摺動させることによっ
てロックを解除することができるため、片手でロックの
解除操作を効率的に行うことができる。
防止タグにあっては、スライダを摺動させることによっ
てロックを解除することができるため、片手でロックの
解除操作を効率的に行うことができる。
【0052】第2発明に係る盗難防止タグにあっては、
スライダをバネへ接近させる方向の押力を凸部に加えた
場合、該凸部が設けてある当接部がタグ本体に設けた制
限部に当接し、スライダのバネへの接近が制限されるた
め、誤ってロックが解除されることが防止される。
スライダをバネへ接近させる方向の押力を凸部に加えた
場合、該凸部が設けてある当接部がタグ本体に設けた制
限部に当接し、スライダのバネへの接近が制限されるた
め、誤ってロックが解除されることが防止される。
【0053】第3発明に係る盗難防止タグにあっては、
スライダへの押力を除去だけでロック可能状態にするこ
とができ、ロック及びロック解除の操作を効率的に行う
ことができる。
スライダへの押力を除去だけでロック可能状態にするこ
とができ、ロック及びロック解除の操作を効率的に行う
ことができる。
【0054】第4発明に係る盗難防止タグにあっては、
取り付け具の紛失が防止されると共に、盗難防止対象物
への警報防止タグの取り付け作業が容易になり、また、
誤ってロックが解除されることが防止される等、本発明
は優れた効果を奏する。
取り付け具の紛失が防止されると共に、盗難防止対象物
への警報防止タグの取り付け作業が容易になり、また、
誤ってロックが解除されることが防止される等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る盗難防止タグを示す外観斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示した盗難防止タグの側面図である。
【図3】図1に示した解除スライダの動作を説明する説
明図である。
明図である。
【図4】図1に示した解除スライダの動作を説明する説
明図である。
明図である。
【図5】図1に示したタグ本体の一端近傍の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】第2ロックバネによるロックの解除を説明する
説明図である。
説明図である。
【図7】タグ本体からワイヤを脱離した状態を示す正面
図である。
図である。
【図8】実施の形態2を示す外観斜視図である。
【図9】第2ジャックによるピンのロックを説明する説
明図である。
明図である。
【図10】ロックバネによるロックの解除を説明する説
明図である。
明図である。
【図11】自鳴式の盗難防止タグの使用状態を説明する
説明図である。
説明図である。
【図12】自鳴式の盗難防止タグの使用状態を説明する
説明図である。
説明図である。
3 タグ本体 4 ワイヤ 5 外箱 6 解除スライダ 9 解除孔 11 第1腕部 12 第2腕部 15 支持板部 16 ノブ 17 突起 21 第1弾性部 22 第2弾性部 25 貫通孔 26 ロック解除部 41 差込み部 42 溝 60 第1ジャック 61 差込み筒部 71 第1ロックバネ 72 第2ロックバネ 71a係合部 72a係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 透 長野県上伊那郡南箕輪村字中の原9608 (72)発明者 ▲高▼取 繁吉 東京都中央区日本橋小伝馬町12−5 (72)発明者 野間 保裕 東京都中央区日本橋小伝馬町12−5
Claims (4)
- 【請求項1】 警報器を内蔵するタグ本体と、該タグ本
体を盗難防止対象物に取り付ける取り付け具とを備え、
前記タグ本体には、取り付け具を差し込む差込み穴が設
けてあり、該差込み穴の近傍に、差込み穴から離隔する
方向へ撓む板状のバネが配置してあり、前記取り付け具
には前記差込み穴へ差し込む差込み部が設けてあり、前
記バネには前記差込み部と係合する係合部が設けてあ
り、前記差込み部を差込み穴に差し込んで、差込み部と
前記係合部とを係合させるようになしてある盗難防止タ
グにおいて、 前記タグ本体には、前記バネに対して接近/離隔する方
向へ摺動自在に配したスライダが設けてあり、前記スラ
イダには、該スライダが前記バネに接近する方向へ摺動
された場合、前記バネを差込み穴から離隔する方向へ撓
ませて、前記差込み部と前記係合部との係合を解除させ
る解除部が設けてあることを特徴とする盗難防止タグ。 - 【請求項2】 前記タグ本体には、前記スライダのバネ
への接近を制限する制限部が突設してあり、前記スライ
ダは、前記制限部に当接する板状の当接部と、該当接部
の一面に設けた凸部と、前記当接部を片持ち支持し、前
記当接部の前記制限部への当接を回避すべく撓む板状の
バネ部と、該バネ部を支持する支持部とを具備する請求
項1記載の盗難防止タグ。 - 【請求項3】 前記支持部には、前記スライダがバネへ
接近した場合、前記支持部を前記バネから離隔する方向
へ付勢する弾性部が設けてある請求項2記載の盗難防止
タグ。 - 【請求項4】 前記取り付け具は2つの差込み部を可撓
部材で連結してなり、前記タグ本体には、両差込み部を
各別に差し込む2対の差込み穴及びバネが設けてあり、
前記スライダには、一方のバネの係合部とそれに対応す
る差込み穴に差し込まれた差込み部との係合を解除させ
る解除部が設けてあり、前記タグ本体の他方のバネに対
向する部分に、孔が開設してある請求項1乃至3の何れ
かに記載の盗難防止タグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10055898A JPH11283131A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 盗難防止タグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10055898A JPH11283131A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 盗難防止タグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11283131A true JPH11283131A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14277270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10055898A Pending JPH11283131A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 盗難防止タグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11283131A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010501815A (ja) * | 2006-08-25 | 2010-01-21 | センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション | 盗難防止鋲 |
JP2012524333A (ja) * | 2009-05-18 | 2012-10-11 | チェックポイント・システムズ・インコーポレイテッド | ケーブル巻付防犯装置 |
WO2013150561A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-10 | 株式会社S-Cube | 盗難防止用タグ、信号発信装置およびクリップ機構 |
CN106530950A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-03-22 | 思创医惠科技股份有限公司 | 一种防盗电缆可更换的电子标签 |
CN108182741A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-06-19 | 杭州思创汇联科技有限公司 | 一种商品智能化管理系统、方法及存储介质 |
WO2018121022A1 (zh) * | 2016-12-30 | 2018-07-05 | 思创医惠科技股份有限公司 | 一种防盗电缆可更换的电子标签 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10055898A patent/JPH11283131A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010501815A (ja) * | 2006-08-25 | 2010-01-21 | センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション | 盗難防止鋲 |
JP2012524333A (ja) * | 2009-05-18 | 2012-10-11 | チェックポイント・システムズ・インコーポレイテッド | ケーブル巻付防犯装置 |
WO2013150561A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-10 | 株式会社S-Cube | 盗難防止用タグ、信号発信装置およびクリップ機構 |
JPWO2013150561A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2015-12-14 | 株式会社S−Cube | 盗難防止用タグ、信号発信装置およびクリップ機構 |
CN106530950A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-03-22 | 思创医惠科技股份有限公司 | 一种防盗电缆可更换的电子标签 |
WO2018121022A1 (zh) * | 2016-12-30 | 2018-07-05 | 思创医惠科技股份有限公司 | 一种防盗电缆可更换的电子标签 |
ES2724909R1 (es) * | 2016-12-30 | 2020-03-06 | Hangzhou Century Co Ltd | Etiqueta electronica con cable antirrobo remplazable |
JP2020507832A (ja) * | 2016-12-30 | 2020-03-12 | 思創医恵科技股▲ふん▼有限公司Hangzhou Century Co.,Ltd. | 盗難防止ケーブル交換可能な電子タグ |
CN108182741A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-06-19 | 杭州思创汇联科技有限公司 | 一种商品智能化管理系统、方法及存储介质 |
CN108182741B (zh) * | 2017-12-21 | 2021-05-14 | 杭州思创汇联科技有限公司 | 一种商品智能化管理系统、方法及存储介质 |
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