JP2002074529A - 盗難防止タグ - Google Patents
盗難防止タグInfo
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Abstract
ない盗難防止タグを提供する。 【解決手段】 ワイヤ2の両端に設けられた挿入ピン2
a,2aが、夫々タグ本体の筐体3内に挿入された状態
で、解除部材21をコイルバネ22の付勢に反して回転
させ、解除部材21に設けられた把持用突起を切欠1e
に係合させる。この後、解除部材21を切欠1eに沿っ
て筐体3側へ移動させ、解除部材21の先端に設けられ
たテーパによって、係合部材20の係合爪20a,20
aを押動し、挿入ピン2aの溝2bと係合爪20a,2
0aとの係合を解除して、この挿入ピン2aを筐体3か
ら抜き出すことができるようにする。
Description
の対象物に取り付けられ、対象物の盗難を防止すべく自
ら警報を発する自鳴式の盗難防止タグに関する。
ために、所定の盗難防止信号を受信したときに発報する
盗難防止タグを前記商品に取付け、販売店の出口付近に
前記盗難防止信号を発信する発信器を設けた盗難防止シ
ステムがある。このような盗難防止システムでは、係員
が盗難防止タグを取り外していない商品を出口を通って
外に持ち出そうとした場合、前記発信器が発信している
前記盗難防止信号を盗難防止タグが受信し、盗難防止タ
グに備えられた警報器が発報する。
開平8−213101号公報にワイヤ式の盗難防止タグ
が開示されている。図9は、この種の盗難防止タグの使
用状態を示す説明図であり、図10は、この種の盗難防
止タグの外観を示す斜視図である。図9,10におい
て、94は絶縁材で被覆したフレキシブル導体の両端に
導電性のピン状部材の挿入ピンを有してなるワイヤであ
る。前記挿入ピンの先端近傍には、環状の溝が周設して
ある。角箱型のタグ本体92の一端面には、前記ワイヤ
94の挿入ピンを差し込む2つの差込み孔92a,92
bが開設してあり、両差込み孔92a,92bの内部に
は、前述した溝に係合して両挿入ピンをロックするロッ
ク機構が設けてある。
きい孔であり、円筒状の解除部材93が差込み孔92a
を貫通する状態で配されている。この解除部材93は、
タグ本体92から突出するように、タグ本体92の内側
から付勢されており、ユーザが解除部材93をタグ本体
92に押し込むことができるようになっている。また、
解除部材93には、ワイヤ94の挿入ピンを挿入するこ
とができる挿入孔が設けられている。
取り付ける場合には、上着及びシャツのボタン孔又は衣
類の襟元に設けたタグ等、対象物Tの取り付け部位に挿
通したワイヤ94の挿入ピンの一方を、前記解除部材9
3の挿入孔に挿入し、前記溝がロック機構に係合するま
で差し込んでこの挿入ピンをロックし、また他方の挿入
ピンを差込み孔92bに同様に差し込んでロックするこ
とにより、取り付けが達成される。
される信号を受信するアンテナ、ブザー及びバッテリ等
を内蔵している。発信器は、盗難防止タグ91が受信し
得る強度の盗難防止信号を所定の領域内へ発信するよう
になしてあり、出入口に例えばゲート型の発信器を配設
しておくことによって、盗難防止タグ91を取付けた対
象物Tが発信器に接近して、タグ本体が発信器から発信
された盗難防止信号を受信した場合、タグ本体はブザー
を動作させて警報音を発し、対象物Tの盗難を防止す
る。
ており、盗難防止タグ91を対象物Tから取り除くべ
く、ワイヤ94をタグ本体から抜出した場合、又はワイ
ヤ94を切断した場合、タグ本体はそれを検出し、ブザ
ーを動作させて警報音を発する。
とは異なるリセット信号を受信したときには、タグ本体
92が盗難防止信号を受信した場合、ワイヤ94をタグ
本体92から抜き出した場合、又はワイヤ94を切断し
た場合であっても、ブザーを作動させない休止状態へ移
行するようになっている。
ら取り外す場合には、発信器からリセット信号を発信
し、タグ本体92を休止状態へと移行させ、解除部材9
3をタグ本体92の内側に押し込み、ワイヤ94の一方
の挿入ピンとロック機構との係合を解除し、この挿入ピ
ンをタグ本体94から抜き出す。このようにして盗難防
止タグ91を対象物Tから取り外すことができる。
如き従来の盗難防止タグにあっては、解除部材93をタ
グ本体92の内側に押し込むだけで、容易にワイヤ94
とロック機構との係合が解除されるため、客が誤ってワ
イヤ94とロック機構との係合を解除し、警報を発する
虞があるという問題があった。
であって、付勢部材によって解除部材を挿入孔の周方向
の一方に付勢しておき、解除部材に外部から前記周方向
の力を加えていない状態のときには、解除部材のタグ本
体の内部への進入を阻止して、解除部材をタグ本体の内
部に押し込むことができないようにし、また、解除部材
に外部から力を加え、前記付勢部材の付勢に反して解除
部材を前記周方向に回転した状態のときには、解除部材
のタグ本体の内部への進入を可能とすることによって、
解除部材を付勢部材の付勢に反して回転させながら、タ
グ本体の内部に押し込んだときにだけ、ワイヤとタグ本
体のロック機構との係合を解除するようにし、容易にワ
イヤと前記ロック機構との係合が解除されることを防止
する盗難防止タグを提供することを目的とする。
タグは、孔を有する筐体、前記孔を貫通しており、前記
筐体の内部に更に進入することが可能である筒状の解除
部材、及び前記筐体内に設けられた係合機構を具備する
タグ本体と、前記解除部材を貫通して前記筐体の内部へ
挿入され、前記係合機構と係合する係合部を有する挿入
ピンとを備え、前記挿入ピンを前記筐体の内部へ挿入
し、前記係合部と前記係合機構とが係合した状態で、前
記解除部材が前記筐体の内部へ更に進入したときに、前
記係合部と前記係合機構との係合を解除すべくなしてあ
る盗難防止タグにおいて、前記タグ本体は、前記解除部
材を前記挿入ピンの挿入方向に対する周方向の一方に付
勢する付勢部材と、前記解除部材が前記付勢部材の付勢
によって前記周方向の第1位置に静止しているときに、
前記解除部材が前記筐体の内部へ更に進入することを阻
止し、前記解除部材が前記付勢部材の付勢に反して、前
記第1位置とは異なる第2位置まで回転されたときに、
前記解除部材が前記筐体の内部へ更に進入することを可
能とする進入制限機構とを具備することを特徴とする。
は、解除部材が挿入ピンの挿入方向に対する周方向、即
ち解除部材に開設された孔の周方向の第1位置にあると
きに、解除部材が筐体の内部へ更に進入することを阻止
するようにしてあり、解除部材を第2位置まで回転させ
たときに、解除部材が筐体の内部へ更に進入することを
可能としてあることによって、解除部材が前記第2位置
に位置するためには、ユーザが解除部材を前記付勢部材
の付勢に反して回転させる必要があるので、解除部材を
付勢部材の付勢に反して回転させながら、筐体の内部に
押し込んだときにだけ、前記係合部と係合機構との係合
を解除することができ、容易に係合部と係合機構との係
合が解除されない。
る筐体、前記孔を貫通しており、前記筐体の内部に更に
進入することが可能である筒状の解除部材、及び前記筐
体内に設けられた係合爪を具備するタグ本体と、前記解
除部材を貫通して前記筐体の内部へ挿入され、前記係合
爪と係合する環状溝を有する挿入ピンとを備え、前記挿
入ピンを前記筐体の内部へ挿入し、前記環状溝と前記係
合爪とが係合した状態で、前記解除部材が前記筐体の内
部へ更に進入したときに、前記解除部材の先端が前記係
合爪を押動し、前記環状溝と前記係合爪との係合を解除
すべくなしてある盗難防止タグにおいて、前記タグ本体
は、前記解除部材を前記挿入ピンの挿入方向に対する周
方向の一方に付勢する付勢部材を具備し、前記解除部材
は、前記筐体の外側の端部側面に突出片を有し、前記筐
体は、前記孔の周囲に前記筐体の外部へ突出する環状の
突出部を有し、該突出部には、前記解除部材が前記付勢
部材の付勢に反する方向に回転されたとき、前記突出片
が係合し、前記解除部材が前記筐体の内部へ更に進入す
ることを可能とする切欠が設けられていることを特徴と
する。
は、解除部材が挿入ピンの挿入方向に対する周方向の所
定位置に位置するときに、解除部材に設けられた突出片
が、筐体の突出部の切欠に係合し、解除部材が筐体の内
部へ更に進入することが可能としてあり、この他の位置
に解除部材が位置するときに、前記突出片が前記突出部
に当接して、解除部材が筐体の内部へ更に進入すること
を阻止するようにしてあるため、前記所定位置に解除部
材が位置するときにだけ、解除部材を筐体の内部へ押し
込んで、環状溝と係合爪との係合を解除することができ
るようになっており、また、付勢部材によって解除部材
を前記周方向の一方に付勢してあることによって、解除
部材が筐体の内部へ更に進入することが可能な所定位置
に位置するためには、ユーザが解除部材を前記付勢部材
の付勢に反して回転させる必要があるので、解除部材を
付勢部材の付勢に反して回転させながら、筐体の内部に
押し込んだときにだけ、環状溝と係合爪との係合を解除
することができ、容易に環状溝と係合爪との係合が解除
されない。
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る盗難
防止タグの実施の形態の構成を示す外観斜視図であり、
図2は図1に示した盗難防止タグの分解斜視図である。
本発明に係る盗難防止タグは、箱型のタグ本体1と、絶
縁材で被覆したフレキシブル導体からなるワイヤ2とを
備えている。上着及びシャツのボタン孔又は衣類の襟元
に設けたタグ等、対象物の取り付け部位に前記ワイヤ2
を挿通し、後述するワイヤ2の両端に設けられた挿入ピ
ン2a,2aを、タグ本体1の一端面に設けられた差込
み孔1a,1bに夫々差し込むことによって、盗難防止
タグを対象物に取り付けることができるようになってい
る。
3a及び背面側部材3bを超音波接合することによって
形成してある。正面側部材3a及び背面側部材3b内に
は、プリント配線した基板10、ワイヤ2の挿入ピン2
a,2aに係合する係合部材20,20、及びボタン電
池5が格納されている。
径の円盤状をなしており、ブザー13とボタン電池5と
は、これらの間に、これらと略同一直径の円環状のスペ
ーサ15を介在させた状態で、円形のカバー部材4に内
嵌してある。また、カバー部材4には、ブザー13の電
極に当接するブザー用端子13aが取り付けられてい
る。また、ボタン電池5の負極には、これと略同一の直
径であり、その円周方向の一部に突出部を有する円盤状
の負極端子5bが配されている。そして、ボタン電池5
の負極側を正面側に、正極側を背面側に配した状態で、
正面側部材3a及び背面側部材3b内に、カバー部材
4、ブザー13、ブザー用端子13a、スペーサ15、
ボタン電池5、ボタン電池5の正極に当接する正極端子
5a、及び負極端子5bが、一体的に収納されている。
止信号及びこれとは異なる周波数のリセット信号を受信
するための受信機12、及び受信機12が受信した盗難
防止信号及び係合部材20,20間の導通状態に基づい
て、ブザー13による警報音の発生を制御するIC11
等が実装してある。また、基板10には、係合部材2
0,20と接続する接点14,14等が設けてあり、前
記ブザー用端子13a、正極端子5a、及び負極端子5
bが接続されている。
正面断面図であり、図4〜図6は、本発明に係る盗難防
止タグの正面図、側面図、及び平面図である。図3に示
すように、タグ本体1の筐体3の内側には、前記差込み
孔1a,1bの近傍の部分に、係合部材20,20が取
り付けられている。係合部材20は、金属板がコ字状に
屈曲せしめられた形状をなしており、更に両端部夫々
は、前記コ字の内側に折り返された如き形状の係合爪2
0a,20aとなっており、係合部材20の開口の反対
側には、外側へ向けて突出する接続用突起20bが設け
られている。このような係合部材20,20は、コ字の
開口側を差込み孔1a,1bへ向けて配されており、前
記接続用突起20b,20bが夫々基板10の接点1
4,14に当接している。
1の筐体3の内部への進入を制限する進入制限機構30
を備えている。進入制限機構30は、筐体3の平面から
突出した円筒状の突出部1c、後述するコイルバネ2
2、及び解除部材21から構成されている。この進入制
限機構30の構成を以下に説明する。一方の差込み孔1
aは、前記突出部1cに開設されており、この差込み孔
1aは他方の差込み孔1bよりも大きくなっている。ま
た、突出部1cの前記差込み孔1bと反対側の部分に
は、略90゜の範囲で切欠1dが設けられており、この
切欠1dの一端部には、更に筐体3の内側へ欠落した切
欠1eが設けられている。
材21が貫通してある。この解除部材21の筐体3の内
側の先端部は、テーパ状となっている。また、解除部材
21の筐体3の内側の部分は外側の部分よりも半径が小
さくなっており、この境界部が段部21aとなってい
る。更にこの段部21aの付近からは、解除部材21の
半径方向に突出する係合突起21bが設けられている。
この係合突起21bは、これの長手方向に直行する切断
面による断面形状が、一隅部が欠落した四角形状となる
ように、この係合突起21bの筐体3の内側の角部、即
ち、係合突起21bの解除部材21の先端側の角部に、
この係合突起21bの長手方向の全長に亘って設けられ
た凹部を有している。筐体3には、その半径方向へ突出
している突出部22aを一端部に有するコイルバネ22
が内蔵されており、前記解除部材21の段部21aに、
コイルバネ22の一端が当接していて、突出部22aが
前記係合突起21bの凹部に係合している。これによっ
て、解除部材21を筐体3の外側へ付勢すると同時に、
解除部材21をこれの周方向の一方へ付勢している。
部材21の、筐体3の外部に突出している部分の端部に
は、平面視略扇状をなす把持用突起21cが突設されて
いる。この把持用突起21cは、前述した突出部1cの
切欠1dに係合しており、切欠1dが設けられた範囲で
回転可能とされている。解除部材21が前記コイルバネ
22によって周方向の一方に付勢されていることによ
り、把持用突起21cは、通常切欠1dの一端に当接し
ており、反対側の端部に前記切欠1eが設けられてい
る。切欠1eは、把持用突起21cが係合することがで
きる寸法で形成されており、把持用突起21cを切欠1
eに係合させた状態で、切欠1eの奥側の端部に把持用
突起21cが当接するまで、解除部材21を筐体3の内
部へ進入させることができるようになっている。
は、ワイヤ2の挿入ピン2aを挿入することが可能な挿
入孔21dが設けられている。また、差込み孔1bと、
一方の係合部材20との間には、解除部材21と同様に
挿入ピン2aを挿入することが可能な挿入孔23aを有
する断面視略四角の筒状の案内部材23が配されてい
る。この案内部材23の先端も、解除部材21と同様に
テーパ状となっている。
い解除用孔1fが連設されており、この解除用孔1fに
ピン状の部材を挿入することができるようになってい
る。また、図3に示すように、ワイヤ2の挿入ピン2
a,2aは導電性のピン状部材であり、これの先端近傍
には、環状の溝2b,2bが周設されている。
説明する。図7は、本発明に係る盗難防止タグの取り付
け手順を説明する拡大正面断面図である。盗難防止タグ
を対象物に取り付ける場合には、ユーザが対象物の取り
付け部位に挿通させたワイヤ2の一方の挿入ピン2aを
解除部材21の挿入孔21dに挿通することによって、
この挿入ピン2aの先端が係合爪20a,20aを押し
広げ、更に挿入ピン2aを進行させることによって、係
合爪20a,20aと溝2bとを係合してロック状態と
なる。
から挿入し、案内部材23の挿入孔23aに前記挿入ピ
ン2aを貫通させて、解除部材21側と同様に係合爪2
0a,20aに溝2bを係合しロック状態とすることに
よって、対象物への盗難防止タグの取り付けが完了す
る。
接点として機能しており、ワイヤ2に接続された係合部
材20,20の間の導通状態をIC11によって検出
し、休止状態ではない盗難防止タグにおいて、ワイヤ2
の挿入ピン20aがタグ本体1から抜き出されたとき、
又はワイヤ2が切断されたときに、ブザーを動作させて
警報音を発する。
とき、IC11によってこれを検出し、ブザー13を動
作させて警報音を発する。
たとき、IC11はこれを検出し、タグ本体1を休止状
態として、ワイヤ2の挿入ピン2aがタグ本体1から抜
き出された場合、ワイヤ2が切断された場合、又は受信
器12が盗難防止信号を受信した場合であっても、ブザ
ー13は動作せず、警報音が発せられない。
外し手順を説明する拡大正面断面図である。盗難防止タ
グを対象物から取り外す場合には、盗難防止タグの近傍
で、発信器からリセット信号を発信させ、タグ本体1の
受信器12で前記リセット信号を受信させる。このよう
にしてタグ本体1を休止状態とした後に、解除部材21
の把持用突起21cを解除部材21の周方向の一方へコ
イルバネ22の付勢に反して回転させ、切欠1eに把持
用突起21cを係合させて、筐体3の内側へ解除部材2
1を移動させる。これによって、解除部材21の先端
は、係合爪20a,20aに当接し、係合爪20a,2
0aを外側へ押し広げて、係合爪20a,20aと挿入
ピン2aの溝2bとの係合が解除される。そして、挿入
ピン2aが解除部材21の挿入孔21dから抜き出され
ることによって、盗難防止タグの対象物からの取り外し
が達成される。
には、ピン状の部材を解除用孔1fに挿入し、このピン
状の部材の先端で、案内部材23を押動させる。これに
よって案内部材23の先端が、係合爪20a,20aに
当接し、係合爪20a,20aを外側へ押し広げて、係
合爪20a,20aと挿入ピン2aの溝2bとの係合が
解除される。そして、挿入ピン2aが差込み孔1bから
抜き出されることによって、差込み孔1bに挿入された
挿入ピン2aの抜き出しが完了する。
0を、筐体3の外側に突出する突出部1cに設けられた
切欠1d,1eと、解除部材21に設けられた把持用突
起21cとを用いる構成としたが、進入制限機構30の
構成はこれに限らず、例えば筐体3の内側に、解除部材
21の周方向及び軸長方向夫々に平行となるように、中
途で直角に屈曲するガイド溝を設け、解除部材21の筐
体3の内側の部分に、半径方向へ突出する突出部を設け
て、該突出部が前記ガイド溝に係合するようにし、コイ
ルバネ22の付勢に反して解除部材21を回転させたと
きにだけ、解除部材21の軸長方向に平行なガイド溝と
前記突出部とが係合して、解除部材21の筐体3の内部
への進入を可能とするような構成であってもよいことは
いうまでもない。
ヤ2の挿入ピン2aとの係合を解除する場合には、解除
部材21をコイルバネ22のバネ力に反して回転させ、
解除部材21の把持用突起21cとタグ本体1の切欠1
eとを係合させて、解除部材21を筐体3の内部へ進入
させる必要があり、容易にタグ本体1とワイヤ2の挿入
ピン2aとの係合が解除されず、客が誤って前記係合を
解除することを防止することが可能となる。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構造に限定されるものではない。
防止タグによる場合は、解除部材が挿入ピンの挿入方向
に対する周方向、即ち解除部材に開設された孔の周方向
の第1位置にあるときに、解除部材が筐体の内部へ更に
進入することを阻止するようにしてあり、解除部材を第
2位置まで回転させたときに、解除部材が筐体の内部へ
更に進入することを可能としてあることによって、解除
部材が前記第2位置に位置するためには、ユーザが解除
部材を前記付勢部材の付勢に反して回転させる必要があ
るので、解除部材を付勢部材の付勢に反して回転させな
がら、筐体の内部に押し込んだときにだけ、前記係合部
と係合機構との係合を解除することができ、容易に係合
部と係合機構との係合が解除されない。
は、解除部材が挿入ピンの挿入方向に対する周方向の所
定位置に位置するときに、解除部材に設けられた突出片
が、筐体の突出部の切欠に係合し、解除部材が筐体の内
部へ更に進入することが可能としてあり、この他の位置
に解除部材が位置するときに、前記突出片が前記突出部
に当接して、解除部材が筐体の内部へ更に進入すること
を阻止するようにしてあるため、前記所定位置に解除部
材が位置するときにだけ、解除部材を筐体の内部へ押し
込んで、環状溝と係合爪との係合を解除することができ
るようになっており、また、付勢部材によって解除部材
を前記周方向の一方に付勢してあることによって、解除
部材が筐体の内部へ更に進入することが可能な所定位置
に位置するためには、ユーザが解除部材を前記付勢部材
の付勢に反して回転させる必要があるので、解除部材を
付勢部材の付勢に反して回転させながら、筐体の内部に
押し込んだときにだけ、環状溝と係合爪との係合を解除
することができ、容易に環状溝と係合爪との係合が解除
されない等本発明は優れた効果を奏する。
を示す外観斜視図である。
る。
ある。
明する拡大正面断面図である。
明する拡大正面断面図である。
ある。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 孔(1a)を有する筐体(3)、前記孔
(1a)を貫通しており、前記筐体(3)の内部に更に
進入することが可能である筒状の解除部材(21)、及
び前記筐体(3)内に設けられた係合機構(20)を具
備するタグ本体(1)と、前記解除部材(21)を貫通
して前記筐体(3)の内部へ挿入され、前記係合機構
(20)と係合する係合部(2b)を有する挿入ピン
(2a)とを備え、前記挿入ピン(2a)を前記筐体
(3)の内部へ挿入し、前記係合部(2b)と前記係合
機構(20)とが係合した状態で、前記解除部材(2
1)が前記筐体(3)の内部へ更に進入したときに、前
記係合部(2b)と前記係合機構(20)との係合を解
除すべくなしてある盗難防止タグにおいて、 前記タグ本体(1)は、前記解除部材(21)を前記挿
入ピン(2a)の挿入方向に対する周方向の一方に付勢
する付勢部材(22)と、前記解除部材(21)が前記
付勢部材(22)の付勢によって前記周方向の第1位置
に静止しているときに、前記解除部材(21)が前記筐
体(3)の内部へ更に進入することを阻止し、前記解除
部材(21)が前記付勢部材(22)の付勢に反して、
前記第1位置とは異なる第2位置まで回転されたとき
に、前記解除部材(21)が前記筐体(3)の内部へ更
に進入することを可能とする進入制限機構(30)とを
具備することを特徴とする盗難防止タグ。 - 【請求項2】 孔(1a)を有する筐体(3)、前記孔
(1a)を貫通しており、前記筐体(3)の内部に更に
進入することが可能である筒状の解除部材(21)、及
び前記筐体(3)内に設けられた係合爪(20a)を具
備するタグ本体(1)と、前記解除部材(21)を貫通
して前記筐体(3)の内部へ挿入され、前記係合爪(2
0a)と係合する環状溝(2b)を有する挿入ピン(2
a)とを備え、前記挿入ピン(2a)を前記筐体(3)
の内部へ挿入し、前記環状溝(2b)と前記係合爪(2
0a)とが係合した状態で、前記解除部材(21)が前
記筐体(3)の内部へ更に進入したときに、前記解除部
材(21)の先端が前記係合爪(20a)を押動し、前
記環状溝(2b)と前記係合爪(20a)との係合を解
除すべくなしてある盗難防止タグにおいて、 前記タグ本体(1)は、前記解除部材(21)を前記挿
入ピン(2a)の挿入方向に対する周方向の一方に付勢
する付勢部材(22)を具備し、前記解除部材(21)
は、前記筐体(3)の外側の端部側面に突出片(21
c)を有し、前記筐体(3)は、前記孔(1a)の周囲
に前記筐体(3)の外部へ突出する環状の突出部(1
c)を有し、該突出部(1c)には、前記解除部材(2
1)が前記付勢部材(22)の付勢に反する方向に回転
されたとき、前記突出片(21c)が係合し、前記解除
部材(21)が前記筐体(3)の内部へ更に進入するこ
とを可能とする切欠(1e)が設けられていることを特
徴とする盗難防止タグ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011257843A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Suna Co Ltd | 商品の盗難防止装置 |
CN108748045A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-06 | 昆山信德佳电气科技有限公司 | 炼化工具盒 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08213101A (ja) * | 1995-02-03 | 1996-08-20 | Sanyo Electric Co Ltd | コネクタ装置 |
JP2000251161A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 自鳴式タグ装置 |
-
2000
- 2000-08-25 JP JP2000256320A patent/JP4504535B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN108748045A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-06 | 昆山信德佳电气科技有限公司 | 炼化工具盒 |
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