JP2000187779A - 盗難防止装置及び盗難防止装置用センサ - Google Patents

盗難防止装置及び盗難防止装置用センサ

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JP2000187779A
JP2000187779A JP10365646A JP36564698A JP2000187779A JP 2000187779 A JP2000187779 A JP 2000187779A JP 10365646 A JP10365646 A JP 10365646A JP 36564698 A JP36564698 A JP 36564698A JP 2000187779 A JP2000187779 A JP 2000187779A
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Japan
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theft device
conductor
head
alarm
sensor
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JP10365646A
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English (en)
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Satoru Saito
覚 齋藤
Hiromasa Tonai
博征 藤内
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止の信頼性が高く、盗難防止に要する
装置コストの増加を抑制し得る盗難防止装置及び盗難防
止装置用センサを提供する。 【解決手段】 盗難防止装置本体2には2つの差込み筒
部27,27の端部が突出させてあり、両差込み筒部27,27
の内部には、センサ1に設けてあるロックピンアセンブ
リ7,7が着脱可能に嵌着してある。ロックピンアセン
ブリ7,7にはリードコード6,6が連結してあり、両
リードコード6,6はエンクロージャ5を介してカール
コード4に接続してある。カールコード4は、2芯のコ
ードの中間部分を棒材に螺旋状に巻付けて加熱するスプ
リング処理を施してなり、矩形のヘッド3の一側面に連
結してある。ヘッド3の底面には両面粘着テープ30が貼
着してあり、その中央に開設した貫通孔33から、プッシ
ュスイッチのレバー36の一部が進退自在に突出させてあ
る。また、ヘッド3の他側面からループコード8が延設
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難を防止すべき
対象物への取り付け状態に基づいて警報を発する盗難防
止装置、及び前記対象物への取り付け状態を検出する盗
難防止装置用センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は特許第2776744 号公報に開示され
た盗難防止装置を示す斜視図であり、図10は該盗難防止
装置の使用状態を説明する説明図である。長円柱状の盗
難防止装置本体62に、一本の導線を折り曲げて被覆した
2芯のワイヤ64が取り付けてあり、該ワイヤ64内の導線
の両端は、盗難防止装置本体62に内蔵された切断検出回
路に接続してある。このワイヤ64の先端は、ワイヤ64の
先端から適宜距離を隔てた部分に固定具65によって固定
してあり、それによってループ部66が形成されている。
【0003】盗難防止装置本体62の底面には穴63が開設
してあり、該穴63からリミットスイッチ73のプランジャ
ー72が進退可能に突出している。プランジャー72は盗難
防止装置本体62から離隔する方向へ付勢されており、プ
ランジャー72に所要の押し力を加えた場合、プランジャ
ー72は盗難防止装置本体62内へ後退して、リミットスイ
ッチ73が導通状態になり、前記押し力が除かれた場合、
プランジャー72は前記穴63から外へ突出して、リミット
スイッチ73が不導通状態になる。
【0004】盗難防止装置本体62は、リミットスイッチ
73の導通状態及び不導通状態を検出するリミットスイッ
チ検出回路、バッテリ及び警報音を発するブザー等を内
蔵している。また、盗難防止装置本体62の底面には、盗
難防止すべき対象物に盗難防止装置本体62を固定すべ
く、両面粘着テープ61が貼着してある。
【0005】このような盗難防止装置によって対象物の
盗難を防止するには、図10に示した如く、商品棚50の枠
53にワイヤ64を掛け廻し、ワイヤ64の先端に設けたルー
プ部66内をくぐり抜けらせた盗難防止装置本体62の底部
を対象物Tに圧接し、両面粘着テープ61によって盗難防
止装置本体62を対象物Tに固定する。この場合、プラン
ジャーは盗難防止装置本体62内へ後退しており、リミッ
トスイッチは導通状態である。
【0006】このとき、対象物Tを盗難すべく、ワイヤ
64が切断された場合、盗難防止装置本体62に設けてある
切断検出回路がそれを検出してブザーを鳴動させ、対象
物Tの盗難を防止する。また、対象物Tを盗難すべく、
盗難防止装置本体62が対象物Tから取り外された場合、
プランジャーが盗難防止装置本体62の外へ突出して、リ
ミットスイッチが不導通状態になるため、リミットスイ
ッチ検出回路がそれを検出してブザーを鳴動させ、対象
物Tの盗難を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許第
2776744 号公報に開示された盗難防止装置にあっては、
盗難防止装置本体62と対象物Tとの間に薄刃を挿入さ
せ、プランジャー72を盗難防止装置本体62の穴63から突
出させることなく、盗難防止装置本体62を対象物Tから
取り外すことを比較的容易に行い得るので、盗難防止の
信頼性が低いという問題があった。また、繰り返し使用
によってワイヤ64内に断線が発生した場合、他の盗難防
止装置に交換する一方、ワイヤ64内に断線が発生した盗
難防止装置を不良品として廃棄しなければならないた
め、盗難防止に要する装置コストが嵩むという問題もあ
った。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、盗難防止の信頼性
が高く、また、盗難防止に要する装置コストの増加を抑
制し得る盗難防止装置、及び該盗難防止装置に使用する
盗難防止装置用センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
装置は、盗難を防止すべき対象物への取り付け状態を検
出した結果に基づいて警報を発する盗難防止装置におい
て、前記対象物に取り付けた場合、及び対象物から取り
外された場合に開閉するスイッチを内蔵するヘッドと、
前記スイッチの開閉信号を伝えるべく前記ヘッドに設け
てあり、柔軟性を有する第1導体と、該第1導体によっ
て伝えられた開閉信号及び前記第1導体の導通状態に基
づいて警報を発する警報体とを備えることを特徴とす
る。
【0010】第2発明に係る盗難防止装置は、第1発明
において、前記ヘッドにループ状の第2導体が設けてあ
り、前記警報体は第2導体が切断された場合、警報を発
するようになしてあることを特徴とする。
【0011】第3発明に係る盗難防止装置は、第1又は
第2発明において、前記ヘッドは前記対象物に当接させ
る当接面に開口を設けてなり、該ヘッド内にプッシュス
イッチが設けてあり、該プッシュスイッチの操作部が前
記開口から進退自在に突出させてあることを特徴とす
る。
【0012】第4発明に係る盗難防止装置は、第3発明
において、前記第1導体は2本の信号線を具備してお
り、一方の信号線と前記第2導体の一端とが接続してあ
り、他方の信号線と第2導体の他端との間に前記プッシ
ュスイッチが介装してあることを特徴とする。
【0013】第5発明に係る盗難防止装置は、第3又は
第4発明において、前記当接面に粘着層が設けてあるこ
とを特徴とする。
【0014】第6発明に係る盗難防止装置は、第1乃至
第5発明の何れかにおいて、前記警報体に、前記第1導
体を着脱自在に連結すべく筒状の連結部が設けてあり、
前記第1導体の先端に、前記連結部に内嵌する嵌合部が
設けてあることを特徴とする。
【0015】第7発明に係る盗難防止装置用センサは、
筒状の連結部を設けてなり、警報を発する警報体と連結
可能になしてあり、盗難を防止すべき対象物への取り付
け状態を検出する盗難防止装置用センサであって、前記
対象物に取り付けた場合、及び対象物から取り外された
場合に開閉するスイッチを内蔵するヘッドと、該ヘッド
に一端が連結してあり、前記スイッチの開閉信号を伝え
る第1導体と、該第1導体の他端に設けてあり、前記連
結部に内嵌する嵌合部とを備えることを特徴とする。
【0016】第8発明に係る盗難防止装置用センサは、
第7発明において、前記ヘッドは前記対象物に当接させ
る当接面に開口を設けてなり、該ヘッド内にプッシュス
イッチが設けてあり、該プッシュスイッチの操作部が前
記開口から進退自在に突出させてあることを特徴とす
る。
【0017】第9発明に係る盗難防止装置用センサは、
第8発明において、前記ヘッドにループ状の第2導線が
設けてあり、前記第1導体は2本の信号線を具備してお
り、一方の信号線と前記第2導体の一端とが接続してあ
り、他方の信号線と第2導体の他端との間に前記プッシ
ュスイッチが介装してあることを特徴とする。
【0018】第10発明に係る盗難防止装置用センサ
は、第8又は第9発明において、前記当接面に粘着層が
設けてあることを特徴とする。
【0019】第1発明にあっては、プッシュスイッチ又
は光スイッチ等、対象物に取り付けた場合、及び対象物
から取り外された場合に開閉するスイッチを内蔵するヘ
ッドと、警報を発する盗難防止装置本体とを、柔軟性を
有する第1導体で連結してあるため、第1導体を対象物
に絡ませて、ヘッドを対象物に固定することができる。
そのため、スイッチを作動させることなく、ヘッドを対
象物から取り去ることが困難であり、盗難防止の信頼性
が高い。
【0020】第2、第4及び第9発明にあっては、ヘッ
ドから延設した第2導体を対象物に絡ませ、更にヘッド
を第2導体のループ内をくぐらせて、ヘッドを対象物に
固定する。これによって、ヘッドを対象物から取り去る
ことを更に困難にすることができ、盗難防止の信頼性を
より向上させることができる。
【0021】また、第4及び第9発明の如く、第1導体
が具備する2本の信号線の内の一方の信号線と第2導体
の一端とを接続し、他方の信号線と第2導体の他端との
間にプッシュスイッチを介装させることによって、プッ
シュスイッチが閉路した場合に、第2導体が切断された
とき、第1導体の両信号線間が不導通状態になるため、
これを検出することによって、第1導体及び第2導体の
切断の有無を検出することができる。このように、簡単
な回路で第1導体及び第2導体の切断の有無を検出する
ことができ、装置コストを可及的に低減することができ
る。
【0022】第3及び第8発明にあっては、プッシュス
イッチによって対象物へのヘッドの取り付け状態を検出
する。これによって、装置コストの増加を抑制すること
ができる。
【0023】第6及び第7発明にあっては、第1導体の
先端に設けた嵌合部を盗難防止装置本体に設けた筒状の
連結部に内嵌して、盗難防止装置用センサと盗難防止装
置本体を連結する。これによって、盗難防止装置用セン
サ又は盗難防止装置本体の一方に故障が発生した場合、
故障が生じた方のみを新たなものと交換すればよいた
め、盗難防止装置用センサ及び盗難防止装置本体を交換
する場合に比べて、装置コストの増加を抑制することが
できる。
【0024】また、第1導体を商品棚等に絡ませて盗難
防止装置本体に連結することによって、盗難防止装置本
体を商品棚等に固定する手間を省くことができる。
【0025】第5及び第10発明にあっては、ヘッドの
当接面に粘着層が設けてあるため、対象物にヘッドを容
易に固定することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明に係る盗
難防止装置を示す斜視図であり、図中、1は、盗難を防
止すべき対象物に取り付けられるセンサ、2は、該セン
サ1が所定の状態でない場合に警報音を発する盗難防止
装置本体である。また、図2は図1に示した盗難防止装
置本体2の斜視図であり、図3は図1に示したセンサ1
の斜視図である。
【0027】短冊形状の盗難防止装置本体2の一端面に
は、2つの差込み筒部27,27の端部が適宜距離を隔てて
突出させてあり、両差込み筒部27,27の内部には、セン
サ1に設けてある2つのロックピンアセンブリ7,7を
ロックするロック機構が配設してある。ロックピンアセ
ンブリ7,7は、導電性尖先ピン状部材の基端部を絶縁
材で覆ってなり、ロックピンアセンブリ7,7の先端近
傍の周面には、溝17,17がその中心軸と同心状に設けて
ある。
【0028】前述したロック機構は、例えば、差込み筒
部27,27に臨ませて揺動自在にそれぞれ配設したJ字状
のロックバネに、ロックピンアセンブリ7,7の溝17,
17に係合する係合部がそれぞれ突設してある。各ロック
ピンアセンブリ7,7を差込み筒部27,27に差込んだ場
合、ロックピンアセンブリ7,7の先端部の周面に両ロ
ックバネの係合部が当接し、更に、ロックピンアセンブ
リ7,7を差込み筒部27,27に差込んで、両ロックバネ
が撓み、溝17,17と両ロックバネの係合部とが一致した
場合、ロックバネが復帰して、両係合部が対応する溝1
7,17に係合してロックピンアセンブリ7,7をロック
する。
【0029】また、差込み筒部27,27内には、ロックピ
ンアセンブリ7,7の先端部分と電気的に接続可能にな
した接点がそれぞれ設けてあり、前述した如く、差込み
筒部27,27内にロックピンアセンブリ7,7がロックさ
れた場合、各接点とロックピンアセンブリ7,7とは導
通している。
【0030】盗難防止装置本体2は警報音を発するブザ
ーを内蔵しており、盗難防止装置本体2の正面の他端近
傍には警報音を放出するための窓24が設けてある。ま
た、盗難防止装置本体2は、ボタン電池、所定周波数の
信号を受信するための共振回路、及び差込み筒部27,27
内に設けた接点の間の導通状態及び共振回路が受信した
受信信号に基づいて前記ブザーを作動させる制御装置等
を内蔵している。
【0031】盗難防止装置本体2の一側面には、盗難防
止装置本体2の長手方向へ長い長方形状のノブ穴22が開
設してある。該ノブ穴22内には、一方の差込み筒部27に
差し込まれたロックピンアセンブリ7のロックを解除す
る解除スライダのノブ23が摺動自在に内嵌してあり、ノ
ブ23に押力を加えて解除スライダを盗難防止装置本体2
の一端側へ摺動させることによって当該ロックを解除す
る。また、盗難防止装置本体2の他側面には、他方の差
込み筒部27に差し込まれたロックピンアセンブリ7のロ
ックを解除するための解除孔が開設してあり、該解除孔
に細棒を挿入することによって当該ロックを解除する。
【0032】両ロックピンアセンブリ7,7には、SU
S304等のステンレス鋼製の信号線をポリプロピレン
材で被覆したリードコード6,6が連結してあり、両リ
ードコード6,6はエンクロージャ5を介してカールコ
ード4に接続してある。カールコード4は、SUS30
4等のステンレス鋼製の2本の信号線をポリプロピレン
材で被覆した2芯のコードの中間部分を、棒材に螺旋状
に巻付けて加熱するスプリング処理を施してなり、矩形
のヘッド3の一側面に連結してある。
【0033】ヘッド3の底面には両面粘着テープ30が貼
着してあり、その中央には該両面粘着テープ30及びヘッ
ド3の底面を貫通する貫通孔33が開設してある。ヘッド
3内には、後述するプッシュスイッチが設けてあり、該
プッシュスイッチのレバー36の一部が前記貫通孔33から
進退自在に突出させてある。また、ヘッド3の他側面か
ら、SUS304等のステンレス鋼製の導線をエラスト
マで被覆してなるループコード8が延設してある。
【0034】図4及び図5は、図1に示したヘッド3の
側断面図である。ヘッド3は、矩形ドーム状の第1部材
31の底部開口を、平板状の第2部材32で閉塞してなり、
第2部材32の略中央には、前述した貫通孔33が開設して
ある。第2部材32の内面であって、貫通孔33の周囲には
円筒状の案内部34が、貫通孔33と同心円上に立設してあ
り、該案内部34内にはプッシュスイッチ35のレバー36が
摺動自在に内嵌してある。
【0035】レバー36は、貫通孔33の直径より大きい直
径であり、有底円筒状の支持部37の中央に、貫通孔33の
直径より小さい直径であり、対象物に当接させる円柱状
の当接部38が突設してあり、該当接部38の端部は、先端
に向かうにつれて漸次直径を大きくしてある。そして、
レバー36は、当接部38を前記貫通孔33から外へ突出させ
てある。
【0036】前記支持部37内には、導電性のコイルスプ
リング40の一端が嵌合してあり、コイルスプリング40の
他端は、第1部材31の内面に固定したプリント基板43に
当接させてある。これら、レバー36、コイルスプリング
40及びプリント基板43によってプッシュスイッチ35が構
成されている。
【0037】コイルスプリング40は、大径スプリング部
41内に該大径スプリング部41より短い小径スプリング部
42を同心円状に配してなり、大径スプリング部41及び小
径スプリング部42は共通した一本の導線で形成してあ
る。コイルスプリング40は、大径スプリング部41のバネ
力によって、レバー36を第2部材32側へ付勢しており、
図4に示した如く、当接部38が貫通孔33から所定長以上
突出している場合、小径スプリング部42はプリント基板
43から離隔している。
【0038】また、図5に示した如く、当接部38及びヘ
ッド3の第2部材32を対象物Tに当接させた場合、小径
スプリング部42はプリント基板43に当接している。この
とき、当接部38の端部は、先端に向かうにつれて漸次直
径を大きくしてあるため、当接部38と対象物Tとの間に
薄刃を挿入させることが抑制される。
【0039】第1部材31の一側面には、カールコード4
を挿入させる第1孔が開設してあり、前記一側面に対向
する他側面には、ループコード8を挿入させる第2孔が
開設してある。そして、カールコード4内の2本の信号
線4a,4a及びループコード8内の導線8aの両端はそれぞ
れカシメリング45,45,45でかしめてプリント基板43の
電極に固定してある。
【0040】図6はカールコード4及びループコード8
のプリント基板43への接続状態を説明する説明図であ
る。略正方形状のプリント基板43の3隅には第1電極5
1,第2電極52,第3電極53がそれぞれ設けてあり、プ
リント基板43の中央には、前述したコイルスプリング40
の大径スプリング部41の直径より小さい直径の第4電極
54が設けてある。第1電極51と第4電極54とは、プリン
ト基板43の背面で電気的に接続してある。第1電極51に
は、ループコード8の一端に取り付けたカシメリング45
が固定してあり、第2電極52には、カールコード4内の
一方の信号線4aをかしめたカシメリング45が固定してあ
る。
【0041】第2電極52はコイルスプリング40の大径ス
プリング部41に対向する部分に延設してあり、大径スプ
リング部41は第2電極52に当接させてある。また、第3
電極53には、ループコード8の導線8aの他端及びカール
コード4内の他方の信号線4aをかしめたカシメリング45
が固定してある。
【0042】このように、カールコード4内の一方の信
号線4aとコイルスプリング40の大径スプリング部41と
が、第2電極52を介して電気的に接続されており、コイ
ルスプリング40の小径スプリング部42とループコード8
の導線8aの一端とが、第4電極54及び該第4電極54に電
気的に接続した第1電極51を介して電気的に接続可能に
なしてあり、ループコード8の導線8aの他端とカールコ
ード4内の他方の信号線4aとが、第3電極53を介して電
気的に接続してある。
【0043】従って、コイルスプリング40の小径スプリ
ング部42を第4電極54に接触させた場合、カールコード
4内の一方の信号線4aと他方の信号線4aとの間が導通状
態になり、コイルスプリング40の小径スプリング部42を
第4電極54から離隔させた場合、前記両信号線4a,4aの
間が不導通状態になる。また、コイルスプリング40の小
径スプリング部42を第4電極54に接触させた状態であっ
ても、ループコード8が切断された場合、カールコード
4内の一方の信号線4aと他方の信号線4aとの間が不導通
状態になる。
【0044】前述した盗難防止装置本体2の両差込み筒
部27,27にロックピンアセンブリ7,7をそれぞれ嵌着
させてあるヘッド3を対象物Tに固定した後、盗難防止
装置本体2を作動させる。盗難防止装置本体2は、両差
込み筒部27,27の間が導通状態であるか否かを判断し、
リセット信号が与えられることなく、両差込み筒部27,
27の間が不導通状態になったとき、即ち、ループコード
8又はカールコード4が切断されたとき、又は対象物T
からヘッド3が取り外されて、プッシュスイッチ35が備
えるコイルスプリング40の小径スプリング部42が第4電
極54から離隔したとき、ブザーをして警報音を発生せし
める。
【0045】図7は、本発明に係る盗難防止装置を対象
物に取り付ける方法を説明する説明図である。なお、図
中、図1に示した部分に対応する部分には同じ番号を付
してその説明を省略する。商品棚50の棚部51に対象物T
が載置してあり、該対象物Tの閉じた領域を囲む部分に
掛け廻したループコード8内をくぐらせたヘッド3を、
該ヘッド3が内蔵するプッシュスイッチのレバーを対象
物Tに当接させて貼着固定する。また、商品棚50の背面
網部52に2本のリードコード6,6を、両リードコード
6,6で背面網部52の一網線を挟持するように掛け廻
し、両リードコード6,6の先端にそれぞれ設けてある
ロックピンアセンブリを盗難防止装置本体2に設けてあ
る2つの差込み筒部にそれぞれ挿入してロックする。
【0046】このように、対象物Tは盗難防止装置によ
って商品棚50の背面網部52に係止されているため、客
は、対象物Tを回転させ又は持ち上げて吟味することが
できる。一方、対象物Tを盗難すべく、盗難防止装置の
ヘッド3を対象物Tから取り外した場合、又は、ループ
コード8、カールコード4、若しくはリードコード6,
6を切断した場合、盗難防止装置本体2はブザーをして
警報音を出力せしめる。
【0047】ところで、盗難防止装置のヘッド3は、対
象物Tの閉じた領域を囲む部分に掛け廻したループコー
ド8内をくぐらせてあるため、プッシュスイッチを作動
させることなく、ヘッド3を対象物Tから取り外し得た
場合であっても、その状態を維持して、ループコード8
からヘッド3を抜き出さなければならない。そのような
操作を実現するのは実質的に不可能であり、従って盗難
防止の信頼性が高い。
【0048】一方、リードコード6,6の先端にそれぞ
れ設けてあるロックピンアセンブリは盗難防止装置本体
2に設けてある差込み筒部に着脱自在に嵌着してあるた
め、前述した如く、リードコード6,6を商品棚50の適
宜部分に容易に掛け廻すことができる。これによって、
盗難防止装置本体2を商品棚50に固定する手間を省くこ
とができる。
【0049】また、図8は、本発明に係る盗難防止装置
を対象物に取り付ける他の方法を説明する説明図であ
る。なお、図中、図7に示した部分に対応する部分には
同じ番号を付してその説明を省略する。図8に示した如
く、カールコード4の一部をループ状にして、例えば対
象物Tに設けてある搬送用のハンドルHに掛け廻し、こ
のループ内をくぐらせたヘッドを対象物Tに貼着固定す
る。
【0050】これによって、ヘッド3に設けたプッシュ
スイッチを作動させることなく、ヘッド3を対象物Tか
ら取り外し得た場合であっても、その状態を維持して、
カールコード4からヘッド3を抜き出さなければならな
い。そのような操作を、短時間の内に実現するのは実質
的に不可能であり、従って盗難防止の信頼性が高い。
【0051】なお、本実施の形態では、一芯の導体を有
するループコード8の両端部をヘッド3に連結してある
が、本発明はこれに限らず、一本の導線を折り曲げて被
覆した2芯のワイヤの先端にループ部を形成したループ
コードをヘッド3に連結してもよいことはいうまでもな
い。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明にあって
は、スイッチを作動させることなく、ヘッドを対象物か
ら取り去ることが困難であり、盗難防止の信頼性が高
い。
【0053】第2、第4及び第9発明にあっては、ヘッ
ドを対象物から取り去ることを更に困難にすることがで
き、盗難防止の信頼性をより向上させることができる。
【0054】また、第4及び第9発明にあっては、簡単
な回路で第1導体及び第2導体の切断の有無を検出する
ことができ、装置コストを可及的に低減することができ
る。
【0055】第3及び第8発明にあっては、装置コスト
の増加を抑制することができる。
【0056】第6及び第7発明にあっては、盗難防止装
置用センサ又は盗難防止装置本体の一方に故障が発生し
た場合、故障が生じた方のみを新たなものと交換すれば
よいため、盗難防止装置用センサ及び盗難防止装置本体
を交換する場合に比べて、装置コストの増加を抑制する
ことができる。また、第1導体を商品棚等に絡ませて盗
難防止装置本体に連結することによって、盗難防止装置
本体を商品棚等に固定する手間を省くことができる。
【0057】第5及び第10発明にあっては、対象物に
ヘッドを容易に固定することができる等、本発明は優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示した盗難防止装置本体の斜視図であ
る。
【図3】図1に示したセンサの斜視図である。
【図4】図1に示したヘッドの側断面図である。
【図5】図1に示したヘッドの側断面図である。
【図6】カールコード及びループコードのプリント基板
への接続状態を説明する説明図である。
【図7】本発明に係る盗難防止装置を対象物に取り付け
る方法を説明する説明図である。
【図8】本発明に係る盗難防止装置を対象物に取り付け
る他の方法を説明する説明図である。
【図9】特許第2776744 号公報に開示された盗難防止装
置を示す斜視図である。
【図10】従来の盗難防止装置の使用状態を説明する説
明図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 盗難防止装置本体 3 ヘッド 4 カールコード 6 リードコード 7 ロックピンアセンブリ 8 ループコード 27 差込み筒部 30 両面粘着テープ 33 貫通孔 36 レバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難を防止すべき対象物への取り付け状
    態を検出した結果に基づいて警報を発する盗難防止装置
    において、 前記対象物に取り付けた場合、及び対象物から取り外さ
    れた場合に開閉するスイッチを内蔵するヘッドと、前記
    スイッチの開閉信号を伝えるべく前記ヘッドに設けてあ
    り、柔軟性を有する第1導体と、該第1導体によって伝
    えられた開閉信号及び前記第1導体の導通状態に基づい
    て警報を発する警報体とを備えることを特徴とする盗難
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドにループ状の第2導体が設け
    てあり、前記警報体は第2導体が切断された場合、警報
    を発するようになしてある請求項1記載の盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドは前記対象物に当接させる当
    接面に開口を設けてなり、該ヘッド内にプッシュスイッ
    チが設けてあり、該プッシュスイッチの操作部が前記開
    口から進退自在に突出させてある請求項1又は2記載の
    盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記第1導体は2本の信号線を具備して
    おり、一方の信号線と前記第2導体の一端とが接続して
    あり、他方の信号線と第2導体の他端との間に前記プッ
    シュスイッチが介装してある請求項3記載の盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記当接面に粘着層が設けてある請求項
    3又は4記載の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記警報体に、前記第1導体を着脱自在
    に連結すべく筒状の連結部が設けてあり、前記第1導体
    の先端に、前記連結部に内嵌する嵌合部が設けてある請
    求項1乃至5の何れかに記載の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 筒状の連結部を設けてなり、警報を発す
    る警報体と連結可能になしてあり、盗難を防止すべき対
    象物への取り付け状態を検出する盗難防止装置用センサ
    であって、 前記対象物に取り付けた場合、及び対象物から取り外さ
    れた場合に開閉するスイッチを内蔵するヘッドと、該ヘ
    ッドに一端が連結してあり、前記スイッチの開閉信号を
    伝える第1導体と、該第1導体の他端に設けてあり、前
    記連結部に内嵌する嵌合部とを備えることを特徴とする
    盗難防止装置用センサ。
  8. 【請求項8】 前記ヘッドは前記対象物に当接させる当
    接面に開口を設けてなり、該ヘッド内にプッシュスイッ
    チが設けてあり、該プッシュスイッチの操作部が前記開
    口から進退自在に突出させてある請求項7記載の盗難防
    止装置用センサ。
  9. 【請求項9】 前記ヘッドにループ状の第2導線が設け
    てあり、前記第1導体は2本の信号線を具備しており、
    一方の信号線と前記第2導体の一端とが接続してあり、
    他方の信号線と第2導体の他端との間に前記プッシュス
    イッチが介装してある請求項8記載の盗難防止装置用セ
    ンサ。
  10. 【請求項10】 前記当接面に粘着層が設けてある請求
    項8又は9記載の盗難防止装置用センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002298231A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Kubota Corp 盗難防止装置及び盗難防止装置用センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002298231A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Kubota Corp 盗難防止装置及び盗難防止装置用センサ
JP4598295B2 (ja) * 2001-03-29 2010-12-15 株式会社エスキューブ 盗難防止装置及び盗難防止装置用センサ

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