JPH11283134A - 盗難防止タグ - Google Patents

盗難防止タグ

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Publication number
JPH11283134A
JPH11283134A JP8764198A JP8764198A JPH11283134A JP H11283134 A JPH11283134 A JP H11283134A JP 8764198 A JP8764198 A JP 8764198A JP 8764198 A JP8764198 A JP 8764198A JP H11283134 A JPH11283134 A JP H11283134A
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JP
Japan
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button
coil spring
case
sensor
substrate
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Pending
Application number
JP8764198A
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English (en)
Inventor
Kenji Uchida
賢二 内田
Junichi Zaitsu
純一 財津
Toru Kasahara
透 笠原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付け強度の低下、又は取り付け面の凹凸
等に拘わらず、誤警報の発生を防止し得、盗難防止の信
頼性が高い盗難防止タグを提供する。 【解決手段】 センサーボタン22に押し力が加えられて
いない場合、センサーコイルバネ30の小径部30c が伸長
しており、それによってセンサーボタン22の基板部22c
がケース21の内面に当接し、センサーコイルバネ30の大
径部30a は短縮した状態で第1導通バネ31に当接する。
センサーボタン22に更に押し力が加えられて、センサー
ボタン22の端部と正面側外箱部材とが略面一になされた
場合、センサーコイルバネ30の小径部30c が短縮して、
センサーボタン22の基板部22c がケース21の内面から離
隔し、センサーコイルバネ30の大径部30a は伸長した状
態で第1導通バネ31から離隔する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料品及び履物等
の対象物に取り付けられ、対象物の盗難を防止すべく自
ら警報を発する自鳴式の盗難防止タグに関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、従来の自鳴式の盗難防
止タグの使用状態を説明する説明図であり、両図中、TG
は短冊状の盗難防止タグ(以後、単にタグともいう)で
ある。タグTGの正面には、常開接点であるボタンスイッ
チのボタン42が突設しており、タグTGは、その正面を箱
及びケース等の盗難防止対象物Tの一面に対向させてそ
れに当接させることによって、前記ボタン42をタグTG内
へ押し込んで閉路し、その状態で、粘着テープ,両面テ
ープ又は合成樹脂製ラップ等の取り付け材によって盗難
防止対象物Tに取り付けてある。
【0003】タグTGは、送信器から送信される信号を受
信するアンテナ、ブザー及びバッテリ等を内蔵してい
る。送信器は、タグTGが受信し得る強度の信号を所定の
領域内へ送信するようになしてあり、出入口に設置した
ゲートに送信器を配設しておく。タグTGを取り付けた盗
難防止対象物Tがゲートに接近して、タグTGが送信器か
ら送信された信号を受信した場合、タグTGはブザーを作
動させて警報音を発し、盗難防止対象物Tの盗難を防止
する。
【0004】また、取り付け材を取り除いてタグTGを盗
難防止対象物Tから取り外した場合、ボタン42が突出し
て開路するため、タグTGはそれを検出し、ブザーを作動
させて警報音を発する。
【0005】しかし、このような盗難防止タグTGにあっ
ては、取り付け強度の低下、又は取り付け面の凹凸等に
よって、タグTG内に押し込んだボタン42が僅かに突出し
た場合でも開路して誤警報を発するという問題があっ
た。
【0006】そのため次のようなレバースイッチを設け
た盗難防止タグが開発されている。図10は従来の他の盗
難防止タグに設けたレバースイッチの構成を示す模式的
側面図であり、図中、51は側面視が略正方形のケースで
ある。ケース51の内部には、長方形にその長辺を下てい
とする台形を設けた形状の空洞部52が設けてあり、ケー
ス51の上面には前記空洞部52に連通する開口が開設して
ある。空洞部52内の開口近傍には、導線を一回巻回した
導通バネ55が配してあり、導通バネ55は該導通バネ55に
内嵌した支持軸53によって支持されている。
【0007】導通バネ55は、略180°に開いた一端側
を空洞部52の壁面に倣って湾曲させてあり、他端側は、
空洞部52の壁面に倣って湾曲させると共に、その先端近
傍の位置と前記一端側の先端の位置とが略一致するよう
になしてある。導通バネ55には三角屋根形状のレバー57
が、その先端をケース51の開口から突出させて連結して
あり、レバー57は導通バネ55によって支持軸53回りに揺
動自在に支持されている。
【0008】支持軸53の両側には、空洞部52の両側面か
らコンマ形状の2つの電極58,58の頭部が突出してお
り、両電極58,58の頭部には導通バネ55の両端部が接触
している。電極58,58の脚部はケース51の外へ延設して
あり、ブザーの動作を制御する制御装置に連通する接点
にそれぞれ接続してある。
【0009】このようなレバースイッチは常閉接点とし
て機能し、レバー57が盗難対象物に当接して、空洞部52
内に押し込まれた場合、導通バネ55の両端部が電極58,
58から離隔して開路し、盗難防止タグが盗難防止対象物
から取り外された場合、レバー57が突出して閉路するた
め、前述した制御装置はそれを検出し、ブザーを作動さ
せて警報音を発する。一方、取り付け強度の低下、又は
取り付け面の凹凸等によって、レバー57が空洞部52から
僅かに突出した場合でも、導通バネ55の両端部と対応す
る電極58,58との間に適宜の距離が存在するため閉路せ
ず、誤警報の発生が防止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レバー
スイッチが設けてある従来の盗難防止タグにあっては、
レバー57が支持軸53回りに揺動自在であるため、盗難防
止対象物に取り付けた盗難防止タグのレバー57と盗難防
止対象物との間に、薄い板材を差し込むことが可能な場
合があり、それによって、レバースイッチを開路状態に
維持したまま、即ち警報音を発生させることなく、盗難
防止タグが盗難防止対象物から取り外されてしまう虞が
あり、盗難防止の信頼性が低い。そのため、レバー57の
周囲を取り付け材で取り囲むことが考えられるが、盗難
防止対象物への盗難防止タグの取り付け・取り外しの作
業が煩雑になるという問題があった。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは導電性を有するコイ
ルバネによってボタンをケース外へ付勢し、ケースの内
部に設けた一対の電極を配設し、ボタンに設けたピンの
ケースから突出した部分が所定の長さ寸法以上である場
合、両電極がコイルバネに接触し、ピンの前記部分が前
記長さ寸法未満である場合、少なくとも一方の電極がコ
イルバネから離隔するようになすことによって、取り付
け強度の低下、又は取り付け面の凹凸等に拘わらず、誤
警報の発生を防止し得、盗難防止の信頼性が高い盗難防
止タグを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る盗難防止
タグは、基板の一面にピンが立設してあるボタンのピン
を、ケースに開設した孔から挿出し、バネによってボタ
ンをケース外へ付勢してなるプッシュスイッチと、警報
器とを備え、前記プッシュスイッチの開閉に基づいて前
記警報器を作動するようになしてある盗難防止タグにお
いて、前記基板の他面に、導電性を有するコイルバネが
設けてあり、前記ケースの内部に一対の電極が設けてあ
り、前記ピンのケースから突出した部分が所定の長さ寸
法以上である場合、両電極がコイルバネに接触し、ピン
の前記部分が前記長さ寸法未満である場合、少なくとも
一方の電極がコイルバネから離隔するようになしてある
ことを特徴とする。
【0013】第1発明の盗難防止タグにあっては、常閉
のプッシュスイッチが設けてあり、該プッシュスイッチ
が一度開状態になった後、閉状態になった場合、警報器
が作動する。プッシュスイッチは、ケースに開設した孔
に挿入したボタンをケースの外へ付勢する導電性のコイ
ルバネによって、ボタンがケースから所定長さ寸法以上
突出した場合、ケース内に設けた一対の電極がコイルバ
ネに接触し、両電極の間が閉路する。従って、取り付け
強度の低下、又は取り付け面の凹凸等によって、両電極
の間が閉路する位置に達しない位置まで、ボタンがケー
スから突出しても、警報器が作動されないため、誤警報
の発生が防止される。
【0014】ところで、プッシュスイッチは基板に立設
したピンをケース外へ付勢してあるため、ピンと盗難防
止対象物との間に薄い板材を差し込むことは困難であ
り、盗難防止の信頼性が高い。
【0015】第2発明に係る盗難防止タグは、第1発明
において、両電極はコイルバネの両端に対向するように
設けてあり、前記コイルバネの一端部分は、前記基板の
周囲に該基板の中心軸と略同軸上に配してあり、前記ピ
ンが前記ケースから所定長さだけ突出した場合、対向す
る電極に当接し、前記ピンが更に突出した場合、短縮す
るようになしてあることを特徴とする。
【0016】第3発明に係る盗難防止タグは、第1又は
第2発明において、前記コイルバネは、基板の外径より
大きい内径の大径部と、基板の外径より小さい内径の小
径部とを具備し、該小径部は基板の他面に当接させてあ
り、前記大径部の中に基板が装入してあることを特徴と
する。
【0017】これらの発明にあっては、両電極がコイル
バネの両端に対向するように設けてあるため、両電極と
バネとが接触するまでに移動するボタンの移動距離が長
い。つまり、警報が発せられるまでのボタンのストロー
クが長く、更に誤警報の発生が防止される。一方、ボタ
ンに少し押し力が加えられて、ボタンがケース内へ少し
押し込まれた場合であっても、コイルバネの一端部、即
ち大径部が伸長して対向する電極に接触しており、両電
極の間が閉路しているため、盗難防止対象物に取り付け
る前の盗難防止タグの保存中、ボタンがケース内へ少し
押し込まれた後にケースから突出して誤警報が発生する
ことが防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る盗難
防止タグを示す外観斜視図であり、図2は図1に示した
盗難防止タグの分解斜視図である。短冊状の外箱1は、
一対の正面側箱部材2及び背面側箱部材3を超音波接合
することによって形成してある。正面側箱部材2及び背
面側箱部材3内には、プリント配線した基板10、ボタン
スイッチ20及びボタン電池5が格納されており、ボタン
電池5はブザーを内蔵する円形のカバー部材4に内嵌し
てある。
【0019】基板10の正面には、所定周波数の信号を受
信するための共振装置12、及び共振装置12が受信した信
号及びボタンスイッチ20から与えられる開閉信号に基づ
いて、ブザーによる警報音の発生を制御するIC11等が
実装してある。また、基板10には、ボタンスイッチ20と
接続する4つの接点14,14,14,14等が設けてある。
【0020】ボタンスイッチ20は、矩形状のケース21の
正面中央に円柱状のセンサーボタン22を入出自在に突設
してなり、該センサーボタン22から距離を隔てた位置に
スライドボタン23が、外箱1の長手方向へ摺動自在に設
けてある。ケース21の裏面には、スライドボタン23に対
応する1対の電極、及びセンサーボタン22に対応する1
対の電極の内の一方が設けてあり、また、センサーボタ
ン22に対応する他方の電極がケース21の裏面に延設して
ある。そして、各電極は、前述した基板10に設けてある
各接点14,14,14,14に当接するようになしてある。ま
た、ケース21の上面には2つの筒部26,26が適宜距離を
隔てて立設してあり、スライドボタン23側の筒部26はケ
ース21内に連通する連通孔が開設してある。
【0021】正面側箱部材2の上端近傍には、ボタンス
イッチ20のセンサーボタン22を貫通させる円形の第1孔
2a、及びスライドボタン23を操作するための矩形の第2
孔2bが開設してあり、第2孔2bの周囲は、該第2孔2bに
向かうに従って正面側箱部材2の厚さが薄くなるテーパ
になしてある。また、正面側箱部材2の略中央には、前
述したカバー部材4が内嵌する円形の第3孔2cが開設し
てあり、正面側箱部材2の下端近傍には、警報音を発出
させる窓2dが設けてある。
【0022】図1に示した如く、ボタンスイッチ20のセ
ンサーボタン22は、正面側箱部材2の第1孔2aを貫通し
て正面側箱部材2から適宜長さだけ突出する寸法になし
てあり、スライドボタン23は、正面側箱部材2の第2孔
2bに内嵌し、正面側箱部材2から突出しない寸法になし
てある。これによって、タグを盗難防止対象物に取り付
けたときに、正面側箱部材2と盗難防止対象物との間に
隙間が生じることが防止される。
【0023】次に、ボタンスイッチ20の構成について説
明する。図3、図4及び図5は、図2に示したボタンス
イッチ20の平断面図、拡大正面図及び拡大背面図であ
る。なお、これらの図中、図2に示した部分に対応する
部分には同じ番号を付してその説明を省略する。ケース
21の正面には、センサーボタン22及びスライドボタン23
に応じて第1ボタン孔24及び第2ボタン孔25が開設して
あり、センサーボタン22及びスライドボタン23は対応す
る第1ボタン孔24及び第2ボタン孔25からケース21の外
へ所定長だけ突出させてある。
【0024】ケース21内面の第1ボタン孔24の周囲に
は、第1導通バネ31の環状に成形した一端部が固定して
あり、第1導通バネ31の他端は、ケース21の下面を貫通
させて裏面まで延設し、その端部をレ字状に屈曲させて
ある。センサーボタン22は、基板部22c の一面にピン状
の本体22a を立設し、基板部22c の他面に前記本体22a
の直径より小さい直径の脚部22b を垂下してなり、本体
22a を第1ボタン孔24から挿出させてある。センサーボ
タン22の脚部22b 及び基板部22c には、導電性のセンサ
ーコイルバネ30の一端が、該センサーコイルバネ30と第
1導通バネ31とが接触するように伸縮自在に外嵌してあ
る。
【0025】図6は図3に示したセンサーコイルバネ30
の側面図である。図6に示した如く、センサーコイルバ
ネ30は、前述したセンサーボタン22の基板部22c (図3
参照)に外嵌させる大径部30a と該大径部30a より直径
が小さい小径部30c とを中継部30b で同軸上に中継して
なり、小径部30c の中継部30b に対向する部分は、適宜
巻き数だけ互いに密着させてある。
【0026】図3に示した如く、センサーコイルバネ30
は、この小径部30c をセンサーボタン22の脚部22b に外
嵌し、大径部30a をセンサーボタン22の基板部22c に外
嵌してあり、センサーコイルバネ30の小径部30c が伸長
して、センサーボタン22の基板部22c がケース21の内面
に当接している場合、センサーコイルバネ30の大径部30
a は短縮している。
【0027】ケース21の背面の第1ボタン孔24に対向す
る部分には、センサーコイルバネ30を受ける受け部27が
突設してあり、受け部27内には環状の溝27a が設けてあ
る。この溝27a には、第2導通バネ32の環状に成形した
一端部が嵌合してあり、第2導通バネ32の他端は、受け
部27を貫通させてケース21の背面に延設してある。受け
部27の溝27a には、センサーコイルバネ30の小径部30c
側の端部が嵌合してあり、センサーコイルバネ30はその
弾性力によって第2導通バネ32に当接している。
【0028】ケース21の背面には、略く字状に成形して
なる第3導通バネ33及び第4導通バネ34が、その屈曲点
をケース21の背面から僅かに突出する様態で、スライド
ボタン23の摺動方向へ所定距離を隔てて設けてあり、第
3導通バネ33及び第4導通バネ34の一端はケース21内へ
延設してある。スライドボタン23は、四角柱状の基部23
b の正面にノブ23a を突設してなり、基部23b の背面に
は、第3導通バネ33と第4導通バネ34との間の長さと略
同じ長さ寸法の導電板28が取り付けてある。
【0029】そして、スライドボタン23のノブ23a を第
2ボタン孔25の一端へ移動させた場合、導電板28の両端
が第3導通バネ33及び第4導通バネ34に接触して、両導
通バネ33,34の間が閉路し、ノブ23a を第2ボタン孔25
の他端へ移動させた場合、導電板28の一端が第3導通バ
ネ33から離隔して、両導通バネ33,34の間が開路する。
前述したIC11(図2参照)は、第3導通バネ33及び第
4導通バネ34が当接する接点14,14の間が導通状態であ
るか否かを検出し、両接点14,14の間が導通状態である
場合、センサーボタン22の動作の如何に拘わらず、ブザ
ーに警報音を発生させないようになしてある。
【0030】図7は、前述したボタンスイッチ20の動作
を説明する説明図である。なお、図中、図2及び図3に
示した部分に対応する部分には同じ番号を付してその説
明を省略する。図7(a)に示した如く、センサーボタ
ン22に押し力が加えられていない場合、センサーコイル
バネ30の小径部30c が伸長しており、それによってセン
サーボタン22の基板部22c がケース21の内面に当接し、
センサーコイルバネ30の大径部30a は短縮した状態で第
1導通バネ31に当接する。これによって、第1導通バネ
31と第2導通バネ32との間はセンサーコイルバネ30によ
って閉路される。
【0031】図7(b)に示した如く、センサーボタン
22に少し押し力が加えられて、センサーボタン22がケー
ス21内へ少し押し込まれた場合、センサーコイルバネ30
の小径部30c が少し短縮すると共に、センサーボタン22
の基板部22c がケース21の内面から少し離隔するのに伴
って、センサーコイルバネ30の大径部30a が伸長し、第
1導通バネ31と第2導通バネ32との間の閉路状態が保た
れる。
【0032】図7(c)に示した如く、センサーボタン
22に更に押し力が加えられて、センサーボタン22の端部
と正面側箱部材2aとが略面一になされた場合、センサー
コイルバネ30の小径部30c が短縮して、センサーボタン
22の基板部22c がケース21の内面から離隔し、センサー
コイルバネ30の大径部30a は伸長した状態で第1導通バ
ネ31から離隔し、これによって第1導通バネ31と第2導
通バネ32との間は開路される。
【0033】盗難防止タグは、図7(c)に示した如
く、センサーボタン22の先端と正面側箱部材2とが略面
一になるように、盗難防止対象物に取り付けられる。一
方、前述したIC11(図2参照)は、第1導通バネ31及
び第2導通バネ32に接触する接点14,14間の電圧を検出
し、センサーボタン22を含むセンサー回路の開閉状態を
判断する。
【0034】IC11は、センサー回路が閉路から開路に
移行してから所定時間経過後にセット状態になり、リセ
ット信号が与えられることなく盗難防止タグが盗難防止
対象物から除去された場合、即ち、図7(a)に示した
ようにセンサーボタン22が突出してセンサー回路が閉路
したと判断し場合、ブザーを作動して警報音を発生さ
せ、盗難防止対象物の盗難を防止する。
【0035】また、共振装置12の共振周波数の信号を発
振する送信器を出入口に設置したゲートに配設してお
き、盗難防止タグを取り付けた盗難防止対象物が前記ゲ
ートに接近して、盗難防止タグの共振装置12が送信器か
ら送信された信号を受信し、受信信号をIC11に与えた
場合、IC11はブザーを作動して警報音を発生させる。
【0036】このとき、センサーボタン22は、図7
(b)に示した如く、それに少し押し力が加えられて、
センサーボタン22がケース21内へ少し押し込まれた場合
であっても、第1導通バネ31と第2導通バネ32との間の
閉路状態に保たれるため、盗難防止対象物に取り付ける
前の盗難防止タグの保存中、IC11がセット状態になる
ことが低減される。
【0037】一方、図7(c)に示した如く、センサー
ボタン22の端部と正面側箱部材2とが略面一になったと
きの、センサーコイルバネ30の大径部30a と第1導通バ
ネ31との間の距離が長いため、取り付け強度の低下、又
は取り付け面の凹凸等によって、センサーボタン22が正
面側箱部材2から少し突出しても、センサーコイルバネ
30は第1導通バネ31に接触せず、センサー回路は開路状
態に保たれるため、誤警報の発生が回避される。また、
盗難防止対象物とセンサーボタン22との間に薄い板材を
差し込むことは困難であり、盗難防止の信頼性が高い。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る盗難
防止タグにあっては、常閉のプッシュスイッチが設けて
あるため、盗難防止対象物とボタンとの間に薄い板材を
差し込むことは困難であり、盗難防止の信頼性が高い。
また、取り付け強度の低下、又は取り付け面の凹凸等に
よって、両電極の間が閉路する位置に達しない位置ま
で、ボタンがケースから突出しても、警報器が作動され
ないため、誤警報の発生が防止される。
【0039】第2及び第3発明に係る盗難防止タグにあ
っては、警報が発せられるまでのボタンのストロークが
長く、更に誤警報の発生が防止される。一方、それに少
し押し力が加えられて、ボタンがケース内へ少し押し込
まれた場合であっても、両電極の間が閉路しているた
め、盗難防止対象物に取り付ける前の盗難防止タグの保
存中、ボタンがケース内へ少し押し込まれた後にケース
から突出して誤警報が発生することが防止される等、本
発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止タグを示す外観斜視図で
ある。
【図2】図1に示した盗難防止タグの分解斜視図であ
る。
【図3】図2に示したボタンスイッチの平断面図であ
る。
【図4】図2に示したボタンスイッチの拡大正面図であ
る。
【図5】図2に示したボタンスイッチの拡大背面図であ
る。
【図6】図3に示したセンサーコイルバネの側面図であ
る。
【図7】ボタンスイッチの動作を説明する説明図であ
る。
【図8】従来の自鳴式の盗難防止タグの使用状態を説明
する説明図である。
【図9】従来の自鳴式の盗難防止タグの使用状態を説明
する説明図である。
【図10】従来の他の盗難防止タグに設けたレバースイ
ッチの構成を示す模式的側面図である。
【符号の説明】
1 外箱 11 IC 14 接点 20 ボタンスイッチ 22 センサーボタン 30 センサーコイルバネ 30a 大径部 30c 小径部 31 第1導通バネ 32 第2導通バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一面にピンが立設してあるボタン
    のピンを、ケースに開設した孔から挿出し、バネによっ
    てボタンをケース外へ付勢してなるプッシュスイッチ
    と、警報器とを備え、前記プッシュスイッチの開閉に基
    づいて前記警報器を作動するようになしてある盗難防止
    タグにおいて、 前記基板の他面に、導電性を有するコイルバネが設けて
    あり、前記ケースの内部に一対の電極が設けてあり、前
    記ピンのケースから突出した部分が所定の長さ寸法以上
    である場合、両電極がコイルバネに接触し、ピンの前記
    部分が前記長さ寸法未満である場合、少なくとも一方の
    電極がコイルバネから離隔するようになしてあることを
    特徴とする盗難防止タグ。
  2. 【請求項2】 両電極はコイルバネの両端に対向するよ
    うに設けてあり、前記コイルバネの一端部分は、前記基
    板の周囲に該基板の中心軸と略同軸上に配してあり、前
    記ピンが前記ケースから所定長さだけ突出した場合、対
    向する電極に当接し、前記ピンが更に突出した場合、短
    縮するようになしてある請求項1記載の盗難防止タグ。
  3. 【請求項3】 前記コイルバネは、基板の外径より大き
    い内径の大径部と、基板の外径より小さい内径の小径部
    とを具備し、該小径部は基板の他面に当接させてあり、
    前記大径部の中に基板が装入してある請求項1又は2記
    載の盗難防止タグ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334380A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Kubota Corp 盗難防止装置用センサ及び盗難防止装置
US7167092B2 (en) 2003-01-30 2007-01-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Abnormality detector and information apparatus using the same
JP2012524333A (ja) * 2009-05-18 2012-10-11 チェックポイント・システムズ・インコーポレイテッド ケーブル巻付防犯装置

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