JP3429153B2 - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP3429153B2
JP3429153B2 JP04807197A JP4807197A JP3429153B2 JP 3429153 B2 JP3429153 B2 JP 3429153B2 JP 04807197 A JP04807197 A JP 04807197A JP 4807197 A JP4807197 A JP 4807197A JP 3429153 B2 JP3429153 B2 JP 3429153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体と、それに差
し込み接続される棒状部を備えた取付具とが設けられ、
前記筐体の内部に、前記棒状部と係合して、前記取付具
の抜け止めをする抜け止め部材と、前記棒状部の筐体へ
の差し込みに伴って固定電極側へ押し移動操作される可
動電極と、前記棒状部を離脱側に向けて、且つ、前記可
動電極を前記固定電極から離間する側に向けて弾性付勢
する付勢手段と、前記可動電極と前記固定電極とが接触
する状態から離間する状態に切り換わるに伴って、警報
を出力する警報出力手段とが備えられた盗難防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置は、盗難防止対象物
に取り付けられて使用され、盗難防止装置が盗難防止対
象物から不正に取り外されると警報を出力して、盗難防
止対象物が不正に取り扱われていることを報知するもの
である。この盗難防止装置を盗難防止対象物に取り付け
るには、例えば盗難防止対象物が服地であるような場
合、取付具の棒状部を、服地を貫通した状態で盗難防止
装置の筐体に差し込み接続することで取り付ける。盗難
防止対象物に取り付けられた盗難防止装置は、取付具が
不正に引き抜かれて、不正に盗難防止装置が盗難防止対
象物から取り外されると上記のように警報を出力するの
であるが、取付具が引き抜かれたことを検出するための
構成が盗難防止装置の筐体内に設けられている。具体的
には、筐体内に、取付具の棒状部が付勢手段の付勢力に
抗して筐体に差し込まれるに伴って、固定電極側へ押し
移動操作される可動電極が備えられ、取付具が筐体に差
し込まれている状態では、可動電極と固定電極とが接触
している。そして、可動電極と固定電極とが接触する状
態から、付勢手段の付勢力により離間する状態に切り換
わることによって取付具が引き抜かれたと検出する。
【0003】但し、可動電極には固定電極との離間側に
付勢力が作用するので、棒状部の押しのみによって、可
動電極と固定電極を単に接触させておくと、棒状部の振
動等により可動電極と固定電極とが離間してしまい、誤
った警報を行なってしまう場合がある。従来は、これに
対処するため、特開平7−65257号公報に開示され
ているように、つまり、図15に示すように、金属性の
可動電極100を固定電極101から離間する側に付勢
するコイルスプリング102が、筐体側固定部に対して
可動電極100を付勢するように設けられていると共
に、取付具3の棒状部3Aが差し込まれているときに、
棒状部3Aの押し込み操作力によって圧縮されて可動電
極100と固定電極101とを接触させる側に付勢する
接触用のコイルスプリング103が、可動電極100と
棒状部3Aが接当する被接当部材104との間に配設さ
れて、コイルスプリング102及びコイルスプリング1
03とによって、棒状部3Aや可動電極100を付勢す
る付勢手段を構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、接触用のコイルスプリング103が、棒状
部3Aを離脱側に付勢する機能をも有しているので、棒
状部3Aを離脱側に強く押し出せるようにコイルスプリ
ング103に作用する力も一般的に大きなものとされ
る。従って、特に長期間に亘って使用された場合、コイ
ルスプリングに永久ひずみが発生し、可動電極と固定電
極との接触維持が不完全なものとなり、取付具が引き抜
き操作されたと誤検出する場合があった。本発明は、上
記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、取
付具の引き抜きを的確に検出できるようにする点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、付勢手段は、筐体側固定部に対し
て取付具の棒状部及び可動電極を弾性付勢して、棒状部
に対しては離脱側に付勢し、可動電極に対しては固定電
極との離間側に付勢する。その付勢手段に抗して棒状部
が筐体に差し込まれると、可動電極が押し移動操作され
て固定電極と接触する。その状態から更に棒状部が差し
込まれると可動電極が弾性変形して固定電極に向かう弾
性付勢力を蓄え、棒状部が機械的に振動したような場合
でも、その弾性付勢力によって、可動電極と固定電極が
的確に接触維持される。又、可動電極の弾性変形は、棒
状部の挿入に起因して発生するのではあるが、その弾性
変形の程度すなわち可動電極と固定電極とを接触維持さ
せるための弾性付勢力の強弱は、十分な付勢力を必要と
する付勢手段の付勢力とは別個に、適度な弾性付勢力に
設定しておくことが可能である。従って、棒状部を離脱
側に弾性付勢する付勢手段に永久ひずみが生じるような
場合であっても、可動電極と固定電極とを的確に接触維
持できる。もって、盗難防止装置の使用が長期に亘るよ
うな場合においても、取付具の引き抜きを的確に検出で
きるに至った。
【0006】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、棒状部が差し込まれるに伴って、棒状部が被操
作部材を押し操作し、付勢手段は、この被操作部材に対
して付勢作用する。従って、棒状部が付勢手段に接触し
た状態で押し操作するのに較べて、棒状部と付勢手段と
の間において押し操作力及びそれに抗する付勢力が適切
に作用するために要求される寸法及び形状等の設計上の
制限が緩和され、実施製作面で有利なものとできる。更
に、棒状部の押し操作力が作用する被操作部材によって
可動電極が支持されるので、棒状部の差し込みに伴って
的確に可動電極が移動すると共に、弾性変形する可動電
極を的確に支持でき、可動電極と固定電極との接触及び
被接触の切換えが的確に行えるものとなる。
【0007】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、付勢手段がコイルスプリングにて構成され、そ
のコイルスプリングの棒状部側の端部が側方に延出され
る状態で可動電極が形成されている。従って、弾性を備
える必要のある付勢手段及び可動電極を一体形成して、
構成の簡素化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の盗難防止装置用の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(イ)の平
面図及び図1(ロ)の側面図に示すように、盗難防止装
置1は、略直方体状の筐体2と、その筐体2を盗難防止
対象物である商品等に取り付けるための取付具としての
取付ピン3とからなる。取付ピン3は、図3(ロ)等に
示すように、金属製の棒状部3Aと棒状部3Aの一端を
保持する樹脂製の頭部3Bとからなり、棒状部3Aに
は、筐体2と係合するための係合用凹部3aと、先細状
に形成された円錐状テーパ部3bとが形成されている。
筐体2を例えば衣類等の商品に取り付けるときは、図4
(ロ)に示すように、取付ピン3の棒状部3Aを服地F
のボタン穴等を通して筐体2に接続して取り付ける。
【0009】以下、取付ピン3の筐体2への取付構造を
説明する。取付ピン3は、図2乃至図4に示すように、
筐体2の内壁に接して設けられた取付具用ユニット4の
ピン挿入孔40に挿入された状態で筐体2に取り付けら
れる。取付具用ユニット4には、図3乃至図5に示すよ
うに、ピン挿入孔40に挿入された取付ピン3と係合し
て抜け止めをする釣針状のロックバネ41が設けられ、
ロックバネ41の取付ピン3挿入方向の奥側箇所には、
筐体2に差し込まれている棒状部3Aが抜き操作された
か否かを検出する検知スイッチSが設けられている。
【0010】ロックバネ41は、それの屈曲部41cに
おいて、取付具用ユニット4の本体から突出するバネ係
止用凸部49に係止され、ロックバネ41の端部41a
が取付具用ユニット4の本体に固定されている。ロック
バネ41の材質は金属で弾性を有し、遊端側の端部41
bが中立点から揺動操作されるに伴って、上下並びに左
右方向に中立点への復帰付勢力が作用する。ロックバネ
41の端部41bと屈曲部41cとの中間部分には、後
述するように取付ピン3の係合用凹部3aと係合する係
合用孔42が設けられている。係合用孔42は、大径の
幅広部42aと小径の円弧状孔部42bとが一体に連な
るように形成され、ロックバネ41が中立点にあるとき
は、ピン挿入孔40の奥行き方向視で、円弧状孔部42
bの中心位置が、ピン挿入孔40の略中心となるように
配置してある。つまり、ロックバネ41は、棒状部3A
と係合して取付ピン3の抜け止めをする抜け止め部材O
Sとして機能する。
【0011】ロックバネ41の遊端側の端部41bは、
取付具用ユニット4の側面に形成された開口43から、
取付具用ユニット4の外方側へ突出している。ロックバ
ネ41が突出する開口43は、奥行き方向視(図3にお
ける矢印A方向視)で開口43の形状を示す図6のよう
に、テーパ部43aを備えて略L字状に形成され、図6
において実線で示す位置がロックバネ41の中立点近く
の位置である。従って、ロックバネ41が中立点近くの
姿勢となっているときは、テーパ部43aの存在によっ
て、ロックバネ41の遊端側の端部41bが基端側の端
部41a側に揺動するのを抑制するものとなる。
【0012】検知スイッチSは、図3等に示すように、
取付ピン3の円錐状テーパ部3bを受け止め、棒状部3
Aに押し操作される被操作部材OEとして受止用円板3
0、取付ピン3を離脱側に復帰付勢する付勢手段RFで
ある導電性のコイルスプリング31、及び、取付具用ユ
ニット4の底部においてコイルスプリング31の一端側
と接触すると共に一部が取付具用ユニット4の下面に延
出する導電性の電極部材32を備えて構成される。受止
用円板30はコイルスプリング31の上端部で支承され
て、棒状部3Aに押し操作されるとともに、この受止用
円板30に対してコイルスプリング31が付勢作用す
る。尚、上記のように、コイルスプリング31は、電極
部材32の存在側の端部が取付具用ユニット4の底部に
位置するので、コイルスプリング31は、筐体側固定部
に対して棒状部3A及び後述の可動電極MEを弾性付勢
するものとなっている。
【0013】コイルスプリング31における棒状部3A
側には、図7に示すように、その上端側が側方に延出す
ると共に下方側に向けてループを形成してなる電極片3
1aが、棒状部3Aの筐体2への差し込みに伴って押し
移動操作される可動電極MEとして備えられている。取
付具用ユニット4の下面側にはプリント基板6が備えら
れ、そのプリント基板6上には、検出スイッチSの電極
部材32と常時接触する電極6bと、取付ピン3が筐体
2に差し込まれたときに電極片31aと接触する固定電
極SEとしての電極6aとが備えられている。従って、
プリント基板6の電極6aも検出スイッチSの構成要素
となっており、又、可動電極MEとしての電極片31a
は、付勢手段RFにより電極6aから離間する側に向け
て弾性付勢されている。
【0014】取付ピン3をピン挿入孔40に挿入する
と、円弧状孔部42bの径が取付ピン3の先細状の先端
部分の最大径よりも小径となるように形成されているの
で、その先細状の先端部分が係合用孔42の円弧状孔部
42bと係合し、取付ピン3を更に挿入すると、遊端側
の端部41bを基端側の端部41aに接近させる方向並
びにロックバネ41を押し下げる方向に力が作用し、ロ
ックバネ41は図6に示すテーパ部43aに沿って揺動
する。そして、取付ピン3の係合用凹部3aがロックバ
ネ41の存在位置に達するまで取付ピン3が挿入される
と、ロックバネ41が係合用凹部3aと係合して図6に
おいて実線で示す位置に復帰し、取付ピン3に対してロ
ックがかかる。このロック状態においては、コイルスプ
リング31によって取付ピン3に離脱側への付勢力が作
用し、この付勢力はロックバネ41の遊端側の端部41
bを基端側の端部41aに接近させる方向にも作用する
が、開口43のテーパ部43aの存在によって、その接
近移動が阻止される。
【0015】このように取付ピン3が挿入され、ロック
された状態では、図4(ロ)に示すように、取付ピン3
の円錐状テーパ部3bによってコイルスプリング31が
圧縮方向に押し込まれる。それに伴って、電極片31a
が、取付ピン3の挿入方向へ移動し、取付具用ユニット
4下面に形成された開口44を通過して、プリント基板
6の電極6aに接触する。電極片31aは、コイルスプ
リング31の上端側から延出する部分によって弾性支持
されているので、電極片31aが電極6aと接触した状
態から棒状部3Aの差し込みによって弾性変形して電極
6aに向かう弾性付勢力を蓄える状態となり、確実に電
極6aと接触する。この状態では、コイルスプリング3
1の上端側に配置される受止用円板30が電極片31a
の弾性変形の基端側を支持するものとなっている。
【0016】次に、上記の取付ピン3に対してロックが
かかっている状態を解除するための構成について説明す
る。取付ピン3に対するロックは、ロックバネ41の遊
端側の端部41bを図2乃至図4及び図8に示すスライ
ド部材5によって揺動操作することで解除する。スライ
ド部材5は、筐体2の一部を切り開いた図2に示すよう
に、それの基部5bが筐体2の内壁に設けられたガイド
部2aにスライド移動自在に係合し、図3乃至図5にお
いて矢印Pにて示す方向に移動する。スライド部材5を
スライド移動させるために、図12に示す係合解除用キ
ーKを挿入するためのキー挿入孔45が取付具用ユニッ
ト4に形成され、更に、そのキー挿入孔45の奥側箇所
において、取付具用ユニット4の壁部を貫通し、キー挿
入孔45と取付具用ユニット4の外部の両側に露出する
状態に回動自在に支持されたピニオンギヤ46が設けら
れている。
【0017】係合解除用キーKをキー挿入孔45に挿入
した状態では、図10に示すように、係合解除用キーK
の端部に形成されるラック部K1と取付具用ユニット4
のピニオンギヤ46が噛合し、更に、そのピニオンギヤ
46はスライド部材5に形成されているラック部5aに
も噛合する。従って、係合解除用キーKをキー挿入孔4
5に挿入するに伴って、係合解除用キーKの挿入方向と
逆方向にスライド部材5がスライド移動することにな
る。スライド部材5におけるロックバネ41との接当部
分である接当操作部5dには、図9に示すように、ロッ
クバネ41の端部41bを取付ピン3の挿入方向へ揺動
させる傾斜案内面5eと、端部41bを取付ピン3の挿
入方向と直交する方向へ揺動させる傾斜案内面5fが形
成され、スライド部材5のスライド移動に伴って、二つ
の傾斜案内面5e,5fが協働して、ロックバネ41を
図6において実線で示す位置から仮想線で示す位置へ揺
動させる。これによって、取付ピン3に対するロックバ
ネ41に係合作用が解除され、取付ピン3はコイルスプ
リング31の付勢力によって押し出されて、コイルスプ
リング31の電極片31aは、プリント基板6の電極6
aと離間する。
【0018】係合解除用キーKがキー挿入孔45から抜
かれると、スライド部材5は、ピニオンギヤ46を介し
た駆動操作と共に、スライド部材5に備えられている弾
性片5cの弾性変形による復帰付勢力にて元の姿勢に戻
る。
【0019】次に、盗難防止装置1の電気回路部分につ
いて説明する。盗難防止装置1の電気回路部分には、検
出スイッチSを構成する電極片31aと電極6aとが接
触する状態から離間する状態に切り換わるに伴って、警
報を出力する警報出力手段AOが備えられている。この
警報出力手段AOは、主としてプリント基板6上に設け
られ、具体的には、図8に概念的にブロック図で示す回
路等からなる。図8に示す回路は、概略的には、上述の
検出スイッチSと、LEDランプ20a及び圧電ブザー
20bを備えた発鳴回路20と、コイル及びコンデンサ
からなり共振アンテナとして構成されるアンテナ21
と、アンテナ21が受信状態になると受信信号を出力す
るアンテナ入力回路22と、取付ピン3の抜き操作に伴
って検出スイッチSが切り状態となると取り外し検出信
号を出力するスイッチ入力回路23と、LEDランプ2
0a及び圧電ブザー20bに対する通電の可否を制御す
る駆動回路24と、アンテナ入力回路22及びスイッチ
入力回路23からの信号によって駆動回路24を作動制
御する信号処理回路25と、各種の時間計時用の発振回
路26及びカウンタ27と、電池28と、トランジスタ
あるいはFET等により構成される半導体スイッチ29
a,29b,29c,29d,29eと、リセットスイ
ッチRとを備えて構成されている。アンテナ22が受信
する電波は、図11に示すように形成された発信器Oか
ら送信される。発信器Oは、例えば店舗等の出入口に通
路を挟んで設置される。
【0020】以下、取付ピン3の棒状部3Aをピン挿入
孔40に挿入して盗難防止装置1を盗難防止対象物へ取
り付けたときからの回路の動作を簡単に説明する。半導
体スイッチ29a,29c,29dは、信号処理回路2
5によって入り切りが制御され、信号処理回路に通電さ
れていない初期状態では、夫々「切り」,「入り」,
「切り」となっている。又、半導体スイッチ29bは、
検出スイッチS又は半導体スイッチ29aが「入り」と
なっているときに「入り」となり、半導体スイッチ29
eは、リセットスイッチRが「入り」となっている間の
み「切り」となる。従って、取付ピン3が差し込まれ、
電極片31aがプリント基板6上の電極6aに接触する
ことによって検出スイッチSが「入り」となると、半導
体スイッチ29bが「入り」となって、発振回路26及
びカウンタ27に電池28の電力が供給されて、カウン
タ27がカウントを開始する。
【0021】カウンタ27は約十数秒程度に相当する設
定カウント値のカウントを完了すると半導体スイッチ2
9dを「入り」とし、信号処理回路25等に通電が開始
される。この設定カウント値のカウントが完了する前に
盗難防止装置1が盗難防止対象物から取り外される等し
て検出スイッチ5が「入り」となると、発振回路26及
びカウンタ27への通電が停止されてリセットされる。
つまり、上記の設定カウント値に相当する時間の間、検
出スイッチ5が「切り」になっていないと、信号処理回
路25等への通電が開始されない。信号処理回路25へ
の通電が開始されると、信号処理回路25は、半導体ス
イッチ29dを「入り」状態に保持し、その後の検出ス
イッチ5の入り切りに拘らず信号処理回路25等への電
力供給状態を維持すると共に、半導体スイッチ29cを
「切り」として発振回路26及びカウンタ27を停止さ
せて、盗難防止装置1が起動する。
【0022】盗難防止装置1が起動した後に、正規の解
除操作を行わずに強い力で強制的に取付ピン3を引き抜
いたときは、検出スイッチSが「切り」状態となる。こ
の結果、スイッチ入力回路23が取り外し検出信号を信
号処理回路25に出力する。信号処理回路25は、その
取り外し検出信号が入力されると半導体スイッチ29a
を「入り」とすると共に、半導体スイッチ29cを「入
り」とする。これによって、発振回路26及びカウンタ
27が作動を開始してカウンタから設定繰り返し周期の
パルス信号が信号処理回路25へ出力される。信号処理
回路25は、駆動回路24を介して、そのパルス信号に
よってLEDランプ20aを点滅させると共に、圧電ブ
ザー20bを鳴らせて警報を出力する。
【0023】盗難防止装置1を盗難防止対象物から正規
に取り外すときは、上述の係合解除用キーKをキー挿入
孔45に挿入する。係合解除用キーKの挿入によって、
上述のように取付ピン3が離脱すると共に、キー挿入孔
45内に設けられたリセットスイッチRが「入り」とな
り、半導体スイッチ29eが「切り」となる。これによ
って、電池28からの電力の供給が停止され、初期状態
に戻る。以上は、センサタグ1が不正に盗難防止対象物
から取り外された場合を説明したが、センサタグ1を付
けたままの盗難防止対象物を不正に持ち出そうとして、
発信器Oの近くを通過したときも、アンテナ22が発信
器Oからの電波を受信して、上記と同様に発鳴回路20
を作動させる。
【0024】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、可動電極MEを、コイルスプ
リング31の棒状部側の端部が側方に延出すると共に下
方側に向けてループを形成してなる電極片31aにて構
成しているが、図13に示すように、付勢手段RFをコ
イルスプリング80にて構成すると共に、そのコイルス
プリングの棒状部側端部(図13における上端部)から
側方に延出しさらにコイルスプリング81を形成して可
動電極MEとし、棒状部3Aが筐体2に差し込まれたと
きに、このコイルスプリング81の弾性変形によっても
固定電極SEに向かう弾性付勢力を蓄えるように構成し
ても良い。
【0025】 上記実施の形態では、付勢手段RFと
可動電極MEを一体形成しているが、図14に示すよう
に、棒状部3Aに押し操作される被操作部材OEを側方
に延出し、その延出部にコイルスプリング90からなる
可動電極MEを備えるように構成しても良い。又、コイ
ルスプリング90の代わりに弾性を有する薄板状の金属
板を被操作部材OEに取り付けても良いし、更には、被
操作部OE自体を弾性を有する薄板状の金属板にて形成
しても良い。
【0026】 上記実施の形態では、抜け止め部材O
Sをロックバネ41にて構成し、抜け止め部材OS自体
に復帰付勢力を備えさせているが、例えば、棒状体3A
の挿脱経路にスライド移動により出退自在な薄板状の部
材を備え、その薄板状の部材を前記挿脱経路に突出する
側に復帰付勢するように構成しても良い。 上記実施の形態では、可動電極MEと固定電極SE
とが接触する状態から離間する状態に切り換わったとき
に、最終的には音と光によって警報を出力しているが、
例えば、盗難防止装置1は電波信号によって警報を出力
し、その電波信号を受信した箇所において、警報を意味
する表示等を行うようにしても良い。
【0027】 取付具3の具体構成は、取付対象に応
じて種々変更できる。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる盗難防止装置の外
観図
【図2】本発明の実施の形態にかかる筐体内部の配置構
成を示す図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部断面図
【図4】本発明の実施の形態にかかる要部断面図
【図5】本発明の実施の形態にかかる要部断面図
【図6】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図7】本発明の実施の形態にかかる要部斜視図
【図8】本発明の実施の形態にかかるブロック構成図
【図9】本発明の実施の形態にかかるスライド部材の外
観斜視図
【図10】本発明の実施の形態にかかる要部断面図
【図11】本発明の実施の形態にかかる発信器の外観斜
視図
【図12】本発明の実施の形態にかかる係合解除用キー
を示す図
【図13】本発明の別実施形態にかかる要部概略図
【図14】本発明の別実施形態にかかる要部概略図
【図15】従来技術の説明図
【符号の説明】
2 筐体 3 取付部 3A 棒状部 AO 警報出力手段 ME 可動電極 OE 被操作部材 OS 抜け止め部材 RF 付勢手段 SE 固定電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−184317(JP,A) 特開 平7−65257(JP,A) 特開 平7−122251(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/22 - 13/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(2)と、それに差し込み接続され
    る棒状部(3A)を備えた取付具(3)とが設けられ、 前記筐体(2)の内部に、 前記棒状部(3A)と係合して、前記取付具(3)の抜
    け止めをする抜け止め部材(OS)と、 前記棒状部(3A)の筐体(2)への差し込みに伴って
    固定電極(SE)側へ押し移動操作される可動電極(M
    E)と、 前記棒状部(3A)を離脱側に向けて、且つ、前記可動
    電極(ME)を前記固定電極(SE)から離間する側に
    向けて弾性付勢する付勢手段(RF)と、 前記可動電極(ME)と前記固定電極(SE)とが接触
    する状態から離間する状態に切り換わるに伴って、警報
    を出力する警報出力手段(AO)とが備えられた盗難防
    止装置であって、 前記付勢手段(RF)が、筐体側固定部に対して前記棒
    状部(3A)及び前記可動電極(ME)を弾性付勢する
    ように設けられ、 前記可動電極(ME)が、前記固定電極(SE)と接触
    した状態から前記棒状部(3A)の差し込みによって弾
    性変形して前記固定電極(SE)に向かう弾性付勢力を
    蓄えるように、弾性変形自在に構成されている盗難防止
    装置。
  2. 【請求項2】 前記棒状部(3A)に押し操作される被
    操作部材(OE)が設けられ、この被操作部材(OE)
    に対して前記付勢手段(RF)が付勢作用するように構
    成されるとともに、前記可動電極(ME)が、前記被操
    作部材(OE)に支持されている請求項1記載の盗難防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段(RF)が、コイルスプリ
    ングにて構成されるとともに、そのコイルスプリングの
    棒状部側の端部が側方に延出されて、その延出部にて前
    記可動電極(ME)が形成されている請求項1又は2記
    載の盗難防止装置。
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