JP2955449B2 - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP2955449B2
JP2955449B2 JP21588593A JP21588593A JP2955449B2 JP 2955449 B2 JP2955449 B2 JP 2955449B2 JP 21588593 A JP21588593 A JP 21588593A JP 21588593 A JP21588593 A JP 21588593A JP 2955449 B2 JP2955449 B2 JP 2955449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一連に連なり且つ筐体
に挿脱される接続部を両端に備えた取付具が備えられ、
前記筐体内に、その筐体と前記取付具とが一連に接続し
ているか否かを検出し、非接続時に警報を出力する警報
出力手段が収納されている盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置は、例えば店舗に展
示されている商品等の盗難防止の対象物に取り付けられ
た状態で使用され、その盗難防止の対象物が不正に取り
扱われたときに警報を出力する。盗難防止装置を盗難防
止の対象物に取り付けるにあたっては、警報出力手段を
備えた筐体を取付具によって取り付ける。取付具の両端
には筐体に対して挿脱可能な接続部を備えており、その
両端の接続部が筐体に接続されて、筐体と取付具とが一
連に接続されている状態で盗難防止の対象物に取り付け
られて使用される。そして、筐体と取付具との接続を強
制的に切り離して取付具を不正に取り外したような場合
に、警報出力手段がそれを検出し警報を出力するように
なっている。
【0003】警報の出力の態様としては、一般には、盗
難防止装置自身にブザー等を備えさせて警報音を発する
ようにしたり、あるいは、警報の出力として電波信号を
出力し、その電波信号を受信して警報音を発する等の構
成が考えられている。この盗難防止装置は、取付具の接
続部を筐体から離脱した状態で商品にからめた後、接続
部を筐体に挿入して、商品への取り付けを行う。このよ
うに、取付具は、商品への付け外しの度毎に作業者が手
作業で扱う部分であるため損傷を受け易く、又、不正に
盗難防止装置が取り外される際に切断される場合が多い
が、上記のように、取付具を筐体に対して挿脱可能とし
てあるので取付具のみの交換が可能となっている。
【0004】ところで、盗難防止装置を商品に取り付け
て、取付具の接続部を筐体に挿入した際、その接続部の
抜け止めをする必要があるが、この接続部の抜け止めの
ためには、従来、特開昭55−99691号公報に記載
されているように、ワイヤ状の取付具の両端に備えられ
た接続部に筐体からの抜け止めをするための機構を備え
させた構成のものが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、取付具の交換の際には、抜け止め機構をも
備えて高価になった取付具を交換してしまうため、盗難
防止装置の維持費が高くなってしまい改善が望まれてい
た。そのため、取付具の接続部に被係合部を設け、筐体
に、前記被係合部と係合する係合体が係合側に付勢され
る状態で備えられる盗難防止装置が提案されたが、取付
具の接続部と筐体の係合を解除する係合解除手段につい
ては、改良の余地があった。本発明は、上記実情を鑑み
てなされたものであって、その目的は、より操作性の良
い盗難防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置
は、一連に連なり且つ筐体に挿脱される接続部を両端に
備えた取付具が備えられ、前記筐体内に、その筐体と前
記取付具とが一連に接続しているか否かを検出し、非接
続時に警報を出力する警報出力手段が収納されているも
のであって、その第1特徴構成は、前記取付具の接続部
と前記筐体を互いに係合する係合機構が設けられ、前記
取付具の接続部と前記筐体のどちらか一方の係合若しく
は双方の係合を、操作量に対応して段階的に解除する
合解除手段が設けられた点にある。本発明の第2特徴構
成は、前記取付具の接続部に被係合部が設けられ、前記
筐体に、前記被係合部と係合する係合体が、係合側に付
勢される状態で備えられ、前記筐体に、前記被係合部と
前記係合体との係合を解除する係合解除手段が設けら
れ、前記係合解除手段による前記被係合部と前記係合体
との係合解除作動に伴って、前記接続部を挿入方向と反
対方向に押し出す押し出し手段が備えられた点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、取付具を盗難
防止の対象物に掛けた後、取付具の両端の接続部を筐体
に挿入する。接続部が筐体に挿入されると、係合側に付
勢された筐体側の係合体が接続部の被係合部に係合して
接続部の抜け止めをして、筐体と取付具が一連に接続す
る状態で、盗難防止装置を確実に盗難防止の対象物に取
り付けることができる。このように、盗難防止装置が取
り付けられた状態で、不正に盗難防止装置を取り外すた
めに、筐体と取付具とを非接続の状態にすると、警報出
力手段がそれを検出して警報を出力する。ここで、前記
係合解除手段は、前記取付具の接続部と前記筐体のどち
らか一方の係合若しくは双方の係合を、操作量に対応し
て段階的に解除をすることができるため、単一の係合解
除手段をもって、前記取付具の接続部と前記筐体のどち
らか一方の係合解除若しくは双方の係合解除を、選択的
に行うことができる。 即ち、単一の係合解除手段をもっ
て、商品から盗難防止装置を取り外す場合は、前記取付
具の接続部と前記筐体のどちらか一方の係合を解除する
ことでき、前記取付具を交換する等の場合は、前記取付
具の接続部と前記筐体の双方の係合を解除をすることが
できる。 、取付具の接続部が筐体に挿入された場合に
抜け止めをする係合側に付勢された係合体が筐体に残さ
れた状態で、取付具の交換ができる。
【0008】本発明の第2特徴構成によれば、係合解除
手段によって、筐体に備えた係合体と取付具の被係合部
との係合を解除すると、押し出し手段が接続部をその挿
入方向と反対方向に押し出す。これにより、係合体に働
く係合側への付勢力によって、一旦係合を解除した係合
体と接続部の被係合部とが再び係合してしまうようなこ
とがない。
【0009】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、単一の係合
解除手段をもって、前記取付具の接続部と前記筐体のど
ちらか一方の係合解除若しくは双方の係合解除を、選択
的に行うことができるため、盗難防止装置の取り扱いを
一層簡単にできるのである。 また、接続部の抜け止めの
ための機構が筐体に残された状態で、取付具の交換がで
きるので、取付具の製造コストを低減でき、もって盗難
防止装置の維持費を低減できるのである。上記第2特徴
構成によれば、上記第1特徴構成による効果に加え、一
旦係合を解除した係合体と接続部の被係合部とが再び係
合してしまうようなことがなく押し出されるため、係合
解除した取付具を簡単に筐体から離脱でき、盗難防止装
置の操作を簡単化できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の盗難防止装置の実施例を図面
に基づいて説明する。図2(イ)の平面図及び図2
(ロ)の側面図に示すように、盗難防止装置としてのセ
ンサタグ1は直方体状の筐体2と、筐体2を盗難防止の
対象である商品等に取り付ける取付具としてのワイヤユ
ニット3とからなる。ワイヤユニット3は、図3に示す
ように、筐体2に挿脱するために両端部に備えられた接
続部としてのロックピン30と、そのロックピン30夫
々を接続するワイヤ31と、ワイヤ31及びロックピン
30の一部を被覆する外被32とからなっている。
【0011】ロックピン30及びワイヤ31は金属製で
導電性を有し、両端部のロックピン30は電気的にも接
続されている。又、ロックピン30の先端部近傍には、
ロックピン30の筐体2からの抜け止めをする被係合部
としての係合用凹部30aが形成されている。又、ロッ
クピン30を被覆する外被32の端部には、図3に示す
ように、わずかに段差を形成してあり、ロックピン30
を筐体2に挿入したときに、図5に示すように、段状部
分が筐体2内に没入してロックピン30が外部に露出し
ないようにしてある。これにより、ロックピン30が静
電気を帯電している他物に接触して、筐体2内の電気回
路を破損してしまうのを防止できるのである。
【0012】筐体2内には、図1に示すように、LED
ランプ20と、圧電ブザー21と、コイル,コンデンサ
及び抵抗からなる共振アンテナ22と、共振アンテナ2
2が受信状態になると受信信号を出力するアンテナ入力
回路23と、ワイヤユニット3が適正に接続されていな
い状態になるとワイヤ切断信号を出力するワイヤユニッ
ト入力回路24と、アンテナ入力回路23からの受信信
号又はワイヤユニット入力回路24からのワイヤ切断信
号が入力されると制御信号を出力するスイッチング回路
25と、スイッチング回路25からの制御信号が入力す
るとパルス発振を開始する発振回路26と、スイッチン
グ回路25からの制御信号が入力すると発振回路26の
発振パルス数のカウントを開始し設定カウント数を超え
るとカウント完了信号を出力するカウンタ27と、カウ
ンタ27のカウント完了信号が入力されるとスイッチン
グ回路25を前記受信信号又は前記ワイヤ切断信号が入
力された状態に維持するラッチ回路28と、カウンタ2
7のカウント完了信号が入力されるとLEDランプ20
を点灯させ且つ圧電ブザー21を鳴らせるブザー・LE
Dドライバ29と、筐体2内の各回路に電力を供給する
電池Vと、電池Vから各回路への電力供給を入り切りす
る電源スイッチ6とが備えられている。
【0013】上記構成の回路は、電源スイッチ6が入り
操作された状態で、ワイヤユニット3が切断された場合
や、センサタグ1が例えば店舗の出入口の両側に設置さ
れる図8に示すような一対のパネル状の発信器Oの設置
箇所を通過した場合に、筐体2に収納されている圧電ブ
ザー21が鳴るように構成されている。尚、発振器Oと
しては、上記の一対のパネル状のもののうちの片方を出
入口の片側に設置しても良いし、又出入口の床面上に設
置しても良い。
【0014】以下、上記のような場合に圧電ブザー21
が鳴り出すまでの過程を簡単に説明する。先ずワイヤユ
ニット3が切断された場合等によりワイヤユニット3と
筐体2とが一連に接続されていない状態になると、ワイ
ヤユニット3を流れる電流が遮断され、それをワイヤユ
ニット入力回路24が検出する。ワイヤユニット入力回
路24はワイヤユニット3の通電の遮断を検出すると、
スイッチング回路25にワイヤ切断信号を出力する。
【0015】スイッチング回路25は、ワイヤ切断信号
を受け取っている間、発振回路26及びカウンタ27に
制御信号を送り、その制御信号を受けている間、発振回
路26はパルス発振し、カウンタ27は発振回路26の
発振パルス数をカウントする。そして、制御信号が停止
すると、発振回路26はパルス発振を停止し、カウンタ
27はカウントを停止しパルスカウント数をリセットす
る。カウンタ27は、予め設定されているパルス数のカ
ウントを完了する毎にラッチ回路28及びブザー・LE
Dドライバ29に対してカウント完了信号として一個の
パルス信号を送る。
【0016】ブザー・LEDドライバ29はこのカウン
ト完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を鳴ら
せるとともにLEDランプ20を発光させる。一方、ラ
ッチ回路28はカウンタ27の最初のカウント完了信号
を受け取ると、スイッチング回路25を前記切断信号を
受けた状態に維持し、これによりスイッチング回路25
は発振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り続け
る。つまり、ブザー・LEDドライバ29は、スイッチ
ング回路25が切断信号を受け取った後、カウンタ27
が設定パルス数のカウントを完了してから、圧電ブザー
21を鳴らせ、LEDランプ20を発光させる。これに
より、切断信号を一定時間継続して受け取らないと圧電
ブザー21及びLEDランプ20は動作せず、ノイズ等
による誤動作を防止している。
【0017】又、一旦カウンタ27がカウント完了信号
を送り出した後は、ワイヤユニット入力回路24からの
切断信号の有無に拘らず、スイッチング回路25は制御
信号を送り続けるので、電源スイッチ6が切り操作され
るまで、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完了
信号と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20は
カウンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続け
る。センサタグ1が発信器Oに接近した場合は、共振ア
ンテナ22が発信器Oからの電波によって起電力を生
じ、アンテナ入力回路23はその起電力を検出して、ス
イッチング回路25に受信信号を出力する。スイッチン
グ回路25が受信信号を受け取った後の各回路の動作
は、上記のワイヤユニット3が切断された場合と同様で
あり、説明は省略する。
【0018】次に、ワイヤユニット3の筐体2への取付
構造について説明する。ワイヤユニット3は、図3乃至
図7に示すように、ワイヤユニット3のロックピン30
が筐体2の内壁に接して設けられたジャックユニット4
の二つのロックピン挿入孔40a,40bに挿入された
状態で筐体2に取り付けられる。ジャックユニット4に
は、ロックピン挿入孔40aに挿入されたロックピン3
0と係合して抜け止めをする係合体としての略U字状の
ロックバネ41と、ロックピン挿入孔40bに挿入され
たロックピン30と係合して抜け止めをする略U字状の
係合体としてのロックバネ42とが並べて設けられ、ジ
ャックユニット4を貫通する状態で設けられたロックピ
ン挿入孔40aにおける筐体2内方側端部には、ロック
ピン挿入孔40a内をロックピン30の挿脱方向に摺動
自在なセットレバー48が設けられている。
【0019】ロックバネ41,42はそれらの屈曲部4
1c,42cにおいて、ジャックユニット4の本体から
突出するバネ係止用凸部49に係止され、両ロックバネ
41,42の内側で隣合う端部41d,42dは図1に
示す各回路を一体に搭載する回路基板に固定され、ワイ
ヤユニット入力回路24に接続されている。ロックバネ
41,42のもう一方の端部41b,42bと屈曲部4
1c,42cとの中間部分には、後述のようにロックピ
ン30の係合用凹部30aと係合する凸部41a,42
aがロックピン挿入孔40a,40bに出退可能な状態
で設けられている。
【0020】ロックバネ41,42は金属製で導電性を
有して、ロックピン30と上記の回路基板とを電気的に
接続する。又、ロックバネ41,42は略U字状に形成
されているため両端部が接近又は離間する方向に弾性を
有して、ロックバネ41,42に対して力が加わってい
ない状態では、図3に示すように、凸部41a,42a
がロックピン挿入孔40a,40bのほぼ中央部まで突
入する状態としてある。従って、ロックピン30の係合
用凹部30aと凸部41a,42aとが係合する際は、
凸部41a,42aがロックピン挿入孔40a,40b
から引退する方向に押されることにより、ロックバネ4
1,42はロックピン30との係合側に付勢されること
になる。
【0021】セットレバー48は、図9に示すように、
一方の面が開放した箱状に形成され、このセットレバー
48とロックピン挿入孔40aの内壁とで形成される空
間内にロックピン挿入孔40aの内壁から突出する状態
で、セットレバー48の摺動方向での移動を規制する突
出部43が形成されている。突出部43とセットレバー
48の内壁との間には、セットレバー48をロックピン
40aの入口側方向に復帰付勢するコイルスプリング4
4aが挿入されている。もう一方のロックピン挿入孔4
0bは奥側が閉鎖されており、ロックピン挿入孔40b
には、奥側の端部に一端を固定したコイルスプリング4
4bが設けられている。
【0022】ロックピン挿入孔40aの、ロックピン挿
入孔40bと反対側箇所には、後述するロックピン30
の係合解除用キーKを挿入するキー挿入孔45が設けら
れている。図11に示すように、キー挿入孔45には、
図10に示す係合解除用キーKのキー挿入孔45への挿
入に伴って回動操作されるピニオンギヤ46と、ロック
ピン挿入孔40aに備えられたセットレバー48の移動
を阻止するための移動阻止バネ47が備えられている。
【0023】ピニオンギヤ46は、その歯が係合解除用
キーKの挿入方向に対して垂直に延びる方向にジャック
ユニット4本体側に回動自在に支持され、且つ、一部が
キー挿入孔45に突出し他の一部がジャックユニット4
の外部に突出する状態としてある。又、ピニオンギヤ4
6は、図3乃至図7において紙面に垂直な方向に、若干
量移動可能に支持してあり、キー挿入口45に係合解除
用キーKが挿入されていない状態では、キー挿入口45
内方側に位置して、後述のスライダー5のラック部5a
と噛合しないようにしてある。
【0024】移動阻止バネ47は細い金属棒にて弾性変
形可能に形成してあり、一端部をキー挿入孔45の一側
部に固定して基端側とし、弾性変形により揺動自在とし
てある。移動阻止バネ47の遊端側端部は、図9に示す
ように、セットレバー48の外面に形成した係合部48
aに対して移動阻止バネ47の弾性作用により押圧され
る。移動阻止バネ47の基端側端部と遊端側端部との途
中部分は、キー挿入孔45を横切る状態としてある。
【0025】ジャックユニット4の筐体2内方側箇所に
は、図11に示す状態でジャックユニット4のピニオン
ギヤ46と噛合するラック部5aを備えた図12(イ)
及び図12(ロ)に示すスライダー5が設けられてい
る。スライダー5は、その基部5bが筐体2の内壁に設
けられた図示しないガイド部とスライド移動自在に係合
し、図3において矢印Aにて示す方向つまり係合解除用
キーKの挿抜方向にスライド移動自在であり、又、ラッ
ク部5aと基部5bとの間の途中部分から延出する弾性
変形可能な延出部5cの先端部分を筐体2側に係止させ
る構成として、延出部5cの弾性作用により筐体内方側
に復帰付勢してある。尚、図面を見易くするため図3乃
至図7では、スライダー5の延出部5cは省略してあ
る。
【0026】ジャックユニット4のロックピン挿入孔4
0aの筐体内方側箇所には、電源スイッチ6が設置され
ている。電源スイッチ6はノーマルオフタイプのスイッ
チで、電源スイッチ6の被操作部6aがジャックユニッ
ト4のセットレバー48に押し操作されてオフからオン
に移行する。
【0027】次に、ワイヤユニット3と筐体2との係合
及び係合の解除について説明する。先ず、ワイヤユニッ
ト3と筐体2とを係合する際は、図3に示すワイヤユニ
ット3の両方のロックピン30の係合が解除されている
状態から、図4に示すようにロックピン30の一方をジ
ャックユニット4のロックピン挿入孔40bに挿入す
る。ロックピン30をロックピン挿入孔40bに設けら
れたコイルスプリング44bの付勢力に抗して挿入する
と、ロックピン30の係合用凹部30aにロックバネ4
2のロックピン挿入孔40b内に突出した凸部42aが
係合し、コイルスプリング44bの付勢力によってロッ
クピン30が解除方向に移動するのを確実に阻止して係
合状態を維持する。
【0028】ロックピン30の一方をジャックユニット
4に挿入した状態で、他方のロックピン30を、商品等
にからませた後、ジャックユニット4のロックピン挿入
孔40aに挿入する。ロックピン30をロックピン挿入
孔40aに挿入して行くと、ロックピン30の先端がセ
ットレバー48に接当する。セットレバー48を押しな
がらロックピン30を更に挿入すると、図5に示すよう
に、ロックピン30の係合用凹部30aにロックバネ4
1のロックピン挿入孔40a内に突出した凸部41aが
係合する。このとき、セットレバー48の係合部48a
は、キー挿入孔45から延びる移動阻止バネ47のある
位置まで移動しており、図9に示すように、係合部48
aに移動阻止バネ47の遊端側の先端部が係合する。
【0029】このロックピン30によるセットレバー4
8の押し操作の結果、セットレバー48の筐体2内方側
端部48bは、電源スイッチ6の被操作部6aを押し操
作して、図1に示す筐体2内の各回路への通電を開始す
る。この状態では、ロックピン30に対して、セットレ
バー48内に挿入されているコイルスプリング44aに
よってロックピン30の係合解除方向に付勢力が働いて
いるが、上記のロックピン30の係合用凹部30aとロ
ックバネ41の凸部41aとの係合及び移動阻止バネ4
7の遊端側の先端部とセットレバー48の係合部48a
との係合によって、ロックピン30が係合解除方向に移
動するのを阻止している。
【0030】ワイヤユニット3と筐体2内のワイヤユニ
ット入力回路24とは、上記のように、ロックピン30
の係合用凹部30aとロックバネ41,42の凸部41
a,42aの係合によって電気的に接続される。次に、
図5に示す状態から、ワイヤユニット3とジャックユニ
ット4との係合を解除する際は、図10に示す係合解除
用キーKを使用する。係合解除用キーKは、ジャックユ
ニット4のピニオンギヤ46に噛合する第1ラック部K
1と第2ラック部K2とを両端に備えており、これらの
両ラック部K1,K2はジャックユニット4のキー挿入
孔45に対する挿入深さが異なり、第1ラック部K1の
挿入深さより第2ラック部K2の挿入深さが若干深くな
るようにその長さを設定してある。従って、第1ラック
部K1をキー挿入孔45に挿入した場合と第2ラック部
K2をキー挿入孔45に挿入した場合とでは、ピニオン
ギヤ46の回転量が異なるのである。
【0031】図11に示すようにキー挿入孔45に挿入
深さの浅い側の第1ラック部K1を挿入すると、第1ラ
ック部K1がピニオンギヤ46を持ち上げてスライダー
5のラック部5aと噛合させるとともに、第1ラック部
K1とピニオンギヤ46とが噛合して、第1ラック部K
1の挿入に伴ってピニオンギヤ46が回転する。このピ
ニオンギヤ46の回転によって、ピニオンギア46と噛
合するラック部5aを備えたスライダー5が図6及び図
11における矢印Bの方向に移動する。又、係合解除用
キーKの第1ラック部K1がキー挿入孔45に挿入され
ると、キー挿入孔45を横切る状態で設けられている移
動阻止バネ47を押圧して、移動阻止バネ47をキー挿
入孔45の壁部に押しつける。これにより、移動阻止バ
ネ47の遊端側の端部が揺動して、その遊端側の端部と
セットレバー48の係合部48aとの係合が解除され
る。尚、図11では、ピニオンギヤ46の位置は、第1
ラック部K1によって持ち上げられたときの位置を示し
てある。
【0032】スライダー5には、スライダー5の矢印B
の方向へのスライド移動に伴ってロックバネ41の端部
41bに接当する第1押さえ部5dが備えられており、
第1押さえ部5dがロックバネ41の端部41bを押す
と、図6に示すように、ロックバネ41の凸部41aが
ロックピン挿入孔40aから引退する状態に揺動する。
こうして、ロックピン30の係合用凹部30aとロック
バネ41の凸部41aとの係合が解除されるのである。
この結果、ロックピン挿入孔40aの挿入されているロ
ックピン30がセットレバー48に挿入されているコイ
ルスプリング44aの付勢力により押し出されて電源ス
イッチ6はオン状態からオフ状態に移行し、筐体2内の
各回路への通電を停止する。
【0033】この電源スイッチ6がオン状態からオフ状
態に移行するタイミングは、ロックピン30の係合用凹
部30aとロックバネ41の凸部41aの係合が解除さ
れて離間するタイミングより少し遅れるように構成して
あり、係合解除用キーKの操作によってロックピン30
をロックピン挿入孔40aから抜くとき、一瞬圧電ブザ
ー21が鳴るようにしてあるので、この抜き操作と同時
に電池Vのバッテリーチェックを行える。ロックピン挿
入孔40aからロックピン30を抜いた状態から、ワイ
ヤユニット3の交換等のために、更に、ロックピン挿入
孔40bに挿入されているロックピン30を抜く場合
は、係合解除用キーKの第2ラック部K2をキー挿入孔
45に挿入する。
【0034】第2ラック部K2は第1ラック部K1より
も挿入深さが深いので、第2ラック部K2を挿入した際
の図7における矢印Bの方向へのスライダー5のスライ
ド移動量も、第1ラック部K1を挿入した際に較べて大
きく、第1ラック部K1を挿入した際には接当しなかっ
たスライダー5の第2押さえ部5eとロックバネ42の
端部42bとが接当する。第2押さえ部5eがロックバ
ネ42の端部42bを押すと、図7に示すように、ロッ
クバネ42の凸部42aがロックピン挿入孔40bから
引退する状態に揺動する。こうして、ロックピン30の
係合用凹部30aとロックバネ42の凸部42aとの係
合が解除されるのである。この結果、ロックピン挿入孔
40bの挿入されているロックピン30がコイルスプリ
ング44bの付勢力により押し出される。
【0035】従って、筐体2内のLEDランプ20、圧
電ブザー21、電池V、電源スイッチ6、ワイヤユニッ
ト入力回路24、スイッチング回路25、発振回路2
6、カウンタ27、ラッチ回路28及びブザー・LED
ドライバ29は、筐体2とワイヤユニット3とが一連に
接続しているか否かを検出し、非接続時に警報を出力す
る警報出力手段Cとして機能する。又、ピニオンギヤ4
6及びスライダー5は、ロックピン30の係合用凹部3
0aとロックバネ41,42との係合を解除する係合解
除手段Uとして機能し、コイルスプリング44a,44
bは、ロックピン30を挿入方向と反対方向に押し出す
押し出し手段Pとして機能する。
【0036】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。
上記実施例では、LEDランプ20を点灯させ、圧
電ブザー21を鳴らせることで警報を出力しているが、
筐体2に電波を送信する送信装置を備えさせ、何れかの
箇所にその送信装置からの電波を受信して警報音等を発
する装置を備えさせた構成として、筐体2とロックピン
30との非接続を検出したときに送信装置から電波を送
信することで警報を出力するようにしても良い。
【0037】 上記実施例では、ワイヤユニット3に
通電して、その通電が遮断されたときに筐体2とワイヤ
ユニット3との非接続を検出しているが、ワイヤユニッ
ト3を光ファイバにて構成し、筐体2から発した光がワ
イヤユニット3を経由して再び筐体2の戻ってくるか否
かによって上記非接続を検出するようにしても良い。
【0038】 上記実施例では、ワイヤユニット3を
取付具としているが、両端にロックピン30の係合用凹
部30aと同様の被係合部を備えたコの字状の鉄線を取
付具としても良い。
【0039】 上記実施例では、ワイヤユニット3の
両端のロックピン30を各別に筐体2から離脱させてい
るが、両端のロックピン30を同時に筐体2から離脱さ
せても良い。例えば、上記実施例において、図5の両端
のロックピン30が筐体2に挿入された状態において、
係合解除用キーKの第2ラック部K2をキー挿入孔45
に挿入すると上記の同時の離脱が可能である。
【0040】 上記実施例では、ロックピン30を押
し出す押し出し手段Pをコイルスプリング44a,44
bにて構成しているが、コイルスプリング44a,44
bの代わりにつる巻きバネ等を用いても良い。又、スラ
イダー5にロックピン30の先端を押すプッシュロッド
を形成して、スライダー5のスライド移動に連動してロ
ックピン30が押し出されるように構成しても良い。
【0041】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止装置の実施例にかかる概略構
成図
【図2】本発明の実施例にかかる外観図
【図3】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図4】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図5】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図6】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図7】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図8】本発明の実施例にかかる発信器の外観斜視図
【図9】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図10】本発明の実施例にかかる係合解除用キーの外
観図
【図11】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図12】本発明の実施例にかかるスライダーの外観図
【符号の説明】
2 筐体 3 取付具 30 接続部 30a 被係合部 41,42 係合体 C 警報出力手段 P 押し出し手段 U 係合解除手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/06 G08B 13/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連に連なり且つ筐体(2)に挿脱され
    る接続部(30)を両端に備えた取付具(3)が備えら
    れ、 前記筐体(2)内に、その筐体(2)と前記取付具
    (3)とが一連に接続しているか否かを検出し、非接続
    時に警報を出力する警報出力手段(C)が収納されてい
    る盗難防止装置であって、前記取付具(3)の接続部(30)と前記筐体(2)を
    互いに係合する係合機構が設けられ、 前記取付具(3)の接続部(30)と前記筐体(2)の
    どちらか一方の係合若しくは双方の係合を、操作量に対
    応して段階的に解除する 係合解除手段(U)が設けられ
    た盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 一連に連なり且つ筐体(2)に挿脱され
    る接続部(30)を両端に備えた取付具(3)が備えら
    れ、 前記筐体(2)内に、その筐体(2)と前記取付具
    (3)とが一連に接続しているか否かを検出し、非接続
    時に警報を出力する警報出力手段(C)が収納されてい
    る盗難防止装置であって、 前記取付具(3)の接続部(30)に被係合部(30
    a)が設けられ、 前記筐体(2)に、前記被係合部(30a)と係合する
    係合体(41,42)が、係合側に付勢される状態で備
    えられ、 前記筐体(2)に、前記被係合部(30a)と前記係合
    体(41,42)との係合を解除する係合解除手段
    (U)が設けられ、 前記係合解除手段(U)による前記被係合部(30a)
    と前記係合体(41,42)との係合解除作動に伴っ
    て、前記接続部(30)を挿入方向と反対方向に押し出
    す押し出し手段(P)が備えられた盗難防止装置。
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