JP3213149B2 - 盗難防止装置用の検出具 - Google Patents

盗難防止装置用の検出具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体の外面に両端が接
続される索状体を設け、この筐体の内部に対して、前記
索状体が切断されたことを検出する検出手段と、その検
出手段の検出情報に基づいて、警報手段を作動させるた
めの警報制御手段とを設けている盗難防止装置用の検出
具に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置用の検出具は、店舗
等に展示された商品等の盗難防止対象物に対して検出具
の索状体をからませる等の状態で取り付けられる盗難防
止装置に設けられる。上記盗難防止対象物に取り付けら
れた盗難防止装置を、索状体を切断することによって不
正に盗難防止対象物から取り外すと、警報制御手段が警
報手段を作動させて警報を発し、盗難防止対象物が不正
に取り扱われていることを報知して、盗難防止対象物が
不正に店舗外に持ち出されるのを防止している。ところ
で、検出手段が索状体の切断を検出する構成としては、
従来、索状体を導体にて構成し、検出手段は、索状体に
通電して、その通電が遮断されたときを、索状体が切断
されたものとして検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、盗難防止装置
の使用時には、常時索状体に通電することになり、索状
体を導体にて構成しても、当然に、その抵抗成分による
電力消費を伴うことになり、改善が求められていた。一
般に、盗難防止装置は、他所から電力供給を受けるので
はなく、それ自体に電池等を電力供給源として備える場
合が多く、このような場合に索状体による電力消費は特
に問題となる。本発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、索状体の切断の検出に要する
電力消費を低減した盗難防止装置用の検出具を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置用
の検出具は、筐体の外面に両端が接続される索状体を設
け、この筐体の内部に対して、前記索状体が切断された
ことを検出する検出手段と、その検出手段の検出情報に
基づいて、警報手段を作動させるための警報制御手段と
を設けているものであって、その第1特徴構成は、前記
索状体は、前記筐体に両端が接続される筒状の外部材
と、その外部材の内部に対して長手方向に相対移動可能
に収納される線状の内部材とから成ると共に、該索状体
が切断された際には、前記内部材の一端が付勢手段の付
勢力によって、前記外部材の長手方向の一方側に移動す
るよう構成され、前記検出手段は、前記付勢手段による
前記内部材の前記一端の移動を検出して索状体切断信号
を出力するように構成され、前記警報制御手段は、前記
検出手段からの索状体切断信号が入力することにより前
記警報手段を作動させるためのスイッチング回路を備え
て成り、このスイッチング回路は、共振アンテナが電波
を受信する状態に達した際にアンテナ入力回路から出力
される受信信号が入力することによっても前記警報手段
を作動させるよう構成されている点にある。第2特徴構
成は、上記第1特徴構成において、前記警報制御手段
は、前記スイッチング手段からの制御信号に基づいてカ
ウントを開始し、かつ、設定されたカウント数を超える
とカウント完了信号を出力するカウンタと、このカウン
タからの信号に基づいて前記警報手段を作動させるドラ
イバを備えて構成されている点にある。
【0005】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、索状体を盗難
防止対象物にからませる等した後、索状体の外部材の両
端が盗難防止装置の筐体に接続される状態として、盗難
防止装置は盗難防止対象物に取り付けられる。盗難防止
対象物に取り付けられている盗難防止装置を不正に取り
外そうとして、索状体が切断された場合には、索状体の
内部材の一端が付勢手段の付勢力によって一方の側に移
動し、この移動を検出手段が検出して索状体切断信号を
出力する。このように出力された索状体切断信号がスイ
ッチング回路に入力されることにより警報手段を作動さ
せ、これにより、索状体に通電しておかなくても、索状
体が切断されたことを判別できるのである。又、スイッ
チング回路は共振アンテナが電波を受信する状態に達し
た場合にも警報手段を作動させるので、スイッチング回
路を兼用しながら電波の受信に基づいて警報手段を作動
させることも可能となる。
【0006】尚、索状体の外部材と内部材との関係を上
記と逆にして、内部材を筐体に接続し、外部材を内部材
に対して長手方向に相対移動可能として、外部材におけ
る、切断状態において内部材に対して長手方向に相対移
動可能となる部分を長手方向一側方に移動させるよう
に、外部材を付勢する付勢手段を設けて、索状体が切断
されたとき、検出手段が付勢手段による外部材の移動を
検出する構成とすることも可能ではあるが、検出手段の
検出対象である外部材が外部に露出することになり、索
状体の切断時に外部材の移動を外部から阻止することが
可能であるので、盗難防止装置用の検出具としては適当
ではない。本発明の第2特徴構成によれば、スイッチン
グ手段からの制御信号に基づいてカウンタを作動させ、
このカウンタでのカウント数が設定されたカウント数を
超えた際にドライバを介して警報手段を作動させるの
で、言い換えると、スイッチング手段から制御信号が出
力された場合でも、この制御信号がカウント完了信号が
出力されるほど継続した場合にのみ警報手段を作動させ
ることになるので、例えば、検出手段が電気接点を有し
たもののように振動が作用した場合に瞬間的に誤検出す
るものであっても、警報手段を作動させることがない。
【0007】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、上記の如
く、索状体に通電しておかなくても、索状体が切断され
たことを検出できるので、索状体の切断の検出に要する
電力消費を低減すると共に、電波を介して警報作動を行
うものでありながら回路の兼用によって小型化やコスト
ダウンが可能となる盗難防止装置用の検出具を提供する
に至った。上記第2特徴構成によれば、上記第1特徴構
成による効果に加え、誤検出によって警報手段を作動さ
せることがないものにできるのである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の盗難防止装置の実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、盗難防止装置
としてのセンサタグ1は、直方体状の筐体2と、筐体2
を盗難防止対象物である商品等に取り付けるための索状
体3とからなる。
【0009】索状体3は、図3に示すように、筒状の外
部材30と、その外部材30の内部に収納される線状の
内部材31とからなる。外部材30は、両端の取付部3
0Aと、その両端の取付部30A間を結ぶチューブ30
Bとからなり、チューブ30Bはその端部を取付部30
Aに挿入した状態で取付部30Aに固定されている。内
部材31は、両端の作動ピン31Aと、両端の作動ピン
31間に位置するインナーワイヤ31Bとからなり、イ
ンナーワイヤ31Bの端部は、螺旋状に巻回された作動
ピン31Aの端部に挿入された状態となっている。この
挿入の状態は、相対移動可能に遊嵌された状態でも良い
し、インナーワイヤ31Bと作動ピン31Aとが固着し
た状態でも良い。
【0010】内部材31の作動ピン31Aは、前記螺旋
状に巻回された端部と反対側の部分が、外部材30の取
付部30Aを貫通して、外部に突出しており、内部材と
外部材とは、長手方向に相対移動可能としてある。又、
両端の取付部30Aのうちの一方の取付部30Aには、
取付部30Aから突出した作動ピン31Aの端部が、取
付部30A内に引退する側に付勢するコイルスプリング
32が設けられている。尚、内部材31の全長は、外部
材30の全長より若干長くなるようにしてある。
【0011】筐体2には、図1に示すように、索状体3
の両取付部30Aを取り付けるための二つの索状体取付
孔2bと、後述する電源スイッチ6を切り操作するため
の電源解除キーKを挿入するための開口2aとが形成さ
れている。索状体3の両取付部30Aは、二つの索状体
取付孔2bに挿入された状態で取り付けられ、図示しな
い抜け止めによって、その状態を維持する。筐体2内に
は、図2に示すように、LEDランプ20と、圧電ブザ
ー21と、コイルL,コンデンサC及び抵抗器Rからな
る共振アンテナ22と、共振アンテナ22が受信状態に
なると受信信号を出力するアンテナ入力回路23と、索
状体3の切断に伴って開閉する開閉スイッチ4と、開閉
スイッチ4が開き状態のときに索状体切断信号を出力す
る索状体入力回路24と、アンテナ入力回路23からの
受信信号又は索状体入力回路24からの索状体切断信号
が入力されると制御信号を出力するスイッチング回路2
5と、スイッチング回路25からの制御信号が入力する
とパルス発振を開始する発振回路26と、スイッチング
回路25からの制御信号が入力すると発振回路26の発
振パルス数のカウントを開始し設定カウント数を超える
とカウント完了信号を出力するカウンタ27と、カウン
タ27のカウント完了信号が入力されるとスイッチング
回路25を前記受信信号又は前記索状体切断信号が入力
された状態に維持するラッチ回路28と、カウンタ27
の索状体切断信号が入力されるとLEDランプ20を点
灯させ且つ圧電ブザー21を鳴らせるブザー・LEDド
ライバ29と、筐体2内の各回路に電力を供給する電池
Vと、電池Vから各回路への電力供給を入り切りする電
源スイッチ6とが備えられている。
【0012】尚、電源スイッチ6は、図1に示すよう
に、先端に磁石6aを備えた揺動片6bと、揺動片6b
の上方側に位置する固定片6cと、揺動片6b及び固定
片6cの一端側を保持する保持部6dとからなり、揺動
片6bと固定片6cとが接触して通電状態(閉じ状態)
なる。揺動片6bと固定片6cとは何れも金属板にて形
成されて、スイッチの接点となっており、又、共に弾性
を有して、揺動片6aに外力が作用しないときは、その
弾性力により互いに圧接しており、通電状態(閉じ状
態)となっている。つまり電源スイッチ6はいわゆるノ
ーマルクローズ型のものである。
【0013】又、開閉スイッチ4は、図1に示すよう
に、先端に被操作部4cを備え且つ弾性を有する揺動片
4aと、揺動片4aの下方側に位置する固定片4bと、
揺動片4a及び固定片4bの一端側を保持する保持部4
dとからなり、揺動片4aと固定片4bとが接触して閉
じ状態となる。揺動片4aと固定片4bとは何れも金属
板にて形成されて、スイッチの接点となっており、又、
共に弾性を有して、揺動片4aに外力が作用しないとき
は、揺動片4aと固定片4bとが離間して開き状態を維
持している。つまり、開閉スイッチ4はいわゆるノーマ
ルオープン型のものである。この開閉スイッチ4は、二
つの索状体取付孔2bのうちの一方の索状体取付孔2b
の内方側箇所に設置され、揺動片4aの先端に位置する
被操作部4cが、索状体取付孔2bの直下に位置し、後
述するように索状体3の作動ピン31Aに押し操作され
る。
【0014】上記構成の回路は、電源スイッチ6が入り
操作された状態で、索状体3が切断された場合や、セン
サタグ1が例えば店舗の出入口の両側に設置される図6
に示すような一対のパネル状の発信器Oの設置箇所を通
過した場合に、筐体2に収納されている圧電ブザー21
が鳴り、警報を出力するように構成されている。尚、発
振器Oとしては、上記の一対のパネル状のもののうちの
片方を出入口の片側に設置しても良いし、又出入口の床
面上に設置しても良い。
【0015】以下、上記構成のセンサタグ1の作動を簡
単に説明する。先ず、センサタグ1を索状体3によっ
て、盗難防止対象物に取り付ける。この取付は、図4に
示すように、筐体2の壁部に設けられた開口2aから、
先端部分を磁化した電源解除キーKを挿入し、電源解除
キーKの先端部と電源スイッチ6の磁石6aとを吸着さ
せることにより、揺動片6bと固定片6cとを離間させ
て、電源スイッチ6を遮断状態(開き状態)にした状態
で行う。電源スイッチ6が遮断状態(開き状態)で、索
状体3の一方の取付部30Aを、図示しない抜け止めを
解除した状態で筐体2の索状体取付孔2bから抜き取
り、盗難防止対象物に索状体3を絡めた後、抜いた取付
部30Aを索状体取付孔2bに挿入し取り付ける。
【0016】取付部30Aを筐体2に取り付けると、一
方の取付部30Aが筐体2に固定設置されているストッ
パ2cに接当し、且つ、索状体3の内部材31の長さ
は、外部材30の長さより若干長くしてあるので、スト
ッパ2cと接当する側と反対側の取付部30Aから作動
ピン31Aが突出して、開閉スイッチ4の揺動片4aの
被操作部4cを押し操作し、開閉スイッチ4の揺動片2
aと固定片2bとを接触させて、開閉スイッチ4を閉じ
状態にする。この取付が終了した後、電源解除キーKを
筐体2から抜き取ると、電源スイッチ6が通電状態(閉
じ状態)にない、センサタグ1の上記回路が作動を開始
する。
【0017】センサタグ1の回路が作動している状態
で、センサタグ1を盗難防止対象物から不正に取り外す
そうとして、索状体3を切断すると、図5に示すよう
に、切断箇所よりも開閉スイッチ4の存在側において、
筐体2内のストッパ2cにからの保持力が作用しなくな
るので、索状体3に備えられたコイルスプリング32の
付勢力により、開閉スイッチ4を押し操作している作動
ピン31Aが取付部30A内に引退し、開閉スイッチ4
は閉じ状態から開き状態に切り換わる。開閉スイッチ4
が入り状態から切り状態になると、索状体入力回路24
はスイッチング回路25に索状体切断信号を出力する。
【0018】スイッチング回路25は、索状体切断信号
を受け取っている間、発振回路26及びカウンタ27に
制御信号を送り、その制御信号を受けている間、発振回
路26はパルス発振し、カウンタ27は発振回路26の
発振パルス数をカウントする。そして、制御信号が停止
すると、発振回路26はパルス発振を停止し、カウンタ
27はカウントを停止しパルスカウント数をリセットす
る。カウンタ27は、予め設定されているパルス数のカ
ウントを完了する毎にラッチ回路28及びブザー・LE
Dドライバ29に対してカウント完了信号として一個の
パルス信号を送る。
【0019】ブザー・LEDドライバ29はこのカウン
ト完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を鳴ら
せるとともにLEDランプ20を発光させる。一方、ラ
ッチ回路はカウンタ27のカウント完了信号を受け取っ
て、スイッチング回路25を前記索状体切断信号を受け
た状態に維持し、これによりスイッチング回路25は発
振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り続ける。
つまり、ブザー・LEDドライバ29は、スイッチング
回路25が索状体切断信号を受け取った後、カウンタ2
7が設定パルス数のカウントを完了してから、圧電ブザ
ー21を鳴らせ、LEDランプ20を発光させる。これ
により、索状体切断信号を一定時間継続して受け取らな
いと圧電ブザー21及びLEDランプ20は動作せず、
ノイズ等による誤動作を防止している。
【0020】又、一旦カウンタ27がカウント完了信号
を送り出した後は、取付ピン入力回路24からの索状体
切断信号の有無に拘らず、スイッチング回路25は制御
信号を送り続けるので、電源スイッチ6が切り操作され
るまで、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完了
信号と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20は
カウンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続け
る。尚、センサタグ1が発信器Oの設置箇所を通過した
場合は、共振アンテナ22が発信器Oからの電波によっ
て起電力を生じ、アンテナ入力回路23はその起電力を
検出して、スイッチング回路25に受信信号を出力す
る。スイッチング回路25が受信信号を受け取った後の
各回路の動作は、上記の取付ピン3が離脱した場合と同
様であり、説明は省略する。
【0021】従って、索状体3内に設けられたコイルス
プリング32は、内部材31における、切断状態におい
て外部材30に対して長手方向に相対移動可能となる部
分を長手方向一側方に移動させるように、内部材31
を、具体的には、内部材31の作動ピン31を付勢する
付勢手段として機能し、開閉スイッチ4は、付勢手段で
あるコイルスプリング32による内部材31の移動を検
出する検出手段Sとして機能する。又、LEDランプ2
0及び圧電ブザー21は、警報手段Aとして機能し、索
状体入力回路24、スイッチング回路25、発信回路2
6、カウンタ27、ラッチ回路28、ブザー・LEDド
ライバ29は、警報手段Aを作動させるための警報制御
手段Gとして機能する。
【0022】〔別実施例〕 以下、別実施例を列記する。 索状体3の構成は、上
記実施例に記載の構成以外にも、例えば、図7に示すよ
うな構成としても良い。すなわち、索状体3は、筒状の
外部材40と、その外部材40の内部に収納される線状
の内部材41とから構成され、外部材40は、両端の取
付部40Aと、その両端の取付部40A間を結ぶチュー
ブ40Bとからなり、チューブ40Bはその端部を取付
部40Aに挿入した状態で取付部40Aに固定されてい
る。内部材41は、作動ピン41Aとインナーワイヤ4
1Bとからなり、インナーワイヤ41Bの端部は、螺旋
状に巻回された作動ピン41Aの端部に挿入された状態
となっている。この挿入の状態は、インナーワイヤ41
Bと作動ピン41Aとが固着した状態としてある。
【0023】内部材41の作動ピン41Aは、前記螺旋
状に巻回された端部と反対側の部分が、外部材40の取
付部40Aを貫通して外部に突出しており、インナーワ
イヤ41Bにおける、作動ピン41Aとの接続側と反対
側の端部も、外部材40の取付部40Aを貫通して外部
に突出しており、その突出した部分にカラー41Cが固
着されている。カラー41Cは、インナーワイヤ41B
を外部に挿通するために取付部40Aに形成された挿通
孔の径よりも大径としてあり、インナーワイヤ41Bが
外部材30内に引き込まれることを防止している。この
ような構成として、内部材と外部材とは、長手方向に相
対移動可能となっている。
【0024】そして、取付部40A内に引退した作動ピ
ン41Aの端部が、取付部30Aから突出する側に付勢
する付勢手段としてのコイルスプリング42が、取付部
41Aとチューブ40Bとの接続部と、作動ピン41A
の巻回された側の端部との間に設けられている。尚、内
部材31の全長は、外部材30の全長より若干長くなる
ようにしてあり、図7に示すように、作動ピン41Aの
先端が取付部40Aからわずかに突出した状態になって
いる。この状態では、コイルスプリング42は圧縮され
た姿勢となっている。上記構成の索状体3は、図8に示
すように、筐体2の索状体取付孔2bに挿入されて取り
付けられる。
【0025】上記構成の索状体3に対しては、付勢手段
であるコイルスプリング42による内部材41の移動を
検出する検出手段Sとしていわゆるノーマルクローズ型
の開閉スイッチ50が設けられている。開閉スイッチ5
0は、作動ピン41Aが備えられている側の取付部40
Aが挿入される索状体取付孔2bの下方に位置し、先端
に被操作部50cを備えた揺動片50aと、揺動片50
aの上方側に位置する固定片50bと、揺動片50a及
び固定片50bの一端側を保持する保持部50dとから
なる。揺動片50aと固定片50bとは何れも金属板に
て形成されて、スイッチの接点となっており、又、共に
弾性を有して、揺動片50aに外力が作用していない状
態では、その弾性力によって互いに圧接した状態となっ
ている。
【0026】この構成のセンサタグ1を盗難防止対象物
に取り付ける際は、図9に示すように、電源解除キーK
を開口2aに挿入して電源スイッチ6を切った状態で、
索状体3の一方の取付部40Aを、図示しない抜け止め
を解除して取り外し、盗難防止対象物に絡めた後、筐体
2の索状体取付孔2bに挿入して取り付ける。このよう
に索状体3を取り付けたのち、電源解除キーKを抜き取
ると、センサタグ1の回路が作動を開始する。
【0027】索状体3を筐体2に取り付けた状態では、
作動ピン41Aの取付部40Aからの突出はわずかであ
り、開閉スイッチ50を閉じ状態のままであるが、図1
0に示すように、索状体3を切断すると、コイルスプリ
ング42に付勢力により作動ピン41Aが取付部40A
から更に突出して、開閉スイッチ50の揺動片50aの
先端に備えられた被操作部50cを押し操作して、開閉
スイッチ50を開き状態にする。開閉スイッチ50が開
き状態になると、上記実施例と同様にセンサタグ1の回
路が作動して、警報手段Aを作動させる。
【0028】 上記実施例では、内部材の移動を開閉
スイッチ4にて検出しているが、例えば、透過型又は反
射型の光センサにて検出手段Sを構成し、作動ピン31
Aの存否を検出することで、内部材31の移動を検出す
るようにしても良い。
【0029】 上記実施例では、索状体3の内部材3
1を、両作動ピン31A及びインナーワイヤ31Bの計
3つの部品にて構成しているが、これらを一体に形成し
ても良い。
【0030】 上記実施例では、索状体3の外部材3
0を、両取付部30A及びチューブ30Bの計3つの部
品にて構成しているが、これらを一体に形成しても良
い。
【0031】 上記実施例では、警報手段Aとして、
LEDランプ20及び圧電ブザー21を筐体2内に内蔵
した構成としているが、索状体3の切断とともに、警報
制御手段Gが電波信号を発して、他所に設置した例えば
警告灯等の警報手段Aを作動させるようにしても良い。
【0032】 上記実施例では、内部材31を、外部
材30に対して移動させるように付勢する付勢手段をコ
イルスプリング32にて構成しているが、つるまきバネ
やゴム材等で付勢する構成としても良い。
【0033】 上記実施例では、内部材31を付勢す
るコイルスプリング32を、片方の端部の取付部30A
にのみ設けているが、両端の取付部30Aの両方に設け
ても良い。これにより、索状体3を筐体2に取り付ける
際に、どちらの取付部30Aをどちらの索状体取付孔2
bに挿入するのかを区別する必要がなくなり、取付作業
を行い易くすることができる。
【0034】 上記実施例では、検出手段Sとなる開
閉スイッチ4を片側の索状体取付孔2bの下方側に設け
ているが、両方の索状体取付孔2bの夫々の下方側に設
けても良い。これにより、索状体3を筐体2に取り付け
る際に、どちらの取付部30Aをどちらの索状体取付孔
2bに挿入するのかを区別する必要がなくなり、取付作
業を行い易くすることができる。
【0035】 上記実施例では、電源スイッチ6の開
閉を、電源スイッチ6の磁石6aと先端を磁化した電源
解除キーKとを吸着させて行っているが、磁石6aと電
源解除キーKとが反発して電源スイッチ6が遮断状態
(開き状態)となるように構成しても良い。又、電源解
除キーKの先端部にラックを形成し、筐体2内にそのラ
ックを噛合するピニオンギヤを設けて、電源解除キーK
の筐体2への挿入に伴ってピニオンギヤが回転し、その
回転によって電源スイッチ6の揺動片6bを揺動させ
て、電源スイッチ6が遮断状態(開き状態)となるよう
に構成しても良い。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる断面視による概略構成
【図2】本発明の実施例にかかる概略構成
【図3】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図4】本発明の実施例にかかる断面視による概略構成
【図5】本発明の実施例にかかる断面視による概略構成
【図6】本発明の実施例にかかる発信器の外観斜視図
【図7】本発明の別実施例にかかる要部断面図
【図8】本発明の別実施例にかかる断面視による概略構
成図
【図9】本発明の別実施例にかかる断面視による概略構
成図
【図10】本発明の別実施例にかかる断面視による概略
構成図
【符号の説明】
2 筐体 3 索状体 4 開閉スイッチ 22 共振アンテナ 23 アンテナ入力回路 25 スイッチング回路 27 カウンタ 29 ドライバ 30 外部材 31 内部材 32 付勢手段 A 警報手段 G 警報制御手段 S 検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−120966(JP,A) 実開 昭56−118254(JP,U) 実開 平2−6390(JP,U) 特公 昭38−22652(JP,B1) 特公 昭28−2328(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 15/02 E05B 45/00 - 45/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(2)の外面に両端が接続される索
    状体(3)を設け、この筐体(2)の内部に対して、
    記索状体(3)が切断されたことを検出する検出手段
    (S)と、その検出手段(S)の検出情報に基づいて、
    警報手段(A)を作動させるための警報制御手段(G)
    とを設けている盗難防止装置用の検出具であって、 前記索状体(3)は、前記筐体(2)に両端が接続され
    る筒状の外部材(30)と、その外部材(30)の内部
    対して長手方向に相対移動可能に収納される線状の内
    部材(31)とから成ると共に、該索状体(3)が切断
    された際には、前記内部材(31)の一端が付勢手段
    (32)の付勢力によって、前記外部材 (30)の長手
    方向の一方側に移動するよう構成され、 前記検出手段(S)は、前記付勢手段(32)による前
    記内部材(31)の前記一端の移動を検出して索状体切
    断信号を出力するように構成され、 前記警報制御手段(G)は、前記検出手段(S)からの
    索状体切断信号が入力することにより前記警報手段
    (A)を作動させるためのスイッチング回路(25)を
    備えて成り、 このスイッチング回路(25)は、共振アンテナ(2
    2)が電波を受信する状態に達した際にアンテナ入力回
    路(23)から出力される受信信号が入力することによ
    っても前記警報手段(A)を作動させるよう 構成されて
    いる盗難防止装置用の検出具。
  2. 【請求項2】 前記警報制御手段(G)は、前記スイッ
    チング手段(25)からの制御信号に基づいてカウント
    を開始し、かつ、設定されたカウント数を超えるとカウ
    ント完了信号を出力するカウンタ(27)と、このカウ
    ンタ(27)からの信号に基づいて前記警報手段(A)
    を作動させるドライバ(29)を備えて構成されている
    請求項1記載の盗難防止装置用の検出具。
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