JP2989442B2 - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JP2989442B2
JP2989442B2 JP5215881A JP21588193A JP2989442B2 JP 2989442 B2 JP2989442 B2 JP 2989442B2 JP 5215881 A JP5215881 A JP 5215881A JP 21588193 A JP21588193 A JP 21588193A JP 2989442 B2 JP2989442 B2 JP 2989442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止対象物に取り
付けられる筐体に、盗難の予備行為を検出する検出手段
と、その検出手段の検出情報に基づいて、警報のための
情報を出力する警報出力手段とが設けられている盗難防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる盗難防止装置は、例えば店頭に展
示されている商品等の盗難防止対象物に取り付けられた
状態で使用されるものであり、その盗難防止対象物に対
し盗難の予備行為が行われると、警報のための情報を出
力することとなる。上記盗難の予備行為とは、かかる盗
難防止装置を取り付けた盗難防止対象物を店外等へ持ち
出そうとする行為、又は、かかる盗難防止装置を盗難防
止対象物から取り外そうとする行為等である。従って、
かかる盗難防止装置の筐体には、上記盗難の予備行為を
検出する検出手段が設けられており、その検出手段の検
出情報に基づいて、警報のための情報を出力することと
なる。
【0003】上記盗難の予備行為を検出する態様として
は、一般には、店の出入口付近に設けられた送信機から
発する電波を受信することにより、盗難防止装置を取り
付けた盗難防止対象物を店外へ持ち出そうとする行為を
検出する、あるいは、盗難防止装置に盗難防止対象物か
ら取り外されたか否かを検出する検出具を設けておき、
その検出具によって盗難防止装置を盗難防止対象物から
取り外した行為を検出する等の構成が考えられている。
そして、上記警報のための情報を出力する態様として、
従来では、盗難防止装置自身にスピーカ(ブザー)等を
備えさせて警報音を発生するようにしたり、あるいは、
盗難防止装置より電波信号を発し、所定箇所(盗難防止
装置外)に設けられた受信装置がその電波信号を受信す
ると警報音等を発する等の構成が考えられている。つま
り、警報のための情報を出力する警報出力手段として、
従来では、警報音を発生するスピーカ、あるいは、電波
信号を発する送信機等が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、複数の盗難防止装置が近接して配置され
ていると、どの盗難防止装置より警報音を発しているの
か、あるいは、どの盗難防止装置より電波信号を発して
いるのかを、即座に判別することが出来ないという問題
があり、改善が望まれていた。本発明は上記の実情に鑑
みてなされたものであって、その目的は、どの盗難防止
装置が警報のための情報を出力しているのかを、即座に
判別することができる盗難防止装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難防止装置
は、盗難防止対象物に取り付けられる筐体に、盗難の予
備行為を検出する検出手段と、その検出手段の検出情報
に基づいて、警報のための情報を出力する警報出力手段
とが設けられているものであって、その第1特徴構成
は、前記筐体内に、前記検出手段の検出情報に基づい
て、前記筐体外に向けて発光する光発生手段が設けら
、前記筐体の角部に少なくとも2 面に連なって形成さ
れ、且つ、前記光発生手段からの光を放出する光窓が
けられている点にある。第2特徴構成は、前記筐体内
に、前記検出手段の検出情報に基づいて、前記筐体外に
向けて発光する光発生手段が設けられ、 前記筐体の角部
に、前記光発生手段からの光を放出する光窓が設けら
れ、前記光窓に、1つの前記光発生手段からの光を、前
記光窓が接する前記筐体の側面方向に分光する分光手段
が設けられている点にある。
【0006】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、盗難の予備行
為が行われると、警報出力手段が警報のための情報(警
報音、又は電波信号)を出力すると共に、光発生手段が
筐体外に向けて光を発する。ここで、光を発する光窓が
筐体の角部に少なくとも2 面に連なって形成されている
ので、筐体外に向けて発した光を複数の方向より見るこ
とができることとなる。従って、例えば、図2に示すよ
うに光窓34を筐体2の角部に設けると、光窓34は、
筐体2の側面2dと側面2eに接して設けられることと
なり、例え側面2d側が盗難防止対象物等により隠れて
いても、側面2e側より光窓34を見ることができるこ
ととなる。第2特徴構成によれば、1つの光発生手段か
ら発する光は、分光手段により、光窓が接する筐体の側
面方向(複数面)に分光される。つまり、1つの光発生
手段から発する光を複数の方向に放出することができる
のである。
【0007】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、盗難の
予備行為が行われると、筐体外に向けて光を発するの
で、例え複数の盗難防止装置が近接して設けられていて
も、どの盗難防止装置が光を発しているのかを見ること
により、どの盗難防止装置が警報のための情報を出力し
ているのかを、即座に判別することができるのである。
そして、筐体外に向けて発した光を複数の方向より見る
ことができるので、例え一方向が塞がれていても、その
他の方向より光を見ることができ、一層便利な盗難防止
装置を提供することができるに到った。第2特徴構成に
よれば、1つの光発生手段から発する光を複数の方向に
放出することができるので、複数の方向に放出するため
に複数の光発生手段を設ける必要がなく、よって、第2
特徴構成に記載の特徴(つまり、光を複数の方向に放出
すること)を維持しながらも、省電力化を図ることがで
きるに到った。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。盗難防止装置としてのセンサタグ1は、図2に示
すように、筐体2の上面(接当面)2cを盗難防止対象
物Eに接当させて取り付けるものである。尚、図2
(イ)は、センサタグ1の斜視図、図2(ロ)は、セン
サタグ1の背面2nを示している。センサタグ1には、
接当面2cから突出する突出位置に復帰付勢された揺動
式の被操作部3aを備えたスイッチ3が設けられてお
り、そのスイッチ3は、被操作部3aの揺動操作により
ON・OFFするように構成されているので、スイッチ
3の被操作部3aが盗難防止対象物Eの存否により揺動
操作されて、スイッチ3がON・OFFされることによ
り、センサタグ1が盗難防止対象物Eより取り外された
か否かを検出することができるように構成されている。
【0009】センサタグ1の筐体2内には、図1に示す
ように、光発生手段としてのLEDランプ(チップLE
D)20と、圧電ブザー21と、コイル,コンデンサ及
び抵抗からなる共振アンテナ22と、共振アンテナ22
が受信状態になると受信信号を出力するアンテナ入力回
路23と、スイッチ3がOFF状態になるとその状態を
示すOFF信号を出力するスイッチ入力回路24と、ア
ンテナ入力回路23からの受信信号又はスイッチ入力回
路24からのOFF信号が入力されると制御信号を出力
するスイッチング回路25と、スイッチング回路25か
らの制御信号が入力するとパルス発振を開始する発振回
路26と、スイッチング回路25からの制御信号が入力
すると発振回路26の発振パルス数のカウントを開始し
設定カウント数を超えるとカウント完了信号を出力する
カウンタ27と、カウンタ27のカウント完了信号が入
力されるとスイッチング回路25を前記受信信号又は前
記OFF信号が入力された状態に維持するラッチ回路2
8と、カウンタ27のカウント完了信号が入力されると
LEDランプ20を点灯させ且つ圧電ブザー21を鳴ら
せるブザー・LEDドライバ29と、筐体2内の各回路
に電力を供給する平板状のボタン電池Vと、ボタン電池
Vから各回路への電力供給を入り切りする電源スイッチ
6とが備えられている。
【0010】上記構成の回路は、電源スイッチ6が入り
操作された状態で、スイッチ3がOFFされた場合や、
センサタグ1が例えば店舗の出入口の両側に設置される
図19に示すような一対のパネル状の発信器Oの設置箇
所を通過した場合に、筐体2に収納されている圧電ブザ
ー21が鳴るように構成されている。尚、図2中、10
は、圧電ブザー21からの音を筐体2外へ放出するため
の開口部である。
【0011】以下、圧電ブザー21が鳴り出すまでの過
程を簡単に説明する。スイッチ3がON状態になるよう
に盗難防止対象物Eに取り付けて、動作状態にセット
(スイッチ6を入り操作)したセンサタグ1が、盗難防
止対象物Eより取り外されると、スイッチ3がOFF状
態となり、そのOFF状態をスイッチ入力回路24が検
出する。スイッチ入力回路24は、スイッチ3のOFF
状態を検出すると、スイッチング回路25にそのOFF
信号を出力する。
【0012】スイッチング回路25は、スイッチ入力回
路24からのOFF信号を受け取っている間、発振回路
26及びカウンタ27に制御信号を送り、その制御信号
を受けている間、発振回路26はパルス発振し、カウン
タ27は発振回路26の発振パルス数をカウントする。
そして、制御信号が停止すると、発振回路26はパルス
発振を停止し、カウンタ27はカウントを停止しパルス
カウント数をリセットする。カウンタ27は、予め設定
されているパルス数のカウントを完了する毎にラッチ回
路26及びブザー・LEDドライバ29に対してカウン
ト完了信号として一個のパルス信号を送る。
【0013】ブザー・LEDドライバ29はこのカウン
ト完了信号を受け取っている間、圧電ブザー21を鳴ら
せるとともにLEDランプ20を発光させる。一方、ラ
ッチ回路28はカウンタ27のカウント完了信号を受け
取って、スイッチング回路25を前記OFF信号を受け
た状態に維持し、これによりスイッチング回路25は発
振回路26及びカウンタ27に制御信号を送り続ける。
つまり、ブザー・LEDドライバ29は、スイッチング
回路25がOFF信号を受け取った後、カウンタ27が
設定パルス数のカウントを完了してから、圧電ブザー2
1を鳴らせ、LEDランプ20を発光させる。これによ
り、OFF信号を一定時間継続して受け取らないと圧電
ブザー21及びLEDランプ20は動作せず、ノイズ等
による誤動作を防止している。
【0014】又、一旦カウンタ27がカウント完了信号
を送り出した後は、ワイヤユニット入力回路24からの
OFF信号の有無に拘らず、スイッチング回路25は制
御信号を送り続けるので、電源スイッチ6が切り操作さ
れるまで、圧電ブザー21はカウンタ27のカウント完
了信号と同期して間歇音を出し続け、LEDランプ20
はカウンタ27のカウント完了信号と同期して点滅を続
ける。
【0015】一方、センサタグ1が発信器Oの設置箇所
を通過した場合には、共振アンテナ22が発信器Oから
の電波によって起電力を生じ、アンテナ入力回路23は
その起電力を検出して、スイッチング回路25に受信信
号を出力する。スイッチング回路25が受信信号を受け
取った後の各回路の動作は、上記のスイッチ3がOFF
状態となった場合と同様であり、説明は省略する。
【0016】従って、スイッチ3及び共振アンテナ22
は、盗難の予備行為を検出する検出手段Pとして機能
し、圧電ブザー21及びLEDランプ20は、前記検出
手段Pの検出情報に基づいて、警報のための情報を出力
する警報出力手段Qとして機能する。
【0017】以下、各部品の構成及び動作を説明する。
筐体2は、図3及び図4に示すように、ボトムケース2
aとトップケース2bとより構成されている。ボトムケ
ース2aには、スイッチ3,LEDランプ20,アンテ
ナ22,及び種々の電子部品を搭載した回路基板30
と、ジャックユニット4と、ボタン電池Vのプラス電極
接続用の端子31と、ボタン電池Vとが、組み込まれて
いる。トップケース2bには、圧電ブザー21を収納す
るスピーカハウジング32と、圧電ブザー21と、平板
状のターミナル部33と、LEDランプ20からの光を
放出するLEDウインド(光窓)34と、スライダー5
とが、組み込まれている。そして、各部品を備えたボト
ムケース2aとトップケース2bとを、超音波接着する
ことにより、図2に示すセンサタグ1が構成されてい
る。
【0018】スイッチ3の被操作部3aは、図6に示す
ように、コイルバネ3dにて、相反する2方向e1,e2
に揺動自在に、且つ、接当面2cから突出する突出位置
に復帰付勢されている。更に、コイルバネ3dは、スイ
ッチ3の端子3bと端子3cを断続させる接続片として
機能する。つまり、コイルバネ3dのコイル中央部は端
子3bに常に接触しており、被操作部3aがコイルバネ
3dの端部を押し下げると、コイルバネ3dの端部が端
子3cと接触するように構成されている。尚、図6
(イ)は、スイッチ3の斜視図、図6(イ)は、スイッ
チ3の断面図である。
【0019】スピーカハウジング32は、図7に示すよ
うに、圧電ブザー21と図8に示すターミナル部33と
を圧入するように構成されると共に、圧電ブザー21よ
り発生させた音は開口部32aより外部へ放出されるよ
うに構成されている。図中、32bは、筐体2内の部品
が開口部10から外部に露出するのを遮蔽する、つまり
開口部10から異物の挿入を防止する遮蔽壁である。タ
ーミナル部33には、図8に示すように、スピーカハウ
ジング32に圧入された際に、圧電ブザー21の電極
(+,−)に接続される端子33a,33bと、ボトム
ケース2aとトップケース2bを超音波接着した際に、
ボタン電池Vのマイナス電極に接続される端子33cと
を備えている。尚、図7(イ)は、スピーカハウジング
32の斜視図、図7(ロ)は、スピーカハウジング32
の背面図、図8(イ)は、ターミナル部33の斜視図、
図8(ロ)は、ターミナル部33の底面図である。
【0020】筐体2の角部に設けられているLEDウイ
ンド34には、図9に示すように、1つのLEDランプ
20からの光を、LEDウインド34が接する筐体2の
側面2d,2e方向に分光する傾斜面34a,34bが
設けられている。従って、傾斜面34a,34bは、1
つのLEDランプ20からの光を、筐体2の側面2d,
2e方向に分光する分光手段Rとして機能する。
【0021】ジャックユニット4には、図10に示すよ
うに、キーK(図18参照)のラック部K1を挿入する
キー挿入孔41と、キーKの突出ピンK2を挿入するセ
ットボタンピン挿入孔42とが設けられている。キー挿
入孔41には、図12に示すように、ラック部K1のキ
ー挿入孔41への挿入に伴って回動操作されるピニオン
ギヤ43と、セットボタンピン挿入孔42に備えられた
セットボタンピン45(図11参照)の移動を阻止する
ための移動阻止バネ44が備えられている。ピニオンギ
ヤ43は、一部がキー挿入孔41に突出し、他の一部が
ジャックユニット4の外部に突出する状態で、ジャック
ユニット4本体に回動自在に枢支されている。尚、図1
0(イ)は、ジャックユニット4の斜視図、図10
(ロ)は、ジャックユニット4の側面図である。
【0022】セットボタンピン挿入孔42には、セット
ボタンピン挿入孔42内を摺動自在のセットボタンピン
45が配置され、セットボタンピン挿入孔42の端部に
は、セットボタンピン45に押し操作されて上下揺動す
る金属製のコンタクトバネ46が設けられている。セッ
トボタンピン45は、図11に示すように、筐体2の外
部から押し操作される被操作部45aと、セットボタン
ピン45をセットボタンピン挿入孔42内の特定箇所に
位置決めする位置決め部45bと、セットボタンピン4
5をセットボタンピン45挿入方向と反対方向に復帰付
勢するコイルスプリング47を収納するバネ収納部45
cと、コンタクトバネ46を上下揺動させるべくコンタ
クトバネ46を押し操作する端部45gとから成る。
尚、図11(イ)は、セットボタンピン45の平面図、
図11(ロ)は、セットボタンピン45の断面図であ
る。
【0023】バネ収納部45cとセットボタンピン挿入
孔42の内壁とで形成される空間内には、図13に示す
ように、セットボタンピン挿入孔42の内壁から突出す
る状態で、セットボタンピン45の摺動方向での移動を
規制する突出部42aが形成されている。尚、コイルス
プリング47は、図13に示すように、バネ収納部45
cの内壁と突出部42aとの間に配置されているので、
上述の如くセットボタンピン45をセットボタンピン4
5の挿入方向と反対方向に復帰付勢させることとなる。
【0024】セットボタンピン45の位置決め部45b
には、位置決め用凸部45dがその突出方向に出退可能
に弾性を有するように形成され、セットボタンピン45
が押し操作された状態で位置決め用凸部45dに係合す
る係合用凹部42bが、セットボタンピン挿入孔42の
内壁に設けられている。セットボタンピン45が押し操
作された状態では、セットボタンピン45の端部45g
がコンタクトバネ46に接当し、コンタクトバネ46を
上下揺動させる。この揺動によりコンタクトバネ46の
遊端側の端部は回路基板30に接触し、よって、回路基
板30上の2端子を短絡させることとなる。この2端子
の短絡により、電池Vからの筐体2内の各回路への通電
が実行されるので、このコンタクトバネ46が、図1に
おける電源スイッチ6に相当することとなる。
【0025】ジャックユニット4には、図12及び図1
3に示すように、移動阻止バネ44が設けられている。
移動阻止バネ44は、細い金属棒にて弾性変形可能に形
成してあり、一端部をキー挿入孔41の一側部に固定し
て基端側とし、他端部を弾性変形により揺動自在な遊端
側44aとしてある。移動阻止バネ44の遊端側端部4
4aは、図13に示すように、セットボタンピン45が
押し操作された状態では、セットボタンピン45のバネ
収納部45cの外面に形成した係合部45eに対して移
動阻止バネ44の弾性作用により押圧されており、移動
阻止バネ44の基端側端部と遊端側端部44aとの途中
部分44bは、キー挿入孔41を横切る状態としてあ
る。
【0026】トップケース2bには、ジャックユニット
4のピニオンギヤ43と噛合するラック部5aを備えた
スライダー5(図14参照)が設けられている。スライ
ダー5は、図5に示すように、その基部5bがトップケ
ース2bの内壁に設けられたガイド部2fとスライド移
動自在に係合し、矢印A,Bにて示す双方向にスライド
移動自在であり、又、ラック部5aと基部5bとの間の
途中部分から延出する弾性変形可能な延出部5cの先端
部分をトップケース2bの係止部2gに係止させる構成
として、延出部5cの弾性作用により矢印A方向に復帰
付勢させている。尚、図中、2h及び2iは、スライダ
ー5の傾き防止用の突出片であり、2jは、スピーカハ
ウジング32保持用の突出片であり、2kは、端子33
a,33bと回路基板30上の端子との接触を補強する
ための突出片であり、ボトムケース2aとトップケース
2bを超音波接着した際に、突出片2kにて端子33
a,33bを回路基板側へと押し圧するように構成され
ている。
【0027】次に、センサタグ1の作動を開始させるた
め、キーKの突出ピンK2にてセットボタンピン45を
押し操作して、電源スイッチ6を入り操作し、その入り
操作された状態で電源スイッチ6を保持する機構につい
て説明する。当初、セットボタンピン45は、移動阻止
バネ44の遊端側端部がセットボタンピン45の係合部
45fに係合した状態で、図15に示す位置に保持され
ている。
【0028】キーKの突出ピンK2にてジャックユニッ
ト4内のセットボタンピン45の被操作部45aを奥に
押し込むと、図16に示すように、セットボタンピン4
5の端部45gがコンタクトバネ46に接当し、コンタ
クトバネ46を下側に揺動させる。この揺動によりコン
タクトバネ46の遊端側の端部は回路基板の接触し、回
路基板上の二つの端子を短絡させる。これにより、電源
スイッチ6が入り操作され、電池Vから本体ケース10
2内の各回路への通電が開始される。このとき、セット
ボタンピン45が押し込まれると、コイルスプリング4
7が圧縮されて、セットボタンピン45を筐体2の外方
側(セットボタンピン45の挿入方向と反対方向)に押
し戻そうと作用するが、セットボタンピン45の係合用
凸部45dとセットボタンピン挿入孔42の係合用凹部
42dとが係合すると共に、キー挿入孔41から延びる
移動阻止バネ44の遊端側先端部44aがバネ収納部4
5cの外面の係合部45eと係合し、よって、コイルス
プリング47の付勢力に抗してその位置を維持させるこ
ととなる。
【0029】次に、センサタグ1の作動を停止させるべ
く、電源スイッチ6を切り操作する操作機構について説
明する。図16に示す状態において、キー挿入孔41に
ラック部K1を挿入すると、そのラック部K1により、
キー挿入孔41を横切る状態で設けられている移動阻止
バネ44を押圧すると共に、ラック部K1と歯合するピ
ニオンギヤ43を回転させる。ラック部K1にて移動阻
止バネ44の途中部分44bを押圧すると、移動阻止バ
ネ44の途中部分44bはキー挿入孔41の壁部に押し
つけられることとなり、その結果、移動阻止バネ44の
遊端側端部44aが下側へ揺動されて、その遊端側端部
44aとセットボタンピン45の係合部45eとの係合
が解除される。ラック部K1にてピニオンギヤ43を回
転させると、図17に示すように、ピニオンギヤ43の
回転によって、ピニオンギア43と噛合するラック部5
aを備えたスライダー5が矢印Bの方向に移動する。ス
ライダー5には、スライダー5の矢印Bの方向へのスラ
イド移動に伴ってセットボタンピン45の端部45gに
接当する押さえ部5dとが備えられており、押さえ部5
dがセットボタンピン45の端部45gを押すと、セッ
トボタンピン45が筐体2外方側(セットボタンピン4
5の挿入方向と反対方向)に移動し、セットボタンピン
45の係合用凸部45dとセットボタンピン挿入孔42
の係合用凹部42bとの係合が解除される。
【0030】この結果、バネ収納部45c内のコイルス
プリング47の復帰付勢力により、セットボタンピン4
5は、突出ピンK2が挿入される前の状態(図15の状
態)に復帰し、コンタクトバネ46は回路基板上の二つ
の端子と離間し、電池Vから筐体2内の各回路への通電
を停止することとなる。尚、矢印Bの方向へのスライド
移動したスライダー5は、ラック部K1がキー挿入孔4
2より抜き操作されるに伴い、延出部5cの弾性作用に
より矢印A方向に復帰付勢されて、もとの位置(図15
の位置)に戻る。尚、図15,図16,及び図17の
(イ)は、平面視における断面図、図15,図16,及
び図17の(ロ)は、側面視における断面図である。
【0031】 〔別実施例〕 上記実施例では、LEDランプ20を点灯させ、圧
電ブザー21を鳴らせることで警報のための情報を出力
しているが、筐体2内に電波を送信する送信装置を備え
させ、何れかの箇所にその送信装置からの電波を受信し
て警報音等を発する装置を備えさせた構成として、セン
サタグ1が盗難防止対象物Eより取り外されたときにL
EDランプ20を点灯させると共に、送信装置から電波
を送信することで警報のための情報を出力するようにし
ても良い。 上記実施例では、LEDウインド34を
筐体2の側面2dと側面2eに接するように設けている
が、その他の面に接する位置に設けるようにしても良
い。例えば、側面2cと側面2dと側面2eに接するよ
うに、側面2cと側面2dと側面2eとにより作られる
角部に、LEDウインドを設けるようにしても良い。
尚、このときには、LEDウインドに、一つのLEDラ
ンプ20からの光を3方向に分光する3個の傾斜面を設
ける必要がある。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる盗難防止装置の概略構
成図
【図2】本発明の実施例にかかる盗難防止装置外観説明
【図3】本発明の実施例にかかるボトムケース構成部品
説明斜視図
【図4】本発明の実施例にかかるトップケース構成部品
説明斜視図
【図5】本発明の実施例にかかるトップケース平面図
【図6】本発明の実施例にかかるスイッチ説明図
【図7】本発明の実施例にかかるスピーカハウジング外
観説明図
【図8】本発明の実施例にかかるターミナル部外観説明
【図9】本発明の実施例にかかるLEDウインド斜視図
【図10】本発明の実施例にかかるジャックユニット外
観説明図
【図11】本発明の実施例にかかるセットボタンピンの
構成説明図
【図12】本発明の実施例にかかるジャックユニット断
面説明図
【図13】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図14】本発明の実施例にかかるスライダー外観説明
【図15】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図16】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図17】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図18】本発明の実施例にかかるキーの外観図
【図19】本発明の実施例にかかる発信器の外観斜視図
【符号の説明】
2 筐体 20 光発生手段 34 光窓 P 検出手段 Q 警報出力手段 R 分光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止対象物に取り付けられる筐体
    (2)に、盗難の予備行為を検出する検出手段(P)
    と、その検出手段(P)の検出情報に基づいて、警報の
    ための情報を出力する警報出力手段(Q)とが設けられ
    ている盗難防止装置であって、 前記筐体(2)内に、前記検出手段(P)の検出情報に
    基づいて、前記筐体(2)外に向けて発光する光発生手
    段(20)が設けられ 前記筐体(2)の角部に少なくとも2 面に連なって形成
    され、且つ、前記光発生手段(20)からの光を放出す
    る光窓(34) が設けられている盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 盗難防止対象物に取り付けられる筐体
    (2)に、盗難の予備行為を検出する検出手段(P)
    と、その検出手段(P)の検出情報に基づいて、警報の
    ための情報を出力する警報出力手段(Q)とが設けられ
    ている盗難防止装置であって、 前記筐体(2)内に、前記検出手段(P)の検出情報に
    基づいて、前記筐体 (2)外に向けて発光する光発生手
    段(20)が設けられ、 前記筐体(2)の角部に、前記光発生手段(20)から
    の光を放出する光窓 (34)が設けられ、 前記光窓(34)に、1つの前記光発生手段(20)か
    らの光を、前記光窓 (34)が接する前記筐体(2)の
    側面方向に分光する分光手段(R)が設けられている盗
    難防止装置。
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