JPH1128302A - ガスの低温精製用トラップ装置 - Google Patents

ガスの低温精製用トラップ装置

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JPH1128302A
JPH1128302A JP19918197A JP19918197A JPH1128302A JP H1128302 A JPH1128302 A JP H1128302A JP 19918197 A JP19918197 A JP 19918197A JP 19918197 A JP19918197 A JP 19918197A JP H1128302 A JPH1128302 A JP H1128302A
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gas
trap
heat transfer
temperature
impurities
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JP19918197A
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Toshio Uchida
年雄 内田
Kaoru Aoki
薫 青木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で各種の原料ガス中の不純物
を低温面における固化・析出によりその除去効率を向上
させ、不純物を除去後の再生操作が容易であるととも
に、不純物による目詰まりを生じにくいガスの低温精製
用トラップ装置を提供すること。 【解決手段】 原料ガス中に含まれる各種ガスそれぞれ
の凝固温度の違いを利用して低温面に固化・析出させる
こと、およびガスの流れを反転させることによりその流
速を低下させて不純物が低温面に付着し易くすることに
着目したもので、原料ガスを導入する不純物トラップ5
において、原料ガスの流れ方向をほぼ180度反転させ
る反転流路22を形成するとともに、不純物トラップ5
を冷凍機3により冷却することにより、原料ガス中の不
純物をこの反転流路22付近において凝固・固化して除
去可能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスの低温精製用ト
ラップ装置にかかるもので、とくに半導体工業において
使用される水素ガスや窒素ガス中の不純物(水分、酸素
ガス、二酸化炭素など)、あるいはエキシマレーザーガ
ス中の不純物(メタンガス、フッ化水素ガスなど)を極
低温下において凝固・固化・析出させたのち固着除去す
ることによりこのガスを精製するためのガスの低温精製
用トラップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の低温精製方法としては、たとえば
活性炭などの吸着剤を容器に充填しておき、この吸着剤
充填層を冷却したのち、除去対象不純物を含む原料ガス
をこの吸着剤充填層に通過させ、不純物のみを吸着剤に
吸着し、除去している。しかしながら、この吸着剤によ
る精製方法の場合には、吸着の結合エネルギーが比較的
大きいために、吸着により蓄積された不純物を脱着する
際に高温が必要であり、加熱ガスを長時間供給すること
が必要であるという問題がある。
【0003】また、金属粒子の充填層あるいは多孔質の
金属焼結体を冷却したのち、原料ガスを通過させ、不純
物を固化・析出させるというフィルター作用で精製を行
うトラップ装置もある。このフィルター形式のトラップ
装置の場合には、固体不純物が空隙に蓄積されて「目詰
まり」を生ずるため、圧力損失が増大し易いという問題
がある。
【0004】最も単純な精製方法としては、コイル状の
銅パイプを液体窒素に浸漬し、この銅パイプ内に原料ガ
スを流し、銅パイプの内壁面に不純物を固化・析出・付
着させるトラップ方法がある。このトラップ方法におい
ては、原料ガスの流れに乗った固体不純物が低温の内壁
面に付着しきれず、不純物が固体状態のままトラップ装
置を通過排出される量が多いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、各種の原料ガス中の
不純物を簡単な機構により除去可能として原料ガスの純
度を上げることができるガスの低温精製用トラップ装置
を提供することを課題とする。
【0006】また本発明は、不純物を除去後の再生操作
が容易なガスの低温精製用トラップ装置を提供すること
を課題とする。
【0007】また本発明は、不純物による目詰まりを生
じにくいガスの低温精製用トラップ装置を提供すること
を課題とする。
【0008】また本発明は、低温面における固化・析出
による不純物の除去効率を向上させることができるガス
の低温精製用トラップ装置を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、原料
ガス中に含まれる各種ガスそれぞれの凝固温度の違いを
利用して低温面に固化・析出させること、およびガスの
流れを反転させることによりその流速を低下させて不純
物が低温面に付着し易くすることに着目したもので、不
純物を含む原料ガスを冷却することにより当該原料ガス
からこの不純物を除去して精製するためのガスの低温精
製用トラップ装置であって、上記原料ガスを導入する不
純物トラップを設け、この不純物トラップにおいて、上
記原料ガスの流れ方向をほぼ180度反転させる反転流
路を形成するとともに、この不純物トラップを冷凍機に
より冷却することにより、上記原料ガス中の不純物をこ
の反転流路付近において凝固・固化して除去可能とした
ことを特徴とするガスの低温精製用トラップ装置であ
る。
【0010】上記原料ガスの流れに平行に低温面を形成
することができる。
【0011】上記不純物トラップは、上記原料ガスを導
入する流路形成フードと、この流路形成フードに対向し
て設けることにより上記反転流路を形成するための衝突
伝熱板、およびこの流路形成フード内に設けるとともに
この衝突伝熱板に一体的に形成した流路伝熱板を有する
伝熱部材と、を有することができる。この流路伝熱板
は、これをフィン形状として、流路形成フードの中央部
に起立させてもよいし、千鳥状に互い違いに構成するこ
ともでき、さらに流路形成フードの内壁面から中央部に
突出するように構成してもよい。
【0012】上記不純物トラップは、上記内部にラセン
状のガス通路および反転流路を形成した流路形成フード
を有することができる。
【0013】本発明によるガスの低温精製用トラップ装
置においては、原料ガス(原料水素ガスあるいはエキシ
マレーザーガス、その他任意のガス)中の各種ガス(不
純物)のそれぞれの凝固温度の違いを利用し、不純物ト
ラップを冷凍機により冷却することにより、原料ガス中
の不純物を反転流路付近においてその流速を低下させて
凝固・固化させ、低温面に固化・析出させて除去可能と
したので、低温面への付着を確実にし、精製効率を上げ
ることができる。しかも、再生操作としては、不純物ト
ラップを加熱するだけで固化状態の不純物ガスが気化す
るため、容易にかつ経済的に実行可能である。
【0014】また、不純物トラップにおいて、原料ガス
の流れ方向をほぼ180度反転させる反転流路を形成す
るだけであるため、流路抵抗を大きくすることなく、固
化した不純物による目詰まりも生ずることなく、円滑な
精製操作が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の第1実施の形態に
よるガスの低温精製用トラップ装置1を図1ないし図3
にもとづき説明する。図1は、ガスの低温精製用トラッ
プ装置1の概略断面図であって、ガスの低温精製用トラ
ップ装置1は、真空容器2と、GM(ギフォード・マク
マホン)冷凍機などの冷凍機3と、熱交換器4と、不純
物トラップ5と、原料ガス供給ライン6と、精製ガスラ
イン7と、を有する。原料ガス供給ライン6からの原料
ガスは、熱交換器4および不純物トラップ5を経て精製
ガスライン7から精製された精製ガスとして得ることが
できる。
【0016】図2は、不純物トラップ5の構成を示す一
部破断要部斜視図であって、図1および図2に示すよう
に、不純物トラップ5は、トラップ容器8と、トラップ
容器8の内部に設けた流路形成フード9と、流路形成フ
ード9の内部に設けた伝熱部材10と、流路形成フード
9に形成した導入パイプ11およびトラップ容器8に形
成した導出パイプ12と、伝熱部材10の底部に設けた
温度センサー13および加熱用ヒーター14と、を有す
る。
【0017】伝熱部材10は、円板状の衝突伝熱板15
と、この衝突伝熱板15の上にくびれ接続部16を介し
て一体的に垂直に形成したフィン状の流路伝熱板17
と、を有する。不純物トラップ5の衝突伝熱板15を冷
凍機3の冷却ステージ18に直接あるいは銅材などの熱
伝導性の良好な材料を介して熱接触させてある。衝突伝
熱板15および流路伝熱板17の表面は、これを低温付
着面19、20(低温面)としてある。流路伝熱板17
は、衝突伝熱板15の上に放射状にこれを形成し、冷却
面積を増加させてある。冷凍機3の冷却ステージとして
は、これを多段構成とし、これにともなって熱交換器
4、不純物トラップ5を多段構成とすることもできる。
【0018】導入パイプ11からの原料ガスは、流路形
成フード9および伝熱部材10の間の冷却室21、およ
びその下部の反転流路22、さらにトラップ容器8と流
路形成フード9との間の除去室23をとおって導出パイ
プ12から出てゆく。
【0019】こうした構成のガスの低温精製用トラップ
装置1において、不純物を含有している常温の原料ガス
は、循環ポンプ(図示せず)あるいは原料ガス自体の元
圧により原料ガス供給ライン6から供給され、熱交換器
4において戻りの精製ガスと熱交換され冷却されたの
ち、冷却ステージ18に接触している不純物トラップ5
に入る。
【0020】不純物トラップ5においては、図1の矢印
に示すように、原料ガスは伝熱部材10の流路伝熱板1
7と流路形成フード9との間の冷却室21を通って流路
伝熱板17の軸方向に沿って流れる間に冷却され、冷却
により固化・析出した不純物の一部が流路伝熱板17の
表面(低温付着面20)に付着して除去されると同時に
冷却される。さらにこの析出した固体不純物を含む冷却
された原料ガスは、反転流路22において伝熱部材10
の衝突伝熱板15(低温付着面19)に垂直に衝突し、
固体不純物がここに付着して除去され、さらにその流れ
の方向をほぼ180度変え、除去室23を通って、ほぼ
完全に固体不純物が除去される。冷却され、かつ不純物
を除去された原料ガスは、導出パイプ12から精製ガス
ライン7を通り、精製された精製ガスとして得ることが
できる。
【0021】不純物トラップ5においては、流路伝熱板
17が原料ガスの流れに平行であるため、圧力損失は少
なく、かつ上述のように反転流路22の部分で流れ方向
がほぼ180度反転するため、ガスの流速が大きく変化
し(低下し)、この反転流路22付近に原料ガスが滞留
することになり、固化・析出した不純物の衝突伝熱板1
5および流路伝熱板17のそれぞれの低温付着面19、
20への付着率を高めることができる。なおまた、衝突
伝熱板15と流路伝熱板17との間にくびれ接続部16
を介在させてあるので、反転流路22部分に至った原料
ガスが除去室23方向に流路抵抗少なく円滑に流れるよ
うにすることができる。
【0022】伝熱部材10の部分(衝突伝熱板15、流
路伝熱板17)において付着・蓄積された固体状の不純
物は、原料ガスの供給を停止したのち、冷凍機3の運転
を停止し、同時に加熱用ヒーター14に通電することに
より伝熱部材10を昇温して気化させ、パージガスを流
すか、あるいは真空排気することにより不純物トラップ
5外に排出する。衝突伝熱板15には温度センサー13
を取り付けてあるので、冷凍機3および加熱用ヒーター
14を制御することにより、不純物トラップ5を必要温
度に冷却保持することができる。
【0023】図3のグラフにもとづき、除去される不純
物の種類について述べる。図3は、温度に対する各ガス
の飽和蒸気圧の関係(飽和蒸気圧曲線)を示すグラフで
あって、原料ガスたとえば原料水素ガス全体をある特定
温度まで冷却すれば、水素ガスより固化温度が高い不純
物が固化・析出することになる。図中のA点は、濃度4
0ppmの窒素ガスを含む、温度20℃、および圧力5
atmの原料水素ガスの状態を示している。この原料水
素ガスを冷却すると、図中破線に沿って状態が変化し、
B点すなわち、温度約−230℃まで冷却されると、窒
素ガスが固化・析出することになる。この冷却されたガ
スをさらに冷却すると、B点から実線に沿って状態が変
化し、温度約−246℃のC点になると、水素ガス、固
体窒素、窒素ガスの3成分が存在し、窒素分圧が1×1
-6Torr程度まで低下した状態となる。この状態
で、固体窒素が極低温面(たとえば低温付着面19、2
0)に付着・除去されると、水素ガスおよび1×10-6
Torrの分圧を有する窒素ガスの2成分ガスとなるた
め、圧力1atmのガス中では、1.3ppb(10億
分の1)程度の窒素濃度に相当することになる。すなわ
ち、窒素を凝縮・固化させることにより、原料水素ガス
中の窒素成分を数ppb以下に低下させることが可能と
なる。
【0024】つぎに本発明においては、不純物トラップ
5の部分を任意に構成とすることが可能である。たとえ
ば、図4は、本発明の第2の実施の形態によるガスの低
温精製用トラップ装置30における不純物トラップ31
の伝熱部材32部分の平面図、図5は、同、伝熱部材3
2の側面図であって、伝熱部材32は、衝突伝熱板15
の上に垂直に二段に流路伝熱板17に相当する上段側流
路伝熱板33および下段側流路伝熱板34を形成してい
る。
【0025】これら上段側伝熱板33および下段側伝熱
板34は、互いにその放射形状方向を互い違いにずらせ
た状態で、すなわち千鳥状に、衝突伝熱板15に一体的
に形成してある。
【0026】こうした構成の伝熱部材32を有するガス
の低温精製用トラップ装置30において、トラップ容器
8の導入パイプ11から冷却室21内に導入された原料
ガスは、伝熱部材32における衝突伝熱板15の低温付
着面19に向かって行く途中で、上段側伝熱板33およ
び下段側伝熱板34の部分で蛇行することになり、既述
のような反転流路22の部分における流速の低下ととも
に、圧力損失を生ずることなく、原料ガスの伝熱部材3
2との接触時間を長くして、より効率的にその不純物を
固化・析出させることができる。
【0027】つぎに図6は、本発明の第3の実施の形態
によるガスの低温精製用トラップ装置40における不純
物トラップ41の部分の斜視図、図7は、図6のVII
−VII線断面図、図8は、同、不純物トラップ41の
断面図であって、不純物トラップ41は、前記トラップ
容器8と、衝突伝熱板15および流路伝熱板17と、を
有するが、流路伝熱板17をトラップ容器8の内壁面か
ら冷却室21の内方に突出させている。
【0028】すなわち、図1および図2の第1の実施の
形態による不純物トラップ5の場合とは反対に、トラッ
プ容器8に導入パイプ11を設け、トラップ容器8内部
の冷却室21の中央部に導出パイプ12を臨ませて、導
出パイプ12の先端部と衝突伝熱板15の低温付着面1
9との間に前記反転流路22を形成してある。
【0029】こうした構成の不純物トラップ41を有す
るガスの低温精製用トラップ装置40において、導入パ
イプ11からの原料ガスは、トラップ容器8の内部にお
いて流路伝熱板17の間を通過する間に冷却され、その
含有する不純物が固化・析出して低温付着面20に付着
するとともに、衝突伝熱板15の反転流路22部分に至
ってこの部分に滞留する結果、圧力損失少なくして効率
よく原料ガスを冷却することが可能であるとともに、衝
突伝熱板15の低温付着面19および流路伝熱板17の
低温付着面20への固化不純物の付着率も良好である。
【0030】つぎに図9は、本発明の第4の実施の形態
によるガスの低温精製用トラップ装置50における不純
物トラップ51の部分の分解斜視図、図10は、同、不
純物トラップ51の断面図であって、不純物トラップ5
1は、トラップ容器8の内壁部に流路伝熱板17に相当
するラセン状の流路伝熱板52を連続して設けてラセン
状のガス通路53を形成する。
【0031】さらに、流路伝熱板52の中央空間部に円
筒状の隔壁部材54を設けることにより中央通路部55
を形成し、トラップ容器8の図中最下部に位置する前記
反転通路22を介してこの中央通路部55が導出パイプ
12に連通するようにしてある。
【0032】こうした構成の不純物トラップ51を有す
るガスの低温精製用トラップ装置50において、導入パ
イプ11からトラップ容器8内に導入された原料ガス
は、ラセン状のガス通路53に沿って反転流路22まで
旋回しつつ下降してゆき、その間に流路伝熱板52によ
り冷却され、固化した不純物は流路伝熱板52および衝
突伝熱板15に付着する。不純物を除去された原料ガス
は、中央通路部55を通り、導出パイプ12に至る。
【0033】なお、流路伝熱板52がラセン状であるの
で、流れる原料ガスの流路をより長く取ることができ、
トラップ容器8の容積の割には、圧力損失を増大させる
ことなく、その冷却効率を向上することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、常温の原
料ガスを冷却し、この原料ガス内の不純物の飽和蒸気圧
にもとづく固化・析出現象を利用して、吸着剤を用いず
に、不純物トラップの極低温冷却壁面(たとえば衝突伝
熱板や流路伝熱板)に不純物を付着してこれを除去する
ことができるため、コンパクトな装置で、経済的、かつ
効率よくガスを精製することができる。とくに衝突伝熱
板の上流側にフィン型の流路伝熱板を設けてあるため、
この部分に固体不純物が付着・蓄積しても、ガス流路を
確保し易く、目詰まりが生じにくく、圧力損失が増大し
ない。また、原料ガスを衝突伝熱板の低温面(低温付着
面)に衝突させる部分を設けて原料ガスの流れが反転す
るようにしたため、原理的には固体不純物の流速がゼロ
となるところが生じ、低温面に付着する効率を上げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態によるガスの低温精製
用トラップ装置1の概略断面図である。
【図2】同、不純物トラップ5の構成を示す一部破断要
部斜視図である。
【図3】同、温度に対する各ガスの飽和蒸気圧の関係
(飽和蒸気圧曲線)を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるガスの低温精
製用トラップ装置30における不純物トラップ31の伝
熱部材32部分の平面図である。
【図5】同、伝熱部材32の側面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態によるガスの低温精
製用トラップ装置40における不純物トラップ41の部
分の斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】同、不純物トラップ41の断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態によるガスの低温精
製用トラップ装置50における不純物トラップ51の部
分の分解斜視図である。
【図10】同、不純物トラップ51の断面図である。
【符号の説明】
1 ガスの低温精製用トラップ装置(第1の実施の形
態、図1、図2、図3) 2 真空容器 3 冷凍機(GM冷凍機) 4 熱交換器 5 不純物トラップ 6 原料ガス供給ライン 7 精製ガスライン 8 トラップ容器 9 流路形成フード 10 伝熱部材 11 導入パイプ 12 導出パイプ 13 温度センサー 14 加熱用ヒーター 15 伝熱部材10の円板状の衝突伝熱板 16 伝熱部材10のくびれ接続部 17 伝熱部材10のフィン状の流路伝熱板 18 冷凍機3の冷却ステージ 19 衝突伝熱板15の低温付着面(低温面) 20 流路伝熱板17の低温付着面(低温面) 21 冷却室 22 反転流路 23 除去室 30 ガスの低温精製用トラップ装置(第2の実施の形
態、図4、図5) 31 不純物トラップ 32 伝熱部材 33 上段側伝熱板 34 下段側伝熱板 40 ガスの低温精製用トラップ装置(第3の実施の形
態、図6、図7、図8) 41 不純物トラップ 50 ガスの低温精製用トラップ装置(第4の実施の形
態、図9、図10) 51 不純物トラップ 52 ラセン状の流路伝熱板 53 ラセン状のガス通路 54 円筒状の隔壁部材 55 中央通路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不純物を含む原料ガスを冷却すること
    により当該原料ガスからこの不純物を除去して精製する
    ためのガスの低温精製用トラップ装置であって、 前記原料ガスを導入する不純物トラップを設け、 この不純物トラップにおいて、前記原料ガスの流れ方向
    をほぼ180度反転させる反転流路を形成するととも
    に、 この不純物トラップを冷凍機により冷却することによ
    り、前記原料ガス中の不純物をこの反転流路付近におい
    て凝固・固化して除去可能としたことを特徴とするガス
    の低温精製用トラップ装置。
  2. 【請求項2】 前記原料ガスの流れに平行に低温面を
    形成したことを特徴とする請求項1記載のガスの低温精
    製用トラップ装置。
  3. 【請求項3】 前記不純物トラップは、 前記原料ガスを導入する流路形成フードと、 この流路形成フードに対向して設けることにより前記反
    転流路を形成するための衝突伝熱板、およびこの流路形
    成フード内に設けるとともにこの衝突伝熱板に一体的に
    形成した流路伝熱板を有する伝熱部材と、を有すること
    を特徴とする請求項1記載のガスの低温精製用トラップ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記不純物トラップは、 前記内部にラセン状のガス通路および反転流路を形成し
    た流路形成フードを有することを特徴とする請求項1記
    載のガスの低温精製用トラップ装置。
JP19918197A 1997-07-10 1997-07-10 ガスの低温精製用トラップ装置 Pending JPH1128302A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100321634B1 (ko) * 1999-10-08 2002-03-18 송창빈 초고순도 가스 정제장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100321634B1 (ko) * 1999-10-08 2002-03-18 송창빈 초고순도 가스 정제장치

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