JPH11282563A - 電子計算機システムの自動運転方式 - Google Patents
電子計算機システムの自動運転方式Info
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- JPH11282563A JPH11282563A JP10087673A JP8767398A JPH11282563A JP H11282563 A JPH11282563 A JP H11282563A JP 10087673 A JP10087673 A JP 10087673A JP 8767398 A JP8767398 A JP 8767398A JP H11282563 A JPH11282563 A JP H11282563A
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- monitoring
- event
- monitored
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンソール操作業務の省力化を図ると共にシ
ステムの運用性を向上させる。 【解決手段】 システムコンソールに表示されるメッセ
ージのうち監視対象メッセージ毎に、該監視対象メッセ
ージを特定するための監視条件と監視対象メッセージに
対して自動実行すべき処理に係わる処理情報とを記憶し
た事象連動検索表を備え、システムコンソールにメッセ
ージが表示されると、事象連動検索表を検索することに
より該メッセージが監視対象メッセージであるか否かを
判断し、監視対象メッセージの場合には、当該監視対象
メッセージに該当する前記処理情報に基づいた所定処理
を自動実行する。
ステムの運用性を向上させる。 【解決手段】 システムコンソールに表示されるメッセ
ージのうち監視対象メッセージ毎に、該監視対象メッセ
ージを特定するための監視条件と監視対象メッセージに
対して自動実行すべき処理に係わる処理情報とを記憶し
た事象連動検索表を備え、システムコンソールにメッセ
ージが表示されると、事象連動検索表を検索することに
より該メッセージが監視対象メッセージであるか否かを
判断し、監視対象メッセージの場合には、当該監視対象
メッセージに該当する前記処理情報に基づいた所定処理
を自動実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子計算機システ
ムにおいて手動操作に係わる処理を自動化する電子計算
機システムの自動運転方式に関する。
ムにおいて手動操作に係わる処理を自動化する電子計算
機システムの自動運転方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子計算機システムの自動運転方
式の一例が、特開平4−333113号公報に開示され
ている。これは、実行すべきコンソール操作(手動操
作)と該コンソール操作を実行するための実行条件とが
登録された登録簿と、電子計算機システムの稼働時の運
転情報が登録されたロギングファイルとを備え、双方の
内容を一定時間間隔で突き合わせて実行条件が成立して
いる場合にコンソール操作を自動実行するものである。
式の一例が、特開平4−333113号公報に開示され
ている。これは、実行すべきコンソール操作(手動操
作)と該コンソール操作を実行するための実行条件とが
登録された登録簿と、電子計算機システムの稼働時の運
転情報が登録されたロギングファイルとを備え、双方の
内容を一定時間間隔で突き合わせて実行条件が成立して
いる場合にコンソール操作を自動実行するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、次のような問題点があった。 (1)第1の問題点は、コンソール操作や運用スケジュ
ールの実行が自動化されても、電子計算機システム側よ
り発生するオペレータの応答要求あるいは操作介入に自
動的に答えることができないため、この応答要求や操作
介入要求が発生した場合は人手を介さなければならない
点である。その理由は、システムの状態の監視や運用ス
ケジュールの実行が、ある時間に対して行われたり、一
定時間間隔で行われているため、オペレータが何かを行
う場合のタイミングで操作の監視が行われていないから
である。
には、次のような問題点があった。 (1)第1の問題点は、コンソール操作や運用スケジュ
ールの実行が自動化されても、電子計算機システム側よ
り発生するオペレータの応答要求あるいは操作介入に自
動的に答えることができないため、この応答要求や操作
介入要求が発生した場合は人手を介さなければならない
点である。その理由は、システムの状態の監視や運用ス
ケジュールの実行が、ある時間に対して行われたり、一
定時間間隔で行われているため、オペレータが何かを行
う場合のタイミングで操作の監視が行われていないから
である。
【0004】(2)第2の問題点は、実行条件を細かく
設定しなければならない点である。これは、複雑な実行
条件も指定できるという良い点をもつ反面、ほぼ同一の
コンソール操作のためにいくつもの同じような実行条件
を設定しなければならない。その理由は、運用スケジュ
ールの実行が実行条件に対するコンソール操作は、単一
のイメージであり、汎用的な指定ができないからであ
る。
設定しなければならない点である。これは、複雑な実行
条件も指定できるという良い点をもつ反面、ほぼ同一の
コンソール操作のためにいくつもの同じような実行条件
を設定しなければならない。その理由は、運用スケジュ
ールの実行が実行条件に対するコンソール操作は、単一
のイメージであり、汎用的な指定ができないからであ
る。
【0005】(3)第3の問題点は、監視事象に対して
連動する動作を実行しても、オペレータがコンソールを
監視していない限り、後にシステムから発生したメッセ
ージのログを調べることによって監視記録を知ることが
できない点である。その理由は、監視記録を保存し、オ
ペレータに見やすい形に編集して表示する手段が自動運
転システムに含まれていないためである。
連動する動作を実行しても、オペレータがコンソールを
監視していない限り、後にシステムから発生したメッセ
ージのログを調べることによって監視記録を知ることが
できない点である。その理由は、監視記録を保存し、オ
ペレータに見やすい形に編集して表示する手段が自動運
転システムに含まれていないためである。
【0006】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的としている。 コンソール操作業務の省力化を図る。 システムの運用性を向上させる。 実行条件及び実行内容の設定を簡易化する。 システムの保守性を向上させる。 障害が発生した場合の処置の自動化及び復旧可能で
ある場合は復旧作業の自動化を図る。
たもので、以下の点を目的としている。 コンソール操作業務の省力化を図る。 システムの運用性を向上させる。 実行条件及び実行内容の設定を簡易化する。 システムの保守性を向上させる。 障害が発生した場合の処置の自動化及び復旧可能で
ある場合は復旧作業の自動化を図る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第1の手段として、システムコンソー
ルに表示されるメッセージのうち監視対象メッセージ毎
に、該監視対象メッセージを特定するための監視条件と
監視対象メッセージに対して自動実行すべき処理に係わ
る処理情報とを記憶した事象連動検索表を備え、システ
ムコンソールにメッセージが表示されると、事象連動検
索表を検索することにより該メッセージが監視対象メッ
セージであるか否かを判断し、監視対象メッセージの場
合には、当該監視対象メッセージに該当する前記処理情
報に基づいた所定処理を自動実行するという手段を採用
する。
に、本発明では、第1の手段として、システムコンソー
ルに表示されるメッセージのうち監視対象メッセージ毎
に、該監視対象メッセージを特定するための監視条件と
監視対象メッセージに対して自動実行すべき処理に係わ
る処理情報とを記憶した事象連動検索表を備え、システ
ムコンソールにメッセージが表示されると、事象連動検
索表を検索することにより該メッセージが監視対象メッ
セージであるか否かを判断し、監視対象メッセージの場
合には、当該監視対象メッセージに該当する前記処理情
報に基づいた所定処理を自動実行するという手段を採用
する。
【0008】また、第2の手段として、上記第1の手段
において、前記監視条件としてメッセージに含まれる文
字列を設定し、前記処理情報としては、当該文字列をパ
ラメータとして取り込んで所定処理を実行するジョブ制
御言語が格納されたファイル名を設定するという手段を
採用する。
において、前記監視条件としてメッセージに含まれる文
字列を設定し、前記処理情報としては、当該文字列をパ
ラメータとして取り込んで所定処理を実行するジョブ制
御言語が格納されたファイル名を設定するという手段を
採用する。
【0009】さらに、第3の手段として、上記第1また
は第2の手段において、実際に自動実行した処理に係わ
る情報をレポートとして表示させる監視記録実行手段を
具備するという手段を採用する。
は第2の手段において、実際に自動実行した処理に係わ
る情報をレポートとして表示させる監視記録実行手段を
具備するという手段を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる電子計算
機システムの自動運転方式の一実施形態について、図面
を参照して説明する。
機システムの自動運転方式の一実施形態について、図面
を参照して説明する。
【0011】〔構成の説明〕まず、図1及び図2を参照
して、本実施形態の電子計算機システムの機能構成につ
いて説明する。当該電子計算機システムは、プログラム
に基づいて動作するコンピュータ(中央処理装置;プロ
セッサ;データ処理装置)1とシステム管理者用端末2
と事象連動検索表3と監視履歴ファイル4とシステムコ
ンソール5とから構成されている。また、コンピュータ
1は、事象連動特定手段12と特定メッセージ検出手段
13と連動動作実行手段14と監視記録実行手段15と
から構成されている。
して、本実施形態の電子計算機システムの機能構成につ
いて説明する。当該電子計算機システムは、プログラム
に基づいて動作するコンピュータ(中央処理装置;プロ
セッサ;データ処理装置)1とシステム管理者用端末2
と事象連動検索表3と監視履歴ファイル4とシステムコ
ンソール5とから構成されている。また、コンピュータ
1は、事象連動特定手段12と特定メッセージ検出手段
13と連動動作実行手段14と監視記録実行手段15と
から構成されている。
【0012】事象連動特定手段12は、システム管理者
用端末2から入力された監視情報に基づいて事象連動検
索表3を作成するものである。事象連動検索表3は、図
2に示すように、監視事象を示す監視条件301〜30
4と、この監視条件301〜304に対して自動実行さ
れる連動動作305〜307を登録したものである。例
えば、監視条件301としてはメッセージの先頭部にあ
るID番号(メッセージID)が設定され、監視条件3
02としてはアクティビテイ名が設定される。
用端末2から入力された監視情報に基づいて事象連動検
索表3を作成するものである。事象連動検索表3は、図
2に示すように、監視事象を示す監視条件301〜30
4と、この監視条件301〜304に対して自動実行さ
れる連動動作305〜307を登録したものである。例
えば、監視条件301としてはメッセージの先頭部にあ
るID番号(メッセージID)が設定され、監視条件3
02としてはアクティビテイ名が設定される。
【0013】ここで、アクティビティとは、小型汎用機
用システムにおけるプログラムの実行単位を意味し、そ
の実行単位ごとに認識名(アクティビティ名)がつけら
れている。システム管理者用端末2に表示されるメッセ
ージには、このアクティビティ名が含まれており、どの
プログラムの実行単位が出力したメッセージであるかを
識別することができるようになっている。
用システムにおけるプログラムの実行単位を意味し、そ
の実行単位ごとに認識名(アクティビティ名)がつけら
れている。システム管理者用端末2に表示されるメッセ
ージには、このアクティビティ名が含まれており、どの
プログラムの実行単位が出力したメッセージであるかを
識別することができるようになっている。
【0014】本実施形態では、監視条件301としてメ
ッセージIDを指定することにより監視事象を特定し、
監視条件302としてアクティビティ名を指定すること
によりプログラムの実行単位を特定する。また、メッセ
ージを検索する監視条件には、このようなメッセージI
Dとアクティビティ名の他に、監視条件304として補
助的にメッセージ中の文字列を指定することができる。
これによって、さらに細かい事象の特定が可能となる。
なお、連動する動作については、複数個の監視条件を指
定することが可能である。
ッセージIDを指定することにより監視事象を特定し、
監視条件302としてアクティビティ名を指定すること
によりプログラムの実行単位を特定する。また、メッセ
ージを検索する監視条件には、このようなメッセージI
Dとアクティビティ名の他に、監視条件304として補
助的にメッセージ中の文字列を指定することができる。
これによって、さらに細かい事象の特定が可能となる。
なお、連動する動作については、複数個の監視条件を指
定することが可能である。
【0015】事象連動特定手段12は、システム管理者
用端末2から入力された監視条件301〜304及び連
動条件305〜307に係わる情報を事象連動検索表3
の登録形式に整えて登録する。また、監視条件301〜
304及び連動条件305〜307に係わる新たな情報
が入力されると、メッセージID番号を第1キーとし、
またアクティビティ名を第2キーとしてソート処理を行
う。
用端末2から入力された監視条件301〜304及び連
動条件305〜307に係わる情報を事象連動検索表3
の登録形式に整えて登録する。また、監視条件301〜
304及び連動条件305〜307に係わる新たな情報
が入力されると、メッセージID番号を第1キーとし、
またアクティビティ名を第2キーとしてソート処理を行
う。
【0016】特定メッセージ検出手段13は、システム
稼働中に発生する上記メッセージが上記事象連動検索表
3に予め登録されている監視対象であるか否かを検索
し、その検索結果を連動動作実行手段14に通知するも
のである。
稼働中に発生する上記メッセージが上記事象連動検索表
3に予め登録されている監視対象であるか否かを検索
し、その検索結果を連動動作実行手段14に通知するも
のである。
【0017】特定メッセージ検出手段13は、システム
初期化時にメモリ上に事象連動検索表3を展開する。メ
ッセージの出力要求が発生すると、特定メッセージ検出
手段13にはメッセージ制御部から当該出力要求が通知
されるようになっている。この通知が入力されると、特
定メッセージ検出手段13は、事象連動検索表3を検索
することにより、当該メッセージが監視対象であるか否
かを確認する。
初期化時にメモリ上に事象連動検索表3を展開する。メ
ッセージの出力要求が発生すると、特定メッセージ検出
手段13にはメッセージ制御部から当該出力要求が通知
されるようになっている。この通知が入力されると、特
定メッセージ検出手段13は、事象連動検索表3を検索
することにより、当該メッセージが監視対象であるか否
かを確認する。
【0018】連動動作実行手段14は、特定メッセージ
検出手段13によって監視対象とされたメッセージに対
応する連動動作を事象連動検索表3から抽出して実行す
るものである。例えば、連動動作実行手段14は、メッ
セージが監視対象である場合に、当該メッセージに対応
する連動動作がジョブの実行予約登録であるときには当
該ジョブの実行予約登録を行い、連動動作が応答コマン
ドの通知であるときにはオペレータに応答コマンドの入
力を要求する。また、連動動作実行手段14は、当該メ
ッセージがオペレータによる応答コマンドの入力である
場合において該応答コマンドがオペレータ制御言語(O
CL)であるときには、OCLの投入処理を行う。
検出手段13によって監視対象とされたメッセージに対
応する連動動作を事象連動検索表3から抽出して実行す
るものである。例えば、連動動作実行手段14は、メッ
セージが監視対象である場合に、当該メッセージに対応
する連動動作がジョブの実行予約登録であるときには当
該ジョブの実行予約登録を行い、連動動作が応答コマン
ドの通知であるときにはオペレータに応答コマンドの入
力を要求する。また、連動動作実行手段14は、当該メ
ッセージがオペレータによる応答コマンドの入力である
場合において該応答コマンドがオペレータ制御言語(O
CL)であるときには、OCLの投入処理を行う。
【0019】また、連動動作実行手段14は、ジョブ起
動用のジョブ制御言語を作成して、実行するべきジョブ
を起動する。ジョブ起動用の制御言語は、実際動作する
ジョブ制御言語が格納されているファイル名と、そのジ
ョブ制御言語の中に取り込むことができるパラメータと
を指定するものである。連動動作実行手段14は、連動
動作指定手段12により指定されたメッセージの位置を
該当メッセージから取り上げる。さらに、連動動作実行
手段14は、応答コマンドとオペレータ制御言語をそれ
ぞれコンソール入力受付処理に通知すると共に、同時に
監視記録実行手段15を実行させる。
動用のジョブ制御言語を作成して、実行するべきジョブ
を起動する。ジョブ起動用の制御言語は、実際動作する
ジョブ制御言語が格納されているファイル名と、そのジ
ョブ制御言語の中に取り込むことができるパラメータと
を指定するものである。連動動作実行手段14は、連動
動作指定手段12により指定されたメッセージの位置を
該当メッセージから取り上げる。さらに、連動動作実行
手段14は、応答コマンドとオペレータ制御言語をそれ
ぞれコンソール入力受付処理に通知すると共に、同時に
監視記録実行手段15を実行させる。
【0020】監視記録実行手段15は、監視メッセージ
及び連動動作の内容を監視履歴ファイル4に登録すると
共に、監視履歴ファイル4より監視メッセージ及び連動
動作の内容を読み、レポート形式に編集してシステム管
理者用端末2に表示させる。
及び連動動作の内容を監視履歴ファイル4に登録すると
共に、監視履歴ファイル4より監視メッセージ及び連動
動作の内容を読み、レポート形式に編集してシステム管
理者用端末2に表示させる。
【0021】〔実施形態の動作説明〕次に、電子計算機
システムのの自動運転方式の動作について、具体的な監
視事象を参照して説明す。
システムのの自動運転方式の動作について、具体的な監
視事象を参照して説明す。
【0022】例えば、紙切れやMTの記録媒体の装填
等、電子計算機システムが人手による操作を必要とする
場合、あるいは電子計算機システムにディスクの入出力
エラーなどの障害が発生した場合に、その旨のメッセー
ジは、システムコンソール5に表示される。
等、電子計算機システムが人手による操作を必要とする
場合、あるいは電子計算機システムにディスクの入出力
エラーなどの障害が発生した場合に、その旨のメッセー
ジは、システムコンソール5に表示される。
【0023】これらのメッセージには、メッセージの種
別を表すメッセージIDや操作を必要としている電子計
算機システムのアクティビティ名、障害が起きた装置名
等が事象を特定する情報として含まれる。これらの情報
を検索条件として指定することにより、メッセージから
当該電子計算機システムで発生した事象を特定する。
別を表すメッセージIDや操作を必要としている電子計
算機システムのアクティビティ名、障害が起きた装置名
等が事象を特定する情報として含まれる。これらの情報
を検索条件として指定することにより、メッセージから
当該電子計算機システムで発生した事象を特定する。
【0024】例えば、小型汎用機システムでは、レポー
トを印字する場合に印字装置への用紙のセットを要求す
るメッセージが表示される。そして、このメッセージに
対して、用紙をセットした後、印字処理の続行を指示す
る指示をシステムコンソール5に入力しなければ、印字
は行われない。この指示の入力処理を自動化するため
に、事象連動特定手段12は、事象連続検査表3を図2
に示すように設定する。
トを印字する場合に印字装置への用紙のセットを要求す
るメッセージが表示される。そして、このメッセージに
対して、用紙をセットした後、印字処理の続行を指示す
る指示をシステムコンソール5に入力しなければ、印字
は行われない。この指示の入力処理を自動化するため
に、事象連動特定手段12は、事象連続検査表3を図2
に示すように設定する。
【0025】この図では項目1においては、監視条件3
01にメッセージIDとして「OP113」が、監視条
件302にはアクティビティ名として「WW00」が、
連動動作305には応答コマンドを表す「3」が、連動
動作情報306にはコマンドイメージとして「C」がそ
れぞれ指定されている。項目1におけるこれら条件及び
情報は、用紙を印字装置にセットする操作の要求(事
象)は、印字処理を制御するシステムのアクティビティ
名「WW00」が「OP113」というメッセージID
を出力して行われることを前提とするものである。
01にメッセージIDとして「OP113」が、監視条
件302にはアクティビティ名として「WW00」が、
連動動作305には応答コマンドを表す「3」が、連動
動作情報306にはコマンドイメージとして「C」がそ
れぞれ指定されている。項目1におけるこれら条件及び
情報は、用紙を印字装置にセットする操作の要求(事
象)は、印字処理を制御するシステムのアクティビティ
名「WW00」が「OP113」というメッセージID
を出力して行われることを前提とするものである。
【0026】このような項目2が予め設定された事象連
続検査表3に対し、特定メッセージ検出手段13は、メ
ッセージの出力要求が監視条件302に当てはまるか否
かを検索する。そして、当該メッセージ監視が条件30
2に当てはまる場合は、この旨を連動動作実行手段14
に通知する。連動動作実行手段14は、この通知を受け
ると、事象連動検索表3の該当メッセージに対応する連
動動作305を参照し、この結果、応答コマンド「C」
を当該小型汎用機システムに自動入力させる。
続検査表3に対し、特定メッセージ検出手段13は、メ
ッセージの出力要求が監視条件302に当てはまるか否
かを検索する。そして、当該メッセージ監視が条件30
2に当てはまる場合は、この旨を連動動作実行手段14
に通知する。連動動作実行手段14は、この通知を受け
ると、事象連動検索表3の該当メッセージに対応する連
動動作305を参照し、この結果、応答コマンド「C」
を当該小型汎用機システムに自動入力させる。
【0027】次に、小型汎用機システムが異常終了した
場合に採取されるメモリダンプを記録媒体にセーブする
処理について説明する。小型汎用機システムにおいて
は、初期化時に前回の終了状態を表示するメッセージを
出力するため、このメッセージを監視事象に設定するこ
とにより前回の終了状態が異常である場合を抽出するこ
とができる。
場合に採取されるメモリダンプを記録媒体にセーブする
処理について説明する。小型汎用機システムにおいて
は、初期化時に前回の終了状態を表示するメッセージを
出力するため、このメッセージを監視事象に設定するこ
とにより前回の終了状態が異常である場合を抽出するこ
とができる。
【0028】図2において項目2を参照すると、監視条
件301には前回の終了状態を示すメッセージID「I
S400」が、監視条件303にはメッセージのイメー
ジに検索文字列が含まれる場合を監視対象とすることを
示す「1」が、監視条件304には終了状態を示す検索
文字列「SYSTEM ABORT」がそれぞれ設定さ
れている。また、連動動作305にはジョブの自動実行
を示す「1」が、連動動作情報306には実行するジョ
ブについての情報「SAVE001」がそれぞれ指定さ
れている。
件301には前回の終了状態を示すメッセージID「I
S400」が、監視条件303にはメッセージのイメー
ジに検索文字列が含まれる場合を監視対象とすることを
示す「1」が、監視条件304には終了状態を示す検索
文字列「SYSTEM ABORT」がそれぞれ設定さ
れている。また、連動動作305にはジョブの自動実行
を示す「1」が、連動動作情報306には実行するジョ
ブについての情報「SAVE001」がそれぞれ指定さ
れている。
【0029】この場合、「SAVE001」は、メモリ
ダンプを記録媒体にセーブするジョブを起動するための
ジョブ制御言語が格納されているファイル名である。メ
ッセージ検出手段13によって該当メッセージが検出さ
れると、連動動作実行手段14は、「SAVE001」
のファイルに格納されているジョブ制御言語に基づいて
ジョブを実行する。
ダンプを記録媒体にセーブするジョブを起動するための
ジョブ制御言語が格納されているファイル名である。メ
ッセージ検出手段13によって該当メッセージが検出さ
れると、連動動作実行手段14は、「SAVE001」
のファイルに格納されているジョブ制御言語に基づいて
ジョブを実行する。
【0030】次に、小型汎用機システムにおいて入出力
エラーが発生した場合に障害情報を自動的に採取する処
理について説明する。例えば、小型汎用機システムでは
入出力エラーが発生した場合に「AV060ddnn
IO ERR xxxx」というメッセージが出力され
る。この場合、「AV060」はメッセージIDであ
り、「ddnn」はエラーが発生した装置名を示す。こ
のようなメッセージに対して、「AV060」を検索情
報として指定し、「ddnn」を障害情報を採取するジ
ョブ制御言語において指定する必要がある装置名のパラ
メータに設定する。
エラーが発生した場合に障害情報を自動的に採取する処
理について説明する。例えば、小型汎用機システムでは
入出力エラーが発生した場合に「AV060ddnn
IO ERR xxxx」というメッセージが出力され
る。この場合、「AV060」はメッセージIDであ
り、「ddnn」はエラーが発生した装置名を示す。こ
のようなメッセージに対して、「AV060」を検索情
報として指定し、「ddnn」を障害情報を採取するジ
ョブ制御言語において指定する必要がある装置名のパラ
メータに設定する。
【0031】図2の項目3に、この設定状態を示す。特
定メッセージ検出手段13によって該当メッセージが検
出されると、連動動作実行手段14は、ファイル「CH
ECK01」に格納されているジョブ制御言語の起動制
御言語を作成して実行する。この時、連動動作情報30
7にパラメータに指定するイメージのメッセージ内の位
置「7,10」が指定されているので、先頭から数えて
7カラム目から10カラム目にあたる部分をパラメータ
として設定する。そして、後に監視記録実行手段15を
実行させることにより、上記事象の発生時刻、出力メッ
セージ及び連動動作を画面上に表示させると共に、これ
らを紙に印字させることができる。
定メッセージ検出手段13によって該当メッセージが検
出されると、連動動作実行手段14は、ファイル「CH
ECK01」に格納されているジョブ制御言語の起動制
御言語を作成して実行する。この時、連動動作情報30
7にパラメータに指定するイメージのメッセージ内の位
置「7,10」が指定されているので、先頭から数えて
7カラム目から10カラム目にあたる部分をパラメータ
として設定する。そして、後に監視記録実行手段15を
実行させることにより、上記事象の発生時刻、出力メッ
セージ及び連動動作を画面上に表示させると共に、これ
らを紙に印字させることができる。
【0032】〔他の実施形態〕次に、本発明の他の実施
形態の構成について、図4を参照して説明する。本実施
形態は、上記連動動作実行手段14に代えて事象通報手
段16を備える点を特徴とするものである。この事象通
報手段16は、自動通報処理を実行して当該電子計算機
システムに監視事象が発生した旨を保守センターへ通報
するものである。
形態の構成について、図4を参照して説明する。本実施
形態は、上記連動動作実行手段14に代えて事象通報手
段16を備える点を特徴とするものである。この事象通
報手段16は、自動通報処理を実行して当該電子計算機
システムに監視事象が発生した旨を保守センターへ通報
するものである。
【0033】 例えば、当該電子計算機システムが異
常終了したときに通報を行わせるためには、その事象を
示すメッセージを監視項目に指定する。いま、このメッ
セージがIDと事象を表すイメージからなる「IS40
0, SYSTEM ABORT」であった場合、図2に
示すように、事象連動検索表3には、その項目2に監視
条件301としてメッセージIDの「IS400」、監
視条件303としてメッセージイメージに検索文字列が
含まれる場合を監視対象とすることを示す「1」、監視
条件304としては検索文字列である「SYSTEM
ABORT」が指定されているので、特定メッセージ検
出手段13によって該当メッセージが検出されると、連
続動作実行手段14は、自動通報処理に通知を行い、当
該電子計算機システムが異常終了したことを保守センタ
ーへ通報する。
常終了したときに通報を行わせるためには、その事象を
示すメッセージを監視項目に指定する。いま、このメッ
セージがIDと事象を表すイメージからなる「IS40
0, SYSTEM ABORT」であった場合、図2に
示すように、事象連動検索表3には、その項目2に監視
条件301としてメッセージIDの「IS400」、監
視条件303としてメッセージイメージに検索文字列が
含まれる場合を監視対象とすることを示す「1」、監視
条件304としては検索文字列である「SYSTEM
ABORT」が指定されているので、特定メッセージ検
出手段13によって該当メッセージが検出されると、連
続動作実行手段14は、自動通報処理に通知を行い、当
該電子計算機システムが異常終了したことを保守センタ
ーへ通報する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる電
子計算機システムの自動運転方式によれば、以下のよう
な効果を奏する。 (1)第1の効果は、応答要求に対する応答、オペレー
タ制御言語を人間が疑似的にシステムコンソールより投
入したようにみせることができることから、システムの
自動運転が可能となり、オペレータのコンソール操作業
務の省力化ができる。その理由は、オペレーションシス
テムで内部的にコマンドの投入を行うからである。 (2)第2の効果は、ジョブの自動実行を時間やコンソ
ール操作のタイミングを基準に予約するのではなく、シ
ステムに発生する事象を基準として行うことにより、障
害が発生した場合の処置の自動化、復旧可能である場合
は復旧作業の自動化が可能となり、システムの運用性が
向上する。その理由は、オペレーションシステムのメッ
セージ制御部において、一定時間間隔ではなく、メッセ
ージの発生を契機に監視を行っており、前記の事象連動
検索表はコンソール操作の実行時に実行条件が満たされ
ているかを判定するものではなく、何らかの事象の発生
を監視するものであるからである。 (3) 第3の効果は、実行条件及び実行内容の設定が
簡易であることである。すなわち、実行条件と実行内容
が少ししか異ならない場合に設定内容を一つにまとめる
ことができ、手間がかからない。その理由は、監視メッ
セージの中から文字列を抽出して実行ジョブ制御言語に
パラメータとして渡すことが可能であるため、実行内容
を汎用的に設定することができるからである。 (4)第4の効果は、監視履歴を保存し、オペレータが
一目でわかりやすい形に編集して画面上に表示又は紙に
出力することにより、システムの保守性が向上する。そ
の理由は、監視履歴を編集出力する手段が付加されたこ
とにより、システムの状態の確認が容易となるためであ
る。
子計算機システムの自動運転方式によれば、以下のよう
な効果を奏する。 (1)第1の効果は、応答要求に対する応答、オペレー
タ制御言語を人間が疑似的にシステムコンソールより投
入したようにみせることができることから、システムの
自動運転が可能となり、オペレータのコンソール操作業
務の省力化ができる。その理由は、オペレーションシス
テムで内部的にコマンドの投入を行うからである。 (2)第2の効果は、ジョブの自動実行を時間やコンソ
ール操作のタイミングを基準に予約するのではなく、シ
ステムに発生する事象を基準として行うことにより、障
害が発生した場合の処置の自動化、復旧可能である場合
は復旧作業の自動化が可能となり、システムの運用性が
向上する。その理由は、オペレーションシステムのメッ
セージ制御部において、一定時間間隔ではなく、メッセ
ージの発生を契機に監視を行っており、前記の事象連動
検索表はコンソール操作の実行時に実行条件が満たされ
ているかを判定するものではなく、何らかの事象の発生
を監視するものであるからである。 (3) 第3の効果は、実行条件及び実行内容の設定が
簡易であることである。すなわち、実行条件と実行内容
が少ししか異ならない場合に設定内容を一つにまとめる
ことができ、手間がかからない。その理由は、監視メッ
セージの中から文字列を抽出して実行ジョブ制御言語に
パラメータとして渡すことが可能であるため、実行内容
を汎用的に設定することができるからである。 (4)第4の効果は、監視履歴を保存し、オペレータが
一目でわかりやすい形に編集して画面上に表示又は紙に
出力することにより、システムの保守性が向上する。そ
の理由は、監視履歴を編集出力する手段が付加されたこ
とにより、システムの状態の確認が容易となるためであ
る。
【図1】 本発明の一実施形態に係わる電子計算機シス
テムの機能構成を示すブロック図である。
テムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係わる事象連動検索表
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係わる電子計算機シス
テムの自動運転方法を示す説明図である。
テムの自動運転方法を示す説明図である。
【図4】 本発明の他の一実施形態に係わる電子計算機
システムの自動運転方法を示す説明図である。
システムの自動運転方法を示す説明図である。
1……コンピュータ 2……システム管理者用端末 3……事象連動検索表 4……監視履歴ファイル 5……システムコンソール 12……事象連動特定手段 13……特定メッセージ検出手段 14……連動動作実行手段 15……監視記録実行手段 16……事象通報手段
Claims (3)
- 【請求項1】 システムコンソールに表示されるメッセ
ージのうち監視対象メッセージ毎に、該監視対象メッセ
ージを特定するための監視条件と監視対象メッセージに
対して自動実行すべき処理に係わる処理情報とを記憶し
た事象連動検索表を備え、 システムコンソールにメッセージが表示されると、事象
連動検索表を検索することにより該メッセージが監視対
象メッセージであるか否かを判断し、監視対象メッセー
ジの場合には、当該監視対象メッセージに該当する前記
処理情報に基づいた所定処理を自動実行することを特徴
とする電子計算機システムの自動運転方式。 - 【請求項2】 前記監視条件としてメッセージに含まれ
る文字列を設定し、前記処理情報としては、当該文字列
をパラメータとして取り込んで所定処理を実行するジョ
ブ制御言語が格納されたファイル名を設定することを特
徴とする請求項1記載の電子計算機システムの自動運転
方式。 - 【請求項3】 実際に自動実行した処理に係わる情報を
レポートとして表示させる監視記録実行手段を具備する
ことを特徴とする請求項1または2記載の電子計算機シ
ステムの自動運転方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10087673A JPH11282563A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電子計算機システムの自動運転方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10087673A JPH11282563A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電子計算機システムの自動運転方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11282563A true JPH11282563A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13921475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10087673A Pending JPH11282563A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電子計算機システムの自動運転方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11282563A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100424418B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2004-03-24 | 주식회사 케이투씨 | 메인프레임 관리 시스템 및 그 방법과 그의 데이터 분석 장치 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10087673A patent/JPH11282563A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100424418B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2004-03-24 | 주식회사 케이투씨 | 메인프레임 관리 시스템 및 그 방법과 그의 데이터 분석 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010529 |