JP2005266919A - システム解析装置及び解析システム - Google Patents

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徳之 松井
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真 久米
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Abstract

【課題】システムの保守等を短時間で的確かつ効率的に行えるようにする。
【解決手段】ユーザシステムのログファイル、リソース情報及びシステム設定情報等の予め設定された情報を解析データとして取得するデータ取得装置11と、解析データに基づき、ユーザシステムのシステム状態を解析して、当該ユーザシステムに異常が検出された場合には、検出した異常内容及びその対処方法を出力する解析装置12とによりシステム解析装置を構成する。そして、データ取得装置11においてシェルスクリプトで予め設定したユーザシステムのログメッセージや、リソース使用状況、システム設定情報を取得して、これらを用いてユーザシステムを解析し、例えば重要なログメッセージに対しては色分けして表示すると共にその解決方法をハイパーリンクして画面表示できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザがコンピュータシステムを新規に構築した場合等において、当該システムの状態を解析して保守管理情報を提供するシステム解析装置及び解析システムに関するものである。
従来、例えば特開平11−20158号公報においては、不正メモリアクセスにより通信装置に障害が発生した場合に、オンラインで自動的に障害解析できるようにした装置が提案されている。
しかし、この場合は解析管理対象がメモリ等に特定されているため、収集する情報も限られ、かつ、その対処方法も限られる等の理由から実現可能であったが、ユーザがコンピュータシステム(以下、ユーザシステムという)を新規構築した場合、ユーザシステムの構成や設定を変更した場合、障害が発生した場合、定期診断を行う場合等(以下、これらの場合を総称して保守等という)においては、解析管理対象を特定することが困難で自動化が難しい問題があった。
例えば、このような保守等においては、システム構成とアプリケーションソフトウエアとの関連で発生する障害、1次障害により発生する2次障害、3次障害等に対応することが必要になる場合があるが、アプリケーションソフトウエアはシステムベンダにとり関与できない部分があり、何処で、どの様な障害が発生するか予測することができない。
また、2次障害や3次障害などは、根本原因である1次障害を解決しなければ解決できないが、このような深い所にある障害の原因を特定して対処するには、技術者のノウハウや経験によるところが多く、かかるノウハウや経験等を取り込んだ装置を構成してユーザシステムを解析することは困難であった。
このような事情により、従来は人手によりユーザシステムの状態を解析し、その解析結果に基づき保守等を行っていた。
このことを図14を参照して説明する。先ず、保守契約等がユーザとベンダとの間に締結されているものとする(F1)。ユーザはユーザシステムの保守等を依頼すると(F2)、ユーザ担当者はユーザシステムの所に赴き、当該ユーザシステムのシステムログ等の情報を取得して手持ち帰り(F3)、解析担当者に渡す(F4)。
解析担当者は、この解析データに基づき手作業でユーザシステムの状態を解析し(F5)、その結果をユーザ担当者に送る(F6)。ユーザ担当者は解析結果を持ってユーザシステムに赴きメンテナンス等を行う(F7)。
特開平11−20158号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、ユーザ担当者が収集するユーザシステムの解析データは、200〜800ファイルにもなるため、収集漏れが発生する問題があった。
また、解析を人手で解析を行う理由は、上述したように2次障害や3次障害のように画一的に原因を特定できない場合等において、解析担当者の技術力、熟練度、ノウハウ等を用いて根本原因を効率的に見つけ出すためである。しかし、このことは逆に解析結果が解析担当者の技術力、ノウハウ、熟練度等に依存してしまうことを意味して、解析結果に個人差が含まれてしまう問題があった。
そこで、本発明は、システム解析を短時間で的確に行えるようにすると共に、その解析結果を効率的に利用できるようにした利便性の高いシステム解析装置及び解析システムを提供することを目的とする。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉 ユーザシステムのログファイル、リソース情報及びシステム設定情報の予め設定された情報を取得するプログラム処理を、当該ユーザシステムで行い、その処理結果を解析データとして取得するデータ取得装置と、予め設定された判断基準を用いて、解析データが当該判断基準に適合するか否か、又は当該判断基準を超えるか否かによりユーザシステムのシステム状態を解析し、当該ユーザシステムに異常が検出された場合には、検出した異常内容及びその対処方法を出力する解析装置とを備える。
〈説明1〉 これにより、データ取得装置で予め設定された種類の解析データを全て収集し、解析装置でこれら全ての解析データに基づき、ユーザシステム状態を解析し、異常が検出された場合には、検出した異常内容及びその対処方法を出力するので、システム解析を短時間で的確に行えるようにすると共に、その解析結果を効率的に利用できるようになり保守等を容易に行うことができる。
〈構成2〉 データ取得装置が解析データを取得する際に、シェルスクリプトによりバッチ処理して複数の解析データを取得する。
〈説明2〉 これによりユーザシステムの資源の利用を最小限に抑えながら、予め設定された解析データが短時間で取得できるようになる。
〈構成3〉 解析装置が、解析結果を異常の重要度に応じて色分けして出力する。
〈説明3〉 これにより解析結果を利用する際に、重要な部分を容易に認識することが可能になると共に、重要な部分から保守することができるため効率的な保守作業が可能になる。
〈構成4〉 解析装置が、解析結果に対する対処法を、解析データにハイパーリンクしてはりつける。
〈説明4〉 これにより対応方法が分からない場合でも、はりつけられた対応処理画面を開くことにより、技術内容に不案内な者でも容易に保守等を行うことが可能になる。
〈構成5〉 ウェブブラウザを介してウェブサーバにアクセス可能に設けられて、ユーザシステムで当該ユーザシステムのログファイル、リソース情報及びシステム設定情報の予め設定された情報を取得するプログラム処理を行い、その処理結果を解析データとして取得するデータ取得手段と、ウェブサーバに設けられて、データ取得手段から解析データを取得すると、予め設定された判断基準を用いて、解析データが当該判断基準に適合するか否か、又は当該判断基準を超えるか否か判断を行うことによりユーザシステムのシステム状態を解析し、その解析結果をウェブブラウザに送信する解析手段とを備える。
〈説明5〉 これによりインターネット等のネットワーク上でユーザシステムの解析が可能になり、専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に保守が行うことができ、また複数のユーザが時間に拘束されることなく利用することが可能になる。
〈構成6〉 データ取得手段が解析データを取得する際に、シェルスクリプトによりバッチ処理して複数の解析データを取得して、ウェブブラウザを介してウェブサーバ上の解析手段に送信する。
〈説明6〉 これによりユーザシステムの資源の利用を最小限に抑えながら、予め設定された解析データが短時間で取得できるようになる。
本発明のシステム解析装置によれば、データ取得装置で予め設定された種類の解析データを全て収集し、解析装置でこれら全ての解析データに基づき、ユーザシステム状態を解析し、異常が検出された場合には、検出した異常内容及びその対処方法を出力するので、システム解析を短時間で的確に行えるようにすると共に、その解析結果を効率的に利用できるようになり保守等が容易になる。
また、本発明の解析システムによれば、ウェブブラウザを介してウェブサーバにアクセス可能にデータ取得手段を設け、またウェブサーバに解析手段を設けて、データ取得手段で取得された解析データに基づき解析手段がシステム状態を解析して、その解析結果をウェブブラウザに送信するので、インターネット等のネットワークを利用してユーザシステムの解析を行うことが可能となって、専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に保守が行うことができ、また複数のユーザが時間に拘束されることなく利用することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
〈実施例1の構成〉
図1は本発明に係るシステム解析装置10の概略構成を示すブロック図である。当該システム解析装置10は、ユーザシステムの設定情報、リソース情報、ログメッセージ等の予め設定された情報(以下、これらの情報を解析データという)を収集するデータ収集装置11と、解析データに基づきユーザシステムの状態を解析する解析装置12とを主要構成とし、かかるデータ収集装置11及び解析装置12はプログラムにより構成されている。
データ収集装置11は、後述するように簡易プログラムであるシェルスクリプト(shell script)により、複数のデータ取得処理をバッチ処理して、その結果を解析データとして取得する。このスクリプトはノウハウの蓄積等に応じて定期的に、また適宜更新される。
解析装置12は、収集した解析データを保存するデータ保存手段13、リソースデータを解析するリソース使用状況解析手段14、システムログやセットアップログ等のログメッセージを解析するログメッセージ解析手段15、ユーザシステムの設定状態を解析する設定エラー解析手段16、リソース使用状況解析手段14、ログメッセージ解析手段15及び設定エラー解析手段16における解析結果を総合してユーザシステムの問題点を抽出すると共に、その対応方法をhtml(HyperText Markup Language)形式のレポートにするレポート作成手段18等を備えている。
〈実施例1の動作〉
上記構成で、ユーザシステムを新規システム構築した場合の保守において、データ収集装置11を起動して、予め設定されたデータ取得処理を実行し、その結果を解析データとして取得する。
このときデータ収集装置11は、シェルスクリプトで動作する。即ち、機械語への変換作業を省略して簡単に実行できるようにした簡易プログラムを、ユーザシステムのオペレーションシステムの中核部分(CPU等)で処理させることでデータ取得処理を行う。従って、ユーザシステムで利用するリソース等の消費を最小限にとどめることができると共に、複数の解析データを短時間で取得することが可能になる。
なお、データ収集装置11は、そのときのユーザシステムのシステムログ等のように、既存の情報を取得するばかりでなく、システムの状態を的確に解析できるように、ユーザシステムの設定を一時的に変えたときのシステムログ等も取得することが可能となっている。例えば、ハードディスクが1台しか設定されていない場合に、シェルスクリプトのデータにミラー設定されているとの疑似データを設定して、当該シェルスクリプトを実行させる。実際には、ハードディスクは1台しか設定されていないので、取得されたログメッセージの内容は、そのことを正しく反映しているか否かによりシステムの状態をより的確に解析することができる。
解析データの取得時には、図2に示すようにオプションスイッチの指定が可能となっている。例えば、データ収集装置11で収集した解析データを保存する際に、保存場所を「−d<directory>」として指定できるようになっている。また、クラッシュ情報がある場合、それに対する1次解析(予めスクリプトで設定された解析処理)を実行するときは、「−w」のスイッチを付けることが可能となっている。
これにより、例えばシステムハードディスクの接続、ファイルシステム、ネットワークの構成情報等の設定情報、オペレーションシステム上のログファイル(syslog.log、shutdownlog等)やインストールログ等の各種の情報が収集される。図3は、このようにして取得される解析データを例示した図である。
なお、取得する解析データを予め設定することは、以下のような利点がある。例えば、アプリケーションソフトや周辺機器の監視、ディスクやメモリなどの資源の管理、割りこみ処理、プロセス間通信などをチェックするためにカーネルパラメータのチェック依頼があった場合に、人手で解析データを取得しようとすると、依頼内容と直接関係しないネットワークに関するデータは見逃されてしまうことがある。
しかし、依頼内容としては、これで十分であるが、ユーザシステムを把握するためには不十分な場合があり、その後再びネットワークに関するデータ等の不足する解析データの取得を行う必要が生じることがある。本発明では、ユーザシステムの状態を把握するのに必要な全ての解析データを予め取得するので、このような2度手間を防止することができる。
取得された解析データは、所定のフォーマットで圧縮されて、ユーザシステムのハードディスク等に一時保存する。その後、解析データは解析装置12に投入される。
解析装置12に投入された解析データはデータ保存手段13に保存されて、リソース使用状況解析手段14、ログメッセージ解析手段15、設定エラー解析手段16が利用する。
リソース使用状況解析手段14は、解析データにおけるリソースデータからシステムの動作状況を解析する。このリソースは、システムで動作している各種のアプリケーションソフトが共通して利用するメモリ領域であり、アプリケーション操作で開くダイアログやウィンドウなど、ユーザ操作のための情報を格納するユーザリソースと、画面表示に使うフォントやビットマップ画像、アイコンなど、グラフィックス表示関係の情報を格納するGDIリソース(Graphic Device Interface リソース)の2つがある。
そして、両者のうち少ないほうの残量を全体のパーセントで表したときに、これが0%になるとそれ以上アプリケーションやファイルを開くことはできないくなってしまう等の障害が発生する。
システムリソースの不足は、アプリケーションが多数起動されることによって発生したり、アプリケーションが呼び出すライブラリ(DLL)により使用されたりして発生する。無論、アプリケーションを終了等することにより使用中のリソースは解放されるが、中にはリソースリーク(解放忘れ)を起こす場合もあり、かかるリソースリークが度重なると次第に使用可能なシステムリソースは減少してくる。
このような場合には、システムを再起動してリソースリークを解除したりする必要があると共に、何時もこのような障害が生じるときはレジストリ操作によって領域を拡大するような措置が必要になる。
そこで、リソース使用状況解析手段14は、リソースの使用状況を解析して、リソース不足が発生してる場合には、そのことをレポート作成手段18に送り、メッセージを作成する。
ログメッセージ解析手段15は、収集したログメッセージからシステムの動作状況を解析する。例えばトップログからCPUの使用率を判断して、その使用率が90%以上の場合にはシステムが暴走していると判断する。
このようなログメッセージは、図4に示すようにシステムの利用状況やデータ通信の記録で、操作やデータの送受信が行われた日時、行われた操作の内容、送受信されたデータの中身等からなっており、ユーザが解読するには難解なメッセージが多く、またメッセージの発生条件や今後の対処方法を決定することが困難な場合が多い。
また、システムログ等は運用時間が長いと、数千行にもなることがあり、重要なメッセージを的確に見つけ出すことが困難である。
そこで、無視していいメッセージを水色、ログ記録領域不足(file system full),温度異常、SCSIエラー等の重要なメッセージを燈色のように色分けすることでログ内容を容易に判断できるようにすると共に、システムログ等をhtml形式で表示し、かつ、その対策方法がハイパーリンクして貼り付けるようにしている。
このように、色分けしたり、html形式で表示したり、あるいはハイパーリンクして対策方法が表示できるようにすることで、専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に保守等を行うことができるようになる。
図5は、このようにhtml形式で表示したログリストを例示する図で、図5(a)におけるようにログメッセージに「OVERTEMP CRIT WARNING」にリンクが貼られ、これをマウスでクリックすると図5(b)に示される対応方法を示す画面にジャンプする。なお、図5においては、色分けは省略している。
設定エラー解析手段16は、図6に示すような予め設定されたチェックリストのテーブルを参照して、解析データからシステム設定状況を解析する。
例えば、「ミラー設定が行われている場合に、少なくとも偶数個のハードディスクが必要である」との判断基準に対して、解析データがハードディスクの台数を1台として検出した場合には、設定内容と現状構成とに違いがあると判断して解析結果を「NG」とする。
また、システム設定(システムのセッティング)は人が行うので、間違い易い傾向のある所がある。このような間違いやすい箇所をノウハウとして学習して、上記チェックリストに載せることも有効である。例えば、LANカードにエラーが検出された場合に、コネクタの種類を間違うことが多いと学習した場合には、このことをチェックリストに載せると共に、コネクタが正しく接続されているか否かを判断し、正しく接続されていない場合にはハーフピッチであるのにフルピッチのLANカードを使おうとしているか否かの問合わせを解析結果として出力する。図7はこの場合を例示した図である。
なお、図6に示すようなチェックリストの結果をプリントアウトや画面表示させて、これを解析担当者が見て、当該解析担当者の経験やノウハウ等を勘案してユーザシステムの設定状態を判断するようにしてもよい。アプリケーション等は日進月歩し、システムの進歩より早い場合がある。このような場合には、予め設定されたチェックリストではチェックしきれない新しいアプリケーションにより引き起こされる障害については解析することができないことがある。そこで、解析担当者やユーザ担当者等がチェックリストの結果を見て、その者の知識やノウハウを活用して、より正しい解析結果を導き出す。
レポート作成手段18は、リソース使用状況解析手段14、ログメッセージ解析手段15及び設定エラー解析手段16における解析結果から、図4〜図7に示すような問題点及びその対応方法を決定してレポートを作成する。
〈実施例1の効果〉
このように解析データを取得し、かつ、その際に適宜1次解析を行うことができるので、解析データの収集漏れを防止することができるようになる。
また、この解析データを用いて、ユーザシステムのリソース使用状況を判断してシステム状態を解析し、各種のログメッセージの重要度に応じて当該メッセージを色分けして示すと共に、対応方法をハイパーリング形式で表示可能にし、さらにシステム構成状態を判断して確認メッセージを表示することで、ユーザシステムの保守等が専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に行えるようになり利便性が向上する。
次に、上記の解析システム10を用いて、ユーザがユーザシステムを保守等する場合の手順を図8を参照して説明する。なお、保守の実行はユーザが行うばかりでなく、ユーザ担当者等が行ってもよい。以下、ユーザが行う場合を例に説明する。
〈実施例2の動作〉
先ず、ユーザからの解析依頼により、ユーザ担当者はユーザシステムの所に赴き(FA1)、データ収集装置11を起動して解析データを取得し、磁気テープやフロッピーディスク等の記録媒体に記録して持ち帰る(FA2)。
この解析データは、解析担当者に送られ解析装置12に投入されて、解析が行われる(FA3、FA4)。そして、解析結果は、磁気テープやフロッピーディスク等の記録媒体に記録されてユーザ担当者に送られ、ユーザ担当者はこれをユーザに送付する(FA5,FA6)。ユーザは、受け取った解析結果をパーソナルコンピュータ等で表示させて、その表示内容に基づきユーザシステムの保守等を行う。
なお、図9のように、ユーザ担当者が取得した解析データを自分で解析装置12に投入して解析するようにしてもよい。この場合は、ユーザ担当者が解析データを取得すると(FB1)、この解析データを持ち帰り(FB2)、自分で解析装置12に投入して(FB3)、その解析結果をユーザに報告する(FB4)。これにより、解析担当者が不在でも解析が可能になり、人件費の削減及びユーザからの解析依頼に対して短時間で対応することが可能になる。
また、解析装置12をユーザの所に持ち込み、現場で解析するようにするならば、より短い時間で保守等を行うことが可能になる利点がある。
〈実施例2の効果〉
ユーザシステムの解析データを取得して解析し、その解析結果に基づき保守等を行うので専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に保守が行うことができて利便性が向上する。
〈実施例3の構成〉
次に、本発明の実施例3を説明する。本発明は、図10に示すように、ユーザシステムで当該ユーザシステムのログファイル、リソース情報及びシステム設定情報等の予め設定された情報を取得するプログラム処理をユーザシステムで行い、その処理結果を解析データとして取得するデータ取得手段と、データ取得手段から解析データを取得すると、予め設定された判断基準を用いて、解析データが当該判断基準に適合するか否か、又は当該判断基準を超えるか否か等の判断を行うことによりユーザシステムのシステム状態を解析し、その解析結果を送信する解析手段とを備えて解析システムを構成したものである。
なお、データ取得手段及び解析手段は、これまで説明したデータ取得装置11及び解析装置12と略同じ構成であるが、解析手段での解析結果をWebブラウザ22に表示させる際の書式を設定する表示画面設定手段19が追設されている。以下、データ取得手段及び解析手段を、データ取得装置11及び解析装置12と記載する。
そして、データ取得装置11は、ウェブ(Web)ブラウザ22を介してウェブ(Web)サーバ20にアクセス可能に設けられ、解析装置12はWebサーバ上に設けられている。
〈実施例3の動作〉
この動作を図11を参照して説明する。先ず、ユーザはデータ収集装置11を起動して解析データを取得すると共に、Webサーバ20のアパッチ機能21により解析装置12が起動して、取得した解析データが投入される(FC1)。解析装置12は、この解析データに基づき解析を行い(FC2)、その結果をユーザ担当者の送付する(FC3)。
ユーザ担当者は、解析結果をユーザに送り、その結果に基づきユーザシステムの保守等を行う(FC4)。
なお、解析結果はユーザ担当者に送られ、当該ユーザ担当者がユーザに通知する構成であるが、図12に示すように、Webサーバ20からユーザに通知するようにしてもよい。
この場合は、ユーザはデータ収集装置11を起動して解析データを取得すると共に、Webサーバ20上の解析装置12に取得した解析データを投入する(FD1)。解析装置12は、この解析データに基づき解析を行い(FD2)、その結果をユーザに通知する(FD3)と共にユーザ担当者の送付する(FD4)。
ユーザは、解析結果に基づきユーザシステムの保守等を行い、一方ユーザ担当者はユーザシステムの情報把握に利用する。
また、上記説明では、収集した全ての解析データを解析装置に投入し、バッチ処理で解析を行い、その結果を返す構成であるが、ユーザと対話形式で解析と保守作業とを進めるようにしてもよい。
さらに、ユーザはデータ収集装置11をWebサーバ20からダウンロードして使用してもよく、データ収集装置11及び解析装置ダウンロードして使用するようにしてもよい。
〈実施例3の効果〉
以上説明したように、ユーザシステムの解析データを取得して解析し、その解析結果に基づき保守等を行うので、専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に保守が行うことができて利便性が向上する。
特に、Webサーバに解析装置を設けて解析を行うため、複数のユーザが時間に拘束されることなく利用することが可能になり、利便性が向上する。
〈実施例4の構成〉
次に、本発明の実施例4を説明する。本実施例4は実施例3と略同じ構成であるが、本実施例4では、システムベンダが定期的に又は適宜解析パラメータを更新することができるようにしている。このような解析パラメータの更新は、ノウハウの蓄積や新しいアプリケーションや付帯機器(例えば、ビデオカード等)に対応するための行われ、例えばデータ収集装置11におけるシェルスクリプトのバージョンアップやリソース使用の基準判断の変更として行われる。従って、システムベンダは、解析のノウハウのみを持ち、解析装置12を管理しないような場合もある。
〈実施例4の動作〉
このような構成の動作を図13を参照して説明する。先ず、ユーザとシステムベンダとの間には、保守契約等が行われると共に、ユーザはサービスプロバイダにユーザ登録して解析装置12の正規使用者となっているものとする(FE1,FE2)。一方、システムベンダはノウハウをサービスプロバイダの解析装置12に登録する(FE3)。
このような状況で、ユーザはデータ収集装置11を起動して解析データを取得し、解析装置12に送る(FE4)。解析装置12はこの解析データに基づきユーザシステムを解析する。その際、ノウハウを利用した解析も行う。解析結果は、ユーザに送られると共にシステムベンダに送られる(FE5,FE6)。ユーザは解析結果を基にしてユーザシステムを保守等し、システムベンダはノウハウを積み上げる。
〈実施例4の効果〉
以上説明したように、ユーザシステムの解析データを取得して解析し、その解析結果に基づき保守等を行うので、専門知識を有しないユーザであっても容易、かつ、的確に保守が行うことができて利便性が向上する。
特に、システムベンダは解析パラメータを定期的に又は適宜更新するので、ノウハウや新しいアプリケーションや付帯機器に対応した的確な解析が行えるようになり利便性が向上する。
本発明の実施例1の説明に適用されるシステム解析装置の概略構成を示すブロック図である。 解析データの取得時に指定できるオプションスイッチを例示する図である。 収集する解析データの例を示す図である。 ログメッセージ及びそれをhtml形式で表示した際の例を示す図である。 html形式で表示したログメッセージと対処方法を示す画面との関係を例示した図である。 チェックリストを例示した図である。 システム設定の解析結果を例示した図である。 実施例2の説明に適用されるシステム解析装置の利用形態を示す図である。 図8に代わる構成のシステム解析装置の利用形態を示す図である。 実施例3の説明に適用される解析システムの概略構成を示すブロック図である。 解析システムの利用形態を示す図である。 図11に代わる構成の解析システムの利用形態を示す図である。 実施例4の説明に適用される解析システムの概略構成を示すブロック図である。 従来の技術の説明に適用される解析システムにおける概略処理手順を示す図である。
符号の説明
10 システム解析装置
11 データ収集装置
12 解析装置
13 データ保存手段
14 リソース使用状況解析手段
15 ログメッセージ解析手段
16 設定エラー解析手段
18 レポート作成手段
19 表示画面設定手段
20 Webサーバ
22 Webブラウザ
23 解析システム

Claims (6)

  1. ユーザシステムのログファイル、リソース情報及びシステム設定情報の予め設定された情報を取得するプログラム処理を、当該ユーザシステムで行い、その処理結果を解析データとして取得するデータ取得装置と、
    予め設定された判断基準を用いて、前記解析データが当該判断基準に適合するか否か、又は当該判断基準を超えるか否かにより前記ユーザシステムのシステム状態を解析し、当該ユーザシステムに異常が検出された場合には、検出した異常内容及びその対処方法を出力する解析装置とを備えることを特徴とするシステム解析装置。
  2. 前記データ取得装置が解析データを取得する際に、シェルスクリプトによりバッチ処理して複数の解析データを取得することを特徴とする請求項1記載のシステム解析装置。
  3. 前記解析装置が、解析結果を異常の重要度に応じて色分けして出力することを特徴とする請求項1又は2記載のシステム解析装置。
  4. 前記解析装置が、解析結果に対する対処法を、解析データにハイパーリンクしてはりつけることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のシステム解析装置。
  5. ウェブブラウザを介してウェブサーバにアクセス可能に設けられて、ユーザシステムで当該ユーザシステムのログファイル、リソース情報及びシステム設定情報の予め設定された情報を取得するプログラム処理を行い、その処理結果を解析データとして取得するデータ取得手段と、
    前記ウェブサーバに設けられて、前記データ取得手段から前記解析データを取得すると、予め設定された判断基準を用いて、前記解析データが当該判断基準に適合するか否か、又は当該判断基準を超えるか否か判断を行うことにより前記ユーザシステムのシステム状態を解析し、その解析結果を前記ウェブブラウザに送信する解析手段とを備えることを特徴とする解析システム。
  6. 前記データ取得手段が解析データを取得する際に、シェルスクリプトによりバッチ処理して複数の解析データを取得して、前記ウェブブラウザを介して前記ウェブサーバ上の前記解析手段に送信することを特徴とする請求項5記載の解析システム。
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