JP2010256997A - フィールドトラブルのエラー再現システム、エラー再現調査方法およびシナリオ実行プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客環境で発生したトラブルの調査において、確実かつ自動的にトラブルを再現することができ、調査期間を短縮できるシステム、方法おびプログラムを提供する。
【解決手段】ユーザ先のハードウェアとソフトウェアの構成情報を採取すると共に、ユーザ先ハード管理ソフトの内部ログと異常検出ログを採取して調査資料を得て、調査資料から、ハードウェアとソフトウェアの構成情報をハードウェアシミュレータが解釈可能な形式に変換して構成ファイルとして出力し、調査資料中の内部ログと異常検出ログから、ハードエラーを検出した時点で実行していた内部ログルーチンを含むハードエラーの情報をシナリオファイルとして出力し、構成ファイルを基にハードウェアシミュレータを起動し、シナリオファイルに基づき開発元ハード管理ソフトへの操作指示とハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィールドトラブルのエラー再現システム、エラー再現調査方法およびシナリオ実行プログラムに関し、特に、フィールドトラブル調査において、調査資料からエラーの再現を自動化するソフトウェアに用いると好適である。
一般的に、顧客環境のシステムにトラブルが発生した場合の調査方法の1つとして、顧客環境で採取した調査資料から同等の環境を準備し、問題発生時と同様の操作を行って問題を再現させて調査する方法がある。
この方法は、顧客環境では実施できないより詳細な情報の採取や、システムに手を入れて確認するといった調査が可能であるというメリットがある。
また、ハードウェア管理ソフトで発生したトラブル調査を行う場合には、顧客環境と同一のハードウェアをすべてそろえる代わりに、ソフトウェアによってハードウェアの動作をシミュレートする、ハードウェアシミュレータを用いて再現環境を作成する方法がある。
これは顧客環境と同一の環境を準備するのが容易であるほか、ハードウェアでのエラー発生といった動作を細かく制御可能であるメリットがある。
通信システムの障害解析方式として、例えば、障害発生時のデータを基にして障害状況の再現やシミュレーションを行うことができる通信シミュレータを通信制御部に実装する内容が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ソフトウェアの総合的な論理検証を行うことを目的にしたCPUシミュレーション装置として、例えば、実CPUとは異なるホストCPU上で実CPUの命令実行過程を試行するための論理検証を行う内容が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
システム動作中の状態を監視し、プログラム修正機能を持つプログラム制御機器試験装置として、例えば、システムのモニタ機能はハードウェア的には操作パネルで被テストシステムが一時停止した状態でモニタし、ソフトウェア的にはデバッガプログラムにより実行命令のトレースを行い、システムの挙動を追跡する内容が開示されている(例えば特許文献3参照)。
特開平04−308949号公報 特開2000−20348号公報 特開昭52−047343号公報
顧客環境で発生した問題が、ユーザによる操作やハードウェアエラーが発生したタイミングに依存した問題である場合、タイミングまで同じにすることが難しく、問題の再現ができない場合がある。
また、顧客環境で採取した構成条件から、ハードウェアをシミュレートするために必要な情報を抽出し、ハードウェアシミュレータの設定を行う作業が必要となる。
特許文献1では、上位アプリケーションおよび下位の回線の動作を、障害発生時のトレースデータ、即ち、実動作内容を時系列に記録した情報、および試験用に作成したデータを元に試験を実施するものであり、顧客環境での調査が難しいといったデメリットがある。
特許文献2では、シミュレーション装置上の命令実行に同期して動作する構成要素の動作タイミングを変更可能にできるが、問題発生時のタイミングを再現させることは難しい。
特許文献3では、デバッグの方法についての規定についての発明であり、問題の発生した環境および操作を再現することを目的とするものではない。
本発明は、顧客環境で発生したトラブルの調査において、顧客先のハード管理ソフトに対する解析を行うことで、確実かつ自動的にトラブルを再現することができ、調査期間を短縮できるフィールドトラブルのエラー再現システム、エラー再現調査方法およびシナリオ実行プラグラムを提供することを目的にする。
上記課題を解決するための第1の発明は、ユーザ先のハードウェアとソフトウェアの構成情報を採取するとともに、ユーザ先ハード管理ソフトの内部ログと異常検出ログを採取して調査資料を得る手段と、前記調査資料から、前記ハードウェアとソフトウェアの構成情報をハードウェアシミュレータが解釈可能な形式に変換して構成ファイルとして出力する手段と、前記調査資料中の内部ログと異常検出ログから、ハードエラーを検出した時点で実行していた内部ログルーチンを含むハードエラーの情報をシナリオファイルとして出力する手段と、前記構成ファイルを基にハードウェアシミュレータを起動する手段と、前記シナリオファイルに基づき開発元ハード管理ソフトへの操作指示と前記ハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行う手段とを有している。
この第1の発明によれば、顧客環境で発生したトラブルの調査において、確実且つ自動的にトラブルを再現することができるフィールドトラブルのエラー再現システムを提供できる。
第2の発明は、ユーザ先のハードウェアとソフトウェアの構成情報を採取するとともに、ユーザ先ハード管理ソフトの内部ログと異常検出ログを採取して調査資料を得るステップと、前記調査資料から、前記ハードウェアとソフトウェアの構成情報をハードウェアシミュレータが解釈可能な形式に変換して構成ファイルとして出力するステップと、前記調査資料中の内部ログと異常検出ログから、ハードエラーを検出した時点で実行していた内部ログルーチンを含むハードエラーの情報をシナリオファイルとして出力するステップと、前記構成ファイルを基にハードウェアシミュレータを起動するステップと、前記シナリオファイルに基づき開発元ハード管理ソフトへの操作指示と前記ハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行うステップとを含んでいる。
この第2の発明によれば、顧客環境で発生したトラブルの調査において、確実且つ自動的にトラブルを再現することができるフィールドトラブルのエラー再現調査方法を提供できる。
以上、開示の技術によれば、顧客環境で発生したトラブルの調査において、確実かつ自動的にトラブルを再現することにより、調査期間を短縮することができる。
本発明の一実施形態におけるフィールドトラブルのエラー再現システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態におけるフィールドトラブルのエラー再現システムの構成図である。 本発明の一実施形態におけるハード構成情報抽出およびシミュレータの動作フローチャートである。 本発明の一実施形態におけるシナリオ抽出およびスケジューラの動作フローチャートである。 本発明によるシナリオファイルの作成手順を示す説明図(実施例1)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−1)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−2)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−3)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−4)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−5)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−6)である。 本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−7)である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるフィールドトラブルのエラー再現システムの全体説明図である。図1に示すように、本エラー再現システムは、ユーザ先にて、トラブル発生環境(実機)3における調査資料4の採取を行う構成と、開発元にて、上記調査資料を基にシナリオ作成プログラム5により、シナリオファイル6と構成情報ファイル7を出力し、このシナリオファイル6と構成情報ファイル7を基にシナリオ実行プログラム8がハード管理ソフト9への操作指示、およびハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行う構成とから成る。
次に、図1を用いてハード管理ソフトのトラブルが発生した場合の再現調査の手順を説明する。
S1.ユーザ先のハード管理ソフト1の既存機能を用いて、ハード管理ソフト1の内部ログと異常検出ログをログ格納部2から調査資料4として採取する。
S2.ユーザ先のハード管理ソフト1の既存機能を用いて、ハード・ソフトの構成情報を調査資料4として採取する。
S3.ハード管理ソフト1の開発元に上記S1、S2で採取した調査資料4を送る。
S4.トラブル発生環境のハード・ソフトの構成情報を元にして、シナリオ作成プログラム5が解釈可能な形式の構成情報ファイル7に変換する。
S5.トラブル発生環境の「ハード管理ソフトが実行していた処理が記録されている内部ログ」と「ハード管理ソフトが検出した異常が記録されている異常検出ログ」から以下の情報を抜き出して、シナリオファイル6に記録する。以下の情報とは、(1)操作の流れ、(2)ハードエラーを検出した時点で実行していた内部ログルーチン、(3)ログ出力からハードエラーの検出までの時間、(4)ハードエラーの種類、(5)ハードエラーの発生元の5つの情報である。
S6.構成情報ファイル7をもとにハードウェアシミュレータ10を起動する。
S7.シナリオ実行プログラム8は、シナリオファイル6に従って開発元のハード管理ソフト9への操作指示、およびハードウェアシミュレータ10へのハードエラー発生指示を行う。
なお、上記S7において、ハードエラー発生のタイミングをより厳密にコントロールするために、以下の2つの方法を提供する。
第1の方法(ハード管理ソフト9に予め同期のための仕組みを入れておく方法)
S8.シナリオファイル6に記録された「異常を検出した時点で実行していた内部ログルーチン」が呼び出された時点で、シナリオ実行プログラム5に通知して待機するよう、ハード管理ソフト9内に設定する。
S9.ハード管理ソフト9からシナリオ実行プログラム8に通知が届いた場合、ハードウェアシミュレータ10の状態を異常に変更する指示をハードウェアシミュレータ10に送る。
S10.シナリオ実行プログラム8から、ハード管理ソフト9への処理再開と、ハードウェアシミュレータ10へのハードエラー通知を発行することを同時に指示する。
第2の方法(ハード管理ソフト9のログを監視する方法)
S11.シナリオ実行プログラム8がハード管理ソフト9のログを監視し、シナリオファイル6に記載されている、異常を検出する直前のログが出力されるのを待つ。
S12.シナリオファイル6に記載から、直前のログが出力されてからハードエラーが検出されるまでの時間を待ち合わせる。
S13.シナリオ実行プログラム8からハードウェアシミュレータ10へ、ハードウェア状態の異常への変更と、ハードエラー通知の発行を指示する。
図2は、本発明の一実施形態におけるフィールドトラブルのエラー再現システムの構成図である。図2において、点線で囲んだ部分は、トラブル発生の実機と同じ運用環境を作り出すための構成であり、シナリオ抽出手段6’、構成情報抽出手段7’、シナリオ実行プログラム8、ハードウェアシミュレータ10で構成される。シナリオ抽出手段6’と構成情報抽出手段7’とは、顧客環境の採取情報4’より前述の調査資料を取得してシナリオ作成プログラム5の制御のもと、それぞれシナリオファイル6と構成ファイル7を抽出する抽出手段である。シナリオ実行プログラム8は、シナリオ抽出手段6’から抽出したシナリオファイル6と構成情報抽出手段7’から抽出した構成情報ファイル7を受信してシナリオを実行する実行プログラムであり、ハード管理ソフト9に対して、タスクの実行命令とともに、内部ログルーチンにフックを設定する指示を送信する。また、ハードウェアシミュレータ10に対して、運用環境の再現命令(構成ファイルの入力)と異常発生命令を送信する。
顧客環境の採取情報4’は、図1で説明したログとして採取した調査資料4と、ハード・ソフトの構成情報として採取した調査資料4を格納する格納部である。
ハード管理ソフト9は、ハードウェアシミュレータ10へ情報要求を行った結果受信される情報応答により、異常が通知される。
図3は、本発明における一実施形態におけるハード構成情報抽出およびシミュレータの動作フローチャートである。以下に、図3を用いて、ハード構成情報の抽出手順とハードウェアシミュレータの動作手順を説明する。
S14.構成情報を抽出して、シナリオファイル6を作成する。
S15.ハード管理ソフト9から情報要求を受信する。
S16.構成情報ファイル7をもとに情報応答する。
S17.エラー発生を指示する。
S18.「状態」をerrorに設定する。
S19.ハード管理ソフト9へエラーを通知する。
なお、構成情報ファイル7は図に示すように、foo、barなどのサーバ名ごとに、normal又はerrorの状態表示を行う。
図4は、本発明の一実施形態におけるシナリオ抽出およびスケジューラの動作フローチャートである。
以下に、図4を用いて、シナリオ抽出の抽出手順とスケジューラの動作手順を説明する。
S20.シナリオを抽出する。
S21.シナリオを参照する。
S22.EOFか否かを判断する。
S23.前記S21でハードエラー情報であるか否かを判断する。
S24.ハード管理ソフト9操作を実行する。
S25.ハードウェアシミュレータ10のエラー発生を指示する。
図5は本発明によるシナリオファイルの作成手順を示す説明図(実施例1)である。以下に図5を用いて、シナリオファイルの作成手順を説明する。
S26.シナリオ作成プログラム5は、調査資料4中の内部ログから、フィールドにおいて、ハード管理ソフト1に対して行われたタスクの情報を抜き出す。抜き出した下記のタスクの情報を1行にして、シナリオファイル6に書き出す。
・タスクが実行された時間 (ex. 2008-02-28 13:01:26.156)
・タスクの種類 (ex. registering chassis)
・タスクの実行対象であるリソース (ex. chassis1)
S27.シナリオ作成プログラム5は、調査資料4中の異常検出ログから、ハード管理ソフト1が検出していた下記の異常の情報を抜き出す。
・異常の発生した時間 (ex. 13:06:06.790)
・異常の種類 (ex. s31ServerBladeError)
・異常の発生元 (ex. server2)
S28.シナリオ作成プログラム5は、調査資料4中の内部ログから、前記S27の「異常の発生した時間」に実行していたログ出力ルーチンを特定して、下記の情報を抜き出す。
・異常の発生した時間に実行していたログ出力ルーチンのID (ex. ID15678)
・ログ出力ルーチンが実行された時間 (13:06:06.559)
S29.前記S28の「ログ出力ルーチンが実行された時間」から、前記S27の「異常の発生した時間」を減算して下記の時間を求める。
・ログ出力ルーチンが実行されてから異常が発生するまでの時間 (ex. 00:00:00.231)
S30.シナリオ作成プログラム5は、前記S28で抜き出したIDと前記S27で抜き出した時間を使って、前記S26で書いたシナリオファイル6の情報の中から、異常発生時に実行していたタスクを特定する。
S31.シナリオ作成プログラム5は、シナリオファイル6中の前記S30で特定したタスクの前の行に、前記S27とS28とS29の下記の情報を挿入する。
・異常の発生した時間に実行していたログ出力ルーチンのID(ex. ID15678)
・ログ出力ルーチンが実行されてから異常が発生するまでの時間 (ex. 00:00:00.231)
・異常の種類 (ex. s31ServerBladeError)
・異常の発生元 (ex. server2)
図6は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−1)である。以下に図6を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S32.シナリオ実行プログラム8は、シナリオファイル6の先頭から1行を読み込む。
S33.シナリオ実行プログラムは、記載されている時間(2008-02-28 13:01:26.156)になるまで待つ。
S34.シナリオ実行プログラム8は、記載されているリソース(chassis1)に対して、記載されている種類のタスク(registering chassis)を実行するように、ハード管理ソフト9に命令する。
図7は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−2)である。以下に図7を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S35.ハード管理ソフト9は、命令されたタスク(registering chassis)を実行する。
図8は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−3)である。以下に図8を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S36.シナリオ実行プログラム8は、シナリオファイル6の次の行を読み込む。
S37.シナリオ実行プログラム8は、ハード管理ソフト9に対して、記載されている内部ログルーチン(ID15678)にフックを設定する。また、フックを設定するときに、ハード管理ソフト9に「ログ出力ルーチンが実行されてから異常が発生するまでの時間」(00:00:00.231)を渡す。
図9は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−4)である。以下に図9を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S38.シナリオ実行プログラム8は、シナリオファイル6の先頭から1行を読み込む。
S39.シナリオ実行プログラムは、記載されている時間(2008-02-28 13:06:06.359)になるまで待つ。
S40.シナリオ実行プログラム8は、記載されているリソース(server2)に対して、記載されている種類のタスク(registering server)を実行するように、ハード管理ソフト9に命令する。
図10は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−5)である。以下に図10を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S41.ハード管理ソフト9は、命令されたタスク(registering server)を実行する。
図11は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−6)である。以下に図11を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S42.ハード管理ソフト9は、命令されたタスク(registering server)を実行中に、フックが設定された内部ログルーチン(ID15678)が実行された場合、指定された時間(00:00:00.231)だけ待ってから、ハード管理ソフト9が実行している処理に、S46の手順の実行を待ち合わせさせる。次に、ハード管理ソフト9は、シナリオ実行プログラム8に対して、内部ログルーチン(ID15678)を実行したことを通知する。
S43.シナリオ実行プログラム8は、ハード管理ソフト9に対して、前記S36で読み込んだ異常の情報(異常の種類(s31ServerBladeError)と異常の発生元(server2))と同じ異常を発生させるように、ハードウェアシミュレータ10に命令する。
S44.ハードウェアシミュレータ10は、指定されたパラメータと同じ異常状態となるように、ハードウェアシミュレータ10の内部状態を変更する。
S45.ハードウェアシミュレータ10は、異常状態への変更処理が終わったことを、シナリオ実行プログラム8に通知する。
S46.シナリオ実行プログラム8は、ハード管理ソフト9に対して、前記S42で待たせていた処理を再開するように命令する。同時にハードウェアシミュレータ10に対して処理が再開されたことを通知する。
S47.ハード管理ソフト9は、待ち合わせさせていたタスク(registering server)の実行を再開する。
S48.ハードウェアシミュレータ10は、ハード管理ソフト9に対して、異常状態になったことを知らせる(例えば、SNMP Trapを送信する)。
図12は本発明によるシナリオファイルの実行手順を示す説明図(実施例2−7)である。以下に図12を用いて、シナリオファイルの実行手順を説明する。
S49.ハード管理ソフト9が、引き続きタスク(registering server)を実行している間に、フィールドで発生したのと同じエラーが発生する。
なお、図11を用いて説明したS42〜S47の手順を実行する代わりに、以下に示すS50〜S52の手順を実行する方法もある。
S50.ハード管理ソフト9は、命令されたタスク(registering server)を実行中に、フックが設定された内部ログルーチン(ID15678)が実行された場合、その事をシナリオ実行プログラム8に通知する。
S51.シナリオ実行プログラム8は、「ログ出力ルーチンが実行されてから異常が発生するまでの時間」(00:00:00.231)だけ待ってから、ハード管理ソフト9に対して、前記S36で読み込んだ異常の情報(異常の種類(s31ServerBladeError)と異常の発生元(server2))と同じ異常を発生させるように、ハードウェアシミュレータ10に命令する。
S52.ハードウェアシミュレータ10は、指定されたパラメータと同じ異常状態となるように、ハードウェアシミュレータ10の内部状態を変更する。
本発明は、ユーザ先のハードウェア構成情報を基に開発元で擬似環境を構築する一方、ユーザ先で取得したログ環境からエラー箇所を自動検出し、これを異常発生命令としてシミュレータに発行することで、異常状態を再現させる。その時のハード管理ソフトの動きをデバックツールでモニターすることで、障害時のハード管理ソフトの動きを解析し障害解析を行うもので、ハードウェアシミュレータを用いたフィールドトラブルのエラー再現調査の自動化に利用できる。
1 ユーザ先のハード管理ソフト
2 ログ格納部
3 運用環境(実機)
4 調査資料
4’ 顧客環境の採取情報格納部
5 シナリオ作成プログラム
6 シナリオファイル
6’ シナリオ抽出手段
7 構成情報ファイル
7’ 構成情報抽出手段
8 シナリオ実行プログラム
9 開発元のハード管理ソフト
10 調査環境(ハードウェアシミュレータ)
11 顧客環境の採取情報
12 シナリオ抽出
13 構成情報抽出

Claims (5)

  1. ユーザ先のハードウェアとソフトウェアの構成情報を採取するとともに、ユーザ先ハード管理ソフトの内部ログと異常検出ログを採取して調査資料を得る手段と、
    前記調査資料から、前記ハードウェアとソフトウェアの構成情報をハードウェアシミュレータが解釈可能な形式に変換して構成ファイルとして出力する手段と、
    前記調査資料中の内部ログと異常検出ログから、ハードエラーを検出した時点で実行していた内部ログルーチンを含むハードエラーの情報をシナリオファイルとして出力する手段と、
    前記構成ファイルを基にハードウェアシミュレータを起動する手段と、
    前記シナリオファイルに基づき開発元ハード管理ソフトへの操作指示と前記ハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行う手段と、
    を有することを特徴とするフィールドトラブルのエラー再現システム。
  2. ユーザ先のハードウェアとソフトウェアの構成情報を採取するとともに、ユーザ先ハード管理ソフトの内部ログと異常検出ログを採取して調査資料を得るステップと、
    前記調査資料から、前記ハードウェアとソフトウェアの構成情報をハードウェアシミュレータが解釈可能な形式に変換して構成ファイルとして出力するステップと、
    前記調査資料中の内部ログと異常検出ログから、ハードエラーを検出した時点で実行していた内部ログルーチンを含むハードエラーの情報をシナリオファイルとして出力するステップと、
    前記構成ファイルを基にハードウェアシミュレータを起動するステップと、
    前記シナリオファイルに基づき開発元ハード管理ソフトへの操作指示と前記ハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行うステップと、
    を含むことを特徴とするフィールドトラブルのエラー再現調査方法。
  3. 請求項2記載のフィールドトラブルのエラー再現調査方法において、
    更に、前記シナリオファイルに記録された異常を検出した時点で実行していた内部ログルーチンが呼び出された時に、シナリオ実行プログラムに待機するように前記開発元ハード管理ソフトから通知するステップと、
    前記シナリオ実行プログラムは、前記通知が届いたら前記開発元ハード管理ソフトへの処理再開と、前記ハードウェアシミュレータへのハードエラー通知を同時に指示するステップと、
    を含むことを特徴とするフィールドトラブルのエラー再現調査方法。
  4. 請求項2記載のフィールドトラブルのエラー再現調査方法において、
    更に、シナリオ実行プログラムが、前記開発元ハード管理ソフトの異常を検出する直前のログが出力されるのを監視するステップと、
    前記直前のログが出力されてからハードエラーが検出されるまでの時間を待ち合わせるステップと、
    前記シナリオ実行プログラムは、前記ハードエラーの検出時点で前記ハードウェアシミュレータへ、ハードウェア状態の異常への変更と、ハードエラー通知の発行を指示するステップと、
    を含むことを特徴とするフィールドトラブルのエラー再現調査方法。
  5. コンピュータに
    ユーザ先のハードウェア構成情報を元にハードウェアシミュレータが解釈可能な形式に変換された構成情報ファイルより前記ハードウェアシミュレータを起動する手順と、
    ユーザ先で取得した異常検出ログ情報から抽出したハードエラーの情報に基づくシナリオファイルより開発元ハード管理ソフトへの操作指示と前記ハードウェアシミュレータへのハードエラー発生指示を行う手順と、
    を実行させるシナリオ実行プログラム。
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