JPH1128225A - 担架用シート - Google Patents
担架用シートInfo
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- JPH1128225A JPH1128225A JP9186926A JP18692697A JPH1128225A JP H1128225 A JPH1128225 A JP H1128225A JP 9186926 A JP9186926 A JP 9186926A JP 18692697 A JP18692697 A JP 18692697A JP H1128225 A JPH1128225 A JP H1128225A
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- sheet
- patient
- sheet body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、患者に不快感を与えることなく良
好に抱き抱えることができる担架用シートを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 身体を支承できる大きさの布製シート体
1の巾方向に帯状若しくは紐状の架設体2を往復架設状
態にしてこのシート体1の裏面側に付設し、この架設体
2の左右両架設端部を前記シート体1の左右両端から少
し突出状態に設け、この架設体2の左右の突出部を輪状
若しくはC状に形成して取手部2a'を設けたものであ
る。
好に抱き抱えることができる担架用シートを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 身体を支承できる大きさの布製シート体
1の巾方向に帯状若しくは紐状の架設体2を往復架設状
態にしてこのシート体1の裏面側に付設し、この架設体
2の左右両架設端部を前記シート体1の左右両端から少
し突出状態に設け、この架設体2の左右の突出部を輪状
若しくはC状に形成して取手部2a'を設けたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、担架用シートに関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】身体の
不自由な人、例えば寝たきりの老人(患者)をベットか
ら降ろしてシーツを取り替えたり入浴させる為に移動す
る際など、複数人の介護者で直接患者の身体をつかんで
抱き上げようとした場合、介護者にとっては、非常に抱
きにくく且つ患者を落としてしまう危険がある故に慎重
な作業が要求され厄介であり、一方、患者に対しては、
介護者が直接つかんで患者を支承する部分に患者自身の
体重がかかるため不快感(圧迫感)を与えてしまう。
不自由な人、例えば寝たきりの老人(患者)をベットか
ら降ろしてシーツを取り替えたり入浴させる為に移動す
る際など、複数人の介護者で直接患者の身体をつかんで
抱き上げようとした場合、介護者にとっては、非常に抱
きにくく且つ患者を落としてしまう危険がある故に慎重
な作業が要求され厄介であり、一方、患者に対しては、
介護者が直接つかんで患者を支承する部分に患者自身の
体重がかかるため不快感(圧迫感)を与えてしまう。
【0003】そこで、従来から患者を抱き上げる場合、
まず、三人の介護者で患者を支承できる大きさの布製シ
ート体の上に、例えばベッド上に仰向けに寝ている患者
を一度横にさせ、ベッド上に布製のシート体を敷き、そ
して再び患者を仰向けにすることでシート体の上に患者
を乗せ、介護者各自は一方の手で患者を支承する部分、
即ち、一人は肩部、一人は腰部、一人は脚部の辺りのシ
ート体の一端縁をつかみ、他方の手でシート体の裏面側
から腕を回すとともにシート体の他端縁をつかんで患者
を抱き上げている。尚、この作業では、患者になるべく
不快感を与えないように抱き上げるという作業であるこ
とから、シート体としては布製のシート体が採用されて
いる。
まず、三人の介護者で患者を支承できる大きさの布製シ
ート体の上に、例えばベッド上に仰向けに寝ている患者
を一度横にさせ、ベッド上に布製のシート体を敷き、そ
して再び患者を仰向けにすることでシート体の上に患者
を乗せ、介護者各自は一方の手で患者を支承する部分、
即ち、一人は肩部、一人は腰部、一人は脚部の辺りのシ
ート体の一端縁をつかみ、他方の手でシート体の裏面側
から腕を回すとともにシート体の他端縁をつかんで患者
を抱き上げている。尚、この作業では、患者になるべく
不快感を与えないように抱き上げるという作業であるこ
とから、シート体としては布製のシート体が採用されて
いる。
【0004】よって、この従来から行われている方法
(以下、従来法という。)により患者を抱き上げるよう
にすれば、直接患者の身体をつかんで抱き上げた場合に
比して患者に与える不快感を減らすことができる。
(以下、従来法という。)により患者を抱き上げるよう
にすれば、直接患者の身体をつかんで抱き上げた場合に
比して患者に与える不快感を減らすことができる。
【0005】ところが、介護者は、仮にシート体をつか
む手が滑ったりシート体が布製故に突然破けたり(ほつ
れたり)した場合、抱き上げた患者を落としてしまう危
険があるため、シート体をしっかりとつかんで慎重に作
業を行わなければならない。
む手が滑ったりシート体が布製故に突然破けたり(ほつ
れたり)した場合、抱き上げた患者を落としてしまう危
険があるため、シート体をしっかりとつかんで慎重に作
業を行わなければならない。
【0006】従って、この作業を急いで行った場合に
は、患者を落としてしまう危険があり、その上、作業が
煩雑となり患者に不快感を与えてしまい、これとは反対
に、患者を落とす危険を回避するために過度に慎重に作
業を行った場合には、極めて作業性が悪くなり、その
上、作業時間が長くなるため結局患者に不快感を与えて
しまうことになる。
は、患者を落としてしまう危険があり、その上、作業が
煩雑となり患者に不快感を与えてしまい、これとは反対
に、患者を落とす危険を回避するために過度に慎重に作
業を行った場合には、極めて作業性が悪くなり、その
上、作業時間が長くなるため結局患者に不快感を与えて
しまうことになる。
【0007】以上のように、従来法であってもこの作業
における問題点を何ら解決できていないのが現状であ
る。
における問題点を何ら解決できていないのが現状であ
る。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決する担架用
シートを提供するものである。
シートを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0010】身体を支承できる大きさの布製シート体1
の巾方向に帯状若しくは紐状の架設体2を往復架設状態
にしてこのシート体1の裏面側に付設し、この架設体2
の左右両架設端部を前記シート体1の左右両端から少し
突出状態に設け、この架設体2の左右の突出部を輪状若
しくはC状に形成して取手部2a'を設けたことを特徴
とする担架用シートに係るものである。
の巾方向に帯状若しくは紐状の架設体2を往復架設状態
にしてこのシート体1の裏面側に付設し、この架設体2
の左右両架設端部を前記シート体1の左右両端から少し
突出状態に設け、この架設体2の左右の突出部を輪状若
しくはC状に形成して取手部2a'を設けたことを特徴
とする担架用シートに係るものである。
【0011】また、前記架設体2を前記シート体1の少
なくとも前側位置1aと中間位置1bと後側位置1cと
に並設状態に架設配設したことを特徴とする請求項1記
載の担架用シートに係るものである。
なくとも前側位置1aと中間位置1bと後側位置1cと
に並設状態に架設配設したことを特徴とする請求項1記
載の担架用シートに係るものである。
【0012】また、少なくとも前記シート体1の中間位
置1bに往復架設した架設体2の前後方向の並設巾H
を、シート体1上で支承する身体の腰部近傍部位を包み
込むことができる広い間隔を保有させたことを特徴とす
る請求項1,2いずれか1項に記載の担架用シートに係
るものである。
置1bに往復架設した架設体2の前後方向の並設巾H
を、シート体1上で支承する身体の腰部近傍部位を包み
込むことができる広い間隔を保有させたことを特徴とす
る請求項1,2いずれか1項に記載の担架用シートに係
るものである。
【0013】また、前記架設体2をループ状に形成し
て、このループ状の架設体2の左右両端部を前記シート
体1の左右両端から少し突出状態にしてこの架設体2を
このシート体1の裏面に縫着し、前記シート体1の左右
両端に前記取手部2a'を設けたことを特徴とする請求
項1〜3いずれか1項に記載の担架用シートに係るもの
である。
て、このループ状の架設体2の左右両端部を前記シート
体1の左右両端から少し突出状態にしてこの架設体2を
このシート体1の裏面に縫着し、前記シート体1の左右
両端に前記取手部2a'を設けたことを特徴とする請求
項1〜3いずれか1項に記載の担架用シートに係るもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0015】本発明は、使用に際して、例えば、前記従
来法と同様にシート体1の上に患者を乗せ、一方の手で
シート体1の左右両端のうち一端に設けた取手部2a'
をつかみ、他方の手でシート体1の裏面側から腕を回し
てシート体1の他端に設けた取手部2a'をつかんだ状
態で患者を抱き上げるようにする。
来法と同様にシート体1の上に患者を乗せ、一方の手で
シート体1の左右両端のうち一端に設けた取手部2a'
をつかみ、他方の手でシート体1の裏面側から腕を回し
てシート体1の他端に設けた取手部2a'をつかんだ状
態で患者を抱き上げるようにする。
【0016】本発明は上述のように構成したから、シー
ト体1の左右両端から突出する輪状若しくはC状の取手
部2a'をつかんで抱き上げるようにすれば、従来のよ
うにシート体1をつかんだ手が滑ったりシート体1が破
けたりなどしてシート体1上から患者を落としてしまう
などの危険を確実に回避して良好に作業が行える。即
ち、例えば、輪状若しくはC状の取手部2a'に手を通
すなどしてつかむようにすればシート体1をつかんだ手
が滑ったりする心配はなく、その上、取手部2a'が、
単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設し
ただけのものではなく、シート体1に往復架設状態にし
てこのシート体1の裏面側に付設した架設体2の左右両
架設端部で構成されるものであるから、布製のシート体
1で患者の体重を支えるという作業であっても突然破損
したりしてしまう心配はない。つまり、取手部2a'
が、単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付
設するだけの構造であった場合、仮にC状部材の両端部
のうち一方の付設箇所が突然破けたりなどして破損する
と、シート体1上の患者を落としてしまう恐れがある。
この点、本発明は、取手部2a'が、シート体1に往復
架設状態にしてこのシート体1の裏面側に付設した架設
体2に係るシート体1の左右両端から少し突出する左右
両架設端部で構成されるものであるから、仮に取手部2
a'を構成する架設体2に係るシート体1の裏面側への
付設箇所が一部破損したとしても、シート体1の巾方向
に付設される架設体2で支承することに変わりはないか
ら、シート体1上の患者を落としてしまう恐れは一切な
く作業者は安心して作業が良好に行える担架用シートと
なる。
ト体1の左右両端から突出する輪状若しくはC状の取手
部2a'をつかんで抱き上げるようにすれば、従来のよ
うにシート体1をつかんだ手が滑ったりシート体1が破
けたりなどしてシート体1上から患者を落としてしまう
などの危険を確実に回避して良好に作業が行える。即
ち、例えば、輪状若しくはC状の取手部2a'に手を通
すなどしてつかむようにすればシート体1をつかんだ手
が滑ったりする心配はなく、その上、取手部2a'が、
単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設し
ただけのものではなく、シート体1に往復架設状態にし
てこのシート体1の裏面側に付設した架設体2の左右両
架設端部で構成されるものであるから、布製のシート体
1で患者の体重を支えるという作業であっても突然破損
したりしてしまう心配はない。つまり、取手部2a'
が、単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付
設するだけの構造であった場合、仮にC状部材の両端部
のうち一方の付設箇所が突然破けたりなどして破損する
と、シート体1上の患者を落としてしまう恐れがある。
この点、本発明は、取手部2a'が、シート体1に往復
架設状態にしてこのシート体1の裏面側に付設した架設
体2に係るシート体1の左右両端から少し突出する左右
両架設端部で構成されるものであるから、仮に取手部2
a'を構成する架設体2に係るシート体1の裏面側への
付設箇所が一部破損したとしても、シート体1の巾方向
に付設される架設体2で支承することに変わりはないか
ら、シート体1上の患者を落としてしまう恐れは一切な
く作業者は安心して作業が良好に行える担架用シートと
なる。
【0017】また、本発明は、直接患者をつかんで抱き
上げるのではなく布製のシート体1を介して患者を支承
する作業となるため、患者に不快感を与えず良好に抱き
上げることができ、しかも、作業者は患者を落してしま
う危険を心配することなく安心して作業が行えることに
なるから、それだけ効率良く且つ丁寧に作業が行える担
架用シートとなる。
上げるのではなく布製のシート体1を介して患者を支承
する作業となるため、患者に不快感を与えず良好に抱き
上げることができ、しかも、作業者は患者を落してしま
う危険を心配することなく安心して作業が行えることに
なるから、それだけ効率良く且つ丁寧に作業が行える担
架用シートとなる。
【0018】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、架設体2を前
記シート体1の少なくとも前側位置1aと中間位置1b
と後側位置1cとに並設状態に架設配設したから、例え
ば三人の作業者で患者を抱き上げるようにすれば楽に作
業が行えるのは勿論、それだけ作業者は安心して作業が
行えることになるため、効率良く且つ丁寧に作業が行え
る担架用シートとなる。
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、架設体2を前
記シート体1の少なくとも前側位置1aと中間位置1b
と後側位置1cとに並設状態に架設配設したから、例え
ば三人の作業者で患者を抱き上げるようにすれば楽に作
業が行えるのは勿論、それだけ作業者は安心して作業が
行えることになるため、効率良く且つ丁寧に作業が行え
る担架用シートとなる。
【0019】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、少なくと
も前記シート体1の中間位置1bに往復架設した架設体
2の前後方向の並設巾Hを、シート体1上で支承する身
体の腰部近傍部位を包み込むことができる広い間隔を保
有させたから、シート体1上で支承される身体の腰部近
傍部位を良好に包み込みながら抱き上げることができ
る。即ち、例えば身体の腰部近傍部位を単に一本のロー
プ状のもので支承するのではなく、シート体1に帯状若
しくは紐状の架設体2を往復架設し、その上、更にこの
架設体2の前後方向の並設巾Hが広い間隔を保有するも
のであるから、シート体1上で支承される身体(腰部近
傍部位)への負担が緩和(分散)されることになり、よ
って、患者に不快感を感じさせることなく良好に抱き上
げることができる担架用シートとなる。
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、少なくと
も前記シート体1の中間位置1bに往復架設した架設体
2の前後方向の並設巾Hを、シート体1上で支承する身
体の腰部近傍部位を包み込むことができる広い間隔を保
有させたから、シート体1上で支承される身体の腰部近
傍部位を良好に包み込みながら抱き上げることができ
る。即ち、例えば身体の腰部近傍部位を単に一本のロー
プ状のもので支承するのではなく、シート体1に帯状若
しくは紐状の架設体2を往復架設し、その上、更にこの
架設体2の前後方向の並設巾Hが広い間隔を保有するも
のであるから、シート体1上で支承される身体(腰部近
傍部位)への負担が緩和(分散)されることになり、よ
って、患者に不快感を感じさせることなく良好に抱き上
げることができる担架用シートとなる。
【0020】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、前記架設
体2をループ状に形成して、このループ状の架設体2の
左右両端部を前記シート体1の左右両端から少し突出状
態にしてこの架設体2をこのシート体1の裏面に縫着す
ることで、前記シート体1の左右両端に前記取手部2
a'を設けたから、取手部2a'を設けたことで作業が良
好に行えるのは勿論、シート体1における身体を支承す
る部分、即ち、身体を支承することで特に体重がかかる
シート体1における身体を支承する部位の取手部2a'
をつかんで作業を行っても、架設体2が丈夫にシート体
1の裏面に縫着されているから、破けたりほつれたりし
にくく極めて耐久性に秀れることになる為、従来のよう
に患者を落としてしまう心配はなく効率良く且つ丁寧に
作業を行うことができる担架用シートとなる。
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、前記架設
体2をループ状に形成して、このループ状の架設体2の
左右両端部を前記シート体1の左右両端から少し突出状
態にしてこの架設体2をこのシート体1の裏面に縫着す
ることで、前記シート体1の左右両端に前記取手部2
a'を設けたから、取手部2a'を設けたことで作業が良
好に行えるのは勿論、シート体1における身体を支承す
る部分、即ち、身体を支承することで特に体重がかかる
シート体1における身体を支承する部位の取手部2a'
をつかんで作業を行っても、架設体2が丈夫にシート体
1の裏面に縫着されているから、破けたりほつれたりし
にくく極めて耐久性に秀れることになる為、従来のよう
に患者を落としてしまう心配はなく効率良く且つ丁寧に
作業を行うことができる担架用シートとなる。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0022】シート体1は、図1に図示したように、タ
オル地を身体を支承できる大きさにして下端程巾細とな
る逆台形状に形成したものである。
オル地を身体を支承できる大きさにして下端程巾細とな
る逆台形状に形成したものである。
【0023】尚、シート体1は、タオル地に限らず、こ
の作業に適した材質のもの(例えば耐久性に秀れ肌触り
の良いものなど)であれば適宜採用し得るものである。
の作業に適した材質のもの(例えば耐久性に秀れ肌触り
の良いものなど)であれば適宜採用し得るものである。
【0024】架設体2は、図1に図示したように、一本
の帯状体2aを該帯状体2aの端部同志を連設(縫着)
してループ状(環状)に形成して成るものであり、この
架設体2はシート体1の裏面側所定の位置、即ち、前側
位置1aと中間位置1bと後側位置1c、つまり、シー
ト体1の上で支承される身体の肩部,腰部及び脚部にあ
たる部位にしてシート体1の巾方向に並設状態で架設配
設され、この架設体2夫々に係るシート体1に架設(当
接)される部位全体をシート体1の裏面に縫着してい
る。
の帯状体2aを該帯状体2aの端部同志を連設(縫着)
してループ状(環状)に形成して成るものであり、この
架設体2はシート体1の裏面側所定の位置、即ち、前側
位置1aと中間位置1bと後側位置1c、つまり、シー
ト体1の上で支承される身体の肩部,腰部及び脚部にあ
たる部位にしてシート体1の巾方向に並設状態で架設配
設され、この架設体2夫々に係るシート体1に架設(当
接)される部位全体をシート体1の裏面に縫着してい
る。
【0025】また、架設体2を構成する帯状体2aの端
部同志の連結部位Pは、シート体1の巾方向中央位置に
配置されている。従って、仮に連結部位Pを取手部2
a'に配置した場合、仮にこの連結部位Pが突然破けた
り(ほつれたり)すると、シート体1上の患者を落とし
てしまう危険性があるが、この点、本実施例では連結部
位Pをシート体1の巾方向中央位置に配置することによ
り、仮にこの連結部位Pが破れたり(ほつれたり)した
としても他の部位、即ち、架設体2に係るシート体1へ
の架設部位が縫着されているから、作業に何ら支障はな
く患者を落としてしまう心配はない。
部同志の連結部位Pは、シート体1の巾方向中央位置に
配置されている。従って、仮に連結部位Pを取手部2
a'に配置した場合、仮にこの連結部位Pが突然破けた
り(ほつれたり)すると、シート体1上の患者を落とし
てしまう危険性があるが、この点、本実施例では連結部
位Pをシート体1の巾方向中央位置に配置することによ
り、仮にこの連結部位Pが破れたり(ほつれたり)した
としても他の部位、即ち、架設体2に係るシート体1へ
の架設部位が縫着されているから、作業に何ら支障はな
く患者を落としてしまう心配はない。
【0026】尚、架設体2を構成する帯状体2aは一本
に限らず、複数本の紐体2a同志を連設してループ状に
形成したものでも適宜使用し得るものであるが、強度の
面を考慮すると一本の帯状体で構成するのが望ましい。
に限らず、複数本の紐体2a同志を連設してループ状に
形成したものでも適宜使用し得るものであるが、強度の
面を考慮すると一本の帯状体で構成するのが望ましい。
【0027】また、架設体2夫々の左右両架設端部はシ
ート体1の左右両端1d,1eより少し突出状態に設け
られ、この突出部はC状に形成されることで取手部2
a'が設けられている。
ート体1の左右両端1d,1eより少し突出状態に設け
られ、この突出部はC状に形成されることで取手部2
a'が設けられている。
【0028】また、シート体1の中間位置1bに往復架
設され、架設体2を構成する帯状体2aの前後方向の並
設巾H、即ち、シート体1上で支承される身体の腰部の
辺りにあたる部分の前後方向の並設巾Hは、他の架設体
2(前側位置の架設体2及び後側位置の架設体2)の並
設巾Hに比して広く設定されている。従って、図2に図
示したように患者を抱き上げた際、腰部近傍部位(臀
部)を帯状体2a同志間に配して良好に包み込むことが
できる。尚、本実施例では、シート体1の中間位置1b
に付設される架設体2のみ、架設体2の並設巾Hを広く
設定した場合を図示しているが、シート体1の前側位置
1a,後側位置1cに付設される架設体2の並設巾H
を、良好に支承し得るように適宜広く設定し得るのは勿
論である。
設され、架設体2を構成する帯状体2aの前後方向の並
設巾H、即ち、シート体1上で支承される身体の腰部の
辺りにあたる部分の前後方向の並設巾Hは、他の架設体
2(前側位置の架設体2及び後側位置の架設体2)の並
設巾Hに比して広く設定されている。従って、図2に図
示したように患者を抱き上げた際、腰部近傍部位(臀
部)を帯状体2a同志間に配して良好に包み込むことが
できる。尚、本実施例では、シート体1の中間位置1b
に付設される架設体2のみ、架設体2の並設巾Hを広く
設定した場合を図示しているが、シート体1の前側位置
1a,後側位置1cに付設される架設体2の並設巾H
を、良好に支承し得るように適宜広く設定し得るのは勿
論である。
【0029】尚、仮にシート体1に縫着した架設体2の
縫い目や架設体2に係る帯状体2aの連結部位Pがほつ
れたりした場合、再度縫着して補修すれば良い。
縫い目や架設体2に係る帯状体2aの連結部位Pがほつ
れたりした場合、再度縫着して補修すれば良い。
【0030】本実施例は上述のように構成したから、使
用に際して、例えば前記従来法と同様に、三人の介護者
でシート体1の上に、例えばベッド上に仰向けに寝てい
る患者を一度横にさせ、ベッド上に布製のシート体を敷
き、そして再び患者を仰向けにすることでシート体の上
に患者を乗せ、介護者各自は一方の手で患者を支承する
部分、即ち、一人は肩部、一人は腰部、一人は脚部が位
置するシート体1の前側位置1a,中間位置1b及び後
側位置1cの辺りの左右両端のうち一端に設けた取手部
2a'をつかみ、他方の手でシート体1の裏面側から腕
を回してシート体1の他端対向位置に設けた取手部2
a'をつかんだ状態で患者を抱き上げるようにする。
用に際して、例えば前記従来法と同様に、三人の介護者
でシート体1の上に、例えばベッド上に仰向けに寝てい
る患者を一度横にさせ、ベッド上に布製のシート体を敷
き、そして再び患者を仰向けにすることでシート体の上
に患者を乗せ、介護者各自は一方の手で患者を支承する
部分、即ち、一人は肩部、一人は腰部、一人は脚部が位
置するシート体1の前側位置1a,中間位置1b及び後
側位置1cの辺りの左右両端のうち一端に設けた取手部
2a'をつかみ、他方の手でシート体1の裏面側から腕
を回してシート体1の他端対向位置に設けた取手部2
a'をつかんだ状態で患者を抱き上げるようにする。
【0031】また、場合によっては、他方の手をシート
体1の裏面側から回さず、シート体1の表面側から腕を
回して取手部2a'をつかむようにして、シート体1を
吊り下げるようにして持つようにしても良い。
体1の裏面側から回さず、シート体1の表面側から腕を
回して取手部2a'をつかむようにして、シート体1を
吊り下げるようにして持つようにしても良い。
【0032】よって、本実施例によれば、シート体1の
左右両端から突出する輪状若しくはC状の取手部2a'
をつかんで抱き上げるようにすれば、従来のようにシー
ト体1をつかんだ手が滑ったりシート体1が破けたりな
どしてシート体1上から患者を落としてしまうなどの危
険を確実に回避して良好に作業が行える。即ち、例え
ば、輪状若しくはC状の取手部2a'に手を通すなどし
てつかむようにすればシート体1をつかんだ手が滑った
りする心配はなく、その上、取手部2a'が、単にC状
部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設しただけの
ものではなく、シート体1に往復架設状態にしてこのシ
ート体1の裏面側に付設した架設体2の左右両架設端部
で構成されるものであるから、布製のシート体1で患者
の体重を支えるという作業であっても突然破損したりし
てしまう心配はない。つまり、取手部2a'が、単にC
状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設するだけ
の構造であった場合、仮にC状部材の両端部のうち一方
の付設箇所が突然破けたりなどして破損すると、シート
体1上の患者を落としてしまう恐れがある。この点、本
発明は、取手部2a'が、シート体1に往復架設状態に
してこのシート体1の裏面側に付設した架設体2に係る
シート体1の左右両端から少し突出する左右両架設端部
で構成されるものであるから、仮に取手部2a'を構成
する架設体2に係るシート体1の裏面側への付設箇所が
一部破損したとしても、シート体1の巾方向に付設され
る架設体2で支承することに変わりはないから、シート
体1上の患者を落としてしまう恐れは一切なく作業者は
安心して作業が良好に行えることになる。
左右両端から突出する輪状若しくはC状の取手部2a'
をつかんで抱き上げるようにすれば、従来のようにシー
ト体1をつかんだ手が滑ったりシート体1が破けたりな
どしてシート体1上から患者を落としてしまうなどの危
険を確実に回避して良好に作業が行える。即ち、例え
ば、輪状若しくはC状の取手部2a'に手を通すなどし
てつかむようにすればシート体1をつかんだ手が滑った
りする心配はなく、その上、取手部2a'が、単にC状
部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設しただけの
ものではなく、シート体1に往復架設状態にしてこのシ
ート体1の裏面側に付設した架設体2の左右両架設端部
で構成されるものであるから、布製のシート体1で患者
の体重を支えるという作業であっても突然破損したりし
てしまう心配はない。つまり、取手部2a'が、単にC
状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設するだけ
の構造であった場合、仮にC状部材の両端部のうち一方
の付設箇所が突然破けたりなどして破損すると、シート
体1上の患者を落としてしまう恐れがある。この点、本
発明は、取手部2a'が、シート体1に往復架設状態に
してこのシート体1の裏面側に付設した架設体2に係る
シート体1の左右両端から少し突出する左右両架設端部
で構成されるものであるから、仮に取手部2a'を構成
する架設体2に係るシート体1の裏面側への付設箇所が
一部破損したとしても、シート体1の巾方向に付設され
る架設体2で支承することに変わりはないから、シート
体1上の患者を落としてしまう恐れは一切なく作業者は
安心して作業が良好に行えることになる。
【0033】また、直接患者をつかんで抱き上げるので
はなく布製のシート体1を介して患者を支承する作業と
なるため、患者に不快感を与えず良好に抱き上げること
ができ、しかも、作業者は患者を落してしまう危険を心
配することなく安心して作業が行えることになるから、
それだけ効率良く且つ丁寧に作業が行えることになる。
はなく布製のシート体1を介して患者を支承する作業と
なるため、患者に不快感を与えず良好に抱き上げること
ができ、しかも、作業者は患者を落してしまう危険を心
配することなく安心して作業が行えることになるから、
それだけ効率良く且つ丁寧に作業が行えることになる。
【0034】また、架設体2を前記シート体1の少なく
とも前側位置1aと中間位置1bと後側位置1cとに並
設状態に架設配設したから、例えば三人の作業者で患者
を抱き上げるようにすれば楽に作業が行えるのは勿論、
それだけ作業者は安心して作業が行えることになるた
め、効率良く且つ丁寧に作業が行えることになる。
とも前側位置1aと中間位置1bと後側位置1cとに並
設状態に架設配設したから、例えば三人の作業者で患者
を抱き上げるようにすれば楽に作業が行えるのは勿論、
それだけ作業者は安心して作業が行えることになるた
め、効率良く且つ丁寧に作業が行えることになる。
【0035】また、少なくとも前記シート体1の中間位
置1bに往復架設した架設体2の前後方向の並設巾H
を、シート体1上で支承する身体の腰部近傍部位を包み
込むことができる広い間隔を保有させたから、シート体
1上で支承される身体の腰部近傍部位を良好に包み込み
ながら抱き上げることができる。即ち、例えば身体の腰
部近傍部位を単に一本のロープ状のもので支承するので
はなく、シート体1に帯状若しくは紐状の架設体2を往
復架設し、その上、更にこの架設体2の前後方向の並設
巾Hが広い間隔を保有するものであるから、シート体1
上で支承される身体(腰部近傍部位)への負担が緩和
(分散)されることになり、よって、患者に不快感を感
じさせることなく良好に抱き上げることができることに
なる。
置1bに往復架設した架設体2の前後方向の並設巾H
を、シート体1上で支承する身体の腰部近傍部位を包み
込むことができる広い間隔を保有させたから、シート体
1上で支承される身体の腰部近傍部位を良好に包み込み
ながら抱き上げることができる。即ち、例えば身体の腰
部近傍部位を単に一本のロープ状のもので支承するので
はなく、シート体1に帯状若しくは紐状の架設体2を往
復架設し、その上、更にこの架設体2の前後方向の並設
巾Hが広い間隔を保有するものであるから、シート体1
上で支承される身体(腰部近傍部位)への負担が緩和
(分散)されることになり、よって、患者に不快感を感
じさせることなく良好に抱き上げることができることに
なる。
【0036】また、前記架設体2をループ状に形成し
て、このループ状の架設体2の左右両端部を前記シート
体1の左右両端から少し突出状態にしてこの架設体2を
このシート体1の裏面に縫着することで、前記シート体
1の左右両端に前記取手部2a'を設けたから、取手部
2a'を設けたことで作業が良好に行えるのは勿論、シ
ート体1における身体を支承する部分、即ち、身体を支
承することで特に体重がかかるシート体1における身体
を支承する部位の取手部2a'をつかんで作業を行って
も、架設体2が丈夫にシート体1の裏面に縫着されてい
るから、破けたりほつれたりしにくく極めて耐久性に秀
れることになる為、従来のように患者を落としてしまう
心配はなく効率良く且つ丁寧に作業を行うことができる
ことになる。
て、このループ状の架設体2の左右両端部を前記シート
体1の左右両端から少し突出状態にしてこの架設体2を
このシート体1の裏面に縫着することで、前記シート体
1の左右両端に前記取手部2a'を設けたから、取手部
2a'を設けたことで作業が良好に行えるのは勿論、シ
ート体1における身体を支承する部分、即ち、身体を支
承することで特に体重がかかるシート体1における身体
を支承する部位の取手部2a'をつかんで作業を行って
も、架設体2が丈夫にシート体1の裏面に縫着されてい
るから、破けたりほつれたりしにくく極めて耐久性に秀
れることになる為、従来のように患者を落としてしまう
心配はなく効率良く且つ丁寧に作業を行うことができる
ことになる。
【0037】また、シート体1として方形状のシート体
1を採用し、且つ、このシート体1を下端程巾細に形成
したから、身体に合った形状となり抱き抱えた際、余分
な部分ができず持ち易くなる。即ち、例えば人体の肩部
の辺りの巾は広く脚部方向へ下がるに従い身体巾は狭く
なるため、仮に脚部の部分のシートが肩部の部分のシー
トと同巾であると余計な部分が生じて持ちにくくなって
しまう。この点、本実施例に係るシート体1は下端程巾
細に形成したことにより、それだけ抱き上げた身体を良
好に包み込むことができることになる。
1を採用し、且つ、このシート体1を下端程巾細に形成
したから、身体に合った形状となり抱き抱えた際、余分
な部分ができず持ち易くなる。即ち、例えば人体の肩部
の辺りの巾は広く脚部方向へ下がるに従い身体巾は狭く
なるため、仮に脚部の部分のシートが肩部の部分のシー
トと同巾であると余計な部分が生じて持ちにくくなって
しまう。この点、本実施例に係るシート体1は下端程巾
細に形成したことにより、それだけ抱き上げた身体を良
好に包み込むことができることになる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、シ
ート体1の左右両端から突出する輪状若しくはC状の取
手部2a'をつかんで抱き上げるようにすれば、従来の
ようにシート体1をつかんだ手が滑ったりシート体1が
破けたりなどしてシート体1上から患者を落としてしま
うなどの危険を確実に回避して良好に作業が行える。即
ち、例えば、輪状若しくはC状の取手部2a'に手を通
すなどしてつかむようにすればシート体1をつかんだ手
が滑ったりする心配はなく、その上、取手部2a'が、
単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設し
ただけのものではなく、シート体1に往復架設状態にし
てこのシート体1の裏面側に付設した架設体2の左右両
架設端部で構成されるものであるから、布製のシート体
1で患者の体重を支えるという作業であっても突然破損
したりしてしまう心配はない。つまり、取手部2a'
が、単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付
設するだけの構造であった場合、仮にC状部材の両端部
のうち一方の付設箇所が突然破けたりなどして破損する
と、シート体1上の患者を落としてしまう恐れがある。
この点、本発明は、取手部2a'が、シート体1に往復
架設状態にしてこのシート体1の裏面側に付設した架設
体2に係るシート体1の左右両端から少し突出する左右
両架設端部で構成されるものであるから、仮に取手部2
a'を構成する架設体2に係るシート体1の裏面側への
付設箇所が一部破損したとしても、シート体1の巾方向
に付設される架設体2で支承することに変わりはないか
ら、シート体1上の患者を落としてしまう恐れは一切な
く作業者は安心して作業が良好に行える担架用シートと
なる。
ート体1の左右両端から突出する輪状若しくはC状の取
手部2a'をつかんで抱き上げるようにすれば、従来の
ようにシート体1をつかんだ手が滑ったりシート体1が
破けたりなどしてシート体1上から患者を落としてしま
うなどの危険を確実に回避して良好に作業が行える。即
ち、例えば、輪状若しくはC状の取手部2a'に手を通
すなどしてつかむようにすればシート体1をつかんだ手
が滑ったりする心配はなく、その上、取手部2a'が、
単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付設し
ただけのものではなく、シート体1に往復架設状態にし
てこのシート体1の裏面側に付設した架設体2の左右両
架設端部で構成されるものであるから、布製のシート体
1で患者の体重を支えるという作業であっても突然破損
したりしてしまう心配はない。つまり、取手部2a'
が、単にC状部材の両端部をシート体の左右両端縁に付
設するだけの構造であった場合、仮にC状部材の両端部
のうち一方の付設箇所が突然破けたりなどして破損する
と、シート体1上の患者を落としてしまう恐れがある。
この点、本発明は、取手部2a'が、シート体1に往復
架設状態にしてこのシート体1の裏面側に付設した架設
体2に係るシート体1の左右両端から少し突出する左右
両架設端部で構成されるものであるから、仮に取手部2
a'を構成する架設体2に係るシート体1の裏面側への
付設箇所が一部破損したとしても、シート体1の巾方向
に付設される架設体2で支承することに変わりはないか
ら、シート体1上の患者を落としてしまう恐れは一切な
く作業者は安心して作業が良好に行える担架用シートと
なる。
【0039】また、本発明は、直接患者をつかんで抱き
上げるのではなく布製のシート体1を介して患者を支承
する作業となるため、患者に不快感を与えず良好に抱き
上げることができ、しかも、作業者は患者を落してしま
う危険を心配することなく安心して作業が行えることに
なるから、それだけ効率良く且つ丁寧に作業が行える担
架用シートとなる。
上げるのではなく布製のシート体1を介して患者を支承
する作業となるため、患者に不快感を与えず良好に抱き
上げることができ、しかも、作業者は患者を落してしま
う危険を心配することなく安心して作業が行えることに
なるから、それだけ効率良く且つ丁寧に作業が行える担
架用シートとなる。
【0040】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、架設体2を前
記シート体1の少なくとも前側位置1aと中間位置1b
と後側位置1cとに並設状態に架設配設したから、例え
ば三人の作業者で患者を抱き上げるようにすれば楽に作
業が行えるのは勿論、それだけ作業者は安心して作業が
行えることになるため、効率良く且つ丁寧に作業が行え
る担架用シートとなる。
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、架設体2を前
記シート体1の少なくとも前側位置1aと中間位置1b
と後側位置1cとに並設状態に架設配設したから、例え
ば三人の作業者で患者を抱き上げるようにすれば楽に作
業が行えるのは勿論、それだけ作業者は安心して作業が
行えることになるため、効率良く且つ丁寧に作業が行え
る担架用シートとなる。
【0041】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、少なくと
も前記シート体1の中間位置1bに往復架設した架設体
2の前後方向の並設巾Hを、シート体1上で支承する身
体の腰部近傍部位を包み込むことができる広い間隔を保
有させたから、シート体1上で支承される身体の腰部近
傍部位を良好に包み込みながら抱き上げることができ
る。即ち、例えば身体の腰部近傍部位を単に一本のロー
プ状のもので支承するのではなく、シート体1に帯状若
しくは紐状の架設体2を往復架設し、その上、更にこの
架設体2の前後方向の並設巾Hが広い間隔を保有するも
のであるから、シート体1上で支承される身体(腰部近
傍部位)への負担が緩和(分散)されることになり、よ
って、患者に不快感を感じさせることなく良好に抱き上
げることができる担架用シートとなる。
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、少なくと
も前記シート体1の中間位置1bに往復架設した架設体
2の前後方向の並設巾Hを、シート体1上で支承する身
体の腰部近傍部位を包み込むことができる広い間隔を保
有させたから、シート体1上で支承される身体の腰部近
傍部位を良好に包み込みながら抱き上げることができ
る。即ち、例えば身体の腰部近傍部位を単に一本のロー
プ状のもので支承するのではなく、シート体1に帯状若
しくは紐状の架設体2を往復架設し、その上、更にこの
架設体2の前後方向の並設巾Hが広い間隔を保有するも
のであるから、シート体1上で支承される身体(腰部近
傍部位)への負担が緩和(分散)されることになり、よ
って、患者に不快感を感じさせることなく良好に抱き上
げることができる担架用シートとなる。
【0042】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、前記架設
体2をループ状に形成して、このループ状の架設体2の
左右両端部を前記シート体1の左右両端から少し突出状
態にしてこの架設体2をこのシート体1の裏面に縫着す
ることで、前記シート体1の左右両端に前記取手部2
a'を設けたから、取手部2a'を設けたことで作業が良
好に行えるのは勿論、シート体1における身体を支承す
る部分、即ち、身体を支承することで特に体重がかかる
シート体1における身体を支承する部位の取手部2a'
をつかんで作業を行っても、架設体2が丈夫にシート体
1の裏面に縫着されているから、破けたりほつれたりし
にくく極めて耐久性に秀れることになる為、従来のよう
に患者を落としてしまう心配はなく効率良く且つ丁寧に
作業を行うことができる担架用シートとなる。
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、前記架設
体2をループ状に形成して、このループ状の架設体2の
左右両端部を前記シート体1の左右両端から少し突出状
態にしてこの架設体2をこのシート体1の裏面に縫着す
ることで、前記シート体1の左右両端に前記取手部2
a'を設けたから、取手部2a'を設けたことで作業が良
好に行えるのは勿論、シート体1における身体を支承す
る部分、即ち、身体を支承することで特に体重がかかる
シート体1における身体を支承する部位の取手部2a'
をつかんで作業を行っても、架設体2が丈夫にシート体
1の裏面に縫着されているから、破けたりほつれたりし
にくく極めて耐久性に秀れることになる為、従来のよう
に患者を落としてしまう心配はなく効率良く且つ丁寧に
作業を行うことができる担架用シートとなる。
【図1】本実施例を示す平面図である。
【図2】本実施例の使用状態を示す斜視図である。
1 シート体 1a 前側位置 1b 中間位置 1c 後側位置 2 架設体 2a' 取手部 H 並設巾
Claims (4)
- 【請求項1】 身体を支承できる大きさの布製シート体
の巾方向に帯状若しくは紐状の架設体を往復架設状態に
してこのシート体の裏面側に付設し、この架設体の左右
両架設端部を前記シート体の左右両端から少し突出状態
に設け、この架設体の左右の突出部を輪状若しくはC状
に形成して取手部を設けたことを特徴とする担架用シー
ト。 - 【請求項2】 前記架設体を前記シート体の少なくとも
前側位置と中間位置と後側位置とに並設状態に架設配設
したことを特徴とする請求項1記載の担架用シート。 - 【請求項3】 少なくとも前記シート体の中間位置に往
復架設した架設体の前後方向の並設巾を、シート体上で
支承する身体の腰部近傍部位を包み込むことができる広
い間隔を保有させたことを特徴とする請求項1,2いず
れか1項に記載の担架用シート。 - 【請求項4】 前記架設体をループ状に形成して、この
ループ状の架設体の左右両端部を前記シート体の左右両
端から少し突出状態にしてこの架設体をこのシート体の
裏面に縫着し、前記シート体の左右両端に前記取手部を
設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記
載の担架用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186926A JPH1128225A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 担架用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186926A JPH1128225A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 担架用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128225A true JPH1128225A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16197138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9186926A Pending JPH1128225A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 担架用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1128225A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004181102A (ja) * | 2002-12-05 | 2004-07-02 | Eight Point Star:Kk | 介助用の携帯用担架 |
JP2007037419A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Pompreece Kk | ループ把手を備えたペット用寝床 |
JP2013000080A (ja) * | 2011-06-18 | 2013-01-07 | Yuko Ogura | 動物介護用マット |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP9186926A patent/JPH1128225A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004181102A (ja) * | 2002-12-05 | 2004-07-02 | Eight Point Star:Kk | 介助用の携帯用担架 |
JP2007037419A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Pompreece Kk | ループ把手を備えたペット用寝床 |
JP2013000080A (ja) * | 2011-06-18 | 2013-01-07 | Yuko Ogura | 動物介護用マット |
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