JPH0852190A - 組立式介助用浴槽 - Google Patents

組立式介助用浴槽

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JPH0852190A
JPH0852190A JP20907594A JP20907594A JPH0852190A JP H0852190 A JPH0852190 A JP H0852190A JP 20907594 A JP20907594 A JP 20907594A JP 20907594 A JP20907594 A JP 20907594A JP H0852190 A JPH0852190 A JP H0852190A
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bathtub
rectangular frame
tank
frame
rod
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JP20907594A
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Tadayoshi Tai
忠誼 田井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝たきりの高齢者等が寝たままの姿勢でも入
浴できる、構造が簡単で、組立・分解が容易な組立式介
助用浴槽、および、容易に移動ができる組立式介助用浴
槽を提供する。 【構成】 上部横杆と上部縦杆とがL字形3方向ジョイ
ント部材で連結された上部矩形状フレーム(5)と、下
部横杆と下部縦杆とがL字形3方向ジョイント部材で連
結された下部矩形状フレーム(6)と、一端が前記上部
矩形状フレームのL字形3方向ジョイント部材に連結さ
れ中間が前記下部矩形状フレームのL字形3方向ジョイ
ント部材を貫通しこれに連結されさらに下方に延長され
た支柱杆(7)とからなる浴槽フレーム(2)と、柔軟
なシート部材からなる槽を有し、該柔軟なシート部材か
らなる槽(3)が、浴槽フレームの上部矩形状フレーム
と下部矩形状フレームの間に組み込まれ、槽底部下方に
空間が形成され、支柱杆の下端に走行手段を設けてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組立式介助用浴槽に
関するものである。さらに詳しくは、この発明は、寝た
きりの高齢者や寝たきりの病人等を入浴させるのに適し
た組立式介助用浴槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの高齢者、または、長期に亘り
寝たきりの傷病者、あるいは、寝たきりの身体障害者等
(以下、「寝たきりの高齢者等」という)の入浴は、身
体の清潔を保つため、また、床ずれの防止、治療にとっ
て必要なことであり、主に以下のようにして行われてい
る。
【0003】(1) ベッドの上に吊り上げ装置を載置
し、寝たきりの高齢者等を吊り上げた後、ベッド上にビ
ニール製の専用浴槽を組み立て入浴させる。 (2) 担架式の専用浴槽をベッドの近くまで運搬、設
置し、、介護者が寝たきりの高齢者等を抱きかかえベ
ッドから移し入浴させる。、病院等の天井等に設けら
れたレールを走行するクレーンに、寝たきりの高齢者等
を吊るし、ベッドから浴槽に移し入浴させる。、電動
式リフトを用いて、スリングシート等で寝たきりの高齢
者等をベッドから吊り上げ、専用浴槽に移し入浴させ
る。 (3) 前記(2)、、に記載した手段を利用し浴
室まで寝たきりの高齢者等を運んで入浴させる。 (1)の場合、ベッドの上での専用浴槽の組立、分解は
容易ではない。また、ベッドの上では、専用浴槽、吊り
上げ装置が不安定で、場合によっては危険である。
(2)の場合において、では、女性や高齢の介護者で
は、寝たきりの高齢者等をベッドから抱き上げ専用浴槽
に移動させることは容易なことではなく、他の人の協力
を得なければならない。では、クレーン、レール設備
が必要で、一般家庭でこのような設備を備えることは困
難である。では、電動式であるため、湿気、水濡れに
より漏電の恐れがあり、電動式とするため高価となる。
また、リフトの脚が専用浴槽の下に入らないことから、
スリングシート等から寝たきりの高齢者等を抱き下ろし
て専用浴槽で入浴させなければならない。(3)の場合
も上記(2)の、と同様な問題がある。
【0004】こういったことから、この出願の発明者
は、安価で、漏電の恐れのない走行式可動リフトと、こ
の走行式可動リフトを用い寝たきりの高齢者等をベッド
から吊り上げ、床ずれを防止したり、シーツを取り替え
たり、入浴等を行うためのストレッチャー形介助用スリ
ングユニットを発明している。図11に走行式可動リフ
ト(A)を、図12にストレッチャー形介助用スリング
ユニット(B)を示す。図11に示されるように、走行
式可動リフト(A)は、下面にキャスターが設けられた
ベースフレーム(61)と、ベースフレーム上面に立設
された支柱(62)と、先端部に吊り部材係止手段を有
し、後端部が連結ロッドと連結され、中間部が前記支柱
の上端部に揺動可能に枢支されたアーム(63)と、ベ
ースフレーム上面にヒンジ手段によって傾動自在に設置
された油圧ジャッキ(64)と、先端部が油圧ジャッキ
のラムと連結され、後端部が連結ロッドと連結され、中
間部が前記支柱に枢支された作動リンク(65)と、作
動リンクとアームとを連結する連結ロッド(66)と、
を具備し、油圧ジャッキ(64)のラムの伸長用操作レ
バー(67)を操作することにより、油圧ジャッキのラ
ムの伸縮を利用して、リンク機構によりアーム(63)
を揺動させて被吊上体の上昇を可能とし、油圧ジャッキ
(64)のリリーズバルブ(68)を開くことでアーム
(63)を下降させるようにしたものである。そして、
図12に示されるようにアーム(63)の先端の吊り部
材係止手段として係止ピン(63a)挿通孔を有するス
リング用ブラケット(63b)がアーム(63)に固定
されており、四手(69)が吊り金具(70)と係止ピ
ン(63a)によってアーム(63)に係止されるよう
になっている。そして、四手(69)のフック部(69
a)にはストレッチャー形介助用スリングユニット
(B)のループ部(72b)が係止されるようになって
いるものである。
【0005】また、図12に示されるように、ストレッ
チャー形介助用スリングユニット(B)は、縦杆(71
a)と両端に半円弧状の縦杆挟着部材を有する横杆(7
1b)とからなる組立式矩形状フレーム(71)、一端
に縦杆を挿通する挿通部(72a)を他端にループ部
(72b)を有する組立式矩形状フレーム吊り下げ用の
スリングベルト(72)、スリングベルトの挿通部(7
2a)用の切り込みが設けられた縦杆連通部(73a)
を有する端布(73)をメッシュ状の本体布(74)の
長手方向両側に沿って接合した張り布(75)とから構
成されており、組立・分解が容易に行えるものである。
【0006】従って、張り布(75)をベッド上の寝た
きりの高齢者等の身体の下に入れ、縦杆(71a)を張
り布の縦杆連通部(73a)に挿通するとともにスリン
グベルトの挿通部(72a)にも挿通し、横杆のジョイ
ントの半円弧状挟着部材(76)の弾性によって縦杆
(71a)を挟着し一体化させ、頭部側の横杆(71
b)に装着された空気枕等の流体嚢体、または、スポン
ジ等からなるパッドの上に寝たきりの高齢者等の頭を載
せ、スリングベルトのループ部(72b)を走行式可動
リフト(A)のアーム(63)に設けられた四手のフッ
ク部(69a)に掛け、走行式可動リフト(A)によっ
て、寝たきりの高齢者等をベッド等から吊り上げたりす
ることができるものである。
【0007】走行式可動リフト(A)は油圧ジャッキを
用いることから漏電の恐れがなく安全であるが、従来の
専用浴槽には走行式可動リフト(A)の脚(61a)を
入れる充分なスペースがないため、介護者等が自身の力
で寝たきりの高齢者等を走行式可動リフト(A)に吊り
上げたストレッチャー形介助用スリングユニット(B)
から専用浴槽まで移さなければならなかったりし、走行
式可動リフト(A)およびストレッチャー形介助用スリ
ングユニット(B)を有効に利用することができなかっ
た。また、入浴後、寝たきりの高齢者等を走行式可動リ
フト(A)に吊り上げるのにも介護者等に負担がかか
る。さらに、専用浴槽は高さが低いことから寝たきりの
高齢者等を入浴させるのに介護者等が腰を屈めたりしな
ければならず、介護者等にとって負担が大きかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな事情に鑑み創案されたものであり、寝たきりの高齢
者等が寝たままの姿勢でも入浴できる、構造が簡単で、
組立・分解が容易な組立式介助用浴槽を提供することを
目的としている。また、容易に移動ができる組立式介助
用浴槽をも提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、(i)この発明の組立式介助用浴槽は、上部横杆と
上部縦杆とがL字形3方向ジョイント部材で連結された
上部矩形状フレームと、下部横杆と下部縦杆とがL字形
3方向ジョイント部材で連結された下部矩形状フレーム
と、一端が前記上部矩形状フレームのL字形3方向ジョ
イント部材に連結され中間が前記下部矩形状フレームの
L字形3方向ジョイント部材を貫通しこれに連結されさ
らに下方に延長された支柱杆とからなる浴槽フレーム
と、柔軟なシート部材からなる槽を有し、該柔軟なシー
ト部材からなる槽が、浴槽フレームの上部矩形状フレー
ムと下部矩形状フレームの間に組み込まれ、槽底部下方
に空間が形成されてなることを特徴とする。そして、
(ii)柔軟なシート部材からなる槽の開口縁に沿って
設けられた上部横杆挿通部および上部縦杆挿通部に浴槽
フレームの上部矩形状フレームの横杆および縦杆が挿通
されるとともに、下部矩形状フレームに槽支持部材が掛
け渡されていてもよい。また、(iii)周縁に沿って
所定間隔にはと目が設けられた一枚の槽用シート部材の
4隅の角をなす2辺を揃え外側へ三角形に折り重ねて箱
形の槽を形成し、該三角形を浴槽フレームの支柱杆の外
側から回して二つの向かい合う前記三角形の斜辺の片面
に設けられたそれぞれの貼着片のはと目にロープを通し
て緊縛し、槽用シート部材周縁に沿ったはと目に締め付
け手段を通して浴槽フレームの上部矩形状フレームに槽
の周縁を固定するとともに、槽の底部が下部矩形状フレ
ームに掛け渡された支持板からなる槽支持部材によって
支持されていてもよい。また、(iv)周縁に沿って所
定間隔にはと目が設けられた一枚の槽用シート部材に、
周縁に沿って所定間隔にはと目が設けられた底用シート
部材が貼合され、前記槽用シート部材の4隅の角をなす
2辺を揃え外側へ三角形に折り重ねて箱形の槽を形成
し、該三角形を浴槽フレームの支柱杆の外側から回して
二つの向かい合う前記三角形の斜辺の片面に設けられた
それぞれの貼着片のはと目にロープを通して緊縛し、槽
用シート部材周縁に沿ったはと目に締め付け手段を通し
て浴槽フレームの上部矩形状フレームに槽の周縁を固定
するとともに、底用シート部材周縁に沿ったはと目に締
め付け手段を通して浴槽フレームの下部矩形状フレーム
に槽の底部周縁を固定していてもよい。また、(v)締
め付け手段がロープおよび/または締め付けベルトであ
ることが好ましい。また、(vi)槽の内側に背受けシ
ートが設けられていてもよい。そして、(vii)支柱
杆下端に走行手段が設けられていることが好ましい。
【0010】
【作用】前記(i)によれば、縦杆、横杆、支柱杆をジ
ョイント部材で連結し、浴槽フレームを形成し、浴槽フ
レームの上、下部矩形状フレームの間に柔軟なシート部
材からなる槽を組み込むことで介助用浴槽を組み立てる
ことができる。また、槽支持部材下方に空間が形成され
ていることから、例えば、図11に示されるような走行
式可動リフトの脚を挿入することができる。また、(i
i)によれば、柔軟なシート部材からなる槽の縦、横杆
挿通部に、縦、横杆を挿通し、ジョイント部材と連結・
固定し、下部矩形状フレームに槽支持部材を掛け渡し槽
を支持して介助用浴槽を組み立てることができる。ま
た、(iii)によれば、一枚の槽用シート部材を折っ
て槽を形成すれば、熟練を要することなく浴槽の組み立
てが可能となるとともに材料のロスが少ない。また、
(iv)によれば、槽支持部材を必要としないので低コ
ストとなる。また、(v)によれば、締め付けを容易に
行うことができる。また、(vi)によれば、上体を斜
めにして入浴させることができる。そして、(vii)
によれば、浴槽フレームがキャスター等の走行手段によ
って走行可能に構成されているから、移動が容易であ
り、さらに、組立式介助用浴槽に湯水を入れてから必要
な場所に移動することも可能である。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明する。もちろんこの発明は以下の例によっ
て限定されるものではない。 (実施例1)図1に、この発明の組立式介助用浴槽の一
実施例を示す。図1に示されるように、組立式介助用浴
槽(1)は、浴槽フレーム(2)と、シート部材からな
る槽(3)と、槽支持部材(4)とから構成される。浴
槽フレーム(2)は、上部矩形状フレーム(5)、下部
矩形状フレーム(6)、支柱杆(7)とからなり、L字
形3方向ジョイント部材(8)、I字形2方向ジョイン
ト部材(9)、T字形3方向ジョイント部材(10)、
上部横杆(11)、上部縦杆(12)、下部横杆(1
3)、下部縦杆(14)、支柱杆(7)、キャスター
(15)から構成される。ジョイント部材はいずれも半
円弧状杆体受部を有する分割体からなり、分割体を合体
してねじ挿通孔にねじを挿通し、ねじ締めをすることで
杆体を締め付け連結するようにしたものである。L字形
3方向ジョイント部材(8)は、L字形2分割体からな
り、上部矩形状フレームにおいては、直交する2方向
(x、z方向)に杆体嵌挿受部を有し、これらと直交す
る方向(y方向)に杆体挿通受部を有し、杆体嵌挿受部
にはねじ挿通孔がそれぞれ設けられている。そして、下
部矩形状フレームにおいては、直交する2方向をx,y
方向として用いる。I字形2方向ジョイント部材(9)
は、I字形2分割体からなり、一方向(z方向)に杆体
嵌挿受部を有し、これと直交する方向(y方向)に杆体
挿通受部を有し、杆体嵌挿受部にはねじ挿通部がそれぞ
れ設けられている。T字形3方向ジョイント部材(1
0)は、L字形分割体2個と、一文字形分割体1個の3
分割体からなる。L字形分割体は、直交する2方向
(x、y方向)に杆体嵌挿受部を有し、これらと直交す
る方向(z方向)に杆体挿通受部を有するものである。
そして、一文字形分割体には、L字形分割体の杆体嵌挿
受部に対応する杆体嵌挿受部が一方向(y方向)にそれ
ぞれ設けられ、L字形杆体挿通受部に対応する杆体挿通
受部が直交する方向(z方向)に設けられ、杆体嵌挿受
部にはねじ挿通孔がそれぞれ設けられている。なお、杆
体はいずれも同一径を有するものであり、前記ジョイン
ト部材の半円弧状杆体受部の曲率半径もいずれも同一で
ある。また、これらジョイント部材は、分割体がねじに
よって緩く結合された状態で使用されることから、杆体
との結合は、以下、嵌挿、挿通として説明する。
【0012】上部矩形状フレーム(5)用のL字形3方
向ジョイント部材(8)には上部横杆(11)がx方向
から嵌挿されるとともに、上部縦杆(12)がy方向か
ら挿通され、支柱杆(7)がZ方向から嵌挿されてい
る。上部縦杆(12)の端部にはエンドキャップ(1
6)が装着されている。なお、上部縦杆(12)は外方
に延長されハンドルとして利用することができるように
なっていてもよい。また、I字形2方向ジョイント部材
(9)には上部縦杆(12)がy方向から挿通され、支
柱杆(7)がz方向から嵌挿されている。そして、I字
形2方向ジョイント部材(9)は上部縦杆(12)の途
中位置に適宜数(図1においては2個)設けられてい
る。下部矩形状フレーム(6)用のL字形3方向ジョイ
ント部材(8)には、下部横杆(13)がx方向から、
下部縦杆(14)がy方向から嵌挿され、支柱杆(7)
がz方向から挿通されている。そして、T字形3方向ジ
ョイント部材(10)には、I字形2方向ジョイント部
材(9)に嵌挿された支柱杆(7)がz方向から挿通さ
れ、下部縦杆(14)がy両方向から嵌挿されるととも
に、下部横杆(13)がx方向から嵌挿されている。T
字形3方向ジョイント部材(10)に挿通および嵌挿さ
れた支柱杆(7)、下部横杆(13)は、浴槽フレーム
(2)を補強するためのものであり、適宜数設置するこ
とができるものである。また、各支柱杆(7)の途中の
所定位置にL字形3方向ジョイント部材(8)、および
T字形3方向ジョイント部材(10)を連結・固定する
ことで、下方に、例えば、走行式可動リフト(図示せ
ず)等介助装置の脚が挿入される空間を形成する。そし
て、各支柱杆(7)下端には、360度自由に転向でき
るキャスター(15)が装着されており、少なくとも浴
槽フレーム(2)の一方の隅のキャスターはストッパー
が設けられたキャスターであることが好ましい。また、
ジョイント部材と杆体とはいずれもステンレス等の金属
からなり、杆体はパイプ状のものが軽量化・強度上好ま
しく、鉄等を素材とする場合は、樹脂をコーティングす
ることが好ましい。なお、ジョイント部材への杆体の嵌
挿に際しては図1(b)に示されるように、合成樹脂か
らなる爪を有するプラグ(20)を杆体の先端に装着
し、これを接着剤で固着することで杆体を補強する。前
述のような分割体からなるジョイント部材だけでなく、
他の適宜なジョイント手段、例えば、前述のジョイント
部材が分割体でなくL字、T字形等の形状をした円筒か
らなり、これに嵌挿させる円杆とにそれぞれ結合用ボル
トの挿通孔を設け、ジョイント部材に円杆を嵌挿させ、
円筒ジョイント部材と円杆のボルト挿通孔を合致させ、
これにボルトを挿通し両者を結合するようにしたもの、
または、円杆に弾性力で押し出されるクリックボール、
または、クリックピンを設け、L字、T字形等の形状を
した円筒ジョイント部材にクリックボール、または、ク
リックピン受け入れる孔を穿設し、クリックボール、ま
たは、クリックピンを孔に係合させ両者を結合するよう
にしたもの等が採用できるものであることはいうまでも
ない。
【0013】シート部材からなる槽(3)は、塩化ビニ
ル等の可撓性で防水性のある材料(ターポリン)が熱融
着等の処理により縦長の箱状に形成されたものであり、
開口縁に沿って、シート部材を折り返し熱融着等し、上
部横杆挿通部(3a)、上部縦杆挿通部(3b)が設け
られている。そして、上部横杆挿通部(3a)、上部縦
杆挿通部(3b)には、ジョイント部材が配設される位
置に切り込みが形成されている。もちろん、シート部材
からなる槽(3)に設けられた杆体の挿通部は上部縦杆
挿通部(3b)のみであってもよいものである。介助用
浴槽(1)の縦方向の長さは、寝たきりの高齢者等が寝
たまま入浴ができる程度が好ましく、シート部材からな
る槽(3)側壁には栓が設けられた排水ホース(17)
が熱融着等により取り付けられている。下部横杆(1
3)上には、前記槽用シート部材からなる槽(3)を支
持するため、下部矩形状フレーム(6)の長手方向に沿
って両端下部にストッパー(18)が設けられた支持板
(19)が掛け渡されている。支持板(19)、ストッ
パー(18)は、合成樹脂、木材等適宜の材料からなる
ものであり、該支持板(19)は、一枚毎からなるも
の、一体となった簀の子状のもの、一枚板からなるもの
等適宜の形態のものが採用できる。もちろん、支持板
(19)は下部縦杆(14)上に掛け渡されるようにな
っているものであってもよいものである。また、支持板
(19)に代え、下部縦杆(14)、(14)間に下部
横杆(13)に平行にテンションベルト等を掛け渡すよ
うにしてもよく、さらに、I字形2方向ジョイント部材
(9)を下部縦杆(14)に適宜数挿通し、下部横杆
(13)と同一長さの杆をI字形2方向ジョイント部材
(9)に嵌挿し、シート部材からなる槽(3)を支持す
るようにしてもよいものである。
【0014】実施例の組立式介助用浴槽(1)は、以下
の(a)〜(e)の順序で組み立てることができる。す
なわち、 (a) 上部横杆(11)、下部横杆(13)、下部縦
杆(14)端部にプラグ(20)を装着する。 (b) 下部横杆(13)、下部縦杆(14)を、L字
形3方向ジョイント部材(8)、T字形3方向ジョイン
ト部材(10)に嵌挿して下部矩形状フレーム(6)を
形成し、支柱杆(7)をL字形3方向ジョイント部材
(8)、T字形3方向ジョイント部材(10)に挿通
し、ねじを適当に締めて、これらジョイント部材を支柱
杆(7)の所定位置に連結・固定する。そして、支持板
(19)を下部横杆(13)上に掛け渡し、下方空間を
形成する。 (c) 支柱杆(7)にキャスター(15)を装着す
る。 (d) シート部材からなる槽(3)を支持板(19)
上に載置した後、拡開する。そして、上部横杆(1
1)、上部縦杆(12)を槽用シート部材からなる槽
(3)の上部横杆挿通部(3a)、上部縦杆挿通部(3
b)に挿通するとともに、L字形3方向ジョイント部材
(8)、I字形2方向ジョイント部材(9)に嵌挿、ま
たは、挿通し、各ジョイント部材を支柱杆(7)に取り
付ける。 (e) ねじを締めてジョイント部材と杆体とを連結・
固定し、次いで、上部縦杆(12)の両端にエンドキャ
ップ(16)を装着し、組立を終了する。
【0015】このようにして組み立てられた組立式介助
用浴槽(1)は、例えば、以下のようにして使用するこ
とができる。 (イ) 上部横杆(11)の適宜箇所を押し、キャスタ
ー(15)を転動させ、ベッドの近くまで移動させる。
この際、介助用浴槽(1)に別の場所で湯水を入れてか
らベッドの近くにまで移動させてもよい。 (ロ) 図11に示したような走行式可動リフト
(A)、および、図12に示したようなストレッチャー
形介助用スリングユニット(B)を用い寝たきりの高齢
者等をベッドから吊り上げ、走行式可動リフト(A)を
移動、回転等させて、介助用浴槽(1)の下部空間に走
行式可動リフト(A)の脚(61a)を挿入し、寝たき
りの高齢者等を介助用浴槽(1)の上に位置させる。次
いで、ストレッチャー形介助用スリングユニット(B)
ごと寝たきりの高齢者等を介助用浴槽(1)の中へ降ろ
し、入浴させる。 (ハ) 入浴が終了したら、今までと逆の操作をして、
寝たきりの高齢者等をベッドに戻す。
【0016】(実施例2)図2〜4に、この発明の組立
式介助用浴槽の他の実施例を示す。図2(a)は斜視
図、(b)は部分拡大斜視図、図3(a)は槽の展開
図、(b)はIII−III線で切断した断面図、図4
は組立途中の斜視図である。ここにおいて、実施例1と
同一の構造については同一番号を付し説明を省略する。
図2〜4に示されるように、この組立式介助用浴槽(2
1)は、一枚の槽用槽用シート部材(22)を折線
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、
(g)、(h)に沿って折り(図3(a)参照)、縦長
の箱状の槽を組み立て、該槽の開口縁に沿って設けられ
たはと目(23)にロープ(24)を通しながら、浴槽
フレーム(2)の上部矩形状フレーム(5)にロープ
(24)を巻回するとともに、槽用シート部材(22)
の4隅の折線(e)、(f)、(g)、(h)に沿って
シート裏面に設けた貼付片(25)のはと目(26)を
介し、二つの三角形の耳部(27)をロープ(28)で
引っ張り保形するようにした構造のものである。槽用シ
ート部材(22)は、その縁を表に折り返してポリエス
テル等からなる補強芯を包み込み、縫い付けまたは熱融
着されるとともに、所定間隔にはと目(23)が設けら
れている。槽用シート部材(22)の折り目箇所には、
折り目を付け易くするために補強芯が露呈するよう、槽
用シート部材(22)に切り込みを入れておくことが好
ましい(図示せず)。また、槽用シート部材(22)の
4隅の折線(e)、(f)、(g)、(h)に沿って、
はと目(26)が設けられた貼付片(25)がそれぞれ
熱融着されて槽用シート部材(22)に固定されている
とともに、槽用シート部材(22)の槽の側壁となる部
分には排水ホース(17)が熱融着等により取り付けら
れている。
【0017】従って、槽用シート部材を折れ線(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、
(h)に沿って槽形状に折り、浴槽フレームの下部矩形
状フレーム(6)に掛け渡された槽支持部材(4)上に
載置し、槽用シート部材(22)の4隅の三角形の耳部
(27)を浴槽フレーム(2)の4隅の支柱杆(7)に
外側から回し、貼付片(25)のはと目(26)にロー
プ(28)を通し引き締めて浴槽フレーム(2)に固定
する。ロープ(28)の両端は、ループ状のアイとなる
ようにし、これにS字状のフックを掛けるようにするこ
とが好ましい。また、槽の開口縁に沿ったはと目(2
3)にロープ(24)を通しながら上部矩形状フレーム
(5)にロープ(24)を巻回し、固定する。ロープ
(24)は、複数に分割して巻回するほうが取扱上好ま
しく、その両端はループ状のアイとなるようにし、はと
目(23)と上部矩形状フレーム(5)とを巻回してき
た端部のアイと他のロープのアイをS字状のフックで連
続させ、巻回を続けるようにすればよい。また、巻回し
てきた端部のアイに他のロープのアイを挿通してロープ
を連続させ、巻回を続けるようにしてもよい。そして、
巻回し始めと巻回し終わった最後のアイにS字状のフッ
クを掛けるようにすればよい。このような一枚の槽用シ
ート部材(22)を折って槽を形成し、これをロープ
(24)で浴槽フレーム(2)の上部矩形状フレーム
(5)に固定するようにすれば、熟練を要することなく
介助用浴槽(21)の組み立てが可能となるとともに材
料のロスが少ない。この組立式介助用浴槽の組立順、使
用方法の説明は省略する。また、以下の実施例において
も、組立式介助用浴槽の組立順、使用方法の説明は省略
する。
【0018】(実施例3)図5〜7に、この発明の組立
式介助用浴槽のさらに他の実施例を示す。図5(a)は
斜視図、(b)は部分拡大斜視図、図6(a)は槽の展
開図、(b)はVI−VI線で切断した断面図、図7は
組立途中の斜視図である。ここにおいても、実施例1お
よび実施例2と同一の構造については同一番号を付し説
明を省略する。図5〜7に示されるように、この組立式
介助用浴槽(31)は、実施例2における槽支持部材
(4)を省略し、槽用シート部材(32)の底部裏面に
別の底用シート部材(33)を熱融着させて槽の底部を
2重にしたものである。底用シート部材(33)の周縁
にはと目(34)が所定間隔に設けられている。この底
用シート部材(33)も槽用シート部材(32)と同様
にその縁を折り返してポリエステル等からなる補強芯を
包み込み、縫い付けまたは熱融着することが好ましい。
従って、図5に示されるように、底用シート部材(3
3)のはと目(34)にロープ(35)を通しながら、
浴槽フレームの下部矩形状フレーム(6)にロープ(3
5)を巻回して固定する。このような構造の槽によれ
ば、槽支持部材(4)を必要とすることがなく低コスト
となる。
【0019】(実施例4)図8〜10に、この発明の組
立式介助用浴槽のさらに他の実施例を示す。図8(a)
は斜視図、(b)は部分拡大斜視図、図9(a)は槽の
展開図、(b)はIX−IX線で切断した断面図、図1
0は組立途中の斜視図である。ここにおいても、実施例
1〜実施例3と共通の構造については同一番号を付し説
明を省略する。図8〜10に示されるように、この組立
式介助用浴槽(41)は、実施例3におけるのと同様な
槽の内側に背受けシート(42)を設けるとともに、浴
槽フレーム(2)との固定を、ロープに換え締め付けベ
ルト(43)を用いたものである。該締め付けベルト
(43)は、槽用シート部材(44)のはと目(45)
に通して浴槽フレームに固定できるものならどの様なも
のでも使用可能であるが、例えば、図10に示されるよ
うな、ベルトの片面にノコギリ刃状の段部が並列され端
部の孔内に該ノコギリ刃状の段部と係着するノコギリ刃
状爪が設けられた市販のもの(商品名;インシュロック
タイ:タイトン株式会社製)等を利用することができ
る。背受けシート(42)は切り込まれてE字形をして
おり(図10の2点鎖線参照)、両側のシート片(42
a)、(42a)の先端は折り返して補強芯を入れ、締
め付けベルト挿通用のはと目(46)が設けられ、中央
のシート片は折り返し先端を背受けシート(42)本体
と熱融着して筒(42b)にし、頭部受けを構成し、筒
内に空気枕等が挿入できるようになっている。筒(42
b)の両端とシート片(42a)には補強テープが掛け
渡され、頭部を支えることができるようになっている。
そして、該背受けシート(42)の端部は槽用シート部
材(44)に熱融着して固定されるものである。従っ
て、図8に示されるように、底用シート部材(47)の
はと目(48)に締め付けベルト(43)を通し、浴槽
フレーム(2)の下部矩形状フレーム(6)に締め付け
ベルト(43)を固定する。また、槽の開口縁に沿った
はと目(45)にも締め付けベルト(43)を通し、浴
槽フレーム(2)の上部矩形状フレーム(5)に締め付
けベルト(43)を固定する。その際、背受けシート
(42)のシート片(42a)に設けられたはと目(4
6)に締め付けベルト(43)を通し上部横杆(11)
と固定する。
【0020】この締め付けベルト(43)を用いると槽
を浴槽フレーム(2)に容易に固定することができる。
また、背受けシート(42)によって、寝たきりの高齢
者等の身体を斜めにして入浴させることができるので、
安全、快適であり、その状態で洗髪等をすることができ
る。なお、背受けシート(42)の両端と槽(41)と
の間には間隔が設けられており、図12に示すストレッ
チャー形介助用スリングユニット(B)の横杆(71
b)を外した状態での縦杆(71a)を受け入れること
ができるようになっていることが好ましい。また、この
ようにすれば、水抜き、背受けシート裏側の洗浄が容易
となる。背受けシート裏側の洗浄をより容易、かつ、確
実とするには背受けシート(42)のはと目(46)と
上部矩形状フレームの上部横杆(11)と固定する締め
付けベルト(43)を取り外し容易なものとしておき、
洗浄時、背受けシート(42)のシート片(42a)を
上部横杆(11)から取り外せばよい。そして、このよ
うな締め付けベルト(43)によれば、それぞれで締め
付けることができ、ロープを通し締め付けるといった手
間を省くことができる。従って、実施例2においてもロ
ープによって槽と浴槽フレームを緊縛固定する構造に代
え、締め付けベルトによって締め付け固定するようにし
てもよい。また、ロープと締め付けベルトを併用するこ
ともできることは云うまでもない。
【0021】なお、実施例4のような背受けシートは、
他の実施例1〜3にも設けることができるものである。
ただし、実施例1の場合には、背受けシートのシート片
を槽の横杆挿通部に熱融着させるか、または、槽の横杆
挿通部にはと目を設けておく等の構造とすることが必要
である。そして、実施例2〜4における槽用シート部材
は、実施例1のシート部材と同様塩化ビニル等の可撓性
で防水性のある材料(ターポリン)を用いるものであ
る。また、この発明で用いている用語「はと目」は、金
属製のものに限らず、シート部材と同一材料のものでド
ーナッツ状としたものを接着または熱融着することによ
り孔の周囲を補強したものを意味する。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上詳しく説明したように
構成されているので、以下に記載されるような効果を奏
する。 (イ)縦杆、横杆、支柱杆をジョイント部材で連結して
浴槽フレームを形成し、浴槽フレームの上、下部矩形状
フレームの間に柔軟なシート部材からなる槽を組み込む
ことで介助用浴槽を組み立てることができる。また、槽
支持部材下方に空間が形成されていることから、例え
ば、図11に示されるような走行式可動リフト(A)の
脚を挿入することができるので、図12に示すようなス
トレッチャー形介助用スリングユニット(B)に寝たま
まの高齢者等をベッドから吊り上げ、この組立式介助用
浴槽に、寝たままの状態で入浴させることができる。ま
た、(ロ)柔軟なシート部材からなる槽の縦、横杆挿通
部に、縦、横杆を挿通し、ジョイント部材と連結・固定
し、下部矩形状フレームに槽支持部材を掛け渡し該槽を
支持して介助用浴槽を熟練を要することなく組み立てる
ことができる。また、(ハ)一枚の槽用シート部材を折
って槽を形成すれば、容易に介助用浴槽の組み立てが可
能となるとともに材料のロスが少ない。また、(ニ)浴
槽フレームの下部矩形状フレームも締め付け手段により
槽を固定するようにすれば、槽支持部材が不用となり低
コストとなる。また、(ホ)ロープおよび/または締め
付けベルトにより、簡便かつ堅固、確実に槽を浴槽フレ
ームに固定することができるようになる。また、(ヘ)
寝たきりの高齢者等を背受けシートによって、上体を斜
めにして入浴させることができるので、安全、快適であ
り、その状態で洗髪等をすることができる。また、
(ト)浴槽フレームがキャスター等の走行手段によって
走行可能にすると、移動が容易であり、さらに、介助用
浴槽に湯水を入れたままで移動させ、寝たきりの高齢者
等を部屋等で入浴させることができる。また、(チ)構
造が簡単で、製造コストが低く、分解後、保管場所をと
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の組立式介助用浴槽の一実施例を示す
斜視図で、(a)は全体、(b)は一部分解拡大斜視図
である。
【図2】この発明の組立式介助用浴槽の別の実施例を示
す斜視図であり、(a)は全体、(b)は部分拡大斜視
図である。
【図3】図2に示す組立式介助用浴槽の(a)は一枚の
槽用シートからなる槽の展開図、(b)はIII−II
I線で切断した断面図である。
【図4】図3のシートの組立途中の斜視図である。
【図5】この発明の組立式介助用浴槽の他の実施例を示
す斜視図であり、(a)は全体、(b)は部分拡大斜視
図である。
【図6】図5に示す組立式介助用浴槽の(a)は一枚の
槽用シートからなる槽の展開図、(b)はVI−VI線
で切断した断面図である。
【図7】図6のシートの組立途中の斜視図である。
【図8】この発明の組立式介助用浴槽のさらに他の実施
例を示す斜視図であり、(a)は全体、(b)は部分拡
大斜視図である。
【図9】図8に示す組立式介助用浴槽の(a)は一枚の
槽用シートからなる槽の展開図、(b)はIX−IX線
で切断した断面図である。
【図10】図9のシートの組立途中の斜視図である。
【図11】油圧ジャッキを利用した走行式可動リフトを
示す斜視図である。
【図12】スリングユニットを示す斜視図であり、
(a)は全体、(b)は部分拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
1 組立式介助用浴槽 2 浴槽フレーム 3 槽 4 浴槽支持部材 5 上部矩形状フレーム 6 下部矩形状フレーム 7 支柱杆

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部横杆と上部縦杆とがL字形3方向ジ
    ョイント部材で連結された上部矩形状フレームと、下部
    横杆と下部縦杆とがL字形3方向ジョイント部材で連結
    された下部矩形状フレームと、一端が前記上部矩形状フ
    レームのL字形3方向ジョイント部材に連結され中間が
    前記下部矩形状フレームのL字形3方向ジョイント部材
    を貫通しこれに連結されさらに下方に延長された支柱杆
    とからなる浴槽フレームと、 柔軟なシート部材からなる槽を有し、 該柔軟なシート部材からなる槽が、浴槽フレームの上部
    矩形状フレームと下部矩形状フレームの間に組み込ま
    れ、槽底部下方に空間が形成されてなることを特徴とす
    る組立式介助用浴槽。
  2. 【請求項2】 柔軟なシート部材からなる槽の開口縁に
    沿って設けられた上部横杆挿通部および上部縦杆挿通部
    に浴槽フレームの上部矩形状フレームの横杆および縦杆
    が挿通されるとともに、下部矩形状フレームに槽支持部
    材が掛け渡されてなることを特徴とする請求項1記載の
    組立式介助用浴槽。
  3. 【請求項3】 周縁に沿って所定間隔にはと目が設けら
    れた一枚の槽用シート部材の4隅の角をなす2辺を揃え
    外側へ三角形に折り重ねて箱形の槽を形成し、該三角形
    を浴槽フレームの支柱杆の外側から回して二つの向かい
    合う前記三角形の斜辺の片面に設けられたそれぞれの貼
    着片のはと目にロープを通して緊縛し、槽用シート部材
    周縁に沿ったはと目に締め付け手段を通して浴槽フレー
    ムの上部矩形状フレームに槽の周縁を固定するととも
    に、槽の底部が下部矩形状フレームに掛け渡された支持
    板からなる槽支持部材によって支持されてなることを特
    徴とする請求項1記載の組立式介助用浴槽。
  4. 【請求項4】 周縁に沿って所定間隔にはと目が設けら
    れた一枚の槽用シート部材に、周縁に沿って所定間隔に
    はと目が設けられた底用シート部材が貼合され、前記槽
    用シート部材の4隅の角をなす2辺を揃え外側へ三角形
    に折り重ねて箱形の槽を形成し、該三角形を浴槽フレー
    ムの支柱杆の外側から回して二つの向かい合う前記三角
    形の斜辺の片面に設けられたそれぞれの貼着片のはと目
    にロープを通して緊縛し、槽用シート部材周縁に沿った
    はと目に締め付け手段を通して浴槽フレームの上部矩形
    状フレームに槽の周縁を固定するとともに、底用シート
    部材周縁に沿ったはと目に締め付け手段を通して浴槽フ
    レームの下部矩形状フレームに槽の底部周縁を固定して
    なることを特徴とする請求項1記載の組立式介助用浴
    槽。
  5. 【請求項5】 締め付け手段がロープおよび/または締
    め付けベルトであることを特徴とする請求項3または4
    記載の組立式介助用浴槽。
  6. 【請求項6】 槽の内側に背受けシートが設けられてな
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
    の組立式介助用浴槽。
  7. 【請求項7】 支柱杆下端に走行手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記
    載の組立式介助用浴槽。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001333953A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Fuji Iryoki:Kk 携帯用マッサージ機のカバー取着構造
JP2007269341A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Nanwa:Kk 簡易浴槽用シート及びそのシートを用いた簡易浴槽
JP2008079637A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Nanwa:Kk 簡易浴槽用組立式筐体
JP2008079636A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Nanwa:Kk 簡易浴槽用組立式筐体

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JP2008079637A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Nanwa:Kk 簡易浴槽用組立式筐体
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